JP2006339911A - バイノーラル音響器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信機器に接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与え合うことができるバイノーラル音響器具の提供。
【解決手段】バイノーラル音響器具Aは、左側イヤホン11および左側コンデンサマイク12を遮音材13を挟んで対向状態に連結した左耳用音響ユニット1と、右側イヤホン21および右側コンデンサマイク22を別の遮音材23を介して対向状態に連結した右耳用音響ユニット2とからなり、各音響ユニット1、2が通信機器に電気接続される。これにより、自分および相手がバイノーラル音響器具Aを装着すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
【選択図】図1
【解決手段】バイノーラル音響器具Aは、左側イヤホン11および左側コンデンサマイク12を遮音材13を挟んで対向状態に連結した左耳用音響ユニット1と、右側イヤホン21および右側コンデンサマイク22を別の遮音材23を介して対向状態に連結した右耳用音響ユニット2とからなり、各音響ユニット1、2が通信機器に電気接続される。これにより、自分および相手がバイノーラル音響器具Aを装着すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、その場に居る様な音響効果を相手に与えることができるバイノーラル音響器具に関する。
従来の耳装着式小型ステレオマイクロフォンは、イヤホン程度の大きさの小型マイクロフォンの容器の前面だけでなく後面にも空洞を設けて、容器の内部側面とマイクロフォン本体の間に空間を作り、左右の外耳道入り口に装着しても音が明瞭に鼓膜に届くような構造で、録音者が実音を聞きながらバイノーラル録音ができるものである(特許文献1参照)。
実用新案登録第3078965号公報
特許文献1の技術は、耳装着式のマイクロフォンであるので、バイノーラル録音しかできず、リアルタイムで、離れた相手とのあいだで臨場感を与え合うことはできない。
本発明の第1の目的は、通信機器に接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができるバイノーラル音響器具の提供にある。
本発明の第2の目的は、通信機器に接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができ、且つ、会話を行うこともできるバイノーラル音響器具の提供にある。
本発明の第2の目的は、通信機器に接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができ、且つ、会話を行うこともできるバイノーラル音響器具の提供にある。
〔請求項1について〕
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットは、左耳に装着するための左側イヤホンおよび左方向からの音を収音するための左側マイクを遮音材を挟んで対向状態に連結している。また、その右耳用音響ユニットは、右耳に装着するための右側イヤホンおよび右方向からの音を収音するための右側マイクを別の遮音材を介して対向状態に連結している。
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットは、左耳に装着するための左側イヤホンおよび左方向からの音を収音するための左側マイクを遮音材を挟んで対向状態に連結している。また、その右耳用音響ユニットは、右耳に装着するための右側イヤホンおよび右方向からの音を収音するための右側マイクを別の遮音材を介して対向状態に連結している。
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットを自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットを自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットを自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットを自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットを自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットを自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
左方向からの音が左側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の左耳に装着した左側イヤホンで再生される。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳に装着した右側イヤホンで再生される。
なお、遮音材は、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止するためのものである。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳に装着した右側イヤホンで再生される。
なお、遮音材は、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止するためのものである。
バイノーラル音響器具は、お互いが携帯している通信機器に各音響ユニットを接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
音響ユニットは、マイクとイヤホンとを遮音材を挟んで対向状態に連結して、一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具は、マイクとイヤホンとを対向状態に連結しているので、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが略同一となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
音響ユニットは、マイクとイヤホンとを遮音材を挟んで対向状態に連結して、一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具は、マイクとイヤホンとを対向状態に連結しているので、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが略同一となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
〔請求項2について〕
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットは、左耳に装着するための左耳用遮音装着体に、左耳に嵌めるための左側イヤホンと左方向からの音を収音するための左側マイクとを離して配設している。
また、バイノーラル音響器具の右耳用音響ユニットは、右耳に装着するための右耳用遮音装着体に、右耳に嵌めるための右側イヤホンと右方向からの音を収音するための右側マイクとを離して配設している。
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットは、左耳に装着するための左耳用遮音装着体に、左耳に嵌めるための左側イヤホンと左方向からの音を収音するための左側マイクとを離して配設している。
また、バイノーラル音響器具の右耳用音響ユニットは、右耳に装着するための右耳用遮音装着体に、右耳に嵌めるための右側イヤホンと右方向からの音を収音するための右側マイクとを離して配設している。
バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットの左耳用遮音装着体を自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットの右耳用遮音装着体を自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットの左耳用遮音装着体を自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットの右耳用遮音装着体を自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具の左耳用音響ユニットの左耳用遮音装着体を自分の左耳に装着し、その右耳用音響ユニットの右耳用遮音装着体を自分の右耳に装着し、自分が携帯している通信機器に各音響ユニットを電気接続する。
左方向からの音が左側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の左耳に装着した左側イヤホンで再生される。右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳に装着した右側イヤホンで再生される。
なお、各耳への装着を行うための各遮音装着体は、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止する役目を果たす。
なお、各耳への装着を行うための各遮音装着体は、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止する役目を果たす。
バイノーラル音響器具は、お互いが携帯している通信機器に各耳用音響ユニットを接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。また、各耳用遮音装着体に、各マイクと各イヤホンとを配設して一体化しているので装着性に優れる。
各耳用音響ユニットは、耳への装着を行うための耳用遮音装着体に、イヤホンとマイクとを離して配設しているので、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを、より一層、防止することができる。
各耳用音響ユニットは、耳への装着を行うための耳用遮音装着体に、イヤホンとマイクとを離して配設しているので、左側イヤホンおよび右側イヤホンで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを、より一層、防止することができる。
バイノーラル音響器具は、イヤホンとマイクとを離して耳用遮音装着体に配設しているが、地表からイヤホンおよびマイク迄の距離が余り変わらない。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
〔請求項3について〕
左側マイクおよび右側マイクは、外方向に指向性を有するので、左側イヤホンおよび右側イヤホンから再生された音(相手側の音)を収音し難い。
また、各マイクの収音開口部に多孔質体を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側マイクおよび右側マイクは、外方向に指向性を有するので、左側イヤホンおよび右側イヤホンから再生された音(相手側の音)を収音し難い。
また、各マイクの収音開口部に多孔質体を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
〔請求項4について〕
バイノーラル音響器具は、円弧状のヘッドバンドの両端に、左耳用スピーカを内蔵し左耳を覆う左側イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳を覆う右側イヤパッドとを取り付けている。左側イヤパッドの外壁に配設した左側マイクが左方向からの音を収音し、右側イヤパッドの外壁に配設した右側マイクが右方向からの音を収音する。
バイノーラル音響器具は、円弧状のヘッドバンドの両端に、左耳用スピーカを内蔵し左耳を覆う左側イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳を覆う右側イヤパッドとを取り付けている。左側イヤパッドの外壁に配設した左側マイクが左方向からの音を収音し、右側イヤパッドの外壁に配設した右側マイクが右方向からの音を収音する。
バイノーラル音響器具の左側イヤパッドが自分の左耳を覆い、右側イヤパッドが自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンドを自分の頭に装着する。
自分が携帯している通信機器にバイノーラル音響器具を電気接続する。
離れた場所にいる相手も、左側イヤパッドが自分の左耳を覆い、右側イヤパッドが自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンドを自分の頭に装着し、自分が携帯している通信機器に自分のバイノーラル音響器具を電気接続する。
自分が携帯している通信機器にバイノーラル音響器具を電気接続する。
離れた場所にいる相手も、左側イヤパッドが自分の左耳を覆い、右側イヤパッドが自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンドを自分の頭に装着し、自分が携帯している通信機器に自分のバイノーラル音響器具を電気接続する。
左方向からの音が左側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の左側イヤパッドの左耳用スピーカで再生される。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の右側イヤパッドの右耳用スピーカで再生される。
なお、各イヤパッドが遮音材として機能するので、左耳用スピーカおよび右耳用スピーカで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止できる。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の右側イヤパッドの右耳用スピーカで再生される。
なお、各イヤパッドが遮音材として機能するので、左耳用スピーカおよび右耳用スピーカで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを防止できる。
バイノーラル音響器具は、お互いが携帯している通信機器に電気接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具は、ヘッドバンドの両端に、左側イヤパッドと右側イヤパッドとを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
また、バイノーラル音響器具は、ヘッドバンドの両端に、左側イヤパッドと右側イヤパッドとを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具は、各イヤパッドの外壁にマイクを配設しているので、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが略同一となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
〔請求項5について〕
バイノーラル音響器具は、円弧状のヘッドバンドの両端に、左耳用スピーカを内蔵し左耳に装着する左耳用イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳に装着する右耳用イヤパッドとを取り付けている。左耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに配設した左側マイクが左方向からの音を収音し、右耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに配設した右側マイクが右方向からの音を収音する。
バイノーラル音響器具は、円弧状のヘッドバンドの両端に、左耳用スピーカを内蔵し左耳に装着する左耳用イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳に装着する右耳用イヤパッドとを取り付けている。左耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに配設した左側マイクが左方向からの音を収音し、右耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに配設した右側マイクが右方向からの音を収音する。
バイノーラル音響器具の左耳用イヤパッドが自分の左耳に装着され、右耳用イヤパッドが自分の右耳に装着される様に、自分の頭にヘッドバンドを被せる。
自分が携帯している通信機器にバイノーラル音響器具を電気接続する。
離れた場所にいる相手も、左耳用イヤパッドが自分の左耳に装着され、右耳用イヤパッドが自分の右耳に装着される様に、自分の頭にヘッドバンドを被せ、自分が携帯している通信機器に自分のバイノーラル音響器具を電気接続する。
自分が携帯している通信機器にバイノーラル音響器具を電気接続する。
離れた場所にいる相手も、左耳用イヤパッドが自分の左耳に装着され、右耳用イヤパッドが自分の右耳に装着される様に、自分の頭にヘッドバンドを被せ、自分が携帯している通信機器に自分のバイノーラル音響器具を電気接続する。
左方向からの音が左側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の左耳用イヤパッドの左耳用スピーカで再生される。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の右耳用イヤパッドの右耳用スピーカで再生される。
右方向からの音が右側マイクで収音され、そのマイク信号が自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具の右耳用イヤパッドの右耳用スピーカで再生される。
バイノーラル音響器具は、お互いが携帯している通信機器に電気接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具は、ヘッドバンドの両端に、左耳用イヤパッドと右耳用イヤパッドとを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
また、バイノーラル音響器具は、ヘッドバンドの両端に、左耳用イヤパッドと右耳用イヤパッドとを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
各耳用イヤパッドが遮音材として機能し、且つ、左耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに左側マイクを配設し、右耳用イヤパッド近傍のヘッドバンドに右側マイクを配設しているので、左耳用スピーカおよび右耳用スピーカで再生された音(相手側の音)が、左側マイクおよび右側マイクで収音されるのを確実に防止できる。
バイノーラル音響器具は、イヤパッドの近傍のヘッドバンドにマイクを配設しているので、地表からスピーカおよびマイク迄の距離が余り変わらない。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
〔請求項6について〕
左側マイクおよび右側マイクは、外方向に指向性を有するので、左耳用スピーカおよび右耳用スピーカから再生された音(相手側の音)を収音し難い。
また、各マイクの収音開口部に多孔質体を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側マイクおよび右側マイクは、外方向に指向性を有するので、左耳用スピーカおよび右耳用スピーカから再生された音(相手側の音)を収音し難い。
また、各マイクの収音開口部に多孔質体を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
〔請求項7について〕
バイノーラル音響器具は、先端に会話用マイクを配設したフレキシブルアームを取り付け(イヤパッドかヘッドバンド)ている。
更に、会話用マイクの会話用マイク信号が、自分の携帯している通信機器へ出力されるのを、有効にするか無効にするのかを切り換えるためのスイッチを設けている。
このため、会話用マイク信号が通信機器へ出力される様にスイッチを操作すれば、自分の周りが騒がしい場合でも、会話用マイクを使って相手と会話することができる。
バイノーラル音響器具は、先端に会話用マイクを配設したフレキシブルアームを取り付け(イヤパッドかヘッドバンド)ている。
更に、会話用マイクの会話用マイク信号が、自分の携帯している通信機器へ出力されるのを、有効にするか無効にするのかを切り換えるためのスイッチを設けている。
このため、会話用マイク信号が通信機器へ出力される様にスイッチを操作すれば、自分の周りが騒がしい場合でも、会話用マイクを使って相手と会話することができる。
バイノーラル音響器具は、左側イヤホンおよび左側コンデンサマイクを遮音材を挟んで対向状態に連結した左耳用音響ユニットと、右側イヤホンおよび右側コンデンサマイクを別の遮音材を介して対向状態に連結した右耳用音響ユニットとからなり、各音響ユニットの被覆リード線がプラグを用いて着脱自在に通信機器に接続される。
これにより、自分および相手がバイノーラル音響器具を装着すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
これにより、自分および相手がバイノーラル音響器具を装着すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
本発明の実施例1(請求項1、3に対応)を図1に基づいて説明する。
図1に示すバイノーラル音響器具Aは、左耳用音響ユニット1と右耳用音響ユニット2とを備える。
左耳用音響ユニット1は、左耳10に装着するための左側イヤホン11および左方向からの音を収音するための左側コンデンサマイク12を遮音材13を挟んで対向状態に連結してなる。
左側イヤホン11は、マグネット型である。
左側コンデンサマイク12は、反マイク方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
遮音材13は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板である。
図1に示すバイノーラル音響器具Aは、左耳用音響ユニット1と右耳用音響ユニット2とを備える。
左耳用音響ユニット1は、左耳10に装着するための左側イヤホン11および左方向からの音を収音するための左側コンデンサマイク12を遮音材13を挟んで対向状態に連結してなる。
左側イヤホン11は、マグネット型である。
左側コンデンサマイク12は、反マイク方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
遮音材13は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板である。
右耳用音響ユニット2は、右耳20に装着するための右側イヤホン21および右方向からの音を収音するための右側コンデンサマイク22を遮音材23を挟んで対向状態に連結してなる。
右側イヤホン21は、マグネット型である。
右側コンデンサマイク22は、反マイク方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
遮音材23は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板である。
右側イヤホン21は、マグネット型である。
右側コンデンサマイク22は、反マイク方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
遮音材23は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板である。
左側イヤホン11には、被覆リード線14、15の一端が電気接続され、被覆リード線14、15の他端は、通信機器のイヤホンジャック(何れも図示せず)に差し込むためのイヤホンプラグP1(3極タイプ)に電気接続されている。
右側イヤホン21には、被覆リード線24、25の一端が電気接続され、被覆リード線24、25の他端は、通信機器のイヤホンジャック(何れも図示せず)に差し込むためのイヤホンプラグP1(3極タイプ)に電気接続されている。
なお、各被覆リード線14、15、24、25の他端をプラグ内で接続することにより、イヤホンプラグP1の端子数を3にしている。
右側イヤホン21には、被覆リード線24、25の一端が電気接続され、被覆リード線24、25の他端は、通信機器のイヤホンジャック(何れも図示せず)に差し込むためのイヤホンプラグP1(3極タイプ)に電気接続されている。
なお、各被覆リード線14、15、24、25の他端をプラグ内で接続することにより、イヤホンプラグP1の端子数を3にしている。
左側コンデンサマイク12には、被覆シールド線16の一端が電気接続され、被覆シールド線16の他端は、通信機器のマイクジャック(何れも図示せず)に差し込むためのマイクプラグP2(3極タイプ)に電気接続されている。
右側コンデンサマイク22には、被覆シールド線26の一端が電気接続され、被覆シールド線26の他端は、通信機器のマイクジャック(何れも図示せず)に差し込むためのマイクプラグP2(3極タイプ)に電気接続されている。
なお、各被覆シールド線16、26の他端のシールドをプラグ内で接続することにより、マイクプラグP2の端子数を3にしている。
右側コンデンサマイク22には、被覆シールド線26の一端が電気接続され、被覆シールド線26の他端は、通信機器のマイクジャック(何れも図示せず)に差し込むためのマイクプラグP2(3極タイプ)に電気接続されている。
なお、各被覆シールド線16、26の他端のシールドをプラグ内で接続することにより、マイクプラグP2の端子数を3にしている。
本実施例のバイノーラル音響器具Aは、以下の様に使用する。
バイノーラル音響器具Aの左耳用音響ユニット1を自分の左耳10に装着し、右耳用音響ユニット2を自分の右耳20に装着し、イヤホンプラグP1を自分が携帯している通信機器のイヤホンジャックに差し込み、マイクプラグP2をマイクジャック(何れも図示せず)に差し込む。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具Aの左耳用音響ユニット1を自分の左耳10に装着し、右耳用音響ユニット2を自分の右耳20に装着し、イヤホンプラグP1を自分が携帯している通信機器のイヤホンジャックに差し込み、マイクプラグP2をマイクジャック(何れも図示せず)に差し込む。
バイノーラル音響器具Aの左耳用音響ユニット1を自分の左耳10に装着し、右耳用音響ユニット2を自分の右耳20に装着し、イヤホンプラグP1を自分が携帯している通信機器のイヤホンジャックに差し込み、マイクプラグP2をマイクジャック(何れも図示せず)に差し込む。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具Aの左耳用音響ユニット1を自分の左耳10に装着し、右耳用音響ユニット2を自分の右耳20に装着し、イヤホンプラグP1を自分が携帯している通信機器のイヤホンジャックに差し込み、マイクプラグP2をマイクジャック(何れも図示せず)に差し込む。
左方向からの音が左側コンデンサマイク12で収音され、そのマイク信号が被覆シールド線16を介して自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の左耳10に装着した左側イヤホン11で再生される。
右方向からの音が右側コンデンサマイク22で収音され、そのマイク信号が被覆シールド線26を介して自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳20に装着した右側イヤホン21で再生される。
右方向からの音が右側コンデンサマイク22で収音され、そのマイク信号が被覆シールド線26を介して自分側の通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳20に装着した右側イヤホン21で再生される。
本実施例のバイノーラル音響器具Aは、以下の利点を有する。
バイノーラル音響器具Aは、各音響ユニットを自分の両耳10、20に装着し、お互いが携帯している通信機器のイヤホンジャックおよびマイクジャックに、イヤホンプラグP1およびマイクプラグP2を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
バイノーラル音響器具Aは、各音響ユニットを自分の両耳10、20に装着し、お互いが携帯している通信機器のイヤホンジャックおよびマイクジャックに、イヤホンプラグP1およびマイクプラグP2を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
音響ユニットAは、コンデンサマイク12、22とイヤホン11、21とを遮音材13、23を挟んで対向状態に連結して、一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Aは、コンデンサマイク12、22とイヤホン11、21とを対向状態に連結しているので、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが略同一となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
バイノーラル音響器具Aは、コンデンサマイク12、22とイヤホン11、21とを対向状態に連結しているので、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが略同一となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
左側コンデンサマイク12および右側コンデンサマイク22が反マイク方向に指向性を有し、且つ、遮音性が高い遮音材13、23を使用している。このため、左側イヤホン11および右側イヤホン21で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク12および右側コンデンサマイク22で収音されることを防ぐことができ、ハウリングやエコーを防止できる。
左側コンデンサマイク12および右側コンデンサマイク22の収音開口部に多孔質体であるスポンジを取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
左側コンデンサマイク12および右側コンデンサマイク22は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク12および右側コンデンサマイク22は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
つぎに、本発明の実施例2(請求項2、3に対応)を図2に基づいて説明する。
図2に示すバイノーラル音響器具Bは、左耳用音響ユニット3と、右耳用音響ユニット4とを備える。
左耳用音響ユニット3は、左耳用遮音装着体31と、左側イヤホン32と、左側コンデンサマイク33とからなる。
左耳用遮音装着体31は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板であり、楕円板状を呈する。そして、内側上部に左側イヤホン32を配設し、外側下部に左側コンデンサマイク33を配設している。
左側イヤホン32は、マグネット型である。
左側コンデンサマイク33は、外方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ34を取り付けている。
図2に示すバイノーラル音響器具Bは、左耳用音響ユニット3と、右耳用音響ユニット4とを備える。
左耳用音響ユニット3は、左耳用遮音装着体31と、左側イヤホン32と、左側コンデンサマイク33とからなる。
左耳用遮音装着体31は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板であり、楕円板状を呈する。そして、内側上部に左側イヤホン32を配設し、外側下部に左側コンデンサマイク33を配設している。
左側イヤホン32は、マグネット型である。
左側コンデンサマイク33は、外方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ34を取り付けている。
右耳用音響ユニット4は、右耳用遮音装着体41と、右側イヤホン42と、右側コンデンサマイク43とからなる。
右耳用遮音装着体41は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板であり、楕円板状を呈する。そして、内側上部に右側イヤホン42を配設し、外側下部に右側コンデンサマイク43を配設している。
右側イヤホン42は、マグネット型である。
右側コンデンサマイク43は、外方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ44を取り付けている。
右耳用遮音装着体41は、グラスウールを固めて製造した遮音性が高いグラスウール板であり、楕円板状を呈する。そして、内側上部に右側イヤホン42を配設し、外側下部に右側コンデンサマイク43を配設している。
右側イヤホン42は、マグネット型である。
右側コンデンサマイク43は、外方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ44を取り付けている。
左側イヤホン32には、被覆リード線35、36の一端が電気接続され、被覆リード線35、36の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
右側イヤホン42には、被覆リード線45、46の一端が電気接続され、被覆リード線45、46の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
なお、各被覆リード線35、36、45、46の他端を多極プラグP3内で接続することにより、多極プラグP3の使用端子数を3にしている。
右側イヤホン42には、被覆リード線45、46の一端が電気接続され、被覆リード線45、46の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
なお、各被覆リード線35、36、45、46の他端を多極プラグP3内で接続することにより、多極プラグP3の使用端子数を3にしている。
左側コンデンサマイク33には、被覆シールド線37の一端が電気接続され、被覆シールド線37の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
右側コンデンサマイク43には、被覆シールド線47の一端が電気接続され、被覆シールド線47の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
なお、各被覆シールド線37、47の他端のシールドを多極プラグP3内で接続することにより、多極プラグP3の使用端子数を3にしている。
右側コンデンサマイク43には、被覆シールド線47の一端が電気接続され、被覆シールド線47の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP3に電気接続されている。
なお、各被覆シールド線37、47の他端のシールドを多極プラグP3内で接続することにより、多極プラグP3の使用端子数を3にしている。
本実施例のバイノーラル音響器具Bは、以下の様に使用する。
バイノーラル音響器具Bの左耳用音響ユニット3の左側イヤホン32を自分の左耳に嵌め込み、左耳用遮音装着体31を自分の左耳に装着する。そして、右耳用音響ユニット4の右側イヤホン42を自分の左耳に嵌め込み、右耳用遮音装着体41を自分の右耳に装着する。そして、多極プラグP3を自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに差し込む。
バイノーラル音響器具Bの左耳用音響ユニット3の左側イヤホン32を自分の左耳に嵌め込み、左耳用遮音装着体31を自分の左耳に装着する。そして、右耳用音響ユニット4の右側イヤホン42を自分の左耳に嵌め込み、右耳用遮音装着体41を自分の右耳に装着する。そして、多極プラグP3を自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに差し込む。
離れた場所にいる相手も、バイノーラル音響器具Bの左耳用音響ユニット3の左側イヤホン32を自分の左耳に嵌め込み、左耳用遮音装着体31を自分の左耳に装着する。そして、右耳用音響ユニット4の右側イヤホン42を自分の右耳に嵌め込み、右耳用遮音装着体41を自分の右耳に装着する。そして、多極プラグP3を自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに差し込む。
左方向からの音が左側コンデンサマイク33で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の左耳に嵌め込んだ左側イヤホン32で再生される。
右方向からの音が右側コンデンサマイク43で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳に嵌め込んだ右側イヤホン42で再生される。
なお、各耳への装着を行うための各耳用遮音装着体31、41は、左側イヤホン32および右側イヤホン42で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43で収音されるのを防止する役目を果たす。
右方向からの音が右側コンデンサマイク43で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手側の通信機器で復調され、相手の右耳に嵌め込んだ右側イヤホン42で再生される。
なお、各耳への装着を行うための各耳用遮音装着体31、41は、左側イヤホン32および右側イヤホン42で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43で収音されるのを防止する役目を果たす。
本実施例のバイノーラル音響器具Bは、以下の利点を有する。
バイノーラル音響器具Bは、各耳用遮音装着体31、41を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP3を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
バイノーラル音響器具Bは、各耳用遮音装着体31、41を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP3を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
バイノーラル音響器具Bは、コンデンサマイク33、43およびイヤホン32、42を各耳用遮音装着体31、41に配設して一体化しているので装着性に優れる。
各耳用音響ユニット3、4は、各耳への装着を行うための各耳用遮音装着体31、41に、イヤホン32、42とコンデンサマイク33、43とを離して配設しているので、左側イヤホン32および右側イヤホン42で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43で収音されるのを、確実に防止することができる。
各耳用音響ユニット3、4は、各耳への装着を行うための各耳用遮音装着体31、41に、イヤホン32、42とコンデンサマイク33、43とを離して配設しているので、左側イヤホン32および右側イヤホン42で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43で収音されるのを、確実に防止することができる。
バイノーラル音響器具Bは、イヤホン32、42とコンデンサマイク33、43とを離して各耳用遮音装着体31、41に配設しているが、地表からイヤホン32、42およびコンデンサマイク33、43迄の距離は余り変わらない。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43は、外方向に指向性を有し、且つ、遮音性が高い左耳用遮音装着体31および右耳用遮音装着体41に配設されている。このため、左側イヤホン32および右側イヤホン42から再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43で収音されることを防ぐことができ、ハウリングやエコーを防止できる。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
各マイクは、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク33および右側コンデンサマイク43の収音開口部に多孔質体であるスポンジ34、44を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
つぎに、本発明の実施例3(請求項4、6に対応)を図3に基づいて説明する。
図3に示すバイノーラル音響器具Cは、円弧状のヘッドバンド5の各端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けてなる。
ヘッドバンド5は、頭に装着するためのものであり、バネ材で形成されている。
図3に示すバイノーラル音響器具Cは、円弧状のヘッドバンド5の各端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けてなる。
ヘッドバンド5は、頭に装着するためのものであり、バネ材で形成されている。
左側イヤパッド6は、遮音性の高い材質で形成した半球状のハウジング61と、左耳に臨む耳パッド62とからなる。
左側イヤパッド6のハウジング61内には左耳用スピーカ63が内蔵されている。また、ハウジング61の外壁には、左方向からの音を収音するための左側コンデンサマイク64が配設されている。
左側イヤパッド6のハウジング61内には左耳用スピーカ63が内蔵されている。また、ハウジング61の外壁には、左方向からの音を収音するための左側コンデンサマイク64が配設されている。
左耳用スピーカ63(マグネット型)には、被覆リード線の一端が電気接続され、被覆リード線の他端は、ヘッドバンド5を経て、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
左側コンデンサマイク64は、外方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ65を取り付けている。
左側コンデンサマイク64には、被覆シールド線の一端が電気接続され、被覆シールド線の他端は、ヘッドバンド5を経て、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
左側コンデンサマイク64は、外方向(図示左方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ65を取り付けている。
左側コンデンサマイク64には、被覆シールド線の一端が電気接続され、被覆シールド線の他端は、ヘッドバンド5を経て、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
右側イヤパッド7は、遮音性の高い材質で形成した半球状のハウジング71と、右耳に臨む耳パッド72とからなる。
右側イヤパッド7のハウジング71内には右耳用スピーカ73が内蔵されている。また、ハウジング71の外壁には、右方向からの音を収音するための右側コンデンサマイク74が配設されている。
右側イヤパッド7のハウジング71内には右耳用スピーカ73が内蔵されている。また、ハウジング71の外壁には、右方向からの音を収音するための右側コンデンサマイク74が配設されている。
右耳用スピーカ73(マグネット型)には、被覆リード線の一端が電気接続され、被覆リード線の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
右側コンデンサマイク74は、外方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ75を取り付けている。
右側コンデンサマイク74には、被覆シールド線の一端が電気接続され、被覆シールド線の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
なお、各線のアース側を多極プラグP4内で接続することにより、多極プラグP4の使用端子数を6にしている。
右側コンデンサマイク74は、外方向(図示右方向)に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体であるスポンジ75を取り付けている。
右側コンデンサマイク74には、被覆シールド線の一端が電気接続され、被覆シールド線の他端は、通信機器のアクセサリージャック(何れも図示せず)に差し込むための多極プラグP4に電気接続されている。
なお、各線のアース側を多極プラグP4内で接続することにより、多極プラグP4の使用端子数を6にしている。
本実施例のバイノーラル音響器具Cは、以下の様に使用する。
バイノーラル音響器具Cの左側イヤパッド6が自分の左耳を覆い、右側イヤパッド7が自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンド5を自分の頭に装着する。そして、自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込む。
バイノーラル音響器具Cの左側イヤパッド6が自分の左耳を覆い、右側イヤパッド7が自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンド5を自分の頭に装着する。そして、自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込む。
離れた場所にいる相手も、同様に、バイノーラル音響器具Cの左側イヤパッド6が自分の左耳を覆い、右側イヤパッド7が自分の右耳を覆う様に、ヘッドバンド5を自分の頭に装着する。そして、自分が携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込む。
左方向からの音が左側コンデンサマイク64で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具Cの左側イヤパッド6の左耳用スピーカ63で再生される。
右方向からの音が右側コンデンサマイク74で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具Cの右側イヤパッド7の右耳用スピーカ73で再生される。
右方向からの音が右側コンデンサマイク74で収音され、そのマイク信号が自分が携帯している通信機器に入力され、離れた場所にいる相手の通信機器で復調され、相手のバイノーラル音響器具Cの右側イヤパッド7の右耳用スピーカ73で再生される。
なお、各イヤパッド6、7のハウジング61、71は、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74で収音されるのを防止する役目を果たす。
本実施例のバイノーラル音響器具Cは、以下の利点を有する。
バイノーラル音響器具Cは、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具Cは、ヘッドバンド5の両端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Cは、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具Cは、ヘッドバンド5の両端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Cは、各イヤパッド6、7を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
バイノーラル音響器具Cは、マイク64、74およびスピーカ63、73を各イヤパッド6、7に配設し、且つ、ヘッドバンド5の各端にイヤパッド6、7を取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Cは、マイク64、74およびスピーカ63、73をイヤパッド6、7に配設しているので、地表からスピーカおよびマイク迄の距離は略同一である。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、外方向に指向性を有し、且つ、遮音性が高いハウジング61、71の外壁に配設されている。このため、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73から再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74で収音されることを防ぐことができ、ハウリングやエコーを防止できる。
各マイク64、74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
各マイク64、74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の収音開口部に多孔質体であるスポンジ65、75を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
つぎに、本発明の実施例4(請求項5、6に対応)を図4に基づいて説明する。
図4に示すバイノーラル音響器具Dは、下記の構成が実施例3のバイノーラル音響器具Cと異なる。
左側コンデンサマイク64は、ヘッドバンド5の外周面の左側イヤパッド6近傍に配設されている。
また、右側コンデンサマイク74は、ヘッドバンド5の外周面の右側イヤパッド7近傍に配設されている。
図4に示すバイノーラル音響器具Dは、下記の構成が実施例3のバイノーラル音響器具Cと異なる。
左側コンデンサマイク64は、ヘッドバンド5の外周面の左側イヤパッド6近傍に配設されている。
また、右側コンデンサマイク74は、ヘッドバンド5の外周面の右側イヤパッド7近傍に配設されている。
本実施例のバイノーラル音響器具Dは、以下の利点を有する。
バイノーラル音響器具Dは、お互いが携帯している通信機器に電気接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具Dは、ヘッドバンド5の両端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Dは、お互いが携帯している通信機器に電気接続すれば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
また、バイノーラル音響器具Dは、ヘッドバンド5の両端に、左側イヤパッド6と右側イヤパッド7とを取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Dは、各イヤパッド6、7を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器のアクセサリージャックに多極プラグP4を差し込めば、その場に居る様な音響効果を離れた相手に、リアルタイムで相互に与えることができる。
バイノーラル音響器具Dは、各マイク64、74をヘッドバンド5の外周面のイヤパッド6、7近傍に配設し、スピーカ63、73を内蔵したイヤパッド6、7をヘッドバンド5の両端に取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Dは、各マイク64、74をヘッドバンド5の外周面のイヤパッド6、7近傍に配設しているので、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73で再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74で収音されるのを、確実に防止することができる。
バイノーラル音響器具Dは、マイク64、74をヘッドバンド5の外周面のイヤパッド6、7近傍に配設し、スピーカ63、73をイヤパッド6、7に内蔵しているので、地表からスピーカ63、73およびコンデンサマイク64、74迄の距離は同程度である。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が同程度で、地表から耳までの距離が同程度であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、同程度のバイノーラル音響を提供できる。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、外方向に指向性を有し、且つ、ヘッドバンド5の外周面のイヤパッド近傍6、7に配設されている。このため、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73から再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74で収音されることを確実に防ぐことができ、ハウリングやエコーを確実に防止できる。
各マイク65、75は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の収音開口部に多孔質体であるスポンジ65、75を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、コンデンサマイク(小型)であるので、ヘッドバンド5の外周面のイヤパッド6、7近傍に容易に配設することができるとともに、外方向に指向性を出し易い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の収音開口部に多孔質体であるスポンジ65、75を取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、コンデンサマイク(小型)であるので、ヘッドバンド5の外周面のイヤパッド6、7近傍に容易に配設することができるとともに、外方向に指向性を出し易い。
つぎに、本発明の実施例5(請求項4、6、7に対応)を、図5および図6に基づいて説明する。
バイノーラル音響器具Eは、下記の構成が実施例3のバイノーラル音響器具Cと異なる。
バイノーラル音響器具Eは、先端に会話用マイク81を配設したフレキシブルアーム8を左側イヤパッド6の下部に取り付けている。
なお、会話用マイク81は、コンデンサマイクであり、口方向に指向性を有する。
更に、会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを、有効にするか無効にするのかを切り換えるスイッチSWを、通信機器Tのアクセサリージャックに差し込む多極プラグP5とバイノーラル音響器具Eとを電気接続するケーブル80の途中に電気接続している。
バイノーラル音響器具Eは、下記の構成が実施例3のバイノーラル音響器具Cと異なる。
バイノーラル音響器具Eは、先端に会話用マイク81を配設したフレキシブルアーム8を左側イヤパッド6の下部に取り付けている。
なお、会話用マイク81は、コンデンサマイクであり、口方向に指向性を有する。
更に、会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを、有効にするか無効にするのかを切り換えるスイッチSWを、通信機器Tのアクセサリージャックに差し込む多極プラグP5とバイノーラル音響器具Eとを電気接続するケーブル80の途中に電気接続している。
スイッチSWのポジションは、以下のとおりである。
(SW−1)会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを無効にする。但し、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の各マイク信号は、通信機器Tへ出力される。
(SW−1)会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを無効にする。但し、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の各マイク信号は、通信機器Tへ出力される。
(SW−2)会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを有効にする。但し、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の各マイク信号も通信機器Tへ出力される。
(SW−3)会話用マイク81の会話用マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを有効にする。但し、左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74の各マイク信号が通信機器Tへ出力されるのを無効にする。
本実施例のバイノーラル音響器具Eは、以下の利点を有する。
バイノーラル音響器具Eは、各イヤパッド62、72を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器Tのアクセサリージャックに多極プラグP5を差し込めば、例えば、図6(a)のサッカー場に居る様な音響効果を、図6(b)の離れた相手にリアルタイムで与えることができる。
バイノーラル音響器具Eは、各イヤパッド62、72を自分の両耳に装着し、お互いが携帯している通信機器Tのアクセサリージャックに多極プラグP5を差し込めば、例えば、図6(a)のサッカー場に居る様な音響効果を、図6(b)の離れた相手にリアルタイムで与えることができる。
バイノーラル音響器具Eは、マイク64、74およびスピーカ63、73を各イヤパッド62、72に配設し、且つ、ヘッドバンド5の各端にイヤパッド62、72を取り付け、会話用マイク81を配設したフレキシブルアーム8を左側イヤパッド6の下部に取り付けて一体化しているので装着性に優れる。
バイノーラル音響器具Eは、スイッチSWのポジションを、SW−1かSW−2に操作すれば、会話用マイク信号が通信機器へ出力されるので、サッカー場等の騒がしい場所であっても、会話用マイク81を使って相手と容易に会話することができる。
左側コンデンサマイク64および右側コンデンサマイク74は、外方向に指向性を有し、且つ、遮音性が高いハウジング61の外壁に配設されている。
また、会話用マイク81は、コンデンサマイクであり、口方向に指向性を有する。また、収音開口部に多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
このため、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73から再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64、右側コンデンサマイク74、または会話用マイク81で収音されることを防ぐことができ、ハウリングやエコーを防止できる。
各マイク64、74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、所定方向に指向性を出し易い。
また、会話用マイク81は、コンデンサマイクであり、口方向に指向性を有する。また、収音開口部に多孔質体であるスポンジ(図示せず)を取り付けている。
このため、左耳用スピーカ63および右耳用スピーカ73から再生された音(相手側の音)が、左側コンデンサマイク64、右側コンデンサマイク74、または会話用マイク81で収音されることを防ぐことができ、ハウリングやエコーを防止できる。
各マイク64、74は、コンデンサマイクであるので、小型であるとともに、所定方向に指向性を出し易い。
各マイクの収音開口部に多孔質体であるスポンジを取り付けているので、野外での使用の際に風切り音を収音し難い。
バイノーラル音響器具Eは、マイク64、74およびスピーカ63、73をイヤパッド62、72に配設しているので、地表からスピーカ63、73およびマイク64、74迄の距離は略同一である。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
よって、自分と相手の身長が略同一で、地表から耳までの距離が略同一であれば、収音位置と再生位置とが同程度となり、相手に対して、略同一のバイノーラル音響を提供できる。
〔変形例〕
請求項1〜7のバイノーラル音響器具において、マイク90(左側、右側)を、人間の耳の耳介の形状を似せて作った集音体9(左右)の奥部に配設しても良い。なお、集音体9は、ゴム、シリコン、またはプラスチック等で製造する。
こうすれば、人間が音を聞く時の様な状態に集音でき、相手に対して、その場に居る様な、より自然な音響効果を与えることができる(図7参照)。
請求項1〜7のバイノーラル音響器具において、マイク90(左側、右側)を、人間の耳の耳介の形状を似せて作った集音体9(左右)の奥部に配設しても良い。なお、集音体9は、ゴム、シリコン、またはプラスチック等で製造する。
こうすれば、人間が音を聞く時の様な状態に集音でき、相手に対して、その場に居る様な、より自然な音響効果を与えることができる(図7参照)。
A、B、C、D、E バイノーラル音響器具
SW スイッチ
1、3 左耳用音響ユニット
2、4 右耳用音響ユニット
5 ヘッドバンド
6 左側イヤパッド
7 右側イヤパッド
8 フレキシブルアーム
10 左耳
11、32 左側イヤホン
12、33、64 左側コンデンサマイク(左側マイク)
13 遮音材
20 右耳
21、42 右側イヤホン
22、43、74 右側コンデンサマイク(右側マイク)
23 遮音材(別の遮音材)
31 左耳用遮音装着体
41 右耳用遮音装着体
34、44、65、75 スポンジ(多孔質体)
63 左耳用スピーカ
73 右耳用スピーカ
81 会話用マイク
SW スイッチ
1、3 左耳用音響ユニット
2、4 右耳用音響ユニット
5 ヘッドバンド
6 左側イヤパッド
7 右側イヤパッド
8 フレキシブルアーム
10 左耳
11、32 左側イヤホン
12、33、64 左側コンデンサマイク(左側マイク)
13 遮音材
20 右耳
21、42 右側イヤホン
22、43、74 右側コンデンサマイク(右側マイク)
23 遮音材(別の遮音材)
31 左耳用遮音装着体
41 右耳用遮音装着体
34、44、65、75 スポンジ(多孔質体)
63 左耳用スピーカ
73 右耳用スピーカ
81 会話用マイク
Claims (7)
- 左耳に装着するための左側イヤホンおよび左方向からの音を収音するための左側マイクを遮音材を挟んで対向状態に連結した左耳用音響ユニットと、
右耳に装着するための右側イヤホンおよび右方向からの音を収音するための右側マイクを別の遮音材を介して対向状態に連結した右耳用音響ユニットとからなるバイノーラル音響器具。 - 左耳に装着するための左耳用遮音装着体に、前記左耳に嵌めるための左側イヤホンおよび左方向からの音を収音するための左側マイクを離して配設した左耳用音響ユニットと、 右耳に装着するための右耳用遮音装着体に、前記右耳に嵌めるための右側イヤホンおよび右方向からの音を収音するための右側マイクを離して配設した右耳用音響ユニットとからなるバイノーラル音響器具。
- 前記左側マイクおよび前記右側マイクは、外方向に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体を取り付けたコンデンサマイクであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバイノーラル音響器具。
- 左耳用スピーカを内蔵し左耳を覆う左側イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳を覆う右側イヤパッドとを、円弧状のヘッドバンドの両端に取り付け、
左方向からの音を収音するための左側マイクを前記左側イヤパッドの外壁に配設し、右方向からの音を収音するための右側マイクを前記右側イヤパッドの外壁に配設したバイノーラル音響器具。 - 左耳用スピーカを内蔵し左耳に装着するための左耳用イヤパッドと、右耳用スピーカを内蔵し右耳に装着するための右耳用イヤパッドとを円弧状のヘッドバンドの両端に取り付け、
左耳用イヤパッド近傍の前記ヘッドバンドに左方向からの音を収音するための左側マイクを配設し、
右耳用イヤパッド近傍の前記ヘッドバンドに右方向からの音を収音するための右側マイクを配設したことを特徴とするバイノーラル音響器具。 - 前記左側マイクおよび前記右側マイクは、外方向に指向性を有し、収音開口部に風切り音を防ぐための多孔質体を取り付けたコンデンサマイクであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のバイノーラル音響器具。
- 先端に会話用マイクを配設したフレキシブルアームを取り付け、
会話用マイク信号の有効・無効を切り換えるためのスイッチを設けたことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れかに記載のバイノーラル音響器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005160693A JP2006339911A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | バイノーラル音響器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005160693A JP2006339911A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | バイノーラル音響器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006339911A true JP2006339911A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37560077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005160693A Pending JP2006339911A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | バイノーラル音響器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006339911A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009278167A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Audio Technica Corp | ノイズキャンセル型ヘッドホン |
WO2009144774A1 (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-03 | パナソニック株式会社 | マイクを外耳道開口部に設置する耳掛型補聴器 |
WO2016015541A1 (zh) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | 张瑞博 | 一种隐密型录音播放设备的结构 |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005160693A patent/JP2006339911A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009278167A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Audio Technica Corp | ノイズキャンセル型ヘッドホン |
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