JP2006350404A - 優先制御方法、計算機システム及び管理装置 - Google Patents

優先制御方法、計算機システム及び管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ストレージ装置の提供するボリュームの優先制御を実施する。
【解決手段】 ボリュームを提供するストレージ装置と、ボリュームを利用する情報処理装置と、情報処理装置の利用する前記ボリュームへの通信の優先度を設定する管理装置と、通信の優先制御が可能なネットワーク機器で構成され、ストレージ装置と情報処理装置との接続経路を提供するネットワークと、を備える計算機システムにおいて、通信の優先度を制御する優先制御方法であって、ストレージ装置から、ボリュームの当該ストレージ装置での第1の優先度と、ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量と、の情報を取得する第1の手順と、取得した情報を用いて、ボリュームのネットワークの接続経路上での第2の優先度を決定する第2の手順と、決定した第2の優先度を、情報処理装置に通知する第3の手順と、第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を取得する第4の手順と、取得した識別情報をネットワーク機器に設定する第5の手順と、を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージシステムの提供するボリュームの優先制御を実施する方法に関する。
ネットワークに接続されるストレージシステム、(ネットワークストレージシステムとも呼ぶ)は、ボリュームを設定し、ネットワークを介して、情報処理装置がそのボリュームを利用する。
ネットワークシステムは、接続するネットワークのプロトコルに従い、情報処理装置と通信する。このネットワークのプロトコルの種類は様々であり、その一つにIP(Internet Protocol)ネットワークがある。また、IPネットワーク上でストレージデータをブロック転送するプロコトルに、iSCSI(Internet Small Computer Systems Interface protocol)がある。
iSCSIでは、情報処理装置とストレージシステムとの間を論理的なセッション(以下、iSCSIセッション)を確立して接続する。このiSCSIセッションには、複数の論理的なコネクション(以下、iSCSIコネクション)を生成できる。iSCSIでは、このiSCSIコネクションを用いてデータをアクセスする。複数のiSCSIコネクションを用いることで、ネットワークの負荷分散や、障害が発生したときの交代用のコネクションとして利用できる。
また、ストレージエリアネットワーク(以下、SAN)では、様々な情報処理装置がストレージ装置のボリュームを利用する。多くのSANでは、これらの情報処理装置の優先度はそれぞれ異なる。例えば、重要な業務処理を実行する情報処理装置の優先度は、他の情報処理装置に比べ高い。一方で、IPネットワークには、複数の装置が接続され、各装置がネットワークを共用し、同時に通信する。このため、大量のトラフィックが発生した場合は、ネットワーク上で通信データが消失したり、通信に遅延が発生することがある。このため、SANにおいて、情報処理装置が割当てられたボリュームへのアクセス性能が劣化し、優先度の高い情報処理装置の処理が遅延する可能性がある。
この問題を解決する方法として、例えば、記憶装置と、前記記憶領域を利用する複数の情報機器とが接続されており、ネットワークの通信帯域保証に関する帯域保証要件情報と、記憶装置内の構成情報及び記憶装置の性能情報に従って、ネットワークの通信帯域制御を行うために必要な帯域制御情報を作成する。さらに、この帯域制御情報に従ってネットワークの通信帯域制御を実行するように、帯域制御実行装置に対して指示するネットワークシステムがある(特許文献1、参照。)。これによって、ネットワーク上の帯域を自動的に制御できる。
また、ストレージサブシステム内の記憶領域の特性と、ホストからのアクセス特性と、通信路の特性を考慮した通信路選択方法を有するストレージサブシステム、さらに、通信路の状態を随時観察し、状況に応じて通信路の追加、削除、切替えを指示する機能を有するストレージサブシステムを提供するために、ストレージサブシステム制御処理装置上に、NIC選択処理機能と、NIC情報送受信機能と、通信路切替え機能と、NIC選択情報と、記憶領域グループ−通信路グループ対応表を備えるストレージサブシステムがある(特許文献2、参照。)。これによって、複数の通信路のうちいずれか一つの最適な経路を選択して、ネットワーク上の帯域を制御できる。
また、IPネットワーク上で、IPアドレスとそのTCP(Transmission Control Protocol)ポート番号とを用いて、データアクセスの優先を制御する“Diffserv”(Differentiated Services)が知られている(非特許文献1参照)。このDiffservをSANに適用すると、情報処理装置とストレージ装置のIPアドレスと通信に使用しているTCPポート番号にネットワーク上での優先度を設定し、その優先度に応じて、通信の優先度を制御できる。
特開2004−48124号公報 特開2003−162495号公報 S.Blake他6名、「RFC-2475 An Architecture for Differentiated Services」、[online]、1998年12月、IETF、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc2475.txt>
情報処理装置は、優先度が異なる複数のボリュームを利用することができる。しかし、前述した従来技術では、一台の情報処理装置が利用するボリュームは、ネットワーク上の優先度が同一になる。そのため、ストレージ装置において優先度の低いボリュームへのアクセスがネットワークの帯域を消費して、優先度の高いボリュームを適切に利用できないという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ストレージ装置の提供するボリューム単位での優先度制御を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ボリュームを提供するストレージ装置と、ボリュームを利用する情報処理装置と、情報処理装置の利用する前記ボリュームへの通信の優先度を設定する管理装置と、通信の優先制御が可能なネットワーク機器で構成され、ストレージ装置と情報処理装置との接続経路を提供するネットワークと、を備える計算機システムにおいて、通信の優先度を制御する優先制御方法であって、ストレージ装置から、ボリュームの当該ストレージ装置での第1の優先度と、ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量と、の情報を取得する第1の手順と、取得した情報を用いて、ボリュームのネットワークの接続経路上での第2の優先度を決定する第2の手順と、決定した第2の優先度を、情報処理装置に通知する第3の手順と、第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を取得する第4の手順と、取得した識別情報をネットワーク機器に設定する第5の手順と、を実行することを特徴とする。
本発明によると、ボリュームの優先度毎に、TCP/IPプロトコルによるiSCSIコネクションを接続し、ネットワークにおいて、ボリュームの優先度に応じたコネクションの優先制御を実現できる。これによって、一台の情報処理装置が、一台のストレージ装置に設定されたボリュームのうち優先度の異なるボリュームを利用した際にも、ネットワークの帯域を不要に消費しない効果がある。また、ネットワークの優先制御の設定を自動化するため、管理者の設定工数の削減や、設定ミスを防止する効果もある。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の計算機システムの構成ブロック図である。
この計算機システムは、管理装置1、情報処理装置2及びストレージ装置3が、ネットワーク4を介して接続されている。
管理装置1は、情報処理装置2とストレージ装置3との間の通信の優先度制御に関する処理をする。情報処理装置2は、ストレージ装置3の提供するボリュームをアクセスする。ストレージ装置3は、ディスク装置(31、32、33)によって構成されるボリューム(41、42)を、情報処理装置2に提供する。
管理装置1は、演算装置(CPU)9、入出力装置10、メモリ11、通信装置12、ハードディスク(HDD)13を備える。これらは、バス14によって互いに接続される。なお、図1では、一つのバス14のみを表しているが、複数のバス14によって接続されていてもよい。
CPU9は、入出力装置10に接続されているキーボード6から入力されるパラメータに従って、メモリ9上の各プログラムを読み込んで、それを実行する。そして、その実行結果を出力装表示装置5に表示する。
メモリ11は、優先制御設定プログラム16と通信制御プログラム15とを格納する。
通信制御プログラム15は、通信装置12を介して、通信プロトコルによる通信をする。優先制御設定プログラム16は、通信制御プログラム15を介して、ネットワーク4に接続される情報処理装置2やストレージ装置3、ネットワーク4を構成するネットワーク機器45と通信して、ストレージ装置3からボリュームの優先度やキャシュメモリの割当て状態を取得する。そして、各ボリュームの優先度を決定して、情報処理装置2にボリュームを割当てる。また、ネットワーク機器45に優先制御を設定する。なお、本発明は、通信プロトコルにTCP/IPを用いた例を説明するが、他の通信プロトコルを適用してもかまわない。
通信装置12は、ネットワーク4のネットワーク機器45に接続され、ネットワーク機器45と管理装置1との間のデータを送受信する。
HDD13は、制御情報を格納する。制御情報は、情報処理装置2と、ストレージ装置3と、ネットワーク機器45との情報を含む。この制御情報は、機器情報100、ストレージ管理情報110、接続情報120、優先度選択基準150及び優先度情報160によって構成される。
情報処理装置2は、ストレージ装置3に設定されたボリュームを利用する装置である。情報処理装置2は、演算装置(CPU)17、入出力装置18、メモリ19、ハードディスク(HDD)20及び通信装置21を備える。これらは、バス22によって互いに接続される。なお、図1では、一つのバス22のみを表しているが、複数のバス22によって接続されていてもよい。
CPU17は、入出力装置18に接続されているキーボード8から入力されるパラメータに従って、メモリ19上の各プログラムを読み込んで、それを実行する。そして、その実行結果を出力装表示装置7に表示する。
メモリ19は、制御プログラム23、iSCSIイニシエータ24及び通信制御プログラム25を格納する。
通信制御プログラム25は、通信装置21を介して、通信プロトコルによる通信をする。iSCSIイニシエータ24は、通信制御プログラム25を介して、ストレージ装置3のiSCSIターゲット39とでiSCSIプロコトルによる通信をする。
制御プログラム23は、iSCSIプロトコルに基づくiSCSIコネクションの優先度を管理装置1に通知する。また、iSCSIイニシエータ24に、ストレージ装置3のボリュームをアクセスするためのiSCSIコネクションを指示する。
HDD20は、iSCSIコネクションの優先度に関する優先情報を格納する。この優先情報は、接続ポート情報140によって構成される。
通信装置21は、ネットワーク4のネットワーク機器45に接続され、ネットワーク機器45と情報処理装置2との間のデータを送受信する。
なお、図1では、通信装置21を一つのみ示しているが、複数の通信装置21を備え、それぞれがネットワーク4に接続してもよい。
ストレージ装置3は、情報処理装置2にディスク装置(31、32、33)によって構成されたボリューム(41、42)を提供する。
これらのボリュームには、ストレージ装置3における優先度が予め設定されている。
ストレージ装置3は、ストレージ制御装置27及びディスク装置(31、32、33)を備える。これらは、バス34によって接続される。
ストレージ制御装置27は、ディスク装置31〜33のボリュームを設定し、そのボリュームを情報処理装置2に提供する。ストレージ制御装置27は、演算装置(CPU)26、メモリ28、キャッシュメモリ29、通信装置30、ハードディスク(HDD)44によって構成される。これらはバス43によって互いに接続される。
CPU26は、メモリ28上の各プログラムを読み込んで、それを実行する。
HDD44は、ストレージ装置3のディスク装置によって構成されたボリュームの情報であるボリューム情報140を格納する。
メモリ28は、通信制御プログラム38、iSCSIターゲット39及びストレージ制御プログラム40が格納する。
通信制御プログラム38は、通信装置30を介して、通信プロトコルによる通信をする。iSCSIターゲット39は、通信制御プログラム38を介して、情報処理装置2のiSCSIイニシエータ24とiSCSIプロトコルでの通信をする。
ストレージ制御プログラム40は、ストレージ装置3のディスク装置31〜33のボリュームを制御する。また、管理装置16に、ボリュームの優先度やキャッシュメモリ29の割当て状況を通知する。
キャッシュメモリ29は、ディスク装置31〜33によって構成されたボリュームの入出力データを一時的に保存する。キャッシュメモリ29は、論理的に分割できる。ストレージ制御プログラム40は、これら分割された各領域35〜37をボリューム41、42に割当てる。例えば、領域35をボリューム41に割当て、領域36をボリューム42に割当てる。このとき、割当てられたボリュームへのデータのみがその領域を利用し、それ以外のデータはその領域に入出力することはできない。すなわち、割当てられたボリュームがその領域を占有する。分割された領域の容量は、割当てるボリューム毎に予め設定される。
ネットワーク4は、ネットワーク機器45(45A、45B、45C)を備える。ネットワーク機器45は、通信プロトコルに従って、送信元の装置(管理装置1、情報処理装置2又はストレージ制御装置30)や他のネットワーク機器45にデータを転送する。
ネットワーク機器45はデータを転送するためのバッファを備えている。Diffservを用いたIPネットワークの通信では、バッファにデータがたまった場合は、そのデータの優先度が高い場合には、転送先に送る。そのデータの優先度が低い場合には、バッファから破棄する。このようにしてIPネットワークの優先制御ができる。
なお、図1では、ネットワーク4を介して、管理装置1、情報処理装置2及びストレージ装置3が、ネットワーク機器45に接続しているが、これらの装置や機器に接続できるネットワークであれば、他の方法でもよい。
次に、制御情報の詳細を説明する。
図2は、制御情報のうち、機器情報100の一例の説明図である。機器情報100は、ネットワーク4に接続された情報処理装置2、ストレージシステム3、及びネットワーク4を構成するネットワーク機器45それぞれの情報を表す。
機器情報100は、機器を識別するための識別子である名称101と、機器のIPアドレスを示すIPアドレス102と、機器の種別を表す機器種別103とによって構成される。なお、機器種別103のうち、情報処理装置2は“HOST”、ストレージシステム3は“STORAGE”、ネットワーク機器45は“NW”と示す。
機器情報100は機器レコード(100a〜100f)を格納する。例えば、機器レコード100aは、“HOST1”という名称であって、IPアドレスが“192.168.10.10”である情報処理装置2ということがわかる。
管理装置1の優先制御設定プログラム16は、この機器情報100を参照して、各機器のIPアドレスを取得する。
図3は、制御情報のうち、ストレージ管理情報110の一例の説明図である。ストレージ管理情報110は、ストレージ装置3に設定されているボリュームの情報を表す。
ストレージ管理情報110は、ストレージ装置3の識別子である名称111と、ストレージシステム3のボリュームの識別子であるボリューム112と、ボリュームに割当てられたキャッシュメモリのサイズを示すキャッシュサイズ113と、ボリュームの優先度を示す優先度114とによって構成される。
ストレージ管理情報110はレコード(110a、110b)を格納する。例えば、レコード110aは、“STORAGE1”という名称のストレージシステム3には、“VOL1”、“VOL2”、“VOL3”の三つのボリュームがあり、各ボリュームの割当てられたキャッシュメモリのサイズは、各々、“1000”、“1500”、“500”であることを示す。また、“VOL1”、“VOL2”、“VOL3”の優先度は、各々、“2”、“1”、“4”であることを示す。
図4は、制御情報のうち、情報処理装置2とストレージ装置3との接続情報120の一例を示す説明図である。
接続情報120は、情報処理装置のIPアドレスを示すHOST IP121と、ストレージ装置3のIPアドレスを示すSTORAGE IP122と、情報処理装置2がストレージシステム3に接続するために使用するTCPポート番号を示すTCP Port123と、そのTCPポート番号に設定された優先度を示す優先度124とによって構成される。
接続情報120はレコード(120a〜120d)を格納する。例えば、レコード120aは、IPアドレスが“192.168.10.10”の情報処理装置2と、IPアドレスが、“192.168.20.10”のストレージシステム3との接続情報を示す。そして、その情報処理装置2が使用するTCPポート番号は“3260”であり、その優先度は“2”であることを示す。
図5は、制御情報のうち、優先度選択基準150の一例を示す説明図である。
図5に示す例は、優先度選択基準の値が“1”の場合は、キャッシュサイズに応じて、ボリュームの優先度を決める。また、優先度選択基準の値が“2”の場合には、ストレージシステムで設定されたボリュームの優先度をそのまま使用する。
優先制御設定プログラム16は、取得又は算出した優先度選択基準から、この優先度選択基準150の設定内容を参照して、ボリュームの優先度を決定する。優先制御設定プログラム16は、この結果、ストレージ装置3で設定されたボリュームの優先度を使用するか、ボリュームに割当てられているキャッシュサイズから優先度を決めるかを判断する。
図6は、制御情報のうち、キャッシュ優先度情報160の一例を示す説明図である。キャッシュ優先度情報160は、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量と、優先度との対応を表す。
キャッシュ優先度情報160は、優先度161と、優先度161に対応するキャッシュメモリの容量を示すキャッシュサイズ162とによって構成される。
キャッシュ優先度情報160はレコード(160a〜160d)を格納する。例えば、レコード160aは、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量が1001以上である場合は、そのボリュームの優先度が“1”であることを示す。一方、レコード160bは、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量が901〜1000である場合は、そのボリュームの優先度は“2”であることを示す。
次に、優先情報の詳細を説明する。
図7は、情報処理装置2が格納する優先情報を構成する接続ポート情報130の一例を示す説明図である。
接続ポート情報130は、情報処理装置2がストレージシステム3のボリュームに接続するために使用するTCPポート番号やその優先度等を格納する。
接続ポート情報130は、情報処理装置2が接続するストレージシステムの識別子であるSTORAGE名131と、情報処理装置2が利用するボリュームの識別子であるボリューム132と、情報処理装置2がボリュームを利用するために使用するTCPポート番号を示すTCP Port133と、そのボリュームの優先度を示す優先度134とによって構成される。
接続ポート情報130はレコード(130a〜130d)を格納する。例えば、レコード130aは、ストレージシステム“STORAGE1”のボリューム“VOL1”を利用する際のTCPポート番号が“3260”であり、その優先度は“2”であることを示す。
図8は、ストレージ制御装置26が格納するボリューム情報140の一例の説明図である。
ボリューム情報140は、ストレージ装置3に設定されているボリュームの情報を格納する。ストレージ制御装置27は、このボリュームを予め設定し、その情報をボリューム情報140に格納する。
ボリューム情報140は、ストレージ装置3に存在するボリュームの名称を示すボリューム141と、そのボリュームに割当てられているキャッシュメモリのサイズを示すキャッシュサイズ142と、そのボリュームのストレージ装置3内での優先度を示す優先度143とで構成される。
ボリューム情報140はレコード(140a〜140d)を格納する。例えば、レコード140aは、名称が“VOL1”のボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量が“1000”であり、そのボリュームのストレージシステム3での優先度は“2”であることを示す。
次に、本発明の優先制御方法を説明する。
優先制御は、管理装置1の優先制御設定プログラム16と、情報処理装置2の制御プログラム23によって実現される。
まず、優先制御設定プログラム16による優先度設定の処理を説明する。
図9は、優先制御設定プログラム16の、ボリュームの優先度を決定する処理のフローチャートである。
管理者等がキーボード6から優先度設定の指示を入力する。この指示を受けて、優先度設定プログラムが処理を開始する。
まず、優先制御設定プログラム16は、キーボード6から入力されたコマンドが、優先度選択基準150を設定するコマンドであるか否かを判断する(S201)。優先度選択基準150を設定するコマンドでない場合は、優先度基準を設定することなく優先度を設定するために、ステップS206に遷移する。
優先度選択基準150を設定するコマンドである場合は、ステップS202において、入出力装置10を介して、優先基準選択画面400(図10参照)を表示装置5に表示する。
次に、優先制御設定プログラム16は、優先基準選択画面400で選択された内容を判断する。具体的には、ストレージ装置3で設定されたボリュームに設定された優先度を、優先制御の優先度に使用するか、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量に基づいて優先度を決めるかを判断する。管理者の選択によって、ボリュームの優先度を使用すると判断した場合は、ステップS205に遷移して、優先度選択基準150に“2”を設定する。一方、管理者の選択によって、キャッシュメモリの容量に基づいて優先度を決めると判断した場合は、ステップS204に遷移して、優先基準設定画面410(図11参照)を表示する。管理者はこの画面によって、キャッシュメモリに基づく優先度を設定する。その後、優先制御設定プログラム16は、設定された内容を、キャッシュ優先度情報160に格納する。また、優先度選択基準150に“1”を設定する(S205)。
次に、優先制御設定プログラム16は、ストレージ装置3からボリュームの情報を収集する。具体的には、優先制御設定プログラム16は、制御情報の機器情報100から機器種別103が“STORAGE”のレコードを検索し、そのIPアドレスを取得する。そして、そのIPアドレスに、ボリューム情報取得コマンド300(図13(A)参照)を送信する。複数のストレージ装置3が存在する場合は、その数だけコマンドを送信する。
ストレージ制御装置26のストレージ制御プログラム40がこのコマンドを受信すると、ボリューム情報140の情報を参照して、ボリューム情報データ310(図13(B)参照)を生成する。そして、送信元の管理装置1に生成したボリューム情報データ310を送信する。優先制御設定プログラム16はこのデータを取得する。
優先制御設定プログラム16は、ボリューム情報データ310から情報を取得して、取得した各ボリュームそれぞれの優先度を決定する(SS207)。
例えば、S205において優先度選択基準150が“2”に設定されている場合は、受信したボリューム情報データ310が示すボリュームの優先度を、優先制御の優先度に使用する。一方、優先度選択基準150が“1”に設定されている場合は、受信したボリューム情報データ310が示すキャッシュメモリの容量をキャッシュ優先度情報160の内容に照らし合わせて、ボリュームの優先度を決定する。
次に、優先制御設定プログラム16は、ステップ207で決定した優先度を、制御情報のストレージ管理情報110に格納する。すなわち、ボリューム情報データ310を受け取ったストレージ装置毎にレコードを生成し、そのレコードに、受信したボリューム名と、そのボリュームに割当てられているキャッシュサイズと、ステップS207で決定した優先度とを格納する。そして、処理を終了する。
以上の処理によって、ストレージ装置3に設定されている全てのボリュームのネットワーク上での優先度が決定される。
図10は、優先基準選択画面400の一例の説明図である。
優先基準選択画面400は、ストレージ装置3内で設定されているボリュームの優先度を優先度として使用するか、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量に基づいて優先度を決めるかの選択を管理者に促す画面である。
管理者は、ストレージ装置内でのボリュームの優先度を使用する場合、ボリューム優先度401を選択してからボタン403を操作する。また、ボリュームに割当てられているキャッシュメモリの容量に基づいて優先度を決定する場合、キャッシュサイズ402を選択してからボタン403を操作する。
図11は、優先基準設定画面410の一例の説明図である。
優先基準設定画面410は、優先度の段階を入力する領域411と、各優先度のキャッシュメモリの容量を設定するテーブル412と、ボタン413で構成される。
図11の例では、領域411に“4”が入力されているので、優先度の段階が4に設定されている。また、優先度を“1”として扱うキャッシュメモリの容量の上限が、“1000”に設定されている。また、優先度を“2”として扱うキャッシュメモリの容量が、上限“800”かつ下限“1000”に設定されている。
優先制御設定プログラム16は、図9のステップS204において、この画面によって優先度基準が入力されると、図9のステップS205において、入力された優先度基準を優先度情報160に格納して、優先度選択基準150に“1”を設定する。
次に、ネットワーク4を構成するネットワーク機器45に、優先制御情報を設定する処理を説明する。
図12は、優先制御設定プログラム16がネットワーク4を構成するネットワーク機器45に優先制御情報を設定する処理のフローチャートである。
この処理は、図9の処理で、優先度設定基準150又はキャッシュ優先度情報160の内容が変更されたときや、新たに情報処理装置2にボリュームを割当てるときに実行する。
まず、優先制御設定プログラム16は、新たなボリュームを情報処理装置2に割当てるか否かを判定する(S211)。新たなボリュームを割当てない場合、すなわち、当該ボリュームに関して、既に図9の処理が実行されていた場合は、ステップS213に遷移する。新たにボリュームを割当てる場合は、ステップS212において、ストレージ装置3に、ボリューム割当てコマンド(図13(C)参照)を送信する。このコマンドの通知によって、情報処理装置2が、ストレージ装置のコマンドに係るボリュームを使用可能となる。
次に、優先制御設定プログラム16は、新たに割当てたボリューム、又は、図9の処理によって優先度を設定したボリュームの優先度を、制御情報のストレージ管理情報110から取得する(S213)。そして、新たにボリュームを割当てた情報処理装置2、又は、優先度を設定したボリュームを利用する情報処理装置2に、優先度通知コマンド330(図13(D)参照)を送信する(S214)。
情報処理装置2は、優先度通知コマンド330を受け取ると、管理装置1にポート情報通知コマンド340(図13(E)参照)を送信する。優先制御設定プログラム16は、情報処理装置2から送信されたポート情報通知コマンド340を参照して、各優先度が使用するTCPポート番号を取得する(S215)。
TCPポート番号は、ネットワーク4の経路の識別情報であり、iSCSIのコネクションはこのTCPポート番号毎に確立される。
次に、優先制御設定プログラム16は、制御情報の機器情報100から情報処理装置2とストレージ装置3とのIPアドレスを取得する。そして、このIPアドレスと、ステップS215で取得した優先度及びTCPポート番号とから、情報処理装置2及びストレージ装置3のIPアドレスと、情報処理装置2が使用するTCPポート番号と、優先度との組を、優先制御設定として、各ネットワーク機器45に通知する(S216)。なお、この通知にはRIP(Routing Information Protocol)やSNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを用いる。そして、この通知した情報を、接続情報120のレコードとして格納する(S217)。
最後に、優先制御設定プログラム16は、ネットワーク機器45への設定が完了したことを情報処理装置2に通知して(S218)、処理を終了する。
以上の処理によって、情報処理装置2へのボリュームの優先度を通知する。そして、そのボリュームをネットワーク上での優先制御のためのネットワーク機器45に設定する。
図13は、管理装置1の優先制御設定プログラム16、情報処理装置2の制御プログラム23、又は、ストレージ制御装置27のストレージ制御プログラム40が送信するコマンド又はデータの詳細を示す説明図である。
図13(A)は、ボリューム情報取得コマンド300を示す。ボリューム情報取得コマンド300は、送信相手にボリューム情報の送信を指示するボリューム情報取得301によって構成される。
図13(B)は、ボリューム情報データ310を示す。ボリューム情報データ310は、送信データの種別を示す識別子311と、ボリュームの名称を示すボリューム名312と、そのボリュームに割当てているキャッシュメモリの容量を示すキャッシュ313と、そのボリュームのストレージ装置3内での優先度を示す優先度314によって構成される。識別子311にはボリューム情報データであることを示す“ボリューム情報”が格納される。
図13(C)は、ボリューム割当コマンド320を示す。ボリューム割当コマンド320は、送信データの種別を示す識別子321と、割当てるボリュームを示すボリューム名322と、ボリュームを割当てる情報処理装置の名称を示すHOST名323によって構成される。識別子321には、ボリュームの割当てを指示することを示す“ボリューム割当”が格納される。ボリューム名322には、割当てるボリュームの名称が格納され、HOST名323には、ボリュームを割当てる情報処理装置2の名称が格納される。
図13(D)は、優先度通知コマンド330を示す。優先度通知コマンド330は、送信データの種別を示す識別子331と、ボリュームの優先度を示す優先度332と、ストレージ装置3の名称を示すストレージ名333と、ボリュームの名称を示すボリューム名334によって構成される。識別子331には、ボリュームの優先度を通知することを示す“優先度通知”が格納される。優先度332には、ボリュームの優先度が格納され、ストレージ名333は、そのボリュームを提供するストレージ装置3の名称が格納され、ボリューム名334には、そのボリューム名が格納される。
図13(E)は、ポート情報通知コマンド340を示す。ポート情報通知コマンド340は、TCPポート番号を示すポート番号341と、そのTCPポート番号に設定された優先度を示す優先度342と、ストレージ装置3の名称を示すストレージ名343によって構成される。情報処理装置2は、ポート番号341に格納されたTCPポート番号を使用して、優先度342に示される優先度によって、ストレージ名343に示されるストレージ装置3のボリュームへの通信を実行する。
次に、情報処理装置2の処理を説明する。
図14は、情報処理装置2の制御プログラム23が、管理装置1の優先制御設定プログラム16から優先度通知コマンド340を受信したとき(図12のS214)の処理のフローチャートである。
制御プログラム23は、優先度通知コマンド330を受信すると(S221)、優先度通知コマンド330のストレージ名333が示すストレージシステム3と、優先度332が示す優先度とを参照する。そして、そのストレージ装置3に関して、その優先度が既に設定され、その優先度を使用したコネクションが確立しているか否かを、接続ポート情報130のレコードを参照して判断する(S222)。
制御プログラム23は、そのストレージ装置3に関して、その優先度が既に設定され、コネクションが確立している場合は、ステップS227において、優先情報の接続ポート情報130にその情報を格納して、処理を終了する。一方、そのストレージ装置3に関して、その優先度は未だ設定されていない場合は、ステップS223において、未使用のTCPポート番号を検索する。そして、優先度通知コマンド330が示すストレージシステム3に、優先度通知コマンド330が示す優先度によって接続するためのTCPポート番号を決定する。
次に、制御プログラム23は、管理装置1の優先制御設定プログラム16にポート情報通知コマンド340を送信して、優先度と決定したTCPポート番号とを通知する(S224)。
その後、管理装置1の優先制御設定プログラム16から、図12のS218によるネットワーク機器45への優先制御の設定の完了の通知を取得すると(S225)、制御プログラム23は、iSCSIイニシエータ24に、ステップS223で決定したTCPポート番号を使用して、優先度通知コマンド330が示すストレージ装置3へのiSCSIコネクションの確立を要求する。iSCSIイニシエータ24は、この要求を受けてiSCSIコネクションを確立する。
最後に、制御プログラム23は、ストレージ名と、ボリューム名と、TCPポート番号と、優先度とを、優先情報の接続ポート情報130に追加して、処理を終了する。
以上の処理によって、情報処理装置2が、ボリュームに設定された優先度毎にTCPポート番号が割当てられる。そして、割当てたTCPポート番号を用いてストレージシステム3とのiSCSIコネクションが確立される。
図15は、情報処理装置2がストレージ装置3のボリュームにアクセスするときの、制御プログラム23の処理のフローチャートである。
情報処理装置2において、キーボード8による管理者の指示又は他のプログラム等からの指示によって、ストレージ装置3のボリュームへの入出力要求が要求される。
制御プログラム23は、ボリュームへの入出力要求を取得すると(S231)、要求に係るボリュームにアクセスするためのTCPポート番号を、優先情報の接続ポート情報130から取得する(S232)。
次に、制御プログラム23は、iSCSIイニシエータ24に、ステップS232で取得したTCPポート番号でのiSCSIコネクションを使用して、ステップS231で取得した入出力要求に係るデータを、要求先のボリュームに送信することを通知する。
これを受けてiSCSIイニシエータ24は、当該TPCポート番号でのiSCSIコネクションを使用して、ストレージ装置3のボリュームにデータを送信する。
その後、制御プログラム23は、iSCSIイニシエータ24から入出力要求の結果を取得すると(S234)、ステップS231で取得した入出力要求の要求元に、その結果を通知して(S235)、処理を終了する。
以上で、入出力要求のあったボリュームの優先度に応じた、iSCSIコネクションを使用した、ボリュームへのアクセスが完了する。
このとき、ネットワーク4のネットワーク機器45は、前述したように、Diffservを用いたIPネットワークの優先制御を実行する。これによって、情報処理装置2の優先制御が実現できる。
以上のように、本発明では、ストレージ装置3内で設定されたボリュームの優先度、又は、ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの論理的な分割領域の容量に基づいて決定した優先度に応じて、ボリュームを利用する情報処理装置2とストレージ装置3間のiSCSIコネクションを確立する。さらに、ネットワーク4を構成するネットワーク機器45に、情報処理装置2とストレージ装置3とのIPアドレスと情報処理装置2が各優先度で使用するTCPポート番号を設定する。ネットワーク機器45は、その情報に従って、Diffservを用いてiSCSIコネクション単位の優先制御を実施する。
このようにすることによって、一台の情報処理装置2が、一台のストレージ装置3が提供する複数のボリューム(41、42)を利用する際にも、各ボリューム41、42の優先度に応じたネットワーク4上の優先制御が可能となり、優先度の低いボリュームが消費するネットワークの帯域を削減できる。
また、ネットワーク機器への優先制御の設定を自動化するため、管理者の設定工数の削減や、設定ミスを防止する効果もある。
本発明の実施の形態の計算機システムの構成ブロック図である。 本発明の実施の形態の機器情報100の一例の説明図である。 本発明の実施の形態のストレージ管理情報110の一例の説明図である。 本発明の実施の形態の接続情報120の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の優先度選択基準150の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のキャッシュ優先度情報160の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の接続ポート情報130の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のボリューム情報140の一例の説明図である。 本発明の実施の形態のボリュームの優先度を決める処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の優先基準選択画面400の一例の説明図である。 本発明の実施の形態の優先基準設定画面410の一例の説明図である。 本発明の実施の形態の優先制御情報を設定する処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のコマンド又はデータの詳細を示す説明図である。 本発明の実施の形態の優先度通知コマンドを受信したときの処理フローである。 本発明の実施の形態のストレージ装置のボリュームにアクセスするときの制御プログラムの処理のフローチャートである。
符号の説明
1 管理装置
2 情報処理装置
3 ストレージ装置
4 ネットワーク
5 表示装置
6 キーボード
7 表示装置
8 キーボード
9 演算装置(CPU)
10 入出力装置
11 メモリ
12 通信装置
13 ハードディスク(HDD)
14 バス
15 通信制御プログラム
16 優先制御設定プログラム
17 演算装置(CPU)
18 入出力装置
19 メモリ
20 ハードディスク(HDD)
21 通信装置
22 バス
23 制御プログラム
24 iSCSIイニシエータ
25 通信制御プログラム
26 演算装置(CPU)
27 ストレージ制御装置
28 メモリ
29 キャッシュメモリ
30 通信装置
31〜33 ディスク
34 バス
35〜37 キャッシュメモリの領域
38 通信制御プログラム
39 iSCSIターゲット
40 ストレージ制御プログラム
41〜42 ボリューム
43 バス
44 ハードディスク(HDD)
45 ネットワーク機器
100 機器情報
110 ストレージ管理情報
120 接続情報
130 接続ポート情報
140 ボリューム情報
150 優先度選択基準
160 キャッシュ優先度情報
300 ボリューム情報取得コマンド
310 ボリューム情報データ
320 ボリューム割当コマンド
330 優先度通知コマンド
340 ポート情報通知コマンド
400 優先基準選択画面
410 優先基準設定画面

Claims (13)

  1. ボリュームを提供するストレージ装置と、
    前記ボリュームを利用する情報処理装置と、
    前記情報処理装置が利用する前記ボリュームへの通信の優先度を設定する管理装置と、
    前記ストレージ装置と前記情報処理装置との接続経路の優先制御が可能なネットワーク機器と、
    を備える計算機システムにおいて、通信の優先度を制御する優先制御方法であって、
    前記ストレージ装置から、前記ボリュームの当該ストレージ装置での第1の優先度と、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量と、の情報を取得する第1の手順と、
    前記取得した情報を用いて、前記ボリュームの前記ネットワークの接続経路上での第2の優先度を決定する第2の手順と、
    前記決定した第2の優先度を、前記情報処理装置に通知する第3の手順と、
    前記決定した第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を取得する第4の手順と、
    取得した識別情報を前記ネットワーク機器に設定する第5の手順と、
    を含むことを特徴とする優先制御方法。
  2. 前記第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を決定する第6の手順と、
    前記第2の優先度及び前記決定した識別情報を前記管理装置に通知する第7の手順と、
    前記第2の優先度及び前記決定した識別情報を使用して前記情報処理装置と前記ストレージ装置との接続経路を確立する第8の手順と、
    前記ストレージ装置の前記ボリュームに通信するときに、当該ボリュームの前記第2の優先度に対応する接続経路を使用する第9の手順と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の優先制御方法。
  3. 前記第2の手順は、前記第1の優先度、又は、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量に基づいた優先度、のいずれか一つを、前記第2の優先度に決定することを特徴とする請求項1に記載の優先制御方法。
  4. 前記ネットワークの通信プロトコルがiSCSIであり、
    前記接続経路上の識別情報は、iSCSIのコネクションの識別情報であり、
    前記第8の手順は、前記第2の優先度及び決定した前記識別情報を使用して、前記情報処理装置と前記ストレージ装置とでiSCSIのコネクションを確立することを特徴とする請求項2に記載の優先制御方法。
  5. 前記第9の手順は、前記ボリュームの前記第2の優先度に対応するiSCSIコネクションを使用して、前記ストレージ装置の前記ボリュームに通信することを特徴とする請求項4に記載の優先制御方法。
  6. ボリュームを提供するストレージ装置と、
    前記ボリュームを利用する情報処理装置と、
    前記情報処理装置が利用する前記ボリュームへの通信の優先度を設定する管理装置と、
    前記ストレージ装置と前記情報処理装置との接続経路の優先制御が可能なネットワーク機器と、
    を備える計算機システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記ストレージ装置から、前記ボリュームの当該ストレージ装置での第1の優先度と、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量と、の情報を取得し、
    前記取得した情報を用いて、前記ボリュームの前記ネットワークの接続経路上での第2の優先度を決定し、
    前記決定した第2の優先度を、前記情報処理装置に通知し、
    前記情報処理装置から前記決定した第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を取得し、
    取得した識別情報を前記ネットワーク機器に設定することを特徴とする計算機システム。
  7. 前記情報処理装置は、
    前記第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を決定し、
    前記第2の優先度及び前記決定した識別情報を前記管理装置に通知し、
    前記第2の優先度及び前記決定した識別情報を使用して前記情報処理装置と前記ストレージ装置との接続経路を確立し、
    前記ストレージ装置の前記ボリュームに通信するときに、当該ボリュームの前記第2の優先度に対応する接続経路を使用することを特徴とする、請求項6に記載の計算機システム。
  8. 前記管理装置は、前記第1の優先度、又は、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量に基づいた優先度、のいずれか一つを、前記第2の優先度に決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の計算機システム。
  9. 前記ネットワークの通信プロトコルがiSCSIであり、
    前記接続経路上の識別情報は、iSCSIのコネクションの識別情報であり、
    前記情報処理装置は、前記第2の優先度及び決定した前記識別情報を使用して、前記情報処理装置と前記ストレージ装置とでiSCSIのコネクションを確立することを特徴とする請求項7に記載の計算機システム。
  10. 前記情報処理装置は、前記ボリュームの前記第2の優先度に対応するiSCSIコネクションを使用して、前記ストレージ装置の前記ボリュームに通信することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  11. ボリュームを提供するストレージ装置と、
    前記ボリュームを利用する情報処理装置と、
    前記ストレージ装置と前記情報処理装置との接続経路の優先制御が可能なネットワーク機器と、
    にそれぞれネットワークを介して接続可能で、前記情報処理装置が利用する前記ボリュームへの通信の優先度を設定する管理装置であって、
    前記ネットワークに接続可能な通信インターフェースと、前記通信インターフェースに接続されるCPUと、を備え、
    前記CPUは、
    前記ストレージ装置から、前記ボリュームの当該ストレージ装置での第1の優先度と、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量と、の情報を前記通信インターフェースを介して取得し、
    前記取得した情報を用いて、前記ボリュームの前記ネットワークの接続経路上での第2の優先度を決定し、
    前記決定した第2の優先度を、前記情報処理装置に前記通信インターフェースを介して通知し、
    前記情報処理装置から前記決定した第2の優先度を使用する接続経路上での識別情報を前記通信インターフェースを介して取得し、
    取得した識別情報を前記ネットワーク機器に前記通信インターフェースを介して設定することを特徴とする管理装置。
  12. 前記第1の優先度、又は、前記ボリュームに割当てられたキャッシュメモリの容量に基づいた優先度、のいずれか一つを、前記第2の優先度に決定することを特徴とする請求項11に記載の管理装置。
  13. 前記ネットワークの通信プロトコルがiSCSIであり、
    前記接続経路上の識別情報は、iSCSIのコネクションの識別情報であることを特徴とする請求項11に記載の管理装置。
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