JP2006504751A - 副甲状腺機能亢進症の処置のためのエポシロン誘導体の使用 - Google Patents

副甲状腺機能亢進症の処置のためのエポシロン誘導体の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、副甲状腺機能亢進症を有する温血動物、とりわけヒトの処置法であり、該動物に治療的有効量の式(I)
【化1】
Figure 2006504751

のエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を投与することを含む、方法に関する。

Description

本発明は、副甲状腺機能亢進症を有する温血動物、とりわけヒトの処置法であり、該動物に治療的有効量の下記の式Iのエポシロン誘導体を投与することを含む、方法に関する。
エポシロン、とりわけエポシロンA、BおよびDは、微小管安定化細胞毒性剤の新しいクラスを代表する(Gerth, K. et al., J. Antibiot. 49, 560-3 (1996);またはHoefle et al., DE 41 38 042参照)。
驚くべきことに、式I
Figure 2006504751
〔式中、
AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
のエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩が、副甲状腺機能亢進症の処置に有益な効果を産生することが判明した。
したがって、本発明は、副甲状腺機能亢進症を有する温血動物の処置法であり、AがOまたはNRを表し、ここで、Rが水素または低級アルキルであり、Rが水素または低級アルキルであり、R'がメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZがOまたは結合である、式Iのエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする温血動物に投与することを含む、方法に関する。
特記しない限り、本明細書において、“低級”と命名されている有機ラジカルおよび化合物は、7個を超えない、好ましくは4個を超えない炭素原子を含む。
AがOを表し、Rが水素であり、そしてZがOである式Iの化合物は、エポシロンAとして既知であり;AがOを表し、Rがメチルであり、そしてZがOである式Iの化合物は、エポシロンBとして既知であり;AがOを表し、Rが水素であり、そしてZが結合である式Iの化合物は、エポシロンCとして既知であり;AがOであり、Rがメチルであり、そしてZが結合である式Iの化合物は、エポシロンDとして既知である。
AがOまたはNRを表し、ここで、Rが水素または低級アルキルであり、Rが水素または低級アルキルであり、R'がメチルであり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポシロン誘導体およびこのようなエポシロン誘導体の製造法は、特に特許および特許出願WO93/10121、US6,194,181、WO98/25929、WO98/08849、WO99/43653、WO98/22461およびWO00/31247に一般的におよび具体的に記載され、いずれの場合も、特に特許請求の範囲の化合物および作業実施例の最終生成物、最終生成物の対象、医薬製剤および特許請求の範囲を、出典明示により本明細書に包含させる。同様に、そこに記載の対応する立体異性体ならびに対応する結晶変形、例えば溶媒和物および多形体が含まれる。式Iのエポシロン誘導体、とりわけエポシロンBは、WO99/39694に記載の医薬組成物の形で投与できる。
AがOまたはNRを表し、ここで、Rが水素または低級アルキルであり、Rが水素または低級アルキルであり、R'がメトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポシロン誘導体およびその製造法、および、このようなエポシロン誘導体の投与は、特許出願WO99/67252に特に一般的におよび具体的に記載され、これは出典明示により本明細書に包含させる。同様に、そこに記載の対応する立体異性体ならびに対応する結晶、例えば溶媒和物および多形体が含まれる。
エポシロンBの対応するラクタムへの変換は、WO99/02514のスキーム21(31頁、32頁)および実施例3(48−50頁)に記載されている。エポシロンBとは異なる式Iのエポシロン化合物の対応するラクタムへの変換は類似に達成できる。式中、Rが低級アルキルである対応する式Iのエポシロン誘導体は、Rが水素であるエポシロン誘導体から出発する還元的アルキル化のような当分野で既知の方法により製造できる。
本明細書で使用する“処置”または“処置する”なる用語は、副甲状腺機能亢進症を有するまたは該疾患の前段階にある患者の処置を包含し、該処置は副甲状腺機能亢進症患者に以下の効果の1つまたはそれ以上を発現する:
血中の副甲状腺ホルモンレベルの低下、
尿中の副甲状腺ホルモンレベルの低下、
血中のカルシウムレベルの低下、
尿中のカルシウムレベルの低下、
骨密度の上昇。
方法の記載において、活性成分の言及はまた薬学的に許容される塩を含むことは理解されよう。これらの活性成分が、例えば、少なくとも一つの塩基性中心を有する場合、それらは酸付加塩を形成できる。対応する酸付加塩は、所望により、さらに塩基性中心が存在するように形成できる。酸性基(例えばCOOH)を有する活性成分はまた塩基と塩を形成できる。活性成分または薬学的に許容されるその塩は、水和物の形で使用し得、または、結晶化に使用した他の溶媒を含み得る。
本発明の一つの好ましい実施態様において、AがOを表し、Rが低級アルキル、とりわけメチル、エチルまたはn−プロピル、または水素であり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポシロン誘導体を用いる。より好ましくは、AがOを表し、Rがメチルであり、そしてZがOである式Iのエポシロン誘導体(この化合物はエポシロンBとしても既知)を用いる。
本明細書および特許請求の範囲を通して、副甲状腺機能亢進症は原発性、二次性または三次性副甲状腺機能亢進症を意味する。さらに、副甲状腺機能亢進症の3つの異なる形が知られており、それはアデノーマ、過形成および癌腫である。
再発性もしくは持続性副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成に由来する、または副甲状腺癌腫に由来する高カルシウム血症のコントロールは非常に困難であり、時折不可能である。多くのアプローチが、これらの状態により誘発される高カルシウム血症をコントロールするために使用されている。
本発明は、好ましくは副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成および副甲状腺癌腫、より好ましくは、再発性もしくは持続性副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成および副甲状腺癌腫に適する。
高カルシウム血症生活により誘発される症状は生命を脅かすものであり得る。これは副甲状腺癌腫で特に当てはまり、患者は典型的にコントロールされない高カルシウム血症により死亡する。
一つの実施態様で、本発明は副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成および副甲状腺癌腫に由来する高カルシウム血症のコントロールに関する。
本明細書に記載の副甲状腺機能亢進症を有する温血動物の処置法は、単治療として、または、例えば、標準止瀉剤の投与を含む、確立された治療に加えて用い得る。
本明細書で使用する“標準止瀉剤”は、アヘンチンキ、アヘン安息香チンキおよびコデインのような天然オピオイド、ジフェノキシレート、ジフェノキシンおよびロペラミドのような合成オピオイド、次サリチル酸ビスマス、オクトレオチド、モチリンアンタゴニスト、ならびに、カオリン、ペクチン、ベルベリンおよびムスカリン様剤のような伝統的止瀉治療剤を含むが、これらに限定されない。止瀉剤は、処置サイクルを通して予防的処置として、または、下痢が起こったときに必要に応じて投与する。止瀉剤は、エポシロン、とりわけエポシロンBの投与と時々関連する下痢を予防し、コントロールし、または無くすために投与する。
コード番号、一般名または商品名により同定した活性成分の構造式は、標準概論“The Merck Index”の現版から、またはデータベース、例えばPatents International(例えばIMS World Publications)から取り得る。それらの対応する内容は、出典明示により本明細書に包含させる。当業者は、これらの引用文献に基づいて、活性成分を完全に同定することが可能であり、同様に、製造し、薬理学的適応および特性をインビトロおよびインビボ両方の標準試験モデルにおいて試験することが可能である。
当業者は、前記および後記の式Iの化合物の副甲状腺機能亢進症における有利な効果を確認するための関連試験モデルを十分に選択できる。
式Iの化合物、特にエポシロンBの薬理学的活性は、例えば、副甲状腺機能亢進症に罹患している患者を、エポシロンBの連続4週サイクル(3週間オン/1週間オフ)で、疾患が進行するまでまたは許容されない副作用が起こるまで処置する試験により証明できる。最初の応答は、最初の2サイクルの後に評価でき、臨床症状の未変化または改善に基づき得る。応答に対する評価は、例えば、その後2週毎に行い得る。
式Iの化合物で、記載の疾患において観察された少なくとも一部の効果は、血管形成の阻害によりもたらされることが意見されている。多くのインビトロ血管形成アッセイが存在するが、それらは個々の患者の処置のための有用な情報を提供しない可能性がある。クローン形成法が個々の腫瘍の抗血管形成剤に対する応答を評価するために利用されているが、これらの腫瘍フラグメントは新血管増殖を導かない環境で培養される。0.3%フィブリン−トロンビンクロットに包含されたヒト血管ディスクは、血管ディスクの切断された端から血管由来血管増殖をする。下記のインビトロ血管形成アッセイは、本明細書に記載の疾患の処置のための式Iの化合物の利用性を証明するために用い得る。
方法:7つの新鮮な外科標本由来の腫瘍ディスク(直径2mm)を、20%ウシ胎児血清を含む栄養培地を重層させたフィブリン−トロンビンクロットに包含させる。フラグメントを血管形成させ、18日目に、栄養培地または式Iを含む栄養培地を添加する。腫瘍ディスクを経時的に目視により評価し、血管形成応答を開始したウェルのパーセントを決定する(%I)。新規血管増殖、密度および長さを一定間隔で、半定量的な目視による新規血管増殖速度スキーム[血管形成指数(AI)、0−16スケール]を使用して等級付けする。結果の統計的有意差は、開始%の二つの割合の比較および血管形成指数のt検定を使用して試験する(p<.05を有意とみなす*)。
副甲状腺機能亢進症の処置に適した新規医薬組成物は、例えば、約10%から約100%、好ましくは約20%から約60%の式Iの活性成分を含む。経腸または非経腸投与用医薬組成物は、例えば、糖衣錠、錠剤、カプセルまたは坐薬およびさらにアンプルのような単位投与形のものである。特記しない限り、これらはそれ自体既知の方法で製造する。
式Iの化合物の有効量は、用いる特定の化合物または医薬組成物、投与の形態、処置する副甲状腺機能亢進症の重症度に依存して変化し得る。このように、式Iの化合物の投与量は、投与経路ならびに患者の腎臓および肝臓機能を含む種々の因子にしたがい選択する。通常の技術の内科医、臨床医および獣医は状態の進行を予防し、対抗し、または停止するのに必要な式Iの化合物の有効量を容易に決定し、処方できる。毒性なしに効果を産生する範囲内の活性成分の濃度を達成するための最適な精度は、標的部位に対する活性成分の利用可能性の動態に基づいたレジメンを必要とする。
温血動物がヒトである場合、式Iの投与量は、成人の場合、好ましくは、1週間1回、約0.1から75、好ましくは0.25から50、例えば2.5または6mg/mを2週間から4週間、例えば3週間投与し、その後6から8日投与を休む用量の範囲である。
本発明の一つの実施態様において、エポシロンBを、1週間1回、約0.1から6mg/m、好ましくは0.1から3mg/m、例えば2.5mg/mの間の投与量を3週間、前回処置後1週間から6週間の間隔、とりわけ1週間の間隔の後に投与する。本発明の他の実施態様において、該エポシロンBを、好ましくはヒトに18日から24日毎に、約0.5から7.5mg/mの間の投与量で投与する。
本発明の他の実施態様において、エポシロンBを連続的に、例えば1週間または4週間、10から12Mまたはそれより高い血中レベルをもたらす投与量で提供する。好ましくは、この実施態様において、薬剤を持続性放出製剤の手段により適用する。
さらに、本発明は、活性成分として、式Iの化合物を、副甲状腺機能亢進症または本明細書に記載の疾患の処置にそれらを使用するための指示書と共に含む、商品包装物を提供する。
本発明はまた副甲状腺機能亢進症または本明細書に記載の疾患の処置用医薬の製造のための式Iの化合物の使用を提供する。
以下の結果は、上記のインビトロ血管形成アッセイにおいてエポシロンBで得られた結果である。
Figure 2006504751
結果:すべての腫瘍はインビトロで血管形成応答を開始した。血管形成応答を開始したウェルの平均パーセントは、この腫瘍のグループでは47.1±11.1%であった。胸腺カルチノイドが最低の血管形成(8.3%のウェルが開始)であり、一方、副甲状腺アデノーマとして同定されている甲状腺癌は100%開始した。開始に続き、腫瘍は新規血管増殖、長さおよび密度の漸増を経時的に示した。これらの腫瘍の平均血管形成指標は10.2±1.2であった。これらの腫瘍の10−8MエポシロンBでの処置は、その血管形成応答を有意に減少させた(60±13.8%)。続く血管増殖も、エポシロンB処置により有意に阻害された(73±9%)。
結論:エポシロンBは、種々の腫瘍タイプにおける有効な抗血管形成剤であり得る。用いたインビトロモデルは、個々の患者の腫瘍における特異的抗血管形成剤の効果に関する有用な情報を臨床医に提供する。これは、一群として、抗新生物薬での処置に反応しない腫瘍を有する患者に特に有用であり得る。

Claims (16)

  1. 副甲状腺機能亢進症の処置用医薬の製造のための、式I
    Figure 2006504751
    〔式中、
    AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
    の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用。
  2. 副甲状腺機能亢進症を有する哺乳動物の処置法であり、治療的有効量の式I
    Figure 2006504751
    〔式中、
    AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
    のエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする温血動物に投与することを含む、方法。
  3. 温血動物がヒトである、請求項2記載の方法。
  4. AがOを表し、Rがメチルであり、そしてZがOである式Iのエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を、必要とする温血動物に投与することを含む、請求項2記載の方法。
  5. 該エポシロン誘導体を、前回処置後1週間から6週間の間隔後に、約0.1から6mg/mの用量を週に1回3週間投与することを含む、請求項4記載の方法。
  6. 副甲状腺機能亢進症がアデノーマ、過形成または癌腫である、請求項2から5のいずれかに記載の方法。
  7. 疾患が副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成または副甲状腺癌腫である、請求項6記載の方法。
  8. 副甲状腺癌疾患が再発性もしくは持続性副甲状腺アデノーマ、再発性もしくは持続性副甲状腺過形成または再発性もしくは持続性副甲状腺癌腫である、請求項2から5のいずれかに記載の方法。
  9. 副甲状腺機能亢進症が原発性または二次性副甲状腺機能亢進症である、請求項2から5のいずれかに記載の方法。
  10. 副甲状腺アデノーマ、副甲状腺過形成または副甲状腺癌腫に起因する高カルシウム血症の処置法であり、治療的有効量の式I
    Figure 2006504751
    〔式中、
    AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
    のエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする温血動物に、投与することを含む、方法。
  11. 温血動物がヒトである、請求項10記載の方法。
  12. AがOを表し、Rがメチルであり、そしてZがOである式Iのエポシロン誘導体または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする温血動物に投与することを含む、請求項10記載の方法。
  13. 該エポシロン誘導体を、前回処置後1週間から6週間の間隔後に、約0.1から6mg/mの用量を週に1回3週間投与することを含む、請求項12記載の方法。
  14. 疾患が再発性もしくは持続性副甲状腺アデノーマ、再発性もしくは持続性副甲状腺過形成または再発性もしくは持続性副甲状腺癌腫である、請求項10から13のいずれかに記載の方法。
  15. 副甲状腺機能亢進症に対して治療的に有効な量の式I
    Figure 2006504751
    〔式中、
    AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
    の化合物または薬学的に許容されるその塩を含む、医薬組成物。
  16. 式I
    Figure 2006504751

    〔式中、
    AはOまたはNRを表し、ここで、Rは水素または低級アルキルであり、Rは水素または低級アルキルであり、R'はメチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZはOまたは結合である。〕
    の化合物または薬学的に許容されるその塩を、副甲状腺機能亢進症の処置におけるその使用のための指示書と共に含む、商品包装物。

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