JP2006346415A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被洗浄対象面を確実に液体に浸して洗浄効果の高い洗浄を可能とし、周囲への漏水を最小限とする洗浄装置を提供する。
【解決手段】 第1の底部体110aの被洗浄対象面側に第1の突起体120a、120bを設け、第1の底部体に隣接した第2の底部体210aの被洗浄対象面側に第2の突起体220を設け、第1の突起体の先端部と被洗浄対象面との間に液体保持空間130a、130bを形成し、第1の底部体110aに設けた第1の振動子111の振動を伝達体121a、121bにより液体保持空間130a、130b内の液体に伝達すると共に、第2の底部体210aに設けた第2の振動子211により、第1の振動子とは異なる振動数の振動を第2の突起体に伝達し、前記液体保持空間と第2の突起体を被洗浄対象面に当接して被洗浄対象面を洗浄するようにした。
【選択図】 図3

Description

この発明は、被洗浄対象面を洗浄する洗浄装置、特に人体やペット等の皮膚等の被洗浄対象面を液体で洗浄するのに適した洗浄装置に関するものである。
従来技術1
液体を用いて身体を洗浄する従来の洗浄装置としては、シャワーが最も一般的で、よく知られており、シャワーは、被洗浄対象面である例えば身体に向けて液体である水を射出して、身体表面の汚れなどを水で洗い流すことで洗浄しようというものである。
従来技術2
また、衣服を着たままの状態や、また病気等により起きあがることが困難である場合などに、気軽に身体を洗浄することができる別の従来の装置として、洗浄水を射出する射水ノズルと、射水ノズルから射出された後の洗浄済水を吸引回収する排出口を有した洗浄アダプタと、洗浄アダプタの排出口を負圧にするとともに射水ノズルから圧力水を噴射せしめるためのポンプと、射水ノズルから射出するための洗浄水を封入する洗浄水タンクと、排出口から吸引される洗浄済水を回収する回収タンクとを備え、被洗浄対象面に洗浄アダプタを当て、洗浄アダプタから外部への漏水を防止しつつ、給排水設備が無い場所でも簡易に被洗浄対象面を洗浄できるようにしたものがある。(例えば特許文献1参照)。この装置では、さらに、より洗浄効果を高めるために、洗浄アダプタ内に回転するブラシ機構を設けることや超音波振動子を付加することができるよう構成されている。
従来技術3
また、手指や、それ以外の人体、局部、食器、医療器具などの被洗浄対象面を洗浄する従来の洗浄装置として、超音波振動子を備えた超音波発振手段内に通水した水に対して、振動周波数が100kHz以上で、振動強度がキャビテーション(気泡)を生成する強度以上である超音波を付与して、通水した水中にキャビテーション(気泡)を生じせしめ、キャビテーション(気泡)を生じた水を吐出口から吐出して、被洗浄対象面である手指に当てることで、除菌洗浄効果が高く、洗浄時間が短く、手指等の被洗浄対象面を洗浄することができるものがある。(例えば特許文献2参照)
従来技術4
更に、同じく超音波を使った従来の洗浄装置として、液体を外部に吐出する吐出口を備えた液体貯留空間と、液体貯留空間に液体を供給する給液路と、超音波放射面が液体貯留空間に向くように配設された超音波伝達体と、超音波伝達体に付設された超音波振動子と、を備え、超音波伝達体を介して超音波振動子からの超音波を液体貯留空間の液体へ伝搬するよう構成し、超音波が液体貯留空間の液体に確実に伝搬されて、超音波伝達体を被洗浄対象面に接触させる必要が無く、その結果被洗浄対象面を損傷することなく、かつ液体に伝達された超音波により被洗浄対象面を効率的に洗浄できるようにしたものがある。(例えば特許文献3参照)
従来技術5
また、上記特許文献3の従来技術に挙げられている一つに、水溜り部を形成する開口状のガイドの底部に超音波振動子を配設し、ガイドの開口部を生体の一部である被洗浄対象面(たとえば歯)に密着させ、この状態で給水路からガイド内の水溜り部に洗浄水を注入し、満杯になった状態で超音波振動子を発振して、洗浄水に伝播された振動エネルギーにより被洗浄部位を洗浄するものがある。
特開2001−145682号公報(第2〜3頁、図1、図2、図3) 特開2000−33113号公報(第5〜7頁、図1) 特開2004−275721号公報(第8〜24頁、図1〜図47)
前記従来技術1〜4はいずれも、洗浄用の液体を被洗浄対象面に向けて噴出して被洗浄対象面を洗浄しようというものであり、噴出した液体が当たらなければ被洗浄対象面の洗浄効果は低下することになり、安定した洗浄効果を得るには、方式により差はあるが、ある程度以上の液体の使用量が必要であった。
また、従来技術2と5は、被洗浄対象面をほぼ冠水しながら洗浄する構成であり、たとえば被洗浄対象面から洗浄アダプタやガイドが離れた場合、洗浄アダプタやガイドの周囲を濡らすことを避けられない。以上のように従来技術1〜5はいずれも、液体で濡れることが大前提となっているか、液体で濡れる可能性が拭えないという問題があった。
また、超音波などの振動子を使った従来技術3〜5は、超音波発振手段や液体貯留空間や水溜り部内の液体に1つの超音波振動子を使って超音波を付与する構成であるので、小型化したり、低コスト化したりする上で限度があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、被洗浄対象面を確実に液体に浸った洗浄効果の高い洗浄ができるとともに、いかなる場合においても周囲への漏水量を最小限とし、たとえば人体が被洗浄対象面であれば、衣服を着たままの状態でも使用容易となり、また病気等により起きあがることが困難である場合などにおいても、頻繁に身体を洗うことができる洗浄装置を得ることを目的としたものである。
また、この発明は、小型化や、低コスト化が容易な洗浄装置を得ることを目的としたものである。
この発明に係る洗浄装置は、被洗浄対象面の洗浄時に、前記被洗浄対象面に対し間隔を介して対向するよう配置された底部体と、前記底部体に設けられ、付勢されて発振する振動子と、前記底部体に設けられ、前記底部体から前記被洗浄対象面の方向へ伸びる突起体と、前記突起体の前記被洗浄対象面側の先端部に配置され、前記突起体の前記被洗浄対象面側の先端部と前記被洗浄対象面との間に液体の層を形成する液層形成手段と、前記液層形成手段の内部へ洗浄用の液体を給液する給液路と、前記振動子の発振による振動を前記液層形成手段の内部の液体へ伝達する伝達体とからなる洗浄体を備えたものである。
この発明の洗浄装置によれば、被洗浄対象面を液体に浸った洗浄が可能で、かつ振動による液体の攪拌作用や被洗浄対象面の揺らし効果などによって効果の高い洗浄が可能となるとともに、突起体の先端部の液層形成手段内にのみ液体を保持するので、洗浄による液体の使用量や漏洩を少なくすることが容易となる。また、振動子を設けた底部体と液層形成手段や被洗浄対象面までの距離を自在に設定容易となり、さらには振動子や液層形成手段や突起体や伝達体の個数は不一致で良く、振動強度や振動伝達能力の変更や設定が自在で、被洗浄対象面の形状や性状に合わせた洗浄装置を構成し易くなり、安価な構成も容易に成し得るものである。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による洗浄装置を示す概略構成図であり、図2は図1のA―A線に沿う矢視方向の略断面図、図3は図2のB―B線に沿う矢視方向の略側面断面図、図4は図2のC―C線に沿う矢視方向の略側面断面図である。図1〜4に於いて、洗浄ヘッド300は、被洗浄対象面である人体の皮膚面400に当接する側が開口したドーム形状に形成されている。円盤状に形成された第1の洗浄体100a、100b、及び第2の洗浄体200a、200bは、洗浄ヘッド300の内部空間301に配置され、洗浄ヘッド300の内部に固定された支持体302に弾性体であるバネ101、201を介して支持されている。
また、第1の洗浄体100a、100bと、第2の洗浄体200a、200bは、バネ101、201により人体の皮膚面400の方向へ変位するように支持されている。更に、第1の洗浄体100a、100b、及び第2の洗浄体200a、200bは、互いに近接しかつ分離されている。
洗浄ヘッド300は、持手部310によって回転自在に支持されており、皮膚面400に対して、図示しないモータによりギア構造体を介して角度範囲90度で往復回転するよう構成されている。なお、モータは洗浄ヘッド300か持手部310のどちらかに固定され、ギア構造を介して他方を回転するように構成されている。前記往復回転の周期は例えば1Hz未満程度である。この往復回転が比較的低周期であるのは、皮膚面400に生えている毛などを、後述する第1の突起体120a〜120hや第2の突起体220の群等による巻き込みを抑制するとともに、巻き込んだ際に毛が抜けるなどの弊害を少なくしようとするためである。なお、前記往復回転する角度範囲は90度以外でもよい。
第1の洗浄体100a、100bは、それぞれ円盤状の第1の底部体110a、110bと、これらの第1の底部体110a、110bから皮膚面400の方向へ伸びた棒状の複数の第1の突起体120a〜120hとからなる。第1の底部体110aの皮膚面400側とは逆側の面には、通電により付勢されて発振し振動する第1の振動子111が固定されている。第1の底部体110bも同様に図示しない第1の振動子が固定されている。第1の突起体120a、120bの内部には、第1の底部体110aに固定された金属又は硬質の樹脂材からなる棒状の伝達体121a、121bを備えている。なお、図示していないが、他の第1の突起体120c〜120hも同様に構成された棒状の伝達体を備えている。これらの棒状の伝達体121a、121bは、第1の振動子111の振動を第1の突起体120a〜120hの先端部に伝達するととともに、第1の突起体120a〜120hの形状維持の役目を果たしている。
また空間を挟んで伝達体121a、121bの外部周囲は、軟性の樹脂からなる突起体カバー122a、122bにより覆われ、これらの突起体カバー122a、122bは、伝達体121a、121bに固定された円盤状のスペーサ123a〜123dにより、円筒状に保たれている。これにより第1の突起体120a、120bが円筒状の外形に維持されている。なお、図示していないが他の第1の突起体120c〜120hも同様に伝達体、突起体カバー、スペーサを備え、円筒状の外形に維持されている。
第1の突起体120a、120bの皮膚面400側の先端部には、伝達体121a、121bの先端部に固定された円形の伝達板131a、131bを備え、伝達板131a、131bと皮膚面400との間の周囲を、伝達板131a、131bから皮膚面400の方向へ伸ばした植毛132a、132bで囲っている。これらの植毛132a、132bは微細径の毛を密集させたもので、材質としては軟質の樹脂である。伝達板131a、131bと植毛132a、132bと皮膚面400とで囲われた空間は、液層形成手段としての液体保持空間130a、130bを構成している。なお、図示していないが、他の第1の突起体120c〜120hも同様に伝達板、植毛を備え、それぞれの先端部と皮膚面400との間に液層形成手段としての液体保持空間を形成している。液体保持空間130a、130b内へは、持手310および第1の突起体120a、120b内を経由する経路の給液路320によって給液タンク330から洗浄用の液体380が供給される。図示していないが第1の突起体120c、120hの先端部の液体保持空間も同様である。
第1の底部体110a、110bにそれぞれ設けられた第1の振動子111の振動は、第1の底部体110a、110b、及びそれぞれの第1の突起体120a〜120hの伝達体121a、121b、伝達板131a、131bを介して液体保持空間130a、130b内の液体へ伝達され、さらには皮膚面400へと伝達される。
第1の振動子111の振動数は、液体保持空間130a、130b内の液体中に気泡が生成する現象が生じるとされている20kHz〜900kHzの超音波振動の範囲で設定する。なお20kHz以上の振動数が超音波振動の定義である。また第1の振動子111の振動強度は、液体保持空間130a、130b内の液体中において、振動による音圧の低い方が液体の蒸気圧以下となる強度であれば液体中に気泡が生成する現象が生じる。振動による音圧の高い方では、液体保持空間130a、130b内の液体中の気泡が押し潰される圧壊現象が生じ、その際の衝撃波が液体中を伝播する。圧壊現象は必ず生じるものではなく、気泡が十分小さければ生じ難く、また液体中への長時間の超音波照射がなされることで、生成する気泡が経時的に合体して大きくなるなどの現象が見られ、気泡が大きくなると圧壊現象が生じやすくなったり、圧壊現象時の衝撃力が大きくなったりするなどのことが知られている。したがって、液体保持空間130a、130b内の液体中において、所望の適正な気泡生成や圧壊を生じさせるように、第1の振動子111の振動数や振動強度は、通電する電圧や周波数などで制御するようにしている。
液体保持空間130a、130b内の液体中において、振動波は、伝達板131a、131bから皮膚面400方向へ進行波が伝播され皮膚面400で一部が反射されて反射波が逆方向へ伝播され、進行波と反射波が合成されて定在波が形成される。液体中において効率良く気泡を生成したり、圧壊を生じるようにするには、液体中の定材波の波長に対して、伝達板131a131bと皮膚面400との距離、すなわち液体保持空間130a、130bの液層の厚み(伝播距離)を式1の関係を満たすようにすることが望ましい。式1のnは0以上の整数で、どのような定在波を作るかを定める。
[式1](伝播距離)=(波長)/4+(波長)/2×n
たとえば、液体保持空間130a、130bの液層の厚み(伝播距離)を5mm=0.005mとし、形成される定在波を1/4波長(式1のn=0の場合)、液体保持空間130a、130b内の液体中の音速を1480m/sとすれば、式2の関係を使って、第1の振動子111の振動数は74kHzとなる。
[式2](音速)=(波長)×(振動数)
なお、上記式1は、伝達板131a、131bと被洗浄面である皮膚面400の一方を固定端、他方を自由端として考えた場合に理想的に形成される定在波について定めるものであるが、伝達板131a、131bと皮膚面400との両方を固定端とした場合は(あるいは両側とも自由端としても)、式3の関係を満たすように考えてもよい。式3のmは自然数である。
[式3](伝搬距離)=(波長)/2×m
この場合たとえば、(伝搬距離)を5mm、(音速)を1480m/s、形成される定在波を1/2波長(式3のm=1の場合)とすれば、(振動数)は148kHzとなる。
実際には、伝達板131a、131b、皮膚面400ともに、理想的な固定端や自由端ではないので、またさらには液層の厚み(伝搬距離)も固定されているわけではない(植毛132a、132bの弾力性などにより距離が変わる可能性がある)ので、定在波が形成される振動数には多少の裕度があり、たとえば上記算式による振動数が定在波形成の最適値であるとは一概にはいい難い面もあり、多少ずれた振動数であってもよい。また気泡を効率よく生成したりすることなどにこだわらなければ、定在波を必ず形成しなければならないというものでもない。
第2の洗浄体200a、200bは、第1の洗浄体100a、100bと同様に円盤状の第2の底部体210a、210bと、第2の底部体210a、210bから皮膚面400の方向へ伸びる棒状の多数の第2の突起体220とからなる。第2の底部体210a、210bは、洗浄ヘッド300に固定された支持体302に、皮膚面400の方向へ変位可能なように弾性体であるバネ201a、201bを介して支持されている。第2の底部体210aの皮膚面400側とは逆側の面には、通電により付勢されて発振し振動を生じる第2の振動子211が固定されている。第2の底部体210bも同様に図示しない第2の振動子が固定されている。
第2の突起体220は、第2の底部体210a、210bに固定され、たとえば硬質の樹脂からなっており、第2の振動子211の振動を第2の突起体220の先端部、および皮膚面400へ伝達する。第2の突起体の皮膚面400側の先端部は、丸く加工され、皮膚面400を過度に傷つけないように構成されている。第2の振動子211の振動数は、超音波振動の範囲で第1の振動子111よりも高い1.6MHzとし、振動加速度効果を使って皮膚面400を洗浄する。振動数がより高いほうが、皮膚面400のより細かな毛穴などの細部まで振動が伝達されやすく、洗浄効果も高くなることが知られている(たとえば1.6MHzの超音波振動子を使った歯ブラシ等)。
持手部310に固定された排出路341は、洗浄ヘッド300の内部空間301において皮膚面400の方向へ伸び、皮膚面400の近傍において排出路341に排出口340が開口している。排出路341は、持手部310の内部を経由して分離槽350へ接続されている。分離槽350は、よく知られた減速効果やサイクロン効果や図示しないフィルターを使って、気体、液体、固体を分離する。概ね、気体は、分離槽350と接続された吸引装置355にて吸引され系外へ排出され、固体はフィルターで濾し取られ、液体は系外へ滴下排出する。皮膚面400に毛などの長い突起物がある場合、これらの突起物は排出口340へ吸引されて束ねられるので、皮膚面400に液体保持空間130a、130bや第2の突起体220が接触しやすくなる。
給気路361a〜361dは、洗浄ヘッド300に固定され、洗浄ヘッド300の外部の空気を内部空間301へ導入する。内部空間301内における排出路341と同様に、皮膚面400の近傍において給気路361a、361b、361c、361dの側面に給気口360a、360b、361c、361dを設け、排気口340との連係で皮膚面400に対する平行流を形成しやすくし、皮膚面400の汚れや水滴などの皮膚面400からの剥離や排出口340からの排出を容易にしている。給気路361a、361bの途上には、内部空間301から洗浄ヘッド300の外への流体の逆流を防止する逆止弁362a、362bが設けられている。図示していないが給気路361c、361dの途上にも同様に逆止弁が設けられている。逆止弁362a、362bはバネなどの弾性体を利用したものや重力を利用したものであればよい。
また、給気路361a〜361dの途上には、洗浄補助物質372を供給する供給路371に接続された供給口370a〜370dが設けられ、供給路371の他端は洗浄補助物質372を貯留している図示しない貯留タンクへ接続されている。洗浄補助物質372は、水、スチーム、界面活性剤などの洗浄剤、芳香剤、メントールなどの清涼剤などであればよい。洗浄補助物質372は供給口370a、370dにおけるイジェクター効果を活用して供給するか、供給路371の途上に図示しない供給ポンプを備えて供給する。
なお、洗浄ヘッド300、第1の洗浄体100a、100b、第2の洗浄体200a,200b、伝達板131a、131b、スペーサ123a〜123d,及び伝達体121a、121b等は、図示及び前記した形状以外の他の形状であっても良いことは勿論である。
以上のように構成にした実施の形態1に置ける洗浄装置は、図示の様に、洗浄ヘッド300の開口部を洗浄すべき皮膚面400に当接し、給液タンク330から給液路320を通して第1の洗浄体100a、100bに設けられた各第1の突起体120a〜120hの先端部に形成された液体保持空間130a、130b内に洗浄用の液体380を供給して皮膚面400を液体380に浸して洗浄する。このとき、第1の洗浄体100a、100bにおいて、第1の振動子111の発振による振動が各伝達体121a、121bにより液体保持空間130a、130b内の液体に伝達される。
第1の振動子111は、前記式1及び式2により例えば周波数74kHzで振動し、その振動が液体中に伝達されることで液体中に効率よく気泡を生成し圧壊を生じ、気泡の界面作用(油脂などの気泡界面への付着など)や気泡の圧壊による衝撃波作用(衝撃波により被洗浄面からの汚れ等の剥離など)や振動による液体の攪拌作用や被洗浄対象面である皮膚面400の揺らし効果などによって効果の高い洗浄が行われる。
洗浄時において、第2の洗浄体200a、200bに固定された第2の振動子211が、第1の振動子111とは異なる周波数、例えば1.6kHzで振動し、その振動が多数の第2の突起体220に伝達されてこれらを振動させる。これらの第2の突起体220が皮膚面400上で振動することによる振動加速度効果により、皮膚面400のより細かい毛穴などの細部まで効果的に洗浄される。
第1の洗浄体100a、100b、及び第2の洗浄体200a、200bは、皮膚面400に凹凸等があった場合でも、バネ101a、101b及び201a、201bにより変位するので、液体保持空間130a、130bと皮膚面400との密着性は保たれる。
また、洗浄ヘッド300は、前記したようにモータにより、例えば90度の角度範囲で1Hz未満の周期で皮膚面400上を往復回転し、第1の突起体120a〜120h、及び第2の突起体220による皮膚面400上の毛等の巻き込みを抑制しつつ、第1の突起体120a〜120h、及び第2の突起体220と皮膚面400の接触機会をより多く確保しつつ、皮膚面400の洗浄効果を高める。
以上述べた実施の形態1による洗浄装置によれば、洗浄用の液体は、第1の突起体120a〜120hの先端部の液層形成手段である液体保持空間130a、130b内にのみ保持されるので、洗浄による液体380の使用量や漏洩が少なくなる。また、伝達体121a、121bの長さを調整することにより、第1の振動子111を設けた第1の底部体110a、110bと液体保持空間130a、130b、及び皮膚面400までの距離を自在に設定容易となる。また、第1の振動子111と第1の突起体120a〜120hの個数は一致させる必要がないので、安価な構成が可能となる。
更に、植毛132a、132bで空間を囲って液層形成手段である液体保持空間130a、130bを形成したので、洗浄時における液体の漏洩を少なくでき、液層を維持し易くなる。また、第1の振動子111の超音波の振動が伝達体121を介して液体保持空間130a、130b内の液体に伝わり、液体中にキャビテーション現象が生じ、振動によって生成する気泡の界面作用と気泡の圧壊の衝撃波作用との両方により、皮膚面400の洗浄効果を高くすることができる。更に、第1の振動子111と第2の振動子211が異なる振動数で振動するので、それらの振動を共鳴少なく皮膚面400へ伝達でき、振動数の変化が生じることにより皮膚面400の洗浄効果を得易くできるとともに、振動数が高いほど、より細部の汚れの除去などが可能であるなど、振動数の違いによる異なる洗浄効果を得ることができる。
実施の形態1による洗浄装置によれば、排出口340から吸引排出される液体の排出流を大きくすることができ、皮膚面400から除去した汚れや洗浄用の液体などを洗浄ヘッド300の外部から給気した気体とともに排出することが容易となり、更に、洗浄ヘッド300内は負圧となり、洗浄ヘッド300の外部への液体や汚れなどの漏洩を抑制できる。
また、給気路361a〜361dには逆止弁362a、362bを設けているので、洗浄ヘッド300の内部空間301から洗浄ヘッド300の外部への液体や気体の逆流を阻止でき、内部空間301の負圧維持がより容易となり、遮蔽効果をより高められ、液体などの外部への漏洩を防止し易くできる。
更に、皮膚面400へ洗浄補助物質372を供給できるので、洗浄効果が高くなり、また、第1の突起体120a〜120h及び第2突起体220の先端や液体保持空間130a、130bが皮膚面400へ接触する機会が大であり、洗浄効果が高くなる。更に皮膚面400に毛などの突起物がある場合でも、前記のように第1の突起体120や第2突起体220が毛などの突起物を巻き込んで傷めるなどのことを抑制することができる。
なお、給気路361a〜361dは複数備えており、それらの給気路毎に異なる洗浄補助物質372を供給する供給口370a、370bを設けても良いし、一つの給気路に複数の供給口を設けても良い。また、異なる種類の洗浄補助物質を組み合わせたものを供給路371に供給するようにしても良い。この場合、異なる種類の洗浄補助物質を別々に貯留した貯留タンクを設ける代わりに異なる種類の洗浄補助物質を混合して貯留タンクに貯留すれば貯留タンクの種類を減らせられ、洗浄装置全体の小型化が容易となる。
更に、供給路371の途上や図示しない洗浄補助物質の貯留タンクに電熱ヒーターを備え、洗浄補助物質を加温したり、蒸気にしてから供給したりするようにしてもよい。この場合、加温された洗浄補助物質372により給気路361から供給される空気を加温でき、内部空間301および皮膚面400を加温したり加湿したりすることが可能となり、洗浄効果が上がる。
また、給気路361途上に供給口370を設けるのではなく、洗浄ヘッド300の内部空間301に直接、供給口370を設けても良い。
また、洗浄ヘッド300の内部空間301側に図示しない電熱ヒーターを備えてもよい。皮膚面400が加温され、洗浄効果が上がる。
また、給液路320によって供給される洗浄用の液体380に洗浄補助物質372を混合するようにしてもよい。その方法として、給液路320の途上や給液タンク330に供給口370を設けても良い。また、別の方法として、給液タンク330内の洗浄用の液体380自体が洗浄補助物質372を含む混合物であっても良い。この場合、洗浄補助物質を貯留する貯留タンクや給気口370を省くことができ、洗浄装置の小型化がより容易となる。
更に、給液路320の途上や給液タンク330に電熱ヒーターを備えて洗浄用の液体380を加温するようにしてもよい。この場合、洗浄効果を上げたり、接触時に皮膚面400に感じる冷たさを軽減したりできる。
更に、第1の洗浄体100a、100b、第2の洗浄体200a、200b、洗浄ヘッド300の皮膚面400に対する動作は、往復回転ではなく、左右前後方向への往復スライド動作でもよい。この場合、隣り合う部材が接触しないよう様に、相互に適当な距離を設ける。
また、第1の洗浄体100a、100b、第2の洗浄体200a、200bは洗浄ヘッド300に対して、また洗浄ヘッド300は持ち手部310に対して、取り外して交換できるようにしておくことが望ましい。第1の突起体120a、120bの先端部にある植毛132a、132bや第2の突起体220の群が皮膚面400との接触などで摩耗して減った場合などに交換することが容易となる。
また交換単位は上記に限らず、第1の突起体120a、120b毎でもよいし、また、第1の底部体110a、110b、第2の底部体210a、210bをそれぞれ2枚張り合わせた例えば円盤状としておき、前記突起体が固定された皮膚面400側の円盤毎交換するようにしてもよい。この様にすることで、第1の振動子111や第2の振動子211は交換しなくても良く、交換費用を軽減できる。
前記実施の形態1による洗浄装置によれば、伝達板131a、131bと皮膚面400との間の周囲を、伝達板131a、131bから皮膚面400の方向へ伸ばした植毛132a、132bで囲って液層形成手段である液体保持空間130a、130bを形成したが、伝達板131a、131bの全体に、植毛132a、132bよりは荒めのピッチで植毛するようにしても良い。この場合、植毛と液体間の表面張力作用を活用し易くなり、液体が液層形成手段の外部へより漏洩し難くなる。
また、実施の形態1では、第1の底部体110a、110bに第1の振動子111を1個固定したものを示したが、装置の大きさに対応して同じ振動数の第1の振動子111を複数個設置してもよい。この場合、振動伝達の斑を少なくしたり、逆に局部的に振動伝達を強くしたりでき、また第1の底部体110a、110bの形状に合わせて第1の振動子111を設置し易くなる。
更に、前記実施の形態1では、第1の突起体120a〜120hのそれぞれの内部に、伝達体121a、121bや給液路320をそれぞれ1つ備えたものを示したが、複数の伝達体や複数の給液路320を備えても良い。伝達体121が複数の場合、振動伝達の斑を少なくしたり、逆に局部的に振動伝達を強くしたりできる。また給液路320が複数の場合、液体保持空間130a、130b内に液体を確実に保持しやすくなる。
また、前記実施の形態1では、排出口340を洗浄ヘッド300の中央側に1ヶ所設け、その周囲側に複数の給気口360a、306bを設けるようにしていたが、逆に中央側に給気口を1箇所設け、その周囲側に複数の排出口を設けるようにしても良い。この場合、周囲で吸引排出することで、洗浄ヘッド300からの漏洩をより抑制できる。
前記実施の形態1では、給気路361a、361b毎に、給気口360a、360bや洗浄空間301の外部から空気を取り入れる口や逆止弁362a、362bを設けていたが、複数の給気路を連結して、空気を取り入れる口や逆止弁の個数を集約するようにしてもよい。更にこのとき、洗浄空間301と外部とを遮蔽している洗浄ヘッド300内の一部を中空に構成して給気路として兼ねさせるようにしてもよい。また、洗浄ヘッド300の洗浄空間301側に皮膚面400近傍に沿って環状に複数の給気口を配置するか、環状内面側をスリット状に開けた環状の細長い給気口とするように構成しても良い。このようにすることで、前記実施の形態1と同様な効果を維持したまま、部品点数や構成をより簡略化できる。また前記実施の形態1の変形形態と同様、給気口と排気口の関係を逆にしてもよい。
また、前記実施の形態1では所定の長さがある給気路361a、361bを備え、その途上や端部に逆止弁362a、362bや給気口360a、360bを備えるようにしたが、洗浄ヘッド300の皮膚面400近傍に結果的に給気路と給気口を兼ねた形で開口部を設けて、その開口部を洗浄空間301側から覆うように蓋を取り付け、その蓋には開口部に空気の流通がなければ自然閉止するようにバネなどを取り付けて逆止弁としての動作をするようにしていてもよい。このように構成することで、給気路や逆止弁や開口部を構成する上で必要な部材を最小限とでき、より低コストに製作することが容易となる。また、給気路を空気が流通する際の流動抵抗を減らせられ、ひいては排出口340、排出路341を介して洗浄空間301から吸引排出するための吸引装置355の動力を減らせられる。
また、前記実施の形態1では、第1の洗浄体100a、100bと第2の洗浄体200a、200bの両方を備えているが、どちらか一方であっても良い。洗浄の相乗効果などは失われ、洗浄効果が低下するが、一方による個々の洗浄効果が無くなるわけではない上、少なくとも洗浄補助物質などの液体成分の周囲への漏洩の抑制などの効果は変わらず得られる。
また、前記実施の形態1では、第1の底部体に第1の突起体を4個備えるようにしているが、1個を含む別の個数であってもよい。特により多くの個数の第1の突起体を備えるようにし、例えば個々をより細く構成することで、第1の突起体先端部の液層形成手段において表面張力の効果がより働きやすくなり、液体の周囲への漏洩をより抑制することができる。
実施の形態2.
図5は実施の形態2による洗浄装置の一部分の略断面図を示し、前記伝達体121の端部の断面積を、皮膚面400の方向に暫時増大する形状とし、かつ底部体110への固定部の断面積を、第1の底部体110の方向へ暫時増大する形状としている。この様に構成することにより、第1の振動子111の振動を伝達体121へ効率よく伝えことができ、従って、伝達体121を介して伝達される第1の振動子111の振動を液層形成手段である液体保持空間130の液体へ効率よく、かつ均一に伝えることができる。そして、たとえば皮膚面400へ接触している液層形成手段の断面あたりの洗浄効果を均一にしたり、皮膚面400への弊害がない範囲で、振動の強度を最大限にしたりすることができ、洗浄効果を上げることができる。
さらに、実施の形態2による洗浄装置は、図5に示す様に、伝達体121の液体保持空間側の端部の断面積を大きくし、この端部に実施の形態1に於ける伝達板131a、131b(図3)の役目を兼ねさせ、実施の形態1に於ける伝達板131a、131bを省略している。また、突起体カバー122の皮膚面400側の端部を延長して液体保持空間130を形成し、その端部に実施の形態1に於ける植毛132a、132bの役目を兼ねさせ、実施の形態1に於ける植毛132a、132bを省略している。
また第1の振動子111を第1の底部体110内に内蔵し、その絶縁の維持を容易にしている。
その他の構成は、実施の形態1に洗浄装置と同様であるので説明を省略する。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3による洗浄装置の一部分の略断面図を示し、第1の洗浄体100の第1の突起体120a、120bが、第2の洗浄体200の底部体210を貫通するように直列配置したものである。この実施の形態3による洗浄装置によれば、第1の洗浄体100a、100bと、第2の洗浄体200a、200bとを、洗浄ヘッド300内で隣接した並列配置とした実施の形態1に比べて、洗浄装置をコンパクトに構成することができる。
また突起体カバー122は、第1の突起体120が貫通する第2の底部体210の貫通孔240の周囲を覆うように第2の底部体210に固定され、第1の洗浄体100と第2の洗浄体200との距離方向への変位に合わせて突起体カバー122が伸縮する伸縮構造224を備えている点で、実施の形態1と異なる。この実施の形態3の構成により、貫通孔240を通って髪の毛などが進入して各構成部品等に絡むのを防止することができる。
他の実施の形態.
前記実施の形態1〜3では、植毛132を設けて、または突起体カバー122を延長して、液層形成手段である液体保持空間130を設けるようにしたが、液体保持空間130の位置に、例えば内部に吸水性のあるスポンジや多孔質体を取付けて、液体を保持するように構成しても良い。このようにすることで、液体の周囲への漏洩をより抑制できる。また、植毛の代わりに内部に吸水性のあるスポンジや多孔質体を用いて覆うように構成して液体保持空間130を形成するようにしても良い。
また、液体保持空間130の皮膚面400側を開放端としているが、たとえば植毛132の一部を延長して液体保持空間130を囲うように構成したり、植毛132とは別に皮膚面400側にたとえばメッシュ状の部材を取り付けるようにしても良い。このようにすると、液体保持空間130からの液体の漏洩をより少なくでき、あるいは漏洩量を抑制維持したまま、液体保持空間130の皮膚面400への接触面積をより大きくすることができ、たとえば、突起体をより太くしたり、伝達体と皮膚面との距離をより大きくしたりしても漏洩量が増加しないようにし易くなる。
また、前記実施の形態では、洗浄ヘッド300や洗浄体100あるいは突起体120の断面を円状としているが、この形状に限ったものではない。たとえば、洗浄ヘッド300に洗浄体100を1つ備えるのみとし(洗浄ヘッドの一部が洗浄体100を兼ねていてもよい)、洗浄体100には突起体120を1つ備えるのみとし、洗浄ヘッド300や洗浄体100や突起体120や伝達板131の断面を細長い長方形状とすることで、より狭い部位へ洗浄ヘッド300を挿入したりすることが容易となる。
このとき、突起体120には伝達体121や給液路320を長方形断面の長い方へそれぞれ適当な間隔で複数本配置しても良い。あるいは伝達体121を板状とし、板を立てたものを長方形断面の長い方に沿って配置するようにしてもよい。伝達板131および液体保持空間130の液体への振動の伝達を斑が少なくより均一にでき、また液体保持空間130での液体の保持を斑無く均一にし易く、液体保持空間130が接している皮膚の洗浄効果を均一化できる。
また、長方形状の洗浄ヘッド300の長手方向へ複数の洗浄体100を1列に配置したり、あるいは洗浄ヘッド300および洗浄ヘッド300に1つ備えた洗浄体100を長方形状とし、洗浄体100の長手方向へ複数の突起体を1列に配置したりすることでも、より狭い部位へ洗浄ヘッド300を挿入したりすることが容易となる。
本発明の実施の形態1による洗浄装置を示す概略構成図である。 図1のA―A線に沿う矢視方向の略断面図である。 図2のB―B線に沿う矢視方向の略側面断面図である。 図2のC―C線に沿う矢視方向の略側面断面図である。 本発明の実施の形態2による洗浄装置の一部分の略側断面図である。 本発明の実施の形態3による洗浄装置の一部分の側断面図である。
符号の説明
100、100a、100b 第1の洗浄体
101、101a、101b、201、201a、201b バネ
110、110a、110b 第1の底部体
111 第1の振動子
120、120a、120b、120c、120d、120e、120f、120g、120h 第1の突起体
121、121a、121b 伝達体
122a、122b 突起体カバー
123a、123b、123c、123d スペーサ
130、130a、130b 液体保持空間
131、131a、131b 伝達板
132、132a、132b 植毛
200、200a、200b 第2の突起体
210、210a、210b 第2の底部体
211 第2の振動子
220 第2の突起体
300 洗浄ヘッド
301 内部空間
320 給液路
330 給液タンク
340 排出口
350 分離槽
341 排出路
355 吸引装置
360a、360b 給気口
361a、361b 給気路
362a、362b 逆止弁
370a、370b 供給口
371 供給路
372 洗浄補助物質
380 液体
400 皮膚面

Claims (11)

  1. 被洗浄対象面を洗浄する洗浄体を備えた洗浄装置であって、前記洗浄体は、前記洗浄時に前記被洗浄対象面に対し間隔を介して対向するよう配置された底部体と、前記底部体に設けられ、付勢されて発振する振動子と、前記底部体に設けられ、前記底部体から前記被洗浄対象面の方向へ伸びる突起体と、前記突起体の前記被洗浄対象面側の先端部に配置され、前記突起体の前記被洗浄対象面側の先端部と前記被洗浄対象面との間に液体の層を形成する液層形成手段と、前記液層形成手段の内部へ洗浄用の液体を給液する給液路と、前記振動子の発振による振動を前記液層形成手段の内部の液体へ伝達する伝達体とからなることを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記伝達体は、前記液層形成手段の方向に向けて断面積が拡大する形状を有することを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記伝達体は、前記底部体の方向に向けて断面積が拡大する形状を有することを特徴とする請求項1または2記載の洗浄装置。
  4. 前記振動子は、超音波振動子であって、振動数が20kHz〜900kHz、振動強度がキャビテーションを生成する強度以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の洗浄装置。
  5. 被洗浄対象面を洗浄する第1の洗浄体及び第2の洗浄体を備えた洗浄装置であって、
    前記第1の洗浄体は、前記洗浄時に前記被洗浄対象面に対し間隔を介して対向するよう配置された第1の底部体と、前記第1の底部体に設けられ、付勢されて発振する第1の振動子と、前記第1の底部体に設けられ、前記第1の底部体から前記被洗浄対象面の方向へ伸びる第1の突起体と、前記第1の突起体の前記被洗浄対象面側の先端部に配置され、前記第1の突起体の前記被洗浄対象面側の先端部と前記被洗浄対象面との間に液体の層を形成する液層形成手段と、前記液層形成手段の内部へ洗浄用の液体を給液する給液路と、前記振動子の発振による振動を前記液層形成手段の内部の液体へ伝達する伝達体とからなり、
    前記第2の洗浄体は、前記洗浄時に前記被洗浄対象面に対し間隔を介して対抗するよう配置された第2の底部体と、前記第2の底部体に設けられ、付勢されて前記第1の振動子とは異なる振動数で発振する第2の振動子と、前記第2の底部体に設けられ、前記第2の底部体から前記被洗浄対象面の方向へ伸びる第2の突起体とからなり、
    前記第1の洗浄体及び第2の洗浄体は、互いに隣接且つ分離して設けられたことを特徴とする洗浄装置。
  6. 内部空間に前記洗浄体を備え、前記洗浄時に前記被洗浄対象面に当接する開口部を有する洗浄ヘッドと、前記洗浄ヘッドの内部空間の前記被洗浄対象面近傍に設けた排出口を介して前記洗浄ヘッドの内部空間から前記洗浄ヘッドの外部へ前記液体を吸引排出する吸引装置と、前記洗浄ヘッドの内部空間へ前記洗浄ヘッドの外部から気体を給気する給気路と
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の洗浄装置。
  7. 前記給気路の途上に、前記洗浄ヘッドの外部から前記洗浄ヘッドの内部空間へ気体を流通させ前記洗浄ヘッドの内部空間から前記洗浄ヘッドの外部への気体の流通を阻止する逆止弁を備えてなる請求項6に記載の洗浄装置。
  8. 前記被洗浄対象面の洗浄を補助する洗浄補助物質を供給する供給口を有する供給路を備え、前記供給口を前記洗浄ヘッドの内部空間または前記給気路の途上に配置してなる請求項6又は7に記載の洗浄装置。
  9. 前記底部体と前記突起体との間に、または突起体の途上に、または前記底部体と前記洗浄ヘッドとの間に、伸縮性を有しそれぞれの間で摺動し得る弾性体を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄装置。
  10. 前記洗浄体または前記洗浄ヘッドは、前記被洗浄対象面に対して前後左右に遥動動作または回転動作するように構成された事を特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の洗浄装置。
  11. 前記回転動作は、往復回転動作であることを特徴とする請求項10に記載の洗浄装置。
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