JP2006327034A - 画像形成装置 - Google Patents

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大輔 佐々木
Kenichi Tsuburaya
健一 円谷
Hajime Yamamoto
元 山本
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清治 長谷川
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Abstract

【課題】濃度むらを無くすと共にスループットを向上させた画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1の前処理液塗布器群30Aから第1の印字ヘッド群20Aまでの距離(乾燥距離)L1と、第2の前処理液塗布器群30Bから第2の印字ヘッド群20Bまでの距離L2とは等しい。このため、記録媒体Pのうち第1の前処理液塗布器群30Aによって前処理液が塗布された部分P1、P2、P3(第1の部分)が第1の印字ヘッド群20Aに到達するまでの時間と、この記録媒体Pのうち第2の前処理液塗布器群30Bによって前処理液が塗布された部分P4、P5、P6(第2の部分)が第2の印字ヘッド群20Bに到達するまでの時間とは等しい。即ち、前処理液を塗布してから印字するまでの時間が一定になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に所定の前処理液を塗布した後に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置に関する。
記録紙などの記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置(印刷装置)が広く使用されている。このインクジェット方式画像形成装置には、ダンボールなどのような大きな記録媒体に印刷するタイプのものがある。ダンボールのような記録媒体には、通常、耐水性を向上させる等のための前処理液が塗布された後にインクが吐出される。また、このタイプの画像形成装置では、大きな記録媒体を複数の部分に分割して各部分に一つずつ印字ヘッドを対応させており、各印字ヘッドから、対応する各部分にインクを吐出するように構成されている。このため、一つの画像形成装置に複数の印字ヘッドが備えられている。
上記した前処理液を塗布する前処理液塗布器は、画像形成装置から独立して配置されたタイプと、画像形成装置に一体的に配置されたタイプがある。前処理液塗布器が独立して配置された画像形成装置では、一般的に、記録媒体に前処理液を塗布した後、この前処理液が完全に乾燥するまで保管しておき、その後、前処理液が完全に乾燥した記録媒体に印字ヘッドからインクを吐出して画像を形成する。このため、前処理液の半乾きに起因するインクの濃度むらは生じないものの、前処理液が完全に乾燥するまでの時間を要する(5分間〜10分間程度)ので、前処理液を塗布してから画像形成終了までに要する時間が長くなる(スループットが低い)という問題がある。
一方、前処理液塗布器が一体的に配置された画像形成装置では、前処理液が塗布された後に速やかに印字ヘッドからインクを吐出し始める。従って、前処理液を塗布してから画像形成終了までに要する時間は短い(スループットが高い)。ところが、上記のように複数の印字ヘッドを用いる場合、記録媒体の搬送方向に沿った異なる位置に印字ヘッドが配置されることがある。このような場合、記録媒体に前処理液が塗布されてから印字ヘッドに到達するまでの時間が記録媒体の各部分によって相違する。従って、記録媒体の一部分は、前処理液が塗布されてから短い時間で印字ヘッドに到達するが、他の部分は、前処理液が塗布されてから比較的長い時間かかって印字ヘッドに到達することがある。このように、記録媒体の各部分によって、前処理液を塗布してから印字ヘッドに到達するまでに時間が相違する場合は、前処理液の乾燥時間が相違することとなる。このように、前処理液の乾燥の程度(度合い)が相違する部分にインクを吐出した場合、乾燥の程度に応じてインクの濃度が異なってくるので、記録媒体の全体を見たときはインクの濃度むらが生じて画質が低下する。
本発明は、上記事情に鑑み、濃度むらを無くすと共にスループットを向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(1)前記前処理液塗布ユニットは、
(1―1)前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
(1−2)この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に配置された、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであり、
(2)前記印字ヘッドユニットは、
(2―1)前記第1の前処理液塗布器から前記搬送方向に所定の乾燥距離だけ離れた、記録媒体にインクを吐出する第1の印字ヘッドと、
(2―2)前記第2の前処理液塗布器から前記搬送方向に前記所定の乾燥距離だけ離れた、記録媒体にインクを吐出する第2の印字ヘッドとを有するものであることを特徴とするものである。
ここで、
(3)前記第1の前処理液塗布器は、記録媒体のうち所定の第1の部分に前処理液を塗布するものであり、
(4)前記第2の前処理液塗布器は、記録媒体のうち前記第1の部分とは異なる第2の部分に前処理液を塗布するものであり、
(5)前記第1の印字ヘッドは、記録媒体の前記第1の部分にインクを吐出するものであり、
(6)前記第2の印字ヘッドは、記録媒体の前記第2の部分にインクを吐出するものであってもよい。
また、
(7)前記第1の前処理液塗布器は、前記搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んだ複数の前処理液塗布器からなるものであり、
(8)前記第2の前処理液塗布器は、前記搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んだ複数の前処理液塗布器からなるものであってもよい。
上記目的を達成するための本発明の第2の画像形成装置は、所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(9)前記前処理液塗布ユニットと前記印字ヘッドユニットの間に配置された、前記前処理液を乾燥させる乾燥機を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(10)前記前処理液塗布ユニットは、
(10−1)前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
(10−2)この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであってもよい。
上記目的を達成するための本発明の第3の画像形成装置は、所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
(11)前記前処理液塗布ユニットは、
(11―2)前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
(11―3)この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであり、
(12)前記第1の前処理液塗布器と前記第2の前処理液塗布器との間に配置された、前記第1の前処理液塗布器が塗布した前処理液を乾燥させる乾燥機を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(13)前記第1の前処理液塗布器は、記録媒体のうち所定の第1の部分に前処理液を塗布するものであり、
(14)前記第2の前処理液塗布器は、記録媒体のうち前記第1の部分とは異なる第2の部分に前処理液を塗布するものであり、
(15)前記印字ヘッドユニットは、
(15―1)記録媒体の前記第1の部分にインクを吐出する第1の印字ヘッドと、
(15―2)記録媒体の前記第2の部分にインクを吐出する第2の印字ヘッドとを有するものであり、
(16)前記第1の前処理液塗布器から前記第1の印字ヘッドまでの距離は、前記第2の前処理液塗布器から前記第2の印字ヘッドまでの距離よりも短いものであってもよい。
また、
(17)前記前処理液塗布器は、前記前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものであってもよい。
ここでいう前処理液は色剤を不溶化するものである。即ち、前処理液は、色剤が水に溶けないようにして耐水性を向上させるためのものである。
本発明の画像形成装置では、第1の前処理液塗布器から第1の印字ヘッドまでの距離(乾燥距離)と、第2の前処理液塗布器から第2の印字ヘッドまでの距離(乾燥距離)とは等しい。従って、記録媒体のうち第1の前処理液塗布器によって前処理液が塗布された部分(第1の部分)が第1の印字ヘッドに到達するまでの時間と、この記録媒体のうち第2の前処理液塗布器によって前処理液が塗布された部分(第2の部分)が第2の印字ヘッドに到達するまでの時間とは等しい。即ち、前処理液を塗布してから印字するまでの時間が一定になる。この結果、第1の部分及び第2の部分双方における前処理液は同じ状態(均一の乾燥状態)でインクが吐出されることとなる。従って、インクが吐出された記録媒体にはインクの濃度むらは生じない。また、前処理液を塗布してから短時間で画像を形成できるので、スループットが向上する。
本発明は、色剤を不溶化する前処理液をダンボールなどの記録媒体に塗布した後に画像を形成する印刷装置に実現された。
図1から図3までを参照して、本発明の画像形成装置の一例の印刷装置を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一例である印刷装置の概略構成を示す側面図である。図2は、図1の印刷装置を示す上面図である。図3は、各印字ヘッドに対応する記録媒体の各部分を示す上面図である。
印刷装置10には、ダンボールなどの記録媒体にインクを吐出して画像を形成する印字ヘッド21、22、23、24、25、26が搭載された複数の印字ヘッドユニット20と、記録媒体に前処理液を吐出する複数の前処理液塗布器31、32、33、34、35、36を搭載した前処理液塗布ユニット30と、記録媒体を矢印A方向(記録媒体搬送方向)に搬送する搬送ユニット40が備えられている。印字ヘッド21には、ブラック、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエローのインクを吐出するインク吐出口が並んだノズル列21k、21c、21lc、21m、21lm、21yが形成されている。他の印字ヘッド22、23、24、25、26にも同様にノズル列が形成されているが、図では符号を省略する。
印字ヘッドユニット20は、各印字ヘッド21〜26をキャップ位置、印字位置、ワイプ位置に移動させるヘッド昇降モータ(図示せず)、各印字ヘッド21〜26のインク吐出面に付着した埃や残滴を払拭するワイパーブレード、各印字ヘッド21〜26を密閉するためのキャッピング機構等を備えている。印字ヘッドユニット20は板状のエンジンベース28に固定されており、このエンジンベース28と共に上下動(昇降)する。
搬送ユニット40は、記録媒体が印字ヘッドユニット20の下方を通過するように4本の搬送ベルト42を備えている。搬送ベルト42は、図1に示すように、従動ローラ44、45、46とエンコーダローラ47、駆動ローラ48とに掛け渡されている。搬送ベルト42にはテンショナ49によって張力が与えられている。また、この搬送ベルト42は、駆動モータ50よって周回運動するタイミングベルト53が駆動ローラ48を回転させることによって、記録媒体搬送方向(矢印A方向)に周回運動するように構成されている。
印字ヘッドユニット20が固定されたエンジンベース28は長方形状のものであり、その四隅はナット52に固定されている。これらナット52はねじ軸54に嵌め込まれており、ねじ軸54が回転することによりナット52は上下動する。4本のねじ軸54の下部にはスプロケット56が固定されており、これら4つのスプロケット56にはチェーン58が掛け渡されている。このチェーン58を駆動モータ(図示せず)で回転させることによってねじ軸54が同期回転し、エンジンベース28と共に印字ヘッドユニット20が上下動する。
上記した6つの印字ヘッド21、22、23、24、25、26は、矢印A方向(搬送方向)の上流側に位置する第1の印字ヘッド群20Aと、この第1の印字ヘッド群20Aよりも搬送方向下流側に位置する第2の印字ヘッド群20Bとに分けられる。第1の印字ヘッド群20Aは印字ヘッド21、22、23から構成されており、第2の印字ヘッド群20Bは印字ヘッド24、25、26から構成されている。第1の印字ヘッド群20Aを構成する3つの印字ヘッド21、22、23は、搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、3つの印字ヘッド24,25,26は、第1の印字ヘッド群20Aからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されている。従って、6つの印字ヘッド21、22、23、24、25、26は千鳥状に配置されていることとなる。
記録媒体Pは、図3に示すように、搬送方向に直交する方向に並んで6つの等しい面積をもつ部分P1、P2、P3、P4、P5、P6に分割されており、部分P1には印字ヘッド21からインクが吐出されて画像が形成される。同様に、部分P2には印字ヘッド22からインクが吐出されて画像が形成される。部分P3には印字ヘッド23からインクが吐出されて画像が形成される。部分P4には印字ヘッド24からインクが吐出されて画像が形成される。部分P5には印字ヘッド25からインクが吐出されて画像が形成される。部分P6には印字ヘッド26からインクが吐出されて画像が形成される。
上記した前処理液塗布器31、32、33、34、35、36は、矢印A方向(搬送方向)の上流側に位置する第1の前処理液塗布器群30Aと、この第1の前処理液塗布器群30Aよりも搬送方向下流側に位置する第2の前処理液塗布器群30Bとに分けられる。各前処理液塗布器31、32、33、34、35、36は、前記前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものである。
第1の前処理液塗布器群30Aは前処理液塗布器31、32、33から構成されており、第2の前処理液塗布器群30Bは前処理液塗布器34、35、36から構成されている。第1の前処理液塗布器群30Aを構成する3つの前処理液塗布器31、32、33は、搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、3つの前処理液塗布器34,35,36は、第1の前処理液塗布器群30Aからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されている。従って、6つの前処理液塗布器31、32、33、34、35、36は千鳥状に配置されていることとなる。
上記した記録媒体Pの部分P1には前処理液塗布器31から前処理液が吐出されて塗布される。同様に、部分P2には前処理液塗布器32から前処理液が吐出されて塗布される。部分P3には前処理液塗布器33から前処理液が吐出されて塗布される。部分P4には前処理液塗布器34から前処理液が吐出されて塗布される。部分P5には前処理液塗布器35から前処理液が吐出されて塗布される。部分P6には前処理液塗布器36から前処理液が吐出されて塗布される。
上記したように、記録媒体Pの部分P1には前処理液塗布器31と印字ヘッド21が対応しており、部分P1には前処理液塗布器31によって前処理液が塗布された後に印字ヘッド21からインクが吐出されて画像が形成される。記録媒体Pの部分P2には前処理液塗布器32と印字ヘッド22が対応しており、部分P2には前処理液塗布器32によって前処理液が塗布された後に印字ヘッド22からインクが吐出されて画像が形成される。以下、同様に、記録媒体Pの部分P6には前処理液塗布器36と印字ヘッド26が対応しており、部分P6には前処理液塗布器36によって前処理液が塗布された後に印字ヘッド26からインクが吐出されて画像が形成される。
図2に示すように、第1の前処理液塗布器群30Aから第1の印字ヘッド群20Aまでの距離(乾燥距離であり、以下、同じ)L1と、第2の前処理液塗布器群30Bから第2の印字ヘッド群20Bまでの距離L2とは等しい。このため、記録媒体Pのうち第1の前処理液塗布器群30Aによって前処理液が塗布された部分P1、P2、P3(第1の部分)が第1の印字ヘッド群20Aに到達するまでの時間と、この記録媒体Pのうち第2の前処理液塗布器群30Bによって前処理液が塗布された部分P4、P5、P6(第2の部分)が第2の印字ヘッド群20Bに到達するまでの時間とは等しい。即ち、前処理液を塗布してから印字するまでの時間が一定になる。この結果、第1の部分及び第2の部分双方における前処理液は同じ状態(均一の乾燥状態)でインクが吐出されることとなる。従って、インクが吐出された記録媒体にはインクの濃度むらは生じない。また、前処理液を塗布してから短時間で画像を形成できるので、スループットが向上する。
図4を参照して本発明の実施例2について説明する。
図4は、実施例2の印刷装置を示す上面図である。この図では、図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
印刷装置110の特徴は、印字ヘッドユニット20と前処理液塗布ユニット130の間に、前処理液を完全に乾燥させる乾燥機(乾燥装置)112(斜線で示す部分)を配置した点にある。この乾燥機112は、予め設定された風量と温度で管理されている。印字ヘッドユニット20よりも搬送方向(矢印A方向)の上流側には、記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布ユニット130が配置されている。前処理液塗布ユニット130は、記録媒体P(図3参照の)各部分P1、P2、P3、P4、P5、P6にそれぞれ前処理液を吐出する複数の前処理液塗布器131、132、133、134、135、136から構成されている。各前処理液塗布器131〜136は、前記前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものである。
前処理液塗布器131、132、133、134、135、136は、矢印A方向(搬送方向)の上流側に位置する第1の前処理液塗布器群130Aと、この第1の前処理液塗布器群130Aよりも搬送方向下流側に位置する第2の前処理液塗布器群130Bに分けられる。第1の前処理液塗布器群130Aは前処理液塗布器131、132、133から構成されており、第2の前処理液塗布器群130Bは前処理液塗布器134、135、136から構成されている。第1の前処理液塗布器群130Aを構成する3つの前処理液塗布器131、132、133は、搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、3つの前処理液塗布器134,135,136は、第1の前処理液塗布器群130Aからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されている。従って、6つの前処理液塗布器131、132、133、134、135、136は千鳥状に配置されていることとなる。また、第1の前処理液塗布器群130Aから第1の印字ヘッド群20Aまでの距離L3は、第2の前処理液塗布器群130Bから第2の印字ヘッド群20Aまでの距離L4よりも短いが、この距離L3とL4を同じにしてもよい。
第1の前処理液塗布器群130Aと第2の前処理液塗布器群130Bによって記録媒体P(図3参照)に塗布された前処理液は、乾燥機112によって完全に乾燥する。従って、前処理液が乾燥した記録媒体に印字ヘッドユニット20からインクが吐出されて画像が形成されることとなる。即ち、記録媒体Pの第1の部分(P1、P2、P3)及び第2の部分(P4、P5、P6)には、前処理液は同じ状態(完全に乾燥した状態)でインクが吐出されることとなる。従って、インクが吐出された記録媒体Pにはインクの濃度むらは生じない。また、前処理液を塗布してから短時間で画像を形成できるので、スループットが向上する。また、上記の距離L3,L4をなるべく短くできるように、乾燥機112の乾燥条件を設定することにより、印刷装置110の小型化を図れる。
図5を参照して本発明の実施例3について説明する。
図5は、実施例3の印刷装置を示す上面図である。この図では、図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
印刷装置210の特徴は、第1の前処理液塗布器群230Aと第2の前処理液塗布器群230Bの間に、前処理液を乾燥させる乾燥機(乾燥装置)212(斜線で示す部分)を配置した点にある。この乾燥機212は、後述する距離L5と距離L6の差に応じて予め設定された風量と温度で管理されている。印字ヘッドユニット20よりも搬送方向(矢印A方向)の上流側には、記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布ユニット230が配置されている。前処理液塗布ユニット230は、記録媒体P(図3参照の)各部分P1、P2、P3、P4、P5、P6にそれぞれ前処理液を吐出する複数の前処理液塗布器231、232、233、234、235、236から構成されている。各前処理液塗布器231〜236は、前記前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものである。
前処理液塗布器231、232、233、234、235、236は、矢印A方向(搬送方向)の上流側に位置する第1の前処理液塗布器群230Aと、この第1の前処理液塗布器群230Aよりも搬送方向下流側に位置する第2の前処理液塗布器群230Bに分けられる。第1の前処理液塗布器群230Aは前処理液塗布器231、232、233から構成されており、第2の前処理液塗布器群230Bは前処理液塗布器234、235、236から構成されている。第1の前処理液塗布器群230Aを構成する3つの前処理液塗布器231、232、233は、搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、3つの前処理液塗布器234,235,236は、第1の前処理液塗布器群230Aからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されている。従って、6つの前処理液塗布器231、232、233、234、235、236は千鳥状に配置されていることとなる。また、第1の前処理液塗布器群230Aから第1の印字ヘッド群20Aまでの距離L5は、第2の前処理液塗布器群230Bから第2の印字ヘッド群20Aまでの距離L6よりも短い(L5<L6)。
第1の前処理液塗布器群230Aによって記録媒体Pの部分P1、P2、P3(図3参照)に塗布された前処理液は乾燥機212によって乾燥する。一方、第2の前処理液塗布器群230Bによって記録媒体Pの部分P4、P5、P6(図3参照)に塗布された前処理液は乾燥機212によって乾燥されない。しかし、上述したように、乾燥機212は距離L5と距離L6の差に応じて予め設定された風量と温度で管理されており、記録媒体Pの第1の部分(P1、P2、P3)に第1の印字ヘッド群20Aからインクが吐出されるときの前処理液の状態と、第2の部分(P4、P5、P6)に第2の印字ヘッド群20Bからインクが吐出されるときの前処理液の状態とは同じ状態である。
従って、インクが吐出された記録媒体Pにはインクの濃度むらは生じない。また、前処理液を塗布してから短時間で画像を形成できるので、スループットが向上する。また、上記の距離L5,L6をなるべく短くできるように乾燥機212の乾燥条件を設定することにより、印刷装置210の小型化を図れる。
図6を参照して本発明の実施例4について説明する。
図6は、実施例4の印刷装置を示す上面図である。この図では、図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
印刷装置310の特徴は、搬送方向(矢印A方向)に3列の前処理液塗布器群330A、330B、330Cが配置されると共に3列の印字ヘッド群320A、320B、320Cが配置された点にある。3列の前処理液塗布器群330A、330B、330Cから構成される前処理液塗布ユニット330と、3列の印字ヘッド群320A、320B、320Cから構成される印字ヘッドユニット320との間には、前処理液を完全に乾燥させる乾燥機(乾燥装置)112(斜線で示す部分)が配置されている。この乾燥機112は、予め設定された風量と温度で管理されている。印字ヘッドユニット320よりも搬送方向(矢印A方向)の上流側に、記録媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布ユニット330が配置されている。
前処理液塗布ユニット330は、記録媒体P(図3参照)の各部分P1、P2、P3、P4、P5、P6にそれぞれ前処理液を吐出する複数の前処理液塗布器331、332、333、334、335、336から構成されている。各前処理液塗布器331〜336は、前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものである。
前処理液塗布器331、332、333、334、335、336は、矢印A方向(搬送方向)の上流側に位置する第1の前処理液塗布器群330A、この第1の前処理液塗布器群330Aよりも搬送方向下流側に位置する第2の前処理液塗布器群330B、この第2の前処理液塗布器群330Bよりも搬送方向下流側に位置する第3の前処理液塗布器群330Cに分けられる。第1の前処理液塗布器群330Aは前処理液塗布器331、335から構成されており、第2の前処理液塗布器群330Bは前処理液塗布器334、333から構成されており、第3の前処理液塗布器群330Cは前処理液塗布器332、336から構成されている。第1の前処理液塗布器群330Aを構成する2つの前処理液塗布器331、335は、搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、第2の前処理液塗布器群330Bを構成する2つの前処理液塗布器334,333は、第1の前処理液塗布器群330Aからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されており、さらに、第3の前処理液塗布器群330Cを構成する2つの前処理液塗布器332,336は、第2の前処理液塗布器群330Bからずれた位置で搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んで配置されている。従って、6つの前処理液塗布器331、332、333、334、335、336は千鳥状に配置されていることとなる。また、第1の前処理液塗布器群330Aから第1の印字ヘッド群320Aまでの距離L7は、第2の前処理液塗布器群330Bから第2の印字ヘッド群320Aまでの距離L8よりも短いが、この距離L7とL8を同じにしてもよい。また、第2の前処理液塗布器群330Bから第2の印字ヘッド群320Bまでの距離L8は、第3の前処理液塗布器群330Cから第3の印字ヘッド群320Cまでの距離L9よりも短いが、この距離L8とL9を同じにしてもよい。
第1の前処理液塗布器群330A、第2の前処理液塗布器群330B、及び第3の前処理液塗布器群330Cによって記録媒体P(図3参照)に塗布された前処理液は、乾燥機112によって完全に乾燥する。従って、前処理液が乾燥した記録媒体に印字ヘッドユニット30からインクが吐出されて画像が形成されることとなる。即ち、記録媒体Pの第1の部分(P1、P5)、第2の部分(P4、P3)、及び第3の部分(P2、P6)には、前処理液は同じ状態(完全に乾燥した状態)でインクが吐出されることとなる。従って、インクが吐出された記録媒体Pにはインクの濃度むらは生じない。また、前処理液を塗布してから短時間で画像を形成できるので、スループットが向上する。また、上記の距離L7、L8、L9をなるべく短くできるように、乾燥機112の乾燥条件を設定することにより、印刷装置310の小型化を図れる。
なお、搬送方向(矢印A方向)に4列以上の前処理液塗布器群を配置してもよく、この場合は、印字ヘッド群も前処理液塗布器群に合わせて4列以上にする。また、乾燥機112の位置は、例えば、第1の前処理液塗布器群330Aと第2の前処理液塗布器群330Bの間でもよく、他の位置でもよい。
本発明の画像形成装置の一例である印刷装置の概略構成を示す側面図である。 図1の印刷装置を示す上面図である。 各印字ヘッドに対応する記録媒体の各部分を示す上面図である。 実施例2の印刷装置を示す上面図である。 実施例3の印刷装置を示す上面図である。 実施例4の印刷装置を示す上面図である。
符号の説明
10、110、210、310 印刷装置
20、320 印字ヘッドユニット
21、22、23、24、25、26 印字ヘッド
30、130、230、330 前処理液塗布ユニット
31、32、33、34、35、36、131、132、133、134、135、136、231、232、233、234、235、236、331、332、333、334、335、336 前処理液塗布器

Claims (8)

  1. 所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記前処理液塗布ユニットは、
    前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
    この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に配置された、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであり、
    前記印字ヘッドユニットは、
    前記第1の前処理液塗布器から前記搬送方向に所定の乾燥距離だけ離れた、記録媒体にインクを吐出する第1の印字ヘッドと、
    前記第2の前処理液塗布器から前記搬送方向に前記所定の乾燥距離だけ離れた、記録媒体にインクを吐出する第2の印字ヘッドとを有するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の前処理液塗布器は、記録媒体のうち所定の第1の部分に前処理液を塗布するものであり、
    前記第2の前処理液塗布器は、記録媒体のうち前記第1の部分とは異なる第2の部分に前処理液を塗布するものであり、
    前記第1の印字ヘッドは、記録媒体の前記第1の部分にインクを吐出するものであり、
    前記第2の印字ヘッドは、記録媒体の前記第2の部分にインクを吐出するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の前処理液塗布器は、前記搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んだ複数の前処理液塗布器からなるものであり、
    前記第2の前処理液塗布器は、前記搬送方向に直交する方向に所定間隔離れて並んだ複数の前処理液塗布器からなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記前処理液塗布ユニットと前記印字ヘッドユニットの間に配置された、前記前処理液を乾燥させる乾燥機を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記前処理液塗布ユニットは、
    前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
    この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 所定の搬送方向に搬送中の記録媒体に前処理液塗布ユニットで所定の前処理液を塗布し、続いて、前記前処理液が塗布された記録媒体に印字ヘッドユニットからインクを吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記前処理液塗布ユニットは、
    前記搬送方向の上流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第1の前処理液塗布器と、
    この第1の前処理液塗布器よりも前記搬送方向の下流側に位置する、記録媒体に前記前処理液を塗布する第2の前処理液塗布器とを有するものであり、
    前記第1の前処理液塗布器と前記第2の前処理液塗布器との間に配置された、前記第1の前処理液塗布器が塗布した前処理液を乾燥させる乾燥機を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記第1の前処理液塗布器は、記録媒体のうち所定の第1の部分に前処理液を塗布するものであり、
    前記第2の前処理液塗布器は、記録媒体のうち前記第1の部分とは異なる第2の部分に前処理液を塗布するものであり、
    前記印字ヘッドユニットは、
    記録媒体の前記第1の部分にインクを吐出する第1の印字ヘッドと、
    記録媒体の前記第2の部分にインクを吐出する第2の印字ヘッドとを有するものであり、
    前記第1の前処理液塗布器から前記第1の印字ヘッドまでの距離は、前記第2の前処理液塗布器から前記第2の印字ヘッドまでの距離よりも短いものであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記前処理液塗布器は、前記前処理液を滴状にして吐出することにより記録媒体に前記前処理液を塗布するものであることを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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