JP2006326400A - 集塵袋および集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塵埃による目詰まりが発生しても、迅速、かつ、簡単に解消できるため、集塵能力に優れ、寿命の長い、作業者への負担が少ない、かつ、集塵作業の時間短縮が図れる集塵袋および集塵装置を提供する。
【解決手段】 送風機9に接続され、空気中の塵埃Dを集塵する集塵袋1において、筒状の内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に送風機9の吹出口部10に接続される取入口部5を、その一端部と反対側の他端部に排出口部6を有し、筒状胴体の排出口部6側に、内部空間の軸方向に直交する断面の内部空間断面積が排出口部6に向かって減少する集塵部4を有する本体部2と、本体部2の排出口部6に接続される筒状の連結部7と、連結部7の排出口部6が接続される一端部と反対側の他端部に接続され、本体部より小さな内容積を有し、柔軟な通気性シートからなる袋状の回収部8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、送風機に接続して使用される集塵袋および集塵装置に関する。
一般に、建築、土木現場等の作業時に発生する粉塵、または清掃時等に舞い上がるほこりが作業場および作業者へ飛散、付着するのを防止するため、および、作業者の視界を防ぐために、以下のような対策がとられていた。例えば、中小現場においては、粉塵またはほこり(以下、塵埃と称する)対策は作業者の自己管理に任せられ、塵埃が気になる場合はホームセンターなどで購入した使い捨てマスクを着用したり、少量の塵埃であればタオルを口、鼻に巻き付けて作業を行っていた。しかしながら、塵埃対策として十分といえるものではなかった。
また、大型現場では、送風機などの機械を使って塵埃を吸引して、送風機に接続されたダストホース(ジャバラホース)を使って作業現場外へ廃棄していた。しかし、その場をしのいで作業への負担を少なくしているだけにとどまるもので、塵埃対策として十分といえるものではなかった。時には、一般家庭を含む周辺に塵埃が飛散し、一般家庭等への環境影響を免れないという問題が発生していた。
従来、非特許文献1において、送風機に簡単脱着でき、集塵作業が容易で、塵埃の破棄が一般家庭等への環境影響なしに行うことが可能な集塵袋が記載されている。この集塵袋は、10μmより小さい空中浮遊粒子または汚染物質等を効果的に捕集して、作業空間での空中浮遊粒子または汚染物質等の移動を減少させ、1立方フィートの作業空間の環境を向上させることができること記載されている。また、集塵袋の全長にわたって開口用ファスナーが設けられ、集塵袋の内部を清掃することによって、集塵袋の再使用が可能になることが記載されている。さらに、24インチ以下の送風機に簡単に装着できることが記載されている。
そして、図4に示すように、集塵袋20は、略円筒状の本体部21からなり、その一端には、送風機27の吹出口部28と装着して、塵埃Dを含む空気を本体部21の内部に取り入れるための取入口部24を有し、他端は閉じた底部25を有する。また、本体部21は、取入口部24側に所定径を有し、塵埃Dを含む空気を本体部21の内部へ導入するための導入部22が形成され、底部25側には導入部22より外径が大きく形成され、塵埃を収納するための収納部23が形成されると共に、本体部21の長手方向に取入口部24から底部25にわたって開口用ファスナー26が設けられている。
また、特許文献1でも、図示しないが、粉塵、落葉、木片等の吹き出し作業または吸い込み作業において、送風機の吹出口部に装着して使用される、非特許文献1と同一形態の集塵袋が記載されている。
送風機付属品(Blower Accessories)、"集塵袋(Dust Containment Bag)"、[online]、テンペストテクノロジィ(TEMPEST TECHNOLOGY)、[平成17年3月18日]、インターネット(URL:http://www.tempest-edge.com/blowers/accessories.htm) 特開2002−332995号公報(段落0030、図11)
しかしながら、従来の集塵袋においては、以下に示すような問題が存在した。集塵袋の本体部を構成する材料として、通気性を有するメッシュ状の布製シートを使用することが一般的であるが、この布製シートは、集塵袋の連続使用によって、メッシュの開口部が本体部の内部に収納された塵埃によって詰まる、すなわち、目詰まりが発生しやすかった。それによって、集塵袋は、集塵能力が低下し、寿命が短くなるという問題があった。
また、非特許文献1に記載された集塵袋20では、本体部21の全長にわたって設けられた開口用ファスナー26を開口することによって本体部21を展開し、本体部21の内面を清掃、例えば、電気掃除機等で吸引して、本体部21の目詰まりを解消させ、集塵袋20の寿命を伸ばすことが行われていた。しかしながら、このような清掃作業は、作業場および作業者への塵埃の飛散、付着が再度発生する危険があり、また、作業者の負担を増加させると共に、清掃作業が長時間になるという問題があった。
さらに、集塵袋20では、本体部21の内容積を大きくして、塵埃Dの分別に寄与する布製シートの表面積を増加させると共に、集塵された塵埃Dの収納空間を増加させることによって、目詰まりを防止し、寿命を延ばすことも行われていた。しかしながら、集塵袋20が大型化しコスト高になるという問題があった。
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、塵埃による目詰まりが発生しても、迅速、かつ、簡単に解消できるため、集塵能力に優れ、寿命の長い、作業者への負担が少ない、かつ、集塵作業の時間短縮が図れる集塵袋および集塵装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、送風機に接続され、空気中の塵埃を集塵する集塵袋において、筒状の内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に前記送風機の吹出口部に接続される取入口部を、その一端部と反対側の他端部に排出口部を有すると共に、前記筒状胴体の前記排出口部側に、前記内部空間の軸方向に直交する断面の内部空間断面積が当該排出口部に向かって減少する集塵部を有する本体部と、前記本体部の排出口部に接続される筒状の連結部と、前記連結部の前記排出口部が接続される一端部と反対側の他端部に接続され、前記本体部より小さな内容積を有すると共に、柔軟な通気性シートからなる袋状の回収部とを備える集塵袋として構成したものである。
前記構成によれば、送風機の吹出口部から吹き出された塵埃を含む空気が取入口部から本体部の内部に取り入れられる。取り入れられた空気は、本体部を構成する通気性シートによって、空気と塵埃に分別され、空気は本体部外に排出され、塵埃は内部空間断面積が減少した集塵部に集塵される。そのため、本体部、特に集塵部以外の本体部の通気性シートの開口部が塵埃で詰まる、すなわち、目詰まりの発生が減少する。また、集塵された塵埃は、本体部を外部からたたく等することによって、集塵部から連結部を通って回収部に容易に排出される。そのため、本体部の内部の塵埃の量が減少し、目詰まりの発生がより一層減少する。また、目詰まりが発生しても、迅速、かつ、簡単に目詰まりが解消される。その結果、集塵能力が向上し、従来の集塵袋ように頻繁に本体部の内部を清掃する必要がなくなると共に、従来の集塵袋(本体部)より小さな内容積を持った集塵袋(本体部)で十分な集塵を行うことが可能となり、集塵袋が小型化する。さらに、回収部が簡易な構成となり、集塵袋の作製が容易で、低コストとなると共に、回収部の持ち運びと廃棄が簡単となる。
また、請求項2に記載の発明は、送風機に接続され、空気中の塵埃を集塵する集塵装置において、筒状の内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に前記送風機の吹出口部に接続される取入口部を、その一端部と反対側の他端部に排出口部を有すると共に、前記筒状胴体の前記排出口部側に、前記内部空間の軸方向に直交する断面の内部空間断面積が当該排出口部に向かって減少する集塵部を有する本体部と、前記本体部の排出口部に接続される筒状の連結部と、前記連結部の前記排出口部が接続される一端部と反対側の他端部に接続される回収部とを備えると共に、前記回収部が、前記連結部と接続される接続管と、前記接続管と連通する回収袋および前記回収袋に隣接する吸引機を内蔵する回収部本体とを備える集塵装置として構成したものである。
前記構成によれば、回収部本体の吸引機の吸引力によって、本体部の内部(集塵部)に集塵された塵埃が排出されるため、本体部の内部の塵埃の量がより一層減少し、目詰まりの発生がより一層減少する。また、目詰まりが発生しても、より一層迅速、かつ、簡単に目詰まりが解消される。
本発明に係る集塵袋によれば、集塵能力に優れ、寿命の長い、作業者への負担が少ない、かつ、集塵作業の時間短縮が図れるものとなる。加えて、同じ集塵能力の従来の集塵袋と比べて、小型化することが可能となり、コストが低くなる。
また、集塵装置によれば、回収部が吸引機を内蔵する回収部本体を備えることにより、前記効果がより一層高まる。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は集塵袋の構成を示す一部破断斜視図、図2は他の実施形態である集塵装置の構成を示す部分斜視図、図3(a)、(b)は吹出口部の他の実施形態を示すもので、(a)は側面図、(b)は(a)の背面図(羽根部の記載は省略)、(c)、(d)は吹出口部と取入口部の他の接続方法に使用される接続部材を示すもので、(c)は側面図、(d)は(c)のX−X線断面図である。
図1に示すように、本発明に係る集塵袋1は、送風機9の吹出口部10に接続して使用されるもので、本体部2と、連結部7と、回収部8とを備える。ここで、送風機9は、例えば、モータ等の駆動部と、駆動部によって回転する羽根部と、羽根部の回転によって発生する風を吹き出す吹出口部10とを備えるもので、市販されている送風機を使用する。そして、送風機9の大きさ(送風能力)は、集塵作業を必要とする作業空間の大きさに対応して、適宜選択される。以下、各構成について説明する。
〔本体部〕
本体部2は、送風機9に接続され、空気中の塵埃Dを集塵する内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に送風機9の吹出口部10に接続される取入口部5を、その一端部と反対側の他端部に排出口部6を有するものである。
通気性シートは、例えば、布製シート、高分子樹脂製シート等であって、単層シートまたは積層シートからなる。シート厚は0.5〜1.0mmが好ましく、0.5mm未満であると本体部2の強度が不足し集塵作業の際に破損しやすくなり、1.0mmを超えると本体部2の柔軟性が低下し集塵作業の際の取り回しが困難になりやすく、持ち運びに不便である。
布製シートとしては、木綿、羊毛、絹等の天然繊維、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系、ポリウレタン系高分子樹脂等の合成繊維、ポリアセテート等の半合成繊維、レーヨン、ポリノジック、キュプラ等の再生繊維、またはこれらを組み合わせた繊維から公知の方法で製造した織布、編布、不織布が使用される。
高分子樹脂製シートとしては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系、ポリウレタン系高分子樹脂等を公知の方法でシート状に成形加工したものが使用される。
また、集塵作業は、送風機9の羽根部を回転させることにより塵埃を空気と共に吸入し、吸入された塵埃を含む空気を吹出口部10に接続される本体部2の内部に取り入れることによって行われる。本体部2の内部に集塵される塵埃には、送風機9を通過する際に摩擦により静電気が帯電することがある。そのため、本体部2を布製シートで構成した場合には、本体部2の内部の塵埃の量が多くなるにしたがって、本体部2にも静電気が帯電し、本体部2に作業者の手が触れたり接近したりすると、放電して作業者に不快感を与えることがある。そこで、前記繊維に金属化合物を化学結合させた導電性繊維、または金属繊維を、前記織布、編布、不織布に織り込む、または、縫い付けることが好ましい。
通気性シートは、通気度8〜18cc/cm2・secであることが好ましい。通気度8cc/cm2・sec未満であると通気性シートの開口部に塵埃が詰まりやすくなり、通気度18cc/cm2・secを超えると通気性シートの集塵能力が低下しやすい。また、通気性シートとして不織布を使用する場合には、不織布の目付量で通気度を制御することが好ましく、目付量70〜90g/m2が好ましい。なお、目付量が小さいと通気度が高くなり、目付量が大きいと通気度が低くなる。
本体部2は、筒状の内部空間を有し、その軸方向に直交する断面は円形状が好ましいが、円形状に限定されず、図示しない角型形状、または、円形状と角型形状の組み合わせ(例えば、図1において同径部3が角型形状、集塵部(縮径部)4が円形状)であってもよい。また、本体部2は、本体部2の軸方向(以下、軸線方向と称す)に直交する断面の内部空間断面積が後記する排出口部6に向かって減少する集塵部4を有する。集塵部4以外の取入口部5側の本体部2は、本体部2の軸方向に沿って、内部空間断面積を変化させない(図1の同径部3参照)ことが好ましいが、図示しない取入口部5に向かって内部空間断面積を縮小または拡大する形状であってもよい。
集塵部4は、内部空間断面積の減少率が90〜98%であることが好ましい。ここで、減少率は、本体部2の内部空間断面積の最大断面積に対する、集塵部4の内部空間断面積の最小断面積の比率をいう。具体的には、図1においては、最大断面積は内径d1を有する同径部3の内部空間断面積であって、最小断面積は内径d2を有する排出口部6側の集塵部(縮径部)4の内部空間断面積である。減少率90%未満であると、後記する連結部7の内径が小さくなり、塵埃を排出しにくくなり、回収部8に回収される塵埃の量が少なくなる。その結果、本体部2(通気性シート)に目詰まりが発生しやすくなる。減少率98%を超えると、集塵部4に塵埃が集塵しにくくなり、本体部2(通気性シート)に目詰まりが発生しやすくなる。
集塵部4は、排出口部6側から所定長さLに形成されている。そして、本体部2の全長に対する所定長さLの割合は20〜40%が好ましい。割合が20%未満であると、塵埃の集塵スペース(集塵部4)が狭くなり、集塵される塵埃量が低下し、集塵されない塵埃Dが本体部2の内部空間に舞い上がり、本体部2(通気性シート)の目詰まり発生の原因となりやすい。割合が40%を超えると、本体部2(通気性シート)の内表面積が減少し、集塵能力が低下しやすい。また、風速が低下し、塵埃Dが回収部8に移動し難くなる。
(取入口部)
取入口部5は、本体部2の送風機9側の一端部に形成され、送風機9の吹出口部10に接続され、吹出口部10から吹き出される塵埃Dを含む空気を本体部2の内部に取り入れる流路を形成するものである。また、軸線方向に直交する断面において、取入口部5の流路断面積は送風機9(吹出口部10)の大きさで決定され、吹出口部10の断面積と同等、または、それより大きいことが好ましい。取出口部5の流路断面積が吹出口部10の断面積より小さいと、取入口部5での空気の圧力損失が大きくなり、本体部2(同径部3)の内部への空気の取入を阻害しやすい。また、取入口部5の流路断面形状は、吹出口部10の断面形状と同一形状とすることが好ましい。
取入口部5の吹出口部10への接続方法は、図1に示すように、吹出口部10の外周面に取入口部5の内周面を接続し、取入口部5の外周面をヒモ、マジックテープ(登録商標)等の結束手段17で結束することによって行われる。しかしながら、接着方法は前記方法に限定されず、例えば、吹出口部10の内周面に取入口部5の外周面を接続してもよい。また、図3(a)〜(d)に示すように、取入口部5の内周面に接続部材15を取り付けて吹出口部10aと接続する方法でもよい。具体的には、吹出口部10aの外周面にL字型の溝(軸線方向溝13、周方向溝14)を形成すると共に、接続部材15の内周面には前記溝に対応する突起16を形成する。そして、突起16を軸線方向から溝に挿入し、周方向に回転することによって、吹出口部10a(送風機9)に取入口部5(本体部2)が接続される。
(排出口部)
排出口部6は、本体部2の取入口部5と反対側の他端部に形成され、後記する連結部7に接続して、集塵部4に集塵された塵埃を連結部7に排出する流路を形成するものである。また、排出口部6の軸線方向に直交する流路断面積は、前記集塵部4の減少率で決定される。また、排出口部6の断面形状は、本体部2(集塵部4)と同一形状とすることが好ましい。さらに、排出口部6の連結部7への接続は、図1に示すように、前記取入口部5の吹出口部10への接続と同様に、ヒモ、マジックテープ(登録商標)等の結束手段17で結束、または、図示しないが接続部材15を使用して、溝と突起による嵌合によって行われる。
〔連結部〕
連結部7は、排出口部6に接続される筒状体で、集塵部4に集塵された塵埃Dを後記する回収部8に排出させる流路を形成するものである。そして、連結部7は、柔軟性と強度を考慮して、高分子樹脂等で構成されることが好ましい。また、連結部7の軸線方向に直交する流路断面積は、塵埃の排出性を考慮して、排出口部6の流路断面積と同一とすることが好ましい。さらに、連結部7の断面形状は、排出口部6および回収部8との接続性を考慮して、排出口部6と同一形状とすることが好ましい。なお、連結部7の流路内に、流路の開閉を制御するバルブ等を設けてもよい。そして、集塵作業の際には流路を閉じて、集塵部4から回収部8に空気(集塵)が排出されないようにする。これにより、集塵能力が向上する。
〔回収部〕
回収部8は、連結部7の排出口部6が接続される一端部と反対側の他端部に接続され、本体部2より小さな内容積を有すると共に、柔軟な通気性シートからなる袋状のものである。また、回収部8は、集塵部4(本体部2)から連結部7を通して排出される塵埃Dを回収するものである。このような構成により、回収部8は、持ち運びと、廃棄が簡単なものとなる。具体的には、図1に示すように、袋状容器である。
回収部8の内容量は、本体部2の内容量の1/4〜1/3であることが好ましい。回収部8の内容量が1/4未満であると、回収部8に回収される塵埃量が少なく、本体部2の内部に塵埃が残留し、本体部2の目詰まり発生につながり、集塵能力が低下しやすい。また、交換用の回収部8を準備して、複数の回収部8で回収作業を行うこともできるが、交換作業の手間が増える分、作業効率が低下、作業者の負担が増加することとなる。内容量が1/3を超えると、回収される塵埃の回収率は所定値以上に向上しないため、内容量の増加分だけ回収部8の製造コストが高くなりやすく、また、廃棄し難くなる。
回収部8を構成する柔軟な通気性シートは、集塵袋1の作製の容易さから、本体部2と同様に、布製シート、高分子樹脂製シート等で作製することが好ましい。また、回収部8の形状は、図1に示すような略円筒形状が好ましいが、塵埃Dを回収可能であれば、特に限定されず、例えば、角型形状であってもよい。
回収部8の連結部7への接続は、図1に示すように、取入口部5および排出口部6と同様に、ヒモ、マジックテープ(登録商標)等の結束手段17で結束、または、図示しないが接続部材15(図3(c)、(d)参照)を使用して、溝と突起による嵌合によって行われる。
次に、本発明の他の実施形態である集塵装置について説明する。図2に示すように、集塵装置1aは、送風機の吹出口部に接続して使用されるもので、本体部(図1参照)と、連結部7と、回収部8aとを備える。本体部(図1参照)および連結部7については前記と同様の構成であるので、説明を省略する。回収部8aは、連結部7の排出口部6が接続される一端部と反対側の他端部に接続され、連結部7と接続される接続管12と、接続管12と連通する回収袋11aおよび回収袋11aに隣接する吸引機11bを内蔵する回収部本体11とを備える。また、回収部8aは、集塵部4(本体部)の塵埃、または、連結部7を通して排出される塵埃を、回収部本体11の吸引機11bの吸引風を利用して、回収袋11aに回収するものである。
回収部8aは市販の掃除機(業務用を含む)が好ましく、回収部本体11は掃除機本体、回収袋11aは紙製シート、布製シートまたは高分子樹脂製シート等からなるダスト袋、吸引機11bは吸引風を発生する送風機、接続管12は高分子樹脂等からなる接続ホースである。また、図2においては、回収袋11aと吸引機11bが左右に配置された回収部本体11(横型掃除機本体)を記載したが、回収袋11aと吸引機11bが上下に配置された図示しない回収部本体(縦型掃除機本体)であってもよい。
回収部8a(接続管12)の連結部7への接続は、図2に示すように、前記回収部8(図1参照)と同様に、ヒモ、マジックテープ(登録商標)等の結束手段17で結束、または、図示しないが接続部材15(図3(c)、(d)参照)を使用して、溝と突起による嵌合によって行われる。
次に、本発明に係る、図1に示す集塵袋1の使用方法について、説明する。
(1)集塵作業を必要とする作業空間の大きさに対応した送風機9を準備する。
(2)準備した送風機9(吹出口部10)の大きさに対応した集塵袋1を準備し、集塵袋1の取入口部5を吹出口部10に、ヒモ、マジックテープ(登録商標)等の結束手段17、または、接続部材15(図3(c)、(d)参照)を使用して、接続する。
(3)送風機9を駆動させて、集塵作業を開始する。送風機9の羽根部の回転によって、作業空間内の塵埃Dが空気と共に、送風機9内に吸入され、吹出口部10から取入口部5を介して集塵袋1(本体部2)の内部に取り入れられる。
(4)取り入れられた塵埃Dを含む空気は、本体部2を構成する通気性シートによって分別され、空気は通気性シートの開口部を通って集塵袋1の外部に排出される。そして、塵埃Dは、取り入れられた空気の流れと内部空間断面積の減少によって、集塵部(縮径部)4に集塵される。
(5)送風機9に吸入される空気量が減少した際には、本体部2を外部からたたいて、集塵部(縮径部)4に集塵された塵埃Dを、連結部7を介して、回収部8に排出する。その結果、吸入される空気量が増加し、集塵袋1の集塵能力が所定レベルに戻る。
(6)集塵作業が終了したら、結束手段17または接続部材15の嵌合を解除して、集塵袋1を送風機9から外す。
また、集塵装置1aの使用方法についても、前記(5)の本体部2を外部からたたくことに加えて、図2に示す回収部本体11の吸引機11bを駆動して、集塵部(縮径部)4に集塵された塵埃Dを、連結部7および接続管12を介して、回収部本体11の回収袋11aに排出すること以外は、前記(1)〜(6)と同様である。
本発明に係る集塵袋の構成を示す一部破断斜視図である。 本発明の他の実施形態である集塵装置の構成を示す部分斜視図である。 (a)、(b)は吹出口部の他の実施形態を示すもので、(a)は側面図、(b)は(a)の背面図(羽根部の記載は省略)、(c)、(d)は吹出口部と取入口部の他の接続方法に使用される接続部材を示すもので、(c)は側面図、(d)は(c)のX−X線断面図である。 従来の集塵袋の構成を示す一部破断斜視図である。
符号の説明
1 集塵袋
1a 集塵装置
2 本体部
4 集塵部(縮径部)
5 取入口部
6 排出口部
7 連結部
8、8a 回収部
9 送風機
10、10a 吹出口部
11 回収部本体
11a 回収袋
11b 吸引機
12 接続管
D 塵埃

Claims (2)

  1. 送風機に接続され、空気中の塵埃を集塵する集塵袋において、筒状の内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に前記送風機の吹出口部に接続される取入口部を、その一端部と反対側の他端部に排出口部を有すると共に、前記筒状胴体の前記排出口部側に、前記内部空間の軸方向に直交する断面の内部空間断面積が当該排出口部に向かって減少する集塵部を有する本体部と、
    前記本体部の排出口部に接続される筒状の連結部と、
    前記連結部の前記排出口部が接続される一端部と反対側の他端部に接続され、前記本体部より小さな内容積を有すると共に、柔軟な通気性シートからなる袋状の回収部とを備えることを特徴とする集塵袋。
  2. 送風機に接続され、空気中の塵埃を集塵する集塵装置において、筒状の内部空間を有する柔軟な通気性シートからなる筒状胴体の一端部に前記送風機の吹出口部に接続される取入口部を、その一端部と反対側の他端部に排出口部を有すると共に、前記筒状胴体の前記排出口部側に、前記内部空間の軸方向に直交する断面の内部空間断面積が当該排出口部に向かって減少する集塵部を有する本体部と、
    前記本体部の排出口部に接続される筒状の連結部と、
    前記連結部の前記排出口部が接続される一端部と反対側の他端部に接続される回収部とを備えると共に、
    前記回収部が、前記連結部と接続される接続管と、前記接続管と連通する回収袋および前記回収袋に隣接する吸引機を内蔵する回収部本体とを備えることを特徴とする集塵装置。
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