JP2006342510A - 連層耐震壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建物の上下方向に連続する柱梁架構の面内に、耐震壁が設置されて成る連層耐震壁を提供する。
【解決手段】 連層耐震壁は、耐震壁が設置されていない階層より上層階に形成されている。上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、建物の上下方向に連続する柱梁架構の面内に、耐震壁が設置されて成る連層耐震壁の技術分野に属し、更に云うと、耐震壁が設置されていない階層(ピロティー階や途中階のことを云う。)より上層階に形成される連層耐震壁に関する。
従来から建物の上下方向に連続する柱梁架構の面内に、鉄筋コンクリート造などの耐震壁が設置されて成る連層耐震壁が、新築、改修を問わず、例えば耐震壁が設置されていないピロティー階や途中階(以下、ピロティー階などと省略する。)より上層階に形成されている。
以下、上記構成の連層耐震壁直下のピロティー階などの柱梁架構の力学的特性について検討する。
先ず、図12に示すように、上下の柱梁架構a、aの面内に、鉄筋コンクリート造の耐震壁bがそれぞれ設置されて成る連層耐震壁cの力学的特性について検討する。
鉄筋コンクリート造の耐震壁bはせん断力だけでなく、軸力に対しても抵抗するので、連層耐震壁cは一本の棒のような一質点系的な挙動を示し、図13に示す曲げモーメント分布となる。
云い替えると、柱梁架構aはラーメン的な挙動を示さず、最下階の柱梁架構aの柱脚部においては、前記曲げモーメントに対し柱自身の曲げ抵抗によるモーメントが発生しないので、同曲げモーメントに対しては図14に示す圧縮力又は引張力と柱中心間距離との積で求まるモーメントのみで抵抗する必要がある。そのため必然的に最下階の柱梁架構aの柱脚部に大きな軸力が作用する構成となっている。
この力学的特性は、上下方向に連続する柱梁架構の面内に、鉄筋コンクリート造などの剛強な耐震壁が設置されて成る連層耐震壁であれば、最下階の耐震壁が省略された場合でも、略同様のことが云える。
故に、連層耐震壁直下のピロティー階などの柱梁架構の柱脚部(以下、ピロティー階などの柱脚部と省略する。)に大きな軸力が作用することを導ける。
しかも、連層耐震壁を成す鉄筋コンクリート造などの耐震壁は重量物であるため、ピロティー階などの柱脚部に作用する軸力が一層大きくなる。それだけでなく、地震時に前記連層耐震壁が左右に大きく振られるので、ピロティー階などの柱脚部に大きなせん断力が作用する問題点もある。
また、耐震壁に作用する建物の軸力が下方の梁に次々と伝達されていき、最終的には連層耐震壁直下のピロティー階などの柱梁架構の上階梁(以下、ピロティー階などの上階梁と省略する。)に大きな軸力が作用する問題点がある。
そこで、上記した問題点を解決するべく、ピロティー階などの柱と上階梁の接合部を靭性の高い構造とする技術(特許文献1、2を参照)や、ピロティー階などの柱と上階梁を補強する技術が開発されている(特許文献3を参照)。また、耐震壁にスリット部を設けて剛性を制御する技術も開発されている(特許文献4を参照)。
なお、連層耐震壁の技術ではないが、建物の柱梁架構の面内に波形鋼板を遮災壁として設置する技術が開発されている(特許文献5を参照)。
特開2002−97714号公報 特開2002−106063号公報 特開平9−228655号公報 特許第3356419号公報 特開2003−176582号公報
上記特許文献1、2の技術は、ピロティー階などの柱と上階梁の接合が特殊構造となり、施工が煩雑でコストが嵩む。
上記特許文献3の技術は、ピロティー階などの柱と上階梁を補強しているため、ピロティー階などの空間が狭くなり、機能性が低下する。
上記特許文献4の技術は、耐震壁のスリット部によって耐火性、遮音性などが損なわれる。
ところで、波形鋼板の力学的特性について着目すると、次の特徴が認められる。なお、本発明で云う波形鋼板とは、JIS規格では「鋼板製波板」と記載され、現業では単に折り板とか波板とも称されているもので、断面形状としては図19(A)〜(D)に例示された台形波形状(A)、矩形波形状(B)、三角波形状(C)、円弧波形状(D)などを包含する。
(せん断力に対して)
図15に例示したように、波形鋼板は、折り板になっている一枚一枚がせん断力に対して抵抗し、その集合としての全体がせん断力に抵抗する。そして、せん断座屈長さが短く、そのせん断強度を平板と比較した場合、せん断耐力ははるかに大きい。しかも、せん断耐力及び剛性は、鋼板の材質固有の強度の他、板厚の大きさ、折り板のピッチ及び波高の大きさにより、かなり自由に制御可能である。
一方、図16に例示したように、波形鋼板の折り筋と直角なせん断力に対してはアコーディオンの如く自由に伸びて抵抗しない。
(軸力及び曲げに対して)
波形鋼板の折り筋に直角な軸力に対しては、図17に例示したようにアコーディオンの如く自由に伸び縮みして、平板に比較すると剛性、耐力ははるかに小さい。また、面内の曲げに対しても、図18に例示したようにアコーディオンの如く自由に伸び縮みして、平板に比較すると剛性、耐力ははるかに小さい。
上記特許文献5の技術は波形鋼板の上下方向の伸縮性に着眼し、同波形鋼板を遮災壁として採用することで、火災時の床の撓みに追従可能とした点に注目できるが、波形鋼板を降伏させて地震エネルギーを吸収させる技術的思想はない。
本発明の目的は、ピロティー階などより上層階の柱梁架構の面内に、耐震壁として波形鋼板を、その折り筋を水平方向に向けて設置することで、地震時の水平力に対して大きな耐震効果を発揮しつつ、前記波形鋼板が設置された柱梁架構がラーメン的な挙動を示す構成とし、同時に軽量化を図る。それにより、簡単な構成でピロティー階などの柱脚部に作用する軸力とせん断力を低減し、しかも建物の軸力が波形鋼板に作用しても、同波形鋼板が縮んで吸収し、ピロティー階などの上階梁に作用する軸力を低減する。よって、従来のようにピロティー階などの柱や上階梁、又は耐震壁に加工を施す必要がなく、施工性が良く、コストの削減に寄与し、更にピロティー階などの機能性が高く、耐火性、遮音性が良好な、連層耐震壁を提供することである。
本発明の次の目的は、波形鋼板をせん断降伏させて、エネルギー吸収機能を発揮させることができる、連層耐震壁を提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る連層耐震壁は、
建物の上下方向に連続する柱梁架構の面内に、耐震壁が設置されて成る連層耐震壁において、
連層耐震壁は、耐震壁が設置されていない階層より上層階に形成されており、同上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した連層耐震壁において、
連層耐震壁は、ピロティー階を有する建物において同ピロティー階より上層階に形成されており、同上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載した連層耐震壁において、
建物のX軸方向に形成された連層耐震壁と、Y軸方向に形成された連層耐震壁とは、耐震壁が設置されていない階層が異なることを特徴とする。
本発明に係る連層耐震壁は、ピロティー階などより上層階の柱梁架構の面内に、耐震壁として波形鋼板をその折り筋を水平方向に向けて設置しただけの簡単な構成でありながら、地震時の水平力に対して大きな耐震効果を発揮しつつ、前記波形鋼板が設置された柱梁架構がラーメン的な挙動を示す構成とすることができ、同時に軽量化を図れる。そのため、ピロティー階などの柱脚部に作用する軸力とせん断力を飛躍的に低減できる。しかも建物の軸力が波形鋼板に作用しても、同波形鋼板は縮んで吸収するので、ピロティー階などの上階梁に作用する軸力を飛躍的に低減できる。
よって、従来のようにピロティー階などの柱や上階梁、又は耐震壁に加工を施す必要がなく、施工性が良く、コストの削減に寄与できる。しかも、ピロティー階などの機能性が高く、耐火性、遮音性が良好な連層耐震壁を実現できる。
更に、波形鋼板をせん断降伏させて、大きなエネルギー吸収機能を発揮させることができる。
連層耐震壁は、耐震壁が設置されていない階層より上層階に形成される。上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置される。
請求項1、2に記載した発明に係る連層耐震壁の実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。本実施例の連層耐震壁1は、ピロティー階2aを有する建物2に好適に形成される。
この連層耐震壁1は、図1及び図2に示すように、鉄筋コンクリート造(但し、鉄骨鉄筋コンクリート造でも鉄骨コンクリート造でも可能。)の柱3と梁4で柱梁架構5が形成された建物2のコア部分(但し、連層耐震壁1の配置は図2の限りでない。)において、ピロティー階2aより上層階2bに形成されており、同上層階2bで上下方向に連続する柱梁架構5…の面内に、耐震壁として波形鋼板6がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構5との間で水平力の伝達が可能に設置されている。なお、波形鋼板6を設置する階層数は特に限定されるものでなく、上層階の一部、又は全部に設置することができる。
波形鋼板6は、図3及び図4に示すように、外周に鋼板から成るフレーム7が接合され、柱梁架構5の内周と略等しい外周を有するフレーム付き波形鋼板8として構成されている。このフレーム付き波形鋼板8がその折り筋を水平方向に向けて柱梁架構5の面内に嵌め込まれ接着剤9で接合されている。
以下、上記構成の連層耐震壁1直下のピロティー階2aの柱梁架構5の力学的特性について検討する。
先ず、図5に示すように上下の柱梁架構A、Aの面内に、それぞれ波形鋼板6がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構Aとの間で水平力の伝達が可能に設置されて成る連層耐震壁Cの力学的特性を検討する。
柱梁架構Aの面内に設置されている波形鋼板6は、面内の曲げに対して、アコーディオンの如く自由に伸び縮みし(図18を参照)、柱梁架構Aの梁の変形を阻害することがないので、連層耐震壁Cは多質点的な挙動を示し、図6に示す曲げモーメント分布となる。
つまり、各々の柱梁架構A、Aはラーメン的な挙動を示し、最下階の柱梁架構Aの柱脚部においては、図7に示すように前記曲げモーメントに対し柱自身の曲げ抵抗によるモーメントが発生するので、その分だけ圧縮力又は引張力と柱中心間距離との積で求まるモーメントが低減され、結果として最下階の柱梁架構Aの柱脚部に作用する軸力を低減できる。
この力学的特性は、上下方向に連続する柱梁架構の面内に、耐震壁として波形鋼板6がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されて成る連層耐震壁であれば、最下階の耐震壁が省略された場合でも、略同様のことが云える。
故に、連層耐震壁1直下のピロティー階2aの柱梁架構5の柱脚部3a(以下、ピロティー階2aの柱脚部3aと省略する。)に作用する軸力を低減できることを導ける。
しかも、波形鋼板6は従来の耐震壁に比べて軽量であるので連層耐震壁1の軽量化を図れ、ピロティー階2aの柱脚部3aに作用する軸力を飛躍的に低減できるだけでなく、連層耐震壁1が大きく振られることがないので、ピロティー階2aの柱脚部3aに作用するせん断力も飛躍的に低減できる。
また、波形鋼板6は折り板になっている一枚一枚がせん断力に抵抗し、その集合としての全体がせん断力に抵抗する性状なので(図15を参照)、連層耐震壁1全体の剛性が高く、地震によるX軸方向又はY軸方向の水平力に対しては、同水平力と平行に配置された波形鋼板6が抵抗し十分な耐震効果を発揮する。一方、水平力と直交方向に配置された波形鋼板6は、同水平力よる層間変位に対して、アコーディオンの如く伸びて抵抗しない(図16を参照)。
上記構成の連層耐震壁1は、ピロティー階2aより上層階2bの柱梁架構5…の面内に、フレーム付き波形鋼板8を嵌め入れ接合しただけの簡単な構成でありながら、地震時の水平力に対して大きな耐震効果を発揮しつつ、前記波形鋼板6が設置された柱梁架構5がラーメン的な挙動を示す構成とすることができ、同時に軽量化を図れる。そのため、ピロティー階2aの柱脚部3aに作用する軸力とせん断力を飛躍的に低減できる。しかも建物2の軸力が波形鋼板6に作用しても、同波形鋼板6が縮んで吸収するので、ピロティー階2aの上階梁4’に作用する軸力を飛躍的に低減できる。
よって、従来のようにピロティー階2aの柱3や上階梁4’、又は耐震壁に加工を施す必要が無く、施工性が良く、コストの削減に寄与できる。しかも、ピロティー階2aの機能性が高く、耐火性、遮音性が良好な連層耐震壁を実現できる。
更に、波形鋼板6をせん断降伏させて、大きなエネルギー吸収機能を発揮させることができる。
上記実施例の連層耐震壁1はピロティー階2aより上層階2bに形成されているが、図8に示すように、波形鋼板6が設置されていない途中階(図示例では2階)2cより上層階2dに形成されても同様の効果を得ることができる。ちなみに、図8では建物2の最下階の柱梁架構5の面内に波形鋼板6が設置されているが、この限りでない。
上記実施例のフレーム付き波形鋼板8は柱梁架構5に接着剤9を用いて接合しているが、図9に示すように、フレーム付き波形鋼板8のフレーム7に形成したボルト孔10を、予め柱3及び梁4に埋め込んだ袋ナット11と同心位置となるように配置し、ボルト12をネジ込んで接合したり、図10に示すように、柱3及び梁4にスタッド13を介して定着された接合用プレート14に、フレーム付き波形鋼板8を接合しても良い。要するに柱梁架構5の面内に、波形鋼板6が水平力の伝達が可能に設置されていれば良い。
上記実施例の波形鋼板6は特に材質を言及していないが、低降伏点鋼で構成すると、高いエネルギー吸収機能を発揮する。この場合、普通鋼の波形鋼板6の一部に低降伏点鋼を重ね合わせて接合しても良い。
以上に本発明の実施例を説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができ、例えば、図11に示すように、波形鋼板6が設置されていない階層が異なるように、連層耐震壁1をX軸方向及びY軸方向に形成しても良い(請求項3記載の発明)。ちなみに、図11は建物2のコア部分のみを示している。
本発明に係る連層耐震壁の実施例を概念的に示した立面図である。 図1の水平断面図である。 図1の架構部分を詳細に示した立面図である。 図3の縦断面図である。 柱梁架構の面内に波形鋼板が設置されて成る連層耐震壁の変形状態を示した立面図である。 柱梁架構の面内に波形鋼板が設置されて成る連層耐震壁の曲げモーメント分布を示した図である。 最下階の柱脚部において前記曲げモーメントに抵抗する力学的特性を示した図である。 本発明に係る連層耐震壁の異なる実施例を概念的に示した立面図である。 異なる架構部分を詳細に示した立面図である。 異なる架構部分を詳細に示した立面図である。 建物のコア部分においてX軸方向とY軸方向に形成された連層耐震壁の実施例を示した斜視図である。 柱梁架構の面内に鉄筋コンクリート造の耐震壁が設置されて成る連層耐震壁の変形状態を示した立面図である。 柱梁架構の面内に鉄筋コンクリート造の耐震壁が設置されて成る連層耐震壁の曲げモーメント分布を示した図である。 最下階の柱脚部において前記曲げモーメントに抵抗する力学的特性を示した図である。 波形鋼板の折り筋と平行な方向のせん断変形の状態を模式的に示した斜視図である。 波形鋼板の折り筋と直角な方向のせん断変形の状態を模式的に示した側面図である。 波形鋼板の軸圧縮の状態を模式的に示した正面図である。 波形鋼板の曲げの状態を模式的に示した正面図である。 A〜Dは波形鋼板の異なる断面形状を示した断面図である。
符号の説明
1 連層耐震壁
2 建物
2a ピロティー階
2b 上層階
3 柱
4 梁
5 柱梁架構
6 波形鋼板

Claims (3)

  1. 建物の上下方向に連続する柱梁架構の面内に、耐震壁が設置されて成る連層耐震壁において、
    連層耐震壁は、耐震壁が設置されていない階層より上層階に形成されており、同上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されていることを特徴とする、連層耐震壁。
  2. 連層耐震壁は、ピロティー階を有する建物において同ピロティー階より上層階に形成されており、同上層階の柱梁架構の面内には、耐震壁として波形鋼板がその折り筋を水平方向に向けて前記柱梁架構との間で水平力の伝達が可能に設置されていることを特徴とする、請求項1に記載した連層耐震壁。
  3. 建物のX軸方向に形成された連層耐震壁と、Y軸方向に形成された連層耐震壁とは、耐震壁が設置されていない階層が異なることを特徴とする、請求項1に記載した連層耐震壁。
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