JP2006346246A - 羽毛布団及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 羽毛の吹き出しを防止しつつ、柔軟性などの特性に優れた生地を容易に設けることができ、さらにその外観の装飾性を維持することができる羽毛布団及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 内部に羽毛6が充填され、表生地7を有する袋体2と、前記表生地7の外面に設けられた外生地3と、を備え、前記表生地7が、前記羽毛6の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなるとともに、前記外生地3が、前記表生地7よりも繊維密度の低い生地からなっており、前記表生地7と前記外生地3との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 内部に羽毛6が充填され、表生地7を有する袋体2と、前記表生地7の外面に設けられた外生地3と、を備え、前記表生地7が、前記羽毛6の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなるとともに、前記外生地3が、前記表生地7よりも繊維密度の低い生地からなっており、前記表生地7と前記外生地3との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、羽毛が充填された羽毛布団及びその製造方法に関するものである。
近年、綿などと比較して軽くて暖かいという利点を有する羽毛布団が広く利用されている。ここで、羽毛は、生地の繊維と繊維の間を通って外部に吹き出し易いため、羽毛が充填される袋体の生地に、羽毛吹き出し防止加工が施されるのが一般的である。しかし、羽毛吹き出し防止加工が施されると、生地の縦糸と横糸との繊維密度が高められ、繊維の目が詰められるため、羽毛の吹き出しは防止されるが、生地が硬くなり肌触りも劣化してしまう。そのため、例えば、シルクなどのように、光沢を有し肌触りのよい高級な生地を、羽毛布団の側として利用することができない。
そこで、羽毛吹き出し防止加工が施された袋体の内部に羽毛を充填し、その袋体の表生地の外面に、羽毛吹き出し防止加工が施されていない外生地を縫い付けるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。これにより、表生地によって羽毛の吹き出しを防止しつつ、外生地によって、柔軟性などを向上させることができる。
特開平03−264007号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、外生地の表面に縫い目が現れてしまうという問題がある。そのため、外生地に施した刺繍などの模様による美観を損ねてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、羽毛の吹き出しを防止しつつ、柔軟性などの特性に優れた生地を容易に設けることができ、さらにその外観の装飾性を維持することができる羽毛布団及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る羽毛布団は、内部に羽毛が充填され、表生地を有する袋体と、前記表生地の外面に設けられた外生地と、を備え、前記表生地が、前記羽毛の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなるとともに、前記外生地が、前記表生地よりも繊維密度の低い生地からなっており、前記表生地と前記外生地との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
本発明に係る羽毛布団は、内部に羽毛が充填され、表生地を有する袋体と、前記表生地の外面に設けられた外生地と、を備え、前記表生地が、前記羽毛の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなるとともに、前記外生地が、前記表生地よりも繊維密度の低い生地からなっており、前記表生地と前記外生地との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、表生地と外生地との少なくとも一部が熱接着される。また、表生地により、羽毛の吹き出しが防止され、外生地により、布団の肌触りや柔軟性などの特性が向上する。
これにより、羽毛の吹き出しを防止しつつ、柔軟性などの特性に優れた生地を容易に設けることができ、さらに、従来のように外生地に縫い目などが付くことを防止することができる。
なお、布団の特性としては、肌触りや柔軟性の他に、光沢、保温性、通気性なども挙げられる。
これにより、羽毛の吹き出しを防止しつつ、柔軟性などの特性に優れた生地を容易に設けることができ、さらに、従来のように外生地に縫い目などが付くことを防止することができる。
なお、布団の特性としては、肌触りや柔軟性の他に、光沢、保温性、通気性なども挙げられる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項1に記載の羽毛布団において、前記表生地が、羽毛吹き出し防止加工された生地であり、前記外生地が、前記羽毛吹き出し防止加工されていない生地であることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、表生地によって、羽毛の吹き出しを確実に防止することができ、外生地によって、布団の特性を向上させることができる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項1または請求項2に記載の羽毛布団において、前記袋体が、この袋体の内部を複数の区画室に区切るマチ布を備えることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、マチ布によって羽毛の移動が規制される。
これにより、羽毛の偏りを防止することができ、布団の形状を維持して均一に保温するこができる。
これにより、羽毛の偏りを防止することができ、布団の形状を維持して均一に保温するこができる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項3に記載の羽毛布団において、前記マチ布の少なくとも一部が、縫着部を介して前記袋体に縫い付けられていることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、縫着部により、マチ布と袋体との少なくとも一部を確実に連結することができる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項4に記載の羽毛布団において、前記縫着部が、前記表生地と前記外生地との熱接着部に位置するように設定されていることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、縫着部が、表生地と外生地との熱接着部に位置していることから、縫着部の糸のほつれ等を防止することができ、袋体の耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項3に記載の羽毛布団において、前記マチ布と前記袋体との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、マチ布と袋体との少なくとも一部を容易かつ確実に連結することができる。
また、本発明に係る羽毛布団は、請求項6に記載の羽毛布団において、前記表生地と前記外生地との少なくとも一部を熱接着させるための熱が加えられたときの余熱によって、前記マチ布と前記袋体との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、加熱することにより、表生地と外生地との少なくとも一部が熱接着し、そのときの余熱によって、マチ布と袋体との少なくとも一部が、熱接着する。
これにより、一度の作業によって、外生地及び表生地、並びに表生地及びマチ布を容易に接着することができる。
これにより、一度の作業によって、外生地及び表生地、並びに表生地及びマチ布を容易に接着することができる。
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の羽毛布団において、前記外生地が、シルクを有するとともに、前記表生地が、綿を有していることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団においては、シルクによって外生地の肌触りなどの特性を向上させることができるとともに、綿によって表生地の羽毛吹き出し防止効果を向上させることができる。
また、本発明に係る羽毛布団の製造方法は、内部に羽毛が充填され、表生地を有する袋体と、この袋体の内部を複数の区画室に区切るマチ布と、前記表生地の外面に設けられた外生地と、を備える羽毛布団の製造方法において、前記袋体の内部に、前記マチ布を取り付ける取り付け工程と、この取り付け工程によってマチ布が取り付けられた袋体の前記表生地の外面に、熱によって融解する接着用部材を設ける接着準備工程と、この接着準備工程によって接着用部材が設けられた表生地の外面に、外生地を設置する設置工程と、この設置工程によって外生地が設置された状態の接着用部材に熱を加える加熱工程と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る羽毛布団の製造方法においては、取付工程によって袋体の内部にマチ布が取り付けられ、接着準備工程によって、表生地の外面に接着用部材が設けられる。さらに、設置工程により、表生地の外面に外生地が設置され、加熱工程により、接着用部材に熱が加えられる。
これにより、表生地によって羽毛の吹き出しを防止しつつ、外生地によって柔軟性などの特性を発揮することができ、さらに、外生地に縫い目などが付かない羽毛布団を得ることができる。
本発明によれば、従来のように外生地に縫い目などが付くことを防止することができることから、羽毛の吹き出しを防止しつつ、柔軟性などの特性に優れた生地を容易に設けることができ、さらにその外観の装飾性を維持することができる。
以下、本発明の実施形態における羽毛布団について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての羽毛布団1を示したものである。
羽毛布団1は、矩形袋状に形成された袋体2と、矩形状に形成された外生地3とを備えている。
袋体2は、図2に示すように、その内部に羽毛6が充填されている。また、袋体2の表生地7及び裏生地8には、縦横に(格子状に)キルティング加工線11が設けられている。なお、表生地7は、使用者が羽毛布団1を掛けたときに上側に配される生地であり、裏生地8は、下側(身体側)に配される生地をいう。
図1は、本発明の実施形態としての羽毛布団1を示したものである。
羽毛布団1は、矩形袋状に形成された袋体2と、矩形状に形成された外生地3とを備えている。
袋体2は、図2に示すように、その内部に羽毛6が充填されている。また、袋体2の表生地7及び裏生地8には、縦横に(格子状に)キルティング加工線11が設けられている。なお、表生地7は、使用者が羽毛布団1を掛けたときに上側に配される生地であり、裏生地8は、下側(身体側)に配される生地をいう。
また、表生地7及び裏生地8の内面には、図3に示すように、帯状に延びるマチ布12が縦横に縫い付けられている。そして、マチ布12を縫い付けた縫着部13が、上記キルティング加工線11となって、表生地7及び裏生地8の外面に現れている。マチ布12としては、例えばトリコットテープが用いられる。これらマチ布12が設けられることにより、袋体2の内部が、複数の区画室2a,2b,2c・・・に区切られており、各区画室2a,2b,2c・・・に、羽毛6が充填されている。
また、表生地7の外面には、上記外生地3が設けられている。外生地3の外面には、刺繍による花柄の模様(不図示)が付されている。
また、表生地7の外面には、上記外生地3が設けられている。外生地3の外面には、刺繍による花柄の模様(不図示)が付されている。
さらに、本実施形態における表生地7は、コットンからなり、羽毛6を外部に吹き出させないようにするための羽毛吹き出し防止加工(ダウンプルーフ加工)が施されている。すなわち、表生地7は、羽毛の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなっている。一方、外生地3は、シルク及びコットンからなり、羽毛吹き出し防止加工は施されていない。すなわち、外生地3は、表生地7よりも繊維密度の低い生地からなっている。このような、外生地3と表生地7とが、キルティング加工線11上に設けられた熱接着部16を介して熱接着されている。すなわち、縫着部13は、熱接着部16に位置するように設定されている。熱接着部16は、熱によって融解する接着テープ(接着部材)18からなっている。接着テープ18は、例えばポリエステル100%、0.7ミクロン、融点120℃の生地からなっている。また、外生地3及び表生地7の縁部は、図1に示す縫い付け部17によって互いに縫い付けられている。
次に、このような羽毛布団1の製造方法について、その全工程のうちの特に外生地3と表生地7とを熱接着する工程を中心として説明する。
まず、図4に示すように、羽毛吹き出し防止加工が施された表生地7に、マチ布12を縫い付ける(取り付け工程)。これにより、図5に示すように、縫着部13を介して、マチ布12が表生地7の内面に取り付けられる。それから、図6に示すように、キルティング加工線11上に、接着テープ18を貼り付ける(接着準備工程)。次いで、図7に示すように、表生地7の外面に、模様が付された外生地3を載せる(設置工程)。そして、図8に示すように、外生地3及び表生地7を所定の位置で仮固定する。それから、図9に示すように、外生地3の外面にアイロン21をあてがい、外生地3を介して接着テープ18の付近に熱を加える(加熱工程)。その熱が120℃以上になると、接着テープ18が融解し、外生地3の内面に浸透していく。接着テープ18が充分浸透してから、加熱を停止し、所定時間放置する(冷却工程)。すると、接着テープ18が冷却されて固まる。これにより、外生地3と表生地7とが、格子状に配された熱接着部16を介して、互いに接着される。
まず、図4に示すように、羽毛吹き出し防止加工が施された表生地7に、マチ布12を縫い付ける(取り付け工程)。これにより、図5に示すように、縫着部13を介して、マチ布12が表生地7の内面に取り付けられる。それから、図6に示すように、キルティング加工線11上に、接着テープ18を貼り付ける(接着準備工程)。次いで、図7に示すように、表生地7の外面に、模様が付された外生地3を載せる(設置工程)。そして、図8に示すように、外生地3及び表生地7を所定の位置で仮固定する。それから、図9に示すように、外生地3の外面にアイロン21をあてがい、外生地3を介して接着テープ18の付近に熱を加える(加熱工程)。その熱が120℃以上になると、接着テープ18が融解し、外生地3の内面に浸透していく。接着テープ18が充分浸透してから、加熱を停止し、所定時間放置する(冷却工程)。すると、接着テープ18が冷却されて固まる。これにより、外生地3と表生地7とが、格子状に配された熱接着部16を介して、互いに接着される。
以上より、本実施形態における羽毛布団1によれば、表生地7と外生地3とが熱接着されていることから、外生地3に縫い目などが付くことを防止することができ、外生地3の外観の装飾性を維持することができる。さらに、表生地7により羽毛6の吹き出しを防止しつつ、外生地3により、柔軟性、肌触りや光沢などの特性を与えることができる。
また、マチ布12により、袋体2における羽毛6の移動を規制することができるため、羽毛6の偏りを防止することができ、羽毛布団1の形状を維持して均一に保温するこができる。
さらに、キルティング加工線11上に接着テープ18が設けられ、縫着部13が熱接着部16に位置していることから、糸のほつれ等を防止することができ、またマチ布12の縫い付けを補強することができる。そのため、袋体2の耐久性を向上させることができる。
また、マチ布12により、袋体2における羽毛6の移動を規制することができるため、羽毛6の偏りを防止することができ、羽毛布団1の形状を維持して均一に保温するこができる。
さらに、キルティング加工線11上に接着テープ18が設けられ、縫着部13が熱接着部16に位置していることから、糸のほつれ等を防止することができ、またマチ布12の縫い付けを補強することができる。そのため、袋体2の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、表生地7がコットンからなるとしたが、これに限ることはなく、他の素材であってもよい。例えば、ポリエステルやナイロン等の繊維密度の高い生地を使用すれば、羽毛吹き出し防止加工を不要にすることができる。
また、外生地3がシルク及びコットンからなるとしたが、これに限ることはなく、他の素材であってもよい。例えば、通気性を向上させるのであれば、麻生地なども使用することができる。その他にも、化学繊維素材なども使用することができる。
さらに、袋体2にマチ布12を設けるとしたが、これに限ることはなく、複数の小袋体を互いに連結させ、全体として矩形の袋体を形成してもよい。
また、外生地3がシルク及びコットンからなるとしたが、これに限ることはなく、他の素材であってもよい。例えば、通気性を向上させるのであれば、麻生地なども使用することができる。その他にも、化学繊維素材なども使用することができる。
さらに、袋体2にマチ布12を設けるとしたが、これに限ることはなく、複数の小袋体を互いに連結させ、全体として矩形の袋体を形成してもよい。
また、外生地3の模様が、刺繍による花柄とされているが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、プリントや縫い付けなどによって、花柄以外の模様を付してもよい。
また、接着テープ18の素材や融点などは適宜変更可能である。さらに、接着テープ18に限ることはなく、例えば、感熱接着剤などを用いることができ、その熱接着方法は適宜変更可能である。
また、アイロン21を用いるとしたが、これに限ることはなく、他の熱圧着機であってもよい。
さらに、外生地3と表生地7との縁部を縫い付け部17を介して縫い付けるとしたが、これに限ることはなく、上述のような熱接着でもよい。
また、接着テープ18の素材や融点などは適宜変更可能である。さらに、接着テープ18に限ることはなく、例えば、感熱接着剤などを用いることができ、その熱接着方法は適宜変更可能である。
また、アイロン21を用いるとしたが、これに限ることはなく、他の熱圧着機であってもよい。
さらに、外生地3と表生地7との縁部を縫い付け部17を介して縫い付けるとしたが、これに限ることはなく、上述のような熱接着でもよい。
さらに、マチ布12を表生地7に縫い付けるとしたが、これに限ることはなく、他の接着方法により接着させてもよい。例えば、マチ布12と表生地7とを熱接着させてもよい。このとき、表生地7と外生地3とを熱接着させるための熱が加えられたときの余熱によって、マチ布12と表生地7とを接着してもよい。例えば、図10に示すように、マチ布12の端部を折り曲げて、折り曲げ部12aを形成し、折り曲げ部12aに第1接着テープ23を貼り付ける(第1の接着準備工程)。そして、この第1接着テープ23の上に、羽毛吹き出し防止加工が施された表生地7を載せる。さらに、その表生地7の外面に第2接着テープ22を貼り付ける(第2の接着準備工程)。その上に、外生地3を載せて(設置工程)、それら表生地7や外生地3などを所定の位置で仮固定する。
それから、アイロン21により加熱する(加熱工程)。すると、その熱が第2接着テープ22に伝わり、第2接着テープ22が融解する。さらに、アイロン21からの熱は、第1接着テープ23にも伝わり、第1接着テープ23も融解する。それから、冷却工程を経ると、外生地3と表生地7とが接着するだけでなく、さらに、表生地7とマチ布12とが接着する。これにより、一度の作業によって、外生地3及び表生地7、並びに表生地7及びマチ布12を容易かつ迅速に接着することができる。なお、マチ布12の他端に、第3接着テープを設けることにより、マチ布12及び裏生地8も前記一度の作業によって接着させてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1 羽毛布団
2 袋体
3 外生地
6 羽毛
7 表生地
12 マチ布
13 縫着部
16 熱接着部
18 接着テープ(接着用部材)
2 袋体
3 外生地
6 羽毛
7 表生地
12 マチ布
13 縫着部
16 熱接着部
18 接着テープ(接着用部材)
Claims (9)
- 内部に羽毛が充填され、表生地を有する袋体と、
前記表生地の外面に設けられた外生地と、を備え、
前記表生地が、前記羽毛の吹き出しを防止するための繊維密度の高い生地からなるとともに、
前記外生地が、前記表生地よりも繊維密度の低い生地からなっており、
前記表生地と前記外生地との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする羽毛布団。 - 前記表生地が、羽毛吹き出し防止加工された生地であり、
前記外生地が、前記羽毛吹き出し防止加工されていない生地であることを特徴とする請求項1に記載の羽毛布団。 - 前記袋体が、この袋体の内部を複数の区画室に区切るマチ布を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の羽毛布団。
- 前記マチ布の少なくとも一部が、縫着部を介して前記袋体に縫い付けられていることを特徴とする請求項3に記載の羽毛布団。
- 前記縫着部が、前記表生地と前記外生地との熱接着部に位置するように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の羽毛布団。
- 前記マチ布と前記袋体との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする請求項3に記載の羽毛布団。
- 前記表生地と前記外生地との少なくとも一部を熱接着させるための熱が加えられたときの余熱によって、前記マチ布と前記袋体との少なくとも一部が、熱接着されていることを特徴とする請求項6に記載の羽毛布団。
- 前記外生地が、シルクを有するとともに、
前記表生地が、綿を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の羽毛布団。 - 内部に羽毛が充填され、表生地を有する袋体と、この袋体の内部を複数の区画室に区切るマチ布と、前記表生地の外面に設けられた外生地と、を備える羽毛布団の製造方法において、
前記袋体の内部に、前記マチ布を取り付ける取り付け工程と、
この取り付け工程によってマチ布が取り付けられた袋体の前記表生地の外面に、熱によって融解する接着用部材を設ける接着準備工程と、
この接着準備工程によって接着用部材が設けられた表生地の外面に、外生地を設置する設置工程と、
この設置工程によって外生地が設置された状態の接着用部材に熱を加える加熱工程と、を備えることを特徴とする羽毛布団の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2005177600A JP2006346246A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 羽毛布団及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4571232B1 (ja) * | 2010-06-01 | 2010-10-27 | 井▲嶋▼ 丈典 | 羽毛の吹き出し防止構造 |
CN102268762A (zh) * | 2010-06-01 | 2011-12-07 | 井岛丈典 | 羽毛的钻出防止结构 |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177600A patent/JP2006346246A/ja active Pending
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JP2011252249A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Takenori Ijima | 羽毛の吹き出し防止構造 |
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