JP2006339878A - マルチメディアコンテンツの編集端末、編集方法、プログラム - Google Patents

マルチメディアコンテンツの編集端末、編集方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オンデマンド配信用のマルチメディアコンテンツの編集作業を容易に行うことのできる編集端末を提供する。
【解決手段】編集端末6は、講義配信サーバ4より各メディアデータ(映像・音声データ、板書データ、資料データ)と、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するための同期情報を取得し、取得した各メディアデータおよび同期情報に基づき、各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつマルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なタイムライン61を含むGUI60を表示する。GUI60への操作入力に基づき、タイムライン61の表示の更新を行うとともに同期情報の更新を行い、更新した同期情報を講義配信サーバ4に転送する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを通じてサーバから配信されるマルチメディアコンテンツの編集を行う編集端末、編集方法、プログラムに関する。
ブロードバンドの普及に伴い、一般家庭でもインターネットを通じて動画が見れる環境が急速に普及している。インターネットやイントラネットを用いて、資料(イラスト、HTML等)、MPEG4映像、音声、ホワイトボードの筆跡などのマルチメディアデータを互いに同期をとってストリーミング配信するシステムが、たとえば遠隔教育、構内放送、動画マニュアル、道路状況監視、広告などの様々な場で利用されている。
この配信システムでは、ライブ配信とオンデマンド配信が行われている。ライブ配信では収録中の各メディアテータをリアルタイムに配信する方式であり、この際、オンデマンド配信用のメディアデータのサーバへの収録も行われる。オンデマンド配信は、ライブ配信時にサーバに収録しておいた各メディアデータを利用者からの要求に応じて配信する方式である。
各メディアデータは、SMIL(同期化マルチメディア統合言語:Synchronized Multimedia Integration Language)など、個々のメディアごとに時間的な振る舞いを定義することのできる言語情報によって、収録時に各メディアに対して同期が与えられていることで、回線の帯域減少などによって遅延が発生しても、その遅延はコンテンツ全体の時間軸に影響を及ぼすだけで、メディア間の同期タイミングがずれることがない。このため利用者に自然かつ良好なマルチメディアコンテンツを配信することができる。
ところで、マルチメディアデータをオンライン配信するシステムに関する先行技術には、特許文献1などがある。このシステムでは、動画、音声、静止画、テキストなどの講義用のマルチメディアデータをネットワーク径由でセンターサーバに蓄積し、受講パソコンからセンターサーバにアクセスして講義用のマルチメディアデータをダウンロードすることによって、メディアデータのオンライン配信を実現している。
特開2002−297011号公報(段落0019)
オンデマンド配信されるマルチメディアコンテンツの編集は、個々のメディアごとに時間的な振る舞いを定義するSMILなどの同期情報の内容を手作業で書き換えることによって行われており、その際、各メディアデータの同期関係を確認しながらの複雑な作業となるため、効率が悪いという問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、オンデマンド配信用のマルチメディアコンテンツの編集作業を容易に行うことのできるマルチメディアコンテンツの編集端末、編集方法、プログラムを提供することにある。
本発明のマルチメディアコンテンツの編集端末は、1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバに対して、前記ネットワークを通じて接続可能な編集端末であって、前記サーバより前記各メディアデータと前記同期情報を取得する取得手段と、前記取得した各メディアデータおよび前記同期情報に基づき、前記各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつ前記マルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なタイムラインを含むグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記タイムラインの更新を行うとともに前記同期情報の更新を行う更新手段と、前記更新された同期情報を前記サーバに転送する転送手段とを具備することを特徴とする。
本発明のマルチメディアコンテンツの編集端末によれば、同一の時間軸上にてグラフィカルに表示された各メディアデータの表示の変化をタイムライン上で参照しつつ、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によってマルチメディアコンテンツの編集を行うことができるので、マルチメディアコンテンツの編集を容易に行うことができる。 タイムラインは、メディアの種別ごとに、メディアデータの表示の変化をグラフィカルに表示する複数のラインで構成されることで、各メディアデータの同期関係を編集者自身が容易に確認することができる。
マルチメディアコンテンツを構成する複数の種類のメディアデータは、たとえば、映像データ、資料データ、板書への手書きによって検出された座標データの系列である板書データなどである。映像は動画でもよい。
また、グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、マルチメディアコンテンツに用いられる資料に関する情報の一覧を時間順に表示するとともに、任意の資料を選択させて、一覧から削除、または他の資料への変更を行うことの可能な資料一覧ダイアログを含むものであってよい。これによって、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によって、マルチメディアコンテンツに用いられる資料データの削除、変更を容易に行うことができる。
また、グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、マルチメディアコンテンツに用いられる板書への手書きデータに関する情報の一覧を時間順に表示するとともに、任意の前記板書データを選択させて、一覧からの削除、または、他の板書データへの変更を行うことの可能な板書一覧ダイアログを含むものであってよい。これによって、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によって、マルチメディアコンテンツに用いられる板書データの削除、変更を容易に行うことができる。
タイムラインには、時間の範囲の選択が可能な編集操作ラインがタイムラインの時間軸に沿って設けられ、更新手段は、編集操作ラインで任意の時間の範囲が選択された後、その時間の範囲の削除がグラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力により指示されたとき、タイムラインの削除された時間の範囲が識別可能なようにタイムラインの表示を更新するとともに同期情報の更新を行うようにしてもよい。これにより、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によって、マルチメディアコンテンツに用いられる映像データのカット編集を容易に行うことができるとともに、カットした時間範囲が識別できるので、カットした時間範囲を復元する際の復元範囲の指定を容易に行うことができる。
本発明の編集端末は、編集されたマルチメディアコンテンツを構成する映像をグラフィカル・ユーザ・インタフェース上にプレビューするプレビュー手段をさらに具備するものであってもよい。これにより、マルチメディアコンテンツにおける映像データの編集結果を編集者が確認することができる。
また、本発明の別の簡単に基づく編集端末は、1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報と、前記マルチメディアコンテンツの飛び越し再生を行うために必要な目次情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバに対して、前記ネットワークを通じて接続可能な編集端末であって、前記サーバより少なくとも前記目次情報を取得する取得手段と、前記取得した目次情報の一覧を視覚的に表示しつつ、前記目次情報の編集のための操作入力が可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記目次情報の更新を行う更新手段と、前記更新された目次情報を前記サーバに転送する転送手段とを具備することを特徴とする。
この発明の編集端末によれば、マルチメディアコンテンツの目次情報の編集を、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によって容易に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、オンデマンド配信用のマルチメディアコンテンツの編集作業を容易に行うことのできるマルチメディアコンテンツの編集端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[講義配信システムの全体構成]
図1は本発明の一実施形態にかかる講義配信システム100の全体的な構成を示す図である。
同図に示すように、この講義配信システム100は、インターネットやイントラネットなどのネットワークを伝送媒体として用いた通信システムである。講義配信システム100は、メディアデータ作成端末である映像・音声エンコードPC1、板書制御PC2および資料作成PC3と、講義配信サーバ4と、受信端末である受講端末5と、編集端末6とを備えている。
映像・音声エンコードPC1は、ビデオカメラ7(およびスピーカ)で取り込んだ講義の映像(動画)および音声の各信号を入力し、それぞれ伝送に適した形式の符号化データに変換し、これら映像および音声の符号化データに時刻情報を付加して、ネットワークを通じて講義配信サーバ4に送信するプログラムが組み込まれたPCである。ただし、PCに限らず、ネットワーク接続が可能なエンコード専用機器であってもよい。
板書制御PC2は、座標検知機構を備えた板書8(ホワイトボード)に講義者が文字やマークなどを手書きすることによって座標検知機構により検知された座標の時系列データ(筆跡データ)を取り込んで板書データを作成し、この板書データに時刻情報を付加して、ネットワークを通じて講義配信サーバ4に送信するプログラムが組み込まれたPCである。ただし、PCに限らず、座標検知機構を備えた板書と制御回路などが一体に組み合わされ、ネットワーク接続が可能な専用機器であってもよい。
資料作成PC3は、講義用の資料データを作成し、これに時刻情報を付加して、ネットワークを通じて講義配信サーバ4に送信するPCである。資料データは、たとえばJPEG形式のファイルである。
講義配信サーバ4は、ネットワークを通じて、映像・音声エンコードPC1、板書制御PC2、資料作成PC3などから転送(アップロード)された各メディアデータ(映像・音声データ、板書データ、資料データ)をファイルとしてデータベースに格納するとともに、これらのメディアデータに付加された時刻情報に基づいて、各メディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するための同期情報(SMILファイル)を生成してデータベースに格納する機能を有する。
また、講義配信サーバ4は、受講端末5よりライブ配信やオンデマンド配信の要求を受けて、それらの配信要求に応答する機能を有する。ライブ配信とは、講義配信サーバ4が映像・音声エンコードPC1、板書制御PC2、資料作成PC3より収録中の各々のメディアデータをリアルタイムで受講端末5に配信する形態を言う。講義配信サーバ4は、このライブ配信を契機に、映像・音声エンコードPC1、板書制御PC2、資料作成PC3より転送された各メディアデータをデータベースにファイルとして蓄積する。オンデマンド配信は、データベースに既に蓄積されている各メディアデータのファイルを受講端末5から配信要求に応じて配信する形態を言う。ライブ配信およびオンデマンド配信のいずれの場合も、受講端末5へは、各メディアデータとともに、各メディアデータを同期・統合化して再生するために必要な同期情報(SMILファイル)が配信される。
講義配信サーバ4は、具体的には、機能の異なる複数のサーバで構成される。たとえば、映像・音声エンコードPC1、板書制御PC2、資料作成PC3、講義配信サーバ4、編集端末6、受講端末5との間でHTTP(HyperText Transfer Protocol)での情報の送受信を行うためのウェブサーバと、映像・音声ファイル、板書データファイル、資料ファイル、SMILファイル、その他のローカル再生用のHTMLファイル、画像ファイルなどのデータを管理するメディアデータサーバと、受講端末5との間でのライブ配信およびオンデマンド配信を管理するライブ/オンデマンドサーバなどで構成される。この実施形態での説明は、これらのサーバを統合して講義配信サーバ4と呼ぶ。
講義配信サーバ4は、CPU、メモリ、入力装置、表示装置、記憶装置など、典型的なコンピュータのハードウェア構成を備える。記憶装置は不揮発性の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどが用いられる。この記憶装置に、映像・音声ファイル、板書データファイル、資料データファイル、SMILファイルなどのデータのほか、コンピュータを講義配信サーバ4として機能させるために必要なプログラムなどが格納される。
受講端末5は、ネットワークを通じて講義配信サーバ4より各メディアデータのファイルとSMILファイルを受信し、各メディアデータをSMILファイルの内容に基づいて同期・統合化して再生する機能を有する。図2に受講端末5の表示装置に表示される受講画面の例を示す。同図に示すように、受講画面10には、講義の映像(動画)11、板書データ12、資料13などが同時に表示される。また、音声出力装置からは講義の音声が出力される。これにより、受講者は、講義の現場とほぼ同等の環境・条件での遠隔講義を受けることができる。また、講義の開始、一時停止、停止、終了などをユーザが指示するためのボタンなども受講画面10に設けられているので、受講者は自分の時間的な都合に合わせて講義を受けることができる、などのメリットがある。
受講端末5は、CPU、メモリ、入力装置、表示装置、音声出力装置、記憶装置など、典型的なコンピュータのハードウェア構成を備える。具体的にはPCやPDA(Personal Digital Assistant)などのほか、再生専用機器であってもよい。記憶装置は不揮発性の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどが用いられる。この記憶装置に、講義配信サーバ4よりダウンロードした映像・音声ファイル、板書データファイル、資料データファイル、SMILファイルなどのデータのほか、コンピュータを受講端末5として機能させるために必要なプログラムなどが格納される。
編集端末6は、講義配信サーバ4に蓄積された各マルチメディアコンテンツの編集をGUI(Graphical User Interface)形式で行うことが可能な機器である。編集端末6は、ネットワークを通じて講義配信サーバ4より講義用の各メディアデータのファイルおよびSMILファイルを取得して記憶装置に保存し、取得したSMILファイルに基づいて、映像、資料、板書の各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつ、マルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なGUIを表示画面に表示する。そして、このGUIへの操作入力に基づき、タイムラインの更新を行うとともにSMILファイルの更新を行い、この更新したSMILファイルを講義配信サーバ4に転送する機能を有している。
編集端末6は、CPU、メモリ、入力装置、表示装置、音声出力装置、記憶装置など、典型的なコンピュータのハードウェア構成を備える。具体的にはPCのほかに、編集専用機器であってもよい。記憶装置は不揮発性の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどが用いられる。この記憶装置に、講義配信サーバ4よりダウンロードした映像・音声ファイル、板書データファイル、資料データファイル、SMILファイルなどのデータのほか、コンピュータを編集端末6として機能させるために必要なプログラムなどが格納される。
[編集端末6の詳細]
次に、この編集端末6の詳細を説明する。
図3は編集端末6の機能の構成を示すブロック図である。
編集端末6は、アプリケーションプログラムによってコンピュータを上に実現されるマルチメディアコンテンツ編集機能21を有している。このマルチメディアコンテンツ編集機能21は、データ読み込み/保存機能22、映像設定機能23、資料設定機能24、板書データ設定機能25、板書データ差替え機能26、講義プレビュー機能27、資料一覧表示機能28、板書データ一覧表示機能29を備えている。
データ読み込み/保存機能22は、講義配信サーバ4よりダウンロードしてローカルの記憶装置に保存されたデータファイル群30の中から、SMILファイル31、映像・音声ファイル32、板書データファイル33、資料ファイル34などを読み込む。マルチメディアコンテンツの編集が終了した後、その編集結果を反映した新たなSMILファイル31を生成して古いSMILファイル31に対して上書きにより更新を行う。
映像設定機能23は、GUIへの入力操作に基づき、映像の再生開始・終了時刻、カットする時間範囲などの設定を行い、この設定内容に応じて、後述する図4の映像フレームライン64を更新するとともに、その設定内容を記憶装置のSMILファイル31に反映させるようにデータ読み込み/保存機能22に通知する。なお、この映像の設定において実際の映像・音声ファイル32の変更は行われない。
資料設定機能24は、GUIへの入力操作に基づき、資料の表示開始時刻の変更、資料の追加、削除などの編集を行う機能である。資料設定機能24は、資料編集結果に基づいて、後述する図4の資料ライン65の表示(資料の表示開始タイミングを示すオブジェクトの位置)を更新するとともに、資料編集結果を後述する資料一覧ダイアログ内の表示に反映させるように資料一覧表示機能28に通知する。また、資料設定機能24は、マルチメディアコンテンツの編集結果の保存時に、資料の編集結果をSMILファイルに反映させるようにデータ読み込み/保存機能22に通知する。なお、資料の追加、削除は、SMILファイルの内容に対してのみ行われ、実際の資料ファイル34に対しては行われない。
板書データ設定機能25は、GUI操作によって、板書データの追加、削除などの編集を行う機能である。板書データ設定機能25は、板書データの編集結果に応じて、後述する図4の板書データライン66の表示(個々の板書データの位置を示すオブジェクトの位置)を更新するとともに、板書データの編集結果を後述する板書データダイアログ内の表示に反映させるように板書データ一覧表示機能29に通知する。また、板書データ設定機能25は、マルチメディアコンテンツの編集結果の保存時に、板書データの編集結果をSMILファイル31に反映させるようにデータ読み込み/保存機能22に通知する。なお、板書データの追加、削除は、SMILファイル31の内容に対してのみ行われ、実際の板書データファイル33に対しては行われない。
板書データ差替え機能26は、メディアデータにおける板書データそのものを別の板書データに差替える機能である。
講義プレビュー機能27は、編集者がマルチメディアコンテンツの編集結果を確認するために、そのマルチメディアコンテンツの編集結果をブラウザ14を用いて再生する機能である。
資料一覧表示機能28は、講義に使用される全ての資料の項目を表示開始時刻の昇順で、後述する図4の資料一覧ダイアログ62に一覧表示する機能である。
板書データ一覧表示機能29は、講義に使用される全ての板書データの項目を開始時刻の昇順で、後述する図4の板書データ一覧ダイアログ63に一覧表示する機能である。
[マルチメディアコンテンツの編集GUI]
図4は編集端末6の表示装置の画面に表示されるマルチメディアコンテンツの編集GUI60を示す図である。
同図に示すように、マルチメディアコンテンツの編集GUI60は、タイムライン61、資料一覧ダイアログ62、板書データ一覧ダイアログ63、プレビュー64aの各ウィンドウを含む。
タイムライン61は、映像フレームライン64、資料ライン65、板書データライン66、編集操作ライン67などで構成される。これら映像フレームライン64、資料ライン65、板書データライン66、編集操作ライン67はそれぞれ、左から右の方向への一本の時間軸を共有している。映像フレームライン64には、時間軸に沿って複数の映像フレーム70が一列に並べて配置される。資料ライン65には、個々の資料の表示開始タイミングを示すオブジェクト68が配置される。板書データライン66には、個々の板書データの表示時間を示すオブジェクト69が配置される。
編集操作ライン67では、たとえばマウスドラッグ操作などによって、映像の再生開始・終了時刻やカット時間範囲を選択できるようになっている。また、資料ライン65で資料の表示開始タイミングを示すオブジェクト68をマウスドラッグ操作などによって時間軸の方向に移動させることで、その資料の表示開始時刻を変更する編集を行うことができる。
資料一覧ダイアログ62には、マルチメディアコンテンツを構成する資料つまり資料ライン65上の個々のオブジェクト68に対応する資料の、ファイルの保存場所を示すパスおよび表示開始時刻が、表示開始時刻の昇順で一覧表示される。資料の表示開始時刻の隣には、その時刻での映像フレームが配置されている。
この資料一覧ダイアログ62内の任意の資料を選択し、次いでマウス右クリック操作などによって、「削除」などのコマンドを含むポップアップメニューを表示させ、このメニュー上でマウス左クリック操作などによって「削除」コマンドを選択することで、その選択資料に関連するオブジェクトが資料ライン65から削除され、その資料に関する情報が資料一覧ダイアログ62から削除される。ただし、実際の資料ファイルは削除されない。さらに、資料一覧ダイアログ62内の資料をダブルクリックすると、編集端末6の記憶装置に保存されている全て資料を紹介する資料設定画面が開き、その中で選択した資料への変更を行うことができる。
板書データ一覧ダイアログ63には、板書データライン66上の個々のオブジェクト69に対応する板書データの、ファイルの保存場所を示すパス、表示開始・終了時刻、さらにその表示開始・終了時刻それぞれの映像フレームが、表示開始時刻の昇順で一覧表示される。
この板書データ一覧ダイアログ63内の任意の板書データを選択し、次いでマウス右クリック操作などによって、「削除」などのコマンドを含むポップアップメニューを表示させ、マウス左クリック操作などによって「削除」コマンドを選択することで、その選択した板書データのオブジェクトが板書データライン66から削除され、板書データ一覧ダイアログ63からその板書データに関する情報が削除される。ただし、実際の板書データファイルは削除されない。さらに、板書データ一覧ダイアログ63内の板書データをダブルクリックすると、編集端末6の記憶装置に保存されている全ての板書データを紹介する板書データ設定画面が開き、その中で選択した板書データへの変更を行うことができる。
プレビュー64aは、カット編集後の映像をプレビュー再生して表示する部分である。
[マルチメディアコンテンツ編集機能を実現するプログラムの設計例]
次に、マルチメディアコンテンツ編集機能21を実現するプログラムの設計例を説明する。
図5は上記のマルチメディアコンテンツ編集機能21を実現するプログラムの構成を示すクラス図である。このプログラムは、MFC(Microsoft Foundation Class)のMDI(Multi Document Interface)アプリケーションをベースとしている。MFCは、Microsoft社のC++用クラスライブラリである。MDIは、一つのアプリケーションウィンドウの中に複数のウィンドウを開き、複数のドキュメントを同時に扱えるようにしたインターフェースである。
上記のプログラムを構成するクラスには、CMainFrame(41)、CAuthDoc(42)、CAuthIF(43)、CSmilDoc(44)、CTimeLineView(45)、CMMPreview(46)、CShiryo(47)、CSoftboard(48)、CAudio(49)、CDlgShiryo(50)、CDlgSoftboard(51)、CShiryoListView(52)、CSoftboardListView(53)、CSmilAccessor(54)、CPreviewLauncher(55)、CAuthApp(56)などがある。
CMainFrame(41)は、マルチメディアコンテンツの編集GUIの全体フレームの表示、メニュー操作、ツールバー操作に対する処理実行、ウィンドウ間のメッセージ仲介を行うクラスである。
CAuthDoc(42)は、ドキュメントの入出力および保持を行うクラスである。ドキュメントはサブドキュメントの単位で管理される。サブドキュメントは、ファイルのデータを格納するクラスである。
CAuthIF(43)は、ビューとドキュメント間のアクセスのためのI/Fを行うアダプタクラスであり、サブドキュメントクラスへのアクセス関数を有する。ビューは、サブドキュメントに格納されているデータの表示、選択や編集など、ユーザが行うデータ操作を管理するクラスである。
CSmilDoc(44)は、タイムラインを構成する個々のオブジェクトに対応するメディアデータのファイルの読み込み/書き込みを行うクラスである。
CTimeLineView(45)は、マルチメディアコンテンツの編集GUI上でのタイムラインの表示を行うクラスであり、タイムライン上で映像の再生開始・終了時刻やカット範囲をユーザに選択させて設定する機能を有する。
CMMPreview(46)は、MPEG4の映像ファイルのプレビューを行うクラスである。 CShiryo(47)は、資料データの参照および設定を行うクラスである。
CSoftboard(48)は、板書データの参照および設定を行うクラスである。
CAudio(49)は、映像の開始・終了時刻の参照および設定を行うクラスである。
CDlgShiryo(50)は、資料データの表示および編集を管理するクラスである。
CDlgSoftboard(51)は、板書データの表示および編集を管理するクラスである。
CShiryoListView(52)は、資料データのリストの一覧表示、再編集、削除を行うクラスである。
CSoftboardListView(53)は、板書データのリストの一覧表示、再編集、削除を行うクラスである。
CSmilAccessor(54)は、SMILファイルの出力の制御を行うクラスであり、各編集オブジェクトのリストをツリー構造化し、SMILファイルを生成する機能を有する。
CPreviewLauncher(55)は、プレビューの起動制御を行うクラスである。
CAuthApp(56)は、アプリケーションとしての制御を行うクラスであり、アプリケーションの重複起動防止、レジストリの読み込みを行う機能を有する。
[マルチメディアコンテンツ編集機能の動作]
次に、上記のプログラムによるマルチメディアコンテンツ編集機能の動作を説明する。
図6はメディアデータオープン処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。このメディアデータオープン処理は、ファイルメニューの「開く」またはファイルメニューの「最近開いたプロジェクト」が選択されることにより実行される。
1.CAuthApp(56)は、メディアデータである映像ファイル、板書データファイル、資料ファイル、SMILファイルのそれぞれのディレクトリィを選択する。
2.次に、CAuthApp(56)は、選択ディレクトリィの情報を含むドキュメントクラス生成のメッセージをCAuthDoc(42)に送る。
3.CAuthDoc(42)は、このメッセージを受けて、タイムラインを構成する個々のオブジェクトに対応するサブドキュメントの生成をCSmilDoc(44)に通知する。
4.CSmilDoc(44)はこのメッセージを受けて、講義配信サーバ4のそれぞれの選択ディレクトリィから映像ファイル、板書データファイル、資料ファイル、SMILファイルを読み込み、タイムラインを構成する個々のオブジェクトを生成する。
5.CSmilDoc(44)は資料データクラス生成のメッセージをCShiryo(47)に与える。CShiryo(47)はこのメッセージを受けて、資料ファイルから資料一覧ダイアログ62に表示させる資料データクラスを生成する。
6.CSmilDoc(44)は板書データクラス生成のメッセージをCSoftboard(48)に与える。CSoftboard(48)はこのメッセージを受けて、板書データファイルから板書データ一覧ダイアログ63に表示させる板書データクラスを生成する。
次に、映像の再生開始・終了時刻やカット範囲を設定する映像設定処理を説明する。図7はこの映像設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。
1.CTimeLineView(45)は、マルチメディアコンテンツの編集GUI上のタイムラインの時間設定領域で設定された映像の再生開始・終了時刻やカット範囲の情報を取得して、映像設定更新のメッセージをCAuthIF(43)に通知する。
2.CAuthIF(43)は、このメッセージを受けると、サブドキュメント取得メッセージをCAuthDoc(42)に通知する。
3.CAuthDoc(42)はこのメッセージを受けて、タイムライン上のフレーム単位の映像データを格納するためのサブドキュメントを取得して、カット範囲を除いた開始時刻から終了時刻までの情報をサブドキュメントに設定する。
4.CAuthDoc(42)は映像の開始・終了時刻をCMMPreview(46)に通知する。
5.CTimeLineView(45)からCMMPreview(46)に表示更新のメッセージが与えれることで、CMMPreview(46)に映像の開始・終了時刻が設定される。
次に、映像データの指定時間に資料データを表示させるための同期情報を設定する資料設定処理を説明する。図8はこの資料設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。
1.CTimeLineView(45)は、タイムラインにおける資料ライン上の任意の時刻がユーザによって資料の表示更新タイミングとして指定されると、資料オブジェクト生成のメッセージをCShiryo(47)に送る。
2.CTimeLineView(45)は、作成する資料の設定メッセージをCDlgShiryo(50)に送り、続いて資料設定画面表示のメッセージをCDlgShiryo(50)に送る。
3.CDlgShiryo(50)は、これらのメッセージを受けて資料設定画面を表示する。
4.CTimeLineView(45)は、資料設定画面で資料設定の追加が指定されたことを受けて、資料設定追加メッセージをCAuthIF(43)に通知する。
5.CAuthIF(43)はこのメッセージを受けて、CAuthDoc(42)から資料データを格納するサブドキュメントを取得する。
6.CAuthIF(43)は、取得したサブドキュメントに、追加した資料のパスと表示更新タイミングの時刻を設定する。
7.CTimeLineView(45)は、表示更新メッセージをCAuthDoc(42)に通知する。CAuthDoc(42)はこのメッセージを受けて、タイムラインにおける資料ライン上の指定時刻に、追加された資料の表示更新タイミングを示すマークを表示する。
次に、映像データの指定時間に板書データを表示させるための同期情報を設定する板書データ設定処理を説明する。図9はこの板書データ設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。
1.CTimeLineView(45)は、タイムラインにおける板書データライン上の任意の時間の範囲がユーザによって指定されると、板書データオブジェクト生成のメッセージをCSoftboard(48)に送る。
2.CTimeLineView(45)は、設定する板書データの設定メッセージをCDlgSoftboard(51)に送る。
3.CTimeLineView(45)は、板書データ設定画面表示のメッセージをCDlgSoftboard(51)に送る。
4.CDlgSoftboard(51)は、これらのメッセージを受けて板書データ設定画面を表示する。
5.CTimeLineView(45)は、板書データ設定画面で板書データ設定の追加が指定されたことを受けて、板書データ設定の追加メッセージをCAuthIF(43)に通知する。
6.CAuthIF(43)はこのメッセージを受けて、CAuthDoc(42)から板書データを格納するサブドキュメントを取得し、このサブドキュメントに、追加した板書データのパスと表示時間範囲を設定する。
7.CTimeLineView(45)は、表示更新メッセージをCAuthDoc(42)に通知する。CAuthDoc(42)はこのメッセージを受けて、タイムラインにおける板書データライン上の指定された時間範囲に、追加された板書データの表示期間を示すバーを表示する。
次に、上記の映像設定処理、資料設定処理、板書データ設定処理の結果をSMILファイルに書き込む保存処理を説明する。図10はこの保存処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。
この保存処理は、ファイルメニューの「閉じる」、「保存」、「名前を付けて保存」のいずれかが選択される事により実行される。
1.CAuthApp(56)は、メディアデータである映像ファイル、板書データファイル、資料ファイル、SMILファイルのそれぞれのディレクトリィを選択する。
2.CAuthApp(56)は、ドキュメントへの保存通知をCAuthDoc(42)に送る。
3.CAuthDoc(42)はこのメッセージを受けて、タイムラインを構成する個々のオブジェクトに対応するサブドキュメントへの保存通知をCSmilDoc(44)に送る。
4.CSmilDoc(44)はこのメッセージを受けると、講義配信サーバ4より映像ファイル、板書データファイル、資料ファイルを読み込み、これらファイルのデータを各々のサブドキュメントに保存する。
5.CSmilDoc(44)は、サブドキュメントの保存データの設定をCSmilAccessor(54)に通知し、続いてSMILファイル保存要求をCSmilAccessor(54)に通知する。
6.CSmilAccessor(54)は、SMILファイル保存要求を受けると、サブドキュメントに保存されている情報、すなちわ、映像のカット範囲を除いた開始時刻から終了時刻、資料のパスと表示更新タイミングの時刻、板書データのパスと表示時間範囲に基づいて、新たなSMILファイルを生成し、この生成された新たなSMILファイルを講義配信サーバ4に出力して既存のSMILファイルに対して上書きする。
[映像カット編集の動作]
図11に示すように、タイムライン61には、映像の開始・終了時刻やカットする時間範囲などの設定操作のための編集操作ライン67がタイムライン61の時間軸に沿って配置されている。この編集操作ライン67でのたとえばマウスドラッグ操作などによって、カットしたい映像の時間範囲の開始時刻と終了時刻とを選択できる。カットしたい映像の時間範囲の開始時刻と終了時刻が選択されると、そのカットする映像範囲を識別するオブジェクト71が表示される。
このカット範囲を識別するオブジェクト71上にカーソルを置いてマウスの右クリックを行うと、図12に示すように、「選択範囲カット」のコマンドを含むポップアップメニュー72が表示される。このポップアップメニュー72上でマウス左クリックなどによって「選択範囲カット」コマンドが選択されると、編集操作ライン67上のカット範囲を識別するオブジェクト71が消去されると同時に、映像フレームライン64のカット範囲に対応する領域73がグレー色に変化してカット範囲の設定が完了したことが明示される。選択範囲に資料ライン65の資料の表示開始タイミングを示すオブジェクト68が存在する場合には、このオブジェクト68の表示は変化しないが、SMILファイル31の生成では、このオブジェクト68に対応する資料は削除されたものとして処理される。
映像のカット範囲の設定を取り消す場合には、図13に示すように、映像フレームライン64上のグレー色で表示されたカット範囲の領域73にマウスカーソルを移動させて右クリックを行うと、「カット範囲削除」のコマンドを含むポップアップメニュー74が表示される。このポップアップメニュー74上でマウス左クリックなどによって「カット範囲削除」コマンドが選択されると、カット範囲の領域73グレー表示が通常の表示状態に戻り、カット範囲の設定削除が完了したことが明示される。
映像のカット編集を行って作成されたSMILファイルを講義配信サーバ4に出力した後、再び編集を行うために講義配信サーバ4からメディアデータをダウンロードして再編集を行う場合、もともと映像のカット編集でカットされた範囲に存在していた資料、板書データは削除された状態での再編集となる。
図14に示すように、映像のカット編集でカットされた範囲の領域73の前後に連続する板書データ75が存在していた場合には、講義配信サーバ4からメディアデータを再度ダウンロードして再編集を行うとき、板書データはカット範囲を境に2つの板書データ75A,75Bに分割された状態からの再編集となる。
また、図15に示すように、板書データが編集により、映像のカット範囲内で2つの板書データ75C,75Dに分割された場合には、各々の板書データ75C,75Dの、映像のカット範囲の領域73に含まれる部分が自動的に削除された状態から再編集が行われる。
削除された資料、板書データを含めてカット編集前の映像データを復元することができるように、マルチメディアコンテンツ編集機能21は、更新されたSMILファイルを講義配信サーバ4に転送するとき、更新前のSMILファイルのバックアップを自動的に作成して保存する。マルチメディアコンテンツ編集機能21は、このバックアップのSMILファイルを参照して、編集前のメディアデータを復元することができる。
映像のカット編集によって映像の全体再生時間が短くなるので、マルチメディアコンテンツ編集機能21は、SMILファイルの映像、資料、板書データそれぞれの同期情報(時間情報)を、映像のカット編集の結果に基づいて更新する。映像はカット編集によって複数の映像として扱われ、それぞれ開始時刻と終了時刻が設定される。ここで、映像の時刻は、再生時刻ではなく映像データ内での時刻である。資料、板書データの表示開始時刻などの時刻は、映像の再生開始時刻に対するオフセットの値である。
[SMILファイルのフォーマット]
次に、SMILファイルのフォーマットについて説明する。
図16に、映像ファイルの0秒から120秒までを再生開始時刻、再生終了時刻として設定する場合のSMILファイルの記述を示す。カット編集により、映像ファイルの60秒から90秒までの映像情報をカットすると、図17に示すように、1つの映像ファイルは、0秒から60秒までの映像情報と、90秒から120秒までの映像情報の2つの映像の設定情報81,82として書き換えられる。
また、設定された映像が1つの場合で、映像ファイルの0秒から60秒までの映像の再生開始から5秒経ったら資料が表示されるように設定する場合には、図18に示すように、映像設定のタグ内に資料の設定情報83が記述される。
映像設定が複数の場合で、0秒から60秒までの映像設定と90秒から120秒までの映像設定がある場合に、映像の再生開始から5秒、60秒がそれぞれ経過したらそれぞれの資料が表示されるように設定する場合には、図19に示すように、0秒から60秒までの映像設定のタグ内に最初の資料の設定情報84が記述され、90秒から120秒までの映像設定のタグ内に2番目の資料の設定情報85が記述される。これにより、90秒から120秒までの映像の再生が開始されるのと同時に資料の表示を更新させることができる。
映像ファイルの0秒から60秒までの映像が設定され、その間に板書データの10秒から70秒までを表示させるように設定する場合には、図20に示すように、目次によるランダムアクセス時の同期をとるために目次の元となる資料ごとに、板書データを分割してそれぞれの設定情報86,87が記述される。ここで、資料の設定情報88に記述されるように、資料が映像再生開始から5秒後に表示されるものとして、設定情報86は、映像の再生開始から5秒間に使用される板書データの設定情報、設定情報87は、その5秒間の後の55秒間(資料の表示から55秒間)に使用される板書データ(10秒から70秒)の設定情報である。
映像ファイルの0秒から60秒までの映像と、90秒から120秒までの映像がそれぞれ設定され、それぞれの映像に、板書データの10秒から70秒と100秒から130秒までを表示させるように設定する場合には、図21に示すように、個々の映像設定のタグ内に、資料の設定情報89,90と板書データの設定情報91,92,93が記述される。ここで、最初の資料の設定情報89に記述されているように、最初の資料は映像再生開始から5秒後に表示されるものとして、設定情報91は、映像の再生開始から5秒間に使用される板書データの設定情報、設定情報92は、その5秒間の後の55秒間(最初の資料の表示から55秒間)に使用される板書データ(10秒から70秒)の設定情報である。また、2番目の資料の設定情報90に記述されているように、2番目の資料は映像再生開始から60秒後に表示されるものとして、設定情報93は、2番目の資料の表示開始から30秒間に使用される板書データ(100秒から130秒)の設定情報である。
以上、この実施形態によれば、同一の時間軸上にてグラフィカルに表示された各メディアデータの表示の変化をタイムライン61上で参照しつつ、マルチメディアコンテンツの編集GUI60への操作入力によってマルチメディアコンテンツの編集を行うことができるので、マルチメディアコンテンツの編集を容易に行うことができる。
また、タイムライン61は、映像フレームライン64、資料ライン65、板書データライン66など、メディアの種別ごとに、メディアデータの表示の変化をグラフィカルに表示する複数のラインで構成されることで、各メディアデータの同期関係を編集者が確認しつつ編集を行うことができる。
さらに、グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、マルチメディアコンテンツに用いられる資料に関する情報の一覧を時間順に表示するとともに、任意の資料を選択させて、一覧から削除、または他の資料への変更を行うことの可能な資料一覧ダイアログを含むものであってよい。これによって、グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力によって、マルチメディアコンテンツに用いられる資料データの削除、変更を容易に行うことができる。
[他の実施形態]
次に、本発明の別の実施形態を説明する。
図22は、この実施形態の編集端末に組み込まれた機能の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この編集端末106は、アプリケーションプログラムによってコンピュータを上に実現される目次(タイトル)の編集に係る機能121として、データ読み込み/保存機能122、目次編集機能123、目次リスト表示機能124、講義プレビュー機能125を備えている。ここで、目次とは、マルチメディアコンテンツの飛び越し再生を行うために必要な情報であり、時刻、その時刻に対応する映像フレームのスライド名、目次の文字データなどで構成される。受講端末では、この目次の一覧を表示させ、任意の目次が受講者によって選択されると、その目次に対応する時刻に再生位置を移動させることができる。
データ読み込み/保存機能122は、講義配信サーバよりダウンロードしてローカルの記憶装置に保存されたデータファイル群130の中から、SMILファイル131、映像・音声ファイル132、板書データファイル133、資料ファイル134、目次ファイル136を読み込む。また、データ読み込み/保存機能122は、目次編集機能123より編集結果を反映した新たな目次ファイル136を取得して講義配信サーバ上の古い目次ファイル136に対して上書き保存を行う。
目次編集機能123は、データ読み込み/保存機能122により取得した目次ファイル136の編集を行う。この際、目次リスト表示機能124に目次ファイル136の内容を渡して目次一覧表示ダイアグラムの表示を指示する。目次編集機能123は、目次一覧表示ダイアグラムに設けられた新規目次の追加、削除、変更などのコマンド入力用の各種ボタンに対してマウスクリック操作などによって編集者より入力されたコマンドを取得して目次編集を行う。目次編集機能123は、目次編集結果に基づいて新たな目次ファイル136を作成して、データ読み込み/保存機能122に対して新たな目次ファイル136の上書き保存を指示する。
目次リスト表示機能124は、目次編集機能123からの指示に従って目次一覧表示ダイアグラムを表示装置に表示させ、目次編集機能123からの目次編集の結果を受けて目次一覧表示ダイアグラム内の表示内容を更新する。
講義プレビュー機能125は、目次編集を行う編集者がメディアデータの内容を確認するために、そのメディアデータの内容をブラウザ14を用いて再生(プレビュー)する機能である。
図23は目次一覧表示ダイアグラム140の表示例を示す図である。目次一覧表示ダイアグラム140は、目次データの一覧を表示する目次一覧表示領域141と、目次編集のための各種コマンドや、メディアデータの再生(プレビュー)の実行を指示するための入力(マウスクリック操作など)を受け入れる複数のコマンド入力ボタン142,143,144,145とを有している。目次編集のためのコマンドには、新規目次の追加、既存目次の削除および変更などがある。
目次一覧表示領域141には、設定済みの目次データが上から下へ時間軸に沿って一行ごとに表示される。個々の目次データは、目次の時刻146と、その時刻に対応する映像フレームのスライド名147、目次(タイトル)の文字データ148などで構成される。 次に、この編集端末106での目次編集の動作を説明する。
目次編集機能123が起動すると、データ読み込み/保存機能122により、講義配信サーバよりダウンロードしたデータファイル群130をローカルの記憶装置に保存する。次に、目次編集機能123は、目次リスト表示機能124により、ローカルの記憶装置に保存された目次ファイル136に基づき、図23に示したような目次一覧表示ダイアグラム140を作成して表示装置に表示する。初期状態ではデータファイル群130に目次ファイル136が含まれていないので、目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141内は空白であるが、この例では、既に設定済みの目次データが存在する場合を想定する。
新規目次の追加を行う場合、どの時刻に目次を追加するかを判断・決定するための材料となる情報源が必要である。そのために、この編集端末106にはメディアデータの内容をブラウザ114を用いて再生(プレビュー)する機能である講義プレビュー機能125が設けられている。
この講義プレビュー機能125は、目次一覧表示ダイアグラム140の中のメディアデータ再生用のコマンド入力ボタン145をマウスクリック操作などによって押すことによって起動される。講義プレビュー機能125は、ブラウザ114を起動し、メディアデータの内容をプレビュー再生する。
図24はプレビュー再生画面150の例である。同図に示すように、このプレビュー再生画面150には、講義の映像(動画)151、板書データ152、資料153、目次データ154などが同時に表示される。講義の映像(動画)151を表示するプレーヤ155には再生時刻156が表示されるので、編集者はこのプレーヤ再生時刻156を目安に、目次を設定したい時刻を判断・決定することができる。なお、このメディアデータのプレビュー再生画面150は目次一覧表示ダイアグラム140と同時に表示させることが可能である。
次に、目次一覧表示ダイアグラム140で、新規目次の追加のコマンド入力用ボタン142がマウスクリック操作などによって押されると、新規目次の追加用のテキストボックスが開き、ここに目次を設定したい時刻と目次文字データをキーボード操作などによって入力され、その入力を確定する操作などが行われることで、新たに入力された目次データが目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141に追加される。
目次の変更を行いたい場合、目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141において変更したい目次データをマウスクリック操作などによって選択した後、目次の変更のコマンド入力用ボタン143をマウスクリック操作などによって押す。すると、目次データ変更用のテキストボックスが開き、ここに目次データの変更内容である時刻および/または目次文字データを入力し、入力を確定する操作などが行われることで、目次データ変更用のテキストボックスへの入力内容が目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141に反映される。
目次の削除を行いたい場合、目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141において削除したい目次データをマウスクリック操作などによって選択した後、目次の削除のコマンド入力用ボタン144をマウスクリック操作などによって押す。これにより、目次一覧表示ダイアグラム140の目次一覧表示領域141から選択された目次データが削除される。
目次データの編集が完了した後、目次ファイル136の上書きを行うことによって、編集内容が目次ファイル136に反映される。この後、目次編集機能123は、データ読み込み/保存機能122によって、編集された目次ファイル136を講義配信サーバ4にアップロードして既存の目次ファイル136に対して上書きを指示する。
以上のように、この実施形態によれば、マルチメディアコンテンツの目次情報の編集を、目次一覧表示ダイアグラム140への操作入力によって容易に行うことができる。
以上、講義用のマルチメディアコンテンツを配信するシステムにおいて、その講義用のマルチメディアコンテンツを編集する場合の実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、構内放送、動画マニュアル、道路状況監視、広告などの様々なマルチメディアコンテンツを配信するシステムに適用することが可能である。したがって、メディアの種類に関しても、上記の実施形態に採用された、映像・音声、資料、板書テータに限定されない。
本発明の一実施形態にかかる講義配信システムの全体的な構成を示す図である。 図1の講義配信システムの受講画面を示す図である。 図1の講義配信システムにおける編集端末の機能の構成を示すブロック図である。 図3の編集端末に表示されるマルチメディアコンテンツの編集GUIを示す図である。 図3のマルチメディアコンテンツ編集機能を実現するプログラムの構成を示すクラス図である。 図5のプログラムのメディアデータオープン処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。 図5のプログラムの映像設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。 図5のプログラムの資料設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。 図5のプログラムの板書データ設定処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。 図5のプログラムの保存処理にてクラス間を流れるメッセージのシーケンス図である。 映像カット編集前のタイムラインを示す図である。 タイムラインにおいて選択範囲をカットする様子を示す図である。 タイムラインにおいてカット範囲の設定を削除する様子を示す図である。 再編集時のタイムラインを示す図である。 別の再編集時のタイムラインを示す図である。 SMILファイルの記述例を示す図である。 カット編集されたSMILファイルの記述例を示す図である。 映像と1つの資料の情報を含むSMILファイルの記述例を示す図である。 映像と複数の資料の情報を含むSMILファイルの記述例を示す図である。 映像、資料、板書データの情報を含むSMILファイルの記述例を示す図である。 映像、資料、板書データの情報を含む別のSMILファイルの記述例を示す図である。 本発明の他の実施形態の編集端末に組み込まれた機能の構成を示すブロック図である。 目次一覧表示ダイアグラムの表示例を示す図である。 プレビュー再生画面の例を示す図である。
符号の説明
1…映像・音声エンコードPC
2…板書制御PC
3…資料作成PC
4…講義配信サーバ
5…受講端末
6…編集端末
21…マルチメディアコンテンツ編集機能
22…データ読み込み/保存機能
23…映像設定機能
24…資料設定機能
25…板書データ設定機能
26…板書データ差替え機能
27…講義プレビュー機能
28…資料一覧表示機能
29…板書データ一覧表示機能
30…データファイル群
31…SMILファイル
32…音声ファイル
33…板書データファイル
34…資料ファイル
60…編集GUI
61…タイムライン
62…資料一覧ダイアログ
63…板書データ一覧ダイアログ
64…映像フレームライン
65…資料ライン
66…板書データライン
67…編集操作ライン
100…講義配信システム

Claims (13)

  1. 1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバに対して、前記ネットワークを通じて接続可能な編集端末であって、
    前記サーバより前記各メディアデータと前記同期情報を取得する取得手段と、
    前記取得した各メディアデータおよび前記同期情報に基づき、前記各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつ前記マルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なタイムラインを含むグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、
    前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記タイムラインの表示の更新を行うとともに前記同期情報の更新を行う更新手段と、
    前記更新された同期情報を前記サーバに転送する転送手段と
    を具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツの編集端末。
  2. 前記タイムラインは、メディアの種別ごとに、メディアデータの表示の変化をグラフィカルに表示する複数のラインで構成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  3. 前記マルチメディアコンテンツを構成する複数の種類のメディアデータが、映像データ、資料データ、板書への手書きによって検出された座標データの系列である板書データを少なくとも含むことを特徴とする請求項2に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  4. 前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、前記マルチメディアコンテンツに用いられる前記資料に関する情報の一覧を時間順に表示するとともに、任意の資料を選択させて、前記一覧から削除、または他の資料への変更を行うことの可能な資料一覧ダイアログを含むことを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  5. 前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースは、前記マルチメディアコンテンツに用いられる前記板書データに関する情報の一覧を時間順に表示するとともに、任意の前記板書データを選択させて、前記一覧からの削除、または、他の板書データへの変更を行うことの可能な板書一覧ダイアログを含むことを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  6. 前記タイムラインには、時間の範囲の選択が可能な編集操作ラインが前記タイムラインの時間軸に沿って設けられ、前記更新手段は、前記編集操作ラインで任意の時間の範囲が選択された後、その時間の範囲の削除が前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力により指示されたとき、前記タイムラインの前記削除された時間の範囲が識別可能なように前記タイムラインの表示を更新するとともに前記同期情報の更新を行うことを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  7. 編集された前記マルチメディアコンテンツを構成する映像を前記グラフィカル・ユーザ・インタフェース上にプレビューするプレビュー手段をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  8. 1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバより、編集端末の取得手段が、前記各メディアデータと前記同期情報を取得するステップと、
    前記編集端末の表示手段が、前記取得した各メディアデータおよび前記同期情報に基づき、前記各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつ前記マルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なタイムラインを含むグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示するステップと、
    前記編集端末の更新手段が、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記タイムラインの更新を行うとともに前記同期情報の更新を行うステップと、
    前記編集端末の転送手段が、前記更新された同期情報を前記サーバに転送するステップと
    を具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツの編集方法。
  9. コンピュータを、
    1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバより、前記各メディアデータと前記同期情報を取得する取得手段と、
    前記サーバより前記各メディアデータと前記同期情報を取得する取得手段と、
    前記取得した各メディアデータおよび前記同期情報に基づき、前記各メディアデータの表示の変化を同一の時間軸上にてグラフィカルに表示しつつ前記マルチメディアコンテンツの編集のための操作入力が可能なタイムラインを含むグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、
    前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記タイムラインの更新を行うとともに前記同期情報の更新を行う更新手段と、
    前記更新された同期情報を前記サーバに転送する転送手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報と、前記マルチメディアコンテンツの飛び越し再生を行うために必要な目次情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバに対して、前記ネットワークを通じて接続可能な編集端末であって、
    前記サーバより少なくとも前記目次情報を取得する取得手段と、
    前記取得した目次情報の一覧を視覚的に表示しつつ、前記目次情報の編集のための操作入力が可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、
    前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記目次情報の更新を行う更新手段と、
    前記更新された目次情報を前記サーバに転送する転送手段と
    を具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツの編集端末。
  11. 前記サーバより取得した前記各メディアデータおよび前記同期情報に基づき、前記マルチメディアコンテンツをプレビューするプレビュー手段をさらに具備することを特徴とする請求項11に記載のマルチメディアコンテンツの編集端末。
  12. 1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報と、前記マルチメディアコンテンツの飛び越し再生を行うために必要な目次情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバより、編集端末の取得手段が、少なくとも前記目次情報を取得するステップと、
    前記編集端末の表示手段が、前記取得した目次情報の一覧を視覚的に表示しつつ、前記目次情報の編集のための操作入力が可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示するステップと、
    前記編集端末の更新手段が、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記目次情報の更新を行うステップと、
    前記編集端末の転送手段が、前記更新された目次情報を前記サーバに転送するステップと
    を具備することを特徴とするマルチメディアコンテンツの編集方法。
  13. コンピュータを、
    1以上のメディアデータ作成端末よりネットワークを通じて転送された複数の種類のメディアデータを、これらのメディアデータをひとまとまりのマルチメディアコンテンツとして同期・統合化して再生するために必要な同期情報と、前記マルチメディアコンテンツの飛び越し再生を行うために必要な目次情報とともに蓄積し、受信端末に配信するサーバより、少なくとも前記目次情報を取得する取得手段と、
    前記取得した目次情報の一覧を視覚的に表示しつつ、前記目次情報の編集のための操作入力が可能なグラフィカル・ユーザ・インタフェースを表示する表示手段と、
    前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースへの操作入力に基づき、前記目次情報の更新を行う更新手段と、
    前記更新された目次情報を前記サーバに転送する転送手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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