JP2006333349A - コード変換装置及びコード変換方法 - Google Patents
コード変換装置及びコード変換方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006333349A JP2006333349A JP2005157458A JP2005157458A JP2006333349A JP 2006333349 A JP2006333349 A JP 2006333349A JP 2005157458 A JP2005157458 A JP 2005157458A JP 2005157458 A JP2005157458 A JP 2005157458A JP 2006333349 A JP2006333349 A JP 2006333349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- code
- data
- code data
- reception interval
- codes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
【課題】パーソナルコンピュータに対して処理負担をかけることがなく、かつPC用リモコンからの命令をパーソナルコンピュータに容易に理解できるようにコード変換するコード変換装置を提供する。
【解決手段】PC用リモコンから連続して送信される4個のリモコンコードS1を受信して復号し、当該復号された4個のコードデータS3における受信間隔が所定時間以内であって、当該受信間隔内で連続する2つのコードデータの値が同一であるときには有効と判断し、それ以外のときは無効と判断し、受信間隔の計測結果及び有効性判断の判断結果に応じた4ビットでなる追加コードを順次生成し、当該追加コードを4個のコードデータS3それぞれに対して付加することによりコード変換した4個の新規コードをパーソナルコンピュータ23へ送信するようにする。
【選択図】図2
【解決手段】PC用リモコンから連続して送信される4個のリモコンコードS1を受信して復号し、当該復号された4個のコードデータS3における受信間隔が所定時間以内であって、当該受信間隔内で連続する2つのコードデータの値が同一であるときには有効と判断し、それ以外のときは無効と判断し、受信間隔の計測結果及び有効性判断の判断結果に応じた4ビットでなる追加コードを順次生成し、当該追加コードを4個のコードデータS3それぞれに対して付加することによりコード変換した4個の新規コードをパーソナルコンピュータ23へ送信するようにする。
【選択図】図2
Description
本発明は、コード変換装置及びコード変換方法に関し、例えばリモートコントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)から赤外線光等により無線伝送されたリモコンコードを中継してパーソナルコンピュータへ伝送する、いわゆるリモコン受光ユニットに適用して好適なものである。
近年、テレビジョン(以下、これをTVと呼ぶ)やビデオデッキ等で用いられている赤外線方式のリモートコントローラ(以下、これを赤外線リモコンと呼ぶ)がパーソナルコンピュータにおいても用いられるようになり、音楽やテレビ番組等を赤外線リモコンにより遠隔操作することができるようになっている。
パーソナルコンピュータは、赤外線リモコンからの赤外線光を受光するための受光素子及び信号処理部からなるリモコン受光ユニットが当該パーソナルコンピュータの本体部とUSB(Universal Serial Bus)接続されており、赤外線リモコンから受信したリモコンコードをリモコン受光ユニットを介して受信し、当該リモコンコードに応じた処理を実行する。
一方、単一の赤外線リモコンにより複数の機器をリモートコントロールする学習機能を備えた赤外線リモコンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許2656172号明細書
ところでかかる構成のリモコン受光ユニットの処理方法には一般的に2方式あり、各方式について以下説明する。図5に示すように、第1の方式においてリモコン受光ユニット1は、当該リモコン受光ユニット1から引き出されたUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2とUSB接続されている。
リモコン受光ユニット1は、図示しない赤外線リモコンからの赤外線光による4個のリモコンコードS1を受光素子4で受光して電気信号に変換し、これをコード信号S2として信号処理部5のデコーダ6へ送出する。ここでリモコンコードS1は、信頼性向上のため赤外線リモコンから約50[msec]程度の間隔で3回以上(この場合は4回)送信されている。
デコーダ6は、4個のコード信号S2を順次復号化することにより元の計8ビット(例えば「00110111」)でなるコードデータS3にそれぞれ変換し、これら4個のコードデータS3をUSBインターフェース回路7及びUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2へ送信する。
パーソナルコンピュータ2では、4個のコードデータS3の受信間隔を計測しており、その受信間隔がそれぞれ100[msec]以内であれば、4個のコードデータS3が全て連続データであるので有効と判断し、そのコードデータS3に応じた処理を1回行う。
具体的には、パーソナルコンピュータ2がコードデータS3を有効と扱うのは、100[msec]以内の受信間隔内で1発目のコードデータS3と2発目のコードデータS3とを受信できた場合であって、かつ1発目のコードデータS3の値と2発目のコードデータS3の値とが同一の場合である。
従ってパーソナルコンピュータ2は、2発目のコードデータS3を受信したときに100[msec]以内の受信間隔内であって同一コードであれば有効と判断するため、さらに3発目及び4発目にも同一のコードデータS3を連続して受信した場合であっても、既に2発目のコードデータS3で有効を判断し終えた確定済みのコードであるため、以降の3発目及び4発目のコードデータS3については無視するようになされている。
この第1の方式では、パーソナルコンピュータ2が4個のコードデータS3に対する受信間隔の計測負担を担っており、その計測負担が当該パーソナルコンピュータには非常に大きいため、受信間隔を計測する以外の処理を決められた時間内に実行し終えることができなくなってしまうという問題があった。
一方、図5との対応部分に同一符号を付して示す図6に示すように、第2の方式においてリモコン受光ユニット10は、第1の方式と同様に当該リモコン受光ユニット10から引き出されたUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2とUSB接続されている。
リモコン受光ユニット10は、図示しない赤外線リモコンからの赤外線光による4個のリモコンコードS1を受光素子4で受光して電気信号に変換し、これをコード信号S2として信号処理部11のデコーダ6へ送出する。ここでリモコンコードS1は、信頼性向上のため赤外線リモコンから約50[msec]程度の間隔で3回以上(この場合は4回)送信されている。
デコーダ6は、4個のコード信号S2を順次復号化することにより元の計8ビット(「00110111」)でなるコードデータS3にそれぞれ変換し、これら4個のコードデータS3をタイマー及び比較回路12へ送出する。
タイマー及び比較回路12は、4個のコードデータS3の受信間隔を計測しており、その受信間隔が100[msec]以内であれば、コードデータS3が連続データであると判断し、そのうち1発目のコードデータS3の値と2発目のコードデータS3の値とが同一であれば2発目のコードデータS3を有効であると判断する。
因みに、タイマー及び比較回路12は、例えば1発目のコードデータS3を受信した後、伝送路が何らかの障害物で遮られる等の要因により2発目のコードデータS3が赤外線リモコンから届かず、100[msec]以内の受信間隔内で3発目のコードデータS3を受信した場合には、この3発目のコードデータS3を実際には2発目のコードデータS3として扱い、1発目のコードデータS3と3発目のコードデータS3とが同一であるときには有効であると判断する。
またタイマー及び比較回路12は、例えば1発目のコードデータS3が届かず、2発目と3発目のコードデータS3の受信間隔が100[msec]以内で2発目のコードデータS3と3発目のコードデータS3とが同一の値であるときには、この3発目のコードデータS3を有効であると判断する。
タイマー及び比較回路12は、上述のように例えば2発目に有効と判断したコードデータS3のみを抽出し、これをUSBインターフェース回路7及びUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2へ送信する。
このように第2の方式によるリモコン受光ユニット10は、第1の方式によるリモコン受光ユニット1(図A)とは異なり、有効と判断した1個のコードデータS3のみをパーソナルコンピュータ2へ送信するようになされている。
パーソナルコンピュータ2では、リモコン受光ユニット10から送信されてくる1個のコードデータS3だけを受信し、そのコードデータS3に応じた処理を1回行う。この場合、パーソナルコンピュータ2はコードデータS3を1個だけ受信することになるため、第1の方式のように4個のコードデータS3に対する受信間隔の計測が不要で、処理負担が大幅に軽減されることになる。
しかしながら第2の方式における欠点としては、ボリューム操作やカーソル移動のようにユーザが赤外線リモコンの操作キーを連続して押下し続けている間であっても、リモコン受光ユニット10は1個のコードデータS3だけをパーソナルコンピュータ2へ送信することしかできないため、ボリューム調整やカーソル移動といった連続した動作命令をパーソナルコンピュータに伝達し得ないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コード受信対象に対して処理負担をかけることがなく、かつリモートコントローラからの命令をコード受信対象に容易に理解できるようにコード変換して伝達し得る汎用性の高いコード変換装置及びコード変換方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のコード変換装置及びコード変換方法においては、リモートコントローラから連続して送信される複数のコードを受信し、当該受信した複数のコードを復号し、当該復号された複数のコードデータにおける受信間隔を計測し、受信間隔が所定時間以内であって、当該受信間隔内で連続する2つのコードデータの値が同一であるときには有効と判断し、それ以外のときは無効と判断し、受信間隔の計測結果及び有効性判断の判断結果に応じた所定ビット数でなる追加コードを順次生成し、当該追加コードを複数のコードデータそれぞれに対して付加することにより複数のコードを複数の新規コードにコード変換し、当該コード変換された複数の新規コードをコード受信対象へ送信するようにする。
これにより、複数のコードに対する受信状態及びコードの有効無効がそれぞれ反映された追加コードを付加することによりコード変換した複数の新規コードをコード受信対象へ送信することができるので、コード受信対象では複数のコードに対する受信間隔を計測するといった処理負担を負うことなく、複数の新規コードを構成する追加コードを参照するだけでリモートコントローラからの命令を容易に理解することができる。
本発明によれば、複数のコードに対する受信状態及びコードの有効無効がそれぞれ反映された追加コードを付加することによりコード変換した複数の新規コードをコード受信対象へ送信することができるので、コード受信対象では複数のコードに対する受信間隔を計測するといった処理負担を負うことなく、複数の新規コードを構成する追加コードを参照するだけでリモートコントローラからの命令を容易に理解することができ、かくしてコード受信対象に対して処理負担をかけることがなく、かつリモートコントローラからの命令をコード受信対象に容易に理解できるようにコード変換して伝達し得る汎用性の高いコード変換装置及びコード変換方法を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)パーソナルコンピュータ装置の構成
図1において、20は全体としてパーソナルコンピュータ装置を示し、本発明のリモコン受光ユニット22から引き出されたUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2と当該リモコン受光ユニット22とがUSB接続されており、赤外線通信方式のパーソナルコンピュータ用リモコン(以下、これをPC用リモコンと呼ぶ)21からの赤外線光をリモコン受光ユニット22で受光し、PC用リモコン21からの命令をパーソナルコンピュータ23へ伝達するようになされている。
図1において、20は全体としてパーソナルコンピュータ装置を示し、本発明のリモコン受光ユニット22から引き出されたUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2と当該リモコン受光ユニット22とがUSB接続されており、赤外線通信方式のパーソナルコンピュータ用リモコン(以下、これをPC用リモコンと呼ぶ)21からの赤外線光をリモコン受光ユニット22で受光し、PC用リモコン21からの命令をパーソナルコンピュータ23へ伝達するようになされている。
(2)リモコン受光ユニットのコード処理方法
図6との対応部分に同一符号を付して示す図2において、リモコン受光ユニット22は、PC用リモコン21からの赤外線光による4個のリモコンコードS1をフォトトランジスタ等でなる受光素子4で受光して電気信号に変換し、これをコード信号S2として信号処理部31のデコーダ6へ送出する。ここでリモコンコードS1は、信頼性向上のためPC用リモコン21から約50[msec]程度の間隔で3回以上(この場合は4回)送信されている。
図6との対応部分に同一符号を付して示す図2において、リモコン受光ユニット22は、PC用リモコン21からの赤外線光による4個のリモコンコードS1をフォトトランジスタ等でなる受光素子4で受光して電気信号に変換し、これをコード信号S2として信号処理部31のデコーダ6へ送出する。ここでリモコンコードS1は、信頼性向上のためPC用リモコン21から約50[msec]程度の間隔で3回以上(この場合は4回)送信されている。
信号処理部31は、デコーダ6、タイマー及び比較回路12、追加コード付加回路32及びUSBインターフェース回路7により構成されており、受光素子4から供給されるリモコンコードS1に対して所定の信号処理を施すことにより生成した4個の新規コードS13をパーソナルコンピュータ23へ送信することにより、PC用リモコン21からの命令をパーソナルコンピュータ23へ伝達する。
デコーダ6は、4個のコード信号S2を順次復号化することにより元の計8ビット(「00110111」)でなるコードデータS3にそれぞれ変換し、これら4個のコードデータS3をタイマー及び比較回路12、追加コード付加回路32へそれぞれ送出する。
タイマー及び比較回路12は、4個のコードデータS3の受信間隔を計測しており、その受信間隔が100[msec]以内であれば、4個のコードデータS3が連続データであると判断し、そのうち1発目のコードデータS3の値と2発目のコードデータS3の値とが同一であれば、2発目のコードデータS3を有効であると判断する。
因みに、タイマー及び比較回路12は、例えば1発目のコードデータS3を受信した後、伝送路が何らかの障害物で遮られる等の要因により2発目のコードデータS3が赤外線リモコンから届かず、100[msec]以内の受信間隔内で3発目のコードデータS3を受信した場合には、この3発目のコードデータS3を実際には2発目のコードデータS3として扱い、1発目のコードデータS3と3発目のコードデータS3とが同一であるときには有効であると判断する。
なおタイマー及び比較回路12は、例えば伝送路が遮られる等の要因により1発目のコードデータS3が赤外線リモコンから届かず、100[msec]以内の受信間隔内で到達した2発目と3発目のコードデータS3の値がそれぞれ同一であれば、その場合にも3発目のコードデータS3を有効と判断する。
タイマー及び比較回路12は、上述したように2発目のコードデータS3を有効であると判断した後、それ以降の3発目のコードデータS3及び4発目のコードデータS4についても1発目のコードデータS3の値と同一であり、100[msec]以内の受信間隔内で受信できている場合には、有効であると判断した2発目のコードデータS3と同じものを繰り返し受信したと判断し、4個のコードデータS3に対するそれぞれの判断結果S12を追加コード付加回路32へ送出する。
追加コード付加回路32は、タイマー及び比較回路12から供給された判断結果S12に基づいて4個のコードデータS3にそれぞれ付加すべき追加コードを決定するようになされている。
具体的には、図3に示すように追加コード付加回路32は、例えば1発目のコードデータS3については、その前のコードデータS3の値とは必ず異なるため、追加コード「0000」を選択し、これをコードデータS3「00110111」に付加することにより12ビットでなる新規コードS13A「001101110000」を生成する。
また追加コード付加回路32は、2発目のコードデータS3については、1発目のコードデータS3と2発目のコードデータS3との受信間隔が50[msec]以内であり、1発目及び2発目のコードデータS3の値が同一であるときには、有効なデータであると判断し、この場合は受信間隔50[msec]以内の有効データであることを意味する追加コード「0011」を選択し、これをコードデータS3「00110111」に付加することにより12ビットでなる新規コードS13B「001101110011」を生成する。
この追加コード「0011」は、最下位桁のビット「1」により2発目のコードデータS3が有効データであることを意味すると共に、下位2桁目のビット「1」により1発目のコードデータS3に続いて伝送路が遮られる等の要因もなく本来50[msec]以内に受信するべき2発目のコードデータS3を正確に受信し得たこと、すなわち伝送路の特性(受信状態)が良好であることを意味している。
なお追加コード付加回路32は、1発目のコードデータS3と2発目のコードデータS3との受信間隔が100[msec]以内であり、1発目及び2発目のコードデータS3の値が同一であるときにも有効データであると判断し、この場合は受信間隔100[msec]以内の有効データであることを意味する追加コード「0101」を選択し、これをコードデータS3「00110111」に付加することにより12ビットでなる新規コードS13C「001101110101」を生成する。
この追加コード「0101」も、最下位桁のビット「1」により2発目のコードデータS3が有効データであることを意味すると共に、下位3桁目のビット「1」により1発目のコードデータS3と2発目のコードデータとの受信間隔が100[msec]以内であること、すなわち追加コード「0011」の場合よりも何らかの要因によって伝送路の特性(受信状態)が悪化していることを意味している。
さらに追加コード付加回路32は、3発目のコードデータS3についても同様に、2発目のコードデータS3と3発目のコードデータS3との受信間隔が50[msec]以内であり、2発目及び3発目のコードデータS3の値が同一であるときには、2発目のコードデータS3と完全同一な有効データであると判断し、この場合は「有効であることを判断した後に50[msec]以内で同一データが繰り返されていること」を意味する追加コード「0010」を選択し、これをコードデータS3「00110111」に付加することにより12ビットでなる新規コードS13D「001101110010」を生成する。
さらに追加コード付加回路32は、3発目のコードデータS3についても同様に、2発目のコードデータS3と3発目のコードデータS3との受信間隔が50[msec]超〜100[msec]以内であり、2発目及び3発目のコードデータS3の値が同一であるときには、2発目のコードデータS3と完全同一な有効データであると判断し、この場合は「有効であることを判断した後に50[msec]超100[msec]以内に同一データが繰り返されていること」を意味する追加コード「0100」を選択し、これをコードデータS3「00110111」に付加することにより12ビットでなる新規コードS13E「001101110100」を生成する。
このように追加コード付加回路32は、デコーダ6から順次供給される4個のコードデータS3に対し、タイマー及び比較回路12から供給される判断結果S12に基づいて選択した追加コードを付加することにより、コードデータS3の有効性や伝送路の特性(受信状態)を順次意味付けした新規コードS13(S13A、S13B、S13C、S13D又はS13E)を生成し、これをUSBインターフェース回路7及びUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ2へ送信する。
(3)パーソナルコンピュータの構成及びコード認識手法
図4に示すようにコード受信対象としてのパーソナルコンピュータ23は、当該パーソナルコンピュータ23を統括制御するCPU(Central Processing Unit)41に対してバス44を介してROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、USBインターフェース回路45、ハードディスク46及びディスプレイ47が接続された構成を有し、ROM42から基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM43上に展開することにより各種処理を実行し、その処理結果をディスプレイ47に表示し、必要に応じて処理結果をハードディスク46に記憶する。
図4に示すようにコード受信対象としてのパーソナルコンピュータ23は、当該パーソナルコンピュータ23を統括制御するCPU(Central Processing Unit)41に対してバス44を介してROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、USBインターフェース回路45、ハードディスク46及びディスプレイ47が接続された構成を有し、ROM42から基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM43上に展開することにより各種処理を実行し、その処理結果をディスプレイ47に表示し、必要に応じて処理結果をハードディスク46に記憶する。
実際上パーソナルコンピュータ23は、リモコン受光ユニット22から送信されてくる4個の新規コードS13をUSBインターフェース回路45によって受信し、当該新規コードS13を構成する下位4ビットの追加コードのビット内容に基づいて当該4個の新規コードS13を構成する各コードデータS13の有効性や伝送路の特性(受信状態)を認識し得るようになされている。
この場合パーソナルコンピュータ23のCPU41は、4個の新規コードS13の受信間隔を計測する必要がなく、当該4個の新規コードS13をそれぞれ構成する追加コードのビット内容に基づいて、4個の新規コードS13の有効性や伝送路の特性(受信状態)を認識することができるので、受信間隔を計測するための処理負担を負わずに済むようになされている。
またパーソナルコンピュータ23では、リモコン受光ユニット22から4個の新規コードS13を受信し、その新規コードS13を構成する追加コードのビット内容に基づいて有効性や伝送路の特性を認識することができるので、その認識結果をCPU41が実行する具体的処理内容に反映させることができる。
すなわちパーソナルコンピュータ23のCPU41は、例えば2発目の新規コードS13における追加コードのビット内容に基づいて有効データであると判断した場合、それ以降の有効な3発目及び4発目のコードデータS13については無視させるようにすれば、PC用リモコン21から単発のキー操作(例えば楽曲のスキップ、プレイ、停止等)に対応した所定の処理を2発目の新規コードS13に応じてのみ実行することができる。
それだけではなくパーソナルコンピュータ23のCPU41は、例えばソフトウェアの変更やプログラム内容に応じて、2発目の新規コードS13における追加コードのビット内容に基づいて有効データであると判断した場合、それ以降の有効な3発目及び4発目のコードデータS13についても引き続き有効であると認識させるようにすれば、PC用リモコン21から連続したキー操作(楽曲の早送り、ボリューム調整等)に対応した所定の処理を2発目の新規コードS13以降連続する3発目、4発目、……、の新規コードS13に応じて実行することができる。
従ってPC用リモコン21では、キーに対して単発のキー操作に対応したリモコンコードS1を割り当てたり、連続したキー操作に対応したリモコンコードS1を割り当てることができるので、キーに対するカスタマイズも容易に実現し得るようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、リモコン受光ユニット22はPC用リモコン21から受信する4個のリモコンコードS1を復号することにより得られた4個のコードデータS3それぞれに対し、タイマー及び比較回路12によってその有効性を判断すると共に、当該タイマー及び比較回路12によって4個のコードデータS3の受信間隔に応じた各コードデータS3における伝送路の特性(リモコンコードS1の受信状態)を判断し、その判断結果S12を順次得る。
以上の構成において、リモコン受光ユニット22はPC用リモコン21から受信する4個のリモコンコードS1を復号することにより得られた4個のコードデータS3それぞれに対し、タイマー及び比較回路12によってその有効性を判断すると共に、当該タイマー及び比較回路12によって4個のコードデータS3の受信間隔に応じた各コードデータS3における伝送路の特性(リモコンコードS1の受信状態)を判断し、その判断結果S12を順次得る。
そしてリモコン受光ユニット22は、各コードデータS3に対する有効性の有無と、個々の判断結果S12に対応した追加コードのパターン(図3)をそれぞれ選択し、当該選択した追加コードを4個のコードデータS3それぞれに対して付加することにより、PC用リモコン21から受信した4個のリモコンコードS1をそれぞれ新たな4個の新規コードS13にコード変換し、これらをUSBインターフェース回路7及びUSBケーブル3を経由してパーソナルコンピュータ23へ送信する。
これによりパーソナルコンピュータ23のCPU41は、従来のコード処理方法(1)のように4個の新規コードS13の受信間隔を計測することなく、当該4個の新規コードS13を構成する追加コードのビット内容を検出するだけで瞬時に有効データであること及び伝送路の特性(受信状態)を認識し得るので、その2つの要素に対応して予め割り当てられた所定の処理を実行することができる。
またリモコン受光ユニット22は、従来のコード処理方法(2)のように4個のコードデータS3のうち有効データであると判別した2発目のコードデータS3だけをパーソナルコンピュータ23へ伝送するのではなく、4個の新規コードS13を連続したデータとして送信することができるので、PC用リモコン21に割り当てられたボリューム調整用や早送り等の連続して押下し続ける必要のあるキー操作に4個の新規コードS13を対応付けることもできる。
以上の構成によれば、リモコン受光ユニット22はPC用リモコン21から受信する4個のリモコンコードS1に対する有効性及び伝送路の特性(受信状態)を要素として意味付けした追加コードを4個のコードデータS3に対してそれぞれ付加することにより生成した4個の新規コードS13をパーソナルコンピュータ23へ送信することにより、パーソナルコンピュータ23のCPU41に対して受信間隔の計測といった処理負担を負わせることなく、4個の新規コードS13を構成する追加コードを参照するだけでPC用リモコン21からの命令を容易かつ確実に伝達することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、PC用リモコン21が1回のキー操作に対してリモコンコードS1を最低3回以上(実施の形態では4回)送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信頼性を必要としないときには2回送信したり、さらに信頼性を必要とするときには5回以上送信するようにしても良く、送信回数を任意に設定するようにしても良い。
なお上述の実施の形態においては、PC用リモコン21が1回のキー操作に対してリモコンコードS1を最低3回以上(実施の形態では4回)送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信頼性を必要としないときには2回送信したり、さらに信頼性を必要とするときには5回以上送信するようにしても良く、送信回数を任意に設定するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、4ビットでなる追加コードを生成してコードデータS3に付加するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コードデータS3の有効性や伝送路の特性(受信状態)を意味付けることが可能であれば、3ビットや8ビット等のその他種々のビット数でなる追加コードを生成してコードデータS3に付加するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、リモコン受光ユニット22がUSBケーブル3を介してパーソナルコンピュータ23に接続された外付け状態で用いられるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該リモコン受光ユニット22がパーソナルコンピュータ23の本体部に内蔵された状態で用いられるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、PC用リモコン21が約50[msec]程度の受信間隔でリモコンコードS1をリモコン受光ユニット22へ送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、信頼性やリモコン受光ユニット22の処理能力に応じて30[msec]や70[msec]等のその他種々の受信間隔でリモコンコードS1を送信するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、タイマー及び比較回路12により4個のコードデータS3の受信間隔が100[msec]以内である場合には有効データであると判断するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、反応速度や信頼性に応じて有効データであるか否かを判断する際の基準となる受信間隔を70[msec]以内や150[msec]以内等のその他種々の受信間隔とするようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、信号処理部31をデコーダ6、タイマー及び比較回路12、追加コード付加回路32及びUSBインターフェース回路7によりハードウェア的な構成を示した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、デコーダ6、タイマー及び比較回路12、追加コード付加回路32及びUSBインターフェース回路7を所定のアプリケーションプログラムに基づいてソフトウェア的に実現し、上述の新規コードS13を生成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、受信手段としての受光素子4、復号手段としてのデコーダ6、受信間隔計測手段及び有効性判断手段としてのタイマー及び比較回路12、追加コード付加手段としての追加コード付加回路32、送信手段としてのUSBインターフェース回路7によってコード変換装置としてのリモコン受光ユニット22を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる受信手段、復号手段、受信間隔計測手段、有効性判断手段、追加コード付加手段及び送信手段によってコード変換装置としてのリモコン受光ユニット22を構成するようにしても良い。
本発明のコード変換装置及びコード変換方法は、例えばリモコンによりテレビ、ラジオ、CD(Compact Disc)プレーヤ、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、エアコン、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、カーナビゲーションシステム等の種々の電子機器を遠隔操作する場合に適用することができる。
1、10、22……リモコン受光ユニット、2、23……パーソナルコンピュータ、4……受光素子、5、11、31……信号処理部、6……デコーダ、7、45……USBインターフェース回路、12……タイマー及び比較回路、21……PC用リモコン、32……追加コード付加回路、41……CPU、42……ROM、43……RAM、44……バス、46……ハードディスク、47……ディスプレイ。
Claims (4)
- リモートコントローラから連続して送信される複数のコードを受信する受信手段と、
上記受信手段によって受信した上記複数のコードを復号する復号手段と、
上記復号手段によって復号された複数のコードデータにおける受信間隔を計測する受信間隔計測手段と、
上記受信間隔が所定時間以内であって、当該受信間隔内で連続する2つの上記コードデータの値が同一であるときには有効と判断し、それ以外のときは無効と判断する有効性判断手段と、
上記受信間隔計測手段の計測結果及び上記有効性判断手段の判断結果に応じた所定ビット数でなる追加コードを順次生成し、当該追加コードを上記複数のコードデータそれぞれに対して付加することにより上記複数のコードを複数の新規コードにコード変換する追加コード付加手段と、
上記追加コード付加手段によってコード変換された上記複数の新規コードをコード受信対象へ送信する送信手段と
を具えることを特徴とするコード変換装置。 - 上記追加コード付加手段は、上記複数のコードデータにおける受信間隔に応じて異なるビットの上記追加コードを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のコード変換装置。 - 上記追加コード付加手段は、上記有効性判断手段の判断結果が有効であるとき、当該有効と判断したときの上記コードデータと同じ値でなるそれ以降の上記コードデータに対しては同一データの繰り返しであることを意味するビット内容の上記追加コードを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のコード変換装置。 - リモートコントローラから連続して送信される複数のコードを受信する受信ステップと、
上記受信ステップで受信した上記複数のコードを復号する復号ステップと、
上記復号ステップにより復号された複数のコードデータにおける受信間隔を計測する受信間隔計測ステップと、
上記受信間隔計測ステップにより計測された上記受信間隔が所定時間以内であって、当該受信間隔内で連続する2つの上記コードデータの値が同一であるときには有効と判断し、それ以外のときは無効と判断する有効性判断ステップと、
上記受信間隔計測ステップにおける計測結果及び上記有効性判断ステップにおける判断結果に応じた所定ビット数でなる追加コードを追加コード付加手段により順次生成し、当該追加コードを上記複数のコードデータそれぞれに対して付加することにより上記複数のコードを複数の新規コードにコード変換するコード変換ステップと、
上記コード変換ステップによってコード変換された上記複数の新規コードをコード受信対象へ送信する送信ステップと
を具えることを特徴とするコード変換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157458A JP2006333349A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コード変換装置及びコード変換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005157458A JP2006333349A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コード変換装置及びコード変換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006333349A true JP2006333349A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37554516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005157458A Pending JP2006333349A (ja) | 2005-05-30 | 2005-05-30 | コード変換装置及びコード変換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006333349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012526453A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | アップル インコーポレイテッド | ホストデバイス及びアクセサリによって学習及び処理を行う遠隔制御信号 |
-
2005
- 2005-05-30 JP JP2005157458A patent/JP2006333349A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012526453A (ja) * | 2009-05-08 | 2012-10-25 | アップル インコーポレイテッド | ホストデバイス及びアクセサリによって学習及び処理を行う遠隔制御信号 |
US8760265B2 (en) | 2009-05-08 | 2014-06-24 | Apple Inc. | Remote control signal learning and processing by a host device and accessory |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6718307B1 (en) | Speech input device with attention span | |
US20140267933A1 (en) | Electronic Device with Embedded Macro-Command Functionality | |
JP4655756B2 (ja) | 遠隔操作装置、機器制御装置及び遠隔操作方法 | |
KR101612845B1 (ko) | 리모트 ui 서비스 제공 방법 및 장치 | |
US7034713B2 (en) | Autonomous and universal remote control scheme | |
JP2006333349A (ja) | コード変換装置及びコード変換方法 | |
JP4836029B2 (ja) | リモートコントロールシステムおよびリモートコントロール方法 | |
JP2004164536A (ja) | 電源状態とシステムモードの分析によりブートモードを制御するシステムと方法 | |
US20060253525A1 (en) | Remote control and delivery of personalized digital content | |
JP2004015787A (ja) | リモート制御装置 | |
JP2005175778A (ja) | 遠隔制御信号の受信装置及び受信方法 | |
KR20040059610A (ko) | 리모트 콘트롤러 시스템 | |
JP2006333348A (ja) | リモートコントローラ、コマンド送信方法及びコマンド受信装置 | |
JP2008117250A (ja) | リモコン装置 | |
JPH0332956B2 (ja) | ||
US20050216634A1 (en) | Method for remote control of computer system | |
KR100310525B1 (ko) | 피씨에서의리모콘사용자인터페이스구동장치 | |
US10489107B2 (en) | Instruction information transmitting apparatus, instruction information transmitting system, and instruction information transmitting method | |
KR100848661B1 (ko) | 각기 다른 응용프로그램을 하나의 리모콘으로 제어 가능한원격제어시스템 | |
JP2009129444A (ja) | コンピュータのための入力装置および光学式マウス、および、その操作方法 | |
EP1926024B1 (en) | Serial communication control system | |
JP4052562B2 (ja) | リモートコントロールシステム | |
JPH11296269A (ja) | 入力変換装置 | |
JP2005080140A (ja) | 赤外線リモートコントロールシステム、受光機、携帯電話端末及びそれに用いるワイヤレス操作方法 | |
JP3249447B2 (ja) | 複数機器の集中制御システム |