JP2006331685A - 電極付き基板及びその製造方法、電気光学装置、エレクトロルミネッセント(el)装置 - Google Patents

電極付き基板及びその製造方法、電気光学装置、エレクトロルミネッセント(el)装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電極付き基板において、電極の開口率を大きく低下させることなく簡易なプロセスで電極の側面を安定的に絶縁化することを可能とする。
【解決手段】 電極付き基板1は基板10上に所定のパターンで形成された複数の電極20を有するもので、電極20は側面21若しくは側面21及びその近傍部分が他部分23と異なる組成を有し絶縁性を有する絶縁部22となっている。電極付き基板1は例えば、基板10に導電層20Aを形成し、導電層20Aの上に複数の電極20のパターンに応じたレジストパターン30を形成し、レジストパターン30をマスクとして導電層20Aをエッチングして複数の電極20をパターン形成し、複数の電極20に絶縁化ガスGを接触させ、レジストパターン30を除去して、製造されたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、所定のパターンで形成された複数の電極を有する電極付き基板及びその製造方法、この電極付き基板を備えた電気光学装置及びエレクトロルミネッセント装置に関するものである。
エレクトロルミネッセント(EL)装置は、基板上に少なくとも下部電極と電圧印加又は電流印加により発光する発光層と上部電極とが積層された構造を有する自発光装置である。
図8に示す如く、基板110に所定のパターンの下部電極120を形成し、下部電極120上から電極間隙に渡って発光層140及び上部電極150を積層すると、発光層140の層厚は下部電極120の側面側が他部分より薄くなる傾向にある。図8は厚み方向部分断面図である。
発光層の薄い部分には他部分よりも電流が流れやすいため、上部電極と本来発光させたい部分ではない下部電極の側面側の発光層と下部電極との間に優先的に電流が流れてしまう。この電流は不要なリーク電流である。
下部電極の側面側の発光層に対して上記リーク電流が流れると、本来発光させたい下部電極上の発光層に流れる電流量が減少して所望の発光量が得られなくなる恐れがある。また、画素ごとの発光量が不均一となり発光パターンにムラが生じる恐れもある。
もともと薄く形成される下部電極の側面側の発光層に優先的に電流が流れると、この部分の発光層の発光による劣化がより速く進み薄膜化が進行するため、使用時間が長くなると上記問題がより大きくなる。下部電極の側面側の発光層の薄膜化が著しく進行すると、下部電極と上部電極とがショートする恐れもある。
特許文献1には、基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、レジストの塗布・露光・現像を実施して下部電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして導電層をエッチングして複数の下部電極をパターン形成し、レジストパターンを除去し、さらに別のレジストの塗布・露光・現像を実施して複数の下部電極の電極間隙を閉塞するブラックマトリクス(BM)を形成したEL装置が開示されている。
特開2002−359083号公報
特許文献1に記載のEL装置によれば、下部電極の側面が絶縁性のBMで覆われるので、下部電極の側面側の上記リーク電流を抑制することができる。しかしながら、特許文献1に記載のEL装置では、下部電極のパターニングマスク用のレジストとは別にBM用のレジストの露光を行う必要があり、工程数が多く生産効率が良くない。また、BM用のレジストの露光時のフォトマスクのアライメントずれによって、下部電極の側面とBMとの間に微小間隙が生じて下部電極の側面がBMにより良好に覆われず、上記リーク電流を抑制できないという恐れもある。
特許文献1の図3に記載されている如く、フォトマスクのアライメントずれを考慮して下部電極とBMとを部分的に重ねるようにすれば、下部電極の側面を安定的に絶縁化できるが、下部電極の開口率が低下するため好ましくない。下部電極のピッチを大きくすれば、開口率が低下しても開口面積を確保できるが、解像度が低下して表示品質が低下するため好ましくない。
電極側面のリーク電流が表示品質や信頼性等に与える影響はEL装置において比較的大きいが、電極側面のリーク電流の問題は、液晶層を挟持して対向配置される一対の基板の少なくとも一方の内面に電極が形成される液晶装置でも同様に起こり得る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電極の開口率を大きく低下させることなく簡易なプロセスで電極の側面を安定的に絶縁化することが可能な電極付き基板、該電極付き基板を備えた電気光学装置及びEL装置を提供することを目的とするものである。本明細書において、「電気光学装置」はEL装置や液晶装置等を総称する用語として用いている。
本発明の第1の電極付き基板は、基板上に所定のパターンで形成された複数の電極を有する電極付き基板において、前記電極は、側面若しくは側面及び側面近傍部分が他部分と異なる組成を有し絶縁性を有することを特徴とするものである。
本発明の第1の電極付き基板は例えば、前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成し、該複数の電極に絶縁化ガスを接触させ、前記レジストパターンを除去して、製造されたものである。
本発明の第2の電極付き基板は、基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板において、
前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層に絶縁化ガスを接触させて該導電層の組成を部分的に変えて前記絶縁部を形成し、前記レジストパターンを除去して、製造されたものであることを特徴とするものである。
本発明の第3の電極付き基板は、基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板において、
前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成し、該複数の電極の電極間隙に前記電極の側面を覆う前記電極材料とは異なる材料の前記絶縁部を形成し、前記レジストパターンを除去して、製造されたものであることを特徴とするものである。
本発明の電気光学装置は、本発明の上記第1〜第3のいずれかの電極付き基板の上に、少なくとも発光層又は液晶層を介して前記複数の電極との間で電界が印加される単数又は複数の対向電極が配置された電極構造を有することを特徴とするものである。
本発明のエレクトロルミネッセント(EL)装置は、本発明の上記第1〜第3のいずれかの電極付き基板の上に、少なくとも発光層を介して前記複数の電極との間で電界が印加される単数又は複数の対向電極が配置されたものであることを特徴とするものである。
本発明の第1の電極付き基板は、電極の側面若しくは側面及びその近傍部分が他部分と異なる組成を有し絶縁性を有するものである。本発明の第1の電極付き基板は例えば、電極のパターニングマスクとして形成したレジストパターンを残した状態で複数の電極に絶縁化ガスを接触させることで製造することができ、電極の開口率を大きく低下させることなく簡易なプロセスで電極の側面を安定的に絶縁化することができる。
本発明の第2の電極付き基板は、電極材料を成膜して導電層を形成し、電極のパターニングマスクとしてレジストパターンを形成した後、通常のエッチングによる電極のパターニングを実施せずに、レジストパターンをマスクとして導電層に絶縁化ガスを接触させることで導電層の組成を部分的に変えて絶縁部を形成して、製造されたものである。
本発明の第2の電極付き基板では、導電層の非絶縁化部分が電極となり、絶縁部により隔絶された複数の電極がパターン形成されるので、電極の開口率を低下させることなく簡易なプロセスで電極の側面を安定的に絶縁化することができる。
本発明の第3の電極付き基板は、電極のパターニングマスクとして形成したレジストパターンを残した状態で複数の電極の電極間隙に電極の側面を覆う電極材料とは異なる材料の絶縁部を形成して、製造されたものである。本発明の第3の電極付き基板では、電極のパターニングマスクとして形成したレジストパターンをそのまま絶縁部形成用のマスクとして利用するので、電極の開口率を低下させることなく簡易なプロセスで電極の側面を安定的に絶縁化することができる。
本発明の電気光学装置及びEL装置は、本発明の第1〜第3のいずれかの電極付き基板を用いて構成されたものであるので、電極側面におけるリーク電流が抑制され、表示品質や信頼性等が良好なものとなる。
「電極付き基板の第1実施形態」
図面を参照して、本発明に係る電極付き基板の第1実施形態とその製造方法について説明する。図1は電極付き基板の厚み方向断面図、図2は図1に対応した製造工程図である。図1及び図2は電極の配列方向の断面図である。縮尺は実際のものとは適宜異ならせてある。
図1に示す如く、本実施形態の電極付き基板1は、平坦基板10の上に所定のパターンで形成された複数の電極20を有する電極付き基板である。本実施形態の電極付き基板1は、複数の電極20がストライプ状に形成されたパッシブマトリクス型用の電極付き基板であり、各電極20は、側面21及びその近傍部分が他部分23と異なる組成を有し絶縁性を有する絶縁部22となっている。電極20においては、絶縁部22を除く部分23が導電性を有し電極として機能する。
平坦基板10としては制限されず、ガラス基板、シリコン基板、表面が絶縁処理された金属基板、樹脂基板等が挙げられる。電極20の材料は制限されず、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、Al等が挙げられる。
図2に基づいて、本実施形態の電極付き基板1の製造方法について説明する。
はじめに、図2(a)に示す如く、平坦基板10を用意し、その表面略全体に電極材料を蒸着等により成膜して導電層20Aを形成する(工程(A))。次に、図2(b)及び(c)に示す如く、導電層20Aを形成した基板10の表面略全体にスピンコート法等によりポジ型又はネガ型のフォトレジスト30Aを塗布し、フォトレジスト30Aの露光(好ましくはステップ露光)及び現像を実施して、導電層20A上に上記電極20のパターンに応じたレジストパターン30を形成する(工程(B))。次に、図2(d)に示す如く、レジストパターン30をマスクとして導電層20Aをエッチングして、複数の電極20をパターン形成する(工程(C))。
次に、図2(e)に示す如く、レジストパターン30を残したまま、複数の電極20に絶縁化ガスGを接触させる(工程(D))。この工程においては、電極20の上面はレジストパターン30に覆われているので、電極20の側面21にのみ絶縁化ガスGが接触する。
絶縁化ガスGとしては、電極20を絶縁化処理できるものであれば制限なく、酸素、窒素、硫黄等の電極20に対して活性な活性ガス、及びこれらの混合ガス等が挙げられる。電極20を絶縁化処理できれば、絶縁化ガスGは活性ガスと不活性ガスの混合ガスの形態で用いてもよい。
電極20の側面21に例示したような絶縁化ガスGが接触すると、側面21及びその近傍部分にO、N、S等の非金属原子が注入されて、側面21及びその近傍部分の組成が部分的に変化されて絶縁化され、絶縁部22となる。もともと酸化物であるITOやIZOの場合も、この絶縁化現象は起こる。絶縁部22と他部分(非絶縁化部分)23との界面を明確に図示してあるが、界面は明確でなくてもよい。
最後に図2(f)に示す如く、レジストパターン30を除去して(工程(E))、本実施形態の電極付き基板1が完成する。
本実施形態の電極付き基板1は、電極20の側面21及びその近傍部分が他部分23と異なる組成を有し絶縁性を有する絶縁部22となっている。本実施形態の電極付き基板1は、電極20のパターニングマスクとして形成したレジストパターン30を残した状態で電極20に絶縁化ガスGを接触させて製造されたものである。
本実施形態では、電極20のパターニングマスクとして形成したレジストパターン30をそのまま絶縁化処理のマスクとして利用しているので、簡易なプロセスで、電極20の側面21及びその近傍部分を安定的に絶縁化することができる。また、絶縁化ガスGは側面21にのみ接触するので、例えば電極幅50〜200μmに対して絶縁化される部分は側面21からせいぜい1μm程度の範囲であり、電極20の開口率が大きく低下することもない。側面21のみを絶縁化することも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、電極20の開口率を大きく低下させることなく簡易なプロセスで電極20の側面21を安定的に絶縁化することができる。
本実施形態の電極付き基板1を用いてEL装置や液晶装置等の電気光学装置を構成することで、電極側面におけるリーク電流が抑制され、表示品質や信頼性等が良好な電気光学装置を安定的に提供することができる。
「電極付き基板の第2実施形態」
図面を参照して、本発明に係る電極付き基板の第2実施形態とその製造方法について説明する。図3及び図4は第1実施形態の図1及び図2に対応した図であり、第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付し、説明は省略する。本実施形態においても、複数の電極がストライプ状に形成されたパッシブマトリクス型用の電極付き基板を例として説明する。
図3に示す如く、本実施形態の電極付き基板2は、第1実施形態と同様、平坦基板10の上に複数の電極20を有する電極付き基板であるが、第1実施形態と異なり、複数の電極20の電極間隙に絶縁部22が形成されたものである。また、電極20と絶縁部22とは同じ導電層から形成されたものである。
図4に基づいて、本実施形態の電極付き基板2の製造方法について説明する。
図4(a)〜(c)に示す如く、第1実施形態と同様に、平坦基板10上に導電層20Aを形成し(工程(A))、電極20のパターンに応じたレジストパターン30を形成する(工程(B))。
次に、図4(d)に示す如く、レジストパターン30をマスクとして導電層20Aに絶縁化ガスGを接触させる(工程(F))。絶縁化ガスGとしては、第1実施形態と同様のガスが使用できる。
この工程においては、導電層20Aのレジストパターン30に覆われていない部分にのみ絶縁化ガスGが接触して、O、N、S等の非金属原子が注入される。そして、導電層20Aのレジストパターン30に覆われていない部分、若しくは該部分及びその近傍部分の組成が変化されて絶縁化され、絶縁部22が形成される。導電層20Aの非絶縁化部分が電極20となり、絶縁部22により隔絶された複数の電極20がパターン形成される。絶縁部22と電極20との界面を明確に図示してあるが、界面は明確でなくてもよい。
最後に図4(e)に示す如く、レジストパターン30を除去して(工程(E))、本実施形態の電極付き基板2が完成する。
本実施形態の電極付き基板2は、電極材料を成膜して導電層20Aを形成し、電極20のパターニングマスクとしてレジストパターン30を形成した後、通常のエッチングによる電極20のパターニングを実施せずに、レジストパターン30をマスクとして導電層20Aに絶縁化ガスGを接触させることで導電層20Aの組成を部分的に変えて絶縁部22を形成して、製造されたものである。
本実施形態の電極付き基板2では、導電層20Aの非絶縁化部分が電極20となり、絶縁部22により隔絶された複数の電極20がパターン形成される。本実施形態の電極付き基板2では、電極形成用の導電層20Aの組成を部分的に変えて絶縁部22を形成するので、電極間隙に絶縁部22を簡易に形成でき、エッチングによる電極20のパターニングも不要であるので、プロセスが簡易であり、電極20の開口率が低下することもない。このように、本実施形態によれば、電極20の開口率を低下させることなく簡易なプロセスで電極20の側面21を安定的に絶縁化することができる。
本実施形態の電極付き基板2を用いてEL装置や液晶装置等の電気光学装置を構成することで、電極側面におけるリーク電流が抑制され、表示品質や信頼性等が良好な電気光学装置を安定的に提供することができる。
「電極付き基板の第3実施形態」
図面を参照して、本発明に係る電極付き基板の第3実施形態とその製造方法について説明する。図5(a)及び図6は第1実施形態の図1及び図2に対応した図であり、第1実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付し、説明は省略する。本実施形態においても、複数の電極がストライプ状に形成されたパッシブマトリクス型用の電極付き基板を例として説明する。
図5(a)に示す如く、本実施形態の電極付き基板3は、第2実施形態と同様、平坦基板10の上に複数の電極20を有し電極間隙に絶縁部24を有する電極付き基板であるが、第2実施形態と異なり、絶縁部24が電極材料とは異なる材料により形成されたものである。
絶縁部24の形成幅は電極間隙と同一であり、絶縁部24は電極20に重ならないよう電極間隙に隙間なく形成されている。絶縁部24は、電極20の側面21側が薄く中心側が厚い厚み分布を有し、最小厚み(電極20の側面21に面する部分の厚み)が電極20の厚みと略等しく電極20の側面21全体を覆うよう形成されている。絶縁部24の組成は特に制限されず、絶縁性樹脂等を含むものが好ましい。
図6に基づいて、本実施形態の電極付き基板3の製造方法について説明する。
図6(a)〜(d)に示す如く、第1実施形態と同様に、導電層20Aを形成し(工程(A))、電極20のパターンに応じたレジストパターン30を形成し(工程(B))、レジストパターン30をマスクとして導電層20Aをエッチングして複数の電極20をパターン形成する(工程(C))。
エッチングレートによっては、工程(C)後のレジストパターン30のパターン幅より電極20の幅が狭くなることがある。本実施形態では、エッチングレートを制御して、工程(C)後のレジストパターン30と電極20のパターンとが略同一パターンとなるようエッチングを実施する。若しくは、電極20のパターン幅より大きいパターン幅のレジストパターン30が形成される場合には、レジストパターン30と電極20のパターンとが略同一パターンとなるようレジストパターン30のパターン幅を狭小化してから(工程(H))、次工程を実施するようにしてもよい。
次に、図6(e)に示す如く、複数の電極20の電極間隙に電極材料とは異なる材料を用いて絶縁部24を形成する(工程(G))。この工程においては、電極20の上面はレジストパターン30により覆われているので、電極20の電極間隙にのみ選択的に絶縁部24を形成することができ、電極20に重ならない電極間隙と同じ幅の絶縁部24を形成することができる。
絶縁部24は例えば、液状又はペースト状の絶縁性材料を電極間隙に塗布し、これを硬化(単なる乾燥固化も含む)させることで、形成できる。絶縁部24の材料としては、溶融状態の絶縁性樹脂及び/又はその前駆体、絶縁性樹脂及び/又はその前駆体を溶媒に溶解した溶液等が挙げられ、フォトレジストが好ましく用いられる。
本実施形態では電極間隙にのみ選択的に絶縁部24を形成することができるが、レジストパターン30上に絶縁部24の材料が付着することは差し支えない。レジストパターン30上に付着した絶縁部24の材料は、レジストパターン30を除去する後工程でレジストパターン30と共に除去されるからである。ただし、材料コスト等を考慮すれば、電極20の電極間隙にのみ選択的に絶縁部24を形成することが好ましい。
絶縁部24の材料としては、レジストパターン30と異なる親疎水性を有するものが好ましく用いられる。特に、レジストパターン30の親水性が高い場合には絶縁部24の材料として疎水性の高い材料を用い、レジストパターン30の疎水性が高い場合には絶縁部24の材料として親水性の高い材料を用いることが好ましい。
かかる構成とすることで、絶縁部24の材料がレジストパターン30にはじかれるので、絶縁部24の材料を電極間隙にのみ選択的に塗布することが容易となる。また、絶縁部24の材料がレジストパターン30上に付着するとしても、その量は少なくなる。
例えば、絶縁性樹脂及び/又はその前駆体として含フッ素化合物を含む材料は、これを含まない材料より疎水性が高い傾向にある。したがって、例えば、フォトレジスト30Aと絶縁部24の材料のうち、一方は含フッ素化合物を含み他方は含まない組合せとすればよい。
含フッ素レジストとしては、共重合体NBHFA-co-NBTBEを主成分とするクラリアント社製「FレジストAZFX-1000P」、NBHFA-co-NBTBEをt-ブチルオキシカルボニルメチル基(BOCME)で保護した共重合体を主成分とするクラリアント社製「BOCME-F1」等が市販されている。NBHFA-co-NBTBEは、poly norbornane hexafluoroalcohol-co-norbornane t-butyl ester の略である。
この工程においては、絶縁部24の中心厚みが電極20の厚みより大きくなるよう、絶縁部24を形成することが好ましい。かかる構成とすることで、電極20の側面21全体を確実に絶縁部24で覆うことができ、好ましい。
ただし、電極20の側面21全体を良好に絶縁部24で覆うことができれば、絶縁部24の中心厚みは電極20の厚みより小さくても構わない。例えば、図5(b)に示す如く、表面張力等によって、絶縁部24の中心厚みが電極20の厚みより小さくても、電極20の側面21全体を絶縁部24により良好に覆うことができる場合がある。
最後に図6(f)に示す如く、レジストパターン30を除去して(工程(E))、本実施形態の電極付き基板3が完成する。
本実施形態の電極付き基板3は、電極20のパターニングマスクとして形成したレジストパターン30を残した状態で複数の電極20の電極間隙に電極20の側面21を覆う絶縁部24を形成して、製造されたものである。
電極付き基板3では、電極20のパターニングマスクとして形成したレジストパターン30をそのまま絶縁部24形成用のマスクとして利用するので、簡易なプロセスで、電極20の側面21と絶縁部24との間に隙間なく電極間隙に絶縁部24を形成することができ、電極20の側面21を安定的に絶縁化することができる。また、絶縁部24の材料がレジストパターン30上に付着してもレジストパターン30と共に除去されるため、絶縁部24が電極20と重なって形成されることがなく、絶縁部24の存在によって電極20の開口率が低下することもない。このように、本実施形態によれば、電極20の開口率を低下させることなく簡易なプロセスで電極20の側面21を安定的に絶縁化することができる。
本実施形態の電極付き基板3を用いてEL装置や液晶装置等の電気光学装置を構成することで、電極側面におけるリーク電流が抑制され、表示品質や信頼性等が良好な電気光学装置を安定的に提供することができる。
「EL装置の実施形態」
図面を参照して、本発明に係る有機EL装置(電気光学装置)の実施形態について説明する。図7(a)は有機EL装置の一画素を示す平面図(基板については省略)、図7(b)はA−A’断面図、図7(c)はB−B’断面図である。視認しやすくするため、図7(a)では上部電極50と隔壁60とをわずかにずらして図示してある。
図7(a)〜(c)に示す如く、本実施形態の有機EL装置4は、上記実施形態の電極付き基板1を用いて構成されたパッシブマトリクス型の有機EL装置であり、電極付き基板1上に少なくとも発光層40と電極付き基板1をなす複数の電極20との間で電界が印加される複数の対向電極50とが積層され、気密封止(封止構造については図示略)されたものである。
有機EL装置4では、下部電極20が陽極、上部電極(対向電極)50が陰極であり、陽極から注入される正孔と陰極から注入される電子の再結合エネルギーにより発光層40内の発光材料が励起されて発光し、表示等が行われる。下部電極20と発光層40との間には、必要に応じて正孔注入層及び/又は正孔輸送層等の有機層が形成され、発光層40と上部電極50との間には、必要に応じて電子注入層及び/又は電子輸送層等の有機層が形成される。陽極と陰極の位置関係は逆でもよい。
下部電極20及び上部電極50はいずれもストライプ状にパターン形成されており、下部電極20と上部電極50とは互いに直交する方向に延在している。
本実施形態では、発光層40として、赤色光(R)を発光する発光層40Rと緑色光(G)を発光する発光層40Gと青色光(B)を発光する発光層40Bとが表示ドットに合わせてパターン形成されており、赤、緑、青を発光する3つの表示ドットにより一画素が構成されている。
本実施形態の有機EL装置4は電極付き基板1を用いて構成されたものであり、図7(a)及び(b)に示す如く、下部電極20の側面21及びその近傍部分が他部分23と異なる組成を有し絶縁性を有する絶縁部22となっている。したがって、下部電極20の配列方向(図示x方向)については、絶縁部22の存在によって、下部電極20の側面21におけるリーク電流が抑制されている。
下部電極20の延在方向(図示y方向)については、図7(a)及び(c)に示す如く、平坦基板10上に表示ドットを区画する絶縁性の隔壁60が突設されている。隔壁60は平坦部61とこの上に形成された逆テーパ状部62とからなり、逆テーパ状部62の底面の幅は平坦部61の幅よりも小さく構成されている。隔壁60は公知のフォトリソグラフィープロセスにより形成することができる。
隔壁60は下部電極20をパターン形成した後、発光層40を含む有機層を蒸着等により成膜する前に形成される。かかる構成では、各発光層40R〜40Bのy方向末端が隔壁60の平坦部61上に形成され、下部電極20と上部電極50とが隔壁60の平坦部61を介して確実に絶縁される。また、逆テーパ状部62を有する隔壁60では、上部電極50のy方向幅が発光層40R〜40Bより幅広になることがなく、不要なリーク電流が抑制される。
本実施形態の有機EL装置4は、上記実施形態の電極付き基板1を用いて構成されたものであるので、簡易なプロセスで製造でき、下部電極20の開口率を大きく確保しつつ、下部電極20の側面21が安定的に絶縁化され、下部電極20の側面21におけるリーク電流が抑制されたものとなる。
本実施形態の有機EL装置4では、下部電極20の側面21におけるリーク電流が抑制されるので、リーク電流による発光量の低下や画素ごとの発光量の不均一化による発光パターンのムラ等が抑制される。また、下部電極20の開口率が大きく確保されているので、下部電極20を高精細ピッチで形成することができ、解像度も良好である。有機EL装置4は、発光量(輝度)が良好で発光パターンにムラがなく解像度も良好であるので、表示品質等に優れている。
また、下部電極20の側面21におけるリーク電流が抑制されるので、下部電極20の側面21側における発光層40の劣化が抑制されて、下部電極20の側面21側の発光層40の薄膜化による下部電極20と上部電極40とのショートが抑制される。したがって、有機EL装置4は、長期使用安定性に優れ信頼性にも優れている。
以下、公知技術と比較して、有機EL装置4の開口率と解像度について具体的に説明する。
「背景技術」の項で挙げた特許文献1の図3に記載の方法に従って下部電極の電極間隙に絶縁性のブラックマトリクス(BM)を形成する場合、BM用レジストの露光時のフォトマスクのアライメントずれによって下部電極の側面とBMとの間に微小間隙が生じることを抑制するためには、下部電極とBMとを少なくとも10μm程度部分的に重ねる必要がある。
例えば、300μm×300μmの画素で下部電極の電極間隙の幅を10μmとし、下部電極とBMとを10μm部分的に重ねる場合、下部電極の開口率は70%となる。同じ条件で解像度を倍にして画素の大きさを150μm×150μmとすると、下部電極の開口率は40%に低下する。計算を簡略化するため、開口率の計算に際して図示y方向の開口幅は考慮していない。
特許文献1の図3に記載のEL装置では、上記の如く解像度を高くする程開口率は大きく低下するため、同じ輝度を確保するには、発光量を上げなければならず、発光層の寿命が短くなり、信頼性が低下する。開口面積を充分に確保するには解像度を下げる必要があり、高精細表示ができなくなる。
本実施形態の有機EL装置4は電極付き基板1を用いて構成されたものであり、電極付き基板1は、電極20の側面21及びその近傍部分に他部分23と異なる組成の絶縁部22を有し、電極20のパターニングマスクとして形成したレジストパターン30を残した状態で電極20に絶縁化ガスGを接触させて製造されたものである。絶縁化ガスGは側面21にのみ接触するので、絶縁部22の幅はせいぜい1μm程度である。画素の大きさを150μm×150μmとし絶縁部22の幅を1μmとして、上記と同様に開口率を求めると76%である。有機EL装置4では、特許文献1の図3に記載のEL装置に比して高解像度の条件でも高い開口率が確保されている。すなわち、有機EL装置4は、高輝度発光が得られ、高精細表示にも対応可能なものである。
電極付き基板1の代わりに上記実施形態の電極付き基板2又は3を用いて有機EL装置を構成しても、同様の効果が得られる。電極付き基板1〜3の電極絶縁化処理を組み合わせて一つの電極付き基板を構成し、これを用いて有機EL装置を構成することもできる。
上記実施形態では有機EL装置について説明したが、本発明は無機EL装置にも適用可能である。有機EL装置では電流印加により発光層が発光するのに対し、無機EL装置では電圧印加により発光層が発光する。
また、パッシブマトリクス型についてのみ説明したが、本発明はアクティブマトリクス型にも適用できる。アクティブマトリクス型では、下部電極20をマトリクス状に配列された多数の画素電極により構成し、各画素電極にTFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチング素子を介して走査線とデータ線を接続し、上部電極50を1個の共通電極により構成すればよい。アクティブマトリクス型では、y方向を隔壁60により区画する必要はない。アクティブマトリクス型では、特許文献1の図3に記載のEL装置に対する開口率向上効果がx方向とy方向の双方について得られるので、パッシブマトリクス型に比して2乗の開口率向上効果が得られる。
本発明はEL装置に限らず、電極付き基板の上に少なくとも液晶層を介して下部電極との間で電界が印加される単数又は複数の上部電極が配置された電極構造を有する液晶装置にも適用可能である。本発明は、一対の基板に各々下部電極と上部電極が形成される縦電界型の液晶装置にも、一対の基板のうち一方に下部電極と上部電極の双方が形成される横電界型の液晶装置にも適用可能である。
本発明の電極付き基板及びその製造方法は、EL装置や液晶装置等に好ましく利用できる。
本発明に係る電極付き基板の第1実施形態を示す断面図 (a)〜(f)は図1の電極付き基板の製造工程図 本発明に係る電極付き基板の第2実施形態を示す断面図 (a)〜(e)は図3の電極付き基板の製造工程図 (a)は本発明に係る電極付き基板の第3実施形態を示す断面図、(b)は構造変更例を示す図 (a)〜(f)は図5(a)の電極付き基板の製造工程図 (a)は本発明に係る有機EL装置の実施形態を示す平面図、(b)はA−A’断面図、(c)はB−B’断面図 従来の課題の説明図
符号の説明
1、2、3 電極付き基板
4 有機EL装置(電気光学装置)
10 基板
20 電極(下部電極)
20A 導電層
21 電極の側面
22、24 絶縁部
30 レジストパターン
40 発光層
40R、40G、40B 発光層
50 対向電極(上部電極)
G 絶縁化ガス

Claims (12)

  1. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極を有する電極付き基板において、
    前記電極は、側面若しくは側面及び側面近傍部分が他部分と異なる組成を有し絶縁性を有することを特徴とする電極付き基板。
  2. 前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成し、該複数の電極に絶縁化ガスを接触させ、前記レジストパターンを除去して、製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電極付き基板。
  3. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板において、
    前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層に絶縁化ガスを接触させて該導電層の組成を部分的に変えて前記絶縁部を形成し、前記レジストパターンを除去して、製造されたものであることを特徴とする電極付き基板。
  4. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板において、
    前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成し、該導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成し、該複数の電極の電極間隙に前記電極の側面を覆う前記電極材料とは異なる材料の前記絶縁部を形成し、前記レジストパターンを除去して、製造されたものであることを特徴とする電極付き基板。
  5. 前記絶縁部は、前記レジストパターンとは異なる親疎水性を有する材料により形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載の電極付き基板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電極付き基板の上に、少なくとも発光層又は液晶層を介して前記複数の電極との間で電界が印加される単数又は複数の対向電極が配置された電極構造を有することを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の電極付き基板の上に、少なくとも発光層を介して前記複数の電極との間で電界が印加される単数又は複数の対向電極が配置されたものであることを特徴とするエレクトロルミネッセント装置。
  8. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極を有する電極付き基板の製造方法において、
    前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成する工程(A)と、
    前記導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成する工程(B)と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成する工程(C)と、
    前記複数の電極に絶縁化ガスを接触させる工程(D)と、
    前記レジストパターンを除去する工程(E)とを順次有することを特徴とする電極付き基板の製造方法。
  9. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板の製造方法において、
    前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成する工程(A)と、
    前記導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成する工程(B)と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記導電層に絶縁化ガスを接触させて該導電層の組成を部分的に変えて前記絶縁部を形成する工程(F)と、
    前記レジストパターンを除去する工程(E)とを順次有することを特徴とする電極付き基板の製造方法。
  10. 基板上に所定のパターンで形成された複数の電極と該複数の電極の電極間隙に形成された絶縁部とを有する電極付き基板の製造方法において、
    前記基板に電極材料を成膜して導電層を形成する工程(A)と、
    前記導電層の上に前記複数の電極のパターンに応じたレジストパターンを形成する工程(B)と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記導電層をエッチングして前記複数の電極をパターン形成する工程(C)と、
    前記複数の電極の電極間隙に前記電極の側面を覆う前記電極材料とは異なる材料の前記絶縁部を形成する工程(G)と、
    前記レジストパターンを除去する工程(E)とを順次有することを特徴とする電極付き基板の製造方法。
  11. 前記工程(C)においては、該工程後の前記レジストパターンと前記複数の電極のパターンとが略同一パターンとなるよう前記エッチングを実施することを特徴とする請求項10に記載の電極付き基板の製造方法。
  12. 前記工程(C)と前記工程(G)との間に、前記複数の電極のパターン幅より大きいパターン幅の前記レジストパターンに対して、該レジストパターンと前記複数の電極のパターンとが略同一パターンとなるようパターン幅を狭小化する工程(H)をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の電極付き基板の製造方法。
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