JP2006322407A - 排熱利用システム及び排熱利用システムのための自動車 - Google Patents

排熱利用システム及び排熱利用システムのための自動車 Download PDF

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文昭 服部
Shuichi Murakami
秀一 村上
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典久 松本
Takehisa Tanaka
健久 田中
Takayoshi Kubo
貴義 久保
Masahiro Nagai
正博 永井
Hiroaki Murase
裕明 村瀬
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Abstract

【課題】 1次利用装置の作動のためのエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムにおいて、エネルギーの利用効率を向上させると同時に、冷間始動時における自動車の燃費やエミッションを向上させることを可能とする。
【解決手段】 1次利用装置の作動のための電力源1において発生したエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムにおいて、2次利用装置の作動に利用されずにさらに余剰した排熱を、自動車7の構成要素の暖機に利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は1次利用装置の作動のためのエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムに関する。
従来、エンジンやタービン等を動力源として発電して、その電力を1次利用装置の作動のためのエネルギーとして利用し、前記エンジンやタービンにおいて発生したエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この排熱利用システムとしては、例えば、エンジンやタービン等を動力源として発電して、マンション等の集合住宅 に電力を供給すると同時にその際の排熱を温水に変換して蓄熱し、マンション等の集合住宅における給湯や冷暖房に利用するコジェネレーションシステムを挙げることができる。
しかし、上記したようなコジェネレーションシステムにおいても、季節や時間帯によって2次利用装置における熱の需要は変動するので、2次利用装置において利用しきれなかった余剰排熱については廃棄しているのが現状であった。その結果、特に夏季や夜間においては余剰排熱が増加し、システム全体としてのエネルギー利用効率を低下させていた。このことは、現在深刻化している都市部のヒートアイランド現象や、地球規模でのCOによる温暖化の原因となるおそれがあった。
一方、自動車用エンジンにおいては冷間始動時の運転性能の向上が大きな課題となっている。特に、冷間始動時はエンジンにおける燃焼が不安定となり燃焼効率の悪化、排気エミッションの悪化が顕著になる場合があった。また、冷間始動時にはエンジン本体が低温のため摺動部の機構摩擦の増大やオイル粘度の上昇を招き、燃費の悪化を助長する場合があった。
これに関連して、太陽電池発電と風力発電などの直流電力発生手段や自動車用バッテリから電力を電気機器に供給していずれかの手段で必要な電力を確保し、かつ、直流電力発生手段や外部電力供給手段から自動車用バッテリに電力を供給して必要時に自動車用バッテリで蓄えられた電力を電気機器に供給する技術などが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このような技術においても、季節や時間によってはエネルギーの利用効率を最適化することが困難な場合があった。
特公平7−88805号公報。 特許第3239106号公報 特開2004−257285号公報 特開2004−186081号公報 特開2003−222430号公報 特開平8−246873号公報
本発明の目的とするところは、1次利用装置の作動のためのエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムにおいて、エネルギーの利用効率を向上させる
と同時に、冷間始動時における自動車の燃費やエミッションを向上させることを可能とする技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、1次利用装置の作動のための電力源または熱源において発生したエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用手段と、
前記排熱のうち、前記2次利用装置の作動に利用されなかった余剰の排熱を、自動車の構成要素の暖機に利用する余剰排熱利用手段を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る排熱利用システムにおいては、1次利用装置の作動のための電力源または熱源において発生したエネルギーのうち、前記1次利用装置の作動に利用されないエネルギーとしての排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムにおいて、2次利用装置の作動に利用されずにさらに余剰した排熱を、自動車の構成要素の暖機に利用するようにした。こうすれば、排熱の利用効率をさらに向上させることができ、排熱利用システム全体として廃棄するエネルギー量を減少させることができる。
また、同時に前記余剰排熱を自動車の構成要素の暖機に利用するので、冷間始動時における自動車の燃費やエミッションを向上させることができ、上記の効果との相乗効果によりより効果的に省エネルギー化と環境悪化の抑制とを図ることができる。
また、本発明においては、前記排熱利用手段は、居住用または業務用建築物の電力源における発電過程で生じた熱を、前記建築物に供給するコジェネレーションシステムであるようにしてもよい。
すなわち、電力源により生成された電力を1次利用装置としての前記建築物に供給するとともに、前記電力源における発電時に発生した熱をさらに2次利用として前記建築物に供給するコジェネレーションシステムにおいて、前記建築物において2次利用されなかった余剰の排熱を用いて、自動車の構成要素の暖機を行うようにしてもよい。そうすれば、システム全体におけるエネルギーの利用効率を季節、時間を問わず向上させることができる。また、前記建築物近傍に駐車している自動車に対して効率的に暖機を行うことができる。
ここで、前記自動車の構成要素としては、前記自動車のエンジンの他、前記自動車のタイヤ、車室を例示することができる。前記余剰排熱を利用して、前記自動車のエンジンを暖機した場合には、冷間始動時における前記エンジンの燃費とエミッションを向上させることができる。また、前記自動車のタイヤを暖機した場合には、始動直後におけるタイヤの路面に対する接地を向上させることができるので、燃費を向上させることができる。また、前記自動車の車室を暖機した場合には、始動直後の車内の急速な温度上昇が不要となり、低燃費での暖房が可能になる。
また、本発明においては、前記余剰排熱利用手段は、
前記余剰の排熱を、前記自動車の冷却水に供給する熱交換器と、
前記熱交換器内を通過するとともに、前記自動車における冷却水路に接続されることにより前記自動車の冷却水を前記熱交換器まで輸送可能とする輸送管路と、
前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を移動させるポンプと、
前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを、脱着可能に接続する接続手段と、
を有するようにしてもよい。
すなわち、前記接続手段によって前記輸送管路と、前記自動車における冷却水路とを接続し、前記ポンプによって前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を循環させた上で、前記
余剰の排熱を前記熱交換器において前記自動車の冷却水に供給する。また、ここにおける接続手段は、前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを脱着可能に接続する。こうすれば、前記自動車のエンジンの暖機のための準備作業を簡略化することができ、また、冷却水が前記輸送管路や前記自動車における冷却水路から外部に漏れることを抑制できるので、より確実に前記自動車のエンジンを暖機することができる。
また、本発明においては、前記自動車の使用開始時刻を設定可能な使用時刻設定手段と、
前記自動車の構成要素の暖機における目標温度、前記余剰の排熱の量、前記自動車の構成要素の暖機前の温度及び外気温の少なくとも一つより、前記自動車の構成要素の暖機を完了させるために必要な暖機完了時間を導出する暖機完了時間導出手段と、
をさらに備え、
設定された前記自動車の使用開始時刻から前記暖機完了時間を差し引いた時刻において前記暖機を開始するようにしてもよい。
すなわち、前記使用時刻設定手段によって前記自動車の使用開始時刻を設定すると、前記暖機完了時間導出手段が、前記暖機における目標温度、前記余剰排熱の量、前記自動車の構成要素の暖機前の温度及び外気温の少なくとも一つより、前記自動車の構成要素の暖機を完了させるのに必要な暖機完了時間を導出する。そして、設定された前記自動車の使用開始時刻から前記暖機完了時間を差し引いた時刻において、前記暖機を開始させる。
そうすれば、前記余剰排熱の量、前記自動車の構成要素の暖機前の温度及び外気温に左右されずに、前記自動車の使用開始時刻に合わせて前記自動車の構成要素の暖機を完了させることができる。
また、この場合、前記自動車の構成要素の温度が前記目標温度に達した時刻と、前記使用開始時刻との差に基いて、前記暖機完了時間の値を学習補正するようにしてもよい。そうすれば、例えば熱交換器の熱交換効率やポンプの性能などのバラツキや経時変化による、個々のシステムにおける暖機性能のバラツキや経時変化を吸収することができ、前記自動車の使用開始時刻に合わせて前記自動車の構成要素の暖機を、さらに確実に完了させることができる。
また、本発明に係る排熱利用システムのための自動車は、前記余剰排熱利用手段の少なくとも一部を車内に有するようにしてもよい。そうすれば、前記余剰排熱利用手段の構成を前記自動車の車内と車外とに最適に振り分けることができ、前記余剰排熱利用手段自体の設計自由度を増やすことができる。
そして、例えば前記余剰排熱利用手段が、
前記余剰の排熱を、前記自動車の冷却水に供給する熱交換器と、
前記熱交換器内を通過するとともに、前記自動車における冷却水路に接続されることにより前記自動車の冷却水を前記熱交換器まで輸送可能とする輸送管路と、
前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を移動させるポンプと、
前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを、脱着可能に接続する接続手段と、
を有する場合には、ポンプを車内に有するようにしてもよい。
そうすれば、もともと自動車内における冷却水の循環のために備えられたポンプを、前記余剰排熱利用手段の一部として利用することができ、システム全体のコストダウンを図ることができる。なお、その構成においては、前記自動車の駐車中における前記ポンプの作動用の電力は、前記電力源によって車外から供給するようにしてもよい。そうすれば、自動車自体の電源がOFFされた駐車中であっても良好に前記ポンプを作動させることが
できる。
また、本発明における排熱利用システムのための自動車は、1次利用装置の作動のための電力源または熱源において発生したエネルギーの排熱を自動車の構成要素の暖機に利用する排熱利用手段を備える排熱利用システムのための自動車であって、
前記排熱利用手段の少なくとも一部を車内に有するようにしてもよい。
そうすれば、自動車の構成要素を2次利用構成要素とした排熱利用システムにおいて、前記排熱利用手段の構成を前記自動車の車内と車外とに最適に振り分けることができ、前記排熱利用手段自体の設計自由度を増やすことができる。
その際、前記排熱利用手段は、
前記排熱を、前記自動車の冷却水に供給する熱交換器と、
前記熱交換器内を通過するとともに、前記自動車における冷却水路に接続されることにより前記自動車の冷却水を前記熱交換器まで輸送可能とする輸送管路と、
前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を移動させるポンプと、
前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを、脱着可能に接続する接続手段と、
を有するようにしてもよい。
そうすれば、もともと自動車内の冷却水の車内における循環のために備えられた部品の一部を、前記排熱利用手段の一部として利用することができる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明にあっては、1次利用装置の作動のためのエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用システムにおいて、エネルギーの利用効率を向上させると同時に、冷間始動時における自動車の燃費やエミッションを向上させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
以下、図面に基いて本発明の実施例について説明する。図1に示すように、本実施例における排熱利用システムは、発電機1によって発電された電力及び、発電の際に発生した熱の両方を利用するコジェネレーションシステムである。本実施例に係るコジェネレーションシステムは、住宅2を発電機1による電力及び熱の供給対象としている。ここで、発電機1はガスを燃料とするガスエンジンを駆動源としている。そして、発電機1におけるガスエンジンを冷却するための冷却水の熱は、排熱回収用熱交換器3を介して、住宅2の屋上に設けられた貯湯槽2a内の湯に供給される。
このように、本実施例に係るコジェネレーションシステムにおいては、発電機1によって発電された電力が住宅2に供給されるとともに、発電機1における発電の際に発生した熱は、排熱回収用交換器3によって回収され、回収された排熱によって温められた温水は、住宅2における給湯用、空調用に用いられる。これによって、本来捨てられるべき排熱を回収して有効利用することにより高い経済性と省エネルギー効果を有している。ここで説明したコジェネレーションシステム自体は、本実施例における排熱利用手段の一例である。
ここで、季節や時間帯によって、住宅2における熱の需要は変動する。そのため、排熱回収用熱交換器3によって回収された熱が住宅2における2次利用(給湯、冷暖房など)によっても使い切れない場合がある。その場合、余剰となった余剰排熱をそのまま廃棄すると、システム全体としてのエネルギー利用効率が低下してしまう。また、そのことにより、都市部のヒートアイランド現象や、COによる温暖化の問題を招来するおそれもある。
一方、自動車用のエンジンにおいては、冷間始動時における燃費の向上が大きな課題となっている。また、冷間始動時にはエンジンにおける燃焼が不安定となるために、燃焼効率が悪化し、HC、COなどの排出量が増加してしまう場合がある。
そこで、本実施例では、住宅用コジェネレーションシステムにおいて、電力源の排熱を2次利用することとし、排熱の2次利用の際にさらに余剰となった余剰排熱を利用して、駐車中の自動車の暖機を行うことにした。すなわち、住宅2における熱の需要が満たされている場合には、発電機1におけるエンジン冷却水は排熱回収用熱交換器3ではなく余剰排熱回収用熱交換器4に送られる。
この場合、余剰排熱回収用熱交換器4を介して、余剰排熱は駐車場6に駐車中の自動車7の冷却水に供給され、冷却水自体の温度上昇に用いられる。また、本実施例においては、余剰排熱は、余剰排熱回収用熱交換器4を介して駐車場6におけるタイヤ暖機プレート8に送られ、自動車7のタイヤ7aの暖機にも使用される。
次に、図2を用いて、余剰排熱による自動車7の暖機に関連する部分について詳細に説明する。本実施例においては、発電機1の冷却水の水路である発電機冷却水路1aが余剰排熱回収用熱交換器4に接続されている。また、余剰排熱回収用熱交換器4には、発電機1の冷却水から回収した余剰排熱によって自動車7の冷却水を暖機するための機関暖機用冷却水路20及び、自動車7のタイヤ7aを暖機するためのタイヤ暖機用温水路30が接続されている。
ここで、機関暖機用冷却水路20は、後述する車両使用開始時刻の設定などの操作を行うための駐車場ステーション10、余剰排熱回収用熱交換器4と駐車場ステーション10との間で自動車7の冷却水を送受するリジッドパイプ12、自動車7内の図示しない車内冷却水路と機関暖機用冷却水路20とをワンタッチで連結するためのカプラー11、カプラー11と駐車場ステーション10との間で自動車7の冷却水を送受するフレキシブルチューブ13、機関暖機用冷却水路20及び自動車7内の車内冷却水路によって閉じた水路中を冷却水を循環させるための機関暖機用ポンプ5とを有している。
一方、タイヤ暖機用温水路30は、余剰排熱回収用熱交換器4とタイヤ暖機プレート8とに接続される閉じた温水路であり、温水にその中を循環させるためのタイヤ暖機用ポンプ9を備えている。
なお、本実施例における輸送管路は、リジッドパイプ12及びフレキシブルチューブ13を含んで構成される。また、接続手段はカプラー11を含んで構成される。
ここで、本システムのユーザは駐車場6に自動車7を駐車した時点で、カプラー11によって自動車7と駐車場ステーション10とを接続するものとする。このカプラー11は、自動車側カプラー11aと、システム側カプラー11bとからなり、自動車側カプラー11aは自動車7に配備されている。ユーザがシステム側カプラー11bを自動車側カプラー11aに挿入することでその2つはロックされ、自動車7内の車内冷却水路と、機関
暖機用冷却水路20とが接続され、閉路を形成する。また、ユーザは、前述のように駐車場ステーション10において、次回に自動車7の運転を開始する時間である車両使用開始時刻を入力しておくものとする。本システムにおいては、この入力データを基に、後述するエンジン暖機制御ルーチンを実行し、自動車7のエンジンの暖機を行う。なお、駐車場ステーション10にはCPU、ROM及びRAMを含んだコントロールユニット10aが備えられている。このコントロールユニット10aによって、車両使用開始時刻や後述する種々のマップ、後述するエンジン暖機制御ルーチンのプログラムなどが記憶されるとともに、エンジン暖機制御ルーチンによる制御が行われる。なお、本実施例における使用時刻設定手段は駐車場ステーション10を含んで構成される。また、上記の車両使用開始時刻は本実施例における使用開始時刻に相当する。
ここで、前述のように住宅2における熱の需要が満たされている場合には、発電機1におけるガスエンジンの冷却水は、余剰排熱回収用熱交換器4に送られる。なお、住宅2における熱の需要が満たされているかどうかについては、発電機1におけるガスエンジンの冷却水温度が予め求められた閾値より高いかどうかによって判断してもよいし、住宅2における給湯量、冷暖房の利用量を検出して判断してもよい。
余剰排熱回収用熱交換器4において、発電機1におけるガスエンジンの冷却水と、駐車場6に駐車中の自動車7の冷却水及びタイヤ暖機プレート8に供給される温水との間で熱交換が行われる。そして、自動車7のエンジンの暖機を行う際には、機関暖機用ポンプ5の作動により、自動車7の冷却水が、自動車7内の車内冷却水路及び機関暖機用冷却水路20で形成される閉路を循環する。また、タイヤ7aの暖機を行う際には、タイヤ暖機用ポンプ9の作動により、タイヤ暖機用温水路30中を温水が循環し、タイヤ暖機プレート8の温度を上昇させる。
以上、説明したように本実施例による排熱利用システムによれば、コジェネレーションシステムにおいて2次利用されるべき排熱がさらに余剰した場合に、余剰排熱を有効に利用することができ、省エネルギー化を図ることができる。また、余剰した排熱を自動車7のエンジン及びタイヤ7aの暖機に用いるので、冷間始動時における燃費の向上及びエミッションの向上、さらにはタイヤ7aの接地を改善することによる燃費向上をも図ることができ、それらの相乗効果によって省エネ及び環境汚染抑制効果を期待することができる。
次に、本実施例において自動車7のエンジンの暖機を行う際の制御について説明する。図3は本実施例におけるエンジン暖機制御ルーチンである。本ルーチンは、コントロールユニット10aのROMに記憶されたプログラムであり、ユーザによって駐車場ステーション10において車両使用開始時刻が入力されて以降、暖機が完了するまでの間に所定期間毎に実行されるルーチンである。なお、本実施例においては、ユーザによって駐車場ステーション10において車両使用開始時刻が入力された時点でタイマがONし、現時刻tのカウントが開始するものとする。
本ルーチンが実行されるとまずS101において、条件設定フラグがONとなっているかどうかが判定される。ここで、条件設定フラグとは本ルーチンにおける暖機のための条件(補正後の暖機完了時間T1)が既に設定されていることを示すフラグである。ここで条件設定フラグがONしていないと判定された場合には、暖機開始のための条件を設定すべくS102に進む。一方、条件設定フラグがONしていると判定された場合には、暖機開始のための条件は既に設定されていると判断できるのでS107に進む。
S102においては、余剰排熱回収用熱交換器4に備えられた図示しない温度センサにより発電機1の冷却水温度Twが、またカプラー11に設けられた図示しない冷却水温度
センサにより自動車10の冷却水温度Teが検出される。ここでは、発電機1の冷却水温度Twが高い程暖機に必要な時間が短くなり、自動車10の冷却水温度Teが高い程暖機に必要な時間が短くなるので、暖機を車両使用開始時刻に完了させるために、これらの情報を取得する。S102の処理が終わるとS103に進む。
S103においては、S102において検出された発電機1の冷却水温度Tw、自動車7の冷却水温度Teとから、自動車10のエンジンを充分に暖機するのに必要な時間である暖機完了時間Tを導出する。具体的には、発電機1の冷却水温度及び自動車7の冷却水温度と、暖機完了時間の間の関係を実験的に求めて格納したマップから、S102において検出された発電機1の冷却水温度Tw、自動車7の冷却水温度Teに対応する暖機完了時間Tの値を読み出すことによって導出する。S103の処理が終わるとS104に進む。
S104においては、駐車場ステーション10に備えられた図示しない外気温センサによって外気温Taが検出される。これは、やはり外気温が高いほど、暖機完了時間が短くなるので、暖機を車両使用開始時刻において完了させるために、この情報が必要となることから行われる処理である。S104の処理が終わるとS105に進む。
S105においては、S104において検出された外気温Taによって暖機完了時間Tを補正する。具体的には外気温と、暖機完了時間を補正するための補正係数との関係を格納したマップから、S103において検出された外気温Taに対応する補正係数Kaを読み出し、読み出されたKaを用いて以下のように暖機完了時間Tを補正する。
T1=Ka×T (1)
S105の処理が終了するとS106に進む。
S106においては、補正後の暖機完了時間T1が設定されたという意味で、条件設定フラグをONする。S106の処理が終了するとS107に進む。
S107においては、現時刻をt、ユーザによって設定された車両使用開始時刻をtsとした場合に、現時刻tがt≧tsという条件を満たすかどうかが判定される。すなわち、現時刻が車両使用開始時刻ts以降かどうかが判定される。S107において肯定判定された場合には、自動車7のエンジンの暖機が完了したと判断されるのでS110に進む。一方、S107において否定判定された場合には、暖機は未だ完了していないと判断されるのでS108に進む。
S108においては、現時刻をt、ユーザによって設定された車両使用開始時刻をtsとした場合に、現時刻tがts−T1≧tという条件を満たすかどうかが判定される。すなわち、現時刻が、車両使用開始時刻tsより補正後の暖機完了時間T1だけ遡った時刻以前かどうかが判定される。S108において肯定判定された場合には、まだ暖機を開始する必要はないと判断されるのでS111に進む。一方否定判定された場合には、暖機を開始し、あるいは継続する必要があると判断されるのでS109に進む。
S109においては、機関暖機用ポンプ5をONし、自動車7の冷却水に機関暖機用冷却水路20と自動車7内の車内冷却水路によって形成される閉路中を循環させ、余剰排熱回収用熱交換器4によって発電機1の冷却水から自動車7の冷却水への余剰排熱の供給を開始または継続する。これにより、自動車7の冷却水の温度上昇が開始あるいは継続し、自動車7のエンジンの暖機が行われる。S109の処理が終了すると本ルーチンを一旦終了する。
また、S107において肯定判定された場合には、S110に進みタイマがOFFされるとともに、条件設定フラグがOFFされる。すなわち、車両使用開始時刻tsとなった
ために、タイマによるカウントが終了し、自動車7のエンジンの暖機を完了するからである。
S108において肯定判定された場合と、S110の処理が終了した場合には、S111に進む。S111においては、機関暖機用ポンプ5をOFFする。S111の処理が終了すると本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように、本実施例においては、発電機1の冷却水温度Tw、自動車7の冷却水温度Te、外気温Taから暖機に必要な時間である補正後の暖機完了時間T1を導出し、ユーザが設定した車両使用開始時刻tsに対してT1だけ遡った時刻から暖機を開始している。
こうすれば、ユーザが設定した車両使用開始時刻tsにおいて自動車7のエンジンの暖機を完了させることができ、ユーザが車両の使用を開始する時点で、より確実に燃費の向上及びエミッションの向上を図ることができる。
また、本実施例においては、発電機1の冷却水温度Tw、自動車7の冷却水温度Te、外気温Taから暖機に必要な時間である補正後の暖機完了時間T1を導出しているため、外部環境に係らず、補正後の暖機完了時間T1をより正確に求めることができる。
なお、本実施例において、余剰排熱利用手段は、上記のエンジン暖機制御ルーチンを実施するコントロールユニット10aの他、機関暖機用冷却水路20を含んで構成される。また、暖機完了時間T1を導出するS102〜S105の処理を実施するコントロールユニット10aは、本実施例における暖機完了時間導出手段を構成する。
次にエンジン暖機制御ルーチンの別の態様について説明する。本態様と図3で説明したエンジン暖機制御ルーチンとの相違点は、本態様においては、暖機完了時間を常に学習補正する点である。
図4は、本実施例におけるエンジン暖機制御ルーチン2である。本ルーチンにおけるS101からS104まで及び、S106の処理は図3において説明したエンジン暖機制御ルーチンと同等であるので説明を省略する。本ルーチンと、図3において説明したエンジン暖機制御ルーチンとの相違点の一つは、S105の処理の代わりにS201の処理が実行される点である。S201においては、S105と同じくS103において導出された暖機完了時間Tを、S104で検出された外気温Taによって補正するが、さらに、その暖機完了時間Tを常に最適な値とするために、後述する学習値Ktによってさらに補正することとしている。具体的には外気温と、暖機完了時間を補正するための補正係数との関係を格納したマップから、S103において検出された外気温Taに対応する補正係数Kaを読み出し、読み出されたKaと、本処理が実行される時点における学習値Ktとを用いて以下のように暖機完了時間Tを補正する。
T2=Ka×Kt×T(=Kt×T1) (2)
また、本ルーチンにおいては、S107において肯定判定された場合、すなわち現時刻tが車両使用設定時刻ts以降であると判定された場合には、S202に進む。S202においては、その時点での自動車7の冷却水温度Tw1と暖機の目標冷却水温度であるTwtとが比較される。S202において、その時点での自動車7の冷却水温度Tw1が目標冷却水温度Twtより低い場合には、まだ暖機が完了していないと判断されるのでS109に進み、暖機を継続する。
一方、S202において、その時点での自動車7の冷却水温度Tw1が目標冷却水温Twt
以上であると判定された場合には、暖機は完了していると判断されるのでS203に進む。
S203においては、機関暖機ポンプ5がOFFされる。S203の処理が終了するとS204に進む。
S204においては学習値の修正を行う。すなわち、現在の学習値Ktを用いた場合の実際の暖機完了時刻が、車両使用開始時刻tsに対して遅れている場合には、学習値を修正することにより、より精度よく、車両使用開始時刻tsに暖機が完了するようにする。具体的には、実際に暖機を開始してから完了するのにかかった時間T3を次式によって求める。
T3=t−ts+T2 (3)そして、次式のように、今回の暖機に関してS201で得られた暖機完了時間T2との比をもって新たな学習値とする。
Kt=T3/T2 (4)
S204の処理において、学習値の修正が終了したら、S110に進み、タイマをOFFするとともに条件設定フラグをOFFする。その後本ルーチンを終了する。また、S108において肯定判定された場合、すなわち、現時刻がまだ暖機を開始すべき時刻になっていないと判定された場合には、S205に進み、機関暖機ポンプ5をOFFした後本ルーチンを終了する。
以上、説明したように、エンジン暖機制御ルーチン2においては、実際に自動車7の冷却水温度が暖機の目標冷却水温度に達した時刻と、車両使用開始時刻との差に基いて学習値Ktの値を修正し、暖機完了時間を常に最適な値とすることとしている。従って、常に車両使用開始時刻において正確に暖機を完了させることができ、ユーザが自動車7の使用を開始した際に暖機が完了していないという事態を抑制でき、燃費やエミッションが悪化することを抑制することができる。
なお、上記のエンジン暖機制御ルーチン2においては、時刻tが車両使用開始時刻tsとなった時点で自動車7の冷却水温度と目標冷却水温度とを比較することにより、学習値Ktを修正することとしたが、図5のエンジン暖機制御ルーチン3に示すように、暖機が完了したかどうか自体を、自動車7の冷却水温度が目標冷却水温度に達したかどうかで判定するようにしてもよい。
この場合は、図5におけるS301で自動車7の冷却水温度Tw1と暖機の目標冷却水温度Twtとが比較される。S301において、その時点での自動車7の冷却水温度Tw1が目標冷却水温度Twtより低い場合には、まだ暖機が完了していないと判断されるのでS109に進み、暖機を継続する。一方、S301において、その時点での自動車7の冷却水温度Tw1が目標冷却水温度Twt以上であると判定された場合には、暖機は完了していると判断されるのでS203に進む。
S109あるいはS203以降の処理は、図4において説明したエンジン暖機制御ルーチン2と同様であるので説明は省略する。
以上のような処理によれば、学習値Ktが最適値でないために、実際の暖機完了時刻が車両使用開始時刻に対して遅くなる場合のみならず、早くなる場合についても学習値Ktを修正して、暖機が車両使用開始時刻において正確に完了するようにできる。
そうすれば、ユーザが車両の使用を開始した際に、暖機が完了していないことを抑制で
きるとともに、早く暖機が完了し過ぎて、ユーザが車両の使用を開始した際に再びエンジンの温度が低下しているという事態を抑制することができる。
なお、上記の実施例においては、1次利用装置の電力源としての発電機1において発生したエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用するコジェネレーションシステムを例として説明したが、1次利用装置の熱源の排熱を2次利用装置の作動に利用するシステムに対して本発明を適用してもよい。また発電機1の動力源として、ガスエンジン以外のエンジンやタービンを用いても構わないことはもちろんである。
また、上記の実施例においては、余剰排熱を自動車7のエンジン及びタイヤ7aの暖機に利用する例について説明したが、本発明を自動車7の車室の暖機(空調)に適用してもよい。
また、上記の実施例においては、暖機完了時間は、発電機1の冷却水温度、自動車1の冷却水温度及び外気温の全ての情報を用いて導出することとしたが、これらのうちの少なくとも1つの情報を用いて導出するだけでも構わない。
さらに、上記の実施例においては、機関暖機用ポンプ5を車外に備える例について説明したが、自動車7内に従来備えられているポンプを機関暖機用ポンプ5として使用してもよい。そうすると既存の部品を用いてシステムを構築できるのでシステム全体のコストダウンを図ることができる。但しこの場合のポンプの駆動用の電源はカプラー11を介して外部から供給するとよい。
上記した、自動車7内に従来備えられているポンプを機関暖機用ポンプ5として使用することは、すなわち、余剰排熱利用手段の一部を自動車の内部に配置させることに対応している。そして、この考え方自体は、1次利用手段の作動に利用されるエネルギーの排熱を直接自動車の暖機に利用する排熱利用システムに対して適用してもかまわない。この場合は、図2に示したような本実施例における余剰排熱利用手段の構成をそのまま排熱利用手段の構成として用いてもかまわない。
本発明の実施例に係るコジェネレーションシステムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例に係るコジェネレーションシステムの自動車の暖機に関わる部分の詳細を示す図である。 本発明の実施例に係るエンジン暖機制御ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るエンジン暖機制御ルーチン2を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るエンジン暖機制御ルーチン3を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・発電機
2・・・住宅
2a・・・貯湯槽
3・・・排熱回収用熱交換器
4・・・余剰排熱回収用熱交換器
5・・・機関暖機用ポンプ
6・・・駐車場
7・・・自動車
7a・・・タイヤ
8・・・タイヤ暖機プレート
9・・・タイヤ暖機用ポンプ
10・・・駐車場ステーション
10a・・・コントロールユニット
11・・・カプラー
12・・・リジッドパイプ
13・・・フレキシブルチューブ
20・・・機関暖機用冷却水路
30・・・タイヤ暖機用温水路

Claims (11)

  1. 1次利用装置の作動のための電力源または熱源において発生したエネルギーの排熱を2次利用装置の作動に利用する排熱利用手段と、
    前記排熱のうち、前記2次利用装置の作動に利用されなかった余剰の排熱を、自動車の構成要素の暖機に利用する余剰排熱利用手段を備えることを特徴とする排熱利用システム。
  2. 前記排熱利用手段は、居住用または業務用建築物の電力源における発電過程で生じた熱を、前記建築物に供給するコジェネレーションシステムであることを特徴とする請求項1に記載の排熱利用システム。
  3. 前記自動車の構成要素は、前記自動車のエンジンであることを特徴とする請求項1または2に記載の排熱利用システム。
  4. 前記自動車の構成要素は、前記自動車のタイヤであることを特徴とする請求項1または2に記載の排熱利用システム。
  5. 前記自動車の構成要素は、前記自動車の車室であることを特徴とする請求項1または2に記載の排熱利用システム。
  6. 前記余剰排熱利用手段は、
    前記余剰の排熱を、前記自動車の冷却水に供給する熱交換器と、
    前記熱交換器内を通過するとともに、前記自動車における冷却水路に接続されることにより前記自動車の冷却水を前記熱交換器まで輸送可能とする輸送管路と、
    前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を移動させるポンプと、
    前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを、脱着可能に接続する接続手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排熱利用システム。
  7. 前記自動車の使用開始時刻を設定可能な使用時刻設定手段と、
    前記自動車の構成要素の暖機における目標温度、前記余剰の排熱の量、前記自動車の構成要素の暖機前の温度及び外気温の少なくとも一つより、前記自動車の構成要素の暖機を完了させるために必要な暖機完了時間を導出する暖機完了時間導出手段と、
    をさらに備え、
    設定された前記自動車の使用開始時刻から前記暖機完了時間を差し引いた時刻において前記暖機を開始することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の排熱利用システム。
  8. 前記自動車の構成要素の温度が前記目標温度に達した時刻と、前記使用開始時刻との差に基いて、前記暖機完了時間の値を学習補正することを特徴とする請求項7に記載の排熱利用システム。
  9. 前記余剰排熱利用手段の少なくとも一部を車内に有することを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の排熱利用システムのための自動車。
  10. 1次利用装置の作動のための電力源または熱源において発生したエネルギーの排熱を自動車の構成要素の暖機に利用する排熱利用手段を備える排熱利用システムのための自動車であって、
    前記排熱利用手段の少なくとも一部を車内に有することを特徴とする排熱利用システムのための自動車。
  11. 前記排熱利用手段は、
    前記排熱を、前記自動車の冷却水に供給する熱交換器と、
    前記熱交換器内を通過するとともに、前記自動車における冷却水路に接続されることにより前記自動車の冷却水を前記熱交換器まで輸送可能とする輸送管路と、
    前記自動車の冷却水に前記輸送管路内を移動させるポンプと、
    前記輸送管路と前記自動車における冷却水路とを、脱着可能に接続する接続手段と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の排熱利用システムのための自動車。
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