JP2006345364A - セグメントメタデータ生成装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避が可能なセグメントメタデータ生成装置及び方法を提供すること。
【解決手段】 セグメントメタデータ生成装置100には、エンコーダ107によってエンコードされた映像ストリームであるMPEG2−TS108と、エンコード前の映像に対して映像の区間を表す情報を記述生成したセグメントメタデータ109とが入力される。入力部101は映像ストリームを受け付ける。再生可能位置抽出部102は、入力された映像ストリームから再生可能位置情報103を抽出する。セグメントメタデータ補正部104は、セグメントメタデータに含まれる映像の種別とセグメントメタデータの補正方法との関連を定義する関連テーブル105を参照して、抽出した再生可能位置情報103に基づいて入力されたセグメントメタデータの開始位置を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送局から放送された映像の再生可能位置情報を利用して、映像情報のセグメントメタデータを自動的に補正するセグメントメタデータ生成装置及び方法に関する。
2006年頃に放送開始が予定されているサーバー型放送サービスでは、デジタル放送及び/又はインターネットでサービスされる番組、各種情報、等を視聴者が大容量データを蓄積可能なホームサーバーに蓄積し、インターネットに接続することにより、放送番組と連動した種々の映像コンテンツを利用できる。そのサービスの一つとして、放送映像の区間に関する情報を記述したセグメントメタデータを利用し、蓄積された映像の一部区間のみを再生できる見込みである。
BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送や地上デジタル放送では、ストリーム形式はMPEG2−TS(Moving Pictures Experts Group Transport Stream)形式で伝送し、サーバー型放送がそれらの映像を利用することが見込まれている。映像は、MPEGで圧縮した場合、フレーム内圧縮しフレーム間の予測を伴わないIピクチャ(Intra Picture)と、前後フレームとの差異を利用した双方向予測的圧縮のBピクチャ(Bi-directionally Predictive Picture)と、フレーム内圧縮の他に時間軸順方向のみの予測を行って時間型フレーム間圧縮しIフレームとの差異を元にした前方予測可能なPピクチャ(Predictive Picture)から構成される。
従来の放送では、放送映像は、主調整室のスイッチャで切り替え、収録番組カート、CMカート、さまざまなサブスタジオ、等の分散した映像送出設備から切替映像をMPEG形式にエンコードして送出している。切替映像は、MPEGにエンコードした際に、フレーム内圧縮したIピクチャとフレーム間圧縮したBピクチャとPピクチャから構成されるが、一般的に受信機は記憶装置に映像を録画又は蓄積した後、再生する場合には、低圧縮率のためデータ量が多く高画質であるIピクチャから再生を開始している。
セグメントメタデータを生成する方法は、例えばニュースを制作するサブシステム等、ひとつの番組向けの映像製作スタジオレベルで出力された映像に対してセグメントメタデータを付与することを想定している。例えば、映像の編集において、ピクチャ情報を使用した編集方法及び編集装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、書換え可能なDVD向けの、MPEGビットストリームの復号化及び再符号化することのない画像の編集が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−341436号公報 特願2001−537065号公報
しかしながら、上記従来の伝送方法にあっては、放送局では、映像の制作やスタジオでの収録段階では実際の伝送方法であるMPEGでない伝送方法が一般的であり、MPEG形式にするタイミングは最終的に放送局から出力するタイミングで行われているため、Iピクチャが挿入される位置は、放送するタイミングでしか知ることができない。
このように制作したセグメントメタデータを利用して蓄積した映像の一部分を再生すると、セグメントメタデータの開始位置にIピクチャがなく、前後のIピクチャから再生されるので、放送局として視聴をさせたくない映像が瞬時的に再生されたり、CMなどの視聴させるべき映像が一部欠落することがあった。
特に、従来のリアルタイムで放送される番組は、本編とCMを交互に視聴する形態が主であるが、サーバー型放送では、番組の視聴形態としてCMをまとめて視聴し、その後本編をまとめて視聴するようなこともセグメントメタデータを利用することで可能となるが、本編を連続して見る際にセグメントメタデータの開始位置にIピクチャがなく、数フレーム分CMが再生されるようなことも発生するという事情があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避が可能なセグメントメタデータ生成装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明のセグメントメタデータ生成装置は、エンコードされた映像ストリームと、エンコードされる前の映像に関連した情報が記述されたセグメントメタデータとが入力される入力手段と、前記映像ストリームから再生可能位置情報を抽出する抽出手段と、前記抽出した前記再生可能位置情報に基づいて、前記入力されたセグメントメタデータを補正するセグメントメタデータ補正手段と、を備える。
この構成により、エンコードされた映像ストリームに応じてセグメントメタデータを補正することにより、視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避することができる。
また、本発明のセグメントメタデータ生成装置は、セグメントメタデータの種別と補正方法とを対応付けた補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶手段を更に備え、前記セグメントメタデータ補正手段は、前記補正テーブルを参照して前記入力されたセグメントメタデータを補正する。この構成により、セグメントメタデータの種別に対応した補正を行うことができる。
また、本発明のセグメントメタデータ生成装置において、前記再生可能位置情報は、Iピクチャの位置情報である。この構成により、Iピクチャの位置に基づいて補正したセグメントメタデータを生成することができる。
また、本発明のセグメントメタデータ生成装置において、前記再生可能位置情報は、GOPの情報である。この構成により、GOP単位でのセグメントメタデータの補正を行うことができる。
本発明のセグメントメタデータ生成方法は、エンコードされた映像ストリームと、エンコードされる前の映像に関連した情報が記述されたセグメントメタデータとが入力されるステップと、前記映像ストリームから再生可能位置情報を抽出するステップと、前記抽出した前記再生可能位置情報に基づいて、前記入力されたセグメントメタデータを補正するステップと、を有する。
この方法により、エンコードされた映像ストリームに応じてセグメントメタデータを補正することにより、視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避することができる。
本発明によれば、視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避が可能なセグメントメタデータ生成装置及び方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るセグメントメタデータ生成装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のセグメントメタデータ生成装置100には、エンコーダ107によってエンコードされた映像ストリームであるMPEG2−TS108と、エンコード前の映像に対して映像の区間を表す情報を記述生成したセグメントメタデータ109とが入力される。
そして、セグメントメタデータ生成装置100は、映像ストリームの入力を受け付ける入力部101と、入力された映像ストリームからIピクチャの位置やGOPの情報等の再生可能位置情報103を抽出する再生可能位置抽出部102と、セグメントメタデータに含まれる映像の種別(以下、セグメントメタデータ種という)とセグメントメタデータの補正方法との関連を定義する関連テーブル105と、関連テーブル105を参照して、入力されたセグメントメタデータの開始位置を抽出した再生可能位置情報103に基づいて補正するセグメントメタデータ補正部104とを有する。なお、関連テーブル105は、RAM等の記憶手段に記憶される。
図2は、本実施形態のセグメントメタデータ生成方法の一例を示すフローチャートである。エンコーダ107は映像をエンコードし、映像ストリームであるMPEG2−TS108を生成する(ステップS1)。次いで、セグメントメタデータ生成装置100にMPEG2−TS108が入力されると、再生可能位置抽出部102は、入力された映像ストリームから再生可能位置情報を抽出する(ステップS2)。
次いで、セグメントメタデータの種別とセグメントメタデータの補正情報を対応付ける関連テーブル105が定義される(ステップS3)。そして、セグメントメタデータ補正部104は、関連テーブル105と抽出した再生可能位置情報103を使用してセグメントメタデータ109の開始位置を補正して、セグメントメタデータ106を生成する(ステップS4)。
図3に、エンコード前の映像201とエンコード前の映像に付与されたセグメントメタデータ情報202とエンコード後のIピクチャの位置情報203との一例を示す。それぞれの詳細は後述する。
図4は、エンコード前の映像の1区間を記述したセグメントメタデータの一例を示す図である。セグメントメタデータ情報202は、エンコード前のセグメントメタデータ109の映像の1区間を表す情報を記述し、セグメントメタデータ種別2001、セグメントメタデータタイトル2002、セグメントメタデータIN点2003、セグメントメタデータOUT点2004、等の各項目名と各値を含む。
セグメントメタデータ種別2001の項目は、エンコード前の映像の区間の種別を表し、例えば「本編」の値を有する。セグメントメタデータタイトル2002の項目は、映像区間のタイトルを表し、例えば「特集:21世紀型の農業とは」の値を有する。セグメントメタデータIN点2003の項目は、映像区間の開始時間を表し、番組の相対的な時間が例えば0秒を表す「00:00:00:000」の値を有する。映像区間の終了時間を表すセグメントメタデータOUT点2004の項目は、番組の開始からの相対的な時間を示し、例えば10分12秒200ミリ秒を表す「00:10:12:200」を有する。
さらに、図4は、エンコード前の映像の1区間を記述したセグメントメタデータの他の例を示す。このセグメントメタデータの他の例において、セグメントメタデータ種別3001の項目は、エンコード前の映像の区間の種別を表し、例えば「CM」の値を有する。セグメントメタデータタイトル3002の項目は、映像区間のタイトルを表し、例えば「(公序良俗違反につき、不掲載) デジタル編」の値を有する。セグメントメタデータIN点3003の項目は、映像区間の開始時間を表し、番組の相対的な時間で例えば10分12秒200ミリ秒を表す「00:10:12:200」の値を有する。セグメントメタデータOUT点3004の項目は、映像区間の終了時間を表し、番組の開始からの相対的な時間で例えば10分27秒200ミリ秒を表す「00:10:27:200」の値を有する。このように、図4は、図3(B)のエンコード前の映像に付与されたセグメントメタデータをテーブルとして表示した例である。
図5は、再生可能位置抽出部によって抽出された再生可能位置情報の記述内容の一例を示す図である。セグメントメタデータ生成装置100の再生可能位置抽出部102は、エンコーダ107にてエンコードされたMPEG2−TS108から再生可能位置情報103を抽出する。Iピクチャ位置情報402は、再生可能位置となるIピクチャが挿入された時間の情報であり、例えば、20時10分11秒500ミリ秒は「20:10:11:500」と表示することを示す。図5は、図3(C)のエンコード後のIピクチャの位置情報をテーブルとして表示した例である。
図6は、図6(A)に開始位置を補正する前のセグメントメタデータの一例を示し、図6(B)に開始位置を補正した後のセグメントメタデータの一例を示す。図3(C)に示すように、Iピクチャの位置情報203は「00:10:12:000」、「00:10:12:500」等であり、セグメントメタデータ504の開始位置501は「00:10:12:200」であるため、「CM (公序良俗違反につき、不掲載) デジタル編」のセグメントメタデータ504を使用して再生する場合、受信機にて「00:10:12:500」のIピクチャの位置から再生されると、CMが一部欠落することとなる。
そこで、図6(B)に示すように、セグメントメタデータ生成装置100は、セグメントメタデータ開始位置をIピクチャの位置情報203から「00:10:12:000」に補正することでCMの一部が欠落しないようにすることが可能となる。このように補正されたセグメントメタデータは、補正結果のセグメントメタデータ106として格納され処理される。
図7は、セグメントメタデータ種と補正情報との関連を管理する関連テーブルの一例を示す図である。関連テーブル105は、視聴パターン601、対象時間602、セグメントメタデータ種603、補正情報604、等の各情報の関連を管理するための情報テーブルである。
視聴パターン601の項目は、セグメントメタデータを利用した視聴のパターンを表すものであり、例えば本編のみのダイジェストを見る「本編ダイジェスト」やCMのみのダイジェストを見る「CMダイジェスト」である。対象時間602の項目は、ダイジェストを構成する映像を放送する時間を表すものであり、例えば「20:00:00〜21:00:00」である。
セグメントメタデータ種603の項目は、対象となるセグメントメタデータの種別を表すものであり、例えば「本編のみ」である。補正情報604の項目は、ダイジェストを構成するセグメントメタデータの補正方法を表すものであり、例えば「CMなし/1GOP以内」であれば、1GOP(Group Of Pictures)以内の補正でCMを入れないようにして補正することを表し、「CM優先/1GOP以内」であれば、1GOP(Group Of Pictures)以内の補正でCMを優先して補正することを表す。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、セグメントメタデータ生成装置及び方法は、エンコードする前の映像に対して生成したセグメントメタデータ及びキャプチャした映像と補正情報を利用して、セグメントメタデータの開始位置をエンコード後のIピクチャの位置に補正することができ、セグメントメタデータを利用したダイジェスト視聴やハイライト視聴をさせる際の映像区間情報であるセグメントメタデータの精度を高めるという利点がある。
本発明のセグメントメタデータ生成装置及び方法は、視聴対象外の映像の再生や視聴対象の映像の欠落を回避が可能な効果を有し、サーバー型放送システム等に有用である。
本実施形態のセグメントメタデータ生成装置の構成を示すブロック図 本実施形態のセグメントメタデータ生成方法の一例を示すフローチャート エンコード前の映像と、エンコード前の映像に付与されたセグメントメタデータ情報と、エンコード後のIピクチャの位置情報との一例を示す図 エンコード前の映像の1区間を記述したセグメントメタデータの一例を示す図 再生可能位置抽出部によって抽出された再生可能位置情報の記述内容の一例を示す図 (A)開始位置を補正する前のセグメントメタデータの一例を示す図、(B)に開始位置を補正した後のセグメントメタデータの一例を示す図 セグメントメタデータ種と補正情報との関連を管理する関連テーブルの一例を示す図
符号の説明
100 セグメントメタデータ生成装置
101 入力部
102 再生可能位置抽出部
103 再生可能位置情報
104 セグメントメタデータ補正部
105 関連テーブル
106 補正結果のセグメントメタデータ
107 エンコーダ
108 MPEG2−TS
109 セグメントメタデータ

Claims (5)

  1. エンコードされた映像ストリームと、エンコードされる前の映像に関連した情報が記述されたセグメントメタデータとが入力される入力手段と、
    前記映像ストリームから再生可能位置情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出した前記再生可能位置情報に基づいて、前記入力されたセグメントメタデータを補正するセグメントメタデータ補正手段と、
    を備えるセグメントメタデータ生成装置。
  2. 請求項1に記載のセグメントメタデータ生成装置であって、
    セグメントメタデータの種別と補正方法とを対応付けた補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶手段を更に備え、前記セグメントメタデータ補正手段は、前記補正テーブルを参照して前記入力されたセグメントメタデータを補正するセグメントメタデータ生成装置。
  3. 請求項1又は2に記載のセグメントメタデータ生成装置であって、
    前記再生可能位置情報は、Iピクチャの位置情報であるセグメントメタデータ生成装置。
  4. 請求項1又は2に記載のセグメントメタデータ生成装置であって、
    前記再生可能位置情報は、GOPの情報であるセグメントメタデータ生成装置。
  5. エンコードされた映像ストリームと、エンコードされる前の映像に関連した情報が記述されたセグメントメタデータとが入力されるステップと、
    前記映像ストリームから再生可能位置情報を抽出するステップと、
    前記抽出した前記再生可能位置情報に基づいて、前記入力されたセグメントメタデータを補正するステップと、
    を有するセグメントメタデータ生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014516222A (ja) * 2011-05-18 2014-07-07 インテレクチュアル ベンチャーズ ファンド 83 エルエルシー 興味の特徴を含むビデオサマリー

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