JP2006349990A - 運転訓練用シミュレータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運転訓練用シミュレータ装置で実プラントの挙動を再現できるようにする。
【解決手段】 訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部1、プラント状態を模擬するシミュレーション処理部6、模擬プラント状態を出力するプラント操作出力処理部9、模擬プラント状態を監視し対応操作をするオペレータコンソール3及び操作盤4、対応操作をシミュレーション処理部6に入力するプラント操作入力処理部8、模擬プラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部10、実プラントのプラント時系列データがプラント時系列データ入力部11から入力され、入力データを運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換するデータ変換部12を備え、模擬プラント状態とデータ変換部12で変換されたプラント時系列データとを選択的にプラント操作出力処理部9を介してオペレータコンソール3及び操作盤4に出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プラントの運転員を訓練する運転訓練用シミュレータ装置に関するものであり、実際のプラントで発生した挙動を体験できるようにしたものである。
従来の運転訓練用シミュレータ装置は、指導員がプラントの状態設定、シミュレーションの開始・終了・速度変更、事故訓練のための事故模擬の発生・停止など訓練運用操作を行うインストラクタコンソール、指導員の訓練運用操作を受けるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬するシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員がプラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し対応操作することにより訓練を行うオペレータコンソール及び操作盤、訓練員の対応操作を受けるプラント操作入力処理部、プラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部、指導員が入力した訓練運用操作及びプラント状態変化検出部が出力するプラント状態変化情報を記録するインストラクタタイプライタ、プラント状態変化検出部が出力するプラント状態変化情報を記録するオペレータタイプライタを備えている。
上記従来の運転訓練用シミュレータ装置における動作を説明する。インストラクタコンソールから指導員が訓練運用操作を行い、訓練運用操作をシミュレーション運用制御部が受ける。シミュレーション運用制御部はプラント状態を模擬するシミュレーション処理部にシミュレーションの開始・終了・速度変更、事故模擬の開始・終了などの制御指令を出す。シミュレーション運用制御部の制御指令によりシミュレーションが開始状態となるとシミュレーション処理部でプラント状態が模擬される。模擬されたプラント状態はプラント操作出力処理部から訓練員が監視するオペレータコンソール及び操作盤、並びに指導員が監視するインストラクタコンソールに出力される。訓練員はオペレータコンソール及び操作盤で対応操作を行い、シミュレーション処理部は訓練員のプラント運転操作を受け、訓練員の対応操作に従ったプラント状態を模擬する。模擬プラントのプラント状態に変化が起こると、プラント状態変化検出部でプラント状態の変化が検出され、オペレータタイプライタ及びインストラクタタイプライタにプラント状態変化の情報が印字される。また、インストラクタコンソールから指導員が入力した訓練運用操作もシミュレーション運用制御部を通してインストラクタタイプライタに印字される。(例えば、特許文献1)
特開平10−31408号公報(第7−8頁、図1−5)
以上のように、上記特許文献1に開示されたように構成された運転訓練用シミュレータ装置では、訓練員は模擬した事故の対応操作を訓練することはできるが、プラントで実際に発生した事故の挙動を運転訓練用シミュレータ装置を介して体験し訓練することはできないという問題がある。
また、指導員は、事故の模擬設定などの訓練運用操作をインストラクタコンソールから手入力しており、実際のプラント運転時に発生する事故や、通常の起動・停止操作時等の状態を忠実に、効率よく設定するには経験や時間を要するものであるという問題がある。
また、運転訓練用シミュレータ装置におけるシミュレーション結果の妥当性を検証することは容易ではなく、オペレータタイプライタ及びインストラクタタイプライタによる各種データの印字結果をもとにして比較・検証を行うための多大な時間を必要とし、また、シミュレーションモデルの完成度によってはそのモデル自体が実プラントと異なる動作をする場合があるという問題がある。
また、事故時対応などの各種訓練において、プラント運転時の時系列データと訓練結果との比較を視覚的に認識することができないという問題がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、実プラントの時系列のプロセスデータやオペレーションログデータを保存し、運転訓練用シミュレータ装置が認識できるデータに変換して使用することで事故時の挙動を再現することができるようにすることを目的とする。
また、実プラントでの挙動に介入した操作・訓練ができる運転訓練用シミュレータ装置を得ることを目的とする。
また、シミュレーションモデルの動作検証を効率よく実施することができるようにすることを目的とする。
また、事故時対応などの各種訓練において、プラント運転時の時系列データと訓練結果との比較を視覚的に認識することができるようにすることを目的とする。
この発明に係る運転訓練用シミュレータは、訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
上記模擬されたプラント状態と上記データ変換部で変換されたプラント時系列データとを選択的に上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力するものである。
また、訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
上記データ変換部で変換されたプラント時系列データにおける運転員が操作したオペレーションログに基づき上記シミュレーション処理部におけるシミュレーション演算を実行して上記実プラントの事象を再現し、上記再現結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力し、上記シミュレーション処理部は上記プラント操作入力処理部からの入力を検出した時点で上記実プラントの事象の再現から上記プラント操作入力処理部からの入力に基づくシミュレーションに切り換えて上記オペレーションログは継続して利用し、上記訓練員による訓練のための対応操作に基づく上記シミュレーション演算を実行して上記シミュレーション演算の結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力するものである。
この発明に係る運転訓練用シミュレータによれば、訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
上記模擬されたプラント状態と上記データ変換部で変換されたプラント時系列データとを選択的に上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力するものであるので、実プラントにおける事故時などのプラント時系列データに基づいたデータやメータ類の動作をオペレータコンソール及び操作盤に表示することができるようになり、実プラントの事故時等の挙動を運転訓練用シミュレータで視覚的に再現することができる。
また、訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
上記データ変換部で変換されたプラント時系列データにおける運転員が操作したオペレーションログに基づき上記シミュレーション処理部におけるシミュレーション演算を実行して上記実プラントの事象を再現し、上記再現結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力し、上記シミュレーション処理部は上記プラント操作入力処理部からの入力を検出した時点で上記実プラントの事象の再現から上記プラント操作入力処理部からの入力に基づくシミュレーションに切り換えて上記オペレーションログは継続して利用し、上記訓練員による訓練のための対応操作に基づく上記シミュレーション演算を実行して上記シミュレーション演算の結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力するものであるので、実プラントのプラント監視装置で保存したプラント時系列データのオペレーションログを用いて実プラント挙動を再現している中で任意のタイミングで運転訓練の操作を実行することができるようになり、実プラントの挙動再現の途中から引き継いで訓練を実施するので、より実プラントでの操作に近い状態での運転訓練を行うことができ、訓練効果を上げることができるようになる。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態1を示すブロック図であり、
図2は、この実施の形態1の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するフローチャートである。図1及び図2に基づき、この実施の形態1を説明する。
図1に示したように、この実施の形態1の運転訓練用シミュレータ装置は、指導員が訓練員を訓練する諸条件を設定する訓練運用操作(プラントの状態設定、シミュレーションの開始・終了・速度変更、事故訓練のための事故模擬の発生・停止など)を行うインストラクタコンソール1、指導員の訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部7、シミュレーション運用制御部7の訓練運用操作が入力されてプラント状態を模擬するシミュレーション処理部6、シミュレーション処理部6で模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部9、訓練員がプラント操作出力処理部9から出力された模擬されたプラント状態を監視し対応操作することにより訓練を行うオペレータコンソール3及び操作盤4、訓練員の対応操作を受けるプラント操作入力処理部8、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部10、指導員が入力した訓練運用操作及びプラント状態変化検出部10が出力するプラント状態の変化情報を記録するインストラクタタイプライタ2、プラント状態変化検出部10が出力するプラント状態の変化情報を記録するオペレータタイプライタ5を備え、さらに、実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データを取り込むプラント時系列データ入力部11と、プラント時系列データ入力部11が出力するプラント時系列データを取り込み、運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部12とを備えている。
この実施の形態1では、プラント時系列データ入力部11と、データ変換部12とを設け、運転訓練のメニューに「通常のシミュレーション」に対して「事故時プラント挙動確認モード」を加えることにより、プラント時系列データをもとに実プラントにおける事故時等の挙動をオペレータコンソール3及び操作盤4に出力できるようにしたものである。
この実施の形態1の運転訓練用シミュレータ装置では、「通常のシミュレーション」として、インストラクタコンソール1から指導員が訓練運用操作の入力を行い、訓練運用操作をシミュレーション運用制御部7が受け取る。シミュレーション運用制御部7はプラント状態を模擬するシミュレーション処理部6にシミュレーションの開始・終了・速度変更、事故模擬の開始・終了などの制御指令を出す。制御指令によりシミュレーションが開始状態となるとシミュレーション処理部6でプラント状態が模擬される。模擬されたプラント状態はプラント操作出力処理部9に取り込まれ訓練員が監視するオペレータコンソール3及び操作盤4、並びに指導員が監視するインストラクタコンソール1に出力される。訓練員はオペレータコンソール3及び操作盤4で運転の対応操作を行い、シミュレーション処理部6は訓練員のプラント運転操作を受け、訓練員の対応操作に従ったプラント状態を模擬する。模擬プラントのプラント状態に変化が起こると、プラント状態変化検出部10で検出され、オペレータタイプライタ5及びインストラクタタイプライタ2にプラント状態の変化情報が印字される。また、インストラクタコンソール1から指導員が入力した訓練運用操作もシミュレーション運用制御部7を通してインストラクタタイプライタ2に印字される。
運転訓練のメニューが「事故時プラント挙動確認モード」の場合には、実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込みデータ変換部12に出力する。データ変換部12は、プラント時系列データを運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータに変換した後、プラント操作出力処理部9を介してオペレータコンソール3と操作盤4に出力し、オペレータコンソール3と操作盤4にプラント時系列データにおけるプロセスデータやメータ類の表示が行われる。
図2に示したように、ステップ2Bで、インストラクタコンソール1は訓練メニューが「事故時プラント挙動確認モード」かそうでないかを判断する。「事故時プラント挙動確認モード」が選択されておれば、ステップ2Cでプラント監視システムが蓄積したプラント時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込み、データ変換部12に出力し、データ変換部12はステップ2Dで運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータに変換する。ステップ2Eで、データ変換部12は変換したプラント時系列データをプラント操作出力処理部9及びプラント状態変化検出部10に出力し、ステップ2Fで、プラント操作出力処理部9はオペレータコンソール3及び操作盤4並びにインストラクタコンソール1に変換したプラント時系列データ出力し、また、ステップ2Gで、プラント状態変化検出部10は、オペレータタイプライタ5及びインストラクタタイプライタ2に出力する。なお、ステップ2Bで訓練メニューを判断した結果、訓練メニューが「事故時プラント挙動確認モード」でない場合は、ステップ2Hで「通常のシミュレーション」を行う。
この実施の形態1によれば、実プラントにおける事故時などのプラント時系列データに基づいたデータやメータ類の動作をオペレータコンソール3及び操作盤4に表示することができるようになり、実プラントの事故時等の挙動を運転訓練用シミュレータで視覚的に再現することができる。
実施の形態2.
図3は、この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態2を示すブロック図であり、図4は、この実施の形態2の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するためのフローチャートである。図3及び図4に基づき、この実施の形態2を説明する。
図3に示したように、この実施の形態2は、シミュレーション結果検証部13を備え、訓練メニューが「シミュレーション結果検証モード」の場合にシミュレーション結果とプラント時系列データとの差異を見ることにより、シミュレーションモデルの動作検証を効率よく実施することができるようにしたものである。
この実施の形態2の運転訓練用シミュレータ装置は、実プラント監視システムが蓄積した時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込みデータ変換部12に入力し、データ変換部12は運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータに変換する。シミュレーション結果検証部13は、シミュレーション処理部6が演算したシミュレーション結果とデータ変換部12のプラント時系列データとの比較検証を行い、相違するデータを抽出してインストラクタタイプライタ2に抽出結果を印刷して出力する。
図4に示したように、ステップ4Bでは、インストラクタコンソール1は訓練メニューが「シミュレーション結果検証」かどうかを判断する。シミュレーション結果検証モードが選択されておれば、ステップ4Cで、プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込み、データ変換部12へ入力し、ステップ4Dで、データ変換部12はプラント時系列データを運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータ形式に変換する。ステップ4Eで、データ変換部12は変換したプラント時系列データをプラント操作出力処理部9、プラント状態変化検出部10及びシミュレーション結果検証部13へ出力し、ステップ4Fで、プラント操作出力処理部9は変換したプラント時系列データをオペレータコンソール3及び操作盤4に出力するとともに、シミュレーション処理部6は通常のシミュレーション演算を行い、プラント操作出力処理部9、プラント状態変化検出部10及びシミュレーション結果検証部13へシミュレーション演算の結果を出力する。ステップ4Gで、プラント状態変化検出部10は、シミュレーション演算の結果をインストラクタタイプライタ2、オペレータタイプライタ5に出力し、その後、ステップ4Hで、シミュレーション結果検証部13はシミュレーション演算の結果とプラント時系列データとを比較し、比較結果をインストラクタタイプライタ2に出力し記録する。なお、ステップ4Bで訓練メニューを判断した結果が「シミュレーション結果検証」でない場合は、ステップ4Iで通常のシミュレーションを行う。
この実施の形態2によれば、シミュレーションモデルのシミュレーション結果と実プラントのプラント時系列データとの差異を印刷した結果を参照することにより、シミュレーションモデルの動作検証を効率よく実施することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態3を示すブロック図であり、図6は、この実施の形態3の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するためのフローチャートである。図5及び図6に基づき、この実施の形態3を説明する。
この実施の形態3は、図5に示したように、上記実施の形態2のシミュレーション結果検証部13に加えて、データ重ね合わせ処理部14を備え、実プラントのプラント時系列データと訓練を行った際のシミュレーション演算の結果とを重ね合わせて表示することによりプラント時系列データと訓練を行った際のシミュレーション演算の結果との差異を視覚的に見ることができるようにしたものである。
この実施の形態3の運転訓練用シミュレータ装置は、実プラント監視システムが蓄積した時系列データをプラント時系列データ入力部11がデータ変換部12に入力し、データ変換部12は運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータに変換する。シミュレーション結果検証部13は、シミュレーション処理部6が演算したシミュレーション結果とデータ変換部12のプラント時系列データとの比較検証を行い、比較検証された結果をデータ重ね合わせ部14に入力してトレンドグラフ上に重ね合わせ処理を行い、重ね合わせ処理の結果をインストラクタタイプライタ2及びオペレータコンソール3に出力し表示処理する。
図6に示したように、ステップ6Bでは、インストラクタコンソール1は訓練メニューが「シミュレーション結果検証」かどうかを判断する。シミュレーション結果検証モードが選択されておれば、ステップ6Cで、プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データをデータ変換部12が取り込みデータ変換部12に出力する、ステップ6Dで、データ変換部12はプラント時系列データを運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータ形式に変換する。ステップ6Eで、データ変換部12は変換したプラント時系列データをプラント操作出力処理部9、プラント状態変化検出部10及びシミュレーション結果検証部13へ出力し、ステップ6Fで、プラント操作出力処理部9は、変換したプラント時系列データをオペレータコンソール3及び操作盤4に出力するとともに、シミュレーション処理部6は通常のシミュレーション演算を行い、プラント操作出力処理部9、プラント状態変化検出部10及びシミュレーション結果検証部13へシミュレーション演算の結果を出力する。ステップ6Gで,プラント状態変化検出部10は、シミュレーション演算の結果をインストラクタタイプライタ2、オペレータタイプライタ5に出力し、その後、ステップ6Hで、シミュレーション結果検証部13はシミュレーション演算の結果とプラント時系列データとを比較し、比較結果をデータ重ね合わせ部14に入力してトレンドグラフ上に重ね合わせ処理を行い、重ね合わせ処理の結果をインストラクタコンソール1及びオペレータコンソール3に出力し表示する。なお、ステップ6Bで訓練メニューを判断した結果が「シミュレーション結果検証」でない場合は、ステップ6Iで通常のシミュレーションを行う。
この実施の形態3によれば、実プラントのプラント時系列データと訓練を行った際のシミュレーションモデルの結果とを重ね合わせて表示することにより、プラント時系列データと訓練を行った際のシミュレーションモデルの結果との差異を視覚的に見ることができる。
実施の形態4.
図7は、この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態4を示すブロック図であり、図8は、この実施の形態4の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するためのフローチャートである。図7及び図8に基づき、この実施の形態4を説明する。
この実施の形態4は、図7に示したように、実プラント監視システムの運転員のオペレーションログをプラント時系列データ入力部11からデータ変換部12へ入力し、データ変換部12でデータ変換を行った結果をシミュレーション処理部6に入力することにより、入力したオペレーションログに基づいてシミュレーション演算を行うようにし、プラント時系列データの挙動再現中に訓練員が操作を実行できるようにした「プラント挙動介入モード」を備えたものである。
この実施の形態4の運転訓練用シミュレータ装置は、実プラント監視システムが蓄積した時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込み、データ変換部12に出力し、データ変換部12はプラント時系列データを運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータに変換する。データ変換部12は、プラント時系列データから実プラント監視システムの運転員が操作した操作端や操作時刻を記録したオペレーションログを抽出し、上記実施の形態1〜3とは異なり、シミューション処理部6に出力する。シミュレーション処理部6はプラント操作入力処理部8からの入力の代わりにデータ変換部12から入力されたオペレーションログを採用してシミュレーション演算を行い実プラントの事象を再現する。シミュレーション処理部6はプラント操作入力処理部8からの入力を検出した時点でプラント操作入力処理部8からの入力に基づくシミュレーションに切り換えて、実プラントの事象再現に継続して、訓練員からの入力をもとにシミュレーションを実行する。
図8に示したように、ステップ8Bでは、インストラクタコンソール1は訓練メニューが「プラント挙動介入モード」かどうかを判断する。プラント挙動介入モードが選択されておれば、ステップ8Cで、プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データをプラント時系列データ入力部11が取り込み、データ変換部12へ出力し、ステップ8Dで、データ変換部12はプラント時系列データを運転訓練用シミュレータが認識できる形式のデータ形式に変換する。ステップ8Eで、データ変換部12が変換したプラント時系列データからオペレーションログを時系列に抽出してシミュレーション処理部6に出力する。ステップ8Fで、プラント操作出力処理部9からの入力があったかどうかを判断し、入力がなく「プラント挙動介入モード」が継続していれば、ステップ8Gで、オペレーションログに基づいたシミュレーション演算を行う。ステップ8Fで、プラント操作入力処理部8からの入力があった場合(プラント挙動介入モードでない場合)は、オペレータコンソール3及び操作盤4はそれまでのプラント挙動介入モードに基づいたシミュレーション演算から、プラント操作入力処理部8からシミュレーション処理部6への入力によるシミュレーションに切り換えて、ステップ8Hで、プラント操作入力処理部8からシミュレーション処理部6への入力によるシミュレーションを行う。ステップ8Iで、プラント操作出力処理部9はシミュレーション結果をオペレータコンソール3及び操作盤4に出力し、ステップ8Jで、プラント状態変化検出部10はプラント状態をインストラクタタイプライタ1及びオペレータタイプライタ5に出力する。なお、ステップ8Bで訓練メニューを判断した結果が「プラント挙動介入モード」でない場合は、ステップ8Kで通常のシミュレーションを行う。
この実施の形態4によれば、実プラントのプラント監視装置で保存したプラント時系列データの運転員によるオペレーションログを用いてプラント挙動を再現している中で任意のタイミングで訓練員が運転訓練の操作を実行することができるようになる。
また、実プラントの挙動再現の途中から継続して訓練を実施するので、より実プラントでの操作に近い状態での運転訓練を行うことができ、訓練効果を上げることができるようになる。
この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置は、プラントの運転員を訓練するとともに、実際のプラントで発生した挙動を体験することができるようにしたものである。
この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態1を示すブロック図である。 実施の形態1の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態2を示すブロック図である。 実施の形態2の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態3を示すブロック図である。 実施の形態3の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するフローチャートである。 この発明に係る運転訓練用シミュレータ装置の実施の形態4を示すブロック図である。 実施の形態4の運転訓練用シミュレータ装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 インストラクタコンソール、2 インストラクタタイプライタ、
3 オペレータコンソール、4 操作盤、5 オペレータタイプライタ、
6 シミュレーション処理部、7 シミュレーション運用制御部、
8 プラント操作入力処理部、9 プラント操作出力処理部、
10 プラント状態変化検出部、11 プラント時系列データ入力部、
12 データ変換部、13 シミュレーション結果検証部、
14 データ重ね合わせ処理部。

Claims (4)

  1. 訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
    実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
    上記模擬されたプラント状態と上記データ変換部で変換されたプラント時系列データとを選択的に上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力することを特徴とする運転訓練用シミュレータ。
  2. 上記シミュレーション処理部のシミュレーション結果と上記データ変換部が出力した時系列データとを比較し、上記比較した結果を出力するシミュレーション結果検証部を備えたことを特徴とする請求項1記載の運転訓練用シミュレータ装置。
  3. 上記シミュレーション処理部のシミュレーション結果と上記データ変換部が出力した時系列データとを比較するシミュレーション結果検証部と、上記シミュレーション結果検証部が比較した上記シミュレーション結果検証部の比較結果と上記データ変換部が出力した時系列データとを重ね合わせて表示するトレンドグラフ機能をもつデータ重ね合わせ処理部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の運転訓練用シミュレータ装置。
  4. 訓練のための諸条件を設定するための訓練運用操作が入力されるシミュレーション運用制御部、プラント状態を模擬してシミュレーション演算を行うシミュレーション処理部、模擬されたプラント状態を出力するプラント操作出力処理部、訓練員が上記プラント操作出力処理部から出力された模擬されたプラント状態を監視し訓練のための対応操作を実行するためのオペレータコンソール及び操作盤、上記対応操作を受け上記シミュレーション処理部に対して上記対応操作を入力するプラント操作入力処理部、模擬されたプラント状態の変化を検出するプラント状態変化検出部を備えた運転訓練用シミュレータ装置において、
    実プラント監視システムが蓄積したプラント時系列データが入力されるプラント時系列データ入力部、上記プラント時系列データ入力部が出力するプラント時系列データを上記運転訓練用シミュレータ装置が認識することができるデータ形式に変換し出力するデータ変換部を備え、
    上記データ変換部で変換されたプラント時系列データにおける運転員が操作したオペレーションログに基づき上記シミュレーション処理部におけるシミュレーション演算を実行して上記実プラントの事象を再現し、上記再現結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力し、上記シミュレーション処理部は上記プラント操作入力処理部からの入力を検出した時点で上記実プラントの事象の再現から上記プラント操作入力処理部からの入力に基づくシミュレーションに切り換えて上記オペレーションログは継続して利用し、上記訓練員による訓練のための対応操作に基づく上記シミュレーション演算を実行して上記シミュレーション演算の結果を上記プラント操作出力処理部が上記オペレータコンソール及び操作盤に出力することを特徴とする運転訓練用シミュレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011123187A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Toshiba Corp 運転模擬装置
JP2015230325A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社東芝 プラント運転訓練シミュレーション装置、方法及びプログラム

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