JP2006336723A - 管とその接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、管の一方端側にはフランジと他管の接続部を受け入れる拡大径部とを設けると共に当該管の他方端側の外周面には他管の拡大径部に嵌入可能な還状突条部を設けて、当該管の外周に組み付けられた単純押輪と他管のフランジとをボルト接合することによって前記還状突条部を抜止ストッパとして当該管と他管とを接続すると共に、前記ボルト締めによって前記単純押輪に後押しされる前記還状突条部が、当該管の接続部の外周面と他管の拡大径部の内周面との間隙の水密性を確保するために当該管の外周面に予め装着された還状シール部材を前記他管の拡大径部に圧入する構成としたものである。
【選択図】 図1
Description
このような管形では、同一管形の管を順次接続していくに当って、他管の接続部を拡大径部に受け入れる管にはフランジがあるが、他管の接続部には当該他管を前記フランジと連結するための手段が、当該管自体には何ら設けられていない。
これでは、接続された管の抜止を確実にすることはできない。上水道等の埋設管は数十年に亘って地下に埋設されるため、地震や路上交通の振動等によって不等沈下等の地盤変動の影響を受け易く、地盤変動等の大きな外力によって埋設ラインに管軸方向の張力や曲げ圧力が加わると、単純に差し込まれただけで接続された管では、容易に抜けてしまう。
又、複数の爪と当該爪を管の外周に食い込ませる爪用ボルトが複数組み込まれた複雑な構成で製造コストの高い抜止爪付押輪を用いねばならない上、接続に当っては、接続のためのボルト締め付け作業の外に、爪用ボルトを管に食い込ませるために余計なボルト締め作業を必要としていた。
前記管の拡大径部と還状突起部との間の外周に組み付けられる単純押輪と、
前記単純押輪に後押しされる前記還状突条部が、当該管の接続部の外周面と他管の拡大径部の内周面との間隙の水密性を確保するために当該管の外周面に予め装着された還状シール部材とを備え、
前記単純押輪と他管のフランジとをボルト接合することによって当該管と他管とが接続されると共に、前記還状シール部材が前記環状突起部によって前記他管の拡大径部に圧入される構成としたことを特徴とする。
単純押輪を介して、一方の管はフランジとのボルト接合で、他方の管は当該管の外周に一体的に設けられた還状突条部との係合で、当該還状突条部が抜止を防止する抜止ストッパーとして接続されるため、従来の爪の食い込みによる場合に較べて、遥かに確実な抜止防止効果を発揮させることができ、より確実に接続させることができる。
図1は直管の接続状態を示す一部切欠断面、図2は単純押輪を構成する分割部分の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は曲管の外観図、図5は曲管の縦断面図である。
この押圧凸状31が環状シール部材4の内部に押し込まれることによって、当該環状シール部材4が当該管1Aの外周面と拡大径部5の内周面との間隙幅方向の両側向けての圧力が高まるので、当該間隙における水密性を一段と高めることができる。
単純押輪2とフランジ12とをボルト締めするに従って係合凸状22が係合凹状32に自然と収まることによって、管1Bに押し込まれる管1Aとの管軸が一致するよう、前記係合凹部32は軸心に一致する円を描くように設けておくとよい。
即ち、図示の分割部分2aに対し、今一つの分割部分2bを図において180度回転させて、2枚の分割部分2a、2bを円形配置して、各分割部分2a、2bの両端縁を重ね合わせて、押輪2を還状とする。
尚、図中の符号23は重ね合わせの位置決め凸部であり、符号24は凹部であり、両端位置で凹凸部が嵌り合うことで、所定の還状が形成される。
このように、拡大径部5と環状シール部材4とを楔状とすることによって、間隙への押し込みを容易とすると共に脱落し難くし、更に、環状シール部材4の後端面に、押輪3の押圧凸状31を押し込むように構成し、楔の後端部を拡張させることによって、脱落防止と水密性を著しく高めることができる。
1A 管
1B 管
11 接続部(接続端側)
12 フランジ
2 単純押輪
2a 分割部分(単純押輪)
2b 分割部分(単純押輪)
22 係合凸状(係合凸部)
3 還状突状部
31 凸状(押圧凸状)
32 係合凹状(係合凹部)
4 環状シール部材
Claims (9)
- 管の一方端側にはフランジと他管の接続部を受け入れる拡大径部とを設けると共に当該管の他方端側の外周面には他管の拡大径部に嵌入可能な還状突条部を設けて、当該管の外周に組み付けられた単純押輪と他管のフランジとをボルト接合することによって前記還状突条部を抜止ストッパとして当該管と他管とを接続すると共に、前記ボルト締めによって前記単純押輪に後押しされる前記還状突条部が、当該管の接続部の外周面と他管の拡大径部の内周面との間隙の水密性を確保するために当該管の外周面に予め装着された還状シール部材を前記他管の拡大径部に圧入する構成としたことを特徴とする管。
- 還状突条部は、断面において、略伏せコ字状に突設されたことを特徴とする請求項1に記載の管。
- 還状突条部の環状シール部材に当接する面には、断面において、半球状の凸状を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管。
- 還状突条部の単純押輪が当接される面には、断面において、当該単純押輪が当接する部分に設けた凸状と相補形状の半球状の凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の管。
- 拡大径部の開口端側の内周面と当該拡大径部に挿入される管の外周面との間隙は、断面において、挿入方向に先細りとなる楔状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の管。
- 還状シール部材は、断面において、拡大径部の開口端側の内周面と当該拡大径部に挿入される管の外周面との間隙の断面形状に相応する楔状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の管。
- 管は直管又は曲管であることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の管。
- 一方端側にはフランジと他管の接続部を受け入れる拡大径部とを設けると共に当該管の他方端側の外周面には他管の拡大径部に嵌入可能な還状突条部を設けた管と、
前記管の拡大径部と還状突起部との間の外周に組み付けられる単純押輪と、
前記単純押輪に後押しされる前記還状突条部が、当該管の接続部の外周面と他管の拡大径部の内周面との間隙の水密性を確保するために当該管の外周面に予め装着された還状シール部材とを備え、
前記単純押輪と他管のフランジとをボルト接合することによって当該管と他管とが接続されると共に、前記還状シール部材が前記環状突起部によって前記他管の拡大径部に圧入される構成としたことを特徴とする管の接続構造。 - 管は請求項1乃至請求項7の何れかに記載の管であることを特徴とする請求項8に記載の管の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005161071A JP2006336723A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 管とその接続構造 |
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JP2005161071A JP2006336723A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 管とその接続構造 |
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JP2006336723A true JP2006336723A (ja) | 2006-12-14 |
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ID=37557455
Family Applications (1)
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JP2005161071A Pending JP2006336723A (ja) | 2005-06-01 | 2005-06-01 | 管とその接続構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006336723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101873862B1 (ko) * | 2016-08-02 | 2018-07-04 | 한국항공우주연구원 | 파이프 이지 결속장치 |
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2005
- 2005-06-01 JP JP2005161071A patent/JP2006336723A/ja active Pending
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KR101873862B1 (ko) * | 2016-08-02 | 2018-07-04 | 한국항공우주연구원 | 파이프 이지 결속장치 |
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