JP2006338336A - ラウンド履歴管理システム、ラウンド履歴管理方法、ラウンド履歴取得端末、ラウンド履歴取得方法、ラウンド履歴取得プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ゴルフクラブの使用履歴を容易に取得し、スコア計算を容易に行う。
【解決手段】 ICタグ5は、ゴルフクラブ4の各々に取り付けられている。ゴルフプレーヤがショットするためにゴルフクラブ4を構えた体勢になると、そのゴルフクラブ4のICタグ5からICタグ識別番号が送信される。携帯端末1のタグリーダ2は、そのICタブ5からのICタグ識別番号を受信する。携帯端末1は、受信したICタグ識別番号から、そのときのショットで用いたゴルフクラブを特定するとともに、その位置を示す位置情報、取得時刻を、ラウンド履歴情報として管理サーバ20へ送信する。管理サーバ20は、受信したラウンド履歴情報をデータベース21で一元管理し、ラウンド履歴情報に従って、各ホールのスコア等を計算する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ICタグ5は、ゴルフクラブ4の各々に取り付けられている。ゴルフプレーヤがショットするためにゴルフクラブ4を構えた体勢になると、そのゴルフクラブ4のICタグ5からICタグ識別番号が送信される。携帯端末1のタグリーダ2は、そのICタブ5からのICタグ識別番号を受信する。携帯端末1は、受信したICタグ識別番号から、そのときのショットで用いたゴルフクラブを特定するとともに、その位置を示す位置情報、取得時刻を、ラウンド履歴情報として管理サーバ20へ送信する。管理サーバ20は、受信したラウンド履歴情報をデータベース21で一元管理し、ラウンド履歴情報に従って、各ホールのスコア等を計算する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴管理システム、ラウンド履歴管理方法、ラウンド履歴取得端末、ラウンド履歴取得方法、ラウンド履歴取得プログラムおよび記録媒体に関する。
従来、ゴルフのプレイヤは、事前にインターネットから、あるいはゴルフ場において、スコアカードの裏面に書かれているコース情報や、カートに設置してあるコース情報をまとめた冊子、カートの液晶ディスプレイに表示されている情報に基づいて、コースの状況、ピンの配置などを知ることができるようになっている。また、ラウンド中は、キャディやコース内の残り距離表示板等により、ピンまでの距離を把握することができるようになっている。
近年、上述したようなコース情報やスコア管理を容易に行えるようにするために、様々な技術が提案されている。例えば、カートに無線機器を搭載し、プレイヤに残り距離や風情報、グリーン情報などを通知する技術(例えば特許文献1参照)、あるいは、PDAでスコアを入力し、携帯電話でスコアを送受信し、スコアをプレイヤ間で共有する技術(例えば特許文献2参照)、携帯電話でスコア入力、閲覧、予約、天候情報を入手する技術(例えば特許文献3参照)。
特開2004−113535号公報
特開2003−220166号公報
特開2002−369904号公報
しかしながら、従来技術では、いずれの場合も、付加的な情報を提供する技術であって、ラウンド中にどの場所からどのクラブを用いてどこに打ったかという情報は、プレーヤが自分でスコアカードの裏のコース情報に手書きで記入するか、あるいはキャディに記入してもらう必要があった。あた、そのデータをラウンド後に自分でパーソナルコンピュータ等に入力する必要があり、非常に手間がかかるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができ、スコア計算を容易に行うことができるラウンド履歴管理システム、ラウンド履歴管理方法、ラウンド履歴取得端末、ラウンド履歴取得方法、ラウンド履歴取得プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴管理システムであって、ゴルフクラブ毎に取り付けられたタグであって、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を記憶する第1の記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている識別情報を送信する第1の送信手段とを備えるICタグと、前記ICタグから送信される識別情報を受信する第1の受信手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在時刻を示す取得時刻を取得する時刻取得手段と、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信する第2の送信手段とを備え、ゴルフプレーヤに携帯される携帯端末と、前記携帯端末の第2の送信手段から送信されるラウンド履歴情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信したラウンド履歴情報を記憶する第2の記憶手段とを備える管理サーバとを具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記ICタグは、外部電波を駆動電力とするパッシブタグであることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記ICタグは、前記ゴルフクラブのグリップに設けられている穴に挿入されるグリップマーカ上に取り付けられていることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース俯瞰図上に使用したゴルフクラブと使用位置とを表示する表示手段を備えることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する演算手段を具備することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴管理方法であって、ゴルフプレーヤに携帯された携帯端末で、ゴルフクラブ毎に取り付けたICタグから送信される、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を取得し、そのときの携帯端末の現在位置を示す位置情報、および現在時刻を示す取得時刻を取得し、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信し、前記携帯端末から送信されるラウンド履歴情報を管理サーバで受信して一元管理することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴取得端末であって、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信する受信手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在時刻を示す取得時刻を取得する時刻取得手段と、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶する記憶手段と前記ラウンド履歴情報に基づいて、使用したゴルフクラブと使用位置とを表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記表示手段は、使用したゴルフクラブと使用位置とをコース俯瞰図上に表示することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する演算手段を具備することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴取得方法であって、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信し、現在位置を示す位置情報を取得し、現在時刻を示す取得時刻を取得し、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフ場におけるラウンド履歴取得プログラムであって、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、現在位置を示す位置情報を取得するステップと、現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、現在位置を示す位置情報を取得するステップと、現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップとを含むラウンド履歴取得プログラムを記録していることを特徴とする。
この発明によれば、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、第1の記憶手段に記憶されている、ゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を、第1の送信手段によって送信し、ゴルフプレーヤに携帯される携帯端末で、第1の受信手段により、識別情報を受信し、位置情報取得手段により、現在位置を示す位置情報を取得し、時刻取得手段により、現在時刻を示す取得時刻を取得し、第2の送信手段により、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信し、管理サーバで、第2の受信手段により、ラウンド履歴情報を受信し、第2の記憶手段に記憶する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記ICタグを、外部電波を駆動電力とするパッシブタグとする。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるとともに、容易にメンテナンスでき、かつ他の機器との混信も防止することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記ゴルフクラブのグリップに設けられている穴に挿入されるグリップマーカ上に前記ICタグを取り付ける。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるとともに、容易にゴルフクラブに取り付けることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、前記携帯端末で、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース俯瞰図上に使用したゴルフクラブと使用位置とを表示手段に表示する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるとともに、クラブ毎の飛距離、正確度を把握することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、演算手段によって、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができ、スコア計算を容易に行うことができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフプレーヤに携帯された携帯端末で、ゴルフクラブ毎に取り付けたICタグから送信される、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を取得し、そのときの携帯端末の現在位置を示す位置情報、および現在時刻を示す取得時刻を取得し、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信し、前記携帯端末から送信されるラウンド履歴情報を管理サーバで受信して一元管理する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、受信手段により、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから送信される、ゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信し、位置情報取得手段により、現在位置を示す位置情報を取得し、時刻取得手段により、現在時刻を示す取得時刻を取得し、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶手段に記憶し、前記ラウンド履歴情報に基づいて、使用したゴルフクラブと使用位置とを表示手段に表示する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるとともに、クラブ毎の飛距離、正確度を把握することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、表示手段により、使用したゴルフクラブと使用位置とをコース俯瞰図上に表示する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるとともに、クラブ毎の飛距離、正確度を把握することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、演算手段によって、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができ、スコア計算を容易に行うことができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信し、現在位置を示す位置情報を取得し、現在時刻を示す取得時刻を取得し、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶する。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、現在位置を示す位置情報を取得するステップと、現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップとをコンピュータに実行させる。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、現在位置を示す位置情報を取得するステップと、現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップとを含むラウンド履歴取得プログラムを記録している。したがって、コースでのゴルフクラブの使用履歴を容易に取得することができるという利点が得られる。
以下、本発明の一実施形態によるラウンド履歴管理システムを、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態によるラウンド履歴管理システムの構成を示す模式図である。図において、携帯端末1は、一般的な情報処理機能に加え、GPS衛星3からの電波に従って自身の現在位置を取得するためのGPS機能を備えている。該携帯端末1は、ゴルフプレーヤに携帯される。したがって、携帯端末1が取得する現在位置は、ゴルフプレーヤの現在位置(ショット位置)を示すことになる。なお、GPS機能は、携帯端末1内蔵であっても、携帯端末1に着脱(接続)可能な別体であってもよい。
また、携帯端末1は、後述する、カート10または/および管理サーバ20との間でデータを送受信するための無線機能を備えている。また、携帯端末1は、ゴルフプレーヤが用いるゴルフクラブの種類を判別するために、後述するように、ゴルフクラブ4に取り付けられたICタグ(パッシブタグ)5のICタグ識別番号を読み取るためのタグリーダ2が接続されている。タグリーダ2は、所定の時間間隔で電波を送信しており、該電波に応じてICタグ5から送信されるICタグ識別番号を読み取るようになっている。
また、ICタグ5は、電源を持たないパッシブタグであり、ゴルフプレーヤが所持するゴルフクラブの各々に取り付けられている。図2(a)に示すように、ゴルフクラブ4のグリップ4−1のエンドには、通常、グリップマーカ6を挿しておくグリップエンドホール4−2が設けられている。上記ICタグ5は、図2(b)に示すように、該グリップエンドホール4−2に挿しておくグリップマーカ6に取り付けられている。
ICタグ5は、ゴルフクラブ毎に異なるICタグ識別番号を記憶しており、上記携帯端末1に接続されているタグリーダ2の近傍に位置すると、タグリーダ2からの電波を受信し、該電波で電磁誘導などにより駆動電力を発生させて駆動し、記憶部に記憶されているICタグ識別番号を読み出して送信するようになっている。
パッシブタブのICタグ5とタグリーダ2との交信範囲は、数mm〜数十cm程度である。言い換えると、ゴルフクラブ4がタグリーダ2の数mm〜数十cm程度に近づくと、ICタグ識別番号が送信されることになる。したがって、該タグリーダ2あるいはタグリーダ2のアンテナは、ゴルフプレーヤの腰付近に取り付けられることが好ましい。これにより、ゴルフプレーヤがショットするためにゴルフクラブ4を構えた体勢になると、そのゴルフクラブ4に取り付けられているICタグ5からICタグ識別番号が送信され、携帯端末1のタグリーダ2がそのICタブ5からのICタグ識別番号を受信することなる。なお、パッシブタブは、交信範囲が狭いので、特別な機能や処理を行うことなく、他のゴルフプレーヤのタグリーダとの混信を防止することができる。
携帯端末1は、図3(a)に示すように、ICタグ識別番号とゴルフクラブを識別するためのクラブ番号とを予め対応付けて記憶している。したがって、受信したICタグ識別番号から、そのときのショットで用いたゴルフクラブを特定することができる。また、携帯端末1は、ゴルフプレーヤがショットする際に、そのとき用いるゴルフクラブ4を特定するとともに、そのときの位置情報、時刻を取得し、図3(b)に示すように、ホール毎に、かつショット毎に、クラブ番号、位置情報、取得時刻をラウンド履歴情報として記憶するようになっている。また、携帯端末1は、コース終了毎に上記ラウンド履歴情報を、カート10を中継して後述する管理サーバ20に送信するか、直接、管理サーバ20に送信するようになっている。このように、本実施形態では、ゴルフプレーヤの位置だけでなく、どこでどのゴルフグラブを用いたかを知ることができる。さらに、該ラウンド履歴情報から各ホールを何打でアウトしたかを知ることができ、スコアも自動的に計算することができる。
カート10には、上述したように、携帯端末1との間でデータを送受信するとともに、後述する管理サーバ20との間でデータを送受信するための送受信機能などを備えており、携帯端末1で保持するラウンド履歴情報を受信して管理サーバ20に送信する中継局として動作する。なお、カート10にディスプレイ等が備えられている場合には、上記ラウンド履歴情報を表示するようにしてもよい。
管理サーバ20は、ゴルフ場の管理施設等に設置されており、パーソナルコンピュータなどからなる。管理サーバ20は、上記カート10もしくは携帯端末1との間でデータを送受信する送受信機能を備えているとともに、受信したラウンド履歴情報を一元管理するためのデータベース21等を備えている。また、管理サーバ10は、インターネットなどの広域ネットワーク30に接続されており、上記ラウンド履歴情報をゴルフプレーヤ個人のパーソナルコンピュータ31へ送信したり、ゴルフプレーヤ個人のパーソナルコンピュータ31からの要求に応じて上記ラウンド履歴情報を提供(ダウンロード)するようになっている。
次に、図4は、上述したICタグ5、携帯端末1および管理サーバ20の略構成を示すブロック図である。ICタグ5は、通信部5−1、記憶部5−2および制御部5−3から構成されている。通信部5−1は、RF−ID技術により携帯端末1のタグリーダ2との間でデータを送受信するためのものである。記憶部5−2は、ICタグ識別番号を記憶する。制御部5−3は、上記通信部5−1、記憶部5−2など、各部の動作を制御する。
携帯端末1は、表示部1−1、入力部1−2、通信部1−3、記憶部1−4および制御部1−5から構成されている。表示部1−1は、ゴルフプレーヤに対して、動作状況やランド履歴情報、コース情報、スコア情報などを表示する。入力部1−2は、各種情報や動作指示を入力するためのものである。通信部1−3は、RF−ID技術によりICタグ5または管理サーバ20との間でデータを送受信するためのものである。記憶部1−4は、前述した図3(a)に示す、ICタグ識別番号とクラブ番号、図3(b)に示すラウンド履歴情報などを記憶する。制御部1−5は、上記表示部1−1、入力部1−2、通信部1−3および記憶部1−4など、各部の動作を制御する。管理サーバ20は、図示しないCPUやメモリ、表示部、入力部、外部記憶装置などからなり、各ゴルフプレーヤの携帯端末1からの複数のラウンド履歴情報を外部記憶装置などの大容量記録媒体に記憶して一元管理する。
次に、本実施形態の動作について説明する。ここで、図5は、本実施形態によるラウンド履歴管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、詳細は説明しないが、ゴルフプレーヤ(もしくは管理者)は、ゴルフプレーに先立って、ゴルフプレーヤの使用するゴルフクラブの各々にICタグ5を取り付けるとともに、各ICタグ5が何番のゴルフクラブに取り付けられたかをそれぞれのゴルフプレーヤの携帯端末1に登録しておく。
携帯端末1(のタグリーダ2)では、所定の時間間隔でRF信号を送信する(S20)。そして、ICタグ識別番号を受信したか否かを判断し(S22)、受信しなければ、ステップS20へ戻り、RF信号の送信を繰り返す。
一方、ゴルフプレーヤは、通常通り、適切なゴルフクラブを選択してショットすることになる。このとき、ゴルフプレーヤがショットするためにゴルフクラブ4を構えた体勢になると、そのゴルフクラブ4に取り付けられているICタグ5は、タグリーダ2からのRF信号を受信し(S10)、記憶部5−2からICタグ識別番号を読み出し(S12)、該ICタグ識別番号を送信する(S14)。
携帯端末1(のタグリーダ2)では、ICタグ識別番号を受信すると、GPS機能により現在位置を示す位置情報を取得し(S24)、続いて、現在時刻を取得する(S26)。そして、図3(b)に示すように、受信したICタグ識別番号、該ICタグ識別番号に対して登録されているクラブ番号、上記位置情報、上記取得時刻を対応付けて記憶する(S28)。
次に、ホール終了したか否かを判断し(S30)、ホールアウトしていなければ、ステップS20へ戻り、上述した動作を繰り返す。一方、ホールアウト(終了)した場合には、ユーザID、ホール番号、ICタグ識別番号、クラブ番号、位置情報、取得時刻を、カート10を介して、あるいは直接、管理サーバ20に送信する(S32)。次に、ラウンドが終了したか否かを判断し(S34)、ラウンドが終了していなければ、ステップS20へ戻り、上述した処理を繰り返す。すなわち、次のコースにおけるラウンド履歴情報を収集する。この結果、ホール毎に、どこで(位置情報)、いつ(取得時刻)、どのゴルフクラブ(クラブ番号)を用いたかを示すラウンド履歴情報が得られる。一方、ラウンドが終了すると、当該処理を終了する。
これに対して、管理サーバ20では、携帯端末1からのラウンド履歴情報(ユーザID、ホール番号、ICタグ識別番号、クラブ番号、位置情報、取得時刻)を受信し(S40)、ユーザID毎に、ホール番号、ICタグ識別番号、クラブ番号、位置情報、取得時刻を記憶する(S42)。次に、受信したラウンド履歴情報に従って、各ホールのスコア等を計算する(S44)。
なお、携帯端末1、またはカート10がディスプレイを搭載している場合にはカート10、管理サーバ20では、必要に応じて、図6に示すように、ラウンド履歴情報に従って、リアルタイムで、コースの俯瞰図上に、どこで(位置情報)、どのゴルフクラブ(クラブ番号)を用いたかを表示するようにしてよい。コースの俯瞰図は、携帯端末1に記憶されていても、管理サーバ20から予め取得しておいてもよいし、その都度、取得するようにしてもよい。一般には、コースの状況は定期的に変更されるので、管理サーバ20で一元管理しておき、管理サーバ20から取得するようにすることが好ましい。
上述した実施形態によれば、ゴルフプレーヤの位置だけでなく、どこでどのゴルフグラブを用いたかを知ることができる。さらに、該ラウンド履歴情報から各ホールを何打でアウトしたかを知ることができ、スコアも自動的に計算することができる。また、クラブ毎の飛距離、正確度を把握することができる。
なお、上述した実施形態においては、スコア計算を管理サーバ20で行うように説明したが、これに限らず、携帯端末1で計算してもよい。この場合、携帯端末1は、上記ラウンド履歴情報を送信する際に、該ラウンド履歴情報に加え、自端末で計算したスコアをも管理サーバ20に送信して一元管理すればよい。
また、上述した実施形態においては、上述した携帯端末1、管理サーバ20による一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。すなわち、携帯端末1、管理サーバ20における、各処理手段、処理部は、CPU等の中央演算処理装置がROMやRAM等の主記憶装置に上記プログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、実現されるものである。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
1 携帯端末(PDA)
1−1 表示部(表示手段)
1−2 入力部
1−3 通信部(第1の受信手段、第2の送信手段)
1−4 記憶部(記憶手段)
1−5 制御部(演算手段、位置情報取得手段、時刻取得手段)
2 タグリーダ
3 GPS衛星
4 ゴルフクラブ
4−1 グリップ
5 ICタグ
5−1 通信部(第1の送信手段)
5−2 記憶部(第1の記憶手段)
5−3 制御部
6 グリップマーカ
10 カート
20 管理サーバ(第2の受信手段、演算手段)
21 データベース(第2の記憶手段)
30 広域ネットワーク
31 パーソナルコンピュータ
1−1 表示部(表示手段)
1−2 入力部
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1−4 記憶部(記憶手段)
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2 タグリーダ
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4 ゴルフクラブ
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21 データベース(第2の記憶手段)
30 広域ネットワーク
31 パーソナルコンピュータ
Claims (12)
- ゴルフ場におけるラウンド履歴管理システムであって、
ゴルフクラブ毎に取り付けられたタグであって、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を記憶する第1の記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている識別情報を送信する第1の送信手段とを備えるICタグと、
前記ICタグから送信される識別情報を受信する第1の受信手段と、現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在時刻を示す取得時刻を取得する時刻取得手段と、少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信する第2の送信手段とを備え、ゴルフプレーヤに携帯される携帯端末と、
前記携帯端末の第2の送信手段から送信されるラウンド履歴情報を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信したラウンド履歴情報を記憶する第2の記憶手段とを備える管理サーバと
を具備することを特徴とするラウンド履歴管理システム。 - 前記ICタグは、外部電波を駆動電力とするパッシブタグであることを特徴とする請求項1記載のラウンド履歴管理システム。
- 前記ICタグは、前記ゴルフクラブのグリップに設けられている穴に挿入されるグリップマーカ上に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載のラウンド履歴管理システム。
- 前記携帯端末は、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース俯瞰図上に使用したゴルフクラブと使用位置とを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のラウンド履歴管理システム。
- 前記管理サーバは、前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する演算手段を具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のラウンド履歴管理システム。
- ゴルフ場におけるラウンド履歴管理方法であって、
ゴルフプレーヤに携帯された携帯端末で、ゴルフクラブ毎に取り付けたICタグから送信される、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を取得し、
そのときの携帯端末の現在位置を示す位置情報、および現在時刻を示す取得時刻を取得し、
少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を送信し、
前記携帯端末から送信されるラウンド履歴情報を管理サーバで受信して一元管理することを特徴とするラウンド履歴管理方法。 - ゴルフ場におけるラウンド履歴取得端末であって、
ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信する受信手段と、
現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
現在時刻を示す取得時刻を取得する時刻取得手段と、
少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶する記憶手段と
前記ラウンド履歴情報に基づいて、使用したゴルフクラブと使用位置とを表示する表示手段と
を具備することを特徴とするラウンド履歴取得端末。 - 前記表示手段は、使用したゴルフクラブと使用位置とをコース俯瞰図上に表示することを特徴とする請求項7記載のラウンド履歴取得端末。
- 前記ラウンド履歴情報に基づいて、コース毎のスコアを計算する演算手段を具備することを特徴とする請求項7または8記載のラウンド履歴取得端末。
- ゴルフ場におけるラウンド履歴取得方法であって、
ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信し、
現在位置を示す位置情報を取得し、
現在時刻を示す取得時刻を取得し、
少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶することを特徴とするラウンド履歴取得方法。 - ゴルフ場におけるラウンド履歴取得プログラムであって、
ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、
現在位置を示す位置情報を取得するステップと、
現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、
少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするラウンド履歴取得プログラム。 - ゴルフクラブ毎に取り付けられたICタグから、取り付けられたゴルフクラブを一意に特定可能な識別情報を受信するステップと、
現在位置を示す位置情報を取得するステップと、
現在時刻を示す取得時刻を取得するステップと、
少なくとも前記識別情報と前記位置情報と前記取得時刻とを含むラウンド履歴情報を記憶するステップと
を含むラウンド履歴取得プログラムを記録していることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2005162366A JP2006338336A (ja) | 2005-06-02 | 2005-06-02 | ラウンド履歴管理システム、ラウンド履歴管理方法、ラウンド履歴取得端末、ラウンド履歴取得方法、ラウンド履歴取得プログラムおよび記録媒体 |
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Family Applications (1)
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