JP2006330139A - 風力利用回転広告塔 - Google Patents

Abstract

【課題】電力を必要とせず、自然に動く回転式看板をもつ広告塔において、急激な風速や風向きの変化に対応できる広告塔を提供する。
【解決手段】垂直軸回転するタワー状の広告塔にあって、回転体２と中心から複数方向に放射状に伸びた支持アーム３で構成され、支持アームの先に可動翼４がフック７で取り付けられている。風上側で風圧を受け回転力を得、風下側で風を受け流す構造のため、どの方角からの風に対しても回転力を得、大きく外側へ翻る動きを伴う表現が可能である。また急な強風時には、遠心力を利用して全体の受風機構を折りたたむ事が出来る。
【選択図】図１

Description

本発明は、風によって回転するタワー型広告塔の運動機構に関する。
垂直軸回転の広告塔であって、回転軸中心から放射状で複数方向に伸びた支持アームに、風を受ける帆が風上側で風を受け、風下側で風を受け流す可動翼を広告媒体として文字情報や画像情報を掲載し、回転する動きを伴う為アイキャッチ効果を高めた動く広告塔であるが、強風時には回転数が高くなり可動翼に掲載された文字情報や画像情報が見えにくくなったり、タワー本体が破損するという技術的な問題があった。
本発明は、これを解決する手段に関するものである。

従来、アイキャッチを良くする為にタワー型の広告塔を電動機等により一定の速度で回転させ、複数の面に掲載されたメッセージを行き交う自動車などの乗員に伝えるような広告が行われてきた。

都市空間というより郊外独立型の広告塔に多くこれ等の方法が採用されてきたが、回転する動力を得る為に長い送電線を引くなどの工事や、年間を通じて多くの電力料金の負担が必要になる等、広告主側にとっては必ずしも費用対効果が万全ではないところがあった。

本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し電力を必要としない独立型の広告塔を提供し、風力で自然に動く可動翼に掲載されたメッセージのアイキャッチ効果を高めることである。

併せて、風速や風向きがたびたび変化する日本国内にあっては、回転体を垂直軸回転とし、回転軸中心から放射状で複数方向に伸びた支持アームに、風を受ける帆が風上側で風を受け、風下側で風を受け流す可動翼によって回転力を得ることで、プロペラ方式のように風の方向に直角に振り向ける必要をなくし、急激に風が強くなったとき風圧からいかに退避するかが課題である。

従来の回転式広告塔の構造を、回転体と、中心から複数方向で放射状に伸びる支持アームで構成し、アームの先にデザインされた帆がフックにより吊り下げられたものにすることで、風上側で帆が閉じてアームを覆い回転力を得、風下側で風に押されて帆は翻り更に回転力を得ると同時に、この大きな動きの為デザインされた帆に視線を引き付けることを可能とした風力利用回転広告塔を提供する。

回転体を垂直軸回転とし回転軸中心から複数方向で放射状に伸びた支持アームに、風を受ける帆が風上側で風を受け、風下側で風を受け流すことによって回転力を得ることで、プロペラ方式のように風の方向に直角に振り向ける必要がなくなり、急激に風が強くなった時にはアーム上にセットしたバランサーが遠心力で外側へ押され、傘をたたむ要領で放射状に伸びたアームを一つにまとめ、風圧から退避することができるようにした前記１）の風力利用回転広告塔。

本発明では、従来の回転式広告塔の構造を、回転体と、中心から複数方向に放射状に伸びる支持アームで構成し、アームの先にデザインされた帆がフックにより吊り下げられたものにすることで、風上側で帆が閉じてアームを覆い回転力を得、風下側で風に押されて帆は翻り更に回転力を得ると同時に、この大きな動きの為デザインされた帆に視線を引き付ける効果を高めたことが特徴である。

本発明は、従来の回転式広告塔の構造を、回転体と、中心から複数方向に放射状に伸びる支持アームで構成し、アームの先にデザインされた帆がフックにより吊り下げられたものにすることで、風上側で帆が閉じてアームを覆い回転力を得、風下側で風に押されて帆は翻り更に回転力を得ると同時に、この大きな動きの為デザインされた帆の両面(表裏)に視線を引き付けることを可能にした為、広告・看板のイメージを大きく転換し動きを伴う表現(漫画でいう動画)ができるようになった。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。郊外に独立した回転式の広告塔が設置されている例である。

図１は実施例の立面図及び平面図である。

図中１は広告塔の支柱、２は回転体、３は支持アーム、４は帆(可動翼)、５はバランサー、６は折りたたみ用フック、７は帆取付け用フックである。

この実施例では、弱い風(風速２〜３m/s)の時ゆっくり回転している、３アーム型広告塔の瞬間を描いた例である。

以上の様に本発明によれば、電力などの動力に頼ることなく風力を利用して広告塔を回転させることができ、緩やかな帆の動きが人目を引き付ける為ここに広告のメッセージを掲載することで効果的な広告宣伝を行う事ができる。

また、帆の両面を使うことができる為、動きのある表現(漫画でいう動画効果)が期待できる。

実施例の立面図及び平面図である。

符号の説明

１ 広告塔支柱
２ 回転体
３ 支持アーム
４ 帆(可動翼)
５ バランサー
６ 折りたたみ用フック
７ 帆取付け用フック

Claims (2)

1. 垂直軸回転の広告塔であって、中心から放射状で複数方向に伸びた支持アームに、風を受ける帆が風上側で風を受け、風下側で風を受け流す可動翼で回転する構造を持つ事を特徴とする回転広告塔。
2. 強風等により突然回転が速くなった時、一定の限度を超えると支持アームに取り付けたバランサーが遠心力によって外側へ押し出されて支持アームのロックを解除し傘をたたむように放射状に伸びた支持アームを一つの方向へまとめ風圧を回避することを特徴とする回転広告塔。
   

Images