JP2006349524A - 超低比重リポ蛋白コレステロール値による薬物治療効果の判定方法 - Google Patents

超低比重リポ蛋白コレステロール値による薬物治療効果の判定方法 Download PDF

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【課題】空腹時の採血を徹底することなく、正確な薬物治療効果の判定を行う。その際、実際の治療現場で実施可能なように、簡便かつ迅速な判定方法を提供する。
【解決手段】同一の人から異なる時期に採取した血液中の、カイロマイクロンを含まないトータルのVLDL中コレステロールを測定し、その変動を見ることにより、より詳細に薬物治療効果を把握し、判定することができる。特に高脂血症の薬物治療効果の判定を行うことで、動脈硬化性疾患の予防に役立てることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、超低比重リポ蛋白(VLDL)に含まれるコレステロール値により、施行した薬物治療の効果を判定する方法に関する。この方法によれば、簡便に、より詳細に種々の薬物治療の効果の有効性を判定することができる。
高脂血症は動脈硬化の1つの危険因子であるので、早期に治療することは心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を予防する上で重要である。高脂血症の治療において、その治療効果の判定は、通常、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールを測定し行われる。これらの測定は、生化学自動測定装置と液状の試薬により簡便に行うことができる。治療効果が現れない場合には、投薬の種類などの治療方法を変更する。
ところで、血液中のリポ蛋白には、多くの種類が存在するが、主要な5つのクラスとしては、高比重リポ蛋白(HDL)、低比重リポ蛋白(LDL)、中間型リポ蛋白(IDL)、超低比重リポ蛋白(VLDL)、カイロマイクロンに分けられる。
これらリポ蛋白は、通常、超遠心分離装置を用いて各リポ蛋白の比重の差を利用して分離し測定される。カイロマイクロンは食後に血液濃度が高くなるリポ蛋白で、空腹時においては、非常に低い濃度で存在するリポ蛋白である。このことから、空腹時に採血することを条件とする研究においては、カイロマイクロン画分は分離せず、VLDL画分と合わせた画分として分離し分析することが多い。これは、超遠心分離装置を用いるリポ蛋白を分離する方法は多大な手間がかかるため、分離する画分の数を必要最小限とし測定の手間を最小限に抑え、研究の効率を高めるようにプロトコールを作成するからである。実際に、Hubertら(非特許文献1)は、生活習慣と冠動脈疾患のリスクの関連性の研究の中で、カイロマイクロン+VLDL、IDL+LDL、HDLの3画分を分離測定し検討を行っている。Sacksら(非特許文献2)も同様に前述した3画分の測定値と冠動脈疾患との関連性を研究しており、VLDLコレステロール(カイロマイクロンを含む画分)、VLDL中の中性脂肪(カイロマイクロンを含む画分)、LDLコレステロール(IDLを含む画分)との関連性が高いことを報告している。Markovicら(非特許文献3)は、糖尿病患者における食事療法の効果の検討に関して、これらリポ蛋白3画分を分離測定し、食事療法によって、中性脂肪および総コレステロール、そして、VLDLコレステロール(カイロマイクロンを含む画分)が顕著に低下することを報告している。
一方でカイロマイクロンを含まない、VLDL画分中のコレステロールを測定する方法も知られており、Milosavljevicら(非特許文献4)、Guerinら(非特許文献5)、Winocourら(非特許文献6)は、異なる複数の比重の溶液を重層し超遠心分離装置により、沈降係数(Sf)が60−400と20−60に分離し、それぞれをVLDL1またはLargeVLDLとVLDL2またはSmallVLDLと呼び、薬物投与におけるリポ蛋白への影響を研究している。
Milosavljevicら(非特許文献4)は、タイプ2B型の高脂血症患者にフィブラート系薬剤であるフェノフィブラートを投与し、VLDL1、VLDL2、IDLについて詳細に解析している。そして、VLDL1およびVLDL2の血液中の蛋白質としての総量、VLDL2中のコレステロールエステル含量が顕著に低下すること、VLDL1とIDL中の遊離コレステロール含量が顕著に高くなることを報告している。Guerinら(非特許文献5)は、高脂血症患者において、スタチン系薬剤であるアストバスタチンを投与し、VLDL1およびVLDL2の血液中の蛋白質としての総量を検討し、VLDL1が特に顕著に低下することを報告している。Winocourら(非特許文献6)は、高脂血症を呈したタイプ1の糖尿病患者にフィブラート系薬剤であるベンザフィブラートを投与し、LargeVLDLおよびSmallVLDLおよびIDLおよびLDLの変化を検討し、LargeVLDL中のコレステロール、遊離コレステロール中性脂肪、VLDL2中の遊離コレステロールが顕著に低下することを示している。
このように、通常、簡便に測定できるHDLコレステロール、LDLコレステロール以外のリポ蛋白も同時に測定することができれば、より詳細な薬剤治療効果の判定を行うことができ、早期かつ適切な治療を行うことができる。
しかしながら、これまで、HDLコレステロール、LDLコレステロール以外のリポ蛋白の分離定量には、超遠心分離装置を使う方法が一般的であることから、実際の治療現場で適用するという視点に立った研究や検討は、ほとんどなされていない。
Hubert HBら、American J of Epidmiology、125(5)、p812(1987) Sacks FMら、Circulation、102、p1886(2000) Markovic TPら、Diabates Care、21(5)、p695(1998) Milosavljevic Dら、Atherosclerosis、155、p251(2001) Guerin Mら、Arteroscler Thromb Vasc Biol、20、p189(2000) Winocour PHら、Atherosclerosis、93、p83(1992) Hirowatari Yら、J of Lipid Research、44、p1404(2003)
前述したように、VLDL+カイロマイクロン画分中に存在するコレステロール値は、冠動脈疾患のリスクとの関連性が高く、糖尿病患者の食事療法において低下することから、高脂血症患者の治療効果を判定する一つの指標になると言え、これらの研究は、空腹時に採血するという条件においてカイロマイクロンとVLDLの両方を含んだ画分で検討されている。しかしこの方法では、実際の治療現場においては空腹時の採血を徹底することが困難であるために、正確な治療効果の判定を行うことができない。また、カイロマイクロンは日内の変動が激しいリポ蛋白であり、空腹時においてもわずかながらカイロマイクロンが血液中に含まれるので、治療効果を判定する指標としては、やはり正確性に欠けるという課題があげられる。
一方で、VLDLを複数の画分に分けその画分中のコレステロールを測定するためには、異なる複数の比重の溶液を重層し、超遠心分離装置を使用しなければならず、実際に治療現場で使用することが困難である。しかしトータルのVLDL画分であれば、分離分析が比較的容易であり、実際の治療現場での使用が可能である。そこでトータルのVLDLを薬剤治療効果の判定に利用できることがわかれば、VLDL1とVLDL2を分離する工数を省略でき、分析効率が上がることで薬剤治療効果をより早期に判定することができることになる。
また、特に高脂血症の治療については、スタチン系、フィブラート系などの種々の薬剤による方法や、食事療法などがあげられるが、早期に適切かつ効果的な治療を行うことは、動脈硬化性疾患を予防する上でも重要なことである。そのために、実際の治療現場において、より簡便で、詳細かつ正確に薬剤治療効果を判定する方法が望まれている。
我々は、VLDL中コレステロールが、高脂血症の薬剤治療においてその治療効果を良好に判定する指標となる可能性が高いと考え検討を進め、本発明に到達した。また、本検討を開始するにあたり、治療に関して、カイロマイクロンを含まず、VLDL1とVLDL2とを分けないトータルとしてのVLDL画分の変化について検討した報告を調査したが、過去報告はなく、自ら検討することにしたわけである。
本発明は、血液中のVLDL中コレステロールを測定し、より詳細に薬物治療効果を把握し、判定することができるものである。また好ましくは、同一の人から異なる時期に採取した血液中のVLDL中コレステロールを測定し、その変動を見ることにより薬物治療効果を判定する。したがって、選択した薬物が良好な治療をもたらしているか判定できる。また、血液を採取される対象となる人が高脂血症を有している患者の場合には、特に詳細に治療効果を把握することが動脈硬化性疾患を予防する上で重要であり、本発明の効果をより発揮することができる。
測定する試料としては、通常採取した血液から、血漿または血清を取得して用いる。またVLDL中のコレステロール値の変動を測定して判定に使用する場合には、同一人の異なる時期に採取した複数の試料について実施することが好ましい。特に最初の測定は薬物治療を開始する前または開始直後に行い、薬物治療後にさらに測定を行うことが望ましいが、薬物治療後にのみ測定しても判定は可能である。測定の回数や測定間の期間に制限はないが、薬物治療効果を判定するために最適な測定を行なう必要がある。したがって例えば、薬物治療の開始から治療効果が表れるまで長期間かかるような薬物を使用する場合には、最初の測定以降に複数回測定し、十分に測定間の期間をとることが好ましく、治療効果が迅速に表れる薬物を使用する場合には、1回薬物治療後に測定するだけで判定を行ってもよい。
VLDLの分離および分析方法としては、特に制限はないが、イオン交換クロマトグラフィーを用いた分析法(非特許文献7)が、迅速に測定を行うことができるため、実際の臨床現場で用いるという点において望ましい。この方法ではVLDLの他にもHDL、LDL、IDLおよびカイロマイクロン中のコレステロールを測定できるため、必要であればVLDL中のコレステロール値と組み合わせて、VLDL以外のリポ蛋白中のコレステロール値を薬物治療効果の判定に使用してもよい。
投与される薬物は1種類でも複数種類でもよい。また、投与される薬物の種類や量に特に制限はなく、投与される薬物がVLDL中のコレステロール値の変動を引き起こし、薬物治療効果の判定の指標とすることができればよい。以上のことから投与される薬剤として高脂血症治療薬が例示できる。
投与される薬物としては、例えば、肝臓のコレステロール合成系の律速酵素であるHMG−CoA還元酵素を特異的かつ拮抗的に阻害し血液中のコレステロールを低下させるスタチン系と呼ばれる薬物、また、リポ蛋白リパーゼ活性および肝性トリグリセライドリパーゼ活性を亢進することによりリポ蛋白の代謝を促進するフィブラート系と呼ばれる薬物、また、消化管で胆汁酸を吸着し、その排泄促進作用により胆汁酸の腸管循環を阻害し、肝臓におけるコレステロールから胆汁酸への異化を亢進することにより肝臓中のコレステロールプールを減少させ、結果として血液中のコレステロールが減少する陰イオン交換樹脂製剤と呼ばれる薬物などがある。
本発明は、特に高脂血症を有した患者において、薬物治療の効果を判定する新たな有用な指標を提供するものである。すなわち、対象となる人の異なる時期に採取した血液中のVLDL中コレステロールの増減を確認することにより、より詳細に薬物治療効果を判定できる。また本発明は、日内の変動が激しいカイロマイクロンを判定の指標として使用しないため、より正確な薬物治療効果の判定を行うことができる。さらにVLDL画分中のコレステロール値をVLDL1およびVLDL2を分離することなく測定するため、工数を省略でき、分析効率が上がることで薬物治療効果を早期に判定するという、実際の治療現場に適した方法を提供する。特にイオン交換クロマトグラフィーを使用することで簡便なVLDL中のコレステロール値の測定を行うことができ、簡便かつ迅速な薬物治療効果の判定を可能とする。
実施例1
高脂血症患者6名について、その薬物治療経過の前後において、空腹時採血を行い、血清を得て、総コレステロール、中性脂肪、イオン交換クロマトグラフィーを用い、HDL、LDL、IDL、VLDL、カイロマイクロン中のコレステロールを測定した。これら患者は、本検討の実施期間以前から、種々の治療を受けている患者である。なお、総コレステロールと中性脂肪の測定は、和光純薬製のコレステロールEテストワコー、トリグリセライドEテストワコーにより行った。その他は、非特許文献7の方法を用いた。各患者の治療に用いた薬物の名称および薬効などを表1に、投与薬物の種類と量、治療期間、治療の前後における測定値を表2および表3に示した。表3の投薬名および経過期間は表2に準じたものである。さらに表2および表3の結果を統計処理したデータを表4に示した。
Figure 2006349524
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表4においてP値が0.05以下と有意差が確認できるデータが中性脂肪とHDL中コレステロール、VLDL中コレステロールである。そして、VLDL中コレステロールは特に高い有意差を示した。また、カイロマイクロン中コレステロールを見ると有意差はなく、VLDL+カイロマイクロン中コレステロールの有意差はVLDL中コレステロールに比べ、有意差が低くなっていることがわかる。本検討において、空腹時に採血を行ったが、推測したより多く血液中にカイロマイクロンが存在し、そしてカイロマイクロンは治療効果の良好な指標とは言えず、カイロマイクロンの含まれるVLDL画分中のコレステロールに比べ、カイロマイクロンを分離し、それが含まれないVLDL画分中のコレステロールの方が、より良い治療効果を判定する良い一つの指標となることが明らかとなった。すなわち、血中のVLDLの減少が高脂血症の改善の指標となることがわかる。また、図1から図7に、総コレステロール、中性脂肪、HDL、LDL、IDL、VLDL、カイロマイクロン中のコレステロールについて、治療経過の前後での測定値の変動をまとめた。
また、今回対象となった患者の治療経過前の脂質データを見ると、患者番号2,3については、総コレステロール220mg/dl以下、中性脂肪140mg/dl以下とほぼ正常値である。これら患者においても、治療経過において、VLDL中コレステロール値の低下(改善)が確認できた。特に患者番号3番については、治療経過前において、VLDL中コレステロールが13.4mg/dlと低値であるにもかかわらず、治療経過後には更に5.2mg/dlと低値となっている。このことは、現在の日常検査(総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)で正常な値を示している人の中にも、VLDL中コレステロールがやや高値を示し、薬剤によりそれが改善する人がいるが、これらの人についても、薬物治療効果を判定することが可能であることを示している。VLDL中コレステロールによる判定方法で、健常者や高脂血症を有しない糖尿病患者などにおいても、より良好な脂質代謝の状態に持っていくことおよびその維持が可能であり、このことは、動脈硬化性疾患のリスクを下げる効果がある。
実施例2
2名の患者について、複数時期において経過観察を行った。1名は高脂血症治療薬としてメバロチンを1日投与量10mgとして5月から継続投与した患者であり、5月の継続投与前と、継続投与中の7月、9月の3点において、採血を行い脂質データの変動を確認した(患者7)。1名は同じメバロチンを1日投与量20mgとして、5月から継続投与した患者であり、5月の継続投与前と、6月、7月、8月の4点において、採血を行い脂質データの変動を確認した(患者8)。脂質データの測定は、実施例1と同じとした。
患者7のデータを図8から図10に示した。総コレステロール、中性脂肪、HDL中コレステロール、LDL中コレステロール、カイロマイクロン中コレステロールについては、変動は軽微であったが(図8から図10)、IDL中コレステロール、VLDL中コレステロールは経過とともに大きく低下した。このことは、IDL中コレステロールとVLDL中コレステロールが薬物治療効果を反映したことを示している。患者8のデータを図11から図13に示した。総コレステロール、中性脂肪、HDL中コレステロール、LDL中コレステロール、IDL中コレステロール、カイロマイクロン中コレステロールについては、変動は軽微であったが(図11から図13)、VLDL中コレステロールは5月、8月は低値を示し、6月、7月はそれに比べ高値を示した。このVLDL中コレステロールの変動は、メバロチンがこの患者(患者8)の病態において良好な治療効果を示さず、脂質代謝が不安定であることを示している。
これら2人の患者の経過観察の結果から、両者において、薬物治療効果を判定するための良好な指標として共通するものはVLDL中コレステロールであることがわかった。
経過観察における総コレステロールの変動 経過観察における中性脂肪の変動 経過観察におけるHDL中コレステロールの変動 経過観察におけるLDL中コレステロールの変動 経過観察におけるIDL中コレステロールの変動 経過観察におけるVLDL中コレステロールの変動 経過観察におけるカイロマイクロン中コレステロールの変動 患者7における総コレステロールと中性脂肪の経過観察 患者7におけるHDL中およびLDL中コレステロールの経過観察 患者7におけるIDL中およびVLDL中およびカイロマイクロン中コレステロールの経過観察 患者8における総コレステロールと中性脂肪の経過観察 患者8におけるHDL中およびLDL中コレステロールの経過観察 患者8におけるIDL中およびVLDL中およびカイロマイクロン中コレステロールの経過観察

Claims (6)

  1. 血液中の超低比重リポ蛋白に含まれるコレステロール値を測定することからなる、薬物治療効果の判定方法。
  2. 同一人の異なる時期に採取した血液中の超低比重リポ蛋白に含まれるコレステロール値を測定し、その変動を見ることによる、薬物治療効果の判定方法。
  3. 請求項1または2の血液が高脂血症患者から採取されたものである、薬物治療効果の判定方法。
  4. 超低比重リポ蛋白に含まれるコレステロール値が低下することで高脂血症治療薬が有効であると判定することを特徴とする、請求項3の薬物治療効果の判定方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかの薬物が、HMG−CoA還元酵素阻害剤、胆汁酸排泄促進剤から選択される1以上の薬物である、薬物治療効果の判定方法。
  6. イオン交換クロマトグラフィーを用いて超低比重リポ蛋白に含まれるコレステロール値を測定することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかの薬物治療効果の判定方法。

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