JP2006501946A - 小さい直径の脈管に対して吻合を作製するための自己拡張外部コネクタ、およびその使用方法 - Google Patents

小さい直径の脈管に対して吻合を作製するための自己拡張外部コネクタ、およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

吻合接続を、移植片導管の側壁における第一の開口部分と、身体組織導管の側壁における第二の開口部分との間で、中空の自己拡張外部コネクタを使用して作製するための方法および装置が提供される。第一の開口部分の周りの組織は、この中空コネクタに導入され、そしてこのコネクタの遠位部分の第一の部材によって保持される。次いで、送達ツールが、コネクタを変形させることによって、第一の部材により規定される遠位外周を潰し、そしてこの第一の部材を、第二の開口部分を介して身体組織導管の管腔内へと送達する。第一の部材を身体組織導管に挿入する際に、このツールは使用されず、そしてコネクタが再成形される。

Description

本願は、2000年10月4日に出願された、米国仮特許出願番号60/416,485(これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)の利益を主張する。
(発明の背景)
本発明は、吻合を作製するための医療用移植装置および方法に関し、そしてより具体的には、患者における小さい直径の体液導管に吻合を作製するための装置および方法に関する。
患者内の2つの管状身体流体導管の間に吻合接続を作製することを必要とする、多くの医療手順が存在する。吻合接続(または吻合術)とは、接続される2つの導管の管腔の間での体液の流れを、好ましくは接続の位置で体液を導管から漏出させずに可能にする接続である。吻合が必要とされる手順のほんの1つの例として、患者の冠状動脈における閉塞を迂回するために、血液を供給される管状移植片が、吻合を介して冠状動脈へと、閉塞の下流に接続され得る。この吻合は、移植片の端部と、冠状動脈の側壁における開口部分との間(いわゆる端端吻合)であり得るか、またはこの吻合は、移植片の側壁における開口部部分と、冠状動脈の側壁における開口部分との間(いわゆる側側吻合)であり得る。移植片は、天然の導管、剛性導管、または天然導管と合成導管との組み合わせであり得る。天然導管が使用される場合、この導管は、患者の他の箇所から完全にかまたは部分的に移され得る(例えば、完全に移された伏在静脈移植片(「SVG」)または部分的に移された内部乳房動脈(「IMA」))。あるいは、移植片を移すことは必要とされないかもしれない(例えば、心臓の静脈は、すぐ隣接する冠状動脈における閉塞の周りの「移植片」になる)。1つより多くの吻合が必要とされ得る。例えば、第二の吻合が、移植片導管の上流部分と、動脈における閉塞の上流の大動脈または冠状動脈との間に、必要とされ得る。ここでまた、この第二の吻合は、端側吻合または側側吻合のいずれかであり得る。あるいは、第二の上流の吻合は、全く必要とされないかもしれない(例えば、移植片が部分的にのみ移されるIMAである場合)。
従来の端側吻合を、静脈移植片と冠状動脈との間に作製する場合、特定の困難が生じ得る。第一に、冠状動脈と静脈移植片との相対的な大きさが異なる。例えば、冠状動脈は、代表的に、約1.0〜3.0mmの内径を有し得、一方で、静脈移植片(例えば、伏在静脈)は、代表的に、約4.0〜8.0mmの内径を有し得る。この脈管直径の間の相違(すなわち、「口径の不一致」)は、比較的大きい静脈移植片の端部を、比較的小さい冠状動脈の側壁における開口部分に位置させる挑戦を、外科医に提示し得る。静脈移植片と冠状動脈との間の流れの、得られる質および量は、これらの2つの導管の間での効果的な血液動的シールの提供と一緒に、しばしば、これらの2つの導管の間の効果的な連結部を作製する外科医の技術に依存する。
第二に、従来の端側吻合は、代表的に、移植片導管を、冠状動脈に、この冠状動脈の管腔に対してある角度で連結され、これによって、冠状動脈の壁において、連結部を形成する。この連結部からさらに離れて、静脈移植片は、心臓構造体を押し付けて置かれるか、または冠状動脈の管腔に対して実質的に平行に置かれる傾向がある。この静脈移植片の、冠状動脈に対して実質的に垂直な連結から冠状動脈に対して実質的に平行な位置への移行は、しばしば、急激に起こり、これは、静脈移植片のねじれを生じ得、おそらく、減少した血流を伴う。
第三に、比較的小さい直径(例えば、1から4ミリメートル)を有する脈管の連結は、吻合が作製された後に、これらの脈管を開いて維持することのさらなる問題を提示する。現在、市販のコネクタを移植片と大動脈との間の近位吻合において利用する吻合の口の直径は、移植片の直径によって制限され、そして通常、この移植片の直径より小さい。従って、天然の治癒応答に起因する流れの遮断の危険性を最小にする目的で、連結される小さい方の脈管の直径に等しいかまたはこれより大きい直径を有する吻合を提供することが役立つ。
従って、口の直径が移植片の直径より大きい、側側吻合を作製するための装置を提供することが望ましい。
本発明の別の目的は、血液流路内のコネクタ材料の表面積を最小にして、例えば、血餅形成および外来物体応答を減少させるための外部コネクタを使用して、口の直径が移植片の直径より大きい側側吻合を作製するための装置を提供することである。
(発明の要旨)
従って、本発明の目的は、口の直径が移植片の直径より大きい側側吻合を作製するための装置を提供することである。
従って、本発明の目的はまた、血液流路内のコネクタ材料の表面積を最小にして、例えば、血餅形成および外来物体応答を減少させるための外部コネクタを使用して、口の直径が移植片の直径より大きい側側吻合を作製するための装置を提供することである。
本発明に従って、患者における管状身体流体導管の間に中空吻合接続を作製するための、少なくとも第一のコネクタを備える装置が提供される。本発明の特定の用途は、移植片導管を、患者における身体組織導管に、側側吻合で連結することであり、この吻合の口は、移植片導管の口より大きい。本発明の第一の実施形態において、第一のコネクタは、その遠位端に、第一のセットの部材を有し、これらの部材は、第一の導管(例えば、移植片導管)と第二の導管(例えば、身体素s器導管)との両方に係合し、そしてその近位端に、第二のセットの部材を有し、これらの部材は、第二の導管に接触し、そしてこの第二の導管を、第一の導管のほうへと押す。
第一のコネクタは、その遠位端において、かなりの程度まで自己拡張して、第一のセットの部材によって規定される、拡張した、そして好ましくは非円形の遠位外周を作製する。第一の導管における第一の開口部分の周りの組織は、第一のコネクタの中空部を通過し、そして第一のセットの部材と係合する。
送達ツールが、位置づけられたコネクタを軸方向および/または軸を横切る要綱に変形させて、第一のセットの部材によって規定される潰れた遠位外周を作製し、その結果、第一のセットの部材は、第一のコネクタが第二の導管に導入される場合に、第二の導管に対する外傷を防止するように位置決めされる。この送達ツールは、第二の導管への送達後に構成を変化させて、第一のセットの部材を露出し得、この第二の導管内での第一のコネクタの遠位端の拡張を可能にする構造体を有する。
吻合を作製するための方法は、第一の導管における第一の開口部分を、第一のコネクタの中空部を通し、そしてこのコネクタの遠位端を超えて導入して、この第一の導管を、第一のコネクタの第一のセットの部材と係合させる工程を包含し得る。第一の導管における開口部分は、第一の導管の遠位端に対して近位に、この第一の導管の側壁に作製され得る。
手術部位において、第二の開口部が、第二の導管の側壁に作製され得る。第一の導管の遠位端が変形し得、そして第一の開口部分および第二の開口部分が近付けられ得、その結果、第一のコネクタを装填された第一のセットの部材が、第二の開口部分を介して、第二の導管内へと延びる。
第一のコネクタは、このコネクタが第一の導管および第二の導管の内壁を、第一の開口部分および第二の開口部分の周りで円周方向に一緒に押し付けるように、再形成し得る。第一のコネクタの遠位端は、軸方向および軸を横断する方向に、変形および拡張し得る。選択された送達ツールが、第一のコネクタを変形させるための、第一の開口部分と第二の開口部分とを近付けるためとの両方に、使用され得る。
この方法はまた、第二のコネクタを第二の導管に導入して、第二の開口部分を開いて保持し、そして第二の開口部分の周りの第二の導管の壁組織を一緒に保持し得る。第二のコネクタは、さらに、第一のコネクタが第二の導管に導入される場合に、この第二の導管に対する外傷を防止し得、そして第一のコネクタと係合して、例えば、外周の一致を保証し得る。
用語脈管および導管は、本明細書中で、交換可能に使用されることが注目されるべきである。
本発明の上記および他の利点は、添付の図面と組み合わせて、以下の詳細な説明を考慮する際に、より明らかにされる。これらの図面において、同じ参照文字は、全体にわたって同じ部品を表す。
(発明の詳細な説明)
本発明は、他の可能な用途を有するが、本発明は、患者の脈管系における閉塞の周りにバイパスを提供する際のその使用の以下の説明から、完全に理解される。
本発明のいくつかの実施形態において、制御された、予め決定された長さを有する切開が、標的脈管と移植片導管との間に吻合を作製する前に、標的脈管および移植片導管のうちの一方または両方に、作製され得る(制御された長さの切開を作製するための装置および方法は、間に吻合が作製されるべき脈管に関連して本明細書中に記載されるが、制御された長さの切開は、患者における任意の管状身体流体導管において作製され得ることが、注目されるべきである)。制御された長さの切開を作製するための装置および方法はまた、例えば、同時に出願された共有に係る米国特許番号___(代理人文書番号293/052)(2003年10月3日出願、これは、その全体が、本明細書中に参考として援用される)に記載されている。
本発明の脈管切開ツールは、縫合針と類似の様式で使用され得る。脈管切開ツールは、脈管の側壁に挿入するための、鋭利な先端を備える。脈管の側壁に先端を挿入することによって、第一の小さい穴が、この側壁に作製される。このツールは、小さい凹部を備え得、この凹部は、この先端が脈管内に十分に遠く挿入された場合に、外科医に、触覚的および視覚的フィードバックを提供する。次いで、この脈管切開ツールは、先端が側壁を通って脈管内から出現するまで、上方に回転され得る。このツールの回転によって、脈管の側壁に第二の小さい穴が作製される。第一の穴と第二の穴との間の距離は、先端の長さに基づき得る。例えば、約2.75mm〜約3.00mmの長さを有する真っ直ぐな先端を有するツールについては、これらの2つの小さい穴の間に得られる距離は、約2.75mm〜約3.25mmである。
この脈管切開ツールは、脈管において穴から穴へと切断するための、鋭利な切断刃を備える。このツールは、縫合針様の運動を使用して、上方に回転され得、これによって、この切断刃を、側壁における第一の小さい穴から第二の小さい穴まで駆動する。次いで、このツールは、脈管から取り外され、そして切開が完了する。この切開の長さは、例えば、切開の部位で展開されるコネクタにフィットするように、変更され得る。例えば、本明細書中で上に記載される装置および方法を使用して作製される切開の外周は、この切開に設置される拡張したコネクタの外周と同じであり得る。
本発明の脈管切開ツールを使用して作製された、制御された長さの切開は、例えば、非円形のコネクタが関与する吻合、または縫合された吻合のような吻合のために、効果的である。この切開の作製は、医師が、例えば、コネクタを切開部位に設置する前、または移植片を脈管に縫合する前に、質および疾患について、切開および周囲の脈管を調査することを可能にする。
脈管切開ツールの先端および刃は、任意の適切な合成材料(例えば、ステンレス鋼など)から構成され得る。脈管切開ツールの刃は、任意の適切な形状(例えば、直状、湾曲状、または脈管側壁において第一の穴から第二の穴へと切断するための他の任意の形状)であり得る。脈管切開ツールの刃は、異なる標的部位のために、ツールの先端とハンドルとの両方に対して、任意の適切な角度であり得る。
図1Aは、本発明に従う、例示的脈管切開ツール10の斜視図である。脈管切開ツール10は、ハンドル12、刃14、および先端16を備え得る。ツール10は、先端16と刃14との間に凹部17を備え得、この凹部は、先端16が脈管内に十分に深く挿入されたときを外科医に示す。刃14および先端16は、それぞれ、長さ18および20を有する。1つの例示的な例において、長さ18は、約6.4mmであり得、そして長さ20は、約2.5mmであり得る。ハンドル12および刃14は、角度22を形成し、そして刃14および先端16は、角度24を形成する。本明細書中で上記されたように、角度22および24は、異なる標的部位に適合するように、調節され得る。
図1Bから1Eは、例えば、図1Aの脈管切開ツール10を使用して、脈管に制御された長さの石灰を作製するための方法を図示する。図1Bに示されるように、ツール10の鋭利な先端16が、脈管30の側壁32を通して挿入され得る。先端16は、凹部17と同程度に深く、側壁32を通して挿入され得る。側壁32を通しての先端16の挿入は、第一の穴34の作製を生じる。図1Cの配向を達成するために、ツール10は、鋭利な先端16が側壁32を強制的に押されるようにさらに回転され得、これによって、第二の穴36が作製される。第二の穴36から第一の穴34までの距離は、先端16の長さ10(図1A)とおよそ等しい。先端16が脈管30内から出現した後に、ツール10は、図1Dに示されるように、切断刃14が第一の穴34から第二の穴36まで切断するように、上方に回転され得る。これによって、図1Eに上から見下ろす図で示されるように、制御された、予め決定された長さ40を有する切開38が作製される。本明細書中上で言及されたように、切開38の長さ40は、先端16の長さ20(図1A)におよそ等しくあり得る(脈管に作製される切開、および本明細書中で言及される他の任意の切開はまた、「開口部分」と称され得ることが注目されるべきである)。
図1Fおよび1Gは、本発明に従う、別の例示的な脈管切開ツール50の斜視図である。図1Fは、図1Gの配向から紙面内に90°回転されたように、ツール50を示す。脈管切開ツール50は、特定の湾曲を有し、おの湾曲は、一定であり得るか、またはこのツールの長さに沿って変動し得る。ツール50の湾曲は、ツール50が特定の標的部位に適切であるような湾曲であり得る。脈管石灰ツール50は、ハンドル52、刃54、および先端56を備え得る。ツール50は、先端56とハンドル54との間に凹部57を備え得、この凹部は、先端56が脈管内に十分に深く挿入されたときを医師に示す。脈管切開ツール50の刃54および先端56は、任意の適切な材料(例えば、ステンレス鋼など)から構成され得る。
脈管切開ツール50は、図1B〜1Eに関して本明細書中で上に記載された様式と実質的に類似の様式で、脈管内に、制御された長さの切開を作製するために使用され得る。
図2は、実際に好ましくは一体的な、一片(ユニタリー)の、環状の自己拡張セルラー外部コネクタ100の、平面展開図を示す。具体的には、図2に示される構造体の左右の縁部は、実際に好ましくは、互いに連結され、そして一体的である。従って、コネクタ100の実際の構造は、図3に示されるとおりであるが、図2は、コネクタ100の種々の特徴の特定の細部をより明白に明らかにするために、有用である。
自己拡張コネクタ100の特に好ましい材料は、ニチノールである。適切な材料の他の例としては、チタン、タングステン、および白金が挙げられる。コネクタ100は、単一のユニタリー管(例えば、ハイポチューブ)で開始し、そして図3に示される構造体のみが残るまで、選択された材料を除去することによって、有利に製造され得る。例えば、コネクタ100を製造する目的で、開始管から材料を除去するために、レーザー切断が使用され得る。
コネクタ100は、円周方向に間隔を空けたセル部分112を備えるように記載され得る。1つの実施形態に従って、コネクタ100は、6つの反復セル部分112を備える。このコネクタは、コネクタ100を製造するために使用される管の軸方向長さおよび周囲、ならびに所望の得られる周囲に依存して、6つより少ないか、または6つより多いセル部分112を有し得る。あるいは、コネクタ100の構造は、異なる構成のセルおよび幾何学的形状を有し得る。
各セル部分112は、円周方向に間隔を空けた1対の部材120を備える。部材120の遠位端は、円周方向に延びる部材122において、互いに接続される。1対の部材120および1つの部材122は、各セル部分112の遠位部分114を既定する。各セル部分12はまた、円周方向に間隔を空けた1対の部材128を備える。部材128の近位端は、円周方向に延びる部材130において互いに接続され、この円周方向に延びる部材は、好ましくは、近位に湾曲している。1対の部材128および1つの部材130は、各セル部分112の近位部分118を規定する。各セル部分において、部材122の最も遠位の部分および部材130の最も近位の部分は、代表的に、約0.106インチ〜約0.111インチの範囲の長さを有する距離113だけ分離され得る(距離113の長さは、部材122の幅および部材130の幅を含むことが、注目されるべきである)。各セル部分112はまた、円周方向に間隔を空けた1対の部材136を備える。部材136の近位端は、部材128の遠位単に接続され、そして部材136の遠位端は、部材120の近位単に接続される。1対の部材136は、各セル部分112の中間部分116を規定する。円周方向に隣接するセル部分112の中間部分116は、代表的に、約0.046インチ〜約0.056インチの範囲の長さを有する距離117だけ分離され得る。
セル部分112は、部材138および140によって、円周方向に隣接するセル部分112に接続され得る。円周方向に隣接するセル部分112を、1つより多くの位置で(例えば、2つの部材138および140を使用して)接続することによって、コネクタ100の剛性が改善される。例えば、円周方向に隣接するセル部分112の間の1つのみの接続を用いると、セル部分112は、円周方向に隣接する2つのセル部分に対してねじれる傾向を有する。しかし、円周方向に隣接するセル部分112の周りに2つの接続(例えば、部材138および140)を有すると、セル部分112は、円周方向に隣接する2つのセル部分に対してねじれることを防止される。2つの接続が図2に示されるが、円周方向に隣接するセル部分112は、任意の数の接続を使用して、互いに接続され得ることが、理解される。
セル部分112の遠位部分114のいくつかおよびすべては、組織保持特徴を備え得、この特徴は、この場合には、とげ様の自由端部126をゆする遠位無事124を備え、この自由端部は、鋭利に尖っており、そして近位部分118のほうに向く。遠位部材124は、円周方向に延びる部材122に接続され得る。代表的な遠位部材124は、約0.047インチ〜約0.057インチの範囲の長さ125を有し得る(長さ125は、部材122の幅を含むことが注目されるべきである)。しかし、遠位部材124の寸法は、連結されるべき導管の壁厚に従って、変更され得る。遠位部材124の各々は、例えば、図3に示されるように、コネクタ100の構造の残りの部分から半径方向外向きに偏向する。
上記遠位部材124の外向きの偏向は、コネクタ100をマンドレル上に置き、そして部材124を半径方向外向きに剥がすことによって、作製され得る。部材124の偏向に続いて、最初の遠位外周111および最初の近位外周119は、それぞれ、遠位部材124および近位部材130の先端によって規定され得る。これらの外周は、コネクタ100の拡張に続いて部材124および130の先端によって規定される「拡張した」外周に対して、「初期」外周である(例えば、図4を参照のこと)。初期遠位外周111は、例えば、自由端部126の尖った先端によって規定され得る。コネクタ100の遠位部材124および近位部材130によって規定される外周は、この部材が、このコネクタの拡張の際に接続されるべき2つの導管を係合および/または貫通することを可能にする、本発明の1つの局面である。
コネクタ100はまた、代表的に、移植可能なデバイスに適切な他の加工(例えば、ポリシング、不動態化、清浄化、および滅菌など)を必要とする。
図4は、コネクタ100の拡張した状態を図示する。コネクタ100は、円周方向に自己拡張可能であるような様式で形成される。上記部材124の偏向は、代わりに、コネクタ100の拡張を生じ得ることが理解されるべきである。
コネクタ100の円周方向の拡大可能性は、円周方向に自己拡張するセル部分(例えば、上記セル部分112)によって提供される。この様式で、コネクタ100は、セル部分112のいくつかまたはすべての円周方向での拡張によって、円周方向に拡大可能である。
コネクタ100が拡大するにつれて、遠位部分および近位部分118が、中間部分116に関連する外周より大きい外周を形成するように、半径方向外向きに拡張することが望ましい。遠位部分114の拡張に続いて、「拡張した」遠位外周115は、遠位部材124の先端によって規定され得る。この外周は、例えば、図4に示されるような「初期」遠位外周111に対して、「拡張した」外周である。拡張した遠位外周115は、例えば、自由端部126の尖った先端によって規定され得る。さらに、近位部分118の拡張に続いて、「拡張した」近位外周131が、部材130の近位先端によって規定され得る。この外周は、例えば、図3に示されるような「初期」近位外周119に対して、「拡張した」外周である。コネクタ100の全体の円周方向拡張は、遠位部分114および近位部分118の比較的大きい拡大と一緒に、部材130と部材122(および従って、部材124)との間の軸方向間隔の距離を減少させて、図4に示される軸方向間隔137を生じる。間隔137は、コネクタ100によって連結されるべき2つの導管の壁厚に依存して、変動し得る。他の吻合スキームとは異なり、セルラー外部コネクタ100は、実質的に、その軸に沿って、第一の移植片導管の外側に載る。第一の導管へのコネクタ100の取り付けが、ここで、図5〜9を参照して記載される。
第一の導管200は、引き続いて、第一の導管200の側壁に作製された開口部分202の周りで、コネクタ100に設置される。図5に示されるように、例えば、第一の導管200の内部表面204は、第一の導管200の第一の端部209、第二の端部210、および開口部分202の間での流体の流れを提供するための、管腔208を規定する。第一の導管200は、天然の身体組織(例えば、移植片として使用するために採取された患者の伏在静脈、部分的に切断された内部乳房動脈など)、人工移植片(例えば、Goldsteenらの米国特許第5,976,178号(これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)に示されるような)、または天然導管と人工導管との組み合わせ(例えば、人工導管の内側に実質的に同心状に配置された天然導管)であり得る。
外周203を有する開口部分202が、第一の導管200において、内部表面204と外部表面206との間に、端部209および210から間隔を空けた位置で作製され得、そして制御された長さの切開に関して上で記載された装置および方法を使用することによって、または機械的拡張によって、あるいはこれらの両方の組み合わせによって、作製され得る。1つの例において、初期開口部分は、刃を用いて第一の導管200を切断し、次いで、この開口部分を、拡張器を使用して拡張することによって、作製される。例えば、この切開は、拡張した外周115を有するコネクタ100上に装填することによって規定される口の長さの約80%の切開が、導管200に作製され得る。しかし、初期切開の大きさは、第一の導管の弾性特徴、または第一の導管における開口部分の大きさおよび外周に関連する他の任意の要因に基づいて、選択され得る。導管の側壁に開口部分を作製するための方法および装置の他の例は、例えば、公開された特許協力条約(「PCT」)特許出願公開番号WO01/3972(2001年6月7日公開、これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)に記載されている。このような方法および装置はまた、第二の導管(例えば、患者の身体組織導管)に開口部分を作製するために、使用され得る。
第一の導管200における開口部分202の外周203の大きさは、重要な問題である(開口部分202に関する記載はまた、第二の導管に作製される第二の開口部分に適用可能であり得ることが、理解される)。この開口部分が大きすぎる場合、引き続く血液動的シールは、これらの2つの導管の間に作製され得ない。逆に、この開口部分が小さすぎる場合、以下の望ましくない降下のうちの1つ以上が起こり得る:コネクタ100が拡張する場合に導管の壁が過剰に裂け得るか、または導管がコネクタの拡張を制限し得る(第二の導管に開口部を作製する場合、この開口部は、この開口部が小さすぎる場合、送達ツールおよび/または変形した第一のコネクタが、この開口部を通して挿入されることを可能にし得ない)。これらの上記の効果のどれが起こるかは、組織の質、使用される装置の寸法、およびコネクタの膨張圧力によって、部分的に決定される。
導管における開口部分の外周は、好ましくは、コネクタ100の取り付けおよび/または拡大が、壁の有意なさらなる引き先を引き起こして開口部の外周を拡大させないような大きさにされるべきである。むしろ、一般に、拡大したコネクタに適合するための開口部分の拡大は、導管の壁の弾性拡大範囲内で達成されることが望ましい。この弾性拡大は重要である。なぜなら、コネクタ100の遠位部材124は、コネクタ構造体が変形し、そして拡大するにつれて、第一の導管200の壁に係合するからである。導管が有意な量で避ける場合(例えば、弾性的に拡大するのではなく、遠位部材124との係合の位置で)、遠位部材124の間の導管に作製される所望の張力が緩和されることが可能であり、これは、連結される導管の間でのシールの作製を防止し得る。一例として、導管における開口部分の外周は、コネクタの拡大した遠位外周の大きさの約70〜80%の間であるべきである。これは、好ましくは、拡大したコネクタの外周まで導管が伸張される場合に、導管組織の弾性が、導管の間でのシールの作製を補助することを可能にする。
取り付けのために、第一の導管200は、拡大したコネクタ100の近位部分118の下に位置し得、その結果、第一の導管200の面の側壁に作製される開口部分202が、拡大した遠位外周115に面し、そしてこの外周に対して実質的に平行になる。図6に図示されるように、開口部分202の外周203は、遠位部分114を超えて、コネクタ100の中空部を通して矢印212の方向に進められ、次いで、コネクタ100の円周方向に延びる部材122および遠位部材124を超えて、矢印214の方向に進められる。
図7は、開口部分202の外周203の周りの外側表面206が、コネクタ100の自由端部126の尖った先端によって規定される拡大した遠位外周115を収容するまで、第一の導管200が進められることを図示する。一旦、開口部分200の外周203がコネクタ100の遠位部材124を超えて通ると、この外周は、自由端部126の先端に載る。これは、拡大した遠位外周115が開口部分202より大きいからであり、これによって、この開口部分を遠位部分114において適所に保持する。好ましくは、外周203と拡大した遠位外周115との間のクリアランスは、遠位部材124が第一の導管200に、開口部分202の外周203の周りで均一に係合することを確実にするために、最小である。引き続いて、第一の導管200が、適所に保持される(例えば、非外傷性把持器具を用いて)。
図7の参照を続けて、第一の導管200における開口部分202の外周203は、導管100の周りに配置される。より具体的には、導管200は、例えば、ツール300(例えば、John Loganらの米国特許出願番号09/587,112(2000年6月2日出願、これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)を用いて自由端部125の先端に対して移植片を圧縮する結果として、遠位部材124が導管200の側壁を貫通し、そして外部表面206から内部表面204へと通過するように、位置決めされ、これによって、自由端部に強制的に、移植片の壁を貫通させる。遠位部材124の自由端部126の鋭利な先端は、部材124による導管200の貫入を容易にする。自由端部126の平滑な後部表面は、部材124がとげのように導管を貫入した後に、導管200からの部材124の引き抜きを生じる。導管200は、さらに、または代替的に、コネクタ100に直接縫合され得る。あるいは、第一の導管200は、例えば、例えば、このコネクタをはさむか、反転させるか、ねじるか、伸張させるか、または移植片をこのコネクタに取り付けるための他の任意の適切な様式で、接着剤、クリップ、または他の任意のコネクタ要素を用いてかもしくは用いずに、固定され得る。
第一の導管200をその拡大状態においてコネクタ100に固定することの代替として、コネクタ100は、第一の導管200がその非拡張形態においてコネクタ構造体に固定された後に、拡張状態に拡張され得る(例えば、部材124が偏向された図3を参照のこと)。いずれにしても、一旦、この導管がコネクタに固定されると、自由端部126を備える各遠位部材124の一部分が後方に屈曲し得、その結果、自由端部126は、例えば、図8に示されるように、拡張した遠位外周115を収縮させるために、中間部分116の部材136に対して実質的に平行なほうを向く。部材124の拡張および屈曲、ならびに部材130の円周方向での拡張に続いて、軸方向間隔137が、図8および9に示されるように、これらの間に規定され得る。
開口部分202を通してコネクタ100によって作製される口の外周は、外周203によってデイ呈されるのではなく、より小さい口の外周201によって規定されることが理解される。なぜなら、外周203は、遠位部材124を超えて通過するからである。口の外周201は、一般に、実質的に軸方向の長さ250および実質的に軸を横切る方向の長さ252を有すると理解され得る。第一の導管200の外周203は、部材124が部材122と交差する地点で、コネクタ100と係合し得る。間隔137は、コネクタ100によって連結される2つの導管の壁厚に依存して変動し得る。本発明のこの局面が、本明細書中でより詳細に記載される。
本発明の自己拡張外部コネクタの別の好ましい実施形態において、図10は、実際に好ましくは、一体的な一片(ユニタリーの)、自己拡張管状外部コネクタ1100の平面展開図を示す。特に、図10に示されるこの構造体の左右の縁部は、実際に好ましくは、互いに連結され、そして一体的である。従って、コネクタ1100の実際の構造は、図11に示されるが、図10は、コネクタ1100の種々の特徴の特定の詳細をより明白に明らかにするために、有用である。
自己拡張コネクタ1100についての特に好ましい材料は、ニチノールである。コネクタ1100は、単一のユニタリー管(例えば、ハイポチューブ)で開始し、そして図11に示される構造体のみが残るまで、選択された材料を除去することによって、好都合に製造され得る。例えば、コネクタ1100を製造する目的で、開始管から材料を尾居するために、レーザー切断が使用され得る。
自己拡張管状外部コネクタ1100は、軸方向に間隔を空けた拡張可能なフィンガー部分対11110を備えると記載され得る。1つの実施形態に従って、コネクタ1100は、軸方向に間隔を空けた4つのフィンガー分離対1110を備える。コネクタ1100はまた、外周フィンガー部分対1110から軸方向に間隔を空けた、拡張可能な端部フィンガー部分対1020を備え得る。図10から16に示される実施形態に従って、コネクタ1100は、2つの端部フィンガー部分対1120を、コネクタの管状構造体の各端部に1つずつ、2つの端部フィンガー部分対1120を備える。このコネクタは、コネクタ1100を製造するために使用される管の軸方向長さおよび外周、ならびに得られる所望の外周に依存して、4つより少ないかまたは4つより多いフィンガー部分対1100を有し得、そして2つ、なし、またはちょうど1つの端部フィンガー部分対1120を有し得る。あるいは、コネクタ1100の構造体は、異なる構成のフィンガーおよび幾何学的形状を有し得る。
各軸方向に間隔を空けたフィンガー部分対1110は、円周方向に間隔を空けたフィンガー1112aおよび1112bを備える。各フィンガー部分対1110のフィンガー1112aおよび1112bの遠位端は、初期の軸を横切る方向の開口距離1117によって、互いから円周方向に間隔を空ける。フィンガー1112の遠位端および軸を横切る方向の開口部の距離は、各フィンガー部分対1110の遠位部分1114を規定する。各端部フィンガー部分対1120は、端部フィンガー1122aおよび1122bを備える。端部フィンガー1122aおよび1122bの遠位端は、端部部材1123において、互いに接続される。フィンガー1122および端部部材1123の遠位端は、各フィンガー部分対1120の遠位部分1114を規定する。各フィンガー部分対1110の各々のフィンガー1112の近位端およびフィンガー部分対1120の各々のフィンガー1122の近位端は、連結部1132において、共通の近位本体1130に接続される。フィンガー1112の近位端、フィンガー1122の近位端、連結部1132、および近位本体1130は、コネクタ1130の近位部分1118を規定する。任意の隣接するフィンガー対接続1110または1120は、初期軸方向フィンガー間隔距離1119だけ互いから軸方向に間隔を空けており、そしてフィンガー対部分1120は、初期軸方向開口距離1121だけ互いから軸方向に間隔を空けている。フィンガー1112および1122の各々は、代表的に、約0.30インチ〜約0.40インチの範囲の幅1140を有する。コネクタ1100が突出する単一の管は、代表的に、約0.6030インチ〜約0.7030インチの範囲の長さを有する初期外周1102、および約0.1750インチ〜約0.2750インチの範囲の初期軸方向長さ1140を有する。
フィンガー1112のいくつかまたは全ての遠位端は、組織保持特徴を備え得、この特徴は、この場合には、遠位部材1124を備え、この遠位部材は、鋭利に尖っており、そして近位部分1118から離れる方に向く、自由端部1126を有する。端部部材1123の一方または両方もまた、類似の組織保持特徴を備え得るが、端部部材1123は、所望であれば、各々、他の端部部材およびフィンガー1112とは異なる型の組織保持特徴を有し得る。代表的な遠位部材1124は、約0.05インチ〜約0.06インチの範囲の長さ1125を有し得る。しかし、遠位部材1124の寸法は、連結されるべき導管の壁厚に従って、変更され得る。遠位部材1124の各々は、例えば、図11に示されるように、コネクタ1100の構造体の残りの部分から外向きに偏向可能である。
遠位部材1124の上記外向きの偏向は、部材124に関して上に記載されたように、コネクタ1100をマンドレル上に置き、そして部材1124を外向きに剥がすことによって、製造され得る。部材1124の偏向に続いて、初期遠位外周1111は、遠位部材1124の先端によって規定され得る。この外周は、コネクタ1100の拡張後に部材1124の先端によって規定される「拡張した」遠位外周に対して、「初期」外周である(例えば、図12を参照のこと)。初期遠位外周1111は、例えば、自由端部1125の尖った先端によって規定され得る。コネクタ1100の遠位部材1124によって規定される外周は、これらの部材が、コネクタの拡張の際に接続されるべき2つの導管を係合させ、そして/または貫通することを可能にする、本発明の1つの局面である。
コネクタ1100はまた、代表的に、移植可能なデバイスのための適切な他のプロセシング(例えば、ポリシング、不動態化、清浄化、および滅菌)を必要とする。
図12は、コネクタ1100の拡張した状態を図示する。コネクタ1100は、円周方向および軸方向に自己拡張するような様式で、形成される。上記部材1124の偏向は、代わりに、コネクタ1100の拡張を生じ得ることが理解されるべきである。別の実施形態において、コネクタ1100は、実質的に円周方向に連続的であり得るが、図10に示される構造体の左右の縁部が、互いから分離されているが、実質的に近く、一方で、少なくとも1つの端部部材1123は、コネクタが、一片(ユニタリー)の構造体を保持することを可能にすることもまた、理解されるべきである。
コネクタ1100の円周方向の拡大性は、円周方向に自己拡張するフィンガー部分対1110によって提供され、これらのフィンガー部分対は、拡張した、軸を横切る方向に開口する距離1127を提供し、この距離は、初期の軸を横切る方向の開口距離1117より大きい。コネクタ1100の軸方向の拡大性は、自己拡張フィンガー部分対1110(これは、初期の軸方向フィンガー間隔距離1119より大きい、拡張した軸方向フィンガー間隔距離1129を提供する)と、軸方向に自己拡張するフィンガー部分対1120(これは、初期の軸方向開口距離1121より大きい、拡張した軸方向開口距離1131を提供する)との両方によって提供される。この様式で、コネクタ1100は、フィンガー部分対1110および/またはフィンガー部分対1120の間の距離のいくらかまたは全てを拡大することによって、円周方向および軸方向に拡大可能である。
フィンガー部分対1110および1120の拡大に続いて、「拡張された」遠位外周1115が、遠位部材1124の先端によって規定される。この外周は、図11に示されるような「初期」遠位外周1111に対して、「拡張した」外周である。例えば、拡張した遠位外周1115は、自由端部1126の尖った先端によって規定され得る。図12に示される実施形態に置いて、例えば、拡張した軸を横切る方向の開口距離1127は、端部フィンガー部分1120からさらに離れたフィンガー1112の間より大きくあり得、その結果、拡張した遠位外周1115は、特定の地点において、接続されるべき導管における開口部分の種々の大きさおよび形状とともに使用されるために、他方よりも、軸を横切る方向が広い。コネクタ1100の全体の拡張は、フィンガー1112とこれらの端部1125との間の間隔の距離を減少させ得、図12に示される間隔1137を生じる。間隔1137は、コネクタ1100によって連結される2つの導管の壁厚に依存して、変動し得る。コネクタ1100の、第一の導管への取り付けが、ここで図13〜16を参照して記載される。
取り付けのために、第一の導管200は、拡張した管状コネクタ1100の中空管腔内に配置され得、その結果、第一の導管200の側壁に作製される開口部分202が、拡張された遠位外周1115に綿糸、そしてこの外周に対して実質的に兵高位なる。図13に示されるように、開口部分202の外周203は、コネクタ1100の開口部を通り、遠位部分1114を越えて、矢印212の方向に進められ、次いで、コネクタ1100の遠位部材1124の各々を越えて、矢印214の方向に進められる。
図14は、開口部分202の外周203の周りの外部表面206が、コネクタ1100の自由端部1126の尖った先端によって規定される自己拡張した遠位外周1115を囲むまで、第一の導管200が進められることを図示する。一旦、開口部分202の外周203が、コネクタ1100の遠位部材1124を越えて通されると、この開口部分は、自由端部1126の先端に載る。好ましくは、外周203と拡張した外周1115との間のクリアランスは、遠位部材1124が第一の導管200と、開口部分202の外周203の周りで均一に係合することを確実にするために、最小である。引き続いて、第一の導管200が適所に保持される(例えば、非外傷性把持器具を用いて)。
図14の参照を続けて、第一の導管200における開口部分202の外周203は、コネクタ1100の周りに配置される。より具体的には、導管200は、例えば、移植片を、ツール300を用いて自由端部1126の先端に押し付け、これによって、この自由端部に強制的に移植片壁を貫通させることによって、遠位部材1124が導管200を貫通し、そして外側表面206から内側表面204へとこの導管の側壁を通過するように、位置決めされる。遠位部材1124の自由端部1126の鋭利な先端は、部材1124による導管200の貫通を容易にする。拡大した自由端部1126の平滑な後表面は、部材1124部材1124が導管200を貫通した後の、この導管からの部材の引き抜きに抵抗する。導管200は、さらに、または代替的に、導管1100に直接縫合され得る。あるいは、第一の導管200は、接着剤、クリップ、または他のコネクタ要素を用いて、コネクタ1100に固定され得る。
第一の導管200をコネクタ1100にその拡張した状態で固定することの代替として、コネクタ1100は、第一の導管200が初期コネクタ構造に固定された後に、その拡張した状態に拡張され得る(例えば、部材1124が収縮された図12を参照のこと)。いずれの様式でも、一旦、導管がコネクタに固定されると、各遠位部材1124の、自由端部1126を含む部分は、後方および下方に屈曲し得、その結果、例えば、図15に示されるように、例えば、拡張した遠位外周1115を減少させるために、自由端部1126が、フィンガー1112に対して実質的に平行な方を指す。部分の対1110および1120の拡張、ならびに部材1124の屈曲に続いて、軸方向間隔1137が、図15および16に示されるように、これらの間に規定される。
開口部分202を通してコネクタ1100によって作製される口の外周は、外周203によって規定されるのではなく、小さいほうの口の外径201によって規定されることが理解される。なぜなら、外周203は、遠位部材1124を超えて通過するからである。口の外周201は、一般に、実質的に軸方向の長さ250および実質的に軸を横切る方向の長さ252を有すると理解され得る。第一の導管200の外周203は、部材1124が部材1122と交差する地点で、コネクタ1100と係合し得る。間隔1137は、コネクタ1100によって連結されるべき2つの導管の壁厚に依存して、変動し得る。本発明のこの局面が、本明細書中により詳細に記載される。第一の導管200をコネクタ1100に固定するために必要とされる外周203の大きさは、第一の導管200をコネクタ100に固定するために必要とされる外周203の大きさより小さいことが理解される。なぜなら、導管200の組織は、コネクタ1100の部材の上をこの部材を覆って(図15)と対照的に、コネクタ100の中空部を通して上に(図8)延びなければならないからである。
本発明に従う自己拡張外部コネクタの種々の代替の実施形態が、ここで記載される。図17〜20および31〜33に示されるコネクタは、全て、移植片導管の側壁における開口部分と、患者の身体組織導管の側壁における開口部分との間に吻合を提供することについて、図1〜16に関して記載される装置および方法とともに使用するために適切である。図17〜20および31〜33のコネクタは、コネクタ100および1100と類似の大きさおよび断面であり得、そしてこれらのコネクタは、コネクタ100および1100と同じ材料(単数または複数)から構成され得る。図17〜20および31〜33に示されるコネクタの実施形態と、コネクタ100および1100の実施形態との間の差異は、以下の記載にて明らかにされる。
本発明に従う自己拡張管状コネクタ2100の例示的な実施形態が、図17〜20に示される。コネクタ2100は、コネクタ1100(図10)と実質的に類似である。しかし、これらの1つのコネクタの間の差異は、フィンガー部分対2100の各々のフィンガー2112の近位端、およびコネクタ2100のフィンガー部分対2120の各々のフィンガー2122の近位端が、実際に、接合部2132において、共通の近位本体部分2130に接続される一方で、各フィンガー部分対2110はまた、コネクタ1100の部分の対1110の各々のように、近位部分において中実ではなく、コネクタ2100の近位部分2118を通って延びる実質的に円周方向のスリット2133を有し得ることである。コネクタ2100のこの局面は、その軸方向および円周方向での拡大性を改善する。接合部2132と共同するスリット2133は、隣接する部分の対2110の間に、より大きく拡張した軸方向フィンガー間隔距離32129を提供す(例えば、図20を参照のこと)、そして従って、コネクタ1100においてのように、連結部1132が独自に提供し得る、より大きい拡張した軸方向開口距離を提供する。
コネクタ2100とコネクタ1100との間の別の差異は、コネクタ2100のフィンガー2112および部材2123のいくつかまたは全ての遠位端に備えられる、組織保持特徴が、「T字型」の遠位部材2124を備え得ることである。このT字型の遠位部材は、組織を係合するための移植片組織フック2126aおよび身体組織フック2126bを有し、コネクタ1100のように1つのみの自由端部1126を備える遠位部材1124とは異なる。コネクタ2100のこの局面は、第一の導管200(図4)と第二の導管との間に作製することが可能な、吻合接続の外周を増加させる。移植片組織フック2126栄を、遠位部材2124から離れる方向に近位に屈曲させることによって、コネクタ2100によって第一の導管の開口部分202を通して作製される口の外周201が、外周203によって規定され、そしてコネクタ1100によって作製されるような開口部分外周203より小さい外周によって規定されるのではない。
取り付けのために、第一の導管200は、初期(すなわち、拡張していない)管状コネクタ2100内に位置決めされ得、その結果、第一の導管200の側壁に作製された開口部分202は、所期遠位外周2111に面し、そしてこの外周に対して実質的に平行である。図18において説明されるように、開口部分202の外周203は、近位に屈曲する移植片組織フック2126Aの上を、矢印212の方向に進められるが、部材2124および遠位に屈曲した身体組織フック2126bの下である。移植片組織をフック2126の上下に織ることと一緒に、フック2126栄の鋭利な先端部分は、第二のコネクタ2100を第一の導管に固定するために、導管200の内部表面204の内側と係合し得る。初期の遠位外周2111は、上向きに屈曲する身体組織フック2126bの端部によって規定される。別の実施形態において、コネクタ2100は、実質的に円周方向に連続であり得るが、図17に示される構造体の左右の縁部は、互いから分離されているが、実質的に閉じており、一方で、少なくとも1つの端部部材2123は、コネクタが、一片(ユニタリー)の構造体を保持することを可能にすることが理解されるべきである。
図19および20は、一旦、外周203が、移植片組織フック2126aによって実質的に保持されるように進められると、コネクタ2100は、好ましくは、その拡張した状態に拡大される。コネクタ2100の拡張は、移植片阻止基フック2126aの周りで緊密に、外周203を伸張させ、その結果、外周203は、実質的に、開口部分202を通して尾根区他によって作製される口の外径201を変形させる。口の外周201は、一般に、実質的に軸方向の長さ250および実質的に軸を横断する長さ252を有するように理解され得る。第一の導管200の外周203は、部材2124が移植片組織フック2126aと交差する地点で、コネクタ2100と係合し得る。拡張した遠位外周2115は、上向きに屈曲する身体組織フック2126bの先端によって規定される。組織保持構造体のフック2126aおよび2126bの端部の間の間隔2137は、コネクタ2100によって連結されるべき2つの導管の壁厚に依存して、変動し得る。本発明のこの局面は、本明細書中にさらに詳細に記載される。
コネクタ1100の組織保持構造体は、例えば、示される「フック型」の代わりに、端部部材2123においてコネクタ2100上に実装されて、例えば、口の端部にしばしば存在する移植片組織の「突出部」を保持し得ることが理解されるべきである。図31に示されるように、コネクタ3100によってまた、コネクタ2100の組織保持特徴がセルラーコネクタ100の構造体に実装され得、そして本発明の精神および範囲から逸脱することなく、同じ様式で使用され得ることが、理解される。さらに、コネクタ2100のスリット2133が、コネクタ1100の構造体に実装され得、そして本発明の精神および範囲から逸脱することなく、同じ様式で使用され得ることが、理解される。
本発明に従う別の第一のコネクタ4100の例示的な実施形態が、図32に示される。コネクタ4100は、コネクタ2100(図17)と実質的に類似である。しかし、これらの2つのコネクタの間の差異は、コネクタ4100のフィンガー4112が、コネクタ2100のフィンガー2112とはわずかに異なる形状を有することである。例えば、外側フィンガー部材対2124aおよび内側フィンガー部材対2124bは、フィンガー2112の全長に実質的に沿って延び、そしてスリット4113は、連結部4132において開始する。フィンガー部材対2124は、コネクタ1100のフィンガー1222およびコネクタ2100のフィンガー2112と同様に、軸方向および円周方向に拡張し得る。コネクタ4100は、移植片組織フック4126aおよび身体組織フック4126bを、各外側フィンガー部材対2124aの遠位端に備え得る。移植片組織フック4126aは、部材対2124aから離れて近位のビル化または屈曲し得、そして震災組織フック2126bは、部材対2124bから離れて遠位に延びるかまたは屈曲し得る。コネクタ4100はまた、移植片組織フック4126cを有する内側端部部材4123a、および外側端部部材4123bを、端部部材2144の連結部において備え得る。移植片組織フック4126cはまた、内側端部部材5123aから離れて近位に延びるかまたは屈曲し得、そして外側端部部材5123bは、内側端部部材4123aから離れて遠位に拡張または屈曲し得、第二の導管の管腔への導入のための遠位外周を規定する。本発明のこの局面は、本明細書中により詳細に記載される。
第一の導管200は、例えば、第一の導管200がどのように導管2100に取り付けられる方法(図18〜20)と類似の様式で、導管4100に取り付けられ得る。しかし、第一の導管200の開口部分202の外周203は、部材対4124および端部部材4123の下に位置決めされ得、その結果、移植片組織フック54126aおよび4126cは、例えば、移植片組織フック4126aおよび5126cの先端に対して、ツール300を用いて移植片を圧縮すること(図7および14)の結果として、外側表面206から内側表面204まで、導管200の側壁を貫通し、そして通過する。一旦、外周203が、移植片組織フック4126aおよび4126cによって実質的に保持されるように進められると、コネクタ4100は、好ましくは、その拡張状態まで拡大され、これによって、外周203を伸張させ、その結果、開口部分202を通してコネクタ4100によって作製される口の外周201を実質的に規定し、そして内側フィンガー部材対4124bが、外壁206に対して第一の導管200の頂部に載る。
一旦、第一の導管200が、上記のように、自己拡張外部コネクタに取り付けられると、このコネクタは、バイパス脈管(すなわち、身体組織導管)への挿入のために、その遠位外周が軸方向と軸を横切る方向との両方で潰れるように、変形され得る。自己拡張外部コネクタは、既知の制御された外周を有する開口部分が身体組織導管の側壁に作製された後に、導入および展開され得る。
上記自己拡張外部コネクタのいずれかを、変形させ、そして(取り付けられた第一の導管200と一緒に)手術部位に送達するため、および第一の導管200と第二の導管との間に中空環状吻合接続を作製するための、例示的なツール500が、図21〜27に示される。上記のように、第一の導管200は、代表的に、移植片導管であり、そして天然導管(例えば、伏在静脈移植片(「SVG」))、合成導管、またはこれらの組み合わせであり得る。第二の導管は、代表的に、患者の天然身体組織導管(例えば、冠状動脈)である。
図21から27に示されるように、送達ツール500は、旋回点504においてちょうつがいでつながれた、第一の顎部および第二の顎部502を備える。ツール500の遠位端514に置いて、顎部502は、開口部503によって互いから間隔を空け、そして顎部502の各々は、開口部507によって間隔を空けられた複数の歯506を備える。さらに、顎部502の各々は、複数の歯506に隣接する第一および第二の「臼歯」508を備え得る。臼歯508の各々は、開口部509に四手、隣接する歯506から間隔を空けられ得る。顎部502の各々はまた、その臼歯508と旋回点504との間に、支持体510を備え得る。歯506、臼歯508、および支持体510の数、大きさおよび形状は、導管200の幾何学的形状およびこの導管が取り付けられるコネクタの幾何学的形状に依存して、変動し得る。ツール500は、開口部503の大きさ、ならびに従って、旋回点504と開口部503との間の中空部511の大きさおよび形状を変化させるために手動で(例えば、外科医によって)操作され得る。送達ツールの作動は、コネクタにおいて(すなわち、遠位端514において)であり得るか、またはコネクタから離れたいずれかの位置において(すなわち、患者の胸腔の外側の近位端512において)であり得、そしてその作動は、直接的な力によって引き起こされ得るか、または例えば、水力もしくはケーブルで駆動され得る。カテーテルが、遠位端514からある距離でツール500の操作を提供するために、近位端512と協働して使用され得る。
第一の導管200に取り付けられる、本発明の拡張した外部コネクタの変形のために、顎部502は、第一の導管200の管腔208およびコネクタの回りに位置決めされ得、その結果、開口部503が、コネクタの拡張した遠位外周に面し、そしてこの外周に対して実質的に平行になり、そしてこのコネクタの少なくとも近位部分が、中空部511内に位置決めされる。図8、16、および20の各々に図示されるように、ツール500は、顎部502の各歯506および臼歯508を矢印522の方向に進めるように操作され得、その結果、開口部507および509のいくつかまたは全てが、各々、コネクタ100のセル部分112(図8)、コネクタ1100のフィンガー1112またはフィンガー1122(図16)、あるいはコネクタ2100のフィンガー2112またはフィンガー2122(図20)を、その要素の組織保持特徴のすぐ近くの地点に含み、これによって、このコネクタを軸方向および円周方向に潰す。
図23〜25は、歯506および臼歯508が、第二の導管への挿入のために適した潰れた遠位外周が規定されるまで、コネクタを変形させるようにしすめられることを図示する。図23に示されるように、送達ツール500は、自己拡張セルラー外部コネクタ100を操作しており、その結果、潰れた遠位外周151が、自由端部126の尖った先端によって、中空部511の外側に規定される。支持体510が、コネクタ100(すなわち、近位部分118)の変形および導管200の変形に寄与し得る。図24に示されるように、送達ツール500は、自己拡張管状外部コネクタ1100を変形されるように操作され、その結果、潰れた遠位外周1151が、自由端部1126の尖った先端によって、中空部511の外側に規定される。支持体510は、コネクタ1100(すなわち、近位部分1118)の変形に寄与し得る。図25に示されるように、送達ツール500は、自己拡張管状外部コネクタ2100を変形させるように操作されており、その結果、潰れた遠位外周2151が、上向きに屈曲する身体組織フック2126bによって、中空部511の外側に規定される。支持体510は、コネクタ2100(すなわち、近位部分2118)の変形および/または支持に寄与し得る。
図23から25はまた、変形された外部コネクタおよび第一の導管200を、第二の導管(代表的に、患者の管状身体組織導管(例えば、バイパス移植片を必要とする冠状動脈))の側壁における開口部分に対して中空環状吻合接続を作製するための手術部位まで送達するための、送達ツール500の代表的な使用を図示する。
開口部602は、第一の導管200に置いて開口部分202を作製することに関して本名最初中で上気された任意の様式で第二の導管600に作製され得る。開口部分602は、代表的に、第二の導管600の管腔608における閉塞または病巣より下流に作製される。
本発明のいくつかの実施形態において、コネクタは、バイパス脈管における切開(例えば、第二の導管600における開口部分602)内に実装され得る。別のコネクタおよび移植片導管を備えるアセンブリ(例えば、コネクタ100、2100、3100、および4100、ならびに第一の導管200)が、身体組織導管に亜でコネクタに結合され得る。単純にするために、身体組織導管における開口部分に実装されるコネクタは、本明細書中で、「第二のコネクタ」と称され、そして移植片導管と組み立てられた導管は、本明細書中以下で、「第一の導管」と称される。移植片組織導管と身体組織導管との一方または両方が、小さい直径の脈管であり得る。第二の導管が挿入される開口部分は、制御された、あらかじめ決定された長さを有する開口部分を作製するための、本明細書中上で記載された装置および方法を使用して、作製され得る。
第二のコネクタを身体組織導管における開口部分に挿入することによって、外科医は最初に、各脈管について終え区他アセンブリを作製および調査し得(例えば、第一のコネクタおよび移植片組織導管を備えるアセンブリ、ならびに第二のコネクタおよび身体組織導管を備えるアセンブリ)、次いで、これらの2つのアセンブリを互いに結合し得る。第二のコネクタは、本命足書中で引き続いて「コネクタ」と称されるが、実際には、第二の導管は、身体組織導管における切開を開き、そして脈管の組織層を一緒に維持するように働く、任意の構造体であり得る。第二のコネクタは、例えば、永続的に適所に残される内部牽引デバイスと類似であり得る。第二のコネクタは、別の脈管(例えば、移植片組織導管)が付着されずに、身体組織導管内に設置される。
第二のコネクタ800は、第一のコネクタを取り付ける前に、第二の導管600の開口部分602に実装され得る。第二のコネクタ800は、開口部分602を開いて保持し、そして第二の導管600の壁組織をこの開口部分の周りで一緒に保持するために使用される、中空環状コネクタであり得る。第二のコネクタを第二の導管(例えば、標的脈管)における切開に実装するための装置および方法の例は、同時に出願された共有に係る米国特許番号___(代理人文書番号293/052)(2003年10月3日出願)、同一人に譲渡された米国特許出願番号10/158,436、およびSwansonら、米国特許第6,602,263号(これらは、その全体が、本明細書中に参考として援用される)に記載されている。
本発明の、第一の導管200に取り付けられた自己拡張外部コネクタの展開のために、ツール500は、矢印526の方向で、第二の導管600の開口部分602を通して、コネクタの潰れた遠位外周を進めるように操作され得、その結果、コネクタの、少なくともその潰れた遠位外周を規定する要素が、第二の導管の管腔608内に位置決めされ、一方で、ツール500は、管腔608の実質的に外側に残る。次いで、ツール500は、矢印528の方向で、各顎部502の各々の遠位端を進めることによって、開口部503の大きさを増加させるように操作され得、その結果、このコネクタは、その拡張された状態まで拡張し得、そしてツール500は、使用されないかもしれない。
図26〜28は、変形された状態においてその潰れた遠位外周を規定するコネクタの要素が、第二の導管600の管腔608に導入され、そしてその中で展開され、そしてツール500が使用されないことを図示する。図26に示されるように、セルラー外部コネクタ100は、拡張され、その結果、拡張した遠位外周115(すなわち、自由端部126の尖った先端)、遠位部材124の一部分、および第一の移植片導管200の、外周203を含む部分が、管腔608内で位置決めされ、そして第二の身体組織導管600の内面604と、開口部分602の周りで係合し得、一方で、コネクタ100の中間部分116は、第一の導管200の管腔208および第二の導管600の管腔608の外側で第二のコネクタ800と接触し得る。好ましい実施形態において、部材130の先端は、管腔608の外側に位置決めされ、そして第二の導管600の外側表面606と、開口部分602の周りで係合し得る。好ましくは、コネクタの拡張の後に、軸方向間隔137は、導管200と導管600との間に流体密吻合接続を作製するために、第二の導管600の組織の厚さ(すなわち、表面604と606との間の距離)と等しい(わずかに短くない場合)。
同様に、図27に示されるように、管状外部コネクタ1100は、拡張され、その結果、拡張した遠位外周1115(すなわち、自由端部1126の尖った先端)、遠位部材1124の一部分、および第一の移植片導管200の、外周203を含む部分が、管腔608内に位置決めされ、そして第二の身体組織導管600の内側表面604と、開口部分602の周りで係合し得、一方で、コネクタ1100の中間部分1166が、第一の導管200の管腔208および第二の導管600の管腔608の外側で、第二のコネクタ800と接触し得る。好ましい実施形態において、組織保持特徴のすぐ近くのフィンガー1112および1122は、管腔608の外側に位置儀召され、そして第二の導管600の管腔の外側表面606と、開口部分602の周りで係合し得る。好ましくは、コネクタの拡張の後に、軸方向間隔1137は、導管200と導管600との間に流体密吻合接続を作製するために、第二の導管600の組織の厚さ(すなわち、表面604と606との間の距離)と等しい(わずかに短くない場合)。
最後に、図28に示されるように、管状外側コネクタ2100は、拡張され、その結果、拡張した遠位外周2115(すなわち、進退組織フック2126微意の端部)および遠位部材2124の一部分が、管腔608内に位置決めされ、そして第二の身体組織導管600の内側表面604と、開口部分602の周りで係合し得、一方で、遠位部材2124の他の部分は、第二のコネクタ800と接触し得る。しかし、遠位部材2124のなお他の部分、移植片導管200の全てまたは実質的に全て、および移植片組織フック2126aは、管腔608の外側に位置決めされ、そして第二の導管600の外側表面606と、開口部分602の周りで係合し得る。好ましくは、コネクタの拡張後に、軸方向間隔2137は、導管200と導管600との間に、開口部分202および602の周りで、流体密吻合接続を作製するために、第二の導管600の組織の厚さと、第一の導管200(の組織の厚さ(すなわち、表面204と206との間の距離)との合計に等しい。
本発明に従う送達ツールの代替的な実施形態が、ここで記載される。図29および30に示される送達スールは、図1〜20および31〜33に関して記載される、自己展開型外部コネクタおよび第一の導管を手術部位に変形させて送達するため、そして、第一の導管と第二の導管との間の中空の環状吻合接続を作製するための装置および方法を用いる用途に適している。送達ツール700は、側壁702、704、706および708によって規定される堅固かつ中空の実質的に立方体様の構造である。ツール700はまた、その近位端712に底部壁710を備え得る。ツール700の遠位端714は、開口部705を提供し、これは、第一の導管に取り付けられたコネクタを変形するために、任意の適切なサイズおよび形状であり得る。好ましい実施形態において、開口部705は、長さ722および幅724を有する長方形の形状である。
第一の導管200に取り付けられている、本発明の拡張したコネクタは、次いで、矢印716の方向に開口部705を通ってツール700内に装着され得る。コネクタの近位端を開口部705を通ってツール700内に下向きに挿入することによって、コネクタは、潰れた遠位外周が、ツール700に対して端714から遠く離れて外側に規定されるように、変形される。コネクタはまず、外科医師によってまたは他の手段によって、その近位端が、開口部705を通って、ツール700の構造体へと下向きに通過し得るように、手動で変形され得る。あるいは、拡張型コネクタを変形し、開口部705を通してガイドするために、スプレー752、754、756および758が開口部705から離れて備え付けられ得る。側面開口部707および709は、コネクタに取り付けられた第一の導管の長さ(すなわち、第一の端209から第二の端210まで)が、一旦コネクタが変形し、ツール700内に装着されると、ツール700の構造体を通って延び得るように、それぞれ、側壁704および708内に作製され得る。一旦ツール700が、少なくともコネクタの近位端を含み、その結果、潰れた遠位外周がそれによって規定されると、ツール700は、ツール500に関して上述したように、第二の導管の側壁チュの開口部分への吻合接続を作製するために、コネクタおよび第一の導管を手術部位に送達し得る。次いで、ツール700は、軸730を、例えば、底部壁710中の穴を上向きに、矢印719の方向に進めることによって、コネクタを放出し得、それによって、開口部705を通って上向きにコネクタの近位端を押し進める。
本発明に従う、自己展開型の環状の外部の第二のコネクタ5800の例示的な実施形態が、図33に平面の展開図で示される。コネクタ5800は、第一の導管の取付前に、第二のコネクタ800と実質的に同様に(図23〜28)、第二のコネクタ600の開口部分602内に設置され得る。第二のコネクタ5800は、端部部材5822の接合部に身体組織フック5823cを有する内側末端部材5823aを備え得、かつ、端部部材5822は、遠位部材5830と接触し得る。第二のコネクタ5800は、内側末端部材5823aを開口部分602を通して、第二のコネクタ600の管腔608内に通過させることによって、第二の導管600へと取り付けられ得る。
一旦、内側端部部材5823aが、開口部分602付近で第二の導管600の内側壁604を係合するように、そして、端部部材5822が開口部分602付近で第二の導管600の外側壁606を係合するように進められると、コネクタ5800が好ましくは拡張し、それによって、開口部分602を開いたままにし、内側壁604と外側壁606との間で、開口部分602付近で、第二の導管600の壁組織と一緒に保持する。コネクタ5800が拡張する場合、遠位部材5830がその遠位側の反対側の開口部分602において導管600の外部壁606と接触し得る。各遠位部材5830は、導管600の外部壁606から離れて容易に近位方向に変形し得、それによって、第二のコネクタ5800の構造体によって開いたままにされた開口部分602のサイズを変化させ、その結果、第一のコネクタの遠位部分が、本明細書中に上述されたように、そこを通って進められ、吻合を作製し得る。
従って、小さな直径の脈管に吻合を作製するための自己展開型の外部コネクタおよびその使用方法が提供されていることが分かる。当業者は、本発明が、例示の目的のために提示され、限定はされない、記載された実施形態以外によって実施され得ること、そして、本発明が、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されることを理解する。
図1Aは、本発明に従う脈管切開ツールの斜視図である。 図1Bは、本発明に従う、図1Aのツールが関与する手順の初期段階を図示する断面図である。 図1Cは、本発明に従う手順のさらなる段階を図示する、図1Bに類似の図である。 図1Dは、本発明に従う手順の後期段階を図示する、図1Cに類似の図である。 図1Eは、本発明に従う、図1B〜1Dの手順を使用して脈管に作製された、制御された長さの切開を図示する斜視図である。 図1Fは、本発明に従う別の脈管切開ツールの斜視図である。 図1Gは、本発明に従う、図1Fの脈管切開ツールの別の斜視図である。 図2は、本発明に従って構成された、第一のコネクタの例示的な実施形態の構造体の平面展開図である。 図3は、図2のコネクタの斜視図である。 図4は、別の構成の図2のコネクタの、図3と類似の斜視図である。 図5は、本発明に従うコネクタと供に患者において使用するための、移植片組織導管の斜視図である。 図6は、本発明に従う手順の初期段階における、図5の移植片組織導管の断面図と一緒に図示される、図4の構成での図2のコネクタの、図4に類似の斜視図である。 図7は、本発明に従う手順のさらなる段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図4の構成での、図2のコネクタの単純化された断面図である。 図8は、本発明に従う手順の後期段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、なお別の構成での、図2のコネクタの図7と類似の図である。 図9は、図8の手順の後期段階であるが、移植片組織導管の一部分が省略された、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図8の構成での図2のコネクタの上面立面図である。 図10は、本発明に従って構成された第一のコネクタの別の例示的な実施形態の構造体の、平面展開図である。 図11は、図10のコネクタの斜視図である。 図12は、別の構成の図10のコネクタの、図11と類似の斜視図である。 図13は、本発明に従う手順の初期段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図12の構成での図10のコネクタの、図12と類似の斜視図である。 図14は、本発明に従う手順のさらなる段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図12の構成における図10のコネクタの、単純化された断面図である。 図15は、本発明に従う手順の後期段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、なお別の構成での図10のコネクタの、図13と類似の図である。 図16は、図15の手順の後期段階においてであるが、移植片組織導管の一部分が省略されている、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図15の構成の図10のコネクタの上面立面図である。 図17は、本発明に従って構成された第一のコネクタの、なお別の例示的な実施形態の構造体の平面展開図である。 図18は、本発明に従う手順の初期段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図17のコネクタの斜視図である。 図19は、本発明に従う手順の後期段階における、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、別の構成の図17のコネクタの、単純化された断面図である。 図20は、図19の手順の後期段階であるが、移植片組織導管の一部分が省略されている、図5の移植片組織導管と一緒に図示された、図19の構成の図17のコネクタの上面立面図である。 図21は、本発明に従う第一のコネクタを送達および展開する際に使用するための、例示的な装置の側面立面図である。 図22は、図21の線22−22に沿って見た、図21の装置の正面立面図である。 図23は、本発明に従う手順のなお後期の段階における、図5の移植片組織導管、図21の装置、および患者における身体組織導管に接続された第二のコネクタと一緒に図示されている、なおさらに別の構成の、図2のコネクタの単純化された断面図である。 図24は、本発明に従う手順のなお後期の段階における、図5の移植片組織導管、図21の装置、および患者における身体組織導管に接続された第二のコネクタと一緒に図示されている、なおさらに別の構成の、図10のコネクタの単純化された断面図である。 図25は、本発明に従う手順のなお後期の段階における、図5の移植片組織導管、図21の装置、および患者における身体組織導管に接続された第二のコネクタと一緒に図示されている、なお別の構成の図17のコネクタの単純化された断面図である。 図26は、本発明に従う手順のなおさらに後期の段階における、図5の移植片組織導管、および図23の身体組織導管に接続された第二のコネクタと一緒に図示されている、図8の構成の図2のコネクタの、図23と類似の図である。 図27は、本発明に従う手順のなおさらに後期段階における、図5の移植片組織導管、および図24の身体組織導管に接続された第二のコネクタといっしょに図示されている、図15の構成の図10のコネクタの、図24と類似の図である。 図28は、本発明に従う手順のなおさらに後期の段階における、図5の移植片組織導管、および図25の身体組織導管に接続された第二のコネクタと一緒に図示されている、図19の構成の図17のコネクタの、図25と類似の図である。 図29は、本発明に従う第一のコネクタを送達および展開する際に使用するための装置の別の例示的な実施形態の斜視図である。 図30は、図29の装置の上面立面図である。 図31は、本発明に従って構成された第一のコネクタの、なお他の例示的な実施形態の構造体の平面展開図である。 図32は、本発明に従って構成された第一のコネクタの、なお他の例示的な実施形態の構造体の平面展開図である。 図33は、本発明に従う第二のコネクタの例示的な実施形態の構造体の平面展開図である。

Claims (55)

  1. 移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間で、第一の部分および第二の部分を有する中空環状コネクタを使用して、中空吻合接続を作製する方法であって、該第一の部分が、複数の第一の部材を有し、遠位外周が、該複数の第一の部材のうちの少なくとも第一の群によって規定されており、そして第一の間隔が、第一の部材の少なくとも該第一の群と、第一の部材の該第一の群の近位のコネクタの第三の部分との間に規定されており、該方法は、以下:
    該移植片組織導管を、該中空コネクタに導入する工程であって、その結果、該第一の開口部分の周りの、該移植片組織導管の組織が、該複数の第一の部材の少なくとも該第二の群によって保持され、そして該移植片組織導管の少なくとも第一の端部が、該第二の部分を介して、該中空コネクタから延びる、工程;
    該遠位外周が潰れるように、該コネクタを変形させる工程;
    該第一の開口部分および第二の開口部分を接近させる工程であって、その結果、該コネクタの第一の部材の少なくとも第一の群が、該第二の開口部分を介して、身体組織導管内に延びる、工程;ならびに
    該遠位外周が拡張するように、該コネクタを再形成する工程であって、その結果、該第一の間隔が減少し、そして第一の部材の少なくとも第一の群、および該コネクタの第三の部分が、一緒になって、該身体組織導管および該移植片組織導管の該側壁を、該第一の開口部分および第二の開口部分の周りで円周方向に押す、工程、
    を包含する、方法。
  2. 第一の部材の前記第一の群が、第一の部材の前記第二の群を少なくとも含み、その結果、前記移植片組織導管の組織が、前記身体組織導管の管腔内から、該身体組織導管の外側まで延び、そして患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と、該身体組織導管の管腔との間で、該接続を介して流れ得る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記変形させる工程が、以下:
    前記コネクタを円周方向に圧縮する工程、
    を包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記変形させる工程の前に、送達ツールを提供する工程であって、該送達ツールは、前記コネクタの保持可能な部分を、第一の部材の前記第一の群の近くに保持するために構成されている、工程、
    をさらに包含し、
    ここで、前記コネクタを変形させる工程が、該送達ツールを用いて、該コネクタの保持可能な部分を保持する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コネクタを再形成する工程が、以下:
    該コネクタの該保持可能な部分を、前記送達ツールから取り外す工程、
    をさらに包含する、請求項4に記載の方法。
  6. 移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間に、中空吻合接続を、中空環状コネクタを使用して作製する方法であって、該中空環状コネクタは、遠位軸方向部分、近位軸方向部分、および該遠位軸方向部分と近位軸方向部分との間の中間部分を有し、ここで、該遠位軸方向部分が、複数の第一の部材を有し、そして該近位軸方向部分が、複数の第二の部材を有し、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定される遠位外周と、該第二の部材によって規定される近以外周との両方が、該中間部分の中間外周より大きく、そして軸方向間隔が、第一の部材の該少なくとも第一の群と、該第二の部材との間に規定されており、該方法は、以下:
    該移植片組織導管の該側壁を、該中空環状コネクタに導入する工程であって、その結果、該移植片組織導管の、該第一の開口部分の周りの組織が、該複数の第一の部材の少なくとも第二の群によって保持されており、その結果、該移植片組織導管の少なくとも第一の端部が、該近位部分を介して、該中空コネクタから延びる、工程;
    該遠位外周が潰れるように、該コネクタを変形させる工程;
    該第一の開口部分と第二の開口部分を接近させる工程であって、その結果、該コネクタの第一の部材の少なくとも該第一の群が、該第二の開口部分を介して、該身体組織導管内に延びる、工程;ならびに
    該遠位外周が拡張するように、該コネクタを再形成する工程であって、その結果、該軸方向間隔が減少し、そして第一の部材の少なくとも該第一の群および第二の部材が、一緒になって、該身体組織導管および該移植片組織導管の該側壁を、該第一の開口部分および第二の開口部分の周りで円周方向に押す、工程、
    を包含する、方法。
  7. 前記第一の部材の前記第一の群が、第一の部材の第二の群を少なくとも含み、その結果、前記移植片組織導管の組織が、該身体組織導管の管腔内から該身体組織導管の外側まで延び、そして患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と、該身体組織導管の管腔との間で、前記接続を介して流れ得る、請求項6に記載の方法。
  8. 前記変形させる工程が、以下:
    前記コネクタを円周方向に圧縮する工程、
    を包含する、請求項6に記載の方法。
  9. 前記変形させる工程の前に、送達ツールを提供する工程であって、該送達ツールは、前記コネクタの保持可能な部分を、第一の部材の前記第一の群の近くに保持するために構成されている、工程、
    をさらに包含し、そして該コネクタを変形させる工程が、該コネクタの保持可能な部分を、該送達ツールを用いて保持する工程を包含する、請求項6に記載の方法。
  10. 前記コネクタを再形成する工程が、さらに、以下:
    該コネクタの前記保持可能な部分を、前記送達ツールから取り外す工程、
    を包含する、請求項9に記載の方法。
  11. 移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間に、中空環状コネクタを使用して中空吻合接続を作製する方法であって、該中空環状コネクタは、第一の軸方向端部、第二の軸方向端部、およびこれらの端部の間の中間部分を有し、該中間部分は、開口部の周りの複数の第一の部材を有し、遠位外周が、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定され、そして第一の間隔が、第一の部材の少なくとも第一の群と該中間部分との間に規定され、該方法は、以下:
    該移植片組織導管を該中空コネクタに導入する工程であって、その結果、該移植片組織導管の、該第一の開口部分の回りの組織が、該複数の第一の部材の少なくとも第二の群によって保持され、そして該移植片組織導管の該第一の端部および第二の端部が、該第一の軸方向端部および第二の軸方向端部をそれぞれ介して、該中空コネクタから延びる、工程;
    該遠位外周が潰れるように、該コネクタを変形させる工程;
    該第一の開口部分および第二の開口部分を接近させる工程であって、その結果、該コネクタの第一の部材の少なくとも第一の群が、該第二の開口部分を介して、該身体組織導管内に延びる、工程;ならびに
    該コネクタを再形成する工程であって、その結果、該遠位外周が拡張し、該第一の間隔が減少し、そして該第一の部材の少なくとも第一の群および該中間部分が、一緒に、該身体組織導管の該側壁および該移植片組織導管を、該第一の開口部分および第二の開口部分の周りで円周方向に押す、工程、
    を包含する、方法。
  12. 前記第一の部材の第一の群が、第一の部材の前記第二の群を少なくとも含み、その結果、前記移植片組織導管の組織が、前記身体組織導管の管腔内から該身体組織導管の外側まで延び、そして前記患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と、該身体組織導管の管腔との間で、該接続を介して流れ得る、請求項11に記載の方法。
  13. 前記変形させる工程が、以下:
    前記コネクタを円周方向に圧縮する工程、
    を包含する、請求項11に記載の方法。
  14. 前記変形させる工程が、以下:
    前記コネクタを軸方向に圧縮する工程、
    を包含する、請求項11に記載の方法。
  15. 前記変形させる工程の前に、前記コネクタの保持可能な部分を、第一の部材の前記第一の群の近くに保持するように構成された、送達ツールを提供する工程、
    をさらに包含し、そして
    前記コネクタを変形させる工程が、該コネクタの保持可能な部分を、該送達ツールを用いて保持する工程を包含する、請求項11に記載の方法。
  16. 前記コネクタを再形成する工程が、以下:
    該コネクタの前記保持可能な部分を、前記送達ツールから取り外す工程、
    をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
  17. 管状移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の管状身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間に、中空吻合接続を作製する際に使用するためのコネクタであって、該コネクタは、以下:
    円周方向に実質的に連続的であるが、その長手方向軸の周りで円周方向に拡大可能な構造体であって、該構造体は、以下:
    第一の部分であって、該第一の部分は、該構造体から離れて延びる複数の第一の部材を備え、遠位外周が、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定され、該遠位外周は、該第二の開口部分の周りで、該身体組織導管の内壁と係合し、そして該複数の第一の部材の第二の群は、該第一の開口部分の周りで、該移植片組織導管と係合するように構成されている、第一の部分;ならびに
    該第一の部材の第一の群の近くの第二の部分であって、第一の間隔が、該第一の部材の少なくとも第一の群と該第二の部分との間に規定されている、第二の部分、
    を備え、そして該構造体は、潰れた遠位外周を有する変形された構成から、拡張した遠位外周を有する拡張した構成へと拡張するように構成されている、構造体、
    を備える、コネクタ。
  18. 第一の部材の前記第一の群および第二の群が、共通の軸に対して実質的に半径方向に整列している、請求項17に記載のコネクタ。
  19. 前記第一の群の前記第一の部材が、前記構造体の前記第一の部分から離れて遠位に延びており、そして前記第二の群の前記第一の部材が、該構造体の第一の部分から離れて近位に延びている、請求項18に記載のコネクタ。
  20. 前記第一の群の前記第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記身体組織導管の前記内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項19に記載のコネクタ。
  21. 前記第二の群の前記第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記移植片組織導管の前記内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項20に記載のコネクタ。
  22. 前記第一の部材の前記第一の群が、第一の部材の第二の群を少なくとも含み、その結果、該第一の部材の第一の群が、前記第一の開口部分の周りの前記移植片組織導管と、前記第二の開口部分の周りの前記身体組織の内壁との両方を係合するように構成されており、その結果、該移植片組織導管の組織が、前記身体組織導管の管腔内から該身体組織導管の外側まで延び得、そして前記患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と、該身体組織導管の管腔との間で、該接続を介して流れ得る、請求項18に記載のコネクタ。
  23. 前記第一の群の前記第一の部材の各々が、とげ付きの端部を有する、請求項22に記載のコネクタ。
  24. 管状移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の管状身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間で、中空吻合接続を作製する際に使用するためのコネクタであって、該コネクタは、以下:
    円周方向に実質的に連続的であるがその長手方向軸の周りで円周方向に拡大可能な中空構造体であって、該中空構造体は、該管状移植片導管および該管状身体導管の長手方向軸に対して実質的に垂直な配置のために構成されており、該構造体は、以下:
    遠位軸方向部分であって、複数の第一の部材が、該遠位軸方向部分から離れるように、該構造体と実質的に同心状の環状アレイで延び、遠位外周が、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定され、該第二の開口部分の周りで、該身体組織導管の内壁と係合するように構成されており、そして該複数の第一の部材の第二の群が、該第一の開口部分の周りで、該移植片組織導管と係合するように構成されている、遠位軸方向部分;
    近位軸方向部分であって、近位外周が、該近位軸方向部分の複数の第二の部材によって規定されており、該第二の開口部分の周りで、該身体組織導管の外壁と係合するように構成されている、近位軸方向部分;および
    該遠位軸方向部分と該近位軸方向部分との間の中間軸方向部分であって、軸方向空間が、該第一の部材の少なくとも第一の群と、該複数の第二の部材との間に規定されている、中間軸方向部分、
    を備え;そして該構造体が、潰れた遠位外周および第一の軸方向間隔を有する変形された構成から、拡張した遠位外周および第二の軸方向間隔を有する拡張した構成まで拡張するように構成されている、構造体、
    を備える、コネクタ。
  25. 前記中間軸方向部分が、第一の方向で、前記移植片組織導管の外側に沿って、前記第一の開口部分の周りで、該移植片組織導管の前記長手方向軸に対して実質的に垂直に拡張するように構成されている、請求項24に記載のコネクタ。
  26. 前記遠位軸方向部分が、前記第一の開口部分の周りの、前記構造体の中空内部を通って上方に延びる、前記移植片組織導管の組織を、該移植片組織導管の前記長手方向軸に対して実質的に垂直な方向で受容するように構成されている、請求項24に記載のコネクタ。
  27. 前記潰れた遠位外周が、前記第二の開口部分の外周より小さい、請求項24に記載のコネクタ。
  28. 前記第二の軸方向間隔が、前記第一の軸方向間隔より小さい、請求項24に記載のコネクタ。
  29. 前記第一の部材の少なくとも第一の群および複数の第二の部材が、前記移植片組織導管および前記身体組織導管を、前記第一の開口部分および第二の開口部分の周りで互いに円周方向に円周接触させて弾性的に押し付けるように構成されている、請求項24に記載のコネクタ。
  30. 前記第二の軸方向間隔が、前記移植片組織導管の壁厚と、前記身体組織導管の壁厚との合計に実質的に等しい、請求項24に記載のコネクタ。
  31. 前記第一の部材の第一の群および第二の群が、前記構造体の前記長手方向軸に対して実質的に半径方向に整列している、請求項24に記載のコネクタ。
  32. 前記第一の群の前記第一の部材が、前記構造体の前記近位軸方向部分から離れて遠位に延び、そして前記第二の群の前記第一の部材が、該構造体の前記近位軸方向部分に向かって近位に延びている、請求項31に記載のコネクタ。
  33. 前記第一の群の前記第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記身体組織導管の前記内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項32に記載のコネクタ。
  34. 前記第二の群の前記第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記移植片組織導管の前記内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項32に記載のコネクタ。
  35. 前記第一の部材の第一の群が、前記第一の部材の第二の群を少なくとも含み、その結果、該第一の部材の第一の群が、前記第一の開口部分の回りの前記移植片組織導管と、前記第二の開口部分の周りの前記身体組織導管の内壁との両方に係合するように構成され、該移植片組織導管の組織が、該身体組織導管の管腔内から該身体組織導管の外側まで延び得、そして前記患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と、該身体組織導管の管腔との間で、該接続を介して流れ得る、請求項31に記載のコネクタ。
  36. 前記第一の群の前記第一の部材の各々が、とげ付き端部を有し、該とげ付き端部は、前記移植片組織導管の組織および前記身体組織導管の内壁の組織と係合するためのものである、請求項35に記載のコネクタ。
  37. 管状移植片組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部分と、患者内の管状身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間に、中空吻合接続を作製する際に使用するためのコネクタであって、該コネクタは、以下:
    円周方向に実質的に連続的であるがその長手方向軸の周りで円周方向に、かつ該長手方向軸に沿って軸方向に拡大可能である、中空構造体であって、該中空構造体は、移植片本体導管の長手方向軸と実質的に同時に、そして該管状身体導管の長手方向軸に対して実質的に平行に配置するために構成されており、該構造体は、以下:
    第一の軸方向端部;
    第二の軸方向端部;および
    該第一の軸方向端部と第二の軸方向端部との間の中間部分であって、該中間部分は、該構造体から離れて延びる複数の第一の部材を備え、そして該中間部分において開口部を規定し、遠位外周が、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定され、該第二の開口部分の周りで、該身体組織導管の内壁と係合するように構成されており、該複数の第一の部材の第二の群は、該第一の開口部分の周りで、該移植片組織導管と係合するように構成されており、中間間隔が、該第一の部材の少なくとも第一の群と、該中間部分の近位部分との間で、該第一の部材の第一の群の近くに規定されている、中間部分、
    を備え、該構造体は、潰れた遠位外周および第二の中間間隔を有する変形された構成から、拡張した遠位外周および第二の中間間隔を有する拡張した構成まで拡張するように構成されている、構造体、
    を備える、コネクタ。
  38. 前記第一の軸方向端部が、第一の方向で、前記移植片組織導管の外側に沿って、前記第一の開口部分から延びるように構成されており、そして前記第二の軸方向端部が、該第一の方向と実質的に逆である第二の方向で、前記移植片組織導管の外側に沿って、該第一の開口部分から延びるように構成されている、請求項37に記載のコネクタ。
  39. 前記第一の方向および第二の方向の各々が、前記移植片組織導管の前記長手方向軸に対して実質的に平行である、請求項38に記載のコネクタ。
  40. 各軸方向端部が、前記移植片組織導管の外側の周囲の周りで途中までのみ延びるように構成されている、請求項38に記載のコネクタ。
  41. 各軸方向端部が、前記移植片組織導管の外側の周囲の周りの全体で延びるように構成されている、請求項38に記載のコネクタ。
  42. 前記中間部分が、前記第一の開口部の周りの、該中間部分における前記開口部を通って上方に延びる前記移植片組織導管の組織を、該移植片組織導管の前記長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に受容するように構成されている、請求項37に記載のコネクタ。
  43. 前記潰れた遠位外周が、前記第二の開口部分の外周より小さい、請求項37に記載のコネクタ。
  44. 前記第二の中間間隔が、前記第一の中間間隔より小さい、請求項37に記載のコネクタ。
  45. 前記第一の部材の少なくとも第一の群、および該第一の部材の第一の群の近くの、前記中間部分の近位部分が、前記移植片組織導管および前記身体組織導管を、前記第一の開口部分および第二の開口部分の周りで円周方向に、互いに円周接触させて弾性的に押し付けるように構成されている、請求項37に記載のコネクタ。
  46. 前記第二の中間間隔が、前記移植片導管の壁厚と前記身体組織導管の壁厚との合計に実質的に等しい、請求項37に記載のコネクタ。
  47. 前記第一の部材の第一の群および第二の群が、前記構造体の長手方向軸に対して実質的に垂直な開口部の口の軸に対して、実質的に半径方向に整列している、請求項37に記載のコネクタ。
  48. 前記第一の群の第一の部材が、前記構造体から離れて遠位に延び、そして前記第二の群の第一の部材が、該構造体から離れて近位に延びている、請求項47に記載のコネクタ。
  49. 前記第一の群の第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記身体組織導管の内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項48に記載のコネクタ。
  50. 前記第二の群の第一の部材の各々が、フックを有し、該フックが、前記移植片組織導管の内壁の組織と係合するための鋭利な端部を有する、請求項48に記載のコネクタ。
  51. 前記中間部分の前記近位部分が、前記第一の部材の第二の群を含む、請求項50に記載のコネクタ。
  52. 前記第一の部材の第一の群が、前記第一の部材の第二の群を少なくとも含み、その結果、該第一の部材の第一の群は、前記第一の開口部分の回りの前記移植片組織導管と、前記第二の開口部分の周りの前記身体組織導管の内壁との両方を係合するように構成され、該移植片組織導管の組織は、該身体組織導管の管腔内から該身体組織導管の外側まで延び得、そして前記患者の体液が、該移植片組織導管の管腔と該身体組織導管の管腔との間で該接続を介して流れ得る、請求項47に記載のコネクタ。
  53. 前記第一の群の第一の部材の各々が、とげ付き端部を有し、該とげ付き端部は、前記移植片組織導管の組織および前記身体組織導管の内壁の組織と係合するためのものである、請求項52に記載のコネクタ。
  54. 移植片導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第一の開口部と、患者内の身体組織導管の第一の端部および第二の端部によって規定される側壁における第二の開口部分との間に、中空吻合接続を作製するための装置であって、該装置は、以下:
    円周方向に実質的に連続的であるが、その長手方向軸の周りで円周方向に拡大可能である構造体を有する、コネクタであって、該構造体は、以下:
    第一の部分であって、該第一の部分は、該構造体から離れて延びる複数の第一の部材を備え、遠位外周が、該複数の第一の部材の少なくとも第一の群によって規定され、該第二の開口部分の周りで該身体組織導管の内壁と係合するように構成されており、そして該複数の第一の部材の第二の群が、該第一の開口部分の周りで該移植片組織導管と係合するように構成されている、第一の部分;および
    該第一の部材の第一の群の近くの第二の部分であって、第一の間隔が、該第一の部材の少なくとも第一の群と、該第二の部分との間に規定されている、第二の部分、
    を備え、該構造体が、潰れた遠位外周を有する変形された構成から、拡張した遠位外周を有する拡張した構成まで拡張するように構成されている、構造体;ならびに
    第一の構成および第二の構成を有する送達ツールであって、該第一の構成は、該コネクタの保持可能な部分を、該第一の部材の第一の群に保持して、該コネクタ構造体を、拡張した構成から変形した構成まで変形させるように、かつ該コネクタの該潰れた遠位外周を、該第二の開口部分を介して、該身体組織導管の管腔内へと進めるように構成されており、そして該第二の構成は、該コネクタの該保持可能な部分を解放して、該コネクタ構造体を、該変形した構成から該拡張した構成まで再形成するように構成されている、送達ツール、
    を備える、装置。
  55. 移植片組織導管の側壁における第一の開口部分と、患者内の身体組織導管の側壁における第二の開口部分との間に、中空吻合接続を作製するための装置であって、該装置は、以下:
    第一の中空環状コネクタであって、該第一のコネクタは、該移植片組織導管の該側壁における該第一の開口部分内への設置のために構成されている、第一の中空環状コネクタ;および
    第二の中空環状コネクタであって、該第二のコネクタは、該身体組織導管の該側壁における該第二の開口部内への円周方向での配置のために構成されている、第二の中空環状コネクタ、
    を備え、該第一のコネクタは、該第二のコネクタが該第一のコネクタによってカプセル化されるように、該第二のコネクタに取り付けられるように構成されている、装置。
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