JP2006351479A - コネクタ - Google Patents

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丈博 中田
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Abstract


【課題】 ハウジング間の嵌合・離脱方向におけるガタ付きを防止する。
【解決手段】 保持部材30は、その第1係合部33を第1ハウジング10に係合させることで、第1ハウジング10に対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制されるとともに、第2係合部34を第2ハウジング20に係合させることで、第2ハウジング20に対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制される。これにより、第1ハウジング10と第2ハウジング20が保持部材30を介して嵌合・離脱方向への相対変位を規制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、2つのハウジングを嵌合し、一方のハウジングのロックアームを他方のハウジングのロック突起に係止させることによって両ハウジングを嵌合状態にロックするようにしたコネクタが開示されている。
特開平5−182712号公報
この種のコネクタでは、両ハウジングの嵌合過程で、ロックアームが、両ハウジングの嵌合方向と平行なロック姿勢から、嵌合方向に対して斜めを向いたロック解除姿勢へ弾性変形しつつロック突起を乗り越え、両ハウジングが正規嵌合したところでロックアームが弾性復帰してロック突起に係止するようになっている。そのため、嵌合状態では、ロック突起とロックアームとの間に嵌合方向の隙間が空くことは避けられない。このような嵌合方向の隙間は、ハウジング間のガタ付きの原因となり、ひいては、ハウジングに取り付けられている端子金具同士の間で微摺動磨耗を生じさせる原因となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジング間の嵌合・離脱方向におけるガタ付きを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1ハウジングと第2ハウジングを互いに嵌合・離脱させるようにしたコネクタにおいて、前記両ハウジングが嵌合した状態で前記第1ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制された状態で係合する第1係合部と、前記両ハウジングが嵌合した状態で前記第2ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制された状態で係合する第2係合部とを有する保持部材を備えている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記保持部材は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングのうちの一方のハウジングに支持されるとともに、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合を許容する仮係止位置と、前記第1係合部と前記第2係合部を夫々前記第1ハウジングと前記第2ハウジングに係合させる本係止位置との間で変位可能とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記第1係合部と前記第2係合部のうち、少なくとも一方の係合部が前記ハウジングに対して弾性的に押圧可能な弾性片を構成しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記弾性片が前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの双方に係合する形態とされているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記第1係合部と前記第2係合部が、前記ハウジングに形成した係合孔の内周に係合する構成としたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記保持部材には、前記弾性片とは独立して弾性変形しつつ前記ハウジングに係止することで、前記保持部材を前記ハウジングに対して抜止め状態にロックする弾性ロック片が形成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記弾性片の一部を部分的に弾性変形可能とすることで、前記弾性ロック片が構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
保持部材は、その第1係合部を第1ハウジングに係合させることで、第1ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制されるとともに、第2係合部を第2ハウジングに係合させることで、第2ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制される。これにより、第1ハウジングと第2ハウジングが保持部材を介して嵌合・離脱方向への相対変位を規制される。
<請求項2の発明>
両ハウジングを嵌合する前の状態では、保持部材を一方のハウジングに支持させておくようにしたことにより、両ハウジングを嵌合した後に保持部材を摘んでハウジングに組み付けるという作業が不要となるため、作業性に優れている。
<請求項3の発明>
弾性片をハウジングに対して弾性的に押圧するようにしたので、係合部やハウジングの寸法にばらつきがあっても、係合部がハウジングに対してガタ付きを生じることがなく、ひいては、ハウジング間の相対変位を確実に規制することができる。
<請求項4の発明>
1つの弾性片が第1係合部と第2係合部を兼ねているので、保持部材の形状の簡素化が可能である。
<請求項5の発明>
係合部がハウジングの外面に係合すると、異物の干渉によって係合が外れることが懸念されるが、本発明では、第1係合部と前記第2係合部がハウジングの係合孔の内周に係合するようにしたので、異物の干渉に起因して係合部がハウジングから外れる虞はない。
<請求項6の発明>
保持部材をハウジングに対して抜止めする手段としては、弾性片を弾性撓みさせつつハウジングに係止させる方法が考えられるが、この方法では、弾性片がハウジング間の相対変位を規制するために強い弾力を有していることに鑑みると、係止作業時の抵抗が大きく、作業性が良くない。しかし本発明では、弾性片とは別に、抜止め専用の手段として弾性ロック片を設けたので、係止時の抵抗を低減して作業性向上を図ることが可能である。
<請求項7の発明>
弾性ロック片が弾性片の一部を構成しているので、弾性ロック片を弾性片とは別に独立させた場合と比べると、保持部材の形状を簡素化することが可能である。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、内部に雌端子金具11が収容されているとともにロックアーム15を有する合成樹脂製の第1ハウジング10と、内部に雄端子金具22を収容した合成樹脂製の第2ハウジング20と、両ハウジング10,20とは別体部品である左右一対の合成樹脂製の保持部材30とからなる。両ハウジング10,20は嵌合・離脱を可能とされており、保持部材30は、嵌合された両ハウジング10,20をガタ付きのないように保持する。
第1ハウジング10は、雌端子金具11を収容する端子収容部12と、端子収容部12を包囲する筒状嵌合部13とを一体形成したものである。端子収容部12と筒状嵌合部13とは後端において連なっており、端子収容部12と筒状嵌合部13との間には、前方へ開放された筒状の嵌合空間14が形成されている。筒状嵌合部13の上面部は上方へ膨出され、この膨出によって形成された空間内には、端子収容部12の上面(外面)に沿うように形成したロックアーム15が収容されている。ロックアーム15は、端子収容部12の上面から後方(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と平行な方向であり、図1及び図2における左右方向)へ片持ち状に延出した周知の形態であって、上下方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と交差する方向)へ姿勢を傾けるようにしつつ弾性変位し得るようになっている。
筒状嵌合部13の左右側壁には、正面から見て略「コ」字形をなすように外方へ膨出した形態の第1張出部16が左右一対対称に形成されている。各第1張出部16によって形成された収容空間17は、嵌合空間14に連通している。各第1張出部16には、左右方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と略直角な方向)に貫通する略方形の第1係合孔18が窓孔状に形成されている。また、各第1係合孔18の外面側の開口縁には、外側に向かってテーパ状に広がる第1誘導面19が形成されている。
第2ハウジング20は、前方に開口するフード部21を有しており、雄端子金具22の前端部がフード部21によって包囲されている。フード部21の上面(外面)には、ロック突起23が形成されている。また、フード部21の左右両側壁の外面(外側面)には、正面から見て略「コ」字形をなすように外方へ膨出した形態の第2張出部24が左右一対対称に形成されている。この第2張出部24によって形成された逃がし空間26は、フード部21の内部とは連通されていない。各第2張出部24には、左右方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と略直角な方向)に貫通する略方形の第2係合孔27が窓孔状に形成されている。また、各第2係合孔27の外面側の開口縁には、外側に向かってテーパ状に広がる第2誘導面28が形成されている。
保持部材30は、略方形の板部31の内側面から、4片の略L字形をなす弾性片32を側方へ突出させた形態となっている。4片の弾性片32は、全体として板部31と略相似形の略方形筒状をなしており、各弾性片32は径方向(4片の弾性片32の中心に向かう方向または、それとは反対の方向)へ弾性変位し得るようになっている。この弾性片32における基端部(板部31側の端部)は、第1係合部33となっており、弾性片32の延出端部(板部31とは反対側の端部)は第2係合部34となっている。
各弾性片32には、その上下両板部31に延出端側から切り込んだ一対ずつのスリットが形成されており、この対をなすスリットの間の部分が、弾性片32に対して相対的に上下方向へ弾性変位し得る弾性ロック片35となっている。つまり、弾性ロック片35は、弾性片32の一部を構成している。また、各弾性ロック片35の外面の延出端部には係止爪36が形成されているとともに、基端部には係止突起37が形成されている。さらに、板部31の周縁部(4片の弾性片32よりも外周側の部分)はフランジ状のストッパ38となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両ハウジング10,20を嵌合する過程では、ロックアーム15が、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行なロック姿勢から、嵌合方向に対して斜めを向いたロック解除姿勢へ弾性変形しつつロック突起23を乗り越え、両ハウジング10,20が正規嵌合したところでロックアーム15が弾性復帰してロック突起23に係止する。そのため、嵌合状態では、ロック突起23とロックアーム15との間に、僅かではあるが嵌合方向の隙間(図示せず)が空く。この嵌合方向の隙間は、ハウジング10,20間のガタ付きの原因となり、ひいては、ハウジング10,20に取り付けられている端子金具11,22同士の間で微摺動磨耗を生じさせる原因となる。
そこで、本実施形態では、保持部材30を用い、ハウジング10,20間のガタ付き防止を図っている。保持部材30は、両ハウジング10,20を嵌合する前に、予め、第1ハウジング10に仮係止した状態に組み付けておく(図2及び図4を参照)。組付けに際しては、弾性片32の延出端側を先に向けて4片の弾性片32の延出端部(第2係合部34)を外側から第1係合孔18に嵌め込む。このとき、第1誘導面19のテーパにより、弾性片32は円滑に第1係合孔18内に嵌入され、嵌入された弾性片32は、その延出端側を内側へ変位させるように弾性的に傾きを生じる。第2係合部34が第1係合孔18(第1ハウジング10)に嵌合されると、4片の係止爪36が第1係合孔18の内面側の孔縁部に係止するとともに、4つの係止突起37が第1係合孔18の外面側の孔縁部(第1誘導面19)に係止し、もって、保持部材30が第1ハウジング10に対して仮係止状態に保持される。この状態では、弾性片32の延出端部が収容空間17内に進入するのであるが、その進入量がわずかであるから、収容空間17内には、第2張出部24を収容するためのスペースが確保されている。
保持部材30を仮係止させた状態から両ハウジング10,20を嵌合させると、第2ハウジング20のフード部21が嵌合空間14内に進入するとともに、第2張出部24が収容空間17内に進入する。そして、両ハウジング10,20が正規の嵌合状態、即ち、ロックアーム15とロック突起23とが係止して両ハウジング10,20が離脱しないようにロックされた状態になると、第2係合孔27が、第1係合孔18及び4片の弾性片32の延出端部と対応するように位置する。
両ハウジング10,20が嵌合状態にロックされた後は、第1張出部16の外面から外方へ突出している保持部材30をハウジング10,20の内側へ押し込む。このとき、板部31の外面を押せばよい。この押し込みにより、弾性片32の第2係合部34(延出端部)が第2係合孔27内に嵌合される。このとき、第2誘導面28のテーパにより、弾性片32は円滑に第2係合孔27内に嵌入される。保持部材30が本係止位置まで押し込まれると、ストッパ38が第1張出部16の外面に当接することにより、それ以上の保持部材30の押し込みが規制されるとともに、4片の係止爪36が第2係合孔27の内面側の孔縁部に係止し、もって、保持部材30が第1ハウジング10及び第2ハウジング20に対して本係止状態に保持される。この状態では、弾性片32の基端部(第1係合部33)が、第1係合孔18の内周(第1ハウジング10)に対して前後方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と平行な方向)及び上下方向への相対移動を規制された状態に係合されるとともに、弾性片32の延出端部(第2係合部34)が、第2係合孔27の内周(第2ハウジング20)に対して前後方向(両ハウジング10,20の嵌合・離脱方向と平行な方向)及び上下方向への相対移動を規制された状態に係合される。尚、4つの係止突起37は第2係合孔27の外面側の孔縁部(第1誘導面19)に係止する。
上述のように本実施形態においては、両ハウジング10,20が嵌合した状態で、保持部材30の第1係合部33を第1ハウジング10に対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制されるように係合させるとともに、同じく保持部材30の第2係合部34を第2ハウジング20に対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制されるように係合させるようにしたので、この保持部材30を介すことにより、第1ハウジング10と第2ハウジング20を嵌合・離脱方向へ相対変位しないように保持することができる。
また、保持部材30は、第1ハウジング10に支持されるとともに第1ハウジング10と第2ハウジング20の嵌合を許容する仮係止位置と、第1係合部33と第2係合部34を夫々第1ハウジング10と第2ハウジング20に係合させる本係止位置との間で変位可能とされている。このように、両ハウジング10,20を嵌合する前の状態では、保持部材30を第1ハウジング10に支持させておくようにしたことにより、両ハウジング10,20を嵌合した後に保持部材30を摘んでハウジング10,20に組み付けるという作業が不要となるため、作業性に優れている。
また、第1係合部33と第2係合部34がハウジング10,20に対して弾性的に押圧可能な弾性片32を構成するようにして、この弾性片32をハウジング10,20に対して弾性的に押圧するようにしたので、係合部33,34やハウジング10,20の寸法にばらつきがあっても、係合部33,34がハウジング10,20に対してガタ付きを生じることがなく、ひいては、ハウジング10,20間の相対変位を確実に規制することができる。
また、弾性片32が第1ハウジング10と第2ハウジング20の双方に係合する形態とされているので、1つの弾性片32が第1係合部33と第2係合部34を兼ねることになり、保持部材30の形状の簡素化が実現されている。
また、係合部をハウジングの外面に係合させる構造の場合は、異物の干渉によって係合が外れることが懸念されるが、本実施形態では、第1係合部33と第2係合部34を、ハウジング10,20に形成した第1係合孔18と第2係合孔27の内周に係合する構成としたので、異物の干渉に起因して係合部33,34がハウジング10,20から外れる虞はない。
また、保持部材30をハウジング10,20に対して抜止めする手段としては、弾性片32を弾性撓みさせつつハウジング10,20に係止させる方法が考えられるが、この方法では、弾性片32がハウジング10,20間の相対変位を規制するために強い弾力を有していることに鑑みると、係止作業時の抵抗が大きく、作業性が良くない。その点、本実施形態では、弾性片32とは独立して弾性変形しつつハウジング10,20に係止することで、保持部材30をハウジング10,20に対して抜止め状態にロックする弾性ロック片35を設けた。つまり、弾性片32とは別に、抜止め専用の手段として弾性ロック片35を設けた。したがって、係止時の抵抗を低減して作業性向上を図ることが可能である。
また、弾性ロック片35は、弾性片32の一部を部分的に弾性変形可能とした形態となっている。つまり、弾性ロック片35が弾性片32の一部を構成しているので、弾性ロック片35を弾性片32とは別に独立させた場合と比べると、保持部材30の形状を簡素化することが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では保持部材は第1と第2の両ハウジングとは別体の部品とされいた、本発明によれば、保持部材は第1ハウジング又は第2ハウジングにヒンジ等を介して一体に形成されたものであってもよい。
(2)上記実施形態では保持部材を仮係止位置に支持できるようにしたが、本発明によれば、仮係止位置を設定せず、保持部材とハウジングとの位置関係が、ハウジングから離脱した状態と両ハウジングに両係合部を係合させた本係止状態との2つの形態のみであってもよい。
(3)上記実施形態では係合部に弾性片を設けた、本発明によれば、係合部が弾性片を有しない形態であってもよい。
(4)上記実施形態では1つの弾性片が第1係合部と第2係合部を兼ねるようにしたが、本発明によれば、第1係合部の弾性片が第1ハウジングのみに係合するとともに、第2係合部の弾性片が第2ハウジングのみに係合する形態としてもよい。
(5)上記実施形態では第1係合部と第2係合部の双方が弾性片を構成するようにしたが、本発明によれば、第1係合部と第2係合部のうちいずれか一方の係合部のみが弾性片を構成するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では係合部がハウジングの係合孔の内周に係合するようにしたが、本発明によれば、係合部がハウジングの外面に係合する形態としてもよい。
(7)上記実施形態では係合部を4つの弾性片によって構成したが、本発明によれば、1つの係合部における弾性片の数は、3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。
(8)上記実施形態では弾性片の断面形状を略L字形としたが、本発明によれば、弾性片の断面形状は略U字形や略I字形などの形状としてもよい。
(9)上記実施形態では保持部材をハウジングに対して抜止めする手段として、弾性片とは独立して弾性変形する弾性ロック片を設けたが、本発明によれば、弾性片を抜止め手段としてハウジングに係止させてもよい。
(10)上記実施形態では弾性ロック片が弾性片の一部を構成するようにしたが、本発明によれば、弾性ロック片を弾性片とは別に独立した形態とすることもできる。
実施形態1において保持部材が両ハウジングを変位規制状態に保持されている様子をあらわす水平断面図 保持部材が仮係止されている状態をあらわす水平断面図 保持部材が両ハウジングを変位規制状態に保持されている様子をあらわす横断面図 保持部材が仮係止されている状態をあらわす横断面図 両ハウジングを離脱した状態をあらわす側面図 第2ハウジングの正面図 保持部材の正面図 保持部材の平面図
符号の説明
10…第1ハウジング
18…第1係合孔
20…第2ハウジング
27…第2係合孔
30…保持部材
32…弾性片
33…第1係合部
34…第2係合部
35…弾性ロック片

Claims (7)

  1. 第1ハウジングと第2ハウジングを互いに嵌合・離脱させるようにしたコネクタにおいて、
    前記両ハウジングが嵌合した状態で前記第1ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制された状態で係合する第1係合部と、前記両ハウジングが嵌合した状態で前記第2ハウジングに対して嵌合・離脱方向への相対変位を規制された状態で係合する第2係合部とを有する保持部材を備えている構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記保持部材は、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングのうちの一方のハウジングに支持されるとともに、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合を許容する仮係止位置と、
    前記第1係合部と前記第2係合部を夫々前記第1ハウジングと前記第2ハウジングに係合させる本係止位置との間で変位可能とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1係合部と前記第2係合部のうち、少なくとも一方の係合部が前記ハウジングに対して弾性的に押圧可能な弾性片を構成していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記弾性片が前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの双方に係合する形態とされていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記第1係合部と前記第2係合部が、前記ハウジングに形成した係合孔の内周に係合する構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記保持部材には、前記弾性片とは独立して弾性変形しつつ前記ハウジングに係止することで、前記保持部材を前記ハウジングに対して抜止め状態にロックする弾性ロック片が形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記弾性片の一部を部分的に弾性変形可能とすることで、前記弾性ロック片が構成されていることを特徴とする請求項6記載のコネクタ。
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