JP2006344089A - 複数san間のディスク配置の最適化システムおよび方法 - Google Patents

複数san間のディスク配置の最適化システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数SANに跨る広域な大規模SAN環境で、SAN間を跨るディスクアクセスによるネットワークトラフィックを減少するために、この大規模SAN環境の構成や運用状態の変更によるディスクのアクセス頻度を監視する機能を提供して、監視した結果を用い、SAN間でディスクの配置を動的に最適化する手段を提供する。
【解決手段】
広域な大規模SAN環境で、SAN間に跨るディスクドライブにアクセス可能とする機能を提供する管理装置と接続装置を有し、ディスクの移動を決める諸パラメータを管理員が選択、決定する端末を備え、ディスクアクセス頻度を監視する機能、ディスクを動的に移行処理を行う機能、ディスク位置情報をSAN間で共有する処理を行う機能を有するディスク管理装置を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のSANを接続した構成におけるディスク配置の最適化する方法に関する。
従来は、特許文献1に記載のように、ストレージシステムでは、ストレージシステムの稼動状況を監視した結果により、ストレージシステム全体又は特定の論理デバイスにおいてストレージ性能の低下が検出された場合は、同一筐体内の別のRAIDグループ或は別筐体のRAIDグループを構成する物理ドライブにデータ(論理ボリューム)を移動することで、負荷分散を図る方法が知られている。
特開2002−182859号公報
SAN(Storage Area Network)同士を接続し大規模SANを構成する場合、SAN間を跨るディスクアクセスが発生する。ディスクアクセスによるネットワークトラフィックを減少するために、あるディスクをアクセス頻度が一番高いSANに配置することが相応しいと考える。但し、大規模SAN環境の構成や運用状況の変更に伴って、当初配置したSAN内からのアクセス頻度が最も高いと限らなくなり、ネットワークトラフィックを減少するために、アクセス頻度が高いSANに該当ディスクを移動した方が相応しいと考える。
上記の従来技術では、各SANからある特定なディスクへのアクセス頻度を監視する機能が備えていない。また、物理ドライブを構成する一部の論理ボリュームを再編成と移動することによる負荷分散が、SAN同士を跨る負荷分散とそのためのデータ移動に適用できない。
本発明の目的は、複数SANに跨る広域な大規模SAN環境で構成や運用状態の変更によるディスクのアクセス頻度を監視する機能を提供して、監視した結果を用い、SAN間でディスクの配置を動的に最適化する手段を提供することである。
上記目的を達成するために、SAN間に跨るディスクにアクセス可能とする機能を提供し、ディスクの移動を決める諸パラメータを管理員が選択、決定するインターフェースを備え、ディスクアクセス頻度を監視する機能、ディスクを動的に移行する処理を行う機能、ディスク位置情報をSAN間で共有する処理を行う機能を有するディスク管理装置を備えたものである。
本発明によれば、複数SANから構成した広域な大規模SAN環境でSAN間に跨るディスクアクセスによるネットワークトラフィックを監視する機能を提供し、SANの特性であるストレージプールを活かして動的にディスクをアクセス頻度の高いSANにディスクを再配置することにより、ディスクアクセスで発生するネットワークトラフィックを減少できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明における一実施例である複数SANから構成した広域な大規模SAN環境を示す構成図である。
本実施例では、それぞれ独立したSAN(Storage Area Network)であるSAN1(101)、SAN2(102)、SAN3(103)を接続装置1(107)、接続装置2(108)、接続装置3(109)で接続する広域な大規模SAN環境である。異なるSAN101、102、103でデータアクセスを可能にするために、SAN間を跨る全体のディスク情報を持つ管理装置1(113)、管理装置2(114)、管理装置3(115)があり、各ディスクに対するアクセス権限を管理する。ディスク1a(122)からディスク3b(131)まではそれぞれディスクへのアクセスI/O量を記録するセンサ124、125、128、129、132、133が取付けられている。
ディスク配置の最適化を処理するために、SAN1(101)にディスク管理装置1(116)、SAN2(102)にディスク管理装置2(117)、SAN3(103)にディスク管理装置3(118)を設置している。各ディスク管理装置それぞれがネットワーク線で各センサに接続され、ディスク管理装置1(116)にはセンサ124、125が、ディスク管理装置2(117)にはセンサ128、129が、ディスク管理装置3(118)にはセンサ132、133が接続され、センサから取得されたディスクアクセス量の記録を集計する。
また、ディスク移動する処理で移動先SANから使用できる空きボリューム(LDEV)を検索し新しいディスクを構成するために、各ディスク管理装置がネットワーク線で各ストレージプールに接続され、ディスク管理装置1(116)にはストレージプール1(104)が、ディスク管理装置2(117)にはストレージプール2(105)が、ディスク管理装置3(118)にはストレージプール3(106)が接続される。
ディスク管理装置1(116)、ディスク管理装置2(117)、ディスク管理装置3(118)にそれぞれ接続された端末1(119)、端末2(120)、端末3(121)は管理員が各ディスクの移行条件に関する諸バラメータを設定するためのインターフェースを提供している。
図2は、接続装置1(107)の構成図と接続装置1(107)が持つルート管理テーブル201、認証情報キャッシュテーブル202の内部にあるデータの構成図である。
接続装置1(107)は、SAN間を跨るディスクアクセス要求を受付けた場合に、どの接続装置に要求を出す必要があるかを登録するルート管理テーブル201、一度要求を受付けたアクセス要求のアクセス権限情報を登録する認証情報キャッシュテーブル202、接続されているSANの管理装置の情報を登録する管理装置テーブル203、SAN間を跨るディスクアクセス要求を受付けた場合に、受付けた要求のExchangeIDと、I/O要求の送信元のFabricアドレスを登録するExchangeID対応付けテーブル204、自SANの帯域幅と他SANからの最大データアクセス総量を集計する他SANアクセス集計テーブル205、アクセス要求を受付けた場合に、権限が登録されているかどうかを管理装置に問い合わせる管理装置との通信制御部206、他接続装置との通信を制御する接続装置との通信制御部207、ホストからのアクセス要求を受付けるディスクアクセス要求制御部208、他SANからのデータアクセス量を集計し、単位時間の最大アクセス総量を算出して記録する他SANアクセス集計部209、接続装置とファイバチャネルスイッチを接続するHBA210、他接続装置と接続するためのHBA(Host Bus Adapter)211から構成される。
ルート管理テーブル201は、接続先となるSAN名210、接続先の接続装置のWWN(World Wide Name)211、Fabricアドレス212のように、接続装置と繋がっている他接続装置の情報を保持する。
認証情報キャッシュテーブル202は、アクセスを許可しているホストのホスト名213、ホストのHBAが持つWWN214、WWN214に対してアクセス権限が登録されているディスクのディスク名215、ディスクと接続されているCHAのポートのWWN216、ディスクのLUN217、ディスクが所属するSAN名218、ディスクにアクセスするためのFabricアドレス219のように、ホストのHBAが持つWWNに対応付けられているアクセス可能ディスクの情報を保持する。
図3は、接続装置1(107)が持つ管理装置テーブル203、ExchangeID対応付けテーブル204、他SANアクセス集計テーブル205の内部にあるデータの構成図である。
管理装置テーブル203は、接続装置1(107)と繋がっているSAN1(101)に存在する管理装置1(113)のWWN301、Fabricアドレス302のように、管理装置にアクセスする際に必要な情報を保持する。
ExchangeID対応付けテーブル204は、要求元のExchanageID 303、要求元のFabricアドレス304のように、ディスクへのアクセス要求を接続装置が引き継ぐために必要な情報を保持する。
他SANアクセス集計テーブル205は、自SANの帯域幅305、他SANからの最大単位時間のデータアクセス総量306のように、ディスク移行要求を受けた際、移行しようとするディスクの最大単位時間アクセス量が容許範囲内かどうかを確認するための情報を保持する。
図4は、ホスト1(110)の構成とホスト1(110)が持つアクセス可能装置テーブル401の内部にあるデータの構成を示す図である。
ホスト1(110)は、取得したアクセス権限を登録するアクセス可能装置テーブル401、管理装置1(113)からホスト1(110)に関するアクセス権限情報を取得するための管理装置との通信制御部402、ディスクとの通信を制御するディスクとの通信制御部403、ホスト1(110)とファイバチャネルスイッチを接続するHBA404から構成される。
アクセス可能装置テーブル401は、ホスト1(110)のHBA404が持つWWN405、Fabricアドレス406、そのWWN405に対してアクセス権限が登録されているディスク名407、ディスクと接続されているCHAのポートのWWN408、ディスクのLUN409、ディスクが所属するSAN名410、ディスクにアクセスする際に要求を出す先のFabricアドレス411のように、そのホストに対してアクセス権限が割当てられているディスクの情報を保持する。
図5は、管理装置1(113)の構成と管理装置1(113)が持つホスト情報テーブル501とディスク情報テーブル502の内部にあるデータの構成を示す図である。
管理装置1(113)は、SAN1(101)に存在するホストの情報を登録するホスト情報テーブル501、SAN全体のディスクの情報を登録するディスク情報テーブル502、SAN1(101)と接続されている接続装置の情報を登録する接続装置情報テーブル503、ディスクへのアクセス権限を登録するアクセス権限管理テーブル504、SAN1(101)の名称を登録するSAN名505、SAN1(101)に接続されているディスクやホストの情報を収集する接続機器データ収集部506、アクセス権限管理テーブル504から対象ホストの情報だけを抜き出しホストにその情報を渡す機器関連付け制御部507、接続装置からのアクセス権限参照要求などを受付ける接続装置との通信制御部508、アクセス権限の設定や解除を管理するアクセス権限制御部509、管理装置をファイバチャネルスイッチと接続するHBA510から構成される。
ホスト情報テーブル501は、ホスト1(110)のホスト名511と図4で示すホスト1(110)のHBA404が持つWWN512、WWN512のFabricアドレス513のようにSAN1(101)に存在するホスト名511とそのホストが持つWWN512、Fabricアドレス513を保持する。
ディスク情報テーブル502は、ディスク名514、ディスクが接続されているCHAのポートのWWN515、ディスクのLUN516、ディスクが属するSAN名517、ディスクにアクセス要求を出す際のFabricアドレス518のように、ディスクを特定するための情報とそのディスクに対して付けられた名前を保持する。
図6は、管理装置1(113)が持つ接続装置情報テーブル503とアクセス権限管理テーブル 504の内部にあるデータの構成を示す図である。
接続装置情報テーブル503は、接続装置1(107)の名称601、図5で示す接続装置1(107)のHBA210が持つWWN602、WWN602のFabricアドレス603のように、SAN1(101)に接続されている接続装置名1(107)、その接続装置が持つWWN602、Fabricアドレス603を保持する。
アクセス権限管理テーブル504は、アクセスを許可するディスク名604、許可対象とするホスト名605、ホストのHBAが持つWWN606のように、アクセスを許可するディスクとホストのWWNの対応付けを保持する。
図7は、ディスク管理装置1(116)の構成とディスク管理装置1(116)が持つディスクアクセス集計テーブル701と移行条件テーブル702の内部にあるデータの構成を示す図である。
ディスク管理装置1(116)は、各SANから自SAN内の各ディスクへアクセスした単位時間のデータ量の情報を持つディスクアクセス集計テーブル701、管理員が端末119、120、121から定義したディスク移行条件の諸パラメータを持つ移行条件テーブル702、自SAN内の各ディスクの構成情報を持つディスクプロパティテーブル703、自SANのストレージプール内の空きボリューム一覧情報を持つストレージプールテーブル704、各SANから自SAN内の各ディスクへアクセスした単位時間のデータ量を算出して記録するディスクアクセス集計部705、ディスク移行の要否確認と移行処理を行うディスク移動制御部706、ディスク移行後各SANに新しいディスクの情報を更新する処理を行うディスク位置情報通知部707、移行要求を受けた際、ストレージプールから適用する空きボリュームを検索する処理及び移行されたディスクをストレージプールに返す処理を行うストレージプール制御部708から構成されている。
ディスクアクセス集計テーブル701では、あるSANからあるディスクへ最後にアクセスした時間(日時)を示すTimestamp 711、アクセスされたディスク名712、該当ディスクへのアクセス元SAN713、単位時間のアクセス量の和714を持っている。ディスクアクセス集計テーブル701のエントリ数が自SANのディスク数と各ディスクへアクセスするSAN(自SANも含む)の数の積になる。
移行条件テーブル702では、ディスク名715、該当ディスクが他SANへの移動可能かどうかのフラグを意味する移行可否716、移行契機を決定する閾値717、移行できる又は移行できないSANを定義する移行先718を持っている。
図8は、ディスク管理装置1(116)が持つディスクプロパティテーブル703とストレージプールテーブル704の構成を示す図である。
ディスクプロパティテーブル703では、自SANにあるディスクのディスク名801、ディスクのサイズ802、ディスクを構成するストレージサブシステムを表すTYPE 803、ディスクを構成する論理デバイス(LDEV)を表すLDVs 804、RAIDの種類を表すRAID 805、LDEVの容量806を持っている。
ストレージプールテーブル704では、自SANのストレージプール内にあるLDEV 807、LDEVのストレージサブシステム種類を表すTYPE 808、RAID 809、LDEVの容量810を持っている。
図9は、ホスト2(111)からディスク1a(122)へI/O処理を実行した時の集計処理を示すシーケンス図である。
ホスト2(111)からディスク1a(122)へI/O要求が発行される(ステップ901)。認証情報キャッシュテーブル202に登録したアクセス権限内容を確認し、要求元のExchangeIDをキーとしてFabricアドレスをExchangeID対応付けテーブル204に保存し、接続装置2(108)と接続装置1(107)間のFabricアドレスに書き換え、接続装置1(107)にI/O要求を送信する。接続装置1(107)では、ExchangeIDをキーとして書き換えられたFabricアドレスをExchangeID対応付けテーブル204に保存し、接続装置1(107)とディスク1a(122)間のFabricアドレスに書き換えてI/O要求をディスク1a(122)に送信する(ステップ902)。
I/O要求が書込み処理であれば、接続装置1(107)がこのデータ量を集計(同時に帯域を通過する他SANからのアクセスがあれば、すべてのデータ量の合計を算出する)して、他SANアクセス集計テーブル205の他SANからの最大アクセス総量306の値と比べ、集計したデータ量の値がより大きければ、その値を他SANからの最大アクセス総量306に更新する(ステップ903)。I/O要求が書込み処理であれば、センサ131がデータ量を記録して要求をディスク1a(122)に渡す。I/O要求が読出し処理であれば、ディスク1a(122)でのI/O処理を完了してからデータ量を記録する(ステップ904)。
そして、ディスク1a(122)が受取ったI/O要求を処理して、処理完了をセンサ経由で通知する(ステップ905、906)。センサが記録したI/Oのデータ量をディスク管理装置116のディスクアクセス集計部705に渡す(ステップ907)。ディスクアクセス集計部705がディスクアクセス集計テーブル701からディスク名とアクセス元SANをキーとしてエントリを抽出し、下記の(数1)で単位時間の総アクセス量を算出し、ディスクアクセス集計テーブル701にある該当エントリのTimestamp 711とアクセス量/時間の和714を更新する(ステップ908)。
A1+A2/(T2−T1) (数1)
A1:ステップ907でディスクアクセス集計テーブル701から取出した
アクセス量/時間の和714
A2:ステップ906でセンサから受取ったデータ量
T1:ステップ907でディスクアクセス集計テーブル701から取出したTimestamp 711
T2:ステップ907の処理を開始した時のタイムスタンプ
I/O要求が読取り処理であれば、接続装置1(107)がこのデータ量を集計(同時に帯域を通過する他SANからのアクセスがあれば、すべてのデータ量の合計を算出する)して、他SANアクセス集計テーブル205の他SANからの最大アクセス総量306の値と比べ、集計したデータ量の値がより大きければ、その値を他SANからの最大アクセス総量306に更新する(ステップ909)。
ディスク1a(122)からのI/O要求処理完了を接続装置1(107)が受取り、ExchangeIDをキーにしてExchangeID対応付けテーブル204に保存され、Fabricアドレスに書き換え、接続装置2(108)に返信する。接続装置2(108)は、ExchangeIDをキーにしてExchangeID対応付けのストレージプール制御部708テーブル204に保存されたFabricアドレスに書き換えホスト2(111)に返信する(ステップ910)。ホスト2(111)がI/O要求実施結果を受取る(ステップ911)。
図10は、あるSAN環境でディスク管理装置116が周期的に行うディスク配置の最適化処理を示すフローチャートである。
ディスク管理装置116のディスク移動制御部706がディスク位置の最適化処理を開始する(ステップ1001)。ディスクアクセス集計テーブル701からすべてのエントリをディスク別で抽出する(ステップ1002)。次のディスクのエントリを処理する(ステップ1003)。まだ処理していなディスクがあるかどうか調べる(ステップ1004)。まだ処理していないディスクが無ければ、最適化の処理を終了する(ステップ1016)。未処理ディスクがあれば、該当ディスクのエントリをアクセス量/時間の和714の大きい順でソートする(ステップ1005)。ソートしたエントリ一覧を一つずつ処理する(ステップ1006)。
まだ処理していないエントリがあるかどうか、且つそのエントリの情報であるアクセス元713が自SANでないかどうか、且つそのエントリの情報であるディスク名712をキーとして移行条件テーブル702から該当するエントリを抽出して、そのディスクが移行可能と設定したかどうかを確認する。比較条件を満たさない場合、次のディスクを処理するようにステップ1003へ戻る(ステップ1007)。 まだ処理していないエントリがある、且つアクセス元713が他のSANである、且つそのディスクが移行可能と定義されていた場合、アクセス量/時間の和714が閾値717を超えるかどうか確認し、アクセス元713と移行先718を比べ、アクセス元713が移行できる移行先かどうかを確認する。比較条件を満たさない場合、次のエントリの処理に移るため、ステップ1006へ戻る(ステップ1008)。
アクセス量/時間の和714が閾値717を超え、且つアクセス元713が移行できる移行先である場合、ディスク名712をキーとして、ディスクプロパティテーブル703から該当するエントリを抽出して情報を移行先SAN(アクセス元713)へ渡し、ディスク移行の要求を出す(ステップ1009)。移行先SANのディスク管理装置116のディスク移動制御部706が移行要求とディスクの情報を受取ったら、移行先SANの接続装置107の他SANアクセス集計テーブル205から帯域幅305と他SANからの最大アクセス総量306を抽出して、下記の(数2)の真偽をチェックして、結果をステップ1012の処理までキャッシュに保存する(ステップ1010)。
(帯域幅-他SANからの最大アクセス総量) > アクセス量/時間の和 (数2)
そして、移行先SANが受取ったディスク情報とストレージプールテーブル704の内容を比べ、適用できるボリュームを探し出し、適用できるボリュームがない場合は、なしのフラグを、適用できるボリュームがある場合はボリュームからディスクを作成して、作成したディスクの情報をステップ1012の処理までキャッシュに保存する(ステップ1011)。移行先SANのディスク移動制御部706がステップ1010とステップ1011の結果を移行要求元SANへ通知する(ステップ1012)。移行要求元SANが通知された情報で移行できるかどうかを判断する(ステップ1013)。移行できない場合、ディスクアクセス集計テーブル701のアクセス量/時間の和714を0に初期化して、次のエントリの処理に移るため、ステップ1006へ戻る(ステップ1014)。移行できる場合、移行プロセスへ移し、次のディスクの処理ステップ1003へ戻る(ステップ1015)。全ディスクの全エントリの処理が終了したら、最適化処理を終了する(ステップ1016)。
図11は、ディスク移動制御部706が行う、ディスク移行要求元SANから移行先SANへの移行要求処理を示すシーケンス図である。
図10のステップ1009の処理で、移行元SANのディスク移動制御部706が移行するディスク名をキーとしてディスクプロパティテーブル703から抽出したディスクを構成するボリュームの情報と、ディスクアクセス集計テーブル701から抽出したアクセス量/時間の和714を移行先SANへ渡す(ステップ1101)。
移行先SANの帯域幅が移行後のデータアクセス量が許容できるか確認するために、ディスク移動制御部706が受取った情報のアクセス量/時間の和714の値と他SANアクセス集計テーブル205から抽出した帯域幅305及び他SANからの最大アクセス総量306を(数2)で真為をチェックして、結果をステップ1105の処理までキャッシュに保存する(ステップ1102)。そして、ストレージプール制御部708へディスクを構成するLDEVを探す要求を出す(ステップ1103)。
ストレージプール制御部708が受取ったディスク情報とストレージプールテーブル704の内容を比べ、適用できるボリュームを探し出す。適用できるLDEVがない場合はなしのフラグを、適用できるLDEVがある場合はLDEVからディスクを作成して、作成したディスクの情報(ディスク名、接続されているCHAボートのWWN、ディスクのLUNディスクにアクセス要求を出す際のFabricアドレス)をステップ1105の処理までキャッシュに保存する(ステップ1104)。検索した結果をディスク移動制御部706へ通知する(ステップ1105)。
ステップ1102とステップ1105の結果を移行要求元SANのディスク移動制御部706へ通知する(ステップ1106)。移行要求元SANのディスク移動制御部706が受取った結果で移行可否を判断する(ステップ1107)。
図12は、図10のステップ1015で移行プロセスへ移したディスクの移行処理を示すシーケンス図である。
移行元SANのディスク移動制御部706が移行ディスクのデータリード要求を移行対象ディスク122へ発行する(ステップ1202)。ディスク122はデータを読取る(ステップ1203)。読取ったデータを新規ディスク1201に書き込む処理を開始するために、移行元SANのディスク移動制御部706は移行元接続装置107へアクセス要求を送信する(ステップ1204)。
新規ディスク1201は移行元SANに存在しないためI/O要求は移行元SANの接続装置107に送信され、ステップ902のようにFabricアドレス変換処理を行って移行先SANの接続装置108に送信され、移行先のディスク移動制御部706に送信される(ステップ1205)。移行先ディスク移動制御部706は新規ディスク1201へデータライト要求をする(ステップ1206)。そして、新規ディスク1201が送信されたデータの反映処理を実行する。なお、ステップ1207までのデータコピーはTrueCopyなどの既存のリモートコピー技術を利用して処理する(ステップ1207)。
移動対象ディスク122のデータを完全に新規ディスク1201へのコピーが完了したら、移行先ディスク移動制御部706は新規ディスク1201の構成情報とコピー完了通知を移動元ディスク移動制御部706へ発行する(ステップ1208)。移動元ディスク移動制御部706が処理結果を受取る(ステップ1209)。
図13は、ディスク移動してから、新しいディスクの情報を各SANへ通知する処理を示すシーケンス図である。
ステップ1209で移行元SANのディスク移動制御部706がディスクの移行結果を受取ってから、ディスク管理装置116のディスク位置情報通知部707が移行したディスクの最新情報を各テーブルに書換え要求を発行する(ステップ1301)。移行元ホスト110がアクセス可能装置テーブル401のキャッシュ情報を参照して移行前のディスクにI/O要求を送信しないように、ディスク位置情報通知部707は、ホスト110のアクセス可能装置テーブル401のディスク名407が移行されたディスクの情報を全て削除するように要求して、ホスト110は、アクセス可能装置テーブル401を要求通りに書き換える(ステップ1302)。移動元管理装置113がディスク位置情報通知部707から受取ったテーブル書換え要求に応じて、ディスク情報テーブル502のディスク名514から移行されたディスクの情報を移行先の新ディスクの情報に書き換え、アクセス権限管理テーブル504のディスク名604が移行されたディスクのWWN606を新ディスクのWWNに書き換える(ステップ1303)。移動元接続装置107がディスク位置情報通知部707から受取ったテーブル書換え要求に応じて、認証情報キャッシュテーブル202のディスク名215にある移行されたディスクの情報を全て新ディスクに書き換える(ステップ1304)。
そして、移動元ディスク位置情報通知部707が移行先SAN及び他SANのディスク位置通知部707にもテーブル書換え要求を発行する(ステップ1305)。移行先SAN及び他SANのディスク位置通知部707が受取った要求に応じて、自SAN内の各テーブルに対して、ステップ1302、1303、1304の処理を行う(ステップ1306)。
全てのSANにある移行されたディスクの情報を書換えてから、移動元ディスク位置通知部707が移行元ストレージプール制御部104に移行されたディスクをストレージプールに返却する要求を発行する(ステップ1307)。要求を受取ったストレージプール制御部104が、ディスクを構成したボリュームをLDEVとしてストレージプールに戻し、ストレージプールテーブル704に戻したLDEVの情報を追加する(ステップ1308)。
本発明における一実施例である複数SANから構成した広域な大規模SAN環境を示す構成図である。 接続装置1(107)の構成図と接続装置1(107)が持つルート管理テーブル201、認証情報キャッシュテーブル202の内部にあるデータの構成図である。 接続装置1(107)が持つ管理装置テーブル 203、ExchangeID対応付けテーブル 204、他SANアクセス集計テーブル 205の内部にあるデータの構成図である。 ホスト1(110)の構成とホスト1(110)が持つアクセス可能装置テーブル 401の内部にあるデータの構成を示す図である。 管理装置1(113)の構成と管理装置1(113)が持つホスト情報テーブル 501とディスク情報テーブル 502の内部にあるデータの構成を示す図である。 管理装置1(113)が持つ接続装置情報テーブル503とアクセス権限管理テーブル 504の内部にあるデータの構成を示す図である。 ディスク管理装置1(116)の構成とディスク管理装置1(116)が持つディスクアクセス集計テーブル 701と移行条件テーブル 702の内部にあるデータの構成を示す図である。 ディスク管理装置1(116)が持つディスクプロパティテーブル703とストレージプールテーブル704の構成を示す図である。 ホスト2(111)からディスク1a(122)へI/O処理を実行した時の集計処理を示したシーケンス図である。 あるSAN環境で周期的に行うディスク位置の最適化処理を示すフローチャートである。 ディスク移行要求元SANから移行先SANへの移行要求処理を示すシーケンス図である。 図10のステップ1015で移行プロセスへ移したディスクの移行処理を示すシーケンス図である。 ディスク移動してから、新しいディスクの情報を各SANへ通知する処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
101−103・・・ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)
104−106・・・ストレージプール
107−109・・・接続装置
110−112・・・ホスト
113−115・・・管理装置
116−118・・・ディスク管理装置
119−121・・・端末

Claims (6)

  1. ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)間に跨る記憶装置(ディスク)をアクセス可能とする機能を有する管理装置と接続装置を備えた環境で、ディスクアクセス頻度を監視する機能部、ディスクを動的に移行処理を行う機能部、ディスク位置情報をSAN間で共有する処理を行う機能部を有するディスク管理装置を備えたことを特徴とするディスク配置の最適化システム。
  2. 請求項1記載のディスク配置の最適化システムは、自SANと他SANとの間でディスクの最適な配置を決める手段を有することを特徴とするディスク配置の最適化システム。
  3. 複数のSANシステムを接続したストレージシステムにおいて、前記システムは、
    ディスクへのアクセス要求を発行するホスト計算機と、
    前記アクセスの権限を制御する管理装置と、
    ディスクの移行条件のパラメータを設定する端末が接続され、ディスクアクセス量の集計を行ない、他のSANシステムとの間の移行処理を制御するディスク管理装置と、
    それぞれがディスクへのアクセスI/O量を記録するセンサを有する複数のディスク装置と、
    新しいディスクを構成するためのストレージプールと、
    他のSANシステムに接続するための接続装置とを有し、これらをSANを介して接続したことを特徴とするストレージシステム。
  4. 請求項3記載のストレージシステムにおいて、前記ディスク管理装置は、
    単位時間のアクセス量が閾値以上であって移行可能なディスク装置を検出する手段と、
    他のSANシステムにおけるストレージプールから移行可能なボリュームを探す手段と、
    前記検出したディスク装置の内容を前記他のSANシステムにおけるストレージプールのボリュームにコピーする移行処理を起動する手段と、
    前記ディスク装置の管理テーブルを書き換える手段とを有することを特徴とするストレージシステム。
  5. 請求項項3記載のストレージシステムにおいて、前記接続装置は、
    自SANシステム内のディスク装置のアドレスと他のSANシステム内のディスク装置のアドレスとの間のアドレス変換を行うアドレス変換手段を有することを特徴とするストレージシステム。
  6. 請求項3記載のストレージシステムにおいて、前記ディスク管理装置は、さらに、
    前記移行処理の後に、他のSANシステムに内容を移行したディスク装置をストレージプールに登録する手段を有することを特徴とするストレージシステム。
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