JP2006325818A - パーマのワインディング用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のパーマ作業において必要であったワインディング用シートを取り外す作業を省略でき、あわせて、好ましくは有効成分を頭髪および頭皮に与えることのできるパーマのワインディング用シートを提供する。
【解決手段】 水溶性のシートからなる、パーマのワインディング用シート。
【選択図】 なし
【解決手段】 水溶性のシートからなる、パーマのワインディング用シート。
【選択図】 なし
Description
本発明は、頭髪に施すパーマネントにおけるワインディング処置の用いるためのシートに関し、特に、ワインディング終了時までに溶解するシートに関する。
一般的に頭髪へパーマをかける場合には、頭髪を所定ブロックごとにまとめて、一定量の頭髪をコームでスライスして分け取り、ワインディング用シート(ワインディングペーパーとも呼ばれる)をその分け取った頭髪に沿って当接させた状態とし、ロッドを使用してワインディング用シートごと頭髪に巻き付け、頭髪の根元近くまでロッドで巻きつけ、輪ゴムをロッドの左右にかけてロッドを固定する作業を行う(ワインディング作業)。
このワインディング作業を頭髪全部あるいはパーマをかける部位のみに行い、ワインディング作業が終了すると、パーマ液をスポイトなどでワインディング作業をした頭髪に降りかけ、頭髪の上からカバーをして一定時間置き、パーマ液が頭髪に浸透してパーマが施された状態となったら、頭髪からロッド、輪ゴムや、ワインディング用シートなどを取り外して頭髪を洗いパーマの作業が終了する。
特開平10−201524号公報
特開平6−209816号公報
本発明の課題は、従来のパーマ作業において必要であったワインディング用シートを取り外す作業を省略でき、あわせて、好ましくは有効成分を頭髪および頭皮に与えることのできるパーマのワインディング用シートを提供することにある。
本発明者らは、パーマのワインディング用シートとして、パーマ作業の終了時間経過までにパーマ液に溶解する水溶性シートを用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
ここに、本発明は、水溶性のシートからなる、パーマのワインディング用シートである。
本発明の好適態様にあっては、前記パーマのワインディング用シートを20〜40℃の水に浸漬し静置した場合に、水に溶解することにより1〜60分間でシートが自然崩壊する、ものとする。
本発明の別の好適態様にあっては、前記パーマのワインディング用シートが、デンプン、タンパク質、多糖類、食物ファイバーから選ばれる材料からなるものとする。
本発明のさらなる好適態様にあっては、前記パーマのワインディング用シートが、アミロース、アミロペクチン、ゼラチン、シルク、フィブロイン、カゼイン、プルラン、グアーガム分解物、大豆多糖類、寒天、セルロース、アラビノキシラン、アルギン酸ナトリウム、カラーギナンおよびペクチンからなる群より選ばれる材料からなるものとする。
本発明の別の好適態様にあっては、前記パーマのワインディング用シートが、さらに、加水分解コンキオリン、加水分解ケラチン、加水分解シルクからなる群より選ばれる機能性物質を含む溶液を含浸し乾燥したものとする。
本発明によって、従来の作業において必要であったワインディング用シートを取り外す作業を省略でき、あわせて、好ましくは有効成分を頭髪および頭皮に与えることのできるパーマのワインディング用シートを提供することができる。
溶解性
本発明のパーマのワインディング用シートは、パーマ作業の終了時間経過までにパーマ液に溶解する水溶性シートである。
本発明のパーマのワインディング用シートは、パーマ作業の終了時間経過までにパーマ液に溶解する水溶性シートである。
本発明のシートは好ましくは、20〜40℃の水に浸漬し静置した場合に、水に溶解することにより1〜60分間、より好ましくは5〜30分間でシートが自然崩壊することが好ましい。ここでいう崩壊とは、わずかな外力で、少なくともシート形状が維持できない状態であれば足り、必ずしも完全に溶解する必要はなく、場合によっては多少の残渣が残っても構わない。
本発明のシートの別の好適態様では、パーマに用いる第1剤(チオグリコール酸、システイン等を含む、還元液)では、実質的に溶解しないが、第2剤(過酸化水素や臭素酸ナトリウム等を含む、酸化液)によって溶解するものとしてもよい。
シート材料
本発明のシート材料としては、上記溶解性を有し、頭髪に用いても健康上の問題が生じず、ワインディングシートとして用いることができるものであれば特に限定されない。好ましくは、可食性のある材料とすることができる。このような材料としては、例えば、デンプン、タンパク質、多糖類、食物ファイバーが挙げられる。さらに具体的には例えば、アミロース、アミロペクチン、ゼラチン、シルク、フィブロイン、カゼイン、プルラン、グアーガム分解物、大豆多糖類、寒天、セルロース(HPC、HPMC、CMC等を含む)、アラビノキシラン、アルギン酸ナトリウム、カラーギナンおよびペクチンを挙げることができる。
本発明のシート材料としては、上記溶解性を有し、頭髪に用いても健康上の問題が生じず、ワインディングシートとして用いることができるものであれば特に限定されない。好ましくは、可食性のある材料とすることができる。このような材料としては、例えば、デンプン、タンパク質、多糖類、食物ファイバーが挙げられる。さらに具体的には例えば、アミロース、アミロペクチン、ゼラチン、シルク、フィブロイン、カゼイン、プルラン、グアーガム分解物、大豆多糖類、寒天、セルロース(HPC、HPMC、CMC等を含む)、アラビノキシラン、アルギン酸ナトリウム、カラーギナンおよびペクチンを挙げることができる。
機能性添加剤
本発明のシートは、好ましくは、機能性物質を含む溶液を含浸し乾燥したものとすることができる。このような機能性物質としては、例えば、毛髪の艶出し機能を付与する加水分解コンキオリン、毛髪のコンディショニング機能を付与する加水分解ケラチン、皮膜形成・毛髪改善 機能を付与する加水分解シルクが挙げられる。
本発明のシートは、好ましくは、機能性物質を含む溶液を含浸し乾燥したものとすることができる。このような機能性物質としては、例えば、毛髪の艶出し機能を付与する加水分解コンキオリン、毛髪のコンディショニング機能を付与する加水分解ケラチン、皮膜形成・毛髪改善 機能を付与する加水分解シルクが挙げられる。
株式会社ツキオカ製、可食フィルム(膜厚50μm、主成分:カゼイン・グリセリン)に加水分解ケラチン・加水分解シルク・加水分解コンキオリンを添加したもの(このシートは、25℃の水に浸漬し静置した場合に、水に溶解することにより20分間でシートが自然崩壊するものであった)をワインディングシートとして用い、パーマを行った。パーマ条件は以下の通りであった。
(1)ワインディング
(2)1剤塗布(1剤の成分:チオグリコール酸ナトリウ及びシスティンその他の還元剤)
(3)25℃で10分放置
(4)水洗・2剤塗布(2剤の成分:臭素酸ナトリウム・過酸化水素)
(5)25℃で15分放置
(6)ロッドの取り外し、水洗
(1)ワインディング
(2)1剤塗布(1剤の成分:チオグリコール酸ナトリウ及びシスティンその他の還元剤)
(3)25℃で10分放置
(4)水洗・2剤塗布(2剤の成分:臭素酸ナトリウム・過酸化水素)
(5)25℃で15分放置
(6)ロッドの取り外し、水洗
上記(4)の段階でワインディングシートは完全に溶解し、ワインディングシートを取り外す作業を省略できた。また、毛髪に艶・皮膜形成・コンディショニングといった毛髪改善の機能を付与することができた。
Claims (5)
- 水溶性のシートからなる、パーマのワインディング用シート。
- 20〜40℃の水に浸漬し静置した場合に、水に溶解することにより1〜60分間でシートが自然崩壊する、請求項1に記載のパーマのワインディング用シート。
- 前記シートが、デンプン、タンパク質、多糖類、食物ファイバーから選ばれる材料からなる、請求項1に記載のパーマのワインディング用シート。
- 前記シートが、アミロース、アミロペクチン、ゼラチン、シルク、フィブロイン、カゼイン、プルラン、グアーガム分解物、大豆多糖類、寒天、セルロース、アラビノキシラン、アルギン酸ナトリウム、カラーギナンおよびペクチンからなる群より選ばれる材料からなる、請求項3に記載のパーマのワインディング用シート。
- 前記シートが、さらに、加水分解コンキオリン、加水分解ケラチン、加水分解シルクからなる群より選ばれる機能性物質を含む溶液を含浸し乾燥したものである、請求項1に記載のパーマのワインディング用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005152036A JP2006325818A (ja) | 2005-05-25 | 2005-05-25 | パーマのワインディング用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005152036A JP2006325818A (ja) | 2005-05-25 | 2005-05-25 | パーマのワインディング用シート |
Publications (1)
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JP2006325818A true JP2006325818A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37548160
Family Applications (1)
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JP2005152036A Pending JP2006325818A (ja) | 2005-05-25 | 2005-05-25 | パーマのワインディング用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006325818A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101051984B1 (ko) * | 2009-07-29 | 2011-07-26 | 이승수 | 습식열퍼머를 가능하게 하는 증기퍼머씨트팩 및 이를 이용한 습식열퍼머시술방법 |
JP2015105242A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社白子 | 頭髪処理剤を含有させたポルフィランフィルムシートを用いた頭髪処理方法 |
JP2017196412A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | 株式会社ロッヂコープ | 髪止め具及び髪止めツール |
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2005
- 2005-05-25 JP JP2005152036A patent/JP2006325818A/ja active Pending
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