JP2006501768A - 無線通信システムのフレーム構造 - Google Patents

無線通信システムのフレーム構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006501768A
JP2006501768A JP2004541727A JP2004541727A JP2006501768A JP 2006501768 A JP2006501768 A JP 2006501768A JP 2004541727 A JP2004541727 A JP 2004541727A JP 2004541727 A JP2004541727 A JP 2004541727A JP 2006501768 A JP2006501768 A JP 2006501768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uplink
sequence
downlink
slots
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004541727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4741841B2 (ja
JP2006501768A5 (ja
Inventor
ペトラス,ポール
ユーリック,クロストファ・アール
トロット,ミッチェル・デイ
Original Assignee
アレイコム・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アレイコム・インコーポレーテッド filed Critical アレイコム・インコーポレーテッド
Publication of JP2006501768A publication Critical patent/JP2006501768A/ja
Publication of JP2006501768A5 publication Critical patent/JP2006501768A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4741841B2 publication Critical patent/JP4741841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]
    • H04B7/2659Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA] for data rate control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]
    • H04B7/2656Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA] for structure of frame, burst
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0697Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using spatial multiplexing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

一実施形態で、本発明に、それぞれが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスと、それぞれがアップリンク・スロットの持続時間より長い所定の持続時間を有するダウンリンク・スロットのシーケンスと、各アップリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、各ダウンリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、ダウンリンク・スロットのシーケンスの後のフレーム間ガード・タイムとを有する時分割無線通信システムの繰り返されるフレームが含まれる。

Description

関連出願
(関連出願の相互引用)
本願は、以前の本願の所有者が所有する、2000年9月29日出願の米国特許出願第09/675274号、名称「Radio Communications System With a Shared Broadcast Channel」、2001年3月20日出願の米国特許出願第09/813194号、名称「Closing a Communications Stream Between Terminals of a Communications System」、2001年4月24日出願の米国特許出願第09/841456号、名称「Spatial Processing and Timing Estimation Using a Training Sequence in a Radio Communications System」の一部継続出願であり、これによってその優先権を主張するものである。
本発明は、基地局とユーザ端末の間の通信に使用されるフレームの構造に適用され、具体的には、時分割フォーマットのアップリンク・スロットとウンリンク・スロットを含むフレーム構造に適用される。
セルラ・データ音声無線システムなどの時分割移動体無線通信システムでは、通常、特定の目的に割り振られたスロットを含む繰り返されるフレームが使用される。周波数分割TDD(時分割多元双方向)システムでは、繰り返されるフレームに、一組のダウンリンク・スロットを含める。アップリンク・スロットは、異なる周波数の異なるフレームに含まれる。ブロードキャスト・メッセージ、ランダム・アクセス・メッセージ、制御チャネル・メッセージのそれぞれを、異なるフレーム構造を使用する特定の周波数に割り当てることができる。各フレーム・タイプを、それが搬送するメッセージのタイプに最適化し、効率を高めている。TDD(時分割双方向)システムでは、アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットが同一のフレームにある。いくつかの場合に、フレーム内の特定のスロットが、ある制御メッセージを搬送する。しかし、制御チャネルとアクセス・チャネルは通常は別々のフレームにある。
別々のブロードキャスト・チャネル、制御チャネル、アクセス・チャネルを用いると、基地局とリモート・ユーザ端末の無線ラジオ・ネットワークを設計する際の高い柔軟性が可能になる。しかし、ブロードキャスト、制御、又はアクセスのためにとっておかれる各チャネルは、トラフィックに使用することができない。チャネルの数が、トラフィックの需要と比較して制限されている時に、システムの無線容量全体のうちのトラフィック使用量を最大にすることが好ましい。その一方で、異なる機能を単一のフレームに組み合わせることによって、隣接スロット間の干渉の可能性が高まる。異なる機能を単一のフレームに組み合わせることによって、アップリンクとダウンリンクの間のデータ・レートの変動も比較的制限される。
一実施態様で、本発明に、それぞれが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスと、それぞれがアップリンク・スロットの持続時間より長い所定の持続時間を有するダウンリンク・スロットのシーケンスと、各アップリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、各ダウンリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、ダウンリンク・スロットのシーケンスの後のフレーム間ガード・タイムとを含む時分割無線通信システムの繰り返されるフレームが含まれる。
もう1つの実施態様では、繰り返されるフレームは、それぞれが所定の持続時間を有し、複数の送信モードをサポートするアップリンク・スロットのシーケンスと、それぞれがアップリンク・スロットの持続時間より長い所定の持続時間を有し、複数の送信モードをサポートするダウンリンク・スロットのシーケンスとを有し、ダウンリンク・スロット送信モードは、アップリンク・スロット送信モードより高いデータ・レートを有し、その結果、ダウンリンク・データ・レートが、ダウンリンク・スロットとアップリンク・スロットとの間の持続時間の差を超える量だけアップリンク・データより高くなる。
本発明を、制限ではなく例によって、添付図面で説明するが、添付図面では、類似する符号が、類似する要素を指す。
概要
本発明の一実施形態では、TDD(時分割双方向)通信の独自のフレーム構造によって、アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットが干渉なしで単一のフレームを共用できる。異なる範囲のユーザ端末の間及びダウンリンクとアップリンクの間の干渉を除去するために、適切なガード・タイムがスロットの間で位置決めされ、サイズを決められる。アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットの両方を、BCH、RACH、PCH、CCH、TCHを含む様々な異なるタイプのメッセージに使用することができる。ダウンリンクに対するアップリンク容量の比も、ネットワークの帯域幅割振りの有用性を最適化するように選択される。アップリンクとダウンリンクの両方で様々な異なる変調クラスを使用することによって、アップリンク・データ・レートとダウンリンク・データ・レートの間の特定の差を調整して、ユーザの要求と一致させることができる。
一実施形態で、本発明が、ArrayComm社のi−BURST(商標)システムなどのTDD高帯域幅無線データ音声システムで実施されることが企図されている。しかし、本発明が、i−BURSTシステム又は他の特定のエア・インターフェース(air interface)に制限されず、実際に、本明細書の説明から、本発明が、様々なエア・インターフェース・プロトコルと通信システムを備えた使用を見出すことが明白になる。
ブロードキャスト・チャネル(BCH)
本発明のシステムは、ブロードキャスト・チャネルBCHからユーザ端末又はリモート端末ごとに初期化され、BCHは、基地局からすべての潜在的なユーザ端末にバーストとして送信される。BCHバーストは、トラフィック・チャネル・バーストと異なって、ユーザ端末がある可能性があるすべての方向に、通常は全方向性に送信されるが、特定のビーム・パターンは、ネットワークに依存する。したがって、BCHバーストは、空間的に向けられる又は低出力のトラフィック・チャネルTCHより多くの、システムに対する干渉が生じる。このために、BCHチャネルのデータと変調特性は、干渉を最小にするように選択される。
ブロードキャスト・バースト構造の例を表1に示す。重要なBCHバースト特性の一部は、次の通りである。BCHは、タイム・スロット境界の知識なしで、リアル・タイムにスキャンすることによって、計算的に簡単に見つかる。BCHは、基地局とユーザ端末の間での構成要求CR及び構成メッセージCMの後続の交換を可能にするのに十分な基本的情報を通信する。BCHは、BCHがあるユーザ端末に特に向けられていない時であっても、すべてのユーザ端末に良い周波数オフセット情報とタイミング更新情報を提供する。
表1に、BCHバーストの例の内容を要約する。
Figure 2006501768
周波数訂正トレーニング・シンボルとタイミング訂正トレーニング・シンボルは、当技術分野で周知の多数の手法のいずれかに従ってセットすることができる。これらを、組み合わせるか、同期化シーケンスに置換するか、除去することもできる。
ブロードキャスト情報シンボルは、変調され、256ビット・シーケンスにコーディングされる15ビット・ブロードキャスト・メッセージから構成される。送信されるビットの構造とシーケンスと同様にシンボルの個数を、様々な応用例に合わせて変更することができる。今説明している実施形態は、BCHで送信される情報の量を最小にすると同時に、ビット・レートを最小にするように選択される。ブロードキャスト・チャネル情報シンボルは、ユーザ端末が基地局に構成メッセージを要求するのに必要な情報を提供する。ブロードキャスト・チャネル情報シンボルは、ユーザ端末ハンド・オーバ判断を案内する情報も提供する。
各ブロードキャスト・メッセージは、表2に示された情報と共に、ブロードキャスト・バーストにマッピングされる。
Figure 2006501768
BStxPwrは、ブロードキャスト・メッセージの実効等方放射電力(effective isotropic radiated power)である。この数は、基地局で使用可能な増幅器及びダイバーシチ・アンテナの数を考慮に入れた、基地局によって送信される電力を示す。10アンテナ・ブロードキャスト・チャネルの場合に、基地局電力=(2・BStxPwr+10)dBmである。
BSCCは、アップリンク・バーストのトレーニング・データを選択し、異なる基地局のブロードキャストを区別するためにユーザ端末によって使用される基地局カラー・コードである。一実施形態で、128個までの異なる可能なカラー・コードがある。カラー・コードは、異なる位置の基地局又は同一位置の異なる変調器/復調器を示すのに使用することができる。
BSloadは、ランダム・アクセス・メッセージを送信する頻度を決定するためにユーザ端末によって使用される、基地局の負荷である。BSloadは、基地局が有する未使用の容量の表示である。加入者が異なる量のトラフィック容量を要求する可能性があるので、BSloadは、アクティブな登録加入者の数と異なる可能性がある。BSloadは、最大の可能なローディングに対して測定される数分の期間にわたる基地局の各モデムの送信ビット・レートと受信ビット・レートを表す。一実施形態で、BCHチャネルは、無線通信システムのすべての基地局によって共用される。7ビットBSCCを使用することによって、128個までの基地局に対処することができる。BCHは、繰り返されるフレームを有する時分割双方向チャネルである。チャネルは、アップリンクとダウンリンクに使用される単一のRF搬送波周波数である。雑音の多い環境のため又は堅牢さを高めるために、BCHは、所定の方式に従って周波数ホッピングするか、複数の異なる周波数で繰り返すことができる。繰り返されるフレームに、表3に示された、BS1などのラベルを付けられた基地局ごとのダウンリンクBCHが含まれる。次のフレームに、CR1などのラベルを付けられたアップリンク構成要求CRと、CM1などのラベルを付けられたダウンリンク構成メッセージCMが含まれる。
各フレームに、下で空の箱として示されている複数の予約済みスロットがある。これらのスロットは、ネットワークの他のチャネルでの干渉を減らすためにブロードキャスト・チャネルがトラフィック又は他の制御メッセージにも使用されるか予約される場合に、データ・トラフィックに使用することができる。フレームは、それぞれの基地局1〜128ごとに繰り返されて、下で詳細に説明するスーパーフレームが作られる。最後のCM、CM128の後に、スーパーフレームが繰り返され、やはり次のスーパーフレームと基地局1のBCHが開始される。
Figure 2006501768
基地局は、連続するRF搬送波のグループをサービスする基地局モデムの集合とみることができる。代替案では、基地局を、単一サイトにモデムの組を有する設備とすることができる。他のシステム構成について、各モデム変調器/復調器セット52、62を、基地局とみることができる。各基地局は、一意の32ビット基地局識別子BSIDを割り当てられる。BSIDは、BSCC=BSID mod 128として基地局カラー・コードを派生するのに使用される。BSCCの関数として、基地局は、周波数ホッピングを行い、BCHをブロードキャストし、アップリンクCRをリスンし、ダウンリンクCMを送信する。無線伝送がオーバーラップする地理的領域内で、BSIDは、BSCCが一意に割り当てられるように割り当てられなければならない。同一のカラー・コードの基地局と通信しているユーザ端末を、いつも見ることができる基地局はない。同様に、同一のBSCCを割り当てられた2つの基地局を見ることができるユーザ端末がない。基地局の総数ならびにスーパーフレーム内のフレームの個数と、フレーム内のスロットの個数と、BCHバースト、CR、CMの送信に使用される特定のスロット数を、特定の応用例に合わせて変更することができる。
BCHバーストのデータ・レートをさらに最小にするために、BSCCとBSloadを、BCHバーストから除去することができる。その場合に、BCHバーストには、ハンド・オーバ判断に直接に関係する唯一の情報である、トレーニング又は同期化及びBStxPwrだけが含まれる。ユーザ端末は、それでも、受信されたBCHバーストのタイミングに基づいて、選択とハンド・オーバ判断のために異なる基地局を区別し、比較することができる。ユーザ端末は、タイミングに基づいて、表3に示されているようにCRメッセージを特定の基地局に向けることもできる。単一基地局システムの場合に、BStxPwrビットも削除することができる。基地局が1つだけある場合には、経路損失を評価する必要はなく、信号を受信できるかどうかだけを評価する必要がある。残りのネットワーク情報は、下で説明するように、登録時に知ることができる。代替案では、BCHにBSCCが含まれるので、ユーザ端末を、BSCCを読み取るようにプログラムし、共通のBSCCを有するBCHバーストが同一の基地局から来ると仮定することができる。この形で、ユーザ端末は、短縮されたフレーム反復期間を知り、システムに登録するのに必要な時間を減らすことができる。
登録
ユーザ端末は、登録と称する、基地局との関係を形成する。この登録は、ブロードキャスト・チャネルをリスンすることによって開始され、ハンド・オーバ、タイムアウト、又は切断によって終わる。登録の第1ステップは、リモートによって、構成要求バーストCRを送信し、構成メッセージ・バーストCMを受信することによって達成される。CMには、ホッピング・シーケンス計算パラメータなどの基本的な構成パラメータが含まれる。CMからの情報を使用することによって、ユーザ端末は、ランダム・アクセス登録要求RA−rreqを使用して、認証されないストリームをオープンする。この認証されないストリームは、登録識別子RID及びページング識別子PIDの登録と割当を完了するのに使用されるインバンド・シグナリング・データだけを搬送する。登録ストリームの末尾で割り当てられるRIDを使用して、ユーザ端末は、後続ストリームをオープンすることができ、登録を終了することができる。ユーザ端末は、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)への「ネットワーク・ログイン」を実行するのに使用されるパケットをその中で送信できる後続ストリームもオープンすることができる。
登録ストリーム中で、識別と能力が交換され、動作パラメータが設定され、RIDとPIDが割り当てられる。その後、新しいネットワーク・セッションを作成し、このRIDにアタッチすることができ、あるいは、既存セッションをハンド・オーバすることができる。このハンド・オーバは、別の基地局から、同一基地局の別の基地局モデムから(負荷シフト)、又は同一基地局モデムのセッションのハイバーネーションからとすることができる。登録の特定の詳細は、本明細書では例のみとして提供される。多数の他の登録シナリオも、本発明の範囲内で可能である。フレーム・タイミングは、エリア内にあり、事前にプログラムされたRF搬送波を送信している基地局によって確立される。この搬送波は、周波数ホッピングするか、スペクトラム拡散搬送波とすることができる。しかし、搬送波が、見つけやすく、ユーザ端末に事前にプログラムされることが好ましい。基地局は、GPS又は他の正確な共通タイミング・インターフェースを使用して、フレーム・タイミングを確立する。GPSタイミングは、正確に同期化され、すべての基地局で安価に使用可能であるという長所を提供する。これによって、基地局の間のBCHの最小限のガード・タイムだけで、BCHをすべての基地局によって共用できるようになる。基地局は、上で説明したBCHフレームを作り、それぞれの割り当てられたスロットでブロードキャストする。ユーザ端末の電源が入れられる時に、そのユーザ端末は、この周知の、任意選択として事前プログラムされるRF搬送波をスキャンして、基本フレーム・タイミングと同期化を見つける。ユーザ端末は、BCHバーストについてこの搬送波をスキャンし、RSSI(Received Signal Strength Indicator)マップを作る。このBCH RSSIマップ及び他の要因から、ユーザ端末は、最も強い又は最も良い基地局を選択する。また、ユーザ端末は、BCHを使用して、その発振器周波数を正確に調整し、そのフレーム・タイミング基準を調整する。これは、上で説明したBCHバースト内の同期化シーケンスとタイミング・シーケンスを使用して行われる。次に、そのユーザ端末ID又はリモート端末ID(UTID)を使用して、ユーザ端末は、最も強いか最も良い基地局のBCHバーストに関してタイミングを決められた構成要求CRを作り、送信する。一実施形態で、CRは、選択された基地局からBCHで受信されたBSCCを使用してスクランブルされる。
所期の基地局が、CRを成功裡に受信し、使用可能な容量を有する場合に、その基地局は、CRをスクランブル解除し、ユーザ端末の空間シグネチャ(spatial signature)を判定する。ユーザ端末は、その答えとして構成メッセージ・バーストCMを受信する。CMは、下で詳細に説明するが、ユーザ端末が基地局への距離とRF経路損失を知り、タイミング・アドバンス(timing advance)を訂正し、電力制御を調整し、周波数ホッピングのパラメータ(たとえばフレーム・ナンバリング(frame numbering)とBSCC)を知るのに十分な情報を含む。複数の基地局を、CRによってプロービングして、最も近い又は最も良い基地局を見つけることができる。CMからのこの情報に基づいて、ユーザ端末は、送信すべきデータを有する時に、ランダム・アクセス登録要求RA−rreqから開始して、セッションを開始することができる。リソースが使用可能である場合には、基地局は、アクセス割当(Access Assignment:AA)をユーザ端末に送信して、トラフィック・チャネルを割り当てる。基地局とユーザ端末は、この確立されたストリームでの暗号化鍵を含む様々なアクセス制御パラメータを交換する。最後に、RIDとPIDが割り当てられる。このRIDを使用して、ユーザ端末は、セキュア・ストリーム(たとえばRA−rts/AA−cts)を確立することができ、このセキュア・ストリームで、インターネット・パケットを送信し、受信する。トラフィック・チャネルには、各送信されたデータ・パケットに対するデータ肯定応答DA又はデータ無効DI応答が含まれる。DAメッセージとDIメッセージは、受信側からの次のデータ・パケットの一部として、次のスロットで送信される。時分割双方向フレームでは、基地局とユーザ端末が、表4に示されているようにスロットを交番する。したがって、スロットのいずれかが正しく受信されない場合に、データを素早く再送信することができる。これによって、それぞれの基地局モデムとユーザ端末モデムのデータ・バッファのサイズが減る。表3、4に示されているように、アップリンク・スロットは、必ずダウンリンク・スロットの前にあり、同期化エラー又は予想されない伝搬遅延を許容するために、この2つの間にガード・タイムがある。一実施形態で、各側は、3つのスロットでデータ・パケットを送信し、当技術分野で周知のように、各スロットに、ランプ・アップ期間とランプダウン期間ならびに同期化ビットが含まれる。
Figure 2006501768
周期的に、ユーザ端末は、BCHをスキャンして、そのRSSIとBSCCマップを更新する。ユーザ端末は、より良い基地局を検出した時に、この新しい基地局にCRを送信し、おそらくそのネットワーク・セッションをハンド・オーバすることができる。成功裡のストリーム初期化にあまりに多く失敗すると、ユーザ端末は、タイムアウト状態に入る。タイムアウトから、ユーザ端末は、RA−rreqを介してRIDを再獲得し、CRを使用してそのタイミング・アドバンスをリフレッシュし、BCHをスキャンすることによってハンド・オーバできる新しい基地局を見つけ、又は基本フレーム・タイミングを再獲得するために一から開始することを試みる。この再確立が成功である場合に、ユーザ端末は、新しい基地局へのネットワーク・セッション・ハンド・オーバを完了することによって、ネットワーク・セッションを継続することができる場合がある。
チャネルの考慮事項
一実施形態で、本ネットワークは、空間分割多元接続技術及び特にスマート・アンテナ・アレイ信号処理を最大限利用するように設計される。極端に密な周波数再利用パターンで信頼性のある空間チャネルを維持するのを助けるために、本ネットワークは、アップリンク送信とダウンリンク送信が必ず同一周波数である時分割双方向TDMAを使用する。さらに、多くのユーザ端末が、単一アンテナであり、全方向で送受信するので、BCHを除いて、アップリンク・バーストは、必ず、ダウンリンク・バーストを送信する必要が生じる前に受信される。これによって、ダウンリンク・バーストをより正確に空間的に向けることができる。アップリンク・トレーニング・シーケンスが、すべてのアップリンク・バーストに組み込まれて、空間チャネルと周波数の非相関性にかかわらず、適度に高速の周波数ホッピングが可能になる。周波数ホッピング・シーケンスは、当技術分野で周知の多数の異なるシーケンスのいずれかとすることができる。周波数ホッピング・シーケンス方式のパラメータは、当初は、ユーザ端末に未知である。これによって、ネットワークの柔軟性が最大になり、ユーザ端末の柔軟性が高まる。下で説明するように、周波数ホッピング・パラメータは、CMバーストでユーザに送信される。
周波数ホッピング方式の堅牢さとシステムのトラフィック能力は、より多くの周波数の搬送波が周波数ホッピング方式に割り振られる場合に改善される。BCH搬送波は、周波数ホッピング方式の一部として含まれ、したがって、トラフィック・チャネルとして使用される。1つの基地局は、フレームごとに1回だけBCHバーストを送信し、トラフィックが特定のユーザに空間的に向けられるので、基地局は、隣接チャネルのBCHバーストをリスンしているユーザ端末に大きく干渉を追加せずに、別の基地局のBCHバースト中にトラフィック・チャネル・データ・バーストを送信することができる。通常、トラフィック・データ・バーストが向けられるユーザ端末は、既にトラフィック・セッションに入っているので、BCHバーストをリスンしていない。
この実施形態では、それぞれがBCHの異なるスロットに割り当てられた128個の基地局があるので、BCHのうちで任意の1つの特定の基地局に割り当てられた128番目の部分が、周波数ホッピング・トラフィック・チャネル方式の特定のチャネルに、そのチャネルがトラフィックに使用されている間にオーバーラップする可能性は低い。しかし、そうなった場合には、基地局は、それに割り当てられた時間にBCHバーストをブロードキャストし、割り当てられた時間にCRメッセージをリスンし、割り当てられたスロットでCMバーストを送信する。これによって、ネットワークのさらに一貫した動作が保証される。しかし、ユーザ端末について、BCHとしてのBCH搬送波の使用は、そのトラフィック・チャネル・セッションに割り込む。その結果、基地局からデータ・パケット・バーストを受信するのではなく、ユーザ端末は、BCHバーストを受信する。
ユーザ端末は、このバーストをBCHとして認識しない場合であっても、期待されるデータ・パケットに関する無効なフォーマットを有するものとして即座に認識する。したがって、ユーザ端末は、次のアップリンク・フレームに、そのバーストと共にデータ無効DIメッセージを送信し、基地局は、トラフィック・チャネルの次に使用可能なフレームに、前に期待されたデータ・パケットを送信する。本タイミング方式では、次のフレームの同一スロットが、その基地局の構成メッセージ・スロットと一致する。次のフレームの同一スロットは、異なる基地局に割り当てられたBCHスロットと一致する。しかし、第2のスロットも基地局のBCH割当とオーバーラップする場合であっても、やはり同一のプロトコルを適用することができる。リモート端末は、やはり、DIメッセージを送信し、割り当てられたBCHスロットが過ぎた後に、基地局が、期待されるデータ・バーストを送信する。肯定応答プロトコルに頼ることによって、ネットワークのデータ容量を増やして、シグナリングの複雑さ又は処理リソースを増やさずにBCHのほとんどを含めることができる。
データ容量増加の量は、RFリソースのどれほどをBCH専用にするか及びシステムに何個の基地局があるかに依存する。システムに少数の基地局があり、その結果、BCHフレームが非常に短い反復を有する場合には、すべてのBCHスロットがBCHに使用されるようにネットワークを構成することができ、リモート・ユーザがタイミングと同期を獲得し、構成要求を送信する時間の長さが大きく減る。
その代わりに、可能な128個のスロットのうちの少数だけがBCHバーストに使用され、チャネル容量の残りをトラフィックに使用できるように、BCHを構成することができる。多数(すなわち128個に近い)の基地局がネットワークにある場合に、ユーザ端末は、可能な基地局の10%超からBCHバーストを受信できる可能性が低い。その結果、搬送波の残りの90%を、BCHバーストをスキャンする新しいユーザ端末に影響せずにデータ・トラフィックに使用することができる。基地局を、近くの基地局のBSID又はBSCCを用いてプログラムすることができ、その結果、その基地局は、これらの基地局に割り当てられたBCHスロット中にトラフィックを送信しなくなる。上で説明した同一のDI、再送信方式によって、隣接するBCHスロットとトラフィック・チャネルの間の衝突が補償される。
構成要求CR
CRバーストは、部分的に、特殊なCR空間トレーニング・シーケンスによって、ランダム・アクセスRAバーストやトラフィックTCHバーストから区別される。CRトレーニング・シーケンスは、通常のものより長く、タイミング・アライメントの発見を特に計算的に効率的にする周期的特性を有する。CRバーストは、標準アップリンク・データ・バーストより短く、ユーザ端末と基地局の間の未知の距離に伴う時間遅れが許容される。CRバーストは、86μ秒だけ短縮され、基地局から約15km離れたユーザ端末と同等の補償されない時間遅れが許容される。
CRバーストは、基地局から未知の距離にあるユーザ端末から送信される。飛行時間の考慮のゆえに、ユーザ端末タイム・ベースは、基地局に関して遅延される。さらに、そのCR送信も、タイミング・アドバンスがまだ初期化されていないので、遅延される。CRバーストを35μ秒短縮することによって、次のタイム・スロットにあふれずに、35μ秒後までにCRバーストが到着することが可能になる。この35μ秒は、基地局から5300mにあるユーザ端末が、完全にそのタイム・スロット内に着陸するCRバーストを送信できることを意味する。このバーストが、基地局によって見られ、応答される場合に、対応するCMに、後続のデータ・バーストを正しく位置決めするタイミング・アドバンス調整が含まれる。
表5に、例のCRバーストの内容を要約する。82個の情報シンボルが、変調及びコーディングを使用して、構成要求メッセージから構成される。
Figure 2006501768
CR空間トレーニングはすべての基地局について同一であり、基地局は、必ずしもCRを受信する前にユーザ端末の位置を知らない。CRは、表3に示されているように、BCH送信からの固定オフセットの時にユーザ端末によって送信される。結果の時間多重化された登録チャネルは、複数の近くの基地局の異なる1つに送信されるCRを簡単に区別する。さらに、CRとCMは、BSCCの関数によってスクランブルされ、近くの基地局に送信されるCRからの干渉がある場合でも、BSCCの復調キャプチャ効果が衝突を解決する。一実施形態で、スクランブルは、エンコードされたビット・シーケンスをとり、線形フィードバック・シフト・レジスタの出力との論理和をとることによって実行される。最後に、基地局のスマート・アンテナ空間分解能力を適用して、受信されたCRに残っている曖昧さを解決する。
構成要求メッセージは、物理層によって構成要求バーストCRにマッピングされる。構成メッセージは、物理層によって標準ダウンリンク・バーストにマッピングされる。本CRバーストの情報シンボルは、表6に示されているようにマッピングされる。下にリストされた項目のいずれも後で登録サイクル中に削除し、かつ送信することができ、またはシステムの必要に基づいていくつかを削除し、送信することができる。
Figure 2006501768
identityは、複数のユーザ端末からの同時メッセージを区別する、ユーザ端末ごとに一意のランダム・ビットの組である。ランダムさ及びビット数の多さのゆえに、2つのユーザ端末が同時に同一の識別コードを選択する可能性は低い。
utClassは、ユーザ端末機能(最高の変調クラス、周波数ホッピング能力など)を識別する。このシーケンスは、CRを送信するユーザ端末のタイプを識別する。パームトップ・ディジタル・アシスタントは、固定された専用アンテナを有するデスクトップ・コンピュータと異なる機能を有する場合がある。utClassを用いると、異なる機能を区別できる。
txPwrは、構成要求バーストを送信するためにユーザ端末によって使用される電力を表す。たとえば、ユーザ端末電力=(2・txPwr−30)dBmである。CRは、例として、ダウンリンクBCHバースの受信から正確に2265μ秒後に、制御搬送波で送信される。この形で、これ以外は初期化されないユーザ端末が、周波数ホッピング・シーケンス・パラメータの知識なしでCRを送信することができる。CRバーストは、標準アップリンク・タイム・スロットより短く、ユーザ端末から基地局への未知の飛行時間が許容され、CRバーストは、通常はアップリンク・タイム・スロット受信ウィンドウの遅くに到着する。
構成メッセージCM
表7に、構成メッセージ・バーストの例の内容を要約する。494個の情報シンボルが、変調及びコーディングを使用して構成メッセージから構成される。
Figure 2006501768
構成メッセージCMバーストは、対応するアップリンク・タイム・スロットでCRが受信された時に、必ず、ダウンリンクBCHバーストの送信の正確に5秒後に、BCH搬送波で送信される。このタイミングを使用して、CMが要求元のユーザ端末に向けられる。CMは、空間シグネチャの分析、たとえばアップリンクCRのDOAやTOAなどのパラメータに基づいて、空間的に向けられる信号でも送信される。CMは、BCH搬送波で、BCHからの固定された時間オフセットで送信されるので、それ以外では初期化されないユーザ端末が、周波数ホッピング・パラメータの知識なしでCMを受信することができる。CRに応答するCMには、とりわけ、AFN(絶対フレーム番号)、より大きいタイミング・アドバンス調整ダイナミック・レンジ、より粗い電力制御、様々なアクセス制御パラメータが含まれる。表8に、CMバーストの内容を要約する。下にリストされた項目のいずれも、後で登録サイクル中に削除し、送信することができ、あるいは、システムの必要に応じて、いくつかを削除し、送信することができる。
Figure 2006501768
シンボル・セットの意味は、次の通りである。
identity:ユーザ端末がCRで送信するランダムな識別。
pwrCtrl:ユーザ端末が将来のパラメータ要求バーストとランダム・アクセス・バーストに適用しなければならない電力オフセット:オフセット=(2・pwrCtrl−16)dB。
timingAdjust:ユーザ端末が将来のランダム・アクセス・バーストに適用しなければならないタイミング・アドバンス:タイミング・アドバンス=timingAdjustμ秒。
AFN:絶対フレーム番号の最下位10ビット。
carrierMask:トラフィック・チャネルを含む搬送波のビットマップ。
racarrierMask:ランダム・アクセス・チャネルを含む搬送波のビットマップ(最下位ビットが搬送波0)。
raslotMask:ランダム・アクセス・チャネルを含むスロットのビットマップ(最下位ビットがスロット1)。ランダム・アクセス・チャネルは、racarrierMaskとraslotMaskの両方が非ゼロの場合に発生する。
raDec:ランダム・アクセス・チャネルに使用可能なAFN。
hopping:1と等しい場合に、物理搬送波と論理搬送波の間の関係が各フレームでホッピングする。
ランダム・アクセス−バースト送信要求
上の議論からわかるように、登録の後に、ユーザ端末は、RIDとPIDを有し、かつ表5に示されたデータのすべてを含むネットワークに関するかなりの量の情報を有する。この情報には、割り当てられたランダム・アクセス・チャネル又は割り当てられたランダム・アクセス・チャネルの組と、初期送信電力レベルが含まれる。この情報は、RA−rtsの生成及び送信に使用される。
ユーザ端末は、特定の基地局に登録した後に、データ交換用のストリームをオープンすることができる。ストリームのオープンは、基地局又はユーザ端末のいずれかによって開始することができる。通常、ストリームは、基地局又はユーザ端末のいずれかが、他方に送信すべきデータを有する場合にオープンされる。このデータは、事前にセットされた量が送信バッファに累積されるまで、又は事前にセットされた時間が経過するまで、バッファリングされる。事前にセットされた量は、非0の任意の値とすることができる。基地局が、その送信バッファにユーザ端末に関する送信データを累積した場合に、その基地局は、下で詳細に説明するページをユーザ端末に送信する。ユーザ端末は、ページを受信するか、送信バッファに十分な量のデータを累積した場合に、たとえばRA−rtsメッセージを送信する。このメッセージは、下で説明するように、データの交換を可能にするためにストリームをオープンすることの要求である。基地局は、このRAメッセージを受信する時に、システム・リソース可用性を分析し、適切なチャネルが使用可能である場合に、たとえばAA−ctsメッセージによって応答する。このメッセージは、下で説明するように、チャネルを識別し、ストリームに割り当てる。
RA/AA交換では、ストリームが割り当てられ、端末が通信するのに必要なすべての情報が交換されている。次のアップリンク・スロットで、リモート端末は、割り当てられたチャネルを介するデータの送信を開始する。ストリームが、基地局からのページによって開始された場合には、リモート端末は、送信すべきデータを有しない場合があり、その場合には、リモート端末はアイドル・ビットを送信する。このアイドル・ビットは、受信されるデータがないときに、基地局がユーザに関する空間パラメータを維持するのを助ける。基地局は、これらの空間パラメータを使用して、そのデータ・パケット又はアイドル・ビットを送信する。この形で、データと肯定応答が、登録ストリームと同一の形で交換される。表9に、例のランダム・アクセス・メッセージ・バーストの内容を要約する。バースト構造は、トラフィック・チャネルTCHのアップリンク・データ・バーストと同一である。アップリンク・データ・バーストに関して、情報シンボルは、データ、インアンド・シグナリング(in-and signaling)又はその両方を搬送する。
Figure 2006501768
RAバースト情報シンボルは、一実施形態で、表10に示されたフィールドを有する。
Figure 2006501768
シンボル・セットの意味は、次の通りである。
RAType:表8に関連して説明したRAバーストのタイプ。
ID:RID又は、ページ応答の場合にPIDのいずれかである登録識別子。このフィールドは、ストリーム要求に優先順位を付けるために基地局が使用することができる。より高い優先順位のユーザ端末は、RID又はPIDによって識別でき、他のユーザより優先してストリームを許可される。IDは、要求元ユーザ端末の登録アカウント及び情報にアクセスするのにも使用される。
UTTxPwr:ユーザ端末がバーストを送信するのに使用する電力。特定の応用例に合わせて、これらのフィールドの1つ又は複数を削除又は変更することができ、より多くのフィールドを追加することができる。
RATypeフィールドを用いると、同一チャネルで送信される異なるタイプのRAメッセージが存在できるようになる。表11に、3ビット・フィールドを用いてサポートできる例を示す。さらなる又は異なるタイプのRAメッセージを、ネットワークの特定の性質に応じて使用することができる。さらに多くの異なるタイプのメッセージが利用できるようにするために、より多くのビットを使用することもできる。代替案として、ユーザ端末が、表11にリストされた状況に応じて異なるRAバーストを送信することができる。表8のRAバーストのすべてが、基地局によってユーザ端末に割り当てられたランダム・アクセス・チャネルで送信される。一実施形態で、RAチャネルは、トラフィックにも使用されるチャネルの組である。
Figure 2006501768
シンボル・セットの意味は次の通りである。
RA−rtsは、下でさらに述べるが、ユーザ端末がそれを用いて登録の後に新しい通信ストリームをオープンできる機構である。
RA−ping:ストリームをオープンせずに、ユーザ端末の位置、チャネル特性、アクティビティを基地局に警告するのに使用される。基地局にpingを打つことを使用して、登録をアライブに保つことができる。
RA−rts−short、RA−rts−directed、RA−rts−UM:特殊なタイプのストリームをオープンするのに使用することができる。
RA−page response:ユーザ端末が送信すべきデータを有しないが、基地局からのページに応答してストリームがオープンされることを要求している時に、これを送信することができる。いくつかのシステムで、基地局が、上で述べたようにまずユーザ端末にページングすることなく、ストリームを直接にオープンすることが好ましい場合がある。
RA−rreg:新しい登録をオープンするか既存の登録を変更するのに使用される。上で述べたように、ユーザ端末は、登録の後にRAバーストを使用するが、ネットワーク管理では、単一のユーザ端末が、異なる個人、異なるアカウント、異なるタイプの通信、又は他の理由から2つの登録を有することが有用である場合がある。
アクセス割当バースト
ユーザ端末は、RA−rtsなどのランダム・アクセス・メッセージを、ランダム・アクセス・チャネルのアップリンク側で送信する。基地局は、ランダム・アクセス・チャネルのダウンリンク側を使用して、ランダム・アクセス要求を許可し、AA(アクセス割当)メッセージを使用して、要求されたデータ・ストリームにリソースを割り当てる。AAメッセージは、異なるフォーマットを有することができる。1つのフォーマットを、表12に示す。
Figure 2006501768
シンボル・セットの意味は、次の通りである。
ID:RA−rtsで送信されたRID又はPIDのいずれかの、ユーザ端末のid。
modClassUp:アップリンクに使用される変調とコーディングを識別する。
modClassDown:ダウンリンクに使用される変調とコーディングを識別する。
frameDec:分数レート・チャネルを定義する。
resource ibChan:ストリームに割り当てられたアップリンク/ダウンリンク・リソース対を示す。
pwrCtrl:後続の送信に適用される、UTの電力調整。
timingAdjust:後続の送信に適用される、UTのタイミング調整。
tOffset:後続の送信に適用される、UTのトレーニング・シーケンス・オフセット調整。
AAType:アクセス割当メッセージのタイプを示す。多数の異なる可能なタイプが可能である。表13に、AAタイプの1つの例のセットを示す。
Figure 2006501768
シンボル・セットの意味は、次の通りである。
AA−cts:(アクセス割当−送信可)AA−ctsメッセージのパラメータに基づいて、送信側ユーザ端末とのストリームを開始する。AA−ctsは、RAメッセージのいずれかへの応答で送信することができ、RA−rts、RA−ping、RA−rts−directed、RA−page−response、RA−rregに特に適切である。これによって、基地局は、ユーザ端末がストリームをオープンする必要に気付いていない場合であってもストリームをオープンできるようになる。次の通信は、オープンされたストリーム内のデータである。上で述べたように、データは、対応するストリーム・データ・バッファが空になるまで送られる。ストリームは、通常、その後にクローズされる。しかし、多数の他のイベントの発生時にもストリームをクローズすることができる。
AA−reject:要求を拒否し、RAメッセージを送信する前にタイマを始動するようにUTに指示するのに使用することができる。そのような応答によって、ビジー基地局での輻輳を解放することができる。UTは、これに応答して、待つか、より良いトラフィック可用性を有する別の基地局にRA−rtsを送信するかを選択することができる。
AA−ping−ack:RA−pingに肯定応答し、登録用のタイマをリセットする。pingを打つ処理は、トラフィックがないので登録が満了するのを防ぐのに使用することができる。登録を維持することによって、たとえばRA−rtsとAA−ctsを用いて、ストリームを即座にオープンできるようになる。登録が満了した場合には、データ・ストリームをオープンする前に、登録処理を繰り返さなければならない。
AA−cts−short及びAA−prev−short−ack:特殊なタイプのストリームに使用することができる。
AA−cancel:ページが送られなかった時又はページ条件がもはや適用されない時にRA−page−responseに応答するのに使用することができる。
AA−invalid−id:UTが満了したRID又はPIDを使用しているか、応答する基地局で有効でないことをUTに通知するのに使用することができる。UTは、AAの情報を使用して、たとえばRA−rreqを送信することによって、新しい登録ストリームをオープンすることを要求することができる。
AA−reg−ack:登録ストリームを開始するRA−rreqの肯定応答である。上で述べたように、基地局は、基地局にRA−page−responseメッセージを送信するようにUTに指示するページをUTに送信することができる。一実施形態で、これによって、ページング・チャネルを使用することによる制御トラフィック・オーバーヘッドが減る。ページング・チャネルは、基地局によって効率的に使用することができ、ページが、所望のデータ・ストリームを確立することのチャネル効率を高めるランダム・アクセス・チャネル割当を可能にすることができる。ページ・バーストは、ページング・チャネルで送信され、このページング・チャネルは、そのページのために排他的に使用することができ、あるいは、ブロードキャスト・チャネル又は制御チャネルなどの他の機能と共用することができる。代替案では、トラフィックのチャネルの1セクションをページに使用することができる。
ページには、そのページを送信する基地局の表示と、ページングされるユーザ端末の表示、通常はPIDが含まれる。UTが既に登録されている場合に、ページに、そのページに応答する方法に関する情報を含める必要はない。というのは、この情報を登録データ交換ストリームに含めることができるからである。上で述べた実施形態では、UTが、RA−page−responseメッセージを送信することによってランダム・アクセス・チャネルでページに応答するが、他のタイプの応答も可能である。
トラフィック・チャネル・バースト構造
一実施形態で、登録又はセッションと称する基地局との関係をユーザ端末が形成する。この登録は、BCH(ブロードキャスト・チャネル)をリスンすることによって始まり、ハンド・オーバ、タイムアウト、又は切断によって終わる。登録の第1ステップは、CR(構成要求)バーストを送信し、CM(構成メッセージ)バーストを受信することによって、ユーザ端末によって達成される。上で説明したように、CMには、ホッピング・シーケンス計算パラメータなどの基本的な構成パラメータが含まれる。CMからの情報を使用することによって、ユーザ端末は、認証されない登録ストリームをオープンする。登録ストリーム中に、識別と能力が交換され、動作パラメータがセットされ、RID(登録識別子)又はPID(ページング識別子)が割り当てられる。その後に、ストリームを作成し、このRID又はPID及び動作パラメータにアタッチすることができる。登録の特定の詳細は、本明細書では提供しない。多数の他の登録シナリオも、本発明の範囲内で可能である。
CMには、ユーザ端末が基地局までの距離とRF経路損失を知り、タイミング・アドバンスを訂正し、電力制御を調整し、周波数ホッピングのパラメータ(たとえばフレーム・ナンバリングとBSCC)を知るのに十分な情報が含まれている。CMからのこの情報に基づいて、ユーザ端末は、送信すべきデータを有する時に、RA−rreq(ランダム・アクセス−登録要求)から始めてセッションを開始することができる。リソースが使用可能である場合に、基地局は、AA−reg−ack(アクセス割当−登録肯定応答)をユーザ端末に送信して、登録処理用のトラフィック・チャネルを割り当てる。基地局とユーザ端末は、この確立されたストリームの暗号化鍵を含む様々なアクセス制御パラメータを交換する。最後に、RIDとPIDが割り当てられる。RID又はPIDを使用することによって、ユーザ端末は、TCHでデータ・パケットを送受信するセキュア・ストリームを確立することができる。
空間ダイバーシチ無線通信システムでは、本発明を用いると、トラフィック・チャネル(TCH)での通信を、適度に正確なタイミング、周波数、空間ダイバーシチ・パラメータを用いて開始できる。より正確なパラメータを用いて開始することによって、チャネル情報を徐々に判定するのに数フレームを使用する追加の待ち時間が回避される。一実施形態で、ユーザ端末が単一のアンテナから全方向に送信し、基地局は、空間ダイバーシチ・アンテナを使用して、空間ダイバーシチ・パラメータを使用することによって受信し、送信する。これによって、たとえば異なる位置から同一のチャネルで送信される信号を解決できるようになり、基地局が単一の周波数で異なるユーザ端末に異なる信号を送信できるようになる。登録処理には、基地局がページを送信するためのタイミング、周波数、空間パラメータの正確な組を展開するのに十分なシグナリングが含まれる。しかし、一実施形態で、ユーザ端末が登録後に移動するか、無線チャネル状態が変化した場合に、ページが、すべての方向に送信される。さらに、上で説明したように、アップリンク・ランダム・アクセス・バーストも、かなり長いトレーニング・シーケンスを有する。これによって、基地局は、ユーザ端末が移動したかチャネルが変化した場合に、以前の空間処理パラメータを洗練させる。
トラフィック・チャネル(TCH)バーストは、ユーザ端末又は基地局によって、トラフィック・チャネルを介してトラフィックを送信するために送信される。一実施形態で、タイミング・パラメータと空間パラメータを維持するために、送信すべきデータがない時に、TCHバーストがアイドル・ビットと共に送信される。TCHバーストは、CRとCMが交換された後、登録の後、さらにはデータ・トラフィックに割り当てられたチャネルでストリームがオープンされた後に送信される。したがって、タイミングと周波数オフセットが空間シグネチャとともに既に適度に明確に確立されている。一実施形態で、タイミングは、±2シンボル時間未満であることがわかっている。
TCHバーストは、表14にリストされた複数のフィールドから構成される。持続時間はμ秒で記述される。一実施形態で、シンボル期間は、2μ秒であり、アップリンク・バーストとダウンリンク・バーストは、表に示されているように異なる。代替案では、アップリンク・バーストとダウンリンク・バーストが同一の構造を有するようにバーストを構成することができる。ネットワークは、アップリンクとダウンリンクを定義できないようなピアのネットワークであってもよい。
Figure 2006501768
端末の間にドリフト又は移動があった場合に信号をより正確に受信でき、復調できるようにするために、トレーニング・シンボルに146μ秒又は68μ秒を割り振る。これは、73シンボル又は34シンボルに対応する。トレーニング・シンボルについては下で詳細に説明する。
364個又は494個の情報シンボルが、送信データ・バッファから構成される。この実施形態では、システムのデータ容量を増やすために、様々な形でTCHバーストを変調することができる。
トレーニング・シーケンス
TCHバーストの場合に、タイミング及び周波数オフセットは、以前のCRとCMの交換と登録に起因して、既に適度によくわかっている。その結果、トレーニング・シーケンスを単純にすることができる。アップリンク・バーストの場合に、トレーニング・シーケンス・シンボルは、BSCCと基地局によってユーザ端末に割り当てられた値に基づいて、ユーザ端末によって選択される。これによって、異なるユーザ端末からのバーストを識別でき、互いに区別できるようになる。その代わりに、コア・シーケンスを、通し番号、製品番号、ID番号、又はユーザ端末の他の保管された番号に基づいて選択することができる。一実施形態で、トレーニング・シーケンスは、3つの部分すなわち、5つのシンボル・プリフィックス、63個のシンボル・コア、5つのシンボル・サフィックスを有する。プリフィックスはコアの最後の5つのシンボルからなり、サフィックスはコアの最初の5つのシンボルからなる。ダウンリンク・トレーニング・シーケンスは、同様に構成されるが、24個のシンボルのコアだけを有し、合計34シンボルになる。トレーニング・シーケンスの特定の長さとシンボル・セットは、シーケンスが既知であるならば、本発明にとって重要でない。トレーニング・シーケンスの多数の異なる構成が可能である。同様に、アップリンク・シーケンスとダウンリンク・シーケンスを区別する必要はない。しかし、単純にするために、本発明を、上で述べた73シンボルのアップリンク・トレーニング・シーケンスの例を使用して説明する。
使用中に、特定のシーケンスが、通常はルックアップ・テーブルを使用して生成される。テーブルの値が、自己相関、相互相関、周期性、類似する特性に基づいて選択される。自己相関と相互相関の境界は、このシーケンスの遅延された版が、それを解決する最小二乗ビームフォーマに部分的に相関しないように見せるのに役立つ。
標準アップリンク・バースト及び標準ダウンリンク・バースト
上の説明からわかるように、複数の異なるバーストが同一の構造を有する。したがって、たとえば、アップリンクで、RAバースト(表9)とTCHバースト(表14)は、同一の構造を有する。CRバースト(表5)さえもが、同一のシンボル位置から開始されるトレーニング・シーケンスを有する。ダウンリンクについて、CMバースト(表7)、AAバースト、TCHバースト(表14)のすべてが、同一の構造を有する。その結果、リストされたダウンリンク・バーストのすべてを、上で説明したフレームの任意のダウンリンク・スロットで送信することができる。特定のタイプのバーストをタイム・スロットの特定のグループに向けることができ、バーストの周波数リソースを混合することができる。たとえば、特定のフレーム又は他のタイム・スロット及び周波数リソースのグルーピングを制御チャネルとして指定し、CR、CM、RA、AAのバーストだけを搬送させることができる。リソースの別の組をトラフィック・チャネルとして指定し、TCHバーストだけを搬送させることができる。代替案では、上で説明したように、ブロードキャスト・チャネル・フレームのスロットを、ブロードキャスト・チャネル、制御チャネル、ランダム・アクセス・チャネル、トラフィック・チャネルに使用することができる。さらに、任意のフレームのスロットを使用して、ブロードキャスト・チャネル、制御チャネル、ランダム・アクセス・チャネル、トラフィック・チャネルのメッセージを搬送することができる。
本明細書で説明するバーストは、例としてのみ意図され、より多数又はより少数のタイプのバーストを使用することができる。バーストは、様々な異なる形で分類し、論理チャネルにグループ化することができる。1例として、本システムは、ブロードキャスト・チャネルBCH、制御チャネルCCH、トラフィック・チャネルTCHを有するものとして特徴を表すことができる。このシステムでは、BCHがBCHバーストだけを有し、TCHがTCHバーストだけを有する。CCHに、CRバースト、CMバースト、RAバースト、AAバースト、ページ(PCH)バーストが含まれる。本システムは、ブロードキャスト・チャネルBCH、構成チャネルCCH、ランダム・アクセス・チャネルRACH、トラフィック・チャネルTCHを有するものとして特徴を表すこともできる。この分類法によれば、CRとCMはCCHに属し、RA、AA、PCHはRACHに属する。本発明は、バーストの特徴を表す形に依存せず、広い範囲の異なる通信システムに適用することができる。
バーストの共通の構造によって、すべてのバーストをすべてのスロットで送信することが可能になる。ブロードキャスト・チャネルを除いて、バーストのすべてが、同一のシンボル位置にトレーニング・シーケンスを有し、バーストのほとんどすべてが、正確に同一の構造を有する。その結果、バーストのすべてを、正確に同一の形で復調することができる。情報シンボルが復調されたならば、これらの情報シンボルを、適切な使用のために上位層に渡すことができる。このバースト構造の一貫性によって、システムのリソース割振りでのより高い柔軟性がもたらされる。一実施形態で、バースト構造は、標準アップリンク・バーストと標準ダウンリンク・バーストとして特徴を表すことができる。標準アップリンク・バーストは、RAバーストとTCHバーストに使用することができ、上で述べたものと同一の情報を搬送する。標準ダウンロード・バーストは、CM、AA、TCHに使用することができ、上で述べた情報を搬送する。ページは、標準ダウンリンク・バーストで送信することもできる。バーストは、上で説明したような構造とするか、その代わりに表15に示された構造とすることができる。このバースト構造を、図1、2の図にも示す。表15の標準バーストは、上で説明したバーストより少ないトレーニングを有するが、すべての種類の制御データ及びオーバヘッド・データの送信に使用できるFACCH(高速関連制御チャネル)も含む。いくつかのシステムで、FACCHを、ハンド・オーバに関するメッセージに使用することができる。他のシステムでは、FACCHが、変調クラス又はチャネル品質変化に関するメッセージに使用される。上の構造と同様に、各シンボルは2μ秒を要する。上の構造と同様に、特定の実施態様に適する変形形態及び修正形態を作ることができる。
Figure 2006501768
図1に、545μ秒のアップリンク・バーストを示すが、このバーストの構成要素が、短い10μ秒のランプ・アップ101と、68μ秒のトレーニング・シーケンス102である。トレーニング・シーケンスは、上で説明したように多数の異なる形で選択することができる。たとえば、トレーニング・シーケンスを、バーストの性質、送信端末又は受信端末の識別、あるいは送信端末又は受信端末からの割当に基づいて、直交トレーニング・シーケンスのリストから選択することができる。一実施形態で、トレーニング・シーケンスが、上で説明したtOffset値に基づいてグループ化される。制御チャネル・メッセージ(CR、CM、RA、AA)について、1つ又は2つのtOffset値が許可され、残りのtOffset値は、トラフィック・チャネル(TCH)バーストに使用される。選択されたトレーニング・シーケンスは、選択されたシーケンスをとり、基地局又はユーザ端末IDの関数を適用することによって、変更又は構成される。
このセクションの後に、364μ秒の情報シンボル103と32μ秒のFACCH 104がある。情報シンボルは、バーストの性質に依存し、とりわけ、登録、要求、制御、又はユーザ・データとすることができる。バーストは、10μ秒のランプダウン105と15μ秒のインターバースト・ガード・タイム106で終わる。本発明のフレーム構造では、インターバースト・ガード・タイムの後に、次のバーストのもう1つのランプ・アップ、ダウンリンク・バーストに先立つ遷移ガード・タイム、又はフレーム間ガード・タイムのいずれかがある。
同様に、図2に、1090μ秒の標準ダウンリンク・バーストを示すが、その構成要素が、短い10μ秒のランプ・アップ201、68μ秒のトレーニング・シーケンス202と、32μ秒のFACCH 203である。トレーニング・シーケンスは、上で説明した異なる形又は他の形のいずれかで選択することができる。これらのセクションに、920μ秒の情報シンボル204が続く。情報シンボルは、バーストの性質に依存し、とりわけ、登録、割当、制御、又はユーザ・データとすることができる。バーストは、36μ秒の末尾トレーニング・シーケンス205、10μ秒のランプダウン206、14μ秒のインターバースト・ガード・タイム207で終わる。本発明のフレーム構造では、インターバースト・ガード・タイムの後に、次のバーストのもう1つのランプ・アップ、ダウンリンク・バーストに先立つ遷移ガード・タイム、又はフレーム間ガード・タイムのいずれかが続く。
末尾トレーニング・シーケンスは、より長い情報シンボル・セット中にタイミングと周波数を維持するのを助ける。両端のトレーニング・シーケンスは2つの長所を提供する。第1に、トレーニング・シーケンスの間のより長い距離によって、バースト中の周波数又は位相オフセットのより正確な判定が可能になる。第2に、情報シンボルの両端で情報シンボルの外にトレーニング・シーケンスを置くことによって、トレーニング・シーケンスからの正確な周波数オフセットを、補間によって情報シンボルに適用することができる。いくつかのシステムで、トレーニング又は追加トレーニングのすべてが、情報シンボルの中央に置かれる。これは、情報シンボルの端でのタイミングを判定するために、外挿を必要とする。外挿は元来補間より不正確である。末尾トレーニング・シーケンスは、第1のトレーニング・シーケンスと同一又は異なるものとすることができる。第1のトレーニング・シーケンスがあるコア・シーケンスの反復である場合に、末尾トレーニング・シーケンスを同一だが反復回数が少ないものとすることができる。その代わりに、末尾トレーニング・シーケンスを第1のトレーニング・シーケンスの短縮版とすることができる。
トラフィック・チャネルのフレーム構造
上で説明したように、フレーム構造は、ブロードキャスト・チャネル・バースト、制御チャネル・バースト、ランダム・アクセス・チャネル・バースト、トラフィック・チャネル・バーストをサポートすることができる。上で説明したバーストのすべてを、フレームで使用することができる。そのようなフレームの例がたとえば上の表4に示されている。このフレームを、表16及び図3に関してさらに詳細に説明する。
Figure 2006501768
図3の例のフレームは、単一のタイム・シーケンスに、3つの隣接する545μ秒のアップリンク・スロット301、302、303を有する。アップリンク・スロットに、3つの隣接する1090μ秒のダウンリンク・スロット305、306、307のシーケンスが続く。図3では、各アップリンク・スロットの間と各ダウンリンク・スロットの間にギャップがないが、図1、2に示されているように、各スロットに、インターバースト・ガード・タイムが含まれてもよい。このインターバースト・ガード・タイムは、スロットではなくフレームに属するものとして特性づけられてもよく、その場合、各スロットの間にギャップがある。さらに、アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットの間に、追加の10μ秒のアップリンク−ダウンリンク遷移時間が設けられている。この時間は、端末が受信モードと送信モード又は送信モードと受信モードの間で切り替えるのに使用することができる。
85μ秒のフレーム間ガード・タイムが、ダウンリンク・スロットの後に設けられる。これやその他のガード・タイムの長さは、本発明の特定の実施形態に合わせて変更することができる。フレーム間ガード・タイムは受信するリモート・ユーザ端末を助ける。ダウンリンク・スロット#3のバーストが送信された後に、バーストが基地局と通信している特定の遠くのリモート受信器まで移動する前に、伝搬時間遅延がある。第3ダウンリンク・スロットの後に、アップリンク・バーストが送信される。これは、タイミング・アドバンス付きで送信することができ、その結果、これらは、フレームの適切なアップリンク・スロット内で基地局によって受信される。最も離れたユーザ端末に対して、かなりのタイミング・アドバンスが適用される可能性がある。これらのリモート・スロット#1アップリンク・バーストは、十分なガード・タイムが設けられない場合に基地局のスロット#3ダウンリンク・バーストと干渉する可能性がある。85μ秒は、基地局と最も離れたユーザ端末の間の15kmまでの範囲を提供する。85μ秒は、現在の例に適切と考えられるが、期待される基地局範囲ならびに他の要因に基づいて増減することができる。
表16の例には、アップリンク・スロットが必ずダウンリンク・スロットに先立つことが示されているが、順序を逆にすることができる。表3からわかるように、繰り返されるフレームで、ダウンリンク・スロットがフレーム内のアップリンク・スロットの前にある場合に、これらのダウンリンク・スロットは、それでも前のフレームのアップリンク・スロットに続いている。さらに、フレームが、それぞれ互いに隣接するアップリンク・スロットとダウンリンク・スロットを有するものとして示されている。その代わりに、アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットを交番させるか、他の形でグループ化することができる。上で説明したアップリンク・スロットとダウンリンク・スロットの順序付けは、ネットワークの動作を単純にし、基地局とユーザ端末の性能に対する要求を下げる。また、この順序付けは、他のフレーム構造より短いガード・タイムを必要とする。最後に、アップリンク・スロットとダウンリンク・スロットが、等しい個数であるものとして図示されている。この構成は、トラフィック・チャネルの両方向通信についてよく働くが、特定のシステム要求に合わせて変更することができる。たとえば、表3からわかるように、ブロードキャスト・チャネル・バーストを、フレームの選択された位置に追加することができる。一部のシステムで、システム情報、すなわち多くのユーザに送信されるデータのために追加のアップリンク・スロット又はダウンリンク・スロットを指定するか、データ・トラフィック需要の非対称性をより完全に補償することが好ましい場合がある。図3に、さらに、ダウンリンク・スロットがアップリンク・スロットの2倍の長さであり、したがって、2倍のシンボルを送信できることが示されている。具体的に言うと、図1、2及び表15に示されているように、アップリンク・バーストは、182個の情報シンボルを搬送するが、ダウンリンク・バーストは、460個の情報シンボル又は約2.5倍多いシンボルを搬送する。表14のトラフィック・バーストでは、アップリンクが、182個の情報シンボルを搬送し、ダウンリンクが、ダウンリンクで494個又は約2.7倍の情報シンボルを搬送する。アップリンク・バーストとダウンリンク・バーストの実際のデータ・レートは、部分的に、送信される情報シンボルの個数によって、また、部分的に、アップリンク送信とダウンリンク送信に使用される変調クラスによって決定される。
変調クラス
上で説明したように、utClass、modClassUp、modClassDownを含む、基地局とユーザ端末の間で通信されるメッセージの一部を使用して、アップリンク・バーストとダウンリンク・バーストの送信に使用される変調クラスを設定又は変更することができる。その代わりに、FACCH又は別のメッセージを使用して、使用される変調クラスを設定又は調整することもできる。変調クラスは、異なるタイプの変調とコーディングを提供し、これらは、一緒に、シンボルあたりのビット数を変更する。変調クラスは、端末の機能、チャネル品質、又は様々な他の要因に基づいて選択することができる。変調クラスを多数の異なる形で変更することができる。変調クラスの特定の個数とタイプは、ネットワーク容量、チャネル品質、コストの目標に対処するのに適切な、多数の異なる形をとることができる。
一実施形態で、表17に示された9つの異なる変調クラスがある。異なる変調クラスは、変調方式ならびにエンコーディングが異なる。エンコーディングに、エラー検出と訂正、パンクチャリング(puncturing)、ブロック・コーディング、ブロック・シェーピング(block shaping)を含めることができる。特定の応用例の必要に応じて、他のタイプの変調とエンコーディングを使用することもできる。ビットごとシンボル・レートは、表17では近似的であるが、同一の個数のシンボルを使用して達成できるデータ・レートの範囲の表示を提供する。表15の、アップリンクで182、ダウンリンクで460の情報シンボルごとバーストの値を使用すると、変調クラス0のバーストは、それぞれ91ビット又は230ビットを搬送する。その一方で、変調クラス8のバーストは、それぞれ728ビット及び1840ビットを搬送する。
Figure 2006501768
変調クラスを調整して、アップリンクとダウンリンクの間の特定のデータ・レート比を達成すると同時に、リモート端末と比較した基地局のより高い機能に対処することもできる。アップリンク・シンボルごとのダウンリンク・シンボルの比は約2.5:1である。これは、多数のインターネット応用例の実用的なデータ・レート比である。基地局とユーザ端末が、同一の変調クラスを使用する場合に、データ・レート比はやはり約2.5:1になる。しかし、異なる変調クラスを使用することによって、データ・レート比を約0.32:1(UTはmodclass 8、BSはmodclass 0)から約20:1(UTはmodclass 0、BSはmodclass 8)まで変更することができる。いくつかの応用例で、BSは、頻繁に、ユーザ端末の変調クラスより1ステップ上位の変調クラスを使用してユーザ・データを送信する。これによって、2.9:1から3.8:1のデータ・レート比がもたらされる。理解されるように、変調クラスは、システムの動作パラメータを設定する際のより高い柔軟性を提供する。
下位の変調クラスは、送信により少ないエネルギを必要とし、同一基地局での他のユーザとの干渉がより小さくなる。したがって、下位の変調クラスを選ぶようにシステムを構成することができる。その一方で、上位の変調クラスは、より高いデータ・レートで送信し、その結果、データ・バッファがより速く空になる。データ転送の多数のタイプについて、より高いデータ・レートは、より短いセッションを意味し、その結果、より多くのユーザに対処できるようになる。ユーザが、たとえば電子メールを送信し、受信する場合に、より高いデータ・レートは、電子メールをより高速に転送し、その結果、セッションをクローズでき、システム・リソースが別のユーザに使用可能になる。変調クラスの選択は、転送されるデータの量だけではなく、各方向の相対的な量にも依存する。1方向で転送されるデータが、他方向で転送されるデータよりはるかに少ない場合に、より少ない量のデータを有する方向を、はるかに低い変調クラスで動作させることができる。セッションは、より大きいデータ・バッファが空になるまでオープンされたままになるので、これによって、セッションのクローズは遅延されない。
基地局の構造
上で述べた一実施形態で、本発明は、SDMA(空間分割多元接続)無線データ通信システムで実施される。そのような空間分割システムでは、各端末に、たとえば基地局とユーザ端末の間の無線通信チャネルに関係する空間パラメータの組が関連付けられる。この空間パラメータに、各端末の空間シグネチャが含まれる。空間シグネチャとアレイ・アンテナを使用することによって、基地局からのRFエネルギを、単一のユーザ端末により正確に向けることができ、他のユーザ端末との干渉が減り、他のユーザ端末に関する雑音閾値が下がる。逆に、複数の異なるユーザ端末から同時に受信されるデータを、より低い受信エネルギ・レベルで解決することができる。ユーザ端末の空間分割アンテナを用いると、通信に必要なRFエネルギをさらに減らすことができる。これらの利益は、互いに空間的に分離された加入者について、さらに大きい。空間シグネチャに、送信器の空間的位置、到来方向(DOA)、到達時間(TOA)、及び基地局からの距離などを含めることができる。
信号出力レベル、DOA、TOAなどのパラメータの推定値は、センサ(アンテナ)アレイ情報と共にチャネル等化のためにディジタル・データ・ストリーム内に置かれる既知のトレーニング・シーケンスを使用して判定することができる。この情報は、空間多重化解除器、多重化器、コンバイナの適切な重みを計算するのに使用される。当技術分野で周知の技法を使用して、空間パラメータを判定する際にトレーニング・シーケンスの特性を活用することができる。空間分割システムとSDMAシステムの使用に関するさらなる詳細は、たとえば、1998年10月27日にオッタースタン(Ottersten)他に発行された米国特許第5,828,658号及び1997年6月24日にロイ(Roy,III)他に発行された米国特許第5,642,353号に記載されている。
(SDMA)技術は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符合分割多元接続(CDMA)などの他の多元接続システムと組み合わせることができる。多元接続を、周波数分割双方向(FDD)又は時分割双方向(TDD)と組み合わせることができる。
図4に、本発明を実施するのに適する無線通信システム又は無線通信ネットワークの基地局の例を示す。この基地局は、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符合分割多元接続(CDMA)などの他の多元接続システムと組み合わせることができる。多元接続を、周波数分割双方向(FDD)又は時分割双方向(TDD)と組み合わせることができるSDMA技術を使用している。このシステム又はネットワークは、図5に示されたものなどの、リモート端末又はユーザ端末とも称する複数の加入者ステーションを含む。基地局は、必要なデータ・サービスと直接無線システムの外部の接続を提供するために、そのホストDSP 31を介して広域ネットワーク(WAN)に接続することができる。
空間ダイバーシチをサポートするために、たとえば4つのアンテナなど、複数のアンテナ3を使用して、アンテナ・アレイ4を形成するが、他の数のアンテナを選択することもできる。各アンテナは4要素アレイ4の一要素である。アンテナ要素は、通常の搬送波の1/4波長から4波長の間隔を有するものとすることができる。多くの応用例で、各アレイのアンテナ要素の間の間隔を受信される信号の2波長未満とすることができる。一般に、アレイの要素の間の間隔は、各要素からの送信がコヒーレントに組み合わされる時のグレーティング・ローブが最小になるように選択される。上で述べたように、各アレイが単一の要素だけを有することも可能である。
加入者ステーションごとの空間多重化の重みの組が、それぞれの変調された信号に適用されて、4アンテナのバンクによって送信される空間的に多重化された信号が作られる。ホストDSP 31は、受信された信号の測定値を使用して、各普通のチャネルの各加入者ステーションの空間シグネチャを作り、維持し、かつ空間多重化重みと空間多重化解除重みを計算する。この形で、現在アクティブな加入者ステーション(そのうちのいくつかが同一の普通のチャネルでアクティブである可能性がある)が、分離され、干渉と雑音が抑制される。基地局から加入者ステーションに通信する時に、現在アクティブな加入者ステーションの接続と干渉の状況に合わせて調整された最適化されたマルチローブ・アンテナ放射パターンが作られる。使用されるチャネルは、任意の形で区分することができる。一実施形態で、チャネルは、GSM(Global System for Mobile Communications)エア・インターフェース又は他の時分割エア・インターフェース・プロトコル、例えばDigital Cellular、PCS(Personal Communication System)、PHS(Personal Handyphone System)、WLL(Wireless Local Loop)などの定義に従って区分することができる。その代わりに、連続するアナログ・チャネル又はCDMAチャネルを使用することができる。
アンテナの出力は、デュプレクサ・スイッチ7に接続され、デュプレクサ・スイッチ7は、TDD実施形態ではタイム・スイッチとすることができる。デュプレクサ・スイッチの2つの可能な実施形態は、周波数分割双方向(FDD)システムの周波数デュプレクサと、時分割双方向(TDD)システムのタイム・スイッチである。受信時に、アンテナ出力が、デュプレクサ・スイッチを介して受信器5に接続され、RF受信器(「RX」)モジュール5によって、搬送波周波数からFM中間周波数(「IF」)に、アナログでダウンコンバートされる。この信号が、アナログ・ディジタル変換器(「ADC」)9によってディジタル化(サンプリング)される。ベースバンドへの最終的なダウンコンバージョンは、ディジタルで実行される。ディジタル・フィルタが、ダウンコンバージョンとディジタル・フィルタリングの実施に使用され、後者は、有限インパルス応答(FIR)フィルタリング技法を使用する。これがブロック13に示されている。本発明は、様々なRFとIFの搬送波周波数及び帯域に適するようにすることができる。
GSMの例で、受信タイム・スロットごとに1つの、各アンテナのディジタル・フィルタ13からの8つのダウンコンバートされた出力がある。タイム・スロットの特定の数は、ネットワークの必要に合わせて変更することができる。GSMは、TDMAフレームごとに8つのアップリンク・タイム・スロットと8つのダウンリンク・タイム・スロットを使用するが、各フレームでアップリンクとダウンリンクに任意の数のTDMAタイム・スロットを用いて、所望の結果を達成することもできる。8つの受信タイム・スロットのそれぞれについて、4つのアンテナからの4つのダウンコンバートされた出力が、本発明の一態様に従って、較正を含むさらなる処理のために、ASIC(特定用途向け集積回路)又はFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)であるディジタル信号プロセッサ(DSP)31(以下では「タイム・スロット・プロセッサ」)に供給される。TDMA信号の場合に、受信タイム・スロットごとに1つの、8つのMotorola DSP56300ファミリDSPを、タイム・スロット・プロセッサとして使用することができる。タイム・スロット・プロセッサ17は、受信信号電力を監視し、周波数オフセットとタイム・アラインメントを推定する。タイム・スロット・プロセッサ17は、各アンテナ要素のスマート・アンテナ重みも決定する。タイム・スロット・プロセッサ17は、SDMA方式で、特定のリモート・ユーザからの信号を判定し、判定された信号を復調するのに使用される。WCDMAシステムでは、チャネルを、FPGA内のコードを使用して分離し、異なるユーザ用のおそらくは別々のDSPを使用して別々にさらに処理することができる。このプロセッサは、タイム・スロット・プロセッサでなく、チャネル・プロセッサである。
タイム・スロット・プロセッサ17の出力は、8つの受信タイム・スロットのそれぞれの復調されたバースト・データである。このデータは、ホストDSPプロセッサ31に送られる。ホストDSPプロセッサ31の主な機能は、このシステムのすべての要素を制御し、上位レベル処理とインターフェースすることであり、この上位レベル処理は、システムの通信プロトコルで定義されるすべての異なる制御通信チャネルとサービス通信チャネルでの通信にどの信号が必要であるかを扱う処理である。ホストDSP 31は、Motorola DSP56300ファミリDSPとすることができる。さらに、タイム・スロット・プロセッサは、各ユーザ端末の判定された受信重みをホストDSP 31に送る。ホストDSP 31は、状態情報とタイミング情報を維持し、タイム・スロット・プロセッサ17からアップリンク・バースト・データを受け取り、タイム・スロット・プロセッサ17をプログラムする。さらに、ホストDSP 31は、アップリンク信号のバーストを暗号化解除し、スクランブル解除し、エラー訂正コードを検査し、分解し、その後、基地局の他の部分での上位処理に送るためにアップリンク信号をフォーマットする。
さらに、DSP 31に、データ、命令、ホッピング関数、又はホッピング・シーケンスを保管するメモリ要素を含めることができる。その代わりに、基地局が、別々のメモリ要素を有するか、補助メモリへアクセスすることもできる。基地局の他の部分に関して、基地局は、基地局でのさらなる上位処理のためにサービス・データとトラフィック・データをフォーマットし、基地局の他の部分からダウンリンク・メッセージとトラフィック・データを受け取り、ダウンリンク・バーストを処理し、フォーマットし、37として図示された送信コントローラ/変調器に送る。ホストDSPは、送信コントローラ/変調器37、33として図示されたRFタイミング・コントローラを含む、基地局の他のコンポーネントのプログラミングも管理する。RFコントローラ33は、電力監視値及び電力制御値を読み取り、送り、デュプレクサ7を制御し、各バーストのタイミング・パラメータや他の設定をホストDSP 31から受け取る。
送信コントローラ/変調器37は、ホストDSP 31から送信データを受け取る。送信コントローラは、このデータを使用して、アナログIF出力を作り、このアナログIF出力が、RF送信器(TX)モジュール39に送られる。具体的に言うと、受け取られたデータ・ビットが、複素変調された信号に変換され、IF周波数にアップコンバートされ、サンプリングされ、ホストDSP 31から得られた送信重みをかけられ、送信コントローラ/変調器37の一部であるディジタル・アナログ変換器(「DAC」)を介してアナログ送信波形に変換される。アナログ波形が、送信モジュール39に送られる。送信モジュール39は、信号を送信周波数にアップコンバートし、信号を増幅する。増幅された送信信号出力が、デュプレクサ/タイム・スイッチ7を介してアンテナ3に送られる。CDMAシステムでは、適切なコードを使用して、信号を拡散し、スクランブルすることもできる。
ユーザ端末の構造
図5に、データ通信又は音声通信を提供するリモート端末内の例のコンポーネント配置を示す。リモート端末のアンテナ45は、デュプレクサ46に接続されて、アンテナ45を送信と受信の両方に使用できるようにする。アンテナは、全方向又は指向性とすることができる。最適性能のために、上で基地局に関して述べたように、アンテナを、複数の要素から構成し、空間処理を使用することができる。代替実施形態では、別々の受信アンテナと送信アンテナを使用して、デュプレクサ46の必要をなくす。時分割両方向が使用されるもう1つの代替実施形態では、当技術分野で周知のように、デュプレクサの代わりに送信/受信(TR)スイッチを使用することができる。デュプレクサ出力47は、受信器48への入力として働く。受信器48は、ダウンコンバートされた信号49を作る。この信号49は復調器51への入力である。復調された受信された音声信号67が、スピーカ66に入力される。
リモート端末は対応する送信チェーンを有し、送信される音声又はデータがそのチェーンの変調器57で変調される。変調器57によって出力された、送信される変調された信号59は、送信器60によってアップコンバートされ、増幅され、送信器出力信号61が作られる。送信器出力61は、アンテナ45による送信のためにデュプレクサ46に入力される。
復調された受信されたデータ52は、復調前の受信データ50と同様に、リモート端末中央処理ユニット68(CPU)に供給される。リモート端末CPU68は、Motorolaシリーズ56300ファミリDSPなどの標準DSP(ディジタル信号プロセッサ)デバイスを用いて実装することができる。このDSPは、復調器51と変調器57の機能も実行することができる。リモート端末CPU68は、信号線63を介して受信器を、信号線62を介して送信器を、信号線52を介して復調器を、信号線58を介して変調器を制御する。リモート端末CPU68は、信号線54を介してキーボード53と、信号線55を介してディスプレイ56とも通信する。マイクロホン64とスピーカ66が、変調器57と復調器51を介し、信号線65と67を介して、それぞれ音声通信リモート端末のために接続される。もう1つの実施形態では、マイクロホンとスピーカが、CPUとも直接に通信して、音声通信又はデータ通信を提供する。さらに、リモート端末CPU68に、データ、命令、ホッピング関数又はホッピング・シーケンスを保管するメモリ要素も含めることができる。代替案では、リモート端末が、別々のメモリ要素を有するか、補助メモリ要素へのアクセスを有する。
一実施形態で、スピーカ66とマイクロホン64が、外部データ処理デバイス(たとえばコンピュータ)との間でデータを伝送できる当技術分野で周知のディジタル・インターフェースに置換されるか、これによって増強される。一実施形態で、リモート端末のCPUが、外部コンピュータへのPCMCIAインターフェースなどの標準ディジタル・インターフェースに結合され、ディスプレイ、キーボード、マイクロホン、スピーカが、外部コンピュータの一部である。リモート端末のCPU68は、ディジタル・インターフェースと外部コンピュータのコントローラを介してこれらのコンポーネントと通信する。データのみの通信に関しては、マイクロホンとスピーカを削除することができる。音声のみの通信に関して、キーボードとディスプレイを削除することができる。
一般的な問題
上の説明では、説明のために、本発明の完全な理解を提供するために多数の特定の詳細を示した。しかし、本発明を、これらの特定の詳細の一部なしで実践できることは、当業者に明白である。他の場合に、この説明の理解を曇らせないように、周知の回路、構造、デバイス、技法を、ブロック図の形又は詳細なしで示した。
本発明に、様々なステップが含まれる。本発明のステップは、図4、5に示されたものなどのハードウェア・コンポーネントによって実行することができ、あるいは、命令によってプログラムされた汎用又は特殊目的のプロセッサ又は論理回路にこのステップを実行させるのに使用できる機械実行可能命令として具体化することができる。代替案では、このステップを、ハードウェアとソフトウェアの組合せによって実行することができる。このステップを、基地局又はユーザ端末のいずれかによって実行されるものとして説明した。しかし、基地局によって実行されるものとして説明したステップの多くを、ユーザ端末によって実行することができ、逆も同様である。さらに、本発明は、端末が、基地局、ユーザ端末、リモート端末、又は加入者ステーションとして指定されることなく互いに通信するシステムにも同等に適用可能である。したがって、本発明は、空間処理を使用する通信デバイスのピアツーピア無線ネットワークに同等に適用可能であり、有用である。これらのデバイスをは、セル電話器、PDA、ラップトップ・コンピュータ、又は他の無線デバイスとすることができる。一般に、基地局と端末の両方が無線波を使用するので、無線通信ネットワークのこれらの通信デバイスを、一般に無線と呼ぶことができる。
上の説明の諸部分で、アダプティブ・アンテナ・アレイを使用して空間処理を実行するものとして、基地局だけを説明した。しかし、本発明の範囲内で、ユーザ端末も、アンテナ・アレイを含めることができ、送信と受信(アップリンクとダウンリンク)の両方で空間処理を実行することができる。さらに、上の説明の諸部分で、基地局によって実行されるある機能を、ネットワーク全体で調整することができ、複数の基地局によって協力して実行することができる。たとえば、各基地局アンテナ・アレイを、異なる基地局の一部とすることができる。基地局は、処理機能と送受信機能を共用することができる。代替案では、中央基地局コントローラが、上で説明した機能の多数を実行することができ、信号の送信と受信のために1つ又は複数の基地局のアンテナ・アレイを使用することができる。
本発明は、コンピュータ・プログラム製品として提供することができる。、このコンピュータ・プログラム製品には、命令を保管された機械可読媒体を含めることができ、この命令は、本発明に従って処理を実行するためにコンピュータ(又は他の電子デバイス)をプログラムするのに使用することができる。機械可読媒体に、フロッピ・ディスケット、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気カード、光カード、フラッシュ・メモリ、又は電子命令を保管するのに適する他のタイプの媒体/機械可読媒体を含めることができるが、これらに制限はされない。さらに、本発明を、コンピュータ・プログラム製品としてダウンロードすることもでき、この場合に、プログラムを、搬送波又は他の伝搬媒体に埋め込まれたデータ信号によって、通信リンク(たとえばモデム又はネットワーク接続)を介してリモート・コンピュータから要求元コンピュータに転送することができる。
方法の多くを、最も基本的な形で説明したが、本発明の基本的な範囲から逸脱せずに、どの方法でも、ステップを追加又は削除することができ、説明したメッセージのどれにでも、情報を追加するか減らすことができる。多数のさらなる変更及び適応を行えることは当業者に明白である。特定の実施形態は、本発明を制限するために提供されたのではなく、例示するために提供された。本発明の範囲は、上で提供した特定の例によって決定されるのではなく、請求項によってのみ決定される。
本明細書全体を通じて、「一実施形態」又は「実施形態」への言及が、特定の特徴を本発明の実践に含めることができることを意味することも諒解されたい。同様に、本発明の例示的実施形態の前述の説明で、本発明の様々な特徴を、単一の実施形態、図、又はその説明で、開示を簡素化し、様々な発明的態様の1つ又は複数の理解を助けるために一緒にグループ化したことを諒解されたい。しかし、この開示の方法が、請求される発明が各請求項に明示的に記載されたもの以上の特徴を必要とするという意図を反映すると解釈してはならない。そうではなく、請求項に反映されているように、発明的態様は、単一の前述の開示された実施形態のすべてより少ない特徴にある。したがって、詳細な説明の前の請求項は、これによってこの詳細な説明に特に組み込まれ、各請求項は、それ自体で、本発明の別々の実施形態として有効である。
本発明の一実施形態による標準アップリンク・スロット構造の例を示す図である。 本発明の一実施形態による標準ダウンリンク・スロット構造の例を示す図である。 本発明の一実施形態による繰り返されるフレーム構造の例を示す図である。 本発明の実施形態を実施できる基地局を示す単純化されたブロック図である。 本発明の実施形態を実施できるリモート端末を示すブロック図である。

Claims (72)

  1. それぞれが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスと、
    それぞれが前記アップリンク・スロットの持続時間より長い所定の持続時間を有するダウンリンク・スロットのシーケンスと、
    各アップリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、
    各ダウンリンク・スロットの間のインターバースト・ガード・タイムと、
    ダウンリンク・スロットの前記シーケンスの後のフレーム間ガード・タイムと
    を含む時分割無線通信システムの繰り返されるフレーム。
  2. アップリンク・スロットの前記シーケンスが、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項1に記載のフレーム。
  3. 前記シーケンスの前記アップリンク・スロットが隣接する請求項1に記載のフレーム。
  4. ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが、アップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項1に記載のフレーム。
  5. 前記シーケンスの前記ダウンリンク・スロットが隣接する請求項1に記載のフレーム。
  6. インターバースト・ガード・タイムが各スロットに続く請求項1に記載のフレーム。
  7. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項1に記載のフレーム。
  8. アップリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するアップリンク・スロットを含む請求項1に記載のフレーム。
  9. ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するダウンリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項8に記載のフレーム。
  10. アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムをさらに含む請求項9に記載のフレーム。
  11. 前記ダウンリンク・スロットが、トラフィック・チャネル・トラフィック、制御チャネル・トラフィック、ブロードキャスト・チャネル・トラフィックのいずれか1つを実行するように適合させられる請求項1に記載のフレーム。
  12. 前記制御チャネル・トラフィックが、ページング・メッセージ、チャネル割当メッセージ、システム構成メッセージを含む請求項1に記載のフレーム。
  13. 前記アップリンク・スロットが、トラフィック・チャネル・トラフィック、ランダム・アクセス・チャネル・トラフィック、制御チャネル・トラフィックのいずれか1つを実行するように適合させられる請求項1に記載のフレーム。
  14. 各インターバースト・ガード・タイムがアップリンク・スロットの持続時間の2%未満の持続時間を有する請求項1に記載のフレーム。
  15. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの持続時間の16%未満の持続時間を有する請求項1に記載のフレーム。
  16. 各インターバースト・ガード・タイムが前記フレーム間ガード・タイムの12%未満の持続時間を有する請求項1に記載のフレーム。
  17. 前記ダウンリンク・スロットが前記アップリンク・スロットの持続時間の少なくとも2倍の持続時間を有する請求項1に記載のフレーム。
  18. 前記フレーム間ガード・タイムがフレームの末尾にある請求項1に記載のフレーム。
  19. 繰り返されるフレームのアップリンク・スロットのシーケンスでバーストを受信するステップであって、各アップリンク・スロットが所定の持続時間を有し、前記アップリンク・バーストのそれぞれが、アップリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている受信するステップと、
    繰り返されるフレームのダウンリンク・スロットのシーケンスでバーストを送信するステップであって、各ダウンリンク・スロットが、前記アップリンク・スロットの持続時間より長い所定の持続時間を有し、前記ダウンリンク・バーストのそれぞれが、ダウンリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている送信するステップと、
    ダウンリンク・バーストの前記シーケンスの後にフレーム間ガード・タイムを待つステップと、
    前記フレームを繰り返すステップと
    を含む方法。
  20. 受信するステップが送信するステップに先立つ請求項19に記載の方法。
  21. 前記シーケンスの前記アップリンク・スロットが隣接する請求項19に記載の方法。
  22. 前記ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項19に記載の方法。
  23. 前記シーケンスの前記ダウンリンク・スロットが隣接する請求項19に記載の方法。
  24. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項19に記載の方法。
  25. アップリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するアップリンク・スロットを含む請求項19に記載の方法。
  26. ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するダウンリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項25に記載の方法。
  27. アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムを待つことをさらに含む請求項26に記載の方法。
  28. 命令を表すデータを格納した機械可読媒体であって、前記命令は、機械によって実行されると、
    繰り返されるフレームのアップリンク・スロットのシーケンスでバーストを受信するステップであって、各アップリンク・スロットが、所定の持続時間を有し、前記アップリンク・バーストのそれぞれが、アップリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている受信するステップと、
    繰り返されるフレームのダウンリンク・スロットのシーケンスを送信するステップであって、各ダウンリンク・バーストが、前記アップリンク・スロットの前記持続時間より長い所定の持続時間を有する、送信するステップと、
    ダウンリンク・バーストのそれぞれがダウンリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離され、
    ダウンリンク・バーストのシーケンスの後にフレーム間ガード・タイムを待つステップと、
    前記フレームを繰り返すステップと
    を含む動作を前記機械に実行させる、機械可読媒体。
  29. 受信する前記命令が送信する前記命令の前に実行される請求項28に記載の媒体。
  30. 前記シーケンスの前記アップリンク・スロットが隣接する請求項28に記載の媒体。
  31. 前記シーケンスの前記ダウンリンク・スロットが隣接し、アップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項28に記載の媒体。
  32. 前記命令が、さらに、前記機械によって実行されると、アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムを待つことを含むさらなる動作を前記機械に実行させる命令を含む請求項26に記載の媒体。
  33. 繰り返されるフレームのアップリンク・スロットのシーケンスの所定の1つでバーストを送信するステップであって、各アップリンク・スロットが、所定の持続時間を有し、前記アップリンク・バーストが、アップリンク・インターバースト・ガード・タイムによって他のアップリンク・バーストから分離されている送信するステップと、
    繰り返されるフレームのダウンリンク・スロットのシーケンスの所定の1つでバーストを受信するステップであって、各ダウンリンク・スロットが、前記アップリンク・スロットの前記持続時間より長い所定の持続時間を有し、前記ダウンリンク・バーストが、ダウンリンク・インターバースト・ガード・タイムによって他のダウンリンク・バーストから分離されている受信するステップと、
    ダウンリンク・バーストの前記シーケンスの後にフレーム間ガード・タイムを待つステップと、
    前記送信及び受信を繰り返すステップと
    を含む方法。
  34. 送信するステップが受信するステップに先立つ請求項33に記載の方法。
  35. 前記シーケンスの前記アップリンク・スロットが隣接する請求項33に記載の方法。
  36. ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項33に記載の方法。
  37. 前記シーケンスの前記ダウンリンク・スロットが隣接する請求項33に記載の方法。
  38. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項33に記載の方法。
  39. アップリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するアップリンク・スロットを含む請求項33に記載の方法。
  40. ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するダウンリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項39に記載の方法。
  41. アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムを待つことをさらに含む請求項40に記載の方法。
  42. 繰り返されるフレームのアップリンク・スロットのシーケンスでバーストを受信する受信器であって、各アップリンク・スロットが所定の持続時間を有し、前記アップリンク・バーストのそれぞれがアップリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている受信器と、
    繰り返されるフレームのダウンリンク・スロットのシーケンスでバーストを送信する送信器であって、各ダウンリンク・スロットが、前記アップリンク・スロットの前記持続時間より長い所定の持続時間を有し、前記ダウンリンク・バーストのそれぞれが、ダウンリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている送信器と、
    前記インターバースト・ガード・タイムの持続時間を決定し、ダウンリンク・バーストの前記シーケンスの後に、フレーム間ガード・タイムの間、前記受信器と送信器の動作を一時停止するプロセッサと
    を含む装置。
  43. 受信するステップが送信するステップに先立つ請求項42に記載の装置。
  44. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項42に記載の装置。
  45. アップリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するアップリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するダウンリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項42に記載の装置。
  46. 前記プロセッサが、さらに、アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムの間、前記受信器と送信機の動作をさらに一時停止する請求項42に記載の装置。
  47. 繰り返されるフレームのアップリンク・スロットのシーケンスの所定の1つでバーストを送信する送信器であって、各アップリンク・スロットが所定の持続時間を有し、前記アップリンク・バーストのそれぞれが、アップリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている送信器と、
    繰り返されるフレームのダウンリンク・スロットのシーケンスの所定の1つでバーストを受信する受信器であって、各ダウンリンク・スロットが前記アップリンク・スロットの前記持続時間より長い所定の持続時間を有し、前記ダウンリンク・バーストのそれぞれがダウンリンク・インターバースト・ガード・タイムによって分離されている受信器と、
    前記インターバースト・ガード・タイムの持続時間を決定し、ダウンリンク・バーストの前記シーケンスの後に、フレーム間ガード・タイムの間、前記受信器と送信器に動作を一時停止するプロセッサと
    を含む装置。
  48. 受信するステップが送信するステップに先立つ請求項47に記載の装置。
  49. 前記フレーム間ガード・タイムがアップリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項47に記載の装置。
  50. アップリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するアップリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスが3つの隣接するダウンリンク・スロットを含み、ダウンリンク・スロットの前記シーケンスがアップリンク・スロットの前記シーケンスに続く請求項47に記載の装置。
  51. 前記プロセッサが、さらに、アップリンク・スロットの前記シーケンスとダウンリンク・スロットの前記シーケンスとの間の遷移ガード・タイムの間、前記受信器と送信器を一時停止する請求項47に記載の装置。
  52. それぞれが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスであって、前記アップリンク・スロットが、複数の送信モードをサポートするアップリンク・スロットのシーケンスと、
    前記アップリンク・スロットの前記持続時間の2倍より長い所定の持続時間をそれぞれが有するダウンリンク・スロットのシーケンスであって、前記ダウンリンク・スロットが複数の送信モードをサポートし、その結果、アップリンク・データ・レートに対するダウンリンク・データ・レートの比を、2対1より大きい値を含む様々な異なる値に設定できるようになるダウンリンク・スロットのシーケンスと
    を含む、時分割無線通信システムの繰り返されるフレーム。
  53. 各アップリンク・スロットの前記データ・レートを、各他のアップリンク・スロットの前記データ・レートと異なるものにすることができる請求項52に記載のフレーム。
  54. 各アップリンク・スロットが独自のダウンリンク・スロットに関連し、各アップリンク・スロットの前記データ・レートが前記関連するダウンリンク・スロットの前記データ・レートと独立である請求項52に記載のフレーム。
  55. ダウンリンク・スロット送信モードを、対応するアップリンク・スロット送信モードより高いデータ・レートを有するように設定することができ、その結果、前記ダウンリンク・データ・レートが、前記ダウンリンク・スロットと前記アップリンク・スロットとの間の持続時間の差を超える量だけ前記アップリンク・データ・レートより高くなる請求項52に記載のフレーム。
  56. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なる変調フォーマットを含む請求項52に記載のフレーム。
  57. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なるエンコーディング・フォーマットを含む請求項52に記載のフレーム。
  58. アップリンク・スロットの前記シーケンスがダウンリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項52に記載のフレーム。
  59. 各スロットが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスでデータを受信する手段であって、各スロットの前記データが複数の異なる所定の送信モードのいずれかで受信される受信する手段と、
    各スロットが前記アップリンク・スロットの前記持続時間の2倍より長い所定の持続時間を有するダウンリンク・スロットのシーケンスでデータを送信する手段であって、各ダウンリンク・スロットの前記データが複数の所定の送信モードのいずれかで送信される送信する手段と、
    アップリンク・データ・レートに対するダウンリンク・データ・レートの比に、2対1を超える値を含む様々な異なる値を設定できるようにするために、前記送信モードを選択する手段と
    を含む装置。
  60. 選択する前記手段が、各他のアップリンク・スロットの前記データ・レートと異なるように各アップリンク・スロットの前記データ・レートを選択することができる請求項59に記載の装置。
  61. 各アップリンク・スロットが独自のダウンリンク・スロットに関連し、選択する前記手段が、前記関連するダウンリンク・スロットの前記データ・レートと独立に各アップリンク・スロットの前記データ・レートを設定することができる請求項59に記載の装置。
  62. 選択する前記手段が、対応するアップリンク・スロット送信モードより高いデータ・レートを有するようにダウンリンク・スロット送信モードを選択ことができ、その結果、前記ダウンリンク・データ・レートが、前記ダウンリンク・スロットと前記アップリンク・スロットとの間の持続時間の差を超える量だけ前記アップリンク・データ・レートより高くなる請求項59に記載の装置。
  63. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なる変調フォーマットを含む請求項59に記載の装置。
  64. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なるエンコーディング・フォーマットを含む請求項59に記載の装置。
  65. アップリンク・スロットの前記シーケンスがダウンリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項59に記載の装置。
  66. 各スロットが所定の持続時間を有するアップリンク・スロットのシーケンスでデータを受信するステップであって、各スロットの前記データが複数の異なる所定の送信モードのいずれかで受信される受信するステップと、
    各スロットが前記アップリンク・スロットの前記持続時間の2倍より長い所定の持続時間を有するダウンリンク・スロットのシーケンスでデータを送信するステップであって、各ダウンリンク・スロットの前記データが複数の異なる所定の送信モードのいずれかで送信される送信するステップと、
    アップリンク・データ・レートに対するダウンリンク・データ・レートの比に、2対1を超える値を含む様々な異なる値を設定できるようにするために前記送信モードを選択するステップと
    を含む方法。
  67. 前記選択するステップが、各他のアップリンク・スロットの前記データ・レートと異なるように各アップリンク・スロットの前記データ・レートを選択するステップを含む請求項66に記載の方法。
  68. 各アップリンク・スロットが独自のダウンリンク・スロットに関連し、選択するステップが、前記関連するダウンリンク・スロットの前記データ・レートと独立に各アップリンク・スロットの前記データ・レートを設定するステップを含む請求項66に記載の方法。
  69. 選択するステップが、対応するアップリンク・スロット送信モードより高いデータ・レートを有するようにダウンリンク・スロット送信モードを選択するステップを含み、その結果、前記ダウンリンク・データ・レートが、前記ダウンリンク・スロットと前記アップリンク・スロットとの間の差を超える量だけ前記アップリンク・データ・レートより高くなる請求項66に記載の方法。
  70. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なる変調フォーマットを含む請求項66に記載の方法。
  71. 前記複数の送信モードのそれぞれが複数の異なるエンコーディング・フォーマットを含む請求項66に記載の方法。
  72. アップリンク・スロットの前記シーケンスがダウンリンク・スロットの前記シーケンスに先立つ請求項66に記載の方法。
JP2004541727A 2002-09-30 2003-09-24 無線通信システムのフレーム構造 Expired - Fee Related JP4741841B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/262,104 2002-09-30
US10/262,104 US7519011B2 (en) 2000-09-29 2002-09-30 Frame structure for radio communications system
PCT/US2003/030199 WO2004032380A1 (en) 2002-09-30 2003-09-24 Frame structure for radio communications system

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006501768A true JP2006501768A (ja) 2006-01-12
JP2006501768A5 JP2006501768A5 (ja) 2006-11-09
JP4741841B2 JP4741841B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=32068235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004541727A Expired - Fee Related JP4741841B2 (ja) 2002-09-30 2003-09-24 無線通信システムのフレーム構造

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7519011B2 (ja)
EP (1) EP1547280A1 (ja)
JP (1) JP4741841B2 (ja)
KR (1) KR101112528B1 (ja)
CN (1) CN1703851A (ja)
AU (1) AU2003270889B2 (ja)
WO (1) WO2004032380A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079115A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 基地局、端末装置、及び通信方法
WO2008133306A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Ntt Docomo, Inc. 移動通信方法、無線基地局、移動局及びプロセッサ
JP2011520355A (ja) * 2008-04-29 2011-07-14 クゥアルコム・インコーポレイテッド Wanアップリンク帯域及びwanダウンリンク帯域の両方を使用することを提供するピア・ツー・ピア通信の方法及び装置
US8526410B2 (en) 2007-07-06 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus related to interference management when sharing downlink bandwidth between wide area network usage and peer to peer signaling
WO2013168494A1 (ja) * 2012-05-10 2013-11-14 オリンパス株式会社 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804211B1 (en) * 1999-08-03 2004-10-12 Wi-Lan Inc. Frame structure for an adaptive modulation wireless communication system
US7512109B2 (en) * 2000-09-29 2009-03-31 Intel Corporation Slot structure for radio communications system
CA2467700C (en) 2000-11-15 2012-03-20 Ensemble Communications, Inc. Improved frame structure for a communication system using adaptive modulation
US8009667B1 (en) 2001-01-16 2011-08-30 Wi—LAN, Inc. Packing source data packets into transporting packets with fragmentation
US7130283B2 (en) * 2001-03-19 2006-10-31 Northrop Grumman Corporation Variable bandwidth satellite communication techniques
US7406315B2 (en) * 2001-03-20 2008-07-29 Arraycomm Llc Method and apparatus for resource management in a wireless data communication system
JP3801460B2 (ja) * 2001-04-19 2006-07-26 松下電器産業株式会社 基地局装置及び無線通信方法
US7428248B2 (en) * 2001-12-19 2008-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Code allocation method in an MC-CDMA telecommunication system
KR100542090B1 (ko) 2002-12-16 2006-01-11 한국전자통신연구원 무선 통신 시스템에서의 오류 제어 방법, 매체 접속 제어프레임 설계 방법 및 단말기 등록 방법과 기록 매체
JP4546177B2 (ja) * 2003-07-28 2010-09-15 パナソニック株式会社 無線通信装置および無線通信方法
US7817534B2 (en) * 2003-11-10 2010-10-19 Motorola, Inc. Method and apparatus for interrupting a transmission of a multicast signal
US7430181B1 (en) * 2003-11-26 2008-09-30 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for automatically configuring devices on a wireless network
US7400643B2 (en) * 2004-02-13 2008-07-15 Broadcom Corporation Transmission of wide bandwidth signals in a network having legacy devices
US10985811B2 (en) 2004-04-02 2021-04-20 Rearden, Llc System and method for distributed antenna wireless communications
US11451275B2 (en) 2004-04-02 2022-09-20 Rearden, Llc System and method for distributed antenna wireless communications
US11394436B2 (en) 2004-04-02 2022-07-19 Rearden, Llc System and method for distributed antenna wireless communications
KR100630107B1 (ko) * 2004-11-04 2006-09-27 삼성전자주식회사 광대역 무선 접속 통신 시스템에서 인접 기지국 정보의길이 가변적 구성 방법 및 시스템
US7603141B2 (en) * 2005-06-02 2009-10-13 Qualcomm, Inc. Multi-antenna station with distributed antennas
WO2007001286A1 (en) * 2005-06-24 2007-01-04 Mitsubishi Electric Research Laboratories Method for discovering routes in wireless communications networks
US20070025285A1 (en) * 2005-07-28 2007-02-01 Weidong Li Access burst and normal burst mix-mode support for GSM/GPRS compliant handsets
US8055185B2 (en) * 2005-12-22 2011-11-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Jamming device for mobile communication
US8583132B2 (en) * 2006-05-18 2013-11-12 Qualcomm Incorporated Efficient channel structure for a wireless communication system
CN101461279B (zh) * 2006-06-01 2014-06-25 华为技术有限公司 移动站与基站之间的连接处理方法、移动站、基站、多载波移动通信系统及随机访问信道的映射方法
US7983302B2 (en) 2006-11-07 2011-07-19 Nokia Corporation Control signaling techniques for wireless networks
KR100965673B1 (ko) * 2006-11-15 2010-06-24 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 데이터 송신 방법
GB2444308B (en) 2006-12-01 2011-11-16 Plextek Ltd Narrow band transceiver
KR101066351B1 (ko) 2007-01-05 2011-09-20 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 데이터 송수신 시스템 및 방법
US20080165733A1 (en) * 2007-01-10 2008-07-10 Motorola, Inc. Method and apparatus for the dynamic and contention-free allocation of communication resources
KR100902873B1 (ko) * 2007-01-29 2009-06-16 강릉원주대학교산학협력단 양방향 데이터 통신이 가능한 선형 구조를 갖는 무선 센서네트워크 및 그 방법
WO2008097142A1 (en) * 2007-02-05 2008-08-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) A method for improved random access in a cellular wireless access system
US8570922B2 (en) * 2007-04-13 2013-10-29 Hart Communication Foundation Efficient addressing in wireless hart protocol
US8406248B2 (en) 2007-04-13 2013-03-26 Hart Communication Foundation Priority-based scheduling and routing in a wireless network
US8230108B2 (en) 2007-04-13 2012-07-24 Hart Communication Foundation Routing packets on a network using directed graphs
US8325627B2 (en) 2007-04-13 2012-12-04 Hart Communication Foundation Adaptive scheduling in a wireless network
US8356431B2 (en) * 2007-04-13 2013-01-22 Hart Communication Foundation Scheduling communication frames in a wireless network
US20080273486A1 (en) * 2007-04-13 2008-11-06 Hart Communication Foundation Wireless Protocol Adapter
WO2009006518A1 (en) 2007-07-03 2009-01-08 Continental Automotive Systems Us, Inc. Universal tire pressure monitoring sensor
US8842702B2 (en) 2007-07-17 2014-09-23 Qualcomm Incorporated Control indications for slotted wireless communication
EP3276863A1 (en) 2007-10-03 2018-01-31 Fujitsu Limited Wireless communication apparatus, wireless communication control apparatus, wireless communication method, wireless communication program, wireless communication control method, and wireless communication control program
US8228850B2 (en) * 2007-10-30 2012-07-24 Futurewei Technologies, Inc. Method and apparatus for transmitting control information in a system with new and legacy mobile stations
CA2710305C (en) 2007-12-20 2013-09-17 Research In Motion Limited Equipments and methods for uplink timing synchronization
US8159979B2 (en) * 2008-01-11 2012-04-17 Lg Electronics Inc. Enhanced TDD frame structure
US20090205038A1 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Microsoft Corporation Enabling Wake on LAN Behind NATs and Firewalls
EP2294858A4 (en) 2008-06-23 2014-07-02 Hart Comm Foundation ANALYZER FOR A WIRELESS COMMUNICATION NETWORK
US9294219B2 (en) * 2008-09-30 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Techniques for supporting relay operation in wireless communication systems
US9203564B2 (en) * 2008-10-20 2015-12-01 Qualcomm Incorporated Data transmission via a relay station in a wireless communication system
JP5138574B2 (ja) * 2008-12-25 2013-02-06 京セラ株式会社 通信システム、通信装置及び通信制御方法
CN101764640B (zh) * 2008-12-26 2013-03-20 中兴通讯股份有限公司 基于sdma的用户设备的上行同步方法、装置及系统
US8958795B2 (en) * 2009-05-04 2015-02-17 Qualcomm Incorporated Proximity based access control
CN101888360A (zh) * 2009-05-15 2010-11-17 中兴通讯股份有限公司 一种随机接入信号的发射方法和装置及相关系统
EP2471283A1 (en) 2009-08-25 2012-07-04 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (PUBL) Multicast channel control information
US9350616B1 (en) * 2010-05-11 2016-05-24 Trend Micro Inc. Bandwidth prediction using a past available bandwidth value and a slope calculated from past available bandwidth values
US8751092B2 (en) 2011-01-13 2014-06-10 Continental Automotive Systems, Inc. Protocol protection
US8565081B1 (en) 2011-02-23 2013-10-22 Google Inc. Rate adaptation in a communication system
WO2013022437A1 (en) 2011-08-09 2013-02-14 Continental Automotive Systems Us, Inc. Apparatus and method for activating a localization process for a tire pressure monitor
WO2013022435A1 (en) 2011-08-09 2013-02-14 Continental Automotive Systems, Inc. Tire pressure monitoring apparatus and method
US8576060B2 (en) * 2011-08-09 2013-11-05 Continental Automotive Systems, Inc. Protocol arrangement in a tire pressure monitoring system
US9676238B2 (en) 2011-08-09 2017-06-13 Continental Automotive Systems, Inc. Tire pressure monitor system apparatus and method
EP2741930B1 (en) 2011-08-09 2015-11-18 Continental Automotive Systems, Inc. Protocol misinterpretation avoidance apparatus and method for a tire pressure monitoring system
US20130132500A1 (en) 2011-11-18 2013-05-23 Apple Inc. Selection of a master in a peer-to-peer network environment
US10271293B2 (en) 2011-11-18 2019-04-23 Apple Inc. Group formation within a synchronized hierarchy of peer-to-peer devices
US9516615B2 (en) * 2011-11-18 2016-12-06 Apple Inc. Selection of synchronization stations in a peer-to-peer network environment
WO2013080457A1 (ja) * 2011-11-28 2013-06-06 京セラ株式会社 無線通信システム、無線通信システムの制御方法、基地局、及び移動局
TWI571166B (zh) * 2012-01-13 2017-02-11 蘋果公司 在點對點網路環境中同步站台之選擇
US8675717B1 (en) 2012-04-16 2014-03-18 Google Inc. Rate selection in a communication system
CN102664886B (zh) * 2012-04-18 2015-06-03 广州数控设备有限公司 一种基于以太网的机器人协议实现方法
CN102723968B (zh) * 2012-05-30 2017-01-18 中兴通讯股份有限公司 一种提升空口容量的方法及装置
US11190947B2 (en) 2014-04-16 2021-11-30 Rearden, Llc Systems and methods for concurrent spectrum usage within actively used spectrum
US10194346B2 (en) 2012-11-26 2019-01-29 Rearden, Llc Systems and methods for exploiting inter-cell multiplexing gain in wireless cellular systems via distributed input distributed output technology
CN103906255B (zh) * 2012-12-28 2017-11-21 展讯通信(上海)有限公司 多卡多待通信终端及其收发冲突处理方法与装置
US10164698B2 (en) 2013-03-12 2018-12-25 Rearden, Llc Systems and methods for exploiting inter-cell multiplexing gain in wireless cellular systems via distributed input distributed output technology
RU2767777C2 (ru) 2013-03-15 2022-03-21 Риарден, Ллк Системы и способы радиочастотной калибровки с использованием принципа взаимности каналов в беспроводной связи с распределенным входом - распределенным выходом
WO2014161148A1 (en) * 2013-04-02 2014-10-09 Qualcomm Incorporated Use of time auto-correlation for channel estimation
US9446636B2 (en) 2014-02-26 2016-09-20 Continental Automotive Systems, Inc. Pressure check tool and method of operating the same
US11290162B2 (en) 2014-04-16 2022-03-29 Rearden, Llc Systems and methods for mitigating interference within actively used spectrum
US10284328B2 (en) 2014-06-13 2019-05-07 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Motion-aware modulation and coding scheme adaptation
US9788318B2 (en) * 2014-08-18 2017-10-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Channel capacity on collision based channels
US9517664B2 (en) 2015-02-20 2016-12-13 Continental Automotive Systems, Inc. RF transmission method and apparatus in a tire pressure monitoring system
DE102016213290A1 (de) 2015-08-03 2017-02-09 Continental Automotive Systems, Inc. Vorrichtung, System und Verfahren zum Konfigurieren eines Reifeninformationssensors mit einem Übertragungsprotokoll auf der Basis von Fahrzeugtriggerkenngrößen
WO2017046943A1 (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 三菱電機株式会社 帯域割当て装置およびフレームフォーマット
US11178647B2 (en) 2016-08-08 2021-11-16 Nokia Technologies Oy Signaling support for uplink reference signal transmission
US11683836B2 (en) * 2016-09-13 2023-06-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and arrangements for supporting a random access procedure
US10979530B2 (en) * 2017-03-03 2021-04-13 LGS Innovations LLC Methods and apparatuses for batch radio resource command and control

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271070A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル移動体通信装置
JP2001189952A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp 移動無線通信システム、無線移動機、無線ゾーン形成装置および無線ゾーン移行方法
WO2002045330A2 (en) * 2000-10-11 2002-06-06 Aperto Networks, Inc. Automatic retransmission and error recovery for packet oriented point-to-multipoint communication

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5602836A (en) * 1993-11-24 1997-02-11 Lucent Technologies Inc. Multiple access cellular communication with circular interleaving and reduced dropped-packet runlengths
US5603079A (en) * 1994-10-03 1997-02-11 Motorola, Inc. Satellite-based messaging system transmitting during guard band of satellite-based telephone system and method of operation thereof
US6097707A (en) * 1995-05-19 2000-08-01 Hodzic; Migdat I. Adaptive digital wireless communications network apparatus and process
US5754536A (en) * 1995-10-30 1998-05-19 Motorola, Inc. Digital speech interpolation method and apparatus
US5905719A (en) * 1996-09-19 1999-05-18 Bell Communications Research, Inc. Method and system for wireless internet access
CA2248515C (en) * 1997-10-31 2003-04-15 Charlotte Catherine Elizabeth Baden An asymmetric multiple access protocol for a communications system
US6980527B1 (en) * 2000-04-25 2005-12-27 Cwill Telecommunications, Inc. Smart antenna CDMA wireless communication system
US7027424B1 (en) * 2000-05-24 2006-04-11 Vtech Communications, Ltd. Method for avoiding interference in a digital communication system
JP2001346265A (ja) * 2000-06-06 2001-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線通信システム及びそれに用いる通信端末装置
WO2002011317A1 (en) 2000-06-20 2002-02-07 Linkair Communications, Inc. A tdd framing method for physical layer of a wireless system
US6859655B2 (en) * 2001-01-19 2005-02-22 Raze Technologies, Inc. TDD FDD air interface
EP1213855A1 (en) * 2000-12-08 2002-06-12 Lucent Technologies Inc. Frame structure for TDD telecommunication systems
KR100433893B1 (ko) * 2001-01-15 2004-06-04 삼성전자주식회사 협대역 시분할 듀플렉싱 부호분할다중접속 통신시스템의전력 제어 방법 및 장치
US6549759B2 (en) * 2001-08-24 2003-04-15 Ensemble Communications, Inc. Asymmetric adaptive modulation in a wireless communication system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271070A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタル移動体通信装置
JP2001189952A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp 移動無線通信システム、無線移動機、無線ゾーン形成装置および無線ゾーン移行方法
WO2002045330A2 (en) * 2000-10-11 2002-06-06 Aperto Networks, Inc. Automatic retransmission and error recovery for packet oriented point-to-multipoint communication

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079115A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Sanyo Electric Co Ltd 基地局、端末装置、及び通信方法
WO2008133306A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Ntt Docomo, Inc. 移動通信方法、無線基地局、移動局及びプロセッサ
US8526410B2 (en) 2007-07-06 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus related to interference management when sharing downlink bandwidth between wide area network usage and peer to peer signaling
US8730841B2 (en) 2007-07-06 2014-05-20 Qualcomm Incorporated Peer to peer communications methods and apparatus providing for use of both WAN uplink and downlink bands
US9992750B2 (en) 2007-07-06 2018-06-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus related to interference management when sharing downlink bandwidth between wide area network usage and peer to peer signaling
US10149252B2 (en) 2007-07-06 2018-12-04 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus related to interference management when sharing downlink bandwidth between wide area network usage and peer to peer signaling
JP2011520355A (ja) * 2008-04-29 2011-07-14 クゥアルコム・インコーポレイテッド Wanアップリンク帯域及びwanダウンリンク帯域の両方を使用することを提供するピア・ツー・ピア通信の方法及び装置
WO2013168494A1 (ja) * 2012-05-10 2013-11-14 オリンパス株式会社 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム
JP2013236300A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Olympus Corp 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003270889B2 (en) 2009-06-11
CN1703851A (zh) 2005-11-30
KR20050072426A (ko) 2005-07-11
EP1547280A1 (en) 2005-06-29
JP4741841B2 (ja) 2011-08-10
KR101112528B1 (ko) 2012-03-13
US7519011B2 (en) 2009-04-14
US20030169722A1 (en) 2003-09-11
AU2003270889A1 (en) 2004-04-23
WO2004032380A1 (en) 2004-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4741841B2 (ja) 無線通信システムのフレーム構造
AU2003272692B2 (en) Slot structure for radio communications system
JP4550577B2 (ja) 通信システムにおいてトラフィックとアクセスに用いられるチャネル上での信号の送信
KR101008290B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 공간 채널에 기초한 트레이닝 시퀀스할당 방법
KR101008291B1 (ko) 통신 시스템에서의 트래픽 및 액세스를 위해 사용된 채널을통해 신호를 수신하는 장치 및 방법
US7349371B2 (en) Selecting random access channels
US8532048B2 (en) Radio communications system with a minimal broadcast channel
US7630346B2 (en) Hopping on random access channels

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070328

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091224

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110323

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees