JP2006503528A - 部分的共有巻線を具えた単相誘導電動機 - Google Patents

部分的共有巻線を具えた単相誘導電動機 Download PDF

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Abstract

単相3段速誘導電動機は4、6および8極速度構成を有する。一実施形態において、電動機は洗濯機に関連して用いるように組み立てられて配置される。8極速度巻線は4極速度巻線の一部分を共有するが、4極速度巻線のすべてを8極構成に用いられるわけではない。一実施形態において、4極速度巻線は4つの巻線部分を含み、8極速度構成は4つの巻線部分の中の2つの部分を用い、他のスイッチ接点を必要とすることなく、4極モードまたは6極モードで動作するように電動機を再構成する。一実施形態において、共有巻線部分は一般的に非正弦曲線的分布で固定子コア上に巻かれ、非共有巻線部分は一般的に正弦曲線的分布で固定子コア上に巻かれる。

Description

本発明は、一般的には誘導電動機(インダクションモータ)に関し、特に、部分的共有巻線構成を有する多段速(multi-speed)極数切換え形(pole changing)単相誘導電動機に関するものである。
2つまたはそれ以上の極構成(pole configuration)を有する単相誘導電動機(コンデンサ(キャパシタ)始動電動機および分相電動機を含む)は、多くの多段速電動機の適用分野で有用である。例えば、幾つかの洗濯機では4/6/8極単相誘導電動機が使用されている。その理由は、このような電動機は様々なサイクルに対応して或る速度範囲で多段速動作を行い、しかも可変周波数制御器のような複雑で高価な付加制御器を必要としないことによる。低コストの材料と製造原価で、ラン(通常動作)状態と始動(スタート)の双方において良好な性能が得られるように、このような電動機を設計する必要性が依然として存在している。動作(ランニング)性能には、例えば、トルク、速度、電流、温度上昇、効率、寸法およびその他の要素のような幾つかの要素(ファクタ)を評価することが含まれる。始動性能には電動機の速度−トルク曲線の評価が含まれる。
現在製造されている幾つかの4/6/8極電動機は、基本的には独立した4極、6極および8極の主巻線と、始動用の補助巻線(例えば、4極補助巻線)とを使用している。従来の幾つかの構成では、6極巻線は4極巻線の一部を共有している。電動機の寸法を小さくすると共に使用材料(active material)を節約するために、4極および8極巻線を共有する新しい方法が開発され、本願と共に発明され且つ共に譲渡されたPCT特許出願、発明の名称「共有巻線を具えた単相3段速電動機(SINGLE PHASE THREE SPEED MOTOR WITH SHARED WINDINGS)、1999年5月20日付けで出願された出願番号PCT/US99/11235明細書に記載されている(国際公開番号WO99/63645)。ここでその開示内容のすべてを参照して本明細書に組み込む。特に、そこに開示された全共有4/8極構成では、8極モードで動作するように付勢されたすべての巻線が、4極モードでの動作のためにも付勢される巻線構成を採用しており、8極モードでの動作のための別の巻線は設けられていない。
WO99/63645
すべての巻線を共有する方式の1つの利点は、必要とする巻線の量を減らすことによって、および/または固定子(stator、ステータ)の寸法を小さくすることによって製造コストを低減することができる点にある。一方、主巻線を4極構成から8極構成に、またはその逆に8極構成から4極構成に再接続するために、始動スイッチの部分としてまたは電動機の外部回路の一部分として別の1個の接点(例えば単極単投スイッチ)を必要とする。もし始動スイッチの部分として別の接点を設けると、始動スイッチは3つのスイッチと4つの接点を必要とする。これを実施すると、始動スイッチがより複雑になり、機械(装置)の取替え、製造原価が高くなる。一方、別の接点を電動機の外部回路の一部分として設けると、この別の接点は、典型的には、タイマまたはリレーの形態になる。
いずれの場合も、すべての巻線を共有する方式の利点を得るためには新しい接点を必要とする。多くの状況において、新しい接点を設けることは受け入れ可能な考え方である。しかし、或る状況においては、新しい接点を設けることは好ましくない。例えば、新しい接点を既存の装置(機器)構成に付加することが実用的でない場合がある。具体的な例として、新しい接点を追加すると、前述の4/8極全共有形電動機の構成を、別の接点を設けない装置(機器)構成における既存の電動機を差込式で置き換えるものとして(as a drop in replacement for)使用することが不可能になる。
このような理由から、新規な部分的共有巻線を具えた電動機の構成が望ましい。このような部分的共有巻線を具えた電動機の構成は、必要な導線(ワイヤー)の量を減少させ、追加の接点を設ける必要がないという効果が得られる。1つの形態では、部分的共有巻線を具えた電動機の構成は、何らの新しい接点をも必要とせずに既存の機器(装置)用電動機に代わる形状、適合性(fit)および機能を実現するように選択される。
発明の概要
本発明は、改良された多段速誘導電動機を実現することにより、前述の要求を満たすと共に、従来技術の欠点を解消するものである。簡単に云えば、本発明の特徴を具えた単相、多段速誘導電動機は固定子コア(芯)を含んでいる。この固定子コアに対して回転する関係で回転子(ロータ)が配置されている。固定子コア上に部分的共有巻線が設けられている。部分的共有巻線は、電動機を4極構成で動作させることが望ましいときはその全体が付勢される。部分的共有巻線は、電動機を8極構成で動作させることが望ましいときはその全体よりも少ない部分が付勢される。
本発明の特徴を具体化した電動機の他の実施形態は固定子コアを含んでいる。この固定子コアに対して回転する関係で回転子が取り付けられている。固定子コア上に複数の巻線要素が巻かれている。その複数の巻線要素(コンポーネント)の中の第1の巻線要素とその複数の巻線要素の中の第2の巻線要素は、電動機を4極の極速度で動作させるように選択的に付勢される。その複数の巻線要素の第3の巻線要素とその複数の巻線要素の第1の巻線要素は、電動機を8極の極速度で動作させるように選択的に付勢され、その複数の巻線要素の第2の巻線要素は、電動機を4極の極速度で動作させるときにのみ付勢される。
別の特徴では、本発明は単相、3段速誘導電動機に関するものである。電動機は、固定子コアと、該固定子コアに対して回転関係にある回転子とを含んでいる。第1の巻線が固定子コア上に巻かれており、N極構成で選択的に付勢される。Nは少なくとも2であり、2の倍数である。第1の巻線は第1の巻線部分と第2の巻線部分とを含んでいる。第2の巻線が固定子コア上に巻かれており、M極構成で選択的に付勢される。MはNの2倍(2×N)である。第2の巻線は、第1の巻線の第1の巻線部分を共有しているが、第1の巻線の第2の巻線部分は共有していない。
さらに別の特徴では、本発明は複数の極速度で動作するように配置された電動機に関する。電動機は、固定子コアと、該固定子コアに対して回転関係にある回転子とを含んでいる。第1の巻線部分は電動機を第1の極速度で動作させるように固定子コア上に巻かれている。第1の巻線部分は実質的に正弦曲線的巻線ターン(巻回)分布を有する。第2の巻線部分は電動機を第1の極速度で動作させるように固定子コア上に巻かれている。第2の巻線部分は実質的に非正弦曲線的巻線ターン分布を有する。
さらに別の特徴では、本発明は4極構成および8極構成で動作するように配置された電動機に関する。電動機は、固定子コアと、該固定子コアに対して回転関係にある回転子とを含んでいる。第1の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、電動機を4極形構成で動作させるときのみ付勢される。第1の巻線部分は実質的に正弦曲線的巻線分布を有する。第2の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、電動機を4極構成および8極構成で動作させるときに付勢される。第2の巻線部分は実質的に非正弦曲線的巻線分布を有する。
さらに別の特徴では、本発明は4極構成、6極構成および8極構成で動作するように構成された電動機に関する。電動機は、固定子コアと、該固定子コアに対して回転関係にある回転子とを含んでいる。第1の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、4極構成においてのみ付勢される。第2の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、6極構成においてのみ付勢される。第3の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、8極構成においてのみ付勢される。第4の巻線部分は固定子コア上に巻かれており、4極構成および8極構成において付勢されるが、6極構成では付勢されない。
他の特徴では、本発明は、誘導電動機および誘導電動機に関連して使用される固定子の製造方法を含む製造方法に関するものである。このような方法は、8極巻線構成で部分的に共有される4極巻線を実現すること、正弦曲線的に巻かれた巻線部分および非正弦曲線的に巻かれた巻線部分を含む巻線を実現すること、および/または非順次的(非連続的:non-sequential)十字交差パターン(crisscross pattern)で固定子コアの周囲のスロットに配置される巻線部分を含む巻線を実現すること、を含む。
代替構成として、本発明は様々な他の装置、方法およびシステムを含んでいてもよい。
他の目的および特徴は、一部は明らかであり、また一部は以下で説明されている。
同じ参照番号(文字)は、図全体を通じて同じ部分を表わす。
次に図を参照すると、図1は本発明の特徴に従って構成された3段速(three speed)単相誘導電動機100の概略的電気回路図である。便宜上、図1は普通の家庭用電化製品構成(例えば、洗濯機)の関係(状況、文脈)で使用される電動機100を示しており、その電動機を3段速のうちの1つの速度で動作させることが望ましい。特に、図1は電動機100を4極、6極または8極構成で動作させるように構成された回転子(ステータ)コアに関連して設けられた複数の巻線を示している。固定子コアは、図2および図3に関連して示されており、さらに詳しく説明する。図1は、また、4極補助巻線と複数の極構成の各々に関連する(付随する)電源接続部とを示している。当技術分野で一般的に理解されているように、4極構成は、電動機100を相対的に高速(ときには極速度(pole speed)と称される)で動作させるように付勢される。8極構成は、電動機100を相対的に低速で動作させるように付勢される。6極構成は、電動機100を4極速度と6極速度の間の極速度で動作させるように付勢される。
図示のように、4極巻線構成は、巻線部分102、104、106および108(ときにはコイルと称される)を含んでいる。図示の実施形態(即ち、電動機100を洗濯機との関連で使用する場合)では、4極構成は、スイッチング回路110として概略的に示されているタイマ回路を経由して電力線1および電力線2から交流120V(120VAC)の電力の供給を受ける。より具体的には、電動機100が4極速度で動作するように構成されているとき、交流120V電力線2は接続部BUに接続され、交流120V電力線1は接続部Wに接続される。接続部BUは巻線部分102の第1の端部に接続されている。巻線部分102の第2の端部は巻線部分104の第1の端部に接続されている。巻線部分104の第2の端部は、巻線部分106の第1の端部に接続された第1の接続点112に接続されている。巻線部分106の第2の端部は、巻線部分108の第1の端部に接続された第2の接続点114に接続されている。巻線部分108の第2の端部は、保護回路118の第1の側部(端子)に接続された第3の接続点116に接続されている。保護回路118の第2の側部は、上述のように交流120V電力線1に接続された接続部Wに接続されている。これによって4極巻線回路が完成する。保護回路118は、当技術分野で一般的に使用されているタイプの熱保護装置(thermal protector)を含んでいることが好ましい。
6極巻線構成は、巻線部分120と巻線部分108とを含んでいる。図示し、本明細書中で説明するように、一実施形態では、巻線部分120は複数の巻線部分(120A〜120F)を含んでいるが、図1では便宜上1個の巻線部分120として示されている。6極巻線構成は、プラグ接続部130およびスイッチング回路110を経由して電力線2から接続部W/Vにおいて交流120Vの電力の供給を受ける。より具体的には、電動機100が6極モードで動作するように構成されているときは、スイッチング回路110は電力線2をプラグ130を経て接続部W/Nに接続する。接続部W/Nはさらに巻線部分120の第1の端部に接続されている。巻線部分120の第2の端部は、第2の接続点114と巻線部分108の第1の端部とに接続されている。巻線部分108の第2の端部は保護回路118の第1の側部に接続されている。保護回路118の第2の側部は、接続部Wに接続され、該接続部Wはさらに交流120V電力線1に接続されている。これによって6極巻線回路が完成する。巻線部分108を含まない異なる電動機100で6極巻線構成を使用することも可能なことを理解すべきである。
8極巻線構成は、巻線部分140、巻線部分106および巻線部分108を含んでいる。従って、8極巻線構成は4極巻線構成の巻線部分の半分(即ち、巻線部分106、108)を共有している。換言すれば、8極構成は部分的共有巻線構成であり、巻線部分140との間で4極巻線の共有部分106および108を共有する。さらに別の言い方をすれば、8極巻線は、(電動機100が8極構成で動作するときのみ付勢される)非共有巻線部分140と、4極巻線の共有部分(巻線部分106および108)とを含むが、4極巻線のすべてを含むわけではない(巻線部分102および104を含まない)。当技術分野では、従来、このような部分的共有構成は知られていなかった。図は4極巻線構成との間で巻線部分106および108を共有する8極巻線構成を示しているが、8極巻線が、4極巻線構成との間で巻線部分102および104を共有する(巻線部分106および108は共有しない)ように電動機100を構成することも可能なことに留意すべきである。
図示し、本明細書中の他の部分で説明するように、一実施形態では巻線部分140は複数の巻線部分(140A〜140D)を含んでいるが、図1では便宜上1つの巻線部分140として示されている。8極巻線構成は、プラグ接続部130およびスイッチング回路110を経由して電力線2から接続部W/ORにおいて交流120V電力の供給を受ける。電動機100が8極モードで動作するように構成されているときは、スイッチング回路110は電力線2を接続部W/ORに接続する。接続部W/ORは巻線部分140の第1の端部に接続されている。巻線部分140の第2の端部は第1の接続点112および巻線部分106の第1の端部に接続されている。巻線部分106の第2の端部は巻線部分108の第1の端部に接続されている。巻線部分108の第2の端部は保護回路118の第1の側部に接続されている。保護回路118の第2の側部は接続部Wに接続され、該接続部Wはスイッチング回路110を経て電力線1に接続されている。これによってその回路が完成する。
一実施形態では、電動機100は電動機の始動に際して付勢される4極補助巻線150を含んでいる。図示の実施形態では、始動はスイッチ接点162、164を有する電動機スイッチ160によって行われる。一実施形態では、電動機スイッチ160は遠心スイッチからなる。図1では、電動機スイッチ160は始動状態にあるものとして示されている。当技術分野で周知のように、電動機100の回転が充分なレベルに上昇した(即ち、電動機の回転子の回転が閾値を超えた)とき、電動機スイッチ160は、始動用の構成から切り離されて通常動作用の構成(ラン構成)に移動する。換言すれば、うまく始動した後は、回転子の回転によってスイッチの接点164を開回路にして、補助巻線150を切り離す。遠心スイッチ以外のスイッチを使用してもよい。例えば、固体(半導体)電子スイッチを用いてもよい。このような固体スイッチの一形態では、スイッチの接点をいつ切換えるかを決定するためにそのスイッチを流れる電流を検知する。
電動機100がコンデンサ始動電動機である場合は、始動コンデンサ(図示せず)は接続部Yと接続部W/Bとの間に接続されることが望ましいことを理解すべきである。電動機100が分相電動機であれば、コンデンサ無しで同様な接続(即ち、接続部Yと接続部W/Bとの間の短絡回路)が行われる。接続部W/Bはまた第3の接続点116に接続されており、これによって始動モードにおいて電流が保護回路118を流れることが保証される。
図2は本発明の特徴に従って構成された3段速単相誘導電動機の巻線図である。さらに詳しくいえば、図2は、電動機100で使用するのに適した4/6/8極主巻線構成および4極補助巻線構成の一実施形態を示す巻線図である。各主巻線(主巻線および補助巻線)は複数のスロット(溝)を有する固定子コア上に巻かれている。図2は34個のスロット(2組あり、各スロットはそれぞれA〜Qと付された組内にある)を有する固定子コアを示している。その種々の巻線はこのようなスロット内に保持されている。固定子コアは、例えば適当な材料からなる複数枚の薄板を積層するという周知の製造技術を使用して形成される。図2はまたプラグ130と端子コネクタブロック202を示している。
一般に、図2には、8つの主巻線要素M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8、および補助巻線Aux(OUX)が示されている。各主巻線要素は1つまたはそれ以上の巻線部分を含んでいる。各巻線部分は複数ターン(巻回)の導線(ワイヤー)からなる。特定の固定子スロット中の導線のターン数は図2では丸で囲まれた数字によって示されている。さらに詳しくいえば、特定の丸の中の数字は、関連する主巻線要素に対応するスロット内に保持された特定の導線寸法およびタイプの導線のターン数を表わしている。例えば、参照番号204は、巻線部分106に関連するOスロット中に21ターン(巻回)の17ゲージの導線が保持されていることを示している。
電動機100が4極巻線構成で動作するとき、交流120Vの電力がこの4極巻線を付勢するために端子接続ブロック202における接続部BUを経由して電力線2で供給される。図示のように、4極巻線は主巻線要素M1およびM2を含んでいる。巻線要素M1は巻線部分102および104で構成されており、巻線要素M2は巻線部分106および108で構成されている。従来技術の電動機とは異なり、図2の4極巻線は固定子コアの周囲に非順次的(非連続的:non-sequentially)に巻かれている。より具体的には、4極巻線は巻線部分が互いに180度離れて巻かれており、それによって十字交差パターン(crisscross pattern)と称される巻線を作り出す。従って、4極巻線構成は、接続部BUから巻線部分102へ、巻線部分102から巻線部分104(巻線部分102から180度離れている)へ、巻線部分104から巻線部分106へ、巻線部分106から巻線部分108(巻線部分106から180度離れている)へ、巻線部分108から保護装置118へ、および保護装置118から接続部Wへと進む。
6極巻線構成では、この巻線はプラグ130における接続部W/Vを経て電力線2の交流120Vの電力によって付勢される。6極巻線は、主巻線要素M3、M4、M5、M6、および巻線部分108を経由して保護装置118および接続部Wへの帰路(リターン)を含んでいる。巻線要素M3は巻線部分120Bおよび120Dを含んでいる。巻線要素M4は巻線部分120Aおよび120Eを含んでいる。巻線要素M5は巻線部分120Fを含んでいる。巻線要素M6は巻線部分120Cを含んでいる。図2の実施形態に示されているように、6極巻線構成は順次(連続、sequential)巻線部分中で固定子コアの周囲を時計方向に(順次的に、連続的に)進む。従って、6極巻線構成は、接続部W/Vから巻線部分120Aへ、巻線部分120Aから巻線部分120Bへ、巻線部分120Bから巻線部分120Cへ、巻線部分120Cから巻線部分120Dへ、巻線部分120Dから巻線部分120Eへ、巻線部分120Eから巻線部分120Fへ、巻線部分120Fから巻線部分108へ、巻線部分108から保護装置118へ、保護装置118から端子接続部ブロック202の接続部Wへと進む。前述のように、6極巻線が巻線部分108を使用しない形式で本発明の特徴による電動機を使用することもできる。
8極巻線構成では、この巻線はプラグ130の接続部W/ORを経て電力線2の交流120V電力によって付勢される。8極巻線は主巻線要素M7およびM8並びにM2を含んでいる。巻線要素M2が4極巻線の部分的共有巻線部分106および108から構成されていることを思い起こすべきである。巻線部分M7は巻線部分140Bおよび140Dを含んでいる。巻線部分M8は巻線部分140Aおよび140Cを含んでいる。図2に示されているように、8極巻線構成は、固定子コアの周囲を、反時計方向(順次的に、連続的に)の態様で且つ十字交差(非順次的に、非連続的に)の態様で進む。8極巻線は巻線部分140A〜140Dに関して順次的に(連続的に、sequentially)、しかし共有巻線部分106および108に関しては非順次的に(非連続的に、non-sequentially)巻かれている。従って、8極巻線は、接続部W/ORから巻線部分140Aへ、巻線部分140Aから巻線部分140Bへ、巻線部分140Bから巻線部分140Cへ、巻線部分140Cから巻線部分140Dへ、巻線部分140Dから巻線部分106へ、巻線部分106から巻線部分108へ、巻線部分108から保護装置118へ、保護装置118から端子接続部ブロック202の接続部Wへと進む。
図1および図2から明らかなように、8極巻線は4極巻線の一部を共有している。より具体的には、図示の実施形態では、8極巻線は巻線部分106および108を共有している。従来技術では、6極巻線構成中で4極巻線の一部を共有することのみが知られていた。この共有は、4極巻線と6極巻線がたまたま正しい物理的配列状態で整列したことのみにより可能であった。本発明より前は、8極巻線構成中で4極巻線の一部を共有することに関する同様なクレーム(請求の範囲)を作ることはできなかった。従来の技術では、8極巻線構成中で4極巻線の一部を共有することは有害な(破壊的な)反対方向の磁界を発生させるという結果が生じた。図2に示す形態(例えば、非順次的、非連続的)のような形態で4極巻線を巻くことにより、上記のような有害な(破壊的な)反対方向の磁界を発生させるのを避けることができ、それによって4極巻線のすべてを共有することなく、4極巻線の一部を共有する8極巻線構成が可能になった。
次に図2に示した8極巻線に関連する極について簡単に説明する。図示の実施形態では、巻線部分140Bおよび108は12時の位置で整列しており、巻線部分140Dおよび106は(140B/108から180度離れた)6時の位置で整列している。巻線部分106および108は4極巻線の共有部分となっていることを思い起こされたい。従って、巻線部分108によって、巻線部分140B中でより少ないターン数の導線を使用することが可能になる。同様に、巻線部分106によって、巻線部分140D中でより少ないターン数の導線ことが可能になる。この特徴は、図2中に示されている種々の巻線部分の巻き方を比較することによってより明らかになるものと思われる。図2に典型例の実施形態から明らかなように、巻線部分140Aおよび140Cは、巻線部分140Bおよび140D(例えば、一番外側のスロットで20ターン)に比してより多くの導線ターン数(例えば、一番外側のスロットで41ターン)を必要とする。従って、図示の巻線構成によって、巻線部分140B/108および140D/106は、巻線部分140Aおよび140Cによって生成される極に実質的に等しい強さをもった極を作り出すことができることを、この分野の専門家は理解するであろう。
さらに、図示の実施形態では、8極巻線は必然的な巻線として巻かれている。4極、6極および補助巻線は通常の巻線として巻かれている。必然的な巻線接続は、各巻線部分(例えば、140A、140B、140Cおよび140D)間に極を誘導し、合計8極を形成する。これらの極はおおよそ(a)12時の位置、(b)12時の位置と3時の位置との間、(c)3時の位置、(d)3時の位置と6時の位置との間、(e)6時の位置、(f)6時の位置と9時の位置との間、(g)9時の位置、および(h)9時の位置と12時の位置との間、に位置している。
ここに示した典型例の構成のように、部分的共有巻線構成は、8極巻線を構成するのにより少ない導線ですむという効果がある。典型的な機器(装置)用の電動機は各巻線を構成するのに銅線(copper wire)を使用していることに留意すべきである。このような銅線のコストは些細な問題でなく、価格変動し得る。従って、必要とする導線(ワイヤー)の量を少なくすることはコストおよび製造原価の点で相当に大きい利点をもたらす。或る点では、スロット中に配置される導線が少なくなるので、製造の複雑さを低減することができる。さらに、全部を共有する4/8または2/4極巻線を有する従来技術の構成とは違って、本発明の部分的に共有する4/8極巻線構成は追加的なスイッチ接点を必要としないことを理解すべきである。従って、ここで説明した原理に従って構成された電動機は、(共有4/8極巻線をもたない)既存の電動機に代えて差込式で置き換えるものとして(as a drop in replacement for)適しており、これによって、全共有巻線構成で必要としたようなコスト高になり、複雑な追加のスイッチ接点を必要としない共有巻線による利点(例えば、導線を減少させる)を実現することができる。
図3は図2と同様な固定子コアと巻線を示している。さらに、図3は部分的共有巻線、即ち巻線部分106と108の他の特徴を強調している。特に、図3は、4極巻線の共有巻線部分(巻線部分106、108)が独特(ユニーク)で、非正弦曲線的ターン数分布の形をなして分布している(正弦曲線的および非正弦曲線的ターン数分布の特徴については以下でさらに詳細に説明する)。従って、4極巻線は、概して非正弦曲線的分布をなして巻かれた部分(巻線部分106、108)と、概して正弦曲線的分布をなして巻かれた部分(巻線部分102、104)とを含んでいる。8極巻線は巻線部分106および108を共有している。同様に、8極巻線もまた非正弦曲線的分布をなして巻かれた巻線部分と、正弦曲線的分布をなして巻かれた巻線部分(巻線部分140A〜140D)とを含んでいる。この配列は、部分的共有巻線構成を採用したときの8極速度の性能を改善することができる。
図2および図3から明らかなように、殆どの巻線部分は概して正弦曲線的ターン数分布をなして巻かれている。正弦曲線的ターン数分布では、巻線部分の内部よりも巻線部分の外部により多くのターンが巻かれている。正弦曲線的巻線分布は、主動作巻線部分を巻くことに関して当技術分野で現在採用されている標準の分布である。非正弦曲線的分布は、外側コイルが内側に移動(シフト)していることを意味する。従って、例えば巻線部分102に注目すると、巻線部分102の内側に関係するスロット中よりも巻線部分102の外側端部に関係するスロット中により多くのターンが存在する。換言すれば、極の内側に向かう方向よりも極の外側に向かう方向により多くのターンが存在する。より具体的には、参照番号302、304、および306によって示すように、最も外側のスロット308内には24のターンが存在し、次のスロット310内には21のターンが存在し、次のスロット312内には15のターンが存在する。巻線部分106、108、および120Fを除いて、残りの各巻線部分は概して正弦曲線的分布に従い、巻線部分の外側により多くのターンが配置され、極の内側に向かうにつれてターン数が減少する。
前述のように、巻線部分106および108は概して非正弦曲線的分布をなして巻かれている。巻線部分106および108は、また、4極巻線構成および8極巻線構成の両方で付勢される部分的共有巻線部分であることを思い起こす必要がある(即ち、電動機を4極速度および8極速度の両方で動作させるように付勢される)。巻線部分106および108は、内側スロット内よりも最も外側のスロット内のターン数がより少なくなるように巻かれている(即ち、極の外側に向かうにつれてターン数が少なくなる)。参照番号320、322および324によって示されているように、最も外側のスロット326内には20のターンが存在し、次の2つのスロット328および330の各々の中には21のターンが存在する。このような非正弦曲線的巻線パターンは8極巻線が4極巻線の一部分を共有しているときに有益であることが判った。さらに、あまり多くのターンを巻線部分の内側に移動(シフト)させると、4極速度の速度/トルク曲線にカスプ(尖点:cusp)が生ずる可能性のあることが判った。共有巻線部分に対する非正弦曲線的巻線分布を適正に選択すると、8極速度構成で非共有8極巻線構成の動作性能特性と同様の動作性能特性を実現することができるという利点が得られる。
図3は、また当技術分野で周知の技術に従って固定子コアに対して回転する関係で取り付けられた回転子(ロータ)330を示している。簡単に説明すると、巻線構成の1つを付勢することによって生成された回転磁界は、図1に関して先に述べた4/6/8極速度に対応する速度で回転子330を回転させる。図3は固定子の内側にある回転子を示しているが、本発明はこのような構成(配列)に限定されるものではなく、例えば、インサイド−アウト(inside-out、裏返し配置の)電動機構成に関連して使用する場合にも適用することができるであろう。
ここで図示し説明した典型例の実施形態のような部分的共有巻線構成の利点は、特に、8極巻線を構成するのに必要な導線の量を節約することができる点にある。この利点を表わすために使用することができる1つの指標として、固定子スロットの平均占有率(slot fill)がある。図2の構成に類似した構成を従来技術による4/6/8極電動機(4極始動巻線を有する)の形式(形態)、適合性および機能と比較したとき、スロットの平均占有率は約66.37%から約61.8%に低下した。同様に、図2の構成に実質的に類似した構成を従来技術による4/6/8極電動機の形式、適合性および機能と比較したとき、スロットの平均占有率は約62.3%から約59.2%に低下した。このような減少は、特定の電動機を構成するのに必要な導線の量に関してかなりのコスト節減になる。さらに、このようなスロットの平均占有率の減少によって生産性が改善される。その理由は、固定子のスロット中で使用される導線が少なくなるからであり、このことは導線を挿入するのに必要な力を低減することができることを意味する。挿入する力を低減することによって、製造工程の期間において傷が付いたり破損する導線の量が減少することを意味することを理解すべきである。このような改善により、コストを節減すると共に電動機の品質を改善することができる。
8極構成で4極の巻線の一部を共有すると、或る動作環境および動作シナリオの下では熱に関する懸念が生じる可能性のあることに注目する必要がある。例えば、巻線を充分に冷却する充分な機会(環境)を与えずに共有巻線部分が付勢される場合は、この熱に関する問題が重要になってくる。都合のよいことに、本発明により得られたスロット内の占有率の減少を、上記のような熱に関する問題を解消するのに利用することができる。共有部分で使用される導線は、より良好な冷却効果が得られるように充分な大きさの寸法にすることができる。
本発明の部分的共有巻線構成の従来技術より優れている他の点は、ターンの不均衡状態を減少させることができることである。ターンの不均衡状態は電動機の性能に影響を及ぼす。ターンの不均衡状態の1つの尺度は6極構成に関連する巻線部分(ここでは6極ターン不均衡と称する)を比較することによって決定される。例えば、6極構成は巻線部分120Fおよび108によって発生される極を有し、反対側の極は巻線部分120Cによって発生される。巻線部分120Cに関連する各スロット中には、巻線部分120Fに関連するスロット中の導線のターン数より多くのターン数の導線が存在する。図2に示した実施形態に類似した電動機の一実施形態は、従来技術による電動機と同様な形式、適合性および機能と比較したとき、不均衡を約1.38から約1.22に減少させることによって6極ターンの不均衡を改善した。他の実施形態は、不均衡を約1.18から約1.05に減少させることによってターンの不均衡を改善した。
ここで図示し説明した部分的共有巻線構成によって大きな利点を得ることができることを理解すべきである。さらに、好ましい実施形態として4/6/8極電動機構成について説明したが、本発明は4/6/8極電動機構成に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明はより大きな適用性をもっている。例えば、2/4極電動機、4/8極電動機、2/8極電動機、等の2段速電動機で本発明の特徴を発揮することができる。実際に、本発明の特徴は、第1の極速度Nおよび他の極速度Mを有する構成に適用することができ、ここでNは少なくとも2(または例えば4のような2の倍数)であり、Mは偶数の整数で最小Nの2倍である。従って、典型例の部分的共有巻線の対には、2/4、2/8、4/8、6/12、8/16、等が含まれる。
前述の説明は、誘導電動機、および誘導電動機に関連して使用される固定子の製造方法を含む製造方法にも関係することを理解されたい。このような方法には、例えば、(a)8極巻線構成において共有される第1の巻線部分と、8極巻線構成で共有されない第2の巻線部分とを有する4極巻線を固定子上に巻くこと、(b)正弦曲線的に巻かれた巻線部分と非正弦曲線的に巻かれた巻線部分とを含む巻線を提供すること、(c)固定子の周囲のスロット中に非順次的/十字交差パターンで配置された巻線部分を含む電動機の巻線を提供すること、が含まれる。
上述の点から判断して、本発明の幾つかの目的が達成され、他の利点が得られることは明らかである。
本発明の要素(エレメント)または本発明の好ましい実施形態を明細書中で表わすときに、冠詞“a”、“an”、“the”および“said”は1またはそれ以上の要素が存在することを意味している。用語“comprising”、“including”および“having”は“含む”ことを意図するものであり、リストアップされた要素以外の追加的な要素も存在し得ることを意味する。
本発明の範囲から逸脱することなく上述の構成および方法について種々の変更が可能であるから、上述の説明に含まれるすべての事項または添付の図面に示したすべての事項は例示として解釈されるべきであり、限定的な意味で解釈すべきでない。
図1は本発明の特徴に従って構成された、部分的共有巻線構成を有する3段速単相誘導電動機の好ましい一実施形態の概略的電気回路図である。 図2は本発明の特徴による、図1の3段速単相誘導電動機の好ましい一実施形態を示す固定子コア巻線図である。 図3は本発明の特徴による、図1の電動機の巻線分布の好ましい一実施形態を示す固定子コア巻線図である。

Claims (13)

  1. 単相多段速誘導電動機であって、
    固定子コアと、
    前記固定子コアに対して回転する関係にある回転子と、
    前記固定子コア上の部分的共有巻線と
    を具備し、
    前記部分的共有巻線は、前記電動機をN極構成で動作させることが望ましいときはその全体が付勢され、ここでNは少なくとも2で且つ2の整数倍であり、
    前記部分的共有巻線は、前記電動機をM極構成で動作させることが望ましいときはその全体よりも少なく付勢され、ここでMは偶数の整数で且つ最小Nの2倍である、
    単相多段速誘導電動機。
  2. N=4、M=8であり、前記部分的共有巻線は第1の巻線部分と第2の巻線部分とを含み、前記第1の巻線部分は、前記電動機を4極構成および8極構成で動作させることが望ましいときに付勢されるよう構成されており、前記第2の巻線部分は、前記電動機を4極構成で動作させることが望ましいときのみ付勢されるよう構成されている、請求項1に記載の単相多段速誘導電動機。
  3. 前記部分的共有巻線はさらに第3の巻線部分と第4の巻線部分とを含み、前記第3の巻線部分は、前記電動機を4極構成および8極構成で動作させることが望ましいときに付勢されるよう構成されており、前記第4の巻線部分は、前記電動機を4極構成で動作させることが望ましいときのみ付勢されるよう構成されている、請求項2に記載の単相多段速誘導電動機。
  4. 前記第1、第2、第3および第4の巻線部分は前記固定子コア上に非順次的に巻かれている、請求項2に記載の単相多段速誘導電動機。
  5. 前記第1の巻線部分は、さらに前記電動機を6極構成で動作させることが望ましいときに付勢されるよう構成されている、請求項2に記載の単相多段速誘導電動機。
  6. N=4、M=8であり、さらに前記固定子コア上の非共有巻線を含み、該非共有巻線は前記電動機を6極構成で動作させることが望ましいときに付勢されるものである、請求項1に記載の単相多段速誘導電動機。
  7. 前記固定子コアは複数のスロットを含み、前記部分的共有巻線は、第1のグループの前記複数のスロットの内部で概して非正弦曲線的分布をなすように支持された第1の巻線部分と、第2グループの前記複数のスロットの内部で概して正弦曲線的分布をなすように支持された第2の巻線部分とを含むものである、請求項1に記載の単相多段速誘導電動機。
  8. さらに非共有巻線部分を含み、該非共有巻線部分は、前記電動機をM極構成で動作させることが望ましいときは前記部分的共有巻線の第1の巻線部分に関連して付勢され、前記非共有巻線部分は、第3のグループの前記複数のスロットの内部で概して正弦曲線的分布をなすように支持されたものである、請求項7に記載の単相多段速誘導電動機。
  9. さらに、前記固定子コア上に巻かれた第3の巻線部分は前記電動機をN極構成で動作させるときのみ付勢され、前記第3の巻線部分は実質的に正弦曲線的巻線分布を有し、
    前記固定子コア上に巻かれた第4の巻線部分は前記電動機をN極構成とM極構成の両方で動作させるときに付勢され、前記第4の巻線部分は実質的に非正弦曲線的巻線分布を有するものである、請求項7に記載の単相多段速誘導電動機。
  10. さらに、前記固定子コア上に巻かれた第3の巻線部分は前記電動機をM極構成で動作させるときのみ付勢され、前記電動機を8極構成で動作させるときは前記第2および第3の巻線部分が付勢されるものである、請求項7に記載の単相多段速誘導電動機。
  11. さらに、前記固定子コア上の補助始動用巻線と、
    前記回転子の回転を開始させるために前記補助巻線を付勢する始動スイッチと、
    を含み、
    前記始動スイッチは前記回転子の回転が回転閾値を超えたとき前記補助巻線を消勢するものである、請求項1に記載の単相多段速誘導電動機。
  12. N=4、M=8であり、前記電動機は4極構成、6極構成および8極構成で動作するよう構成されており、
    前記巻線は、
    前記固定子コア上に巻かれていて、4極構成においてのみ付勢される第1の巻線部分と、
    前記固定子コア上に巻かれていて、6極構成においてのみ付勢される第2の巻線部分と、
    前記固定子コア上に巻かれていて、8極構成においてのみ付勢される第3の巻線部分と、
    前記固定子コア上に巻かれていて、4極構成および8極構成において付勢されるが、6極構成では付勢されない第4の巻線部分と、
    を含むものである、
    請求項1に記載の単相多段速誘導電動機。
  13. さらに、前記固定子コア上に巻かれた第5の巻線部分を含み、前記第5の巻線部分は、4極構成、6極構成および8極構成において付勢されるものである、請求項12に記載の単相多段速誘導電動機。
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