JP2006325049A - M−ary−QAMMIMO通信システムのための受信装置 - Google Patents

M−ary−QAMMIMO通信システムのための受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 MIMO通信システムにおいて、BER性能(BER、ダイバーシチオーダ)をMLDとほとんど同じに保ったまま、簡単な構成で、処理速度が速く、負荷が軽い受信装置を提供する。
【解決手段】 受信信号y(t)は、M−ary−QAM法で変調されている。異なるパスを介して、受信器0と受信器1が同じ信号を受信する。最初に、受信器0は、受信信号を掲出し、検出信号について事後確率を計算する。これらの事後確率は、受信器1に送られる。受信器1は、同じ信号を検出し、受信器0から送られてきた確率を使って、第2の事後確率を計算する。第2の事後確率は受信器0に送られ、受信器0で、第3の事後確率を計算するのに使われる。これらの処理を数回繰り返す。最後に、受信器0と1の両者の事後確率を組み合わせ、受信信号を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、送信端と受信端において、2以上のアンテナを備えるMIMO技術を用いた通信システムに関する。
時にボリューム・トゥー・ボリュームと呼ばれる、マルチプル・インプット・マルチプル・アウトプット(MIMO)無線リンクを用いたデジタル通信は、最近、現代の通信におけるもっとも重要なブレークスルーとして現れてきた。MIMOシステムのキーとなる特徴は、従来無線送信の欠点であった、マルチパス伝播をユーザにとってよいものに変えることができることである。MIMO技術は、データ転送速度を増加する効率を妨げるランダムフェージング、及び、マルチパス遅延を効果的に利用する。
MIMOを用いた通信システムは、通常、問題のデータストリームに対し、他のデータストリームからの影響を、問題のデータストリームから他のデータストリームの信号レプリカを差し引く信号処理により取り除く。つまり、補償技術(V−BLAST、MSSE−VBLAST、Zero Forced V_BLAST)が用いられる。
MIMOシステムは、以下のようにシンプルに定義できる。任意の無線通信が与えられたとき、受信端に、複数のアンテナ素子が設けられる。送信側と受信側に2つのアンテナのみが設けられた場合の構成が図1に示されている。図1によれば、それぞれ1つのアンテナを有する2つの送信器が存在する。各送信器からは、異なるデータストリームが送信される。送信器TRX0は、データDを有する第1のデータストリームを受信し、それを送信する。各データD、Dは、空中を伝播し、2つの受信器REC0、REC1によって受信される。各受信器REC0、REC1は、それぞれ1つのアンテナを有している。受信器REC0の受信信号yは、信号D、Dの送信信号を含んでいる。また、受信器REC1の受信信号yは、信号D、Dの送信信号を含んでいる。
受信アレーにおいては、各受信信号の空間シグニチャを評価する。この情報に基づいて、信号処理技術が、信号を分離するために適用される。線形あるいは非線形の受信器は、性能と処理の複雑さのトレードオフの範囲を考慮して、使用される。
受信器における信号は、
Figure 2006325049
で表され、あるいは、ベクトル積の形では、
Figure 2006325049
で表され、hijは、j番目の送信器からi番目の受信器への転送係数である。DとDは、それぞれ第1と第2のデータストリームからのシンボルである。各送信シンボルDとDは、数ビットの情報を運ぶ。(BPSK 1ビット;QPSK 2ビット;16値QAM 4ビット)。
以下のように、従来、数種類の復調方法がある。
−Zero Forcingアルゴリズム(非特許文献1参照)
第1の従来の復調技術は、Zero−Forcing(ZF)アルゴリズムと呼ばれる。ZFにおいては、送信ベクトルの評価は、以下の式を用いて、受信器で得られる。
Figure 2006325049
ここで、「+」は、擬似逆行列を示す。擬似逆行列が存在するためには、送信アンテナの数は、受信アンテナの数以下でなくてはならない。
−MMSEアルゴリズム(非特許文献1参照)
観測値Yに基づくランダムベクトルDの評価問題に対する線形理論の他のアプローチは、以下で与えられる最小自乗誤差(MMSE)を最小化する行列Gを選ぶことである。
Figure 2006325049
解は、
Figure 2006325049
で与えられ、ここで、αは、ノイズ分散に等しい。(5)から、ZFアプローチは、αが0のときのMSSE解に対応することが明らかになる。
−ディシジョン・フィードバック復号(非特許文献1及び2参照)
前述のZero−Forcingアプローチは有効であるが、非線形技術を用いると、高い性能が得られる。送信ベクトルDのもっとも信頼性のあるエレメントが復号できて、Dの他のエレメントの復号を改善するために用いられれば、性能は向上する。これは、シンボルキャンセレイションと呼ばれる。更に、ZFあるいはMMSEが、ディシジョン・フィードバック復号処理の検出処理に使用される。言い換えれば、シンボルキャンセレイションは、受信信号ベクトルYからすでに受信された成分の干渉を差し引くことに基づいている。
−最尤復号法(非特許文献1参照)
逆行列の計算に基づかない唯一の復号方法は、最尤復号(MLD)アルゴリズムである。MLDは、受信信号をすべての可能な送信ベクトル(Hによって変形された)と比較し、最尤原理に基づいて、Dを評価する方法である。この原理は、以下の式で定式化できる。
非特許文献3では、本発明と同様の装置が本発明の発明者によって開示されている。この文献では、BPSKとQPSKのみに適用可能な技術が開示されている。
上記受信技術について、BER性能を比較するために、シミュレーションを行った。シミュレーションの結果が図2に示されている。図2において、ことなるアプローチのBERが、図1に示される、2対2のアンテナ構成についての受信アンテナ毎のEb/Noに対して、記載されている。更に、16値QAM変調方式が用いられ、データは、符号化しないで送信されている。図2より、MLDがもっともよい性能を示していることがわかる。しかし、MLDの実装においては、すべての可能な送信ベクトルに対する膨大な検索を必要とする。したがって、計算負荷が大きい。一方、MLDと比較して、ZFの性能はかなり悪い。本発明の性能は、図2において、「Turbo 3TI」及び「Turbo 4TI」として示されている。本発明の優れている点は、実施形態の章で記載する。
したがって、本発明の課題は、MIMO通信システムにおいて、MLDとほとんど同じBER性能を維持しながら、簡単な構成で、処理が速く、かつ、負荷が少ない受信装置を提供することである。
本発明の受信装置は、それぞれが少なくとも1つのアンテナを有する少なくとも2つの受信器を備えるM−ary−QAM MIMO通信システムの受信装置において、各受信器は、少なくとも1つのアンテナによって検出され、信号値に従い信号の振幅が変化するように変調された信号の事後確率を、設定値に基づいて計算する事後確率計算手段と、事後確率を他の受信器に送信する送信手段と、他の受信器から送られてきた事後確率を設定値に設定する設定手段と、自受信器と他の受信器の事後確率の組み合わせに基づいて信号値を決定する決定手段とを備え、少なくとも2つの受信器間の事後確率の転送は、経験的に決定された回数繰り返されることを特徴とする。
本発明によれば、MIMO通信システムにための簡単で、高速な受信装置が実現される。
また、図2を参照すると、本発明の受信装置は、MLDアプローチ(図2のMLD及びQR−MLD)を用いる受信装置に非常に近い(1dB以下)BER性能を示す。しかし、MLDに基づいた受信装置とは違って、本発明の受信装置の構成の複雑さは、かなり低い。本発明の受信装置の複雑さが小さいということは、相互作用的評価技術によって得られる。信号評価のために、受信信号をすべての可能な送信ベクトル(Hによって変形された)と比較するのではなくて、本発明では、各データストリームのデータは、別々に、個々に評価され、1つのデータストリームから導かれた情報は、非線形処理の後、他のデータストリームの事後確率を改善するために使用される。また、その逆も同様である。
このような改良は、1つのデータストリームから導かれた情報が、非線形処理の後、他のデータストリームの評価された事後確率を改善するために使用されるときに、ターボアルゴリズムとともに、非線形信号処理によって得られ、その逆も同様である。
本発明の受信装置の主な利点は、通常の場合と異なり、再帰的最尤評価、あるいは、ターボ受信装置とよぶ、ものを実装することである。この技術によれば、最尤復号(MLD)に非常に近いBER結果を与え、同時に、実装による計算の複雑さを低いレベルに抑えることができる。
本発明の受信装置は、相互作用的最大事後確率評価アルゴリズムに基づいている。本発明で提案するターボ受信装置においては、1つのデータストリームから導かれた情報を、非線形処理の後、他のデータストリームの評価された事後確率を改善するために用い、あるいはその逆を行う。
2つの送信と受信アンテナを有するMIMO通信の簡単な例における発明によれば、MIMO通信システムは、2つのアンテナから独立に2つ(第1と第2の)データストリームを送信する、直交変調を採用した(たとえば、BPSK、QPSK、QAM)2つの送信器と、h00である第1の送信アンテナから第1の受信アンテナへのパスと、h10である第1の送信アンテナから第2の受信アンテナへのパスと、h01である第2の送信アンテナから第1の受信アンテナへのパスと、h11である第2の送信アンテナから第2の受信アンテナへのパスからなる4つの複素伝播パスと、からなる(図1のように)。
好ましくは、MIMO通信システムに、2つの送信器と2つの受信器が存在する。各送信器は、たとえば、情報シンボルD、i=0、1を送信するために、16値QAM変調を用いる。QPSKあるはM−QAM送信の場合、各情報シンボルDは、数ビットからなり、たとえば、D={ii1、ii2、qi1、qi2}である。そして、QPSKコンステレーションに2ビットし、すなわち、Dの実数部に対応するビット、あるいは、i=Re(D)及び、Dの虚数部に対応するビット、あるいは、q=Im(D)であり、QAM−16には、4つのビット(ビットi、i、q、q)、QAM−64には、8ビットなどである。BPSK送信の場合には、虚数部は、送信されず、受信器で受信されず、1つのビットiだけが送信される。
図3及び図4は、本発明の受信装置の全体構成を示す図である。
16値QAMの場合、各情報シンボルD={ii1、ii2、qi1、qi2}、i=0、1の受信器は、受信器0(REC0)と受信器(REC1)に配置された2つの受信器部分からなる(図1及び3参照)。各受信器(REC0及びREC1)は、各送信情報シンボルD、i=0、1に対応するすべての4ビットを独立に受信する。各送信シンボルあるいはビットの評価は、両受信器(REC0及びREC1)において、独立に得られる。これらの独立した評価は、判定の信頼性を改善するため、シンボルDの場合に、図4に示されるように、組み合わせられる。同様の組み合わせをシンボルDにも行うとする。
図4においては、2つの受信器とこれらの間の接続が示されている。受信器0は、信号y(t)を受信し、各確率ΔlnP(i01/y(t))、ΔlnP(i02/y(t))、ΔlnP(q01/y(t))、ΔlnP(q02/y(t))を計算する。そして、これらの確率は、受信器1に送られる。受信器0は、受信器1から、確率ΔlnP(i01/y(t))、ΔlnP(i02/y(t))、ΔlnP(q01/y(t))、ΔlnP(q02/y(t))を受信し、確率ΔlnP(i01/y(t))、ΔlnP(i02/y(t))、ΔlnP(q01/y(t))、ΔlnP(q02/y(t))を更新する。この更新を3から4回繰り返した後、各確率は、判定部10−1に送られ、i01、i02、q01、q02に対する各データ値が決定される。同様の処理が受信器1においても実行される。受信器1は、信号y(t)、を受信し、ΔlnP(i11/y(t))、ΔlnP(i12/y(t))、ΔlnP(q11/y(t))、ΔlnP(q12/y(t))を計算し、これらの確率を、受信器0から受け取った確率ΔlnP(i11/y(t))、ΔlnP(i12/y(t))、ΔlnP(q11/y(t))、ΔlnP(q12/y(t))で更新する。i11、i12、q11、q12の各値は、判定部10−2によって決定される。確率の交換と更新の繰り返し回数は、経験的見積もりにしたがって、当業者により決定されるべきものである。
所定の繰り返しの後、受信器0の確率と受信器1の確率は、図4のように組み合わされ、判定部10−1に送られる。
以後、一般性を損なうことなく、議論を簡単化するため、TRXとREC端では、2つのアンテナのみを用い(図1)、両送信器で使用されるコンステレーションタイプは16値QAMであるとする。しかし、本説明のすべての議論、結果、は、任意の数のTRXとRECアンテナ及び、任意のタイプのコンステレーション、たとえば、M−ary−QAMに対しても正しいものである。
グレイマッピングの場合の16値QAMコンステレーションの点が図5に示されている。直交成分Q及びIは、それぞれ、レベル3d、d、−d、−3dにビット01、00、10、11を割り当てることによりグレイ符号化される。ここで、次のようなビット順を定義する:i、i、q、q
この定義によれば、直交成分Q及びIにおける信号は、テーブル1のように定義される。
4ビット16値QAMシンボルにおけるビットi、i、q、qは、統計的に独立で、等しい確率を持っているとする。ビットi、i、q、qの統計的独立性により、直交成分の信号(テーブル1参照)もやはり独立である。
図1に示されるMIMO通信システムにおいては、2つの送信器と2つの受信器が存在する。各送信器は、情報シンボルD、i=0、1の送信のため、16値QAM変調(コンステレーション)を使用する。したがって、各情報シンボルDは、2つの部分、実数部Re(D=i11、i12)及び虚数部分Im(D=q11、q12)からなっている。情報シンボルDは、図5に示されているコンステレーションから16個の可能な信号S (t)、j=0、・・・、15の1つによって送信することができる。jの特定の数値は、以下のテーブル1に示される送信シンボルD={ii1、ii2、qi1、qi2}によって運ばれる4つの情報データビット{ii1、ii2、qi1、qi2}に依存する。
Figure 2006325049
信号間S (t)には、関係S (t)--=−S 10(t)、S (t)=−S 11(t)などが成り立つことに注意されたい。
16値QAM送信を仮定すると、第1と第2の受信器(受信器0(REC0)と受信器1(REC1))の入力における信号y(t)とy(t)は、
Figure 2006325049
のように、第1と第2の送信器によって送信される信号の線形結合で表される。
ここで、送信信号に新しい記号S jj(t)を導入する。この記号では、インデックスiは、送信器番号(0あるいは1)であり、インデックスjは、送信器番号iにおける送信情報シンボルを規定する。したがって、テーブル1により、j=0、・・・、15である。
したがって、各受信器の入力において、第1の送信器と第2の送信器における送信情報シンボルD={ii1、ii2、qi1、qi2}のペアによって規定される256通りの可能な信号がある。テーブル2は、REC0の入力において、S(t)、i=0、・・・、255のすべての可能な信号を示している。同様の結果が、h00→h10、h01→h11の置き換えによって、REC1に対しても得られる。
Figure 2006325049
議論を簡単にするために、第1の受信器(REC0)のみについて考える。REC0に対して得られた、以下のすべての結果と式は、第2の受信器(REC1)にも直接に適用可能である。このために、それぞれ、h00、h10をh10、h11に置き換え、信号のインデックスを0から1に変えなくてはならない。
−受信器REC0におけるビットi01に対する計算
第1の受信器(REC0)の入力の加法的混合信号とノイズy(t)におけるテーブル2からのある信号S(t)の受信の事後確率は、ベイズの混合則(Yoshihiko Akaiwa, "Introduction to Digital Mobile Communication" A Wiley-Interscience, p.81, 1997, ISBN:0471175455参照)によって記述できる。
Figure 2006325049
テーブル2から、第1の受信器(REC0)において、ビットi=+1を受信する確率を
Figure 2006325049
と表現できると書くことができる。
式(7−9)において、×=±1で、P(S)は、信号S(t)を送受信する事前確率、P(S/y(t))は、入力される加法的混合信号y(t)において、信号S(t)を受信する確率である。受信あるいは送信信号S(t)の事前確率は第1と第2の送信器における送信シンボルD及びDの確率P(D)及びP(D)をそれぞれ用いて表される。
Figure 2006325049
ここで、Pのインデックスは、送信器番号0あるいは1を規定する。上記定義を用いると、(8)と(9)を
Figure 2006325049
のように書き換えることができる。
ここで、すべてのビットが独立であり、同じ確率を持っているとしているので、
Figure 2006325049
と書けることに注意されたい。
たとえば、
Figure 2006325049
である。
記号を簡単化するため、
Figure 2006325049
で定義される新しい変数Aを導入する。
したがって、新しい記号を使うと、
Figure 2006325049
新しい記号では、式(10)及び(11)は、(12)、(13)とともに、
Figure 2006325049
となる。
実際上は、事前確率P(i01=+1)=P(i01=−1)=0.5を仮定するのが理屈にかなっている。P(i、q)を省略し、ln(自然対数)をとることにより、
Figure 2006325049
最尤受信器においては、受信情報シンボルdReの符号は、事後確率あるいは、その対数を閾値と比較した結果によって決定される。したがって、i01について、
Figure 2006325049
あるいは、その対数で、
Figure 2006325049
ここで、y=S(t)+n(t)は、信号列と、スペクトル強度密度Nの白色ガウシアンノイズn(t)との加法的混合であり、シンボルは、閾値との比較を示している。(この判定処理は、事後確率の交換の最終段階で行われる。)したがって、式(14)及び(15)を用いたビットi01の判定ルールは、
Figure 2006325049
と表される。
新しい変数を
Figure 2006325049
と表す。
新しい変数を用いると、(14)及び(15)は、
Figure 2006325049
と表される。
(13)では、
Figure 2006325049
ここで、lnP(S)≡ln(P(S/y(t)))は、式(7)で定義される。
判定ルール(16)あるいは(17)を実装する場合には、P(i01=+1/y(t))及びP(i01=−1/y(t))の両方に同じ値は、互いに打ち消し合わせられる。したがって、
Figure 2006325049
のように書くことができ、ここで、上線は、積分を表し、Eは、信号Sのエネルギーである。y(t)とS は複素変数で、*は、複素共役演算を表す。
本発明の実施形態の全体の処理を要約すると、第1の受信器0は、信号を検出し、信号の値を決定し、事前確率を用いて式(16)を計算する。式(16)を計算するとき、式(18)−(20)が使われる。式(20)においては、ΔlnPのような項が存在する。最初は、ΔlnPは、0.5となりえる事前確率を用いて計算される。信号ビットi01、i02、q01、q02に対して、式(16)を計算した後、結果が受信器1に送られる。受信器1では、式(16)が、送られてきた結果を式(20)に代入することによって、信号ビットi01、i02、q01、q02に対して、計算される。式(20)においては、ΔlnPのような項が存在する。これらの項は、受信器0から送られてきた結果によって事後のものに更新される。受信器1における事後確率を使った式(16)の計算結果が受信器0に送り返される。受信器0では、式(16)が、受信器1から送られてきた計算結果を用いて、計算される。これらの計算と交換は、3回から4回繰り返される。そして、式(16)の計算の最終結果を用いて、信号判定が行われる。信号ビットi11、i12、q11、q12に対しては、上記処理は、受信器1から始まる。受信器1は、事前確率を用いて、i11、i12、q11、q12に対して、式(16)を計算し、それらを受信器0に送る。受信器0は、ビットi11、i12、q11、q12に対して、式(16)を計算し、それらを受信器1に送り返す。受信器1は、受信器0から送られてきた結果を用いて、信号ビットi11、i12、q11、q12に対して式(16)を計算する。これらの処理は、3回から4回繰り返され、最後に、式(16)の最終結果を用いて、受信器1において、信号判定が行われる。
他のビットi02、q01、q02に対する事後確率は、以下の式によって、同様に計算できる。
ビットi02
Figure 2006325049
ビットq01
Figure 2006325049
ビットq02
Figure 2006325049
図6〜図16は、式(18)と(19)にしたがって、入力信号y(t)を処理し、ΔlnP(i01/y(t))を計算する受信器REC0のブロック図である。
図6〜図16においてはLinは、線形、LNは、非線形の出力を表すことに注意されたい。
図3〜図16に示される受信器は、シンボルD及びDで送信されるビットに対するすべての事後確率を計算する。アルゴリズムを特定するために、以下のような代入を、正しい結果を得るためにしなければならない。
−REC0におけるビットi01、i02、q01、q02に対して共通
Figure 2006325049
事前apr_q3=ΔlnP(q01/y(t))はREC0から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_q4=ΔlnP(q02/y(t))はREC0から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_i3=ΔlnP(i01/y(t))はREC0から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_i4=ΔlnP(q02/y(t))はREC0から、すなわち、隣の受信器から得られる。
−受信器0のビットに固有

ビットi01
図9のLUT A、LUT B
S=−2S、図6
分岐Aについて、NL1=+S−A+ΔlnP(i02)、図13
分岐Bについて、NL1=−S−A+ΔlnP(i02)、図13

A=−(S+A)+ΔlnP(q01)、図15
B=−(S−A)+ΔlnP(q01)、図15
C=−(S+A)+ΔlnP(q01)、図15
D=+(S−A)+ΔlnP(q01)、図15

In1=−2S+ΔlnP(q01)、図16
In2=−2S+ΔlnP(q01)、図16

ビットq01
図10のLUT A、LUT B
S=−2S、図6
分岐Aについて、NL1=+S−A+ΔlnP(i02)、図13
分岐Bについて、NL1=−S−A+ΔlnP(i02)、図13

A=−(S+A)+ΔlnP(q01)、図15
B=+(S−A)+ΔlnP(q01)、図15
C=−(S+A)+ΔlnP(q01)、図15
D=+(S−A)+ΔlnP(q01)、図15

In1=−(S+A)+ΔlnP(i02)、図16
In2=+(S−A)+ΔlnP(i02)、図16

ビットi02
図11のLUT A、LUT B
S=−A、図6
分岐Aについて、NL1=−3S+ΔlnP(i01)、図13
分岐Bについて、NL1=−S+ΔlnP(i01)、図13

A=−(S+A)+ΔlnP(q02)、図15
B=+(S−A)+ΔlnP(q02)、図15
C=−(S+A)+ΔlnP(q02)、図15
D=+(S−A)+ΔlnP(q02)、図15

In1=−2S+ΔlnP(q01)、図16
In2=−2S+ΔlnP(q01)、図16

ビットq02
図12のLUT A、LUT B
S=−A、図6
分岐Aについて、NL1=−2S+ΔlnP(i01)、図13
分岐Bについて、NL1=−2S+ΔlnP(i01)、図13

A=−3S+ΔlnP(q01)、図15、分岐A
B=−3S+ΔlnP(q01)、図15、分岐A
C=−3S+ΔlnP(q01)、図15、分岐A
D=−3S+ΔlnP(q01)、図15、分岐A

A=−S+ΔlnP(q01)、図15、分岐B
B=−S+ΔlnP(q01)、図15、分岐B
C=−S+ΔlnP(q01)、図15、分岐B
D=−S+ΔlnP(q01)、図15、分岐B

In1=−(S+A)+ΔlnP(i02)、図16
In2=+(S−A)+ΔlnP(i02)、図16

図6〜図16を以下に説明する。
図6において、入力信号y(t)は、信号プロセッサ20に入力される。信号プロセッサ20の詳細については、図7に示されている。信号プロセッサ20は、信号S、Out A、Out Bを出力する。信号Out Aは、ルックアップテーブルLUT Aに入力され、所定の置換をされた後出力され、メインプロセッサAに入力される。信号Out BはルックアップテーブルLUT Bに入力され、所定の置換をされた後出力され、メインプロセッサBに入力される。信号Sは,直接、加算器17に入力される。ルックアップテーブルLUT A及びLUT Bの詳細は、図9〜図12に示されている。メインプロセッサA及びBの詳細は、図13に示されている。メインプロセッサAの詳細は、メインプロセッサBの詳細と同じである。
メインプロセッサAは、信号Lin A及びNL Aを出力する。メインプロセッサBは信号Lin B及びNL Bを出力する。信号Lin AとNL Bは、減算器16に入力される。減算器16は、信号Lin AとNL Bの差を出力し、これらは、加算器17に入力される。信号NL AとLin Bは、減算器15に入力される。減算器15は、信号NL AとLin Bの差を出力し、これらは、加算器17に入力される。減算器15と16からの信号と、信号Sは、加算器17で加算され、ΔlnP(i、q/y(t))として出力される。
図7においては、信号プロセッサ20の詳細が示されている。入力信号y(t)は乗算器22に入力され、kh 00と乗算される。乗算器22の出力の実数部は、信号S(t)として出力され、乗算器22の出力の虚数部は信号S(t)として出力される。入力信号y(t)は、また、乗算器21にも入力され、kh 01と乗算される。乗算器21の出力は、信号S(t)である実数部と、信号S(t)である虚数部に分割される。信号S(t)は、Q信号プロセッサ23のS(t)ポートに入力され、S(t)は、I信号プロセッサ24のS(t)ポートに入力される。I信号プロセッサ24の詳細と、Q信号プロセッサの詳細は、同じであり、図8に示されている。I信号プロセッサ24は、ポートAで信号A−apr_i4を、ポートaprで信号apr_i3を、ポートΔEで信号ΔEの実数部を受信し、これらの信号値を計算し、信号OBとOAを出力する。同様に、Q信号プロセッサ23は、ポートAで信号A−apr_q4を、ポートaprで信号apr_q3を、ポートΔEで信号ΔEの虚数部を受信し、これらの信号値を計算し、信号OBとOAを出力する。I信号プロセッサ24とQ信号プロセッサ23からの信号OBは、加算器25に入力され、加算後、信号Out Aとして出力される。I信号プロセッサ24とQ信号プロセッサ23からの信号OAは、加算器26に入力され、加算後、信号Out Bとして出力される。メモリ27は、定数AとΔEを格納する。
図8は、同じ構成であるI及びQ信号プロセッサの詳細を示す。信号S(t)、ΔE、A及びaprが入力される。加算器30は、S(t)とΔEを加算し、SPとして和を出力する。加算器31は、SP+Aを計算し、これを、関数計算器34に入力する。減算器32は、SP−Aを計算し、これを、関数計算器35に入力する。関数計算器34は、ln(cosh((SP+A)/2))をL4として計算する。関数計算器35は、ln(cosh((SP−A)/2))をL2として計算する。加算器36は、L2+L4を計算し、加算器40に入力する。乗算器33は、2とSPを乗算し、結果を減算器39に入力する。信号aprは、減算器39に入力され、減算器39は、2SP−aprを計算し、これを、加算器38に入力する。減算器37は、L2−L4を計算し、これを、加算器38に入力する。加算器38は、L2−L4+2SP−aprを計算し、これを、関数計算器51に入力する。関数計算器51は、2ln(cosh((L2−L4+2SP−apr)/2))をH2として計算し、これを、加算器40に入力する。加算器40は、L2+L4+H2を計算し、OBとして出力する。
減算器41は、S(t)からΔEを減算し、差をSMとして出力する。加算器43は、SM+Aを計算し、これを、関数計算器45に入力する。減算器44は、SM−Aを計算し、これを、関数計算器46に入力する。関数計算器45は、ln(cosh(SM+A)/2))をL1として計算する。関数計算器46は、ln(cosh(SM−A)/2))をL3として計算する。加算器47は、L1+L3を計算し、これを、加算器53に入力する。乗算器42は、SMに2を乗算し、結果を減算器50に入力する。信号aprは、減算器50に入力され、減算器50は、2SM−aprを計算し、加算器49に入力する。減算器48は、L3−L1を計算し、これを、加算器49に入力する。加算器49は、L3−L1+2SM−aprを計算し、これを関数計算器52に入力する。関数計算器52は、2ln(cosh(L3−L1+2SM−apr)/2))を、H1として計算し、これを、加算器53に入力する。加算器53は、L1+L3+H1を計算し、OAとして出力する。
図9〜図12は、ルックアップテーブルを示す。
図9においては、ビットi01のルックアップテーブルLUT A及びLUT Bが示されている。ルックアップテーブルLUT Aは、入力信号を置換しないで出力する。ルックアップテーブルLUT Bは,入力信号を置換して出力する。ルックアップテーブルLUT Bにより、信号IB[2]は、信号I[4]に変わり、信号IB[3]は、信号I[5]に変わり、信号IB[4]は、信号I[2]に変わり、信号IB[5]は、信号I[3]に変わる。他の信号は、置換なしで出力される。
図10においては、ビットq01のルックアップテーブルLUT A及びLUT Bが示されている。ルックアップテーブルLUT Aは、入力信号を置換しないで出力する。ルックアップテーブルLUT Bは,入力信号を置換しないで出力する。
図11においては、ビットi02のルックアップテーブルLUT A及びLUT Bが示されている。ルックアップテーブルLUT Aにより、信号IB[0]は、信号I[6]に変わり、信号IB[1]は、信号I[7]に変わり、信号IB[2]は、信号I[4]に変わり、信号IB[3]は、信号I[5]に変わる。他の信号は、置換なしで出力される。ルックアップテーブルLUT Bにより、信号IB[4]は、信号I[6]に変わり、信号IB[5]は、信号I[7]に変わり、信号IB[6]は、信号I[4]に変わり、信号IB[7]は、信号I[5]に変わる。他の信号は、置換なしで出力される。
図12においては、ビットq02のルックアップテーブルLUT A及びLUT Bが示されている。ルックアップテーブルLUT Aにより、信号IB[0]は、信号I[5]に変わり、信号IB[2]は、信号I[4]に変わり、信号IB[4]は、信号I[7]に変わり、信号IB[6]は、信号I[6]に変わる。他の信号は、置換なしで出力される。ルックアップテーブルLUT Bにより、信号IB[1]は、信号I[5]に変わり、信号IB[3]は、信号I[4]に変わり、信号IB[5]は、信号I[7]に変わり、信号IB[7]は、信号I[6]に変わる。他の信号は、置換なしで出力される。
図13は、メインプロセッサAとメインプロセッサBの両方に共通な、メインプロセッサの詳細を示す。入力信号I[0]、・・・、I[7]が、メインプロセッサに入力される。プロセッサ0に入力されるI[0]、・・・、I[7]は、処理され、信号Lin、Lev.3、Lev.4、及び、NLとして、出力される。信号Linは、加算器60に入力される。信号Lev.3は、プロセッサ1に入力される。信号Lev.4の信号0と信号1は、加算器62と加算器63にそれぞれ入力される。信号NLは、加算器64に入力される。プロセッサ0からのLev.3の4つの信号と定数A、B,C,Dは、プロセッサ1によって処理され、信号Lin、Lev.4、及び、NLとして出力される。信号Linは、加算器60に入力される。加算器60によって加算された信号は、加算器61に入力される。プロセッサ1からのLev.4の信号0と1は、それぞれ、加算器62と63に入力される。加算器62は、プロセッサ0からのLev.4の信号0とプロセッサ1からのLev.4の信号0を加算し、結果をプロセッサ2に出力する。加算器63は、プロセッサ0からのLev.4の信号1とプロセッサ1からのLev.4の信号1を加算し、結果をプロセッサ2に出力する。プロセッサ1からの信号NLは、加算器64に入力され、プロセッサ0からの信号NLと加算され、加算器65に出力される。プロセッサ2は、加算器62と63の出力と、定数In1とIn2を受け取り、信号LinとNLを出力する。プロセッサ2からの信号Linと加算器60の出力は、加算器61によって加算され、メインプロセッサの信号Linを出力する。加算器64の出力、プロセッサ2からの信号NL及び定数NL1は、加算器65により加算され、その結果が、関数計算器66に入力される。関数計算器66は、ln(cosh((66の入力)/2)を計算し、メインプロセッサのNLとして、出力する。
図14は、図13のプロセッサ0の詳細を示す。入力信号I[0]は、加算器70によって、I[1]と加算され、加算器71に出力される。I[1]は、減算器74によりI[0]から減算され、0.5が乗算された結果は、Lev.3の信号0として出力される。I[2]は、加算器76によって、I[3]と加算される。加算器76の出力は、加算器71と減算器77に入力される。0.25が乗算された
77の出力は、Lev.4の信号0として出力される。減算器71の出力は、加算器72に入力される。I[3]は、減算器79によって、I[2]から減算され、0.5が乗算された結果は、Lev.3の信号1として出力される。I[4]は加算器81によって、I[5]と加算され、加算器82に入力される。I[5]は、減算器85によってI[4]から減算され、0.5が乗算された結果は、Lev.3の信号2として出力される。I[6]は、加算器87によって、I[7]と加算され、結果が、加算器82と減算器88に入力される。0.25が乗算された減算器88の出力は、Lev.4の信号1として出力される。加算器82は、加算器81の出力を加算器87の出力と加算し、果を減算器83に入力する。減算器83は、減算器71の出力から加算器82の出力を減算し、0.125が乗算された、減算器83の出力が信号NLとして出力される。I[7]は、減算器90によって、I[6]から減算され、0.5を乗算された減算器90の出力は、Lev.3の信号3として出力される。
図15は、図13のプロセッサ1の詳細を示す。プロセッサ0からの、Lev.3の信号0〜3は、定数A〜Dとそれぞれ加算される。加算器91の出力は、関数ln(cosh(入力/2))を使って、関数計算器95−1によって処理される。同様に、加算器92の出力は、関数計算器95−2によって処理され、加算器93の出力は、関数計算器95−3によって処理され、加算器94の出力は、関数計算器95−4によって処理される。関数計算器95−1の出力と、関数計算器95−2の出力は、加算器96によって加算され、結果が加算器100に入力される。関数計算器95−2の出力は、関数計算器95−1の出力から減算され、結果が、Lev.4の信号0として出力される。関数計算器95−3の出力と、関数計算器95−4の出力は、加算器98によって加算され、結果が加算器101に入力される。関数計算器95−4の出力は、関数計算器95−3の出力から減算され、結果が、Lev.4の信号1として出力される。加算器96の出力と、加算器98の出力は、加算器100によって加算され、0.25が乗算された結果が、信号Linとして出力される。加算器98の出力は、減算器101によって、加算器96の出力から減算され、0.5が乗算された結果が信号NLとして出力される。
入力の信号0は、加算器102によって、信号In1と加算され、結果が関数計算器103に入力される。入力の信号1は、加算器104によって、信号In2と加算され、結果が関数計算器105に入力される。関数計算器103及び105は、関数ln(cosh(入力/2)を使って、入力を処理する。関数計算器103及び105の出力は、加算器106によって加算される。0.5が乗算された加算器106の出力が、信号Linとして出力される。関数計算器105の出力は、減算器107によって、関数計算器103の出力から減算され、信号NLが出力される。
−REC1におけるビットi01
本発明によれば、ビット判定は、図1と3に示されるように、REC0及びREC1の受信器の両方で独立に得られる。
Figure 2006325049
したがって、REC1の場合、図6〜図16に示されているブロック図を、入力信号y(t)から、ΔlnP(i01/y(t))を計算するために使用することができる。しかし、図6における以下の置き換えが必要である。
Figure 2006325049
事前apr_q3=ΔlnP(q11/y(t))はREC1から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_q4=ΔlnP(q12/y(t))はREC1から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_i3=ΔlnP(i11/y(t))はREC1から、すなわち、隣の受信器から得られる。
事前apr_i4=ΔlnP(q12/y(t))はREC1から、すなわち、隣の受信器から得られる。
−組み合わせ
最後に、両受信器で得られたビットの評価値、ΔlnP(D/y(t))とΔlnP(D/y(t))を、送信ビットi01、i02、q01、q02に対して判定が行われる、以下の閾値判定処理とともに、図4に示される、組み合わせスキームによって、組み合わせる。送信ビットに対する判定は、閾値判定処理によって行われる。
−シンボルDの処理
図1からわかるように、提案したMIMO 2by2通信方式は、送信シンボルD及びDについて対称である。したがって、シンボルDについて得られた議論と式のすべては、シンボルDについても正しい。唯一やらなければならない代入は、h00→h10及びh01→h11である。
−計算の煩雑さの解析
提案のアルゴリズムの計算の簡単さを示すために、図5に示されるように、両送信器が16値QAMコンステレーションを使用する場合について、計算の複雑さのレベルを見積もる。複雑さは、演算−複素/実数加算、減算、乗算について評価する。
MLD受信器は、Dを既知のチャネル行列で乗算し、それから、受信ベクトルからのユークリッド距離を計算する。したがって、MLD受信器の複雑さは、送信アンテナの数について指数関数的である。各ユークリッド距離計算には4つの複素乗算、2つの複素加算、2つの複素減算を必要とする。
1つの複素乗算は、4つの実数乗算と2つの実数加算と1つの実数減算に等しい。
Figure 2006325049
ここで、以下の複雑さ解析においては、実数加算と実数減算の複雑さは同じと仮定した。
Figure 2006325049
256個の複素乗算=1024個の実数乗算+512個の実数加算+256個の実数減算
16複素乗算=64個の実数乗算+22個の実数加算+16個の実数減算
テーブル3からわかるように、本発明のターボ反復法は、MLD受信器より少ない演算ですんでおり、同時に、同様なBER性能を示している(図2)。
2つの送信アンテナと2つの受信アンテナを持つMIMOシステムの一般の場合である。 異なる受信機技術に対するBERである。 16値QAMコンステレーションにおける提案のターボ受信器である。 受信器0と受信器1で得られた判定結果を組み合わせる組み合わせスキームである。 グレイマッピングにおける16値QAMに対するコンステレーション点である。 送信情報シンボルDに含まれる全ビットi、i、q、qに対する事後確率の差を計算する単一ビット受信器である。 受信器の入力信号y(t)から信号Out A[0・・・7]及びOut B[0・・・7]の組を計算する信号プロセッサである。 信号プロセッサ(図7)によって実装されるI及びQ信号プロセッサである。 ビットi01に対するルックアップテーブルである。 ビットq01に対するルックアップテーブルである。 ビットi02に対するルックアップテーブルである。 ビットq02に対するルックアップテーブルである。 単一ビット受信器(図6)に実装されるメインプロセッサである。 メインプロセッサ(図13)によって実装されるプロセッサ0である。 メインプロセッサ(図13)によって実装されるプロセッサ1である。 メインプロセッサ(図13)によって実装されるプロセッサ2である。
符号の説明
10−1、10−2 判定部
15、16、32、37、39、44、48、50、74、77、79、83、85、88、90、97、99、101、107、 減算器
17、25、26、30、31、36、38、40、41、43、47、49、53、60、61、62、63、64、65、70、71、72、76、81、82、87、91、92、93、94、96、98、100、102、104、106 加算器
20 信号プロセッサ
21、22、33、42 乗算器
23、24 I及びQ信号プロセッサ
27 メモリ
34、35、45、46、51、52、66、95−1〜95−4、103、105 関数計算器

Claims (5)

  1. それぞれが少なくとも1つのアンテナを有する少なくとも2つの受信器を備えるM−ary−QAM MIMO通信システムの受信装置において、各受信器は、
    少なくとも1つのアンテナによって検出され、信号値に従い信号の振幅が変化するように変調された信号の事後確率を、設定値に基づいて計算する事後確率計算手段と、
    事後確率を他の受信器に送信する送信手段と、
    他の受信器から送られてきた事後確率を設定値に設定する設定手段と、
    自受信器と他の受信器の事後確率の組み合わせに基づいて信号値を決定する決定手段とを備え、
    少なくとも2つの受信器間の事後確率の転送は、経験的に決定された回数繰り返されることを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信器によって受信される信号は、16値QAMの方法によって変調されていることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記事後確率は、P(i=+1/y(t))を、受信信号がy(t)のときにビットiが+1のときのである確率、P(i=−1/y(t))を、受信信号がy(t)のときにビットiが−1である確率としたときに、
    Figure 2006325049
    または、
    Figure 2006325049
    で与えられることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記事後確率計算手段は、第1の値を第2の値に非線形に変換する非線形手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. それぞれが少なくとも1つのアンテナを有する少なくとも2つの受信器を備えるM−ary−QAM MIMO通信システムの受信装置の受信方法において、各受信器の受信方法は、
    少なくとも1つのアンテナによって検出され、信号値に従い信号の振幅が変化するように変調された信号の事後確率を、設定値に基づいて計算し、
    事後確率を他の受信器に送信し、
    他の受信器から送られてきた事後確率を設定値に設定し、
    自受信器と他の受信器の事後確率の組み合わせに基づいて信号値を決定し、
    少なくとも2つの受信器間の事後確率の転送は、経験的に決定された回数繰り返されることを特徴とする受信方法。
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