JP2006505238A - Canバストランシーバのための耐過電圧保護回路 - Google Patents

Canバストランシーバのための耐過電圧保護回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006505238A
JP2006505238A JP2004549054A JP2004549054A JP2006505238A JP 2006505238 A JP2006505238 A JP 2006505238A JP 2004549054 A JP2004549054 A JP 2004549054A JP 2004549054 A JP2004549054 A JP 2004549054A JP 2006505238 A JP2006505238 A JP 2006505238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transceiver
power supply
bus
voltage
protection circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004549054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4142650B2 (ja
Inventor
シュテファン ボルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2006505238A publication Critical patent/JP2006505238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142650B2 publication Critical patent/JP4142650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/08Modifications for reducing interference; Modifications for reducing effects due to line faults ; Receiver end arrangements for detecting or overcoming line faults
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5462Systems for power line communications
    • H04B2203/547Systems for power line communications via DC power distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0272Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

本発明は、電圧的に第1の搭載電源網用に設計されたCANバストランシーバのための保護回路に関しており、前記トランシーバは、第1の搭載電源網よりも数倍高い搭載電源電圧を有する第2の搭載電源網で作動され、トランシーババス端子の間に2つのダイオードを有しており、それらのカソードは相互に接続され所定の電位におかれており、前記トランシーバの各バス端子とそれに対応するバス線路の間にリミッタ抵抗が設けられており、さらにバス線路上で所要の電圧レベルを維持するために2つのカレントミラー回路が設けられている。

Description

本発明は、請求項1の上位概念による、電圧的に第1の搭載電源網用に設計されたCANバストランシーバの過電圧に対する保護のための保護回路であって、前記トランシーバは、第1の搭載電源網よりも数倍高い搭載電源電圧を有する第2の搭載電源網で単独で作動されるか、若しくは第1の搭載電源網と第2の搭載電源網を備えた2つの電圧の搭載電源網で作動される形式の保護回路に関している。
14V+42Vかないしは42Vのみの電圧を備えた自動車の搭載電源網の導入は、昨今話題となって極最近では実現されつつある。14V搭載電源網で用いられる電子回路を42Vの搭載電源も腕使用する際の最も大きな障害は、これらの電子回路に欠けている42Vレベルでの短絡に対する耐性である。
これまでの14V搭載電源網(Vbat1=12V)においては、短絡に対する耐性は、連続的には14〜18V、そして一時的には32〜36Vに対する耐性で十分であったが、42Vの搭載電源網(Vbat2=36V)になってくると、短絡に対して連続的には58V、そして一時的には70Vまでの耐性が必要とされる。
既存のASICはその電圧耐性が14Vに対して最適化されているので、42V搭載電源網でのその直接の仕様は多くの場合不可能である。このことは基本的に別の電圧耐性を有する半導体技術の導入によってしか達成できないことを意味する。
そのような技術の入替えは、通常はそのつどのASICの新たなデザインの導入に相応し、それには著しいコストの増加と数年に及ぶ開発期間が伴うものとなる。
42V搭載電源網に対して適した電子回路を備えた先駆け的大量製産モデルを試みるためには、代替的なアプローチが必要である。特にドライバ出力の少ない入出力機能に対しては、短絡の際に42V搭載電源電圧からの分離を行う保護回路が考えられる。しかしながらそれが別個に構成されるならば、本来の機能モジュールと共に42Vに耐え得る構成モジュールとなる。
大規模な研究から明らかとなったのは、42Vに耐え得る通信インターフェースの差し迫った必要性である。このことは特にCANバストランシーバに当てはまる。なぜならCANは、昨今の自動車業界においては標準化が進み、ほとんどのエンジン制御部や変速機制御部に使用されつつある。
別個の回路デザイン構想の成功は、後の統合化にとっても先駆けとなり得る。
ドイツ連邦共和国特許出願DE 197 33 250 A1 明細書からは、デジタル制御された通信ネットワークにおける4線式インターフェイスにおける端末装置への給電と有効信号の入出力結合のためのネットワーク端末ユニットに対する回路装置が公知である。ここでの給電回路の保護は、短時間の過電流に対しては電流制限によってなされ、継続的な過電流に対しては、時間制御された給電遮断スイッチによってなされている。さらに前記回路装置は線路上の必要な送信レベルを達成するためにアクティブラインドライバを有している。
またドイツ連邦共和国特許出願 DE 43 27 035 A1 明細書には、2線式バスシステム上の双方向のデータ伝送のための装置が開示されており、この装置は、複数の線路障害の際に単線動作モードで機能し、その際の電力ロスが高い作動電圧に対する短絡の際にも回避されている。
本発明の課題は、CANバストランシーバに適した技術的にも簡単に実現できる集積化の可能な保護回路であって、14Vの搭載電源用に設計されたトランシーバを42Vの搭載電源網でも利用することのできる保護回路を提供することである。
この課題は請求項1の特徴部分に記載されている本発明による保護回路によって解決される。
本発明の有利な構成例は従属請求項に記載されている。
本発明は、CANバスの2つの線路の各々に短絡電流の制限のための電流リミッタ抵抗を敷設することと、それによってトランスミッタのドライバ出力を特殊なEMCアスペクト(同相信号)の考慮のもとで付加的回路によって回復することの技術的教示を含んでいる。この場合この付加的回路は42Vでの短絡の際には遮断される(セルフプロテクション)。
以下では本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。この場合、
図1はトランシーバを備えた公知CANバスの全体的なブロック回路図を示した図であり、
図2は、CANバストランシーバの基本回路図を示した図であり、
図3aは、CANバス線路上の理想的な信号を表した図であり、
図3bは、CANバス線路上の実際の信号を表した図であり、
図4は、本発明による保護回路のブロック回路図を示した図である。
図1には、通常のツイストペア線路として構成された第1のバス線路(HI)と第2のバス線路(LO)を有する14V搭載電源網の差動形データ伝送のための公知のCANバスのブロック回路全体図が示されている。HI線路は図1中では太線で示されている。CANバス線路の一方の端部には、トランシーバTCが存在しており、これは制御機器(μコンピュータ、コントローラなど)と通信する。CANバス線路の他方の端部には、CANバス線路を介して起動すべき機器が接続されている。これらの機器自体は、図示されていないトランシーバを介してCANバスに接続されている。さらなる機器G(及びトランシーバ)は、CANバスのどのポイントにも接続が可能である。さらなる機器Gの各トランシーバは、42V搭載電源網における短絡に対する本発明による保護回路が必要である。
高速タイプのトランシーバTCとしては、例えばフィリップス社のPCA82C250が用いられてもよい。このデータは、2000年1月13日付のデータシート“Philips semiconductors PCA82C250 CAN controller interface, Product specification”に記載されている。
線路インピーダンスは、例えばCANバスがそれぞれの側で、線路HIとLOの間に直列に接続されている2つの抵抗R(各60Ω)と、それらの間に設けられアースされたコンデンサC(100nF)によって終端するならば120Ωとなる。そのようにアースに対して得られた低抵抗のインピーダンスは、同相信号抑圧の助けとなる(EMC)。
図2には、CANバストランシーバTCの基本回路図が示されている。このトランシーバはトランスミッタTM(送信モジュール)とレシーバRC(受信モジュール)からなっている。この場合はさらに直流電圧動作点設定のための高抵抗の抵抗ネットワークが集積されていてもよい。
この抵抗ネットワークは、例えばトランシーバTCの供給電圧のプラス極VccとCANバスのLO線路の間に接続されている抵抗RT1と、HI線路とLO線路の間に接続されている抵抗RT2と、HI線路と基準電位GNDの間に接続されている抵抗RT3からなっている。これは、2.5Vの直流電圧レベルの生成を可能にする回路である。RT1及びRT3はこの場合同じ高抵抗な値(例えば各々100kΩ)を有している。それに対してRT2は低抵抗である(例えば5kΩ)。これらの配置構成により、HI線路における電圧はLO線路におけるよりもわずかに低い。このことは十分に望ましいことである。トランシーバー端子TCHI及びTCLOにおいて測定可能な差動入力インピーダンスは、この回路構成の場合約5kΩとなる。
トランシーバTCの実施可能な回路図は、図1の既に前述したフィリップス社のPCA82C250型CANコントローラインターフェースのデータシートのブロック回路図からもみてとれる。
バス線路HI及びLO上では、図3aに示されているように2つのレベル状態が生成可能である。:
a)2つの線路はV(HI)=V(LO)=+2.5Vの直流電圧電位におかれる。この状態は、制御信号stの“劣性”なLレベルに相応している。
b)HI線路はV(HI)=3.5V(2.5V+1V)の直流電圧電位におかれ、LO線路はV(LO)=1.5V(2.5V−1V)の直流電圧電位におかれる。この状態は、制御信号stの“優勢”なHレベルに相応している。
それによって2つの線路の総和電圧V(HI)+V(LO)=5Vはあらゆる時点において一定となる。このことは高周波な障害的電磁放射の発生を最小化する(EMC)。
公知のトランシーバ実施例では付加的な電位(+−1v)のオンオフは、同じ時点で正確に行われるわけではないので、スイッチング過程においてはいわゆる“スパイク”と称される電圧ピークが総和信号内で現われる。これは不所望な高周波の障害的電磁放射を引き起こす(図3b参照)。それに対しては、トランシーバTCとCANバスの線路HI,LOの間にCANバスチョークDRを挿入することで対処がなされる(図4参照)。
このチョークDRは、2つの線路間の信号経過の差を補償するトランスフォーマの役割を果たす。そのため信号の形態が理想に近づく。このことは“スパイク”を最小化し、EMCノイズを低減する。
トランスミッタTMは、アース電位(0V)や負の電圧(アース電圧シフト、負に移行する電圧)への短絡に対してもバッテリ電圧Vbat1(連続的な14〜18V並びに一時的な32〜36V)への短絡に対しても保護されている。しかしながら42Vへの短絡の際には、当該手段は効果がない。なぜならトランジスタと保護ダイオードの降伏電圧をはるかに上回っているからである。このようなケースでは過度な電流通流と、ASICの破壊的な過熱が生じる。
レシーバRCに対してもトランスミッタと同じような保護手段が有効である。
42V搭載電源網(連続的な58Vの電圧と70Vまでの一時的な電圧)における短絡の際の破壊的な作用は、高い電圧値とその結果としての電流によってもたらされる。保護回路はトランシーバの完全な機能を損なわせるべきではないが、しかしながら別の側では、有害な電圧レベルをトランシーバ端子から確実に遠ざけるべきである。
図4には本発明による回路が示されており、この回路を用いることによって、14V搭載電源網Vbat1に対して設計され、2つの電源網Vbat1+Vbat2において作動するトランシーバTCが42V搭載電源網(連続的には60Vまで及び一時的には70Vまで)における短絡に対しても十分確実に保護される。このことは、トランシーバ端子TCHI、TCLOにおける電圧をバッテリ電圧Vbat1(+14V)に固定し、並びにバス線路に挿入されたリミッタ抵抗を介してエラー電流の制限によって達成される。この制限は、トランシーバTCのレシーバ機能が損なわれないように選定されるべきである(例えばそれぞれ1kΩ/1W)。
ここではこのリミッタ抵抗によってトランスミッタがCANバスから減結合されるので、バス線路上で2.5Vの直流電圧レベルの維持を保証する付加的な回路が作動に必要となる。しかしながらこの回路自体は、42V搭載電源網(60/70V)における短絡に対して保護されていなければならない。
図4中ではCANバスは図1のように表されている。CANバスの一方の端部には、トランシーバTC(ここではそのトランスミッタTMのみが示されている)が存在しており、CANバス線路HI,LOは波線で表示され、それらはここでも両側において当該線路HI,LO間に直列に接続されている抵抗Rとそれらの間のアースされたコンデンサCによって終端されている。これらの線路は、ここでは図を見やすくする理由から撚った状態では表してない。またそれに接続可能な機器やトランシーバもここでは図示していないが、前述したチョークDRはトランシーバTCとCANバス線路の間に示している。
ドライブソースμc(マイクロコンピュータ、コントローラなど)は、トランシーバTCの送信モードのために制御信号stを供給する。トランシーバTCの出力側とバス線路HI,LOの間には、リミッタ抵抗R3,R4が直列抵抗として挿入されている。トランシーバTCの2つのバス端子(HI及びLO)の間には、2つのダイオードD3及びD3′が設けられており、それらのカソードは、相互に接続されかつ所定の電位、例えば第1の搭載電源網電圧Vbat1(+12V)に接続されている。この電源網の負極は、基準電圧電位GNDにおかれている。
仮に42V搭載電源網Vbat2のみが存在している場合には、2つのダイオードD3,D3′のカソードは、既存の電位か若しくは相応に選定されたツェナーダイオードに接続される。所定の電位Pの値ないしはツェナーダイオードの降伏電圧Vzの値は、トランシーバTCの給電電圧Vccと、トランシーバTCの設計基準としての搭載電源電圧(ここではVbat1)の間の範囲におかれる。
トランシーバ端子TCHIとTCLOは抵抗R3及びR4を介してCANバスから減結合されているので、トランシーバは、所要の電圧レベル、すなわちV(HI)=3.5VとV(LO)=1.5Vをバス線路HI,LOにおいてもはや生起できない。
この理由から2つのカレントミラー回路Q1−Q2,Q3−Q4が設けられており、これらがこの課題を解決している。第1のカレントミラー回路(Q1−Q2)に対する基準電流と第2のカレントミラー回路(Q3−Q4)に対する基準電流の生成に対して、トランシーバ(TC)の給電電圧源(Vcc)の正極(+Vcc)と基準電位(GND)の間に直列に接続されている、当該2つのカレントミラー回路(Q1−Q2,Q3−Q4)のトランジスタQ1とQ3の間に、第3のトランジスタ(Q5)と抵抗(R6)が挿入されている。
トランジスタQ2(これはトランジスタQ1と共に第1のカレントミラー回路を形成している)は、抵抗R2を介して給電電圧の正極+Vccに接続され、さらにダイオードD1(これはバス線路HI方向に通流方向を有し、フィードバック電圧の阻止のために設けられている)を介してバス線路HIに接続されている。
トランジスタQ4は(これはトランジスタQ3と共に第2のカレントミラー回路を形成している)、抵抗R8を介して基準電位GNDに接続され、さらにダイオードD2(これはバス線路LOから離れる方向に通流方向を有し、フィードバック電圧の阻止のために設けられている)を介してバス線路LOに接続されている。
2つのカレントミラー回路は、次のような出力電流に対して設計されている。すなわちトランシーバTCによる駆動制御の際に、CANバスにおいて線路HI上で+1V並びに線路LO上で−1V(=2Vのピーク間電圧)の所要電圧レベルが生成できるように設計されている。
2つのカレントミラー回路Q1−Q2,Q3−Q4は、第3のトランジスタQ5を介してトランシーバTCの制御信号stに同期してオンオフされる。
バス線路LOと基準電位GNDの間には、ツェナーダイオードD4と2つの抵抗R9、R10からなる直列回路が設けられている。これらの2つの抵抗の接続点は、さらなるトランジスタQ6のベースに接続されており、またこのトランジスタQ6のエミッタは基準電位GNDに接続され、そのコレクタは第3のトランジスタQ5のベースに接続されている。これらの接続によって前記2つのカレントミラー回路Q1−Q2,Q3−4は、CANバス線路の一方の電圧が例えば第1の搭載電源網Vbat1の電圧(+12V)の値を上回ると直ちに遮断される。
42V搭載電源網(HI/LO線路上で60/70Vまで)におけるCANバス線路の一方での短絡の際には、相応のダイオードD3、D3′が導通する。電流はリミッタ抵抗R3,R4によって例えば30mAまで制限され、それ故にこれらの素子は前述したように、比較的高い電力用に設計されていなければならない(例えば1kΩ/1W)。これらの手段によってトランシーバの出力は、ダイオードD3,D3′における電圧降下分だけ高められた電圧Vbat1+0.7Vに制限される。従ってトランシーバ内部はそのような電圧から保護される。
トランシーバTCはデータ受信の際及び劣性フェーズにおいては遮断され続け、優勢フェーズにおいては、電流が約40mAに制限される。
前記2つのカレントミラー回路Q1−Q2,Q3−4は、2つのダイオードD1,D2を用いることによって、42V搭載電源網におけるCANバス線路の一方における短絡に対しても極性転換に対しても保護されるようになる。またさらにこれらの2つのカレントミラー回路は、CANバス線路の一方における電圧が例えば12Vの値を上回ると直ちにこれらのカレントミラー回路を遮断するトランジスタQ6によって保護される。
トランシーバTCのレシーバの機能は(図1の機器GのトランシーバがトランシーバTCのレシーバに送信する場合にも)、前述した手段によって損なわれなくなる。差動入力抵抗が不所望な値(5kΩ)をとったとしても、リミッタ抵抗R3,R4と共にレシーバーへのバス信号を減衰する(+−1Vから約+−0.7Vまで)分圧器が形成される。ただしこれらの値は例えば使用されるトランシーバPCA82C250の仕様にも相応する。
前述したように保護されたトランシーバの結果は以下のとおりである。すなわち、
この保護回路はトランシーバをバス線路上の短絡から確実に保護し(少なくとも連続的に60Vまで、及び一次的に70Vまで)、
当該保護回路は、本質的に安全でかつ標準仕様の構成素子を用いて実現でき、
当該保護回路の保護コンセプトは、ASIC回路内の集積化にも適しており、
トランシーバ(例えばPCA82C250やCANバス線路)の主要な仕様パラメータは維持できる。
本発明によって改善されたトランスミッタTMの出力信号は、非常に対称的であり、そのため障害的電磁放射の限界を超えることなくCANバスチョークDRが節約できる。このことはさらなるコスト低減を意味する。
本発明による保護回路を用いれば、パーフェクトに統合化された解決手段を得るまでの時間の節約が可能となる。
トランシーバを備えた公知のCANバスのブロック回路全体図を示した図 CANバストランシーバの基本回路図を示した図 CANバス線路上の理想的な信号を表した図 CANバス線路上の実際の信号を表した図 本発明による保護回路のブロック回路図を示した図

Claims (7)

  1. 電圧的に第1の搭載電源網(Vbat1)用に設計されたCANバストランシーバ(TC)の過電圧に対する保護のための保護回路であって、前記トランシーバは、第1の搭載電源網(Vbat1)よりも数倍高い搭載電源電圧を有する第2の搭載電源網(Vbat2)で単独で作動されるか、若しくは第1の搭載電源網(Vbat1)と第2の搭載電源網(Vbat2)を備えた2つの電圧の搭載電源網で作動される形式のものにおいて、
    トランシーバ(TC)の2つのバス端子(TCHI,TCLO)の間に2つのダイオード(D3,D3′)が設けられており、それらのダイオードのカソードは相互に接続されると共に所定の電位(P)におかれており、
    前記トランシーバ(TC)の各バス端子(TCHI,TCLO)と、それらに対応するバス線路(HI,LO)の間にリミッタ抵抗(R3,R4)が設けられており、
    バス線路(HI,LO)上でリミッタ抵抗(R3,R4)により低減された電圧レベルの再構成のために、トランシーバ(TC)の給電電圧源(Vcc)の正極(+Vcc)と第1のバス線路(HI)の間に第1のカレントミラー回路(Q1−Q2)が設けられており、さらに第2のバス線路(LO)と基準電位(GND)の間に第2のカレントミラー回路(Q3−Q4)が設けられていることを特徴とする保護回路。
  2. 前記所定の電位(P)の値は、トランシーバ(TC)の給電電圧(+Vcc)と、トランシーバの設計仕様のもとである搭載電源網電圧(Vbat1)の間の範囲にある、請求項1記載の保護回路。
  3. 前記所定の電位(P)は、ツェナーダイオードの降伏電圧であり、その値は、トランシーバ(TC)の給電電圧(+Vcc)と、トランシーバの設計仕様のもとである搭載電源網電圧(Vbat1)の間の範囲にある請求項1または2記載の保護回路。
  4. 第1のカレントミラー回路(Q1−Q2)と第2のカレントミラー回路(Q3−Q4)に対する基準電流の生成のために、トランシーバ(TC)の給電電圧源(Vcc)の正極(+Vcc)と基準電位(GND)の間に直列に接続されている、当該2つのカレントミラー回路(Q1−Q2,Q3−Q4)のトランジスタ(Q1)及び(Q3)の間に、抵抗(R6)と第3のトランジスタ(Q5)が挿入されている、請求項1記載の保護回路。
  5. 前記カレントミラー回路(Q1−Q2,Q3−Q4)は、トランシーバ(TC)の送信モードを制御する制御信号(st)を用いて第3のトランジスタ(Q5)を介してオンオフされる、請求項4記載の保護回路。
  6. バス線路(LO)と基準電位(GND)の間に、ツェナーダイオード(D4)と2つの抵抗(R9,R10)からなる直列回路が設けられており、この場合前記2つの抵抗は、さらなるトランジスタ(Q6)のベースに接続されており、該さらなるトランジスタのエミッタは基準電位(GND)に接続されており、さらにそのコレクタは第3のトランジスタ(Q5)のベースに接続されており、それによってCANバス線路(HI,LO)の一方の電圧が、ツェナーダイオード(D4)と2つの抵抗(R9,R10)からなる直列回路を用いて定められる電圧値を上回ると直ちに2つのカレントミラー回路(Q1−Q2,Q3−Q4)が遮断される、請求項1から5いずれか1項記載の保護回路。
  7. CANバス(HI,LO)に接続されている機器(G)の各トランシーバに1つの保護回路が対応付けられている、請求項1から6いずれか1項記載の保護回路。
JP2004549054A 2002-11-05 2003-10-09 Canバストランシーバのための耐過電圧保護回路 Expired - Fee Related JP4142650B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10251473A DE10251473B3 (de) 2002-11-05 2002-11-05 Schutzschaltung zum Schutz gegen Überspannung für einen CAN-Bus-Transceiver
PCT/DE2003/003348 WO2004042950A1 (de) 2002-11-05 2003-10-09 Schutzschaltung zum schutz gegen überspannung für einen can-bus-transceiver

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006505238A true JP2006505238A (ja) 2006-02-09
JP4142650B2 JP4142650B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=32308475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004549054A Expired - Fee Related JP4142650B2 (ja) 2002-11-05 2003-10-09 Canバストランシーバのための耐過電圧保護回路

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7218497B2 (ja)
EP (1) EP1568149B1 (ja)
JP (1) JP4142650B2 (ja)
AT (1) ATE333165T1 (ja)
DE (2) DE10251473B3 (ja)
ES (1) ES2264012T3 (ja)
WO (1) WO2004042950A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017079398A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008008160A1 (de) * 2008-02-08 2009-08-13 Conti Temic Microelectronic Gmbh Verfahren zur Versorgung einer elektrischen Baugruppe in einem Fahrzeug aus einem Gleichspannungsbordnetz
DE102008049418A1 (de) * 2008-09-29 2010-04-08 Continental Automotive Gmbh Schutzschaltung für einen elektronischen Baustein und Schaltungsanordnung
DE102008056069B4 (de) * 2008-11-05 2020-12-24 Robert Bosch Gmbh Sicherheitsmodul und Automatisierungskomponente
US8058879B1 (en) * 2009-01-06 2011-11-15 Atherton John C Voltage indicating coupling for metal conduit systems
JP5418208B2 (ja) * 2009-12-24 2014-02-19 株式会社デンソー 通信信号処理装置及び通信装置
TWI427973B (zh) * 2010-04-13 2014-02-21 Univ Nat Changhua Education FlexRay發射器
CN103891254A (zh) * 2011-10-21 2014-06-25 飞思卡尔半导体公司 集成电路器件、控域网驱动模块及其方法
DE102013210420A1 (de) * 2013-06-05 2014-12-11 Robert Bosch Gmbh Bussystem zur Ausbildung von Kommunikationsschnittstellen im Fahrzeug und Verfahren zum Herstellen eines solchen Bussystems
CA2888742C (en) 2013-09-23 2015-09-15 Jason G. Tatge Farming data collection and exchange system
US10437690B2 (en) 2015-01-13 2019-10-08 Sital Technology Ltd. Fault tolerant communication system
DE102017212544A1 (de) * 2017-07-21 2019-01-24 Robert Bosch Gmbh Sende-/Empfangseinrichtung für ein CAN Bussystem und Verfahren zur Erkennung eines Kurzschlusses mit einer CAN Sende-/Empfangseinrichtung
EP3437936B1 (en) * 2017-08-03 2021-11-17 MELECS EWS GmbH Multi-voltage on-board electrical system
DE102018207610A1 (de) * 2018-05-16 2019-11-21 Continental Automotive Gmbh Schaltungsanordnung zum Begrenzen einer Spannung für eine an eine Kommunikationsleitung angeschlossene Kommunikationseinrichtung
DE102018220502A1 (de) * 2018-11-28 2020-05-28 Robert Bosch Gmbh Gleichtaktbegrenzungsvorrichtung für einen Bus eines Bussystems und Verfahren zum Begrenzen von Gleichtaktstörungen in einem Bussystem
DE102019119603B4 (de) * 2019-07-19 2022-05-05 Elmos Semiconductor Se Kurzschlussfeste Treiberschaltung für einen DSI3 Datenbus mit doppelter Strombegrenzung

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0351756B1 (de) 1988-07-20 1993-05-26 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum Schutze einer integrierten Schaltung vor einem an einer Eingangsstufe anliegenden unzulässigen Eingangspotential
DE4327035A1 (de) * 1993-08-12 1995-02-16 Daimler Benz Ag Anordnung zur bidirektionalen Datenübertragung
DE4412055C1 (de) * 1994-04-07 1995-05-18 Siemens Ag CMOS-Abschlußwiderstandsschaltung
DE19733250A1 (de) 1997-08-01 1999-02-04 Deutsche Telephonwerk Kabel Schaltungsanordnung für eine Netzabschlußeinheit
DE19944833A1 (de) 1999-09-18 2001-03-22 Bosch Gmbh Robert Mehrspannungsbordnetz
DE10102243A1 (de) * 2001-01-19 2002-10-17 Xcellsis Gmbh Vorrichtung zur Erzeugung und Verteilung von elektrischer Energie an Verbraucher in einem Fahrzeug
DE10113081C1 (de) * 2001-03-17 2002-04-18 Daimler Chrysler Ag Anordnung und Verfahren zum Schutz eines Mehrspannungsbordnetzes gegen Spannungsüberschläge zwischen verschiedenen Spannungsebenen sowie gegen Verpolung von außen
AU2003209890A1 (en) * 2002-03-15 2003-09-29 Gennum Corporation System and method for compensating line losses over a digital visual interface (dvi) link
JP4102088B2 (ja) * 2002-03-27 2008-06-18 松下電器産業株式会社 階調制御用出力回路
DE10335383A1 (de) * 2003-07-28 2005-02-24 Atmel Germany Gmbh Monolithisch integrierbare Schaltungsanordnung zum Überspannungsschutz

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017079398A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE10251473B3 (de) 2004-06-17
EP1568149A1 (de) 2005-08-31
JP4142650B2 (ja) 2008-09-03
ATE333165T1 (de) 2006-08-15
ES2264012T3 (es) 2006-12-16
US7218497B2 (en) 2007-05-15
US20060109601A1 (en) 2006-05-25
DE50304252D1 (de) 2006-08-24
WO2004042950A1 (de) 2004-05-21
EP1568149B1 (de) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4142650B2 (ja) Canバストランシーバのための耐過電圧保護回路
US5617282A (en) Data communication system
US7706112B2 (en) Active clamp protection device
CN103339727B (zh) 自适应静电放电(esd)保护电路
CN108605018B (zh) 用于串行总线的可切换的线路终端的电路装置
WO2014159953A1 (en) Configuration switch for a broadcast bus
JP3145110B2 (ja) 多重回路装置、例えば自動車の複数個の負荷ステーションを制御するための多重回路装置
JPH1175320A (ja) 過電圧保護回路
JP2008532368A (ja) トランシーバ
US4795951A (en) D-C commutator motor with means for interference suppression
EP0618681A2 (en) Driver for bus circuit of motor vehicle multiplex communications system
CN109415029A (zh) 用于机动车的多电压控制装置,机动车及控制装置的运行方法
US6285092B1 (en) Cable apparatus
US9621379B2 (en) Arrangement for connecting a component to a master controller in a motor vehicle
CN106647344B (zh) 机动车辆的驱动模块和控制单元
JPS6253981B2 (ja)
US6452772B1 (en) Auto remote control with signal strength discrimination
US20220400029A1 (en) Transmitting/receiving device for a bus system and method for reducing line emissions in a bus system
JPH07322488A (ja) 電源保護回路
JP5018262B2 (ja) 信号出力装置及び通信ドライバ装置
EP3625086B1 (en) Multi-voltage on-board electrical system
CN219287502U (zh) 接口保护电路以及车辆
CN215871363U (zh) 控制板供电及数据传输电路
JPH11136850A (ja) 過電流防止回路
EP1117181B1 (en) Voltage protection and biasing circuit

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4142650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees