JP2004528120A - 医療移植の方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本願は、2001年5月14日に出願された米国仮特許出願第60/290,701号の利益を主張し、この米国仮特許出願は、本明細書中でその全体を通して参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
本発明は、医療移植の方法および装置に関し、より詳細には、患者における管状体液導管の間の吻合接続を作製する際の使用のための方法および装置に関する。
【0003】
患者における2つの管状体液導管の間の吻合接続を作製することが必要である、多くの医療手順がある。吻合接続(または吻合)は、接続される2つの導管の管腔間の体液の流れを可能にし、好ましくは、接続の位置において導管から体液が漏れない接続である。吻合が必要とされる手順のほんの一例として、患者の冠状動脈における閉塞をバイパスするために、大動脈血液を供給した管状移植片が、冠状動脈の閉塞より下流に吻合を介して接続され得る。この吻合は、移植片の末端と冠状動脈の側壁の開口部との間であり得る(いわゆる端々吻合)か、または、この吻合は、移植片の側壁の開口部と冠状動脈の側壁の開口部との間であり得る(いわゆる側々吻合)。この移植片は、天然の導管、合成の導管、または天然および合成の導管の組み合わせであり得る。天然の導管が使用される場合、この導管は、患者の他の箇所から完全にかまたは部分的に再配置され得る(例えば、完全に再配置された伏在静脈移植片(「SVG」)または部分的に再配置された内胸動脈(「IMA」))。あるいは、移植片の再配置は必要とされ得ない(例えば、心臓におけるある静脈は、すぐ隣の冠状動脈内の閉塞の周りの「移植片」となる)。1つより多い嵌合が必要とされ得る。例えば、第2の吻合が、移植片導管の上流部分と、その動脈における閉塞から上流の大動脈または冠状動脈との間で必要とされ得る。再び、この第2の吻合は、端側吻合または側々吻合のいずれかであり得る。あるいは、第2の上流吻合は全く必要とされ得ない(例えば、移植片がほんの部分的に再配置されたIMAである場合)。
【0004】
吻合を作製するための現在最も一般的な技術は、体液導管の間の開口部の周りで2つの管状体液導管を一緒に手で縫合することである。手動による縫合は、難しくかつ時間が掛かり、そして得られる吻合の品質は、縫合を行う人物の技量に高度に依存する。
【0005】
種々の型の機械的コネクタが、縫合の必要性を低下または除外するために開発されたが、例えば、使用の容易さおよび迅速さ、製造の容易さ、得られた接続の強度および性能、などについての考慮に関する、このような機械的なコネクタについての改善は常に求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、患者における管状の体液導管の間の吻合接続を作製するための方法および装置を提供することが、所望される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(発明の要旨)
本発明に従って、患者において2つの管状の体液導管の間の吻合接続を作製するときの使用のためのコネクタが提供され、このコネクタは、実質的に単一片であるか、または中間長手軸の周りに環状に延びる単位構造である。このコネクタは、軸方向に距離が開けられた第1部分および第2部分を備え得る。これらの第1部分および第2部分は「フィンガー(finger)」を備え得、これらフィンガーは、例えば、患者の体内でのコネクタの展開の間にこれらのフィンガーが覆いから外される(unshield)ことによって、中間部分(medial portion)から外に放射状に広がる。この第1部分は、複数の部材を備え得、これらは鋭利に尖った自由な末端部分を有する(例えば、移植片導管の係合および貫通のため)。いくつかの実施形態において、このコネクタは、一定の直径を有し得る。例えば、コネクタは、一定の直径を有する環状構造を有する中間部分を備え得る。他の実施形態において、このコネクタは環状で拡大可能であり得る。例えば、第1部分、第2部分および中間部分のうちの1つ以上は、環状で拡大可能であり得る。
【0008】
コネクタは好ましくは、ニッケルチタン合金(「ニチノール」)金属から作製される。このコネクタは、1本の単位金属チューブから、選択された材料を取り除くことによって生産され得る。次いで、機械加工されたチューブは、ほぼ、このコネクタが展開後に呈する幾何学的形状(geometry)へと加熱形成され得る。
【0009】
コネクタは代表的に、冠状バイパス処置において、管状の移植片導管の側壁の開口部と、大動脈の側壁の開口部との間の吻合を提供するために使用され得る。移植片の側壁に開口部を形成するための装置が開示される。この装置は、移植片において作製された切開を、所望の直径に拡大するための拡張器を備え得る。
【0010】
コネクタが移植片に係合して、次いで体組織導管に係合するように、コネクタを展開するための装置もまた開示される。この装置は、移植片をコネクタに取り付けるために使用され得る。いくつかの実施形態において、この装置の遠位末端は移植片の開放端部に挿入されて、移植片をコネクタへと取り付け得る(「前向きの装填(front loading)」)。他の実施形態において、この装置の近位末端を移植片の側壁の開口部に挿入して、移植片をコネクタに取り付け得る(「逆向きの装填(back loading)」)。
【0011】
逆向きの装填技術を使用する実施形態において、コネクタは、コネクタが展開装置によって拘束される場合に、コネクタから外に放射状に延びる複数の部材を中に含み得る。これらの部材は、移植片の側壁における開口部に対してコネクタを位置付けるのを支援し得る。
【0012】
展開のための装置が移植片中に(例えば、前向きの装填技術または逆向きの装填技術のいずれかを使用して)挿入された後、第1部分のフィンガーは覆いから外され得る。次いで、このフィンガーは放射状に広がり得、その結果、鋭利な自由端部を有する部材は、移植片の壁を係合し得る。
【0013】
展開装置、コネクタ、および移植片を含むアセンブリを、体組織の導管の側壁における開口部の中に挿入し得る。このアセンブリを挿入し得、その結果、移植片の側壁における開口部の周囲は、大動脈の側壁における開口部の周囲に対して押し付ける。次いで、第2部分のフィンガーは覆いから外され得、その結果、これらのフィンガーは放射状に広がり、そして体組織導管の内部表面を係合する。
【0014】
展開のための装置は、移植片の開放端部を通って移植片から取り外され得、そして移植片の開放端部が塞がれ得る。このことは、移植片と体組織導管との間の側々吻合の形成を生じる。いくつかの実施形態において、体組織導管からの血液は、吻合接続を介して移植片中に流入し得る。他の実施形態において、血液は、吻合接続を介して移植片から体組織導管中に流入し得る。
【0015】
本発明のさらなる特徴、その性質、および種々の利点は、添付の図面および以下の好ましい実施形態の詳細な説明から、さらに明らかになる。
【0016】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、実際には一体型の単一片(単位)の環状コネクタ10であるものの平面展開図を示す。詳細には、コネクタ10の左縁および右縁は、実際には互いに結合されており、かつ互いと一体である。従って、実際の構造は、図2および図3に示される通りであるが、図1は、コネクタ10の種々の特徴の詳細をより明確に示すために有用である。中心長手軸12が、図2〜3に示され、この軸12の周囲で、コネクタ10が環状である。
【0017】
コネクタ10に特に好ましい材料は、ニッケルチタン合金(「ニチノール」)金属である。適切な材料の他の例としては、ステンレス鋼、タンタル、タングステン、および白金が挙げられる。コネクタ10は、単一の単位金属管から始め、そして図1に示される構造だけが残るまで、選択した材料を除去することによって、有利に生成され得る。例えば、レーザ切断が、コネクタ10を生成するために、その開始管から材料を除去するために使用され得る。材料を除去して図1に示される構造を形成した後、その機械加工された管は、型中に配置され得、そしてほぼコネクタ10が展開後に呈する形状へと熱形成され得る。例えば、コネクタ10は、図2〜3に示される形状へと熱形成され得る。コネクタ10の形状は、ニチノールの特性に起因して、その型からコネクタ10を取り出した後に保持される。
【0018】
コネクタ10は、種々の用途のために種々のサイズで作製され得るが、代表的なコネクタは、約2.5mm〜約5.0mmの範囲の開口部を有する移植片導管を収容するために、約0.080インチ〜約0.180インチの範囲の最終内径を有する。例えば、最終内径約0.100インチを有するコネクタは、約3.0mm〜約3.5mmの範囲の開口部をその側壁に備える移植片導管を収容し得る。代表的なコネクタは、約1.5mm〜約4.0mmの範囲の壁厚を有する、患者の身体組織の導管(例えば、大動脈)中で使用され得る。代表的なコネクタは、約0.006インチの材料厚を有する。しかし、これらの特定の寸法は、例示に過ぎないこと、そして望ましい場合は、他の任意の寸法が代わりに使用され得ることが、理解される。
【0019】
コネクタ10は、軸方向に間隔を空けた第1部分および第2部分(それぞれ、20および40)を備えるように記載され得る。第1部分20は、円周方向に間隔を空けた複数のセル22を備える。セル22はまた、本明細書中で「フィンガー」とも呼ばれ得る。代表的なセル22は、円周方向に間隔を空けた一対の長手軸方向部材28を備える。第2部分40から最も離れた部材28の端部にて、部材28の対が、部材30によって結合されており、この部材30は、円周方向に延びる。第2部分40に最も近い部材28の端部にて、部材28の対が、中間部分60と結合されている。
【0020】
第1部分20はまた、円周方向に延びる部材30にてセル22に結合されている、円周方向に間隔を空けた複数の部材24を備える。この場合、部材24は、自由端部分26を有し、この自由端部分26は、鋭利に尖りかつ第2部分40の方向に向かっている。自由端部分26は、例えば、その部分が所望の鋭さになるまで、各端部分を電解研磨することによって、鋭くされ得る。
【0021】
第2部分40は、円周方向に間隔を空けた複数のセル42を備える。セル42はまた、本明細書中で「フィンガー」とも呼ばれ得る。代表的なセル42は、円周方向に間隔を空けた一対の部材44を備える。第1部分20から最も離れた部材44の端部にて、部材44の対が、46にて互いと結合されている。第1部分20に最も近い部材44の端部にて、部材44の対が、中間部分60と結合されている。いくつかの実施形態において、中間部分60にて、部材44の端部は、部材28の端部の向かい側に直接隔てられ得る。他の実施形態において、中間部分60にて、部材44の端部は、部材28の端部の向かい側に直接隔てられないかもしれず、むしろ、セル22は、セル42と交互になった関係であり得る。また、コネクタ10は、セル42と異なる数のセル22を備え得る。
【0022】
この例において示されるように、コネクタ10は、好ましくは、固定された直径を有する。詳細には、中間部分60は、固定された直径を有する環状構造である。図16〜22および25〜26に関して下記に記載される他の例において、そのコネクタは、円周方向に拡張可能であり得る(例えば、そのコネクタの第1部分、第2部分、および中間部分のうちの1つ以上が、円周方向に拡張可能であり得る)。
【0023】
図2〜3に示されるように、フィンガー22および42は、(例えば、患者の身体におけるコネクタ10の展開の間に、フィンガーの保護を外すことによって)中間部分60から半径方向外向きに延び得る。上記のように、フィンガー22および42は、コネクタ10を熱成形することによって生成された構成へと拡張し得る。フィンガー22および42の拡張は、好ましくは弾性的である。
【0024】
コネクタ10の代表的用途は、冠状血管バイパス手順において、管状移植片導管の側壁の開口部と、大動脈の側壁の開口部との間に、吻合を提供することである。コネクタ10を展開してそのコネクタ10を管状移植片導管と係合させその後患者の身体組織の導管(例えば、大動脈)と係合させるための、例示的な装置が、図4Aおよび4Bに示される。図4Aは、装置100およびコネクタ10(図1〜3)の単純立面図であり、図4Bは、装置100の種々の構成要素間の関係をさらに示すために装置100のみを示す、単純断面図である。
【0025】
装置100は、半球状先端120を備える、遠位突出部(nose portion)110を備え得る。先端120の半球状の形状は、突出部110を、身体の導管の壁(例えば、大動脈壁)に、最小の損傷で、必要な最小の力で、そしてその壁にひっかかることもぶつかることもなく通すために、望ましい。
【0026】
突出部110は、管115内に突出部から環状に近位方向に延びる管118に結合されている。管118の移動は、コネクタ10に関して突出部110の位置を制御する。この例に示される位置において、突出部110は、フィンガー42の少なくとも一部を保護している。従って、フィンガー42は、拘束された構成であるように記載され得る。換言すると、フィンガー42は、図2〜3に示される半径方向に拡張した状態ではない。
【0027】
装置100は、円錐状部分116を備える。円錐状部分116は、管115に結合されている。上記のように、管115は、管118の周囲に環状に配置されている。突出部110が図4Aに示される位置にある場合、フィンガー42は、円錐状部分116と、突出部との間で、「はさまれ」得る(すなわち、拘束された構成にあり得る)。管115に対する管118の遠位方向での移動は、フィンガーが、図2〜3に示される半径方向に拡張した状態を達成するように、フィンガー42の保護を外す。
【0028】
装置100は、チューブ140から近位に延びるチューブ130を備える。チューブ130は、チューブ115の周りに環状に配置される。チューブ130の動きは、コネクタ10に関してチューブ140の位置を制御する。この例において示される位置において、チューブ140は、フィンガー22の少なくとも一部を遮蔽する。従って、フィンガー22は、拘束された構成にあるように記載され得る。言い換えると、フィンガー22は、図2〜3に示される、半径方向に拡張した状態ではない。図4Aに示される例において、フィンガー22および42の両方のセットは、装置100により、より具体的には、それぞれ、(例えば、コネクタ10の展開のために)チューブ140および突出部110により拘束される。
【0029】
チューブ140の縁141および142の一方または両方は、移植片導管内の装置100の通過を容易にするように丸型にされ得る。縁141および142の一方または両方を丸型にすることは、その移植片導管の開口部または内表面上でチューブ140が引っかかるまたはぶつかる(snagging)ことを避けるために望ましい。
【0030】
装置100の種々の要素は、例えば、金属のような剛性材料から構成され得る。
【0031】
装置100は、コネクタ10上に管状移植片導管を装填する(load)するために使用され得る。コネクタ10上に移植片を装填する前に、開口部が、その移植片の側壁に形成され得る。好ましくは、そのような開口部は、コネクタ10の中間部分60の直径にほぼ等しい直径を有する。環状に拡大可能なコネクタ(例えば、図16〜22および25〜26に示されるコネクタ)の実施形態において、その移植片の側壁の開口部の直径は、好ましくは、その拡張した状態にあるコネクタの直径に等しい。
【0032】
管状移植片導管210の側壁に開口部を形成するための例示的装置200は、図5に示される。装置200は、移植片210において作製する静脈切開(veinotomy)(すなわち、開口部)に起因して、「静脈切開ツール」といわれ得る。移植片210は、天然の身体組織(例えば、移植片として使用するために採取された患者の伏在静脈移植片(「SVG」)、部分的に切り出された内胸動脈(「IMA」)など)、合成移植片(例えば、Goldsteenら、米国特許第5,976,178号または公開された特許協力条約(「PCT」)特許公開番号WO98/19632(1998年5月14日公開)に示され、ともに、その全体が本明細書中に参考として援用される)または天然導管および合成導管の組み合わせ(例えば、合成導管の内部に実質的に同心状に配置された天然導管)であり得る。
【0033】
装置200は、突出部230を有する拡張器220を備え得る。拡張器220は、チューブ240の動きが拡張器220の動きを制御するように、チューブ240に取り付けられ得る。ディスク250は、チューブ240の動きを容易にするようにチューブ240に取り付けられ得る。装置200はまた、拡張器220およびチューブ240の周りに環状に配置されたチューブ255を備え得る。ディスク260は、チューブ255の動きを容易にするようにチューブ255に取り付けられ得る。ばね245は、ディスク250と260との間のチューブ240の周りに環状に配置され得る。ばね245は、医師が一方の手で装置200を使用することを可能にし得、その結果、医師は、他方の手で他の装置(例えば、ブレード(blade))を持ち得る。図5に示される構成において、ばね245は、わずかに圧縮され得る。
【0034】
装置200は、突出部230およびチューブ250の少なくとも一部が、移植片210の開放端部270により受容されるように、矢印265の方向に進められ得る。突出部230は、実質的に円錐形の外側表面を有する。突出部230は、その最大直径(すなわち、拡張器220の一定の直径部分の直径)が、チューブ255の内径とほぼ同じであるように、テーパ状にされる。突出部230をこのようにテーパ状にすることは、チューブ255が移植片210の開放端部270へ通過することを容易にし、このことにより、開放端部270に引っかかるまたは引っかかって傷つくことが避けられる。
【0035】
突出部230およびチューブ255の少なくとも一部が、移植片210に導入された後、拡張器220は、図6に示されるように矢印275の方向に引っ込められ得る。このことは、移植片210をチューブ255の少なくとも一部の周りに環状に配置させる。拡張器220が矢印275の方向に引っ込められると、ばね245は、弛緩した状態、すなわち圧縮されていない状態に戻り得る。
【0036】
チューブ255は、拡張装置100のチューブ140(図4A〜4B)の外径に等しい外径を有し得る。チューブ255および140の外径を合わせることは、移植片210において作製される開口部のサイズを合わせるための基準として作用し得る。例えば、チューブ140(図4)の外径(これは、コネクタ10(図1〜3)の外径よりわずかに大きい)は、移植片210における所望の開口部のサイズの指標であり得る。従って、チューブ140(図4)の外径に等しい外径を有するチューブ255を有する装置200を選択することは、所望の直径の開口部の形成を生じる。
【0037】
移植片導管210は、チューブ255の端部の上に折りたたまれ得る。メス280は、移植片210において切開部を作製するために、矢印275の方向に進められ得る。
【0038】
あるいは、移植片210における切開部は、移植片内から作製され得る。いくつかの実施形態において、拡張器220は、切開部を作製する前に、チューブ255内から完全に取り出され得る。メスを含む他の装置は、チューブ255へと挿入され得、移植片210において切開部を作製するために矢印265の方向に進められ得る。他の実施形態において、メスは、拡張器220内に(例えば、突出部230内に)隠され得る。拡張器220が、矢印275の方向に引っ込められた後、メスは、露出され得る。次いで、拡張器220および露出されたメスは、移植片210において切開部を作製するために矢印265の方向に進められ得る。
【0039】
移植片210において切開部を作製した後、拡張器220は、図7に示されるように、矢印265の方向に進められ得る。拡張器220、より具体的には、突出部230は、移植片210の側壁に作製された切開部を徐々に拡大する。突出部230の緩やかなテーパは、突出部が、側壁に引っかかって傷けることなしに、移植片210の側壁を越えて通過することを可能にする。拡張器220は、少なくとも突出部230が、移植片210の側壁を完全に越えて通過するまで進められ得る。拡張器220が矢印265の方向に進むにつれて、ばね245は圧縮する。少なくとも突出部230の移植片210の側壁を越える通過は、所望のサイズの開口部290を生じる。例えば、開口部290は、その「弾性限界」での開口部の直径が、コネクタ10(図1〜3)の中間部分60の直径と等しいようなサイズにされ得る。
【0040】
開口部290を形成した後、装置200は、開放端部270を通過させることにより、移植片210から取り出され得る。
【0041】
次いで、移植片210は、図8に示されるように、装置100のチューブ130の周りに環状に配置され得る。例えば、装置100およびコネクタ10のアセンブリ(図4A)は、移植片210の開放端部270に挿入され得る。次いで、そのアセンブリは、コネクタ10の中間部分60の少なくとも一部が、開口部290内に環状に配置されるまで、開口部290に向かって進められ得る。装置100およびコネクタ10のアセンブリを、移植片210の開放端部270に挿入する技術は、装置100の遠位端部(すなわち、突出部110)が、移植片210に入る、装置の最初の部分であるので、「前向きの装填」といわれ得る。別の例において、装置100の近位端部は、移植片210の開口部290に挿入され得る。この技術は、装置100の近位端部が、移植片210に入る、装置100の最初の部分であるので、「逆向きの装填」といわれ得る。このような技術は、例えば、中間部分60の外径が、移植片210の内径より大きい場合に使用され得る。このような場合において、装置100が開放端部270を通って移植片210に入ることは不可能である。なぜなら、中間部分60の外径は、開放端部の内径より大きいからである。代わりに、装置100の近位端部は、開口部290に挿入され、装置100およびコネクタ10のアセンブリは、中間部分60の少なくとも一部が、開口部290内に環状に配置されるまで、移植片210を通って進められる。この「逆向きの装填」技術は、図23〜26と関連してさらに以下に詳細に記載される。
【0042】
図9に示されるように、チューブ130は、チューブ140がフィンガー22を押さえつけないように、矢印300の方向に引っ込められ得る。次いで、フィンガー22は、部材24が係合して開口部290の周の周りの移植片210の壁を貫通するように、半径方向に拡張され得る。先のとがった自由端部26(図1)は、部材24による移植片210の貫通を容易にする。各部材24は、その動きが部材24と水平部材30との間の連結によって食い止められるまで、移植片210の壁を貫通する(図1)。部材24と水平部材30との連結(図1)は、「止め」として作動し、部材24の動きを制限する。
【0043】
部材24の展開の間に、移植片導管210の折り目305は、チューブ140の下(すなわち、チューブ140と130との間の接合部に)位置し得る。これはまた、折り目305での組織が部材24の展開に干渉することを防ぎ得る。例えば、チューブ140がない場合、折り目305での組織は1つ以上の部材24によって係合され、移植片210の部分的または全体的な閉塞を生じる。
【0044】
図10に示されるように、突出部110は、身体組織導管に移植片210を連結するために、患者の管状身体組織導管310(例えば、バイパス移植片を必要とする患者の大動脈)の開口部315に挿入され得る。開口部315は、例えば、所望の吻合部位で所望の身体組織導管310を切り開くために、裁断カテーテルを用いることにより形成され得る(例えば、PCT特許公開公報番号WO99/38441(1999年8月5日公開、本明細書によって、その全体は本明細書中に参考として援用される)におけるように)。身体組織導管310の側壁の天然弾性反跳は、開口部315を介する身体導管からの体液(例えば、血液)漏出がほとんどまたは全くないように、突出部110の周りの開口部315を密封する。突出部110は、移植片210の側壁の外表面上の開口部290の周が、身体組織導管310の側壁の外表面に開口部310の周に対して圧迫するまで、矢印320により示された方向に徐々に力を加えられ、それにより、これら2つの開口部の間に密封を形成する。
【0045】
チューブ118(図4A)は、フィンガー42が、突出部110の制限から開放されて、そして、突出部と反跳部116(図4A)との間にもはや挟まれないように、矢印320の方向に動かされ得る。次いで、フィンガー42は、半径方向に拡張し、そして図11に示された配置を達成する。
【0046】
フィンガー42が半径方向に拡張した後、装置100は、身体組織導管310および移植片210から取り除かれ得る。例えば、装置100は、この装置が、開口端270を介して移植片から出て行くように、矢印325の方向に引き上げられ得る。このことにより、移植片210の側壁中の開口部290は、コネクタ10によって身体組織導管310の側壁中の開口部315に連結された状態となる。
【0047】
装置100が移植片210から取り除かれた後、移植片の開口端270は、図12に示されるように閉合330を用いて密封され得る。この例において、コネクタ10は、移植片210と身体組織導管310との間に側−側吻合を提供する。身体組織導管310からの体液は、この連結を介して移植片210に流動し得る(例えば、血液は、大動脈から移植片導管へ流動し得る)。流動の方向は、もっぱら任意であり、そして本発明の別の適用では、血液流動の方向は、ちょうど記載したものと反対であり得ることが理解される。
【0048】
本発明に従い構築されたコネクタの例示的な断面図を図13A〜13Bに示す。これらの断面図は、以下の図14〜26に示すコネクタの例示的な実施形態の説明を簡易化するために提供される。
【0049】
図13Aに示される断面図は、移植片導管に係合する部材(例えば、コネクタ10の部材24(図1に示す))が、コネクタの第二の部分(例えば、コネクタ10の第二の部分40(図1に示す))の方を指すコネクタの実施形態に適用可能である。このような実施形態において、コネクタは、図13Aに示されるように、移植片導管を係合する部材が、コネクタ構造から外側に曲げられるように形成される。
【0050】
図13Bに示される断面図は、移植片導管を係合する部材(例えば、コネクタ410の部材424(図14に示す))が、コネクタの第二の部分(例えば、コネクタ410の第二の部分440(図14に示す))の逆の方を指すコネクタの実施形態に適用可能である。このような実施形態において、コネクタは、図13Bに示されるように、移植片導管を係合する部材が「巻き上がって」いるように形成される。結果は、図13Aに示された断面図のA点とB点との間の「接合」に対して、図13Bに示された断面図のA点とB点との間の滑らかな曲線である。
【0051】
以下の説明において記載するように、図14〜26に示されたコネクタの各々は、図13Aおよび13Bに示した断面図の一方または他方に対応し得る。
【0052】
示したように、A点、B点、C点、D点、およびE点は、図13Aおよび13Bに示した断面図にそって表される。これらのいくつか、または全ての点は、この例示の断面図に関して点の位置を示すために、図14〜26に示したコネクタの簡易化された平面展開図に示され得る。
【0053】
図14〜26(簡易化された平面展開図に示した)中のコネクタは全て、移植片導管の側壁中の開口部と患者の身体組織導管の側壁中の開口部との間の吻合を提供するために、図4A〜12に示した装置および方法との使用に適切である。図14〜26中のコネクタは、コネクタ10(図1〜3)と同様の大きさであり、そしてこれらのコネクタは、コネクタ10と同じ材料で構築されている。図14〜26に示したコネクタとコネクタ10との実施形態の間の差異は、図13A〜13Bに示した断面図と共に、続く説明において明らかとされる。
【0054】
本発明によるコネクタ410の例示の実施形態を図14に示す。コネクタ410は、コネクタ10(図1〜3)に実質的に類似している。しかし、第一の部分420のフィンガ422は、第一の部分20のフィンガ22(図1)の長方形の代わりに、三角形状である。例えば、セル422は、430で連結された環状に間隔を置かれた部材428を備え得る。さらに、移植片導管を係合する部材424は、第二の部分440の逆の方を指し、図13Bに示されるような断面図を生じる。図13B中のコネクタの断面図と共に、コネクタ410に示したA点、B点、C点、およびE点は、コネクタ410が展開後と仮定したおおよその形状を示す。
【0055】
本発明によるコネクタ510の例示の実施形態を図15に示す。コネクタ510は、軸の周りに間隔を置かれた第一の部材520および第二の部材540のそれぞれを備えるとして記載され得る。第一の部分520は、複数の環状に間隔を置かれた部材522を備え得る。第一の部分520はまた、部材522に連結され、そして第二の部分540の逆の方を指す複数の環状に間隔を置かれた部材524を備え得る。部材524は、各々、先のとがった自由端部526を有し得る。
【0056】
第二の部分540は、複数の環状に間隔を置かれた部材542を備え得る。各部材542は、取り付け部548を備え得る。取り付け部548は、加熱成形用の鋳型へのコネクタ510の取り付けを容易にし得る。例えば、鋳型は、取り付け部548が存在し得るピンを備え得る。(続く図16〜22および25〜26に示したコネクタはまた、取り付け部548と同じように機能する取り付け部を備え得る)。
【0057】
部材522および部材542は、中間部560に連結され得る。いくつかの実施形態では、部材522および部材542は、どの部材も別の部材から直接離れないように、中間部560の周囲に環状に間隔を置かれ得る。他の実施形態では、部材522および部材542は、これら部材が互いから直接的に離れているように、内側部560の周囲に環状に間隔を置かれ得る。
【0058】
コネクタ510は、図13Bに示されるような断面を有する。なぜなら、部材524は、第二の部分540とは逆の方を指すからである。コネクタ510に示されるA点、B点、C点、およびE点は、図13Bのコネクタの断面図に関連して、コネクタ510が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0059】
上記で図14〜15に関連して記載されたコネクタは、コネクタ10(図1〜3)と同様に、それぞれ一定の直径を有する。以下の図16〜21に関連して記載されるコネクタは、円周方向に拡張可能であり、これによって、最初の直径から最後の展開した直径へと拡張する。以下のコネクタの第一の部分、第二の部分、および中間部分の1つ以上が、円周方向に拡大可能であり得る。
【0060】
本発明に従うコネクタ610の例示的な実施形態が、図16に示される。コネクタ610は、実質的に、コネクタ510(図15)と類似である。しかし、中間部分660は、コネクタ510(図15)の中間部分560と異なる。コネクタ610の中間部分660は、「ボータイ」設計を有するといえる。例えば、コネクタ610を展開のために(例えば、図4Aの装置100によって)拘束される場合、中間部分660は、ボータイ型のセルの鎖に類似する。
【0061】
本発明に従うコネクタ710の例示的な実施形態が、図17に示される。コネクタ710は、軸方向に間隔を空けた第一の部分720および第二の部分740を備えるように記載され得る。
【0062】
コネクタ710は、円周方向に拡大可能であるような様式で(例えば、図13Bに示されるような形状に、コネクタを鋳型上で熱形成することによって)形成される。コネクタ710の円周方向拡張性は、円周方向に隣接する、円周方向に拡大可能な複数のセルでこのコネクタを作製することによって、提供される。例えば、代表的なセル722は、円周方向に間隔を空けているが隣接した部材728を備える。この対の部材の軸方向に間隔を空けた、端部は、730および760において互いに接続される。円周方向に隣接するセル722は、それらの軸方向端部接続730および760の軸方向に中間の位置で、互いに(例えば、732において)接続される。この様式で、コネクタ710は、上記セル722の各々を円周方向に拡大させることによって、円周方向に拡大可能である。
【0063】
コネクタ710の円周方向の拡張性はまた、このコネクタを、円周方向に隣接する、円周方向に拡大可能な複数のセル742で作製することによって、提供される。例えば、代表的なセル742は、円周方向に間隔を空けているが隣接する部材744を備える。この対の部材の、軸方向に間隔を空けた端部は、746および760において、または748および760において、互いに接続される。例えば、付着点748は、1つおきのセル742に対して部材744の間に接続して存在し得る。円周方向に隣接するセル742は、それらの軸方向端部接続746および760、または748および760に対して軸方向に中間である位置で、互いに(例えば、750において)接続される。この様式で、コネクタ710はまた、上記セル742の各々を円周方向に拡大することによって、円周方向に拡大可能である。
【0064】
上記セル722および742に加えて、コネクタ710は、同様に円周方向に拡大可能な他のセル762を備え、これらは、最初に記載されたセルから軸方向および円周方向にずれている。これらの他のセル762のうちの代表的なものは、円周方向に間隔を空けているが隣接する、長手方向部材763を備え、その軸方向に間隔を空けた端部は、732および750において接続されている。(各部材763の部品は、各部材728および744の部品と共通であることに注意するべきである。)従って、再度、その構造は、セル762を円周方向に拡大することによって、円周方向に拡大可能である。
【0065】
コネクタ710は、図13Bに示されるような断面を有する。なぜなら、部材724は、第二の部分740とは逆の方を指すからである。コネクタ710に示されるA点、B点、C点、D点、およびE点は、図13Bにおけるコネクタの断面図に関連して、コネクタ710が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0066】
本発明に従うコネクタ810の例示的な実施形態が、図18に示される。コネクタ810は、コネクタ710(図17)と実質的に類似である。しかし、コネクタ810におけるA点とB点との間の距離は、コネクタ710(図17)におけるA点とB点との間の距離より大きくあり得る。A点とB点との間の距離を増加させることによって、B点、C点、D点、およびE点は、コネクタの本体に沿ってさらに外側に移動する。従って、その拡張した構成(図13B)において、コネクタ810のD点の直径は、コネクタ710(図17)のD点の直径より大きい。
【0067】
本発明に従うコネクタ910の例示的な実施形態が、図19に示される。コネクタ910は、コネクタ810(図18)と実質的に類似である。しかし、コネクタ910は、各セル942の端部において、付着点948を有し得る。
【0068】
本発明に従うコネクタ1010の例示的な実施形態が、図20に示される。コネクタ1010は、軸方向に間隔を空けた、第一の部分1020および第二の部分1040を備えるように記載され得る。第一の部分1020は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1022を備え得る。第一の部分1022はまた、部材1022に接続されかつ第二の部分1040の逆の方を指す、複数の部材1024を備え得る。各部材1024は、鋭利に尖った自由端部1026を有し得る。
【0069】
第二の部分1040は、円周方向に間隔を空けた複数のセル1042を備え得る。代表的なセル1042は、円周方向に間隔を空けるが隣接する、長手方向部材1044を備える。この対の部材の、軸方向に間隔を空けた端部は、1046および1060、または1048および1060において、互いに接続される。例えば、付着点1048は、1つおきのセル1042に対して、部材1044の間に接続して存在し得る。セル1042は、支柱1050によって、円周方向に隣接するセル1042に接続され得る。
【0070】
示されるように、コネクタ1010は、コネクタ510(図15)およびコネクタ710(図17)のようなコネクタの間のハイブリッドとして記載され得る。例えば、コネクタ1010は、コネクタ510の部材522に類似の部材1022を有し得、そしてコネクタ1010は、コネクタ710(図17)のセル742に類似のセル1042を有する。
【0071】
コネクタ1010は、図13Bに示されるような断面を有する。なぜなら、部材1024は、第二の部分1040とは逆の方を指すからである。コネクタ1010に示されるA点、B点、D点、およびE点は、図13Bにおけるコネクタの断面図に関連して、コネクタ1010が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0072】
本発明に従うコネクタ1110の例示的な実施形態が、図21に示される。コネクタ1110は、コネクタ1010(図20)と実質的に類似である。しかし、コネクタ1110は、各セル1142の端部において、付着点1148を有し得る。
【0073】
本発明に従うコネクタ1210の例示的な実施形態が、図22に示される。コネクタ1210は、軸方向に間隔を空けた、第一の部分1220および第二の部分1240を備える。第一の部分1220は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1222を備え得る。第一の部分1220はまた、部材1222に接続されかつ第二の部分1240とは逆の方を指す、複数の部材1224を備え得る。部材1224は、各々、鋭利に尖った自由端部1226を有し得る。第二の部分1240は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1242を備え得る。部材1242は、各々、付着点1248を備え得る。
【0074】
部材1222および1242は、中間部分1260に接続され得る。この例において(例えば、図15のコネクタ510とは対照的に)、中間部分1260は、拡張セル1262を備え得る。各拡張セル1262は、支柱1264によって、円周方向に隣接する拡張セル1262に接続される。
【0075】
コネクタ1210は、図13Bに示されるような断面を有する。なぜなら、部材1224は、第二の部分1240とは逆の方を指すからである。コネクタ1210に示されるA点、B点、C点、およびE点は、図13Bのコネクタの断面図に関して、コネクタ1210が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0076】
以下の図23〜26に示されるコネクタは、全て、装置100(図4A)に関連して、図8を参照して上記されたように、移植片導管内に逆に装填される。このような技術は、例えば、コネクタの外径が移植片導管の内径より大きい場合に、使用され得る。コネクタの以下の実施形態の各々は、コネクタを移植片の開口部に対して位置決めする際に補助する「止め」として働く部材を有する(例えば、図8を参照のこと)。これらの「止め」は、図13Aおよび13Bに示される、コネクタが展開後に呈するおよその幾何学的形状を、わずかに変化させる。例えば、図13Aおよび13Bに示される断面図におけるC点とD点との間の領域またはその周囲から、コネクタの内径に向いて「止め」が延びる。しかし、この断面図の残りの部分は、同じである。
【0077】
本発明に従うコネクタ1310の例示的な実施形態が、図23に示される。コネクタ1310は、軸方向に間隔を空けた、第一の部分1320および第二の部分1340を備えるように記載され得る。第一の部分1320は、円周方向に間隔を空けた、複数の部材1322を備える。第一の部分1320はまた、間隔を空けた複数の部材1324を備え、これらの部材は、部材1322に結合されており、そして第二の部分1340の方を指している。部材1324は、各々が、鋭利に尖った自由端部1326を有する。部材1322の、第二の部分1340に最も近い端部において、部材1322は、中間部分1360に接続される。
【0078】
第二の部分1340は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1342を備える。部材1342の、第一位の部分1320に最も近い端部において、部材1342は、中間部分1360に接続される。
【0079】
第二の部分1340は、上で「止め」として記載された、円周方向に間隔を空けた複数の部材1370を備える。部材1370は、第一の部分1320の方を指し得る。コネクタ1310が、装置100(図4A)のような展開装置によって拘束される場合、部材1370は、この拘束されたコネクタから半径方向外向きに延び得る。従って、コネクタ1310が移植片導管内に逆に装填される場合、部材1370は、移植片導管の側壁の外側表面と接触することによって、この側壁において、コネクタを開口部に対して位置決めし得る(開口部におけるコネクタの適切な位置決めについては、例えば、図8を参照のこと)。
【0080】
この実施例に示されるように、コネクタ1310は、一定の直径を有する環状構造体である(すなわち、中間部分1360は、一定の直径を有する)。移植片導管に逆に装填され得、そして円周方向に拡張可能であるコネクタの例は、図25および26に関して以下に記載される。
【0081】
コネクタ1310は、図13Aに示されるものと類似の断面を有する。なぜなら、部材1324は、第二の部分1340の方を指すからである。コネクタ1310に示されるA点、B点、C点、D点、およびE点は、図13Aのコネクタの断面図に関連して、コネクタ1310が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。示されるように、A点は、部材1324の自由端部1326に位置し、一方でB点は、部材1322と中間部分1360との間の接続部に位置する。
【0082】
本発明に従うコネクタ1410の例示的な実施形態が、図24に示される。コネクタ1410は、軸方向に間隔を空けた第一の部分1420および第二の部分1440を備えるように記載され得る。第一の部分1420は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1422を備える。部材1422は、部材1424に接続され得、部材1424は、鋭利に尖った自由端部1426を有し、そして第二の部分1440とは逆の方を指す。部材1422の、第二の部分1440に最も近い端部は、中間部分1460に接続される。
【0083】
第二の部分1440は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1442を備える。部材1442の、第一の部分1420に最も近い端部は、中間部分1460に接続される。第二の部分1440は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1470を備え、これらの部材は、図23に関連して上に記載された、逆の装填のための「止め」として働く。部材1470は、第一の部分1420の方を指し得る。
【0084】
コネクタ1410は、図13Bに示されるものと類似の断面を有する。なぜなら、部材1424は、第二の部分1440とは逆の方を指すからである。コネクタ1410に示されるA点、B点、C点、およびE点は、図13Bのコネクタの断面図に関連して、コネクタ1410が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0085】
本発明に従うコネクタ1510の例示的な実施形態が、図25に示される。コネクタ1510は、軸方向に間隔を空けた、第一の部分1520および第二の部分1540を備えるように記載され得る。第一の部分1520は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1522を備え、これらの部材は、部材1524に接続される。部材1524は、鋭利に尖った自由端部1526を有し得、そして第二の部分1540とは逆の方を指し得る。部材1522の、第二の部分1540に最も近い端部は、1582において中間部分1560に接続され得る。
【0086】
第二の部分1540は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1542を備える。部材1542の、第一の部分1520から最も遠い端部は、それぞれ、付着点1548を有し得る。部材1542の、第一の部分1520に最も近い端部は、1572において中間部分1560に接続され得る。
【0087】
中間部分1560は、円周方向に拡張可能であり得る。例えば、中間部分1560は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1574を備え得、これらの部材は、1576において互いに接続されており、そして1582において第一の部分1520に接続されている。中間部分1560はまた、部材1570を備え得、この部材は、図23〜24に関して上に記載されるように、逆の装填のための「止め」として働く。部材1570は、1572において、第二の部分1540に接続される。
【0088】
コネクタ1510は、図13Bに示されるような断面を有する。なぜなら、部材1524は、第二の部分1540とは逆の方を指すからである。コネクタ1510に示されるA点、B点、C点、およびE点は、図13Bのコネクタの断面図に関連して、コネクタ1510が展開後に呈するおよその幾何学的形状を説明する。
【0089】
本発明に従うコネクタ1610の例示的な実施形態が、図26に示される。コネクタ1610は、軸方向に間隔を空けた、第一の部分1620および第二の部分1640を備えるように記載され得る。第一の部分1620は、円周方向に間隔を空けた複数のセル1622を備える。セル1622は、円周方向に間隔を空けた部材1628を備え得、これらの部材は、1630および1632において、互いに接続される。第一の部分1620はまた、円周方向に間隔を空けた複数の部材1624を備え、これらの部材は、第二の部分1640とは逆の方を指し、そして1630において、セル1622に接続される。部材1624は、鋭利に尖った遠位端部1626を有し得る。
【0090】
第二の部分1640は、円周方向に間隔を空けた複数の部材1642を備え得る。部材1642の、第一の部分1620から最も遠い端部において、各端部は、付着点1648を有し得る。部材1642の、第一の部分1620に最も近い端部は、中間部分1660に接続され得る。
【0091】
中間部分1660は、円周方向に拡張可能であり得る。例えば、部材1628(その一部を、第一の部分1620のセル1622が形成する)は、支柱1650によって、中間部分1660において、円周方向に隣接する部材1628に接続され得る。従って、各個々のセル1622は、円周方向に拡大し得る(すなわち、セル1622を形成する各部材1628間の間隔が増加し得る)。中間部分1660はまた、部材1670を備え得、この部材は、図23〜25に関して上に記載されたような、逆の装填のための「止め」として働く。
【0092】
コネクタ1610は、図13Aに示されるような断面を有する。なぜなら、部材1624は、第二の部分1640の方を指すからである。コネクタ1610のA点、B点、C点およびE点は、図13Aのコネクタの断面図に関連して、コネクタ1610が展開後に呈するおよその幾何学的形状を示す。示されるように、A点は、自由端部1626に位置する。
【0093】
上述のことは、本発明の原理の単なる例示であること、ならびにさらなる他の改変が、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者によってなされ得ることが、理解される。例えば、本明細書中で言及される種々の材料および寸法は、単なる例であり、そして他の材料および寸法が、所望される場合、使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】図1は、本発明に従って作製されたコネクタの例示的な実施形態の構造物の、単純な平面展開である。
【図2】図2は、図1で平面展開で示したコネクタの構造物の、単純な立面図である。
【図3】図3は、図1で平面展開で示したコネクタの構造物の、別の単純な立面図である。
【図4A】図4Aは、本発明に従う、患者において図1〜3の構造物の送達および展開における使用のために示される、さらなる例示的な装置を備える、図1〜3の構造物の単純な立面図である。
【図4B】図4Bは、図4Aの簡略化立面図で示される装置の単純な断面図である。
【図5】図5は、移植片導管において、開口部を形成する際の使用のための、例示的な移植片導管および例示的な装置の簡略化立面図であり、本発明に従う装置の使用の際の初期段階を示す。
【図6】図6は、図5に類似の図であるが、移植片導管において切開を作製することにおける使用のためのさらなる装置を示し、そして本発明に従う、図5の装置の使用の際の後期段階を示す。
【図7】図7は、図6に類似の図であり、本発明に従う図5の装置を使用する最終結果を示す。
【図8】図8は、部分的に断面の単純立面図であり、本発明に従う図4Aの装置の使用における初期段階を示す。
【図9】図9は、図8と類似する図であり、本発明に従う図4Aの装置の使用におけるなお後の段階を示す。
【図10】図10は、図9と類似する図であり、本発明に従う図4Aの装置の使用におけるなお後の段階を示す。
【図11】図11は、図10と類似する図であり、本発明に従う図4Aの装置の使用におけるなお後の段階を示す。
【図12】図11と類似する図であり、本発明に従う図4Aの装置の使用の最終段階を示す。
【図13】図13A〜図13Bは、例示的断面図であり、本発明に従って構築されたコネクタを示す。
【図14】図14は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図15】図15は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図16】図16は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図17】図17は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図18】図18は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図19】図19は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図20】図20は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図21】図21は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図22】図22は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図23】図23は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図24】図24は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図25】図25は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
【図26】図26は、図1と類似する図であり、本発明に従って構築されたコネクタの他の例示的実施形態を示す。
Claims (20)
- 移植片導管の側壁における第1の開口部と、患者における体組織導管の側壁における第2の開口部との間の吻合接続の作製における使用のためのコネクタであって、該コネクタは、長手方向軸周辺に環状に配置された一体構造を備え、そして軸方向に間隔を空けられた第1の部分および第2の部分を有し、該第1の部分は、複数の環状に配置された第1のフィンガーを有し、該第1のフィンガーは、該第2の開口部の周囲に沿って、体組織導管の側壁の外部表面に該第1の開口部の周囲を確保するように半径方向外向きに延び、そして該第1の部分は、環状に間隔を空けられた複数の部材を有し、該部材は、該移植片導管の側壁を係合するように構成された自由端を有し、そして該第2の部分は、環状に間隔を空けられた複数の第2のフィンガーを有し、該第2のフィンガーは、体組織導管の側壁を係合するように半径方向外向きに延びている、コネクタ。
- 前記環状に間隔を空けられた部材の前記自由端が、前記第2の部分の逆の方を指す、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記環状に間隔を空けられた部材の前記自由端が、前記第2の部分の方を指す、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記環状に間隔を空けられた部材の前記自由端が、鋭利に尖っている、請求項1に記載のコネクタ。
- 請求項1に記載のコネクタであって、前記環状に間隔を空けられた複数の部材のうちの1つの部材が、前記複数の第1のフィンガーのうちの第1のフィンガーに、前記第2の部分から最も遠い該第1のフィンガーの端部で接続されている、コネクタ。
- 前記構造が、軸方向に配置された第1の部分と第2の部分との間に中間部分を備える、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記第1の部分、中間部分、および第2の部分のうちの少なくとも1つが環状に拡大し得る、請求項6に記載のコネクタ。
- 前記第1の部分、中間部分、および第2の部分のうちの少なくとも1つの環状の拡大が、弾性的拡大である、請求項7に記載のコネクタ。
- 前記中間部分が、一定の直径を有する、請求項6に記載のコネクタ。
- 前記中間部分は、環状に間隔を空けられた複数の部材を有し、該部材は、前記第1の開口部に対して前記コネクタを配置するのを補助するように第1の部分の方を指す請求項6に記載のコネクタ。
- 前記第2の部分は、環状に間隔を空けられた複数の部材を有し、該部材は、前記第1の開口部に対して前記コネクタを配置するのを補助するように第1の部分に向かって指す請求項1に記載のコネクタ。
- 前記複数の第1のフィンガーおよび前記複数の第2のフィンガーの前記半径方向外向き外向きの拡張が、弾性拡張である、請求項1に記載のコネクタ。
- 前記複数の第2のフィンガーのうちの少なくとも1つが、型への取り付け用に、前記複数の第2のフィンガーのうちの少なくとも1つの端部に取り付け部分を有し、該取り付け部分が、モールドへの取りつけのために該第1の部分より最も遠い、請求項1に記載のコネクタ。
- 移植片導管の側壁における第1の開口部と、患者における体組織導管の側壁における第2の開口部との間の吻合接続を作製するための装置であって、以下:
実質的に半球状の遠位端部を有する先端構造であって、該先端構造は、体組織導管の外側から該第2の開口部を介して通過するように構成された、先端構造;
該先端構造に接続された第1の管状構造であって、該先端構造から近位方向に延びる、第1の管状構造;
実質的に円錐状構造であって、該円錐状構造は、該第1の環状構造の周辺で、環状に配置されている、円錐状構造;
該円錐状構造に接続されている第2の管状構造であって、該円錐状構造から近位で延び、ここで該第2の管状構造は、第1の管状構造の周辺で、環状に配置されている、第2の管状構造;ならびに
第3の管状構造であって、該第3の管状構造が該第1の管状構造および第2の管状構造の周辺で、環状に配置される、第3の管状構造、
を備える、装置。 - 前記第3の管状構造の直径が、該第3の管状構造の遠位端部分で急激に増加する、請求項14に記載の装置。
- 請求項14に記載の装置であって、以下:
第1の部分および第2の部分を有する中空の環状のコネクタ、
をさらに備え;そして
ここで前記先端構造は、該コネクタの該第2の部分の少なくとも一部で保護するように構成された、装置。 - 前記第2の部分の少なくとも一部が、前記先端構造と前記円錐構造との間に拘束される、請求項16に記載の装置。
- 請求項14に記載の装置であって、以下:
第1の部分および第2の部分を有する中空の環状のコネクタ、
をさらに備え;そして
ここで前記第3の管状構造は、該第1の部分の少なくとも一部を保護するように構成された、装置。 - ブレードを用いて移植片導管の側壁に開口部を形成するための装置であって、以下:
該移植片導管の開口端部を介して通過するように構成された実質的に円錐状の先端部分および該先端部分から近位方向に延びるシャフト部分を有する拡張器構造;
該拡張器の近位端から延びる管状シャフト構造;
該拡張器の少なくとも一部の周辺で環状に間隔を空けられた管状シース;および
該管状シャフト構造の周辺で環状に間隔を空けられたスプリングであって、該拡張器構造体の運動を、該管状シース構造体内で制御するように構成された、スプリング、
を備える、装置。 - 移植片導管における第1の開口部と、患者における体組織導管における第2の開口部との間の吻合接続の作製における使用のためのコネクタであって、該コネクタは、長手方向軸周辺に管状に配置された一体構造を備え、そして軸方向に間隔を空けられた第1の部分および第2の部分を有する、コネクタ。
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