JP2006329506A - 冷蔵庫の圧縮機取り付け構造,冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫の圧縮機取り付け構造,冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】 圧縮機の取り付けの際の部品点数の削減,取り付け,取り外しに要する時間の短縮が可能であり,前記圧縮機の取り付け時の安定性が高い冷蔵庫の圧縮機取り付け構造,該構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】 圧縮機と一体の弾性部材である足ゴムX2各々を,支持台X3に一体的に設けられた突起部36に嵌合させ,これにより前記足ゴムX2各々の略水平方向への変位を規制する。また,板状部材X5を前記足ゴムX2各々に接触させた状態で前記支持台X3に取り付け,これにより前記足ゴムX2各々の略垂直方向への変位を規制する。
【選択図】 図6

Description

本発明は,所定の冷媒を圧縮する圧縮機を冷蔵庫の本体に取り付けるための冷蔵庫の圧縮機取り付け構造及び該構造が用いられた冷蔵庫に関するものであり,より詳しくは,取り付けの際の部品点数及び所要時間を短縮可能な冷蔵庫の圧縮機取り付け構造及び該構造が用いられた冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫では,冷媒を高温・高圧のガス状に圧縮するのに圧縮機が用いられる。該圧縮機は稼働の際に振動が生じるものであり,通常は前記冷蔵庫の外部において,弾性部材である足ゴムを介して前記冷蔵庫の本体側の部材に取り付けられる。図1は従来の冷蔵庫に用いられる前記圧縮機の鉛直上方からの正面図,図2は前記圧縮機の固定に用いられる足ゴムの概略図,図3は従来例における冷蔵庫の圧縮機の取り付け構造を示す斜視図,図4は従来例における冷蔵庫の圧縮機の取り付け構造を示す断面図である。以下,図1〜図4を参照しつつ,従来例(例えば,特許文献1等)における前記冷蔵庫の圧縮機の取り付け構造を説明する。
まず,図1,図2を参照して取り付け対象となる圧縮機について説明する。図1に示される圧縮機X1は,圧縮機本体部11から略水平方向に伸びて形成され,その4箇所(複数の一例)に孔部12が設けられた鍔部13(圧縮機鍔部)を一体的に有する。該鍔部13(圧縮機鍔部)の前記孔部12各々には,以下のように,図2に示される足ゴム(弾性部材の一例)X2が挿通され固定される。図2に示されるように,前記足ゴムX2には足ゴム本体部21から突出する突出部22が形成されている。また,前記足ゴムX2には前記足ゴム本体部21の下面から前記突出部22の上面に貫通する孔部23が形成されている。該突出部22のみが前記孔部12に挿通された状態で前記鍔部13に固定され,これにより前記足ゴムX2が前記圧縮機X1に取り付けられる。前記圧縮機X1は,図3に示されるように,冷蔵庫本体側の筐体の一部である支持台X3に,前記足ゴムX2を介して取り付けられる。
前記鍔部13の孔部12に挿通され固定された前記足ゴムX2各々は,スリーブ31,ナット32,ボルト33,ワッシャ34を用いて前記支持台X3に固定される。詳しくは,図4に示されるように,前記足ゴムX2に形成された前記孔部23に前記スリーブ31が挿入される。また,前記支持台X3には前記足ゴムX2の支持箇所に切り欠き孔35が設けられており,該切り欠き孔35,前記スリーブ31,前記ワッシャ34を貫通した前記ボルト33に前記ナット32が螺着されることにより,前記足ゴムX2各々が前記支持台X3に固定される。
以上のように,前記圧縮機X1の鍔部13は,前記足ゴムX2を介して前記支持台X3に浮遊状に固定された状態(前記足ゴムX2が,前記鍔部13と前記支持台X3とに挟まれた状態)になり,これにより前記圧縮機X1の振動は前記足ゴムX2各々に緩和されて前記支持台X3に伝えられる。このような振動の緩和のためには,前記足ゴムX2は弾性部材であることが必須である。
尚,前記足ゴムX2の固定に前記スリーブ31,前記ナット32,前記ボルト33,前記ワッシャ34が必要である理由は,以下の通りである。即ち,前記足ゴムX2は弾性部材であることから,前記ボルト33の過度の締め付けに対するつぶれ止めが必要であり,前記スリーブ31がその役割を果たしている。また,締め付けに伴う力の作用箇所の拡散,また,前記足ゴムX2の前記ナット32方向への抜け防止の役割を前記ワッシャ34が果たす。
実開平6―14880号公報
しかしながら,従来例における圧縮機X1の取り付け構造では,上述したように足ゴムX2各々に対してスリーブ31,ナット32,ボルト33,ワッシャ34が必要になることから,前記圧縮機X1の取り付けのための部品点数が増加してしまう(足ゴムX2が4つの例では4×4で合計16点を要する)という問題点がある。
また,前記圧縮機X1の取り付けに要する時間は,通常部品点数に伴って増加することから,上述の従来例における構造では,前記圧縮機X1の取り付けに多くの時間を要するという問題点もある。同様に,前記圧縮機X1は前記冷蔵庫の廃棄後に取り外されて再使用されるものであり,その取り外しの際にも多くの時間を有するという問題点もある。
更に,前記足ゴムX2各々は独立した部材(スリーブ31,ナット32,ボルト33,ワッシャ34)により取り付けられており,前記支持台X3に対する固定の強さが不均等になりやすく,前記圧縮機X1による振動の特定の足ゴムX2への集中,及び前記圧縮機X1の傾いた状態での固定等,不安定な状態を招きやすい。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,圧縮機の取り付けの際の部品点数の削減,取り付け,取り外しに要する時間の短縮が可能であり,前記圧縮機の取り付け時の安定性が高い冷蔵庫の圧縮機取り付け構造,該構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,略水平方向に伸びて形成されその複数箇所に弾性部材が挿入される孔部が設けられた鍔部を有する圧縮機を,該鍔部と支持台との間に前記弾性部材を挟んで取り付ける冷蔵庫の圧縮機取り付け構造であり,前記支持台に前記弾性部材の略水平方向への変位を規制する規制部を形成しておき,板状部材を前記弾性部材に接触させつつ前記支持台に対向した状態で取り付けることを特徴とする冷蔵庫の圧縮機取り付け構造である。
このような構造を用いることにより,以下に説明するような様々な方法を採用して,取り付けに必要な部品点数を削減することが可能である。
例えば,前記板状部材は前記弾性部材と面接触するので,その接触面積が大きくなること及び前記弾性部材が外れることを考慮する必要がなく,つまり従来例において用いられていたワッシャを兼ねるものと考えられる。また,板状部材に対しては弾性変形を考慮する必要がないので,結局前記ワッシャは必要がなく,その取り付けにはビスを用いれば十分である。
また,前記板状部材であれば一つで複数の弾性部材と同時に接触させることが可能であり,これにより取り付けに要する部品点数が更に削減される。例えば,前記圧縮機X1が4個の弾性部材により前記支持台に固定されており,4個の足ゴムが2つの前記板状部材により2つづつ接触させるものとすれば,取り付けに要する部品は2つの前記板状部材,該板状部材当たりビスが2つ必要であるとして4つのビス,及び前記板状部材による前記弾性部材の過度の押さえつけを防止するスリーブ相当の2つの部材,の合計8点である。従来例の方法では,1つの弾性部材に対してスリーブ,ナット,ボルト,ワッシャが必要であり,4個の弾性部材を用いる場合には合計16点の部品が必要であったのに比較して半分の部品点数に抑えられる。尚,この部品点数の削減効果は,多数の弾性部材が用いられる場合ほど顕著になることは言うまでもない。
更に,この場合は複数の弾性部材が単独の板状部材により固定されるため,固定の強さを前記弾性部材各々で均等化しやすく,これにより前記圧縮機の振動の作用が分散され,また前記傾いた状態での固定が防止されやすい。
ここで,前記弾性部材の水平方向への変位を規制する規制部を,前記弾性部材に形成された孔部に嵌合する突起部として設けておくのが簡単である。
また,該突起部を,前記圧縮機の鍔部に挿通される前記弾性部材の突出部に達する位置にまで伸びて形成する場合,前記突起部が前記弾性部材の芯の役割を果たし,前記圧縮機の振動等に対する強度を確保できる。
更に,前記突起部が前記板状部材に略達する位置まで伸びて形成された場合,前記突起部が前記板状部材による前記弾性部材の過度の押さえつけを防止するという,従来例におけるスリーブに相当する部材としての役割を果たす。これにより,更に部品点数が削減される。例えば,上述した足ゴム4つの例では,板状部材2つとビス4つを用いれば前記足ゴム各々を固定することが可能である。
具体的な前記板状部材の断面形状,及び取り付け(固定)方法としては,以下のように様々なものが考えられる。
例えば,前記板状部材が略コの字状に屈曲されその両端部に鍔部が形成された断面形状を有するものであり,前記支持台に伏せて載置された状態でその鍔部が前記支持台にビス止めされるものが考えられる。
また,同様の断面形状で鍔部の一方が前記支持台の孔部若しくは切り欠きに係合しておき,他方の端部を前記支持台若しくは該支持台と一体である部材にビス止めする場合には更にビスが一つ削減可能である。それに伴い,取り付け及び取り外しの両方の時間がより一層短縮される。
更に,前記板状部材が略L字状に屈曲され,その一方の端部に鍔部が形成された断面形状を有するものであり,他方の端部を前記支持台に対して略垂直に設けられた前記冷蔵庫の側部壁に埋め込んで固定し,前記一方の端部を前記支持台若しくは該支持台と一体である部材にビス止めする場合にも,ビスの削減,取り付け及び取り外しの短縮が可能である。
ところで,本発明は上記のような冷蔵庫の圧縮機取り付け構造により圧縮機が当該冷蔵庫本体側の部材に取り付けられてなる冷蔵庫として捉えたものであっても良い。
本発明によれば,板状部材の取り付けにビスを用いること,該板状部材一つ当たりに複数の弾性部材を接触若しくは近接させること,前記弾性部材の水平方向への変位を防止する突起部にスリーブとしての役割を兼ねさせることにより,前記弾性部材の固定に要する部品点数を削減することが可能であり,それに伴って前記圧縮機の取り付け及び取り外しに要する時間を短縮することが可能である。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は冷蔵庫で用いられる圧縮機の鉛直上方からの正面図,図2は足ゴムの概略図,図3は従来例における圧縮機の取り付け構造を示す斜視図,図4は従来例における圧縮機の取り付け構造を示す断面図,図5は本発明の実施形態に係る圧縮機取り付け構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫の概略構成図,図6は本発明の第1の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図,図7は本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造を示す鉛直上方からの正面図,図8は本発明の第2の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図,図9は本発明の第3の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図である。尚,従来例と同様の構成については,従来例での説明と同様の符号を付すものとする。
(1)本発明に係る圧縮機取り付け構造が用いられる前提となる冷蔵庫の概略について。
以下,図5を参照しつつ,本発明の第1の実施形態に係る圧縮機取り付け構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫(以下,本発明に係る冷蔵庫)の概略について説明する。
図5に示されるように,本発明に係る冷蔵庫X4は,冷蔵室41,冷凍室42,制御装置43,2つの室各々に対応する送風機44,冷凍サイクルαなどからなる。
前記冷蔵室41及び前記冷凍室42は,それぞれ氷点上,氷点下の温度において食品等の被冷却物を保存する収容室であり,相互間の冷気混合が生じないように隔壁で区分されている。
前記制御装置43はMPU等の演算部,ROM,RAM等の記憶部を有しており,前記ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより,前記冷蔵室41,前記冷凍室42の温度を検出する不図示の温度計の検出結果に基づいた前記冷凍サイクルαの制御等を行う。
以下,簡単に前記冷凍サイクルαについて説明する。前記冷凍サイクルαは,ノンフロン化への対応のため可燃性冷媒が満たされた冷媒経路中に,前記冷媒を高温・高圧のガス状に圧縮する圧縮機X1と,その圧縮機X1により圧縮されたガス状の冷媒を,放熱させることにより,中温・高圧の液状に凝縮する凝縮器45と,その凝縮器45により液状にされた冷媒から水分を除去するドライヤ46と,そのドライヤ46を経由した冷媒を蒸発しやすい状態まで減圧するキャピラリチューブ47(毛細管)と,その減圧後の冷媒を蒸発させてガス状にして,周辺空気と熱交換を行う蒸発器48とを具備している。
前記蒸発機48により前記冷媒が周囲の空気から吸熱しつつ蒸発され,周囲の空気の温度が低下される。また,そのように温度の低下された空気は前記送風機44各々により強制送風され,これにより前記冷蔵室41,前記冷凍室42の温度が低下される。
以上のような冷凍機関を有する冷蔵庫は従来公知である。
(2)本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造について。
前記冷蔵庫X4の特徴点は,前記圧縮機X1を当該冷蔵庫の支持台X3(冷蔵庫の本体側の部材の一例)に取り付ける圧縮機取り付け構造にある。図6は,そのような前記冷蔵庫Aの特徴点となる,本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造の断面図である。以下,図6を参照しつつ,前記冷蔵庫X4の特徴となる圧縮機取り付け構造について詳述する。
前記圧縮機X1は,圧縮機本体部11(図1参照)から略水平方向に伸びて形成され,その4箇所(複数の一例)に孔部12が設けられた鍔部13(圧縮機鍔部)を一体的に有している。また,前記孔部12各々には,図2に示される弾性部材の足ゴムX2が挿通された状態で固定されている。
図6に示されるように,前記圧縮機X1を支持する前記支持台X3には,前記足ゴムX2の対向箇所に突起部36(水平方向変位規制部の一例)が一体的に設けられている。前記足ゴムX2には,従来例と同様の孔部23(図2参照)が形成されており,前記足ゴムX2が前記突起部36が前記孔部23に嵌合した状態で前記支持台X3に載置される。これにより,前記足ゴムX2(弾性部材の一例)の略水平方向への変位が規制される。
一方,前記足ゴムX2の略垂直方向への変位の規制は,図6に示されるように,断面略コの字状に屈曲され,その両端部に鍔部51(板状部材鍔部)が形成された板金部材である板状部材X5によりなされる。つまり,前記足ゴムX2(弾性部材の一例)の突出部23(図2参照)に前記板状部材X5の表面が接触し,かつ該表面が前記支持台X3に対向するように載置された状態で,前記板状部材X5が前記支持台X3に一体的に取り付けられることにより,前記足ゴムX2が前記支持台X3と前記板状部材X5との間に挟まれて保持され,前記足ゴムX2の垂直方向への動きが規制される。
ここに,前記鍔部51には孔部52が形成されている。同様に,前記支持台X3における前記孔部52との対向箇所にはネジ穴37が形成されている。前記板状部材X5の前記支持台X3への取り付けは,前記孔部52を貫通した状態でビス38を前記ネジ穴37に螺着させることにより行われる(つまり,前記鍔部51は前記支持台X3にビス止めされる)。
尚,前記板状部材X5は前記足ゴムX2と面接触して前記足ゴムX2を下方に向けて付勢するので,付勢による荷重の局所への集中による前記足ゴムX2の変形はなくなるものと期待される。また,前記板状部材X5は従来例において用いられていたワッシャ34(図3,図4参照)の役割も兼ねるものであり,前記足ゴムX2が前記突起部36から抜けること等を防止する。一方,固定の対象となる前記板状部材X5は弾性部材ではないので,弾性変形が生じず,荷重の集中を防止する前記ワッシャ34,過度の締め付けを防止する前記スリーブ31は必要がない。つまり,その取り付けには両端に対する1つずつの前記ビス38で十分である。
ところで,図6に示されるように,前記支持台X3に一体的に設けられた前記突起部36は,前記支持台X3に取り付けられた状態の前記板状部材X5に略達する位置にまで伸びて形成されている。従って,前記板状部材X5の鉛直方向の位置,言い換えると,前記板状部材X5の付勢による前記足ゴムX2の弾性変形の度合いは,前記突起部36により制限されている。即ち前記突起部36は前記足ゴムX2の座屈を防止する点では,従来例におけるスリーブ31の役割を果たすものである。従って,図6の如く前記突起部36が前記板状部材X5に略達するように形成されている場合には,前記足ゴムX2の過度な変形は前記突起部36により防止されると言える。
また,上記の状態では,前記突起部36の高さは前記圧縮機X1の鍔部13に設けられた孔部12(図1参照)に挿通され固定される前記足ゴムX2(弾性部材)の突出部22にまで当然に達している。これにより,前記突起部36が前記圧縮機X1と一体の前記鍔部13から直接振動が伝わる部分,即ち前記足ゴムX2における前記突出部22と足ゴム本体部21との境界部分まで貫通しており,この突起部36に支持されて振動による前記足ゴムX2の過度の変形が防止される。
(3)本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造を用いる場合の部品点数について。
図7は,本発明の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造を示す鉛直上方からの正面図である。以下,図7を参照しつつ,本発明の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造を用いた場合の,取り付けに要する部品点数について説明する。
図7に示されるように,前記圧縮機X1は合計4つの前記足ゴムX2を介して支持されている。また,4つの前記足ゴムX2は2つの板状部材X5により同時に付勢されている。つまり1つの板状部材X5が2つ(複数の一例)の前記足ゴムX2(弾性部材の一例)の前記突出部22(図2参照)に同時に接触した状態で前記支持台X3に取り付けられている。
前記板状部材X5各々はその両端の鍔部51において前記ビス38により前記支持台X3に取り付けられており,即ち前記ビス38は合計4つ用いられている。
以上から,本実施形態においては,前記板状部材X5が2つ,前記ビス38が4つ,合計6点の部品により前記足圧縮機X1が固定されている。従来例の方法では,1つの足ゴムX2に対してスリーブ,ナット,ボルト,ワッシャが必要であり,合計16点の部品が必要であったのに比べて明らかに部品点数が削減される。また,それに伴って前記圧縮機X1の取り付け,取り外しに要する時間も著しく短縮される。
(4)本発明の第2の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造について。
図8は本発明の第2の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図である。以下,図8を参照しつつ,本発明の第2の実施形態に係る圧縮機取り付け構造について説明する。
図8に示される如く,本発明の第2の実施形態に係る圧縮機取り付け構造では,前記足ゴムX2の略垂直方向への変位の規制のために,前記板状部材X5(図6参照)に代わり板状部材X5’が用いられる。前記板状部材X5’は,断面略コの字状に屈曲され,その両端部に鍔部51,51’が各々形成されている板金部材である。前記鍔部51’(一方の鍔部)は図示の取り付け状態において,前記支持台X3に形成されている切り欠き部39に係合され,前記支持台X3の前記足ゴムX2の載置面の背面側にまで挿入される。
前記切り欠き部39に係合される鍔部51’とは反対側の前記鍔部51が固定されていない状態では,前記板状部材X5’は前記切り欠き部39を略中心として図8に示される両矢印βの方向に回動自在であり,前記板状部材X5’を2つの前記足ゴムX2と同時に接触して付勢する状態にすることが可能である。また,その状態で前記鍔部51’の反対側の前記鍔部51(他方の鍔部)は前記支持台X3に前記ビス38によりビス止めされると,前記板状部材X5’が前記足ゴムX2を付勢した状態で固定され,前記足ゴムX2の略垂直方向の変位が規制される。
この例では,板状部材の固定にはビス38一つを用いれば良く,第1の実施形態に比較して更に部品点数が削減可能である。即ち,図7に示されるように4つの足ゴムX2を用い,なおかつ一つの板状部材X5’を2つの前記足ゴムX2と接触させる例では,2つの板状部材X5’,2つのビス38の,合計4点の部品を用いれば良い。
(5)本発明の第3の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造について。
図9は本発明の第3の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図である。以下,図9を参照しつつ,本発明の第3の実施形態に係る圧縮機取り付け構造について説明する。
図9に示される如く,本発明の第3の実施形態に係る圧縮機取り付け構造では,前記足ゴムX2の略垂直方向への変位の規制に,断面略L字状に屈曲され,その一方の端部に鍔部51,他方の端部に鍔部51”が形成された板状部材X5”が用いられる。前記板状部材X5”が前記支持台X3に伏せて載置された状態で,前記鍔部51”(他方の端部)は前記支持台X3に略垂直に設けられた側部壁X6に一体的に固定されている。また,その状態で前記鍔部51”の反対側の前記鍔部51は前記支持台X3に前記ビス38によりビス止めされ,これにより前記足ゴムX2の略垂直方向の変位が規制される。
この実施形態でも,第2の実施形態と同様の部品点数により前記圧縮機X1を固定することが可能である。尚,前記圧縮機X1の取り付け,取り外しを容易にするべく,前記鍔部”51を前記側部壁X6に取り外し自在にすること,例えばビス止めなどを行うことも考えられる。さもなければ,前記板状部材X5”は可撓性の部材であるのが望ましいと考えられる。
上述の実施形態では,板状部材X5の鍔部51が支持台X3にビス止めで固定される例について示したが,これに限られるものではない。即ち,前記支持台X3に一体に設けられている部材等,冷蔵庫本体に対して固定の部材であれば,前記板状部材X5の固定の対象としても良い。例えば,図9に示される側部壁X6に対して前記板状部材X5のビス止めを行ってもかまわない。
また,上述の実施形態では,一つの板状部材X5が同時に2つの足ゴムX2と接触した状態で固定されたが,これに限られるものではなく,より多くの足ゴムX2と接触させても構わない。例えば,前記板状部材として前記圧縮機11の周囲を覆うような円環形状のものを用いれば,4つの足ゴムX2を一つの板状部材に同時に接触させることも可能である。
上述の実施形態では,4つの足ゴムX2を介して前記圧縮機X1が固定される例について示したが,これに限られるものではなく,より多数の足ゴムX2を用いる場合であってもよい。本発明によれば,多数の前記足ゴムX2を用いる場合でも部品点数の増加を招かないことが容易に理解され,むしろその場合の方が本発明の真価が発揮されやすいと言える。
冷蔵庫で用いられる圧縮機の鉛直上方からの正面図。 足ゴムの概略図。 従来例における圧縮機の取り付け構造を示す斜視図。 従来例における圧縮機の取り付け構造を示す断面図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫の概略構成図。 本発明の第1の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の圧縮機取り付け構造を示す鉛直上方からの正面図。 本発明の第2の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る圧縮機取り付け構造を示す断面図。
符号の説明
X1…圧縮機
X2…足ゴム
X3…支持台
X4…本発明の第1の実施形態に係る圧縮機取り付け構造により圧縮機が取り付けられた冷蔵庫
X5…板状部材
X6…側部壁
α…冷凍サイクル
11…圧縮機本体部
12…圧縮機の鍔部に設けられた孔部
13…鍔部(圧縮機鍔部)
21…足ゴム本体部
22…突出部
23…足ゴムに設けられた孔部
31…スリーブ
32…ナット
33…ボルト
34…ワッシャ
35…切り欠き孔
36…突起部(水平方向規制部の一例)
37…ネジ穴
38…ビス
39…切り欠き部
41…冷蔵室
42…冷凍室
43…制御装置
44…送風機
45…凝縮器
46…ドライヤ
47…キャピラリチューブ
48…蒸発機
51…鍔部(板状部材鍔部)
52…板状部材の鍔部に設けられた孔部

Claims (10)

  1. 略水平方向に延びて形成されその複数箇所に孔部が設けられた圧縮機鍔部を一体的に有する圧縮機を,前記圧縮機鍔部と冷蔵庫本体側の支持台との間に,前記圧縮機鍔部の孔部各々に挿通される突出部が形成された弾性部材を挟んだ状態で前記支持台に取り付ける冷蔵庫の圧縮機取り付け構造であって,
    前記支持台に一体に設けられ,該支持台に載置された前記弾性部材の略水平方向への変位を規制する水平方向変位規制部と,
    前記弾性部材の突出部にその表面が接触するとともに前記支持台に対向した状態で前記支持台に一体的に取り付けられる板状部材と,
    を具備してなることを特徴とする冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  2. 前記板状部材が,当該冷蔵庫本体側の前記支持台若しくは該支持台と一体の部材に螺着されるビスにより取り付けられてなる請求項1に記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  3. 一又は複数の前記板状部材各々が複数の前記弾性部材の突出部に同時に接触して取り付けられてなる請求項1又は2のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  4. 前記弾性部材に孔部が形成されており,前記水平方向変位規制部がその孔部に嵌合する突起部である請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  5. 前記突起部が,前記圧縮機鍔部に挿通される前記弾性部材の突出部に達する位置まで伸びて形成されてなる請求項4に記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  6. 前記突起部が,取り付けられた前記板状部材に略達する位置まで伸びて形成されてなる請求項5に記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  7. 前記板状部材が,
    断面略コの字状に屈曲され,その両端部に板状部材鍔部が形成された部材であり,前記支持台に伏せて載置された状態でその鍔部が前記支持台あるいは該支持台と一体の部材にビス止めされてなる請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  8. 前記板状部材が,
    断面略コの字状に屈曲され,その両端部に板状部材鍔部が形成された部材であり,その板状部材鍔部の一方が前記支持台と一体の部材の孔部若しくは切り欠き部に係合され,他方が前記支持台あるいは該支持台と一体の部材にビス止めされてなる請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  9. 前記板状部材が,
    断面略Lの字状に屈曲され,その一方の端部に板状部材鍔部が形成された部材であり,前記支持台に伏せて載置された状態で他方の端部が前記支持台に対して略垂直に設けられた側部壁に一体又は取り外し自在に取り付けられ,前記一方の端部が前記支持台あるいは該支持台と一体の部材にビス止めされてなる請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の冷蔵庫の圧縮機取り付け構造により圧縮機が当該冷蔵庫本体側の部材に取り付けられてなることを特徴とする冷蔵庫。
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