JP2006320978A - 移動ロボットの補助装置および移動ロボットの補助方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リフタを用いた移動ロボットの補助状態への移行および解除をスムーズに行うことができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 リフタ110を用いて人型ロボット101を吊り下げて補助する際に、中空構造を有するホイストロープ121を用意し、その中空内部にバッテリー充電用の電源線や人型ロボット101の各種動作試験や調整等を行うための信号線等の電気配線を収納する。また、ホイストロープ121の先端に、人型ロボット101を吊り下げる為の接続と、上述した電気配線の接続とを同時に行うことができる接続機構を配置する。この接続機構を人型ロボット101に接続することで、人型ロボット101の吊り下げ作業と電気配線の接続作業とを同時に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 リフタ110を用いて人型ロボット101を吊り下げて補助する際に、中空構造を有するホイストロープ121を用意し、その中空内部にバッテリー充電用の電源線や人型ロボット101の各種動作試験や調整等を行うための信号線等の電気配線を収納する。また、ホイストロープ121の先端に、人型ロボット101を吊り下げる為の接続と、上述した電気配線の接続とを同時に行うことができる接続機構を配置する。この接続機構を人型ロボット101に接続することで、人型ロボット101の吊り下げ作業と電気配線の接続作業とを同時に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、非稼働時やメンテナンス時において、移動ロボットを支えて補助する技術に関する。
2足で歩行し、人間と同様の身体的な機能を発揮する人型ロボット(2足歩行型ロボット)が開発されている。人型ロボットは、非稼働時における直立状態での安定性は良くない。このため、作業に従事する稼働時以外は、不慮の転倒などを避けるために、リフタと呼ばれる補助装置を利用することで、直立状態を保つようにしている。
図7は、従来技術における人型ロボットの非稼働時の保持状態を示す側面図である。図7には、人型ロボット601が、補助装置であるリフタ603にホイストロープ604によって吊り下げられ、床面602上に直立した状態が示されている。
図7には、電源線605を介して、人型ロボット601への充電を行うための外部電源606、人型ロボット601に対して、非常停止信号線607を介して非常停止信号を出力する非常停止ボタン608、人型ロボット601に制御信号線609を介して各種の制御信号を送る制御端末610が示されている。
図8は、図7に示す技術における人型ロボット601とホイストロープ604との接続構造を示す斜視図である。図8(A)は、非接続状態を示し、図8(B)は接続状態を示す。この接続構造においては、ホイストロープ604の先端部604aにリング状掛合部材703を取り付け、それを人型ロボット601の肩部分の台座701に固定された取り付けリング702に掛合させることで接続が行われる(図8(B))。
図7に示すような人型ロボットを補助する機構は、人型ロボット601に搭載されたバッテリーの充電、各種の動作試験や調整、さらには保守作業時にも利用される。
なお人型ロボットに関するものではないが、移動ロボットの転倒を防止する機構に関する従来技術として、例えば特許文献1に記載されたものがある。
しかしながら、図7に示すように人型ロボットの補助状態は、(1)配線が絡まり易く、それが作業の邪魔になり作業効率が低下する、(2)作業中に配線を引っかける等の事故が発生し易い、(3)この配線の引っかけ事故に関連してロボットの破損や接続コネクタの破損を招きやすい、(4)配線の接続あるいは取り外し作業が煩雑であり、また配線の接続あるいは取り外し忘れ等の事故が発生し易い、といった問題があった。
また、図8に示すような接続構造は、接続の作業が煩雑であり、またある程度の力も必要とし、面倒であった。これも、移動ロボットをリフタに補助させた状態へのスムーズな移行を妨げる要因となっていた。
本発明は、このような問題を解決し、リフタによって移動ロボットを補助させた状態において、配線類を整理することができ、また、リフタを用いた移動ロボットの補助状態への移行、あるいはリフタを用いた移動ロボットの補助状態からの解除(リフタが外され、移動ロボットの稼働状態への移行)をスムーズに行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の移動ロボットの補助装置は、移動ロボットへの着脱が自在な接続機構を備えた吊り下げ部材と、前記移動ロボットに外部から接続される電気配線とを備え、前記接続機構は、前記移動ロボットを前記吊り下げ部材によって支えるための機械的な接続と、前記移動ロボットと前記電気配線との間の電気的な接続とを行うことを特徴とする。
本発明によれば、リフタに代表される補助装置に移動ロボットを補助させる際に、接続機構を移動ロボットに接続することで、移動ロボットを物理的に吊り下げて支えるための接続と電源等の電気配線の接続とを同時に行うことができる。この構成によれば、移動ロボットに給電用の電源線等の各種の配線を接続し、その状態における移動ロボットの転倒を防止する技術において、移動ロボットを補助した状態に移行するための接続作業が簡単になり、また各種の配線を整理することができる。そして、配線等が乱雑になったり絡んだりすることによって誘発される事故等の問題を解決することができる。
特に上記の発明において、接続機構は、移動ロボットに対して移動ロボットを吊り下げて保持するための掛合構造または螺子止め構造と、電気的な接続を行うためのコネクタ構造とを備えている構成とすることは好ましい。
この態様によれば、接続機構を移動ロボットに接続した際に、掛合構造または螺子止め構造によって移動ロボットを保持するための機械的な接続が行われ、同時にコネクタの機能により各種電気配線の接続を行うことができる。すなわち、1つの作業によって、移動ロボットを支えるための機械的な接続と、移動ロボットに給電を行う等の目的のための電気配線の接続とを同時に実行することができる。
本発明において、移動ロボットというのは、移動機構を備えたロボットのことをいう。移動ロボットとしては、脚部による移動を行う形態のものが適当であり、特に2足歩行型の人型ロボットが適当である。もちろん、四足歩行や車輪等で移動する形態の移動ロボットに本発明を適用することも可能である。
支えられる移動ロボットの姿勢としては、直立姿勢、着座姿勢、屈んだ姿勢等を挙げることができるが、特に本発明は、直立姿勢の人型ロボットを転倒しないように補助する場合に有効である。
吊り下げる状態としては(1)完全に移動ロボットを吊り下げた状態、(2)定常状態においては吊り下げ部材に負荷が加わらず、移動ロボットが姿勢を崩した際に負荷が加わる状態、(3)2つの間の中間状態、の3状態を挙げることができる。なお、(3)の中間状態に幅があることはいうまでもない。
吊り下げ部材とは、移動ロボットを吊り下げる機能を有する部材のことをいう。代表的な吊り下げ部材としては、後に具体的に説明するような、内部に電気配線を収納できる中空構造のケーブルの形態を挙げることができる。また、吊り下げ部材として、単なるロープやワイヤの例を挙げることもできる。この場合は、吊り下げ部材に電気配線を巻き付ける、あるいは吊り下げ部材と電気配線とを結束バンドや結束部材によって束ねることが好ましい。
本発明において、電気配線として、移動ロボットに給電するための電源線と、前記移動ロボットを制御する制御信号を伝送する制御信号線とを採用することができる。この態様によれば、吊り下げ部材の接続機構を移動ロボットに接続した際に、移動ロボットへの給電のための電源線の接続と、移動ロボットの各種の動作を制御するための制御信号線の接続とを同時に行うことができる。また、電源線と制御信号線の引き回しを整理することができ、配線を引っかけてしまう等の事故を防止することができる。
制御信号線には、移動ロボットの動作を制御するための信号を伝達する配線や暴走動作時や異常動作時に各機構部の機械的動力を瞬時に落とす(サーボオフを行う)緊急停止信号を送る配線等が含まれる。制御信号線としては、通常の配線材の他に、LANケーブルや光ファイバケーブルを利用することができる。なお電気配線の本数は特に限定されない。
また電気配線として、移動ロボットが撮像している画像のモニタ出力を伝送する配線、移動ロボットをジョイステック等により操縦するための制御信号を伝送する配線、移動ロボット各部の温度を計測した温度計測信号を伝送する配線、電圧を計測した電圧計測信号を伝送する配線、あるいは内部コンピュータから出力される各種の信号等を伝送する配線等を採用することもできる。
特に上述した構成において、吊り下げ部材は中空ケーブルであり、この中空ケーブルの内部に電気配線が納められた構成を採用することは好ましい。この態様によれば、移動ロボットを吊り下げるための部材と電気配線とを一体化することができ、配線の引き回しが煩雑になるといった問題を一挙に解決することができる。
本発明の移動ロボットの補助装置は、特に2足歩行型の人型ロボットへの利用に適している。一般的に非稼働時における人型ロボットの直立姿勢の安定性は良くない。例えば、地震が発生したような場合、人型ロボットが稼働していれば、その2足歩行機能を用いて、容易にバランスをとることができ、さらに最悪転倒したとしても転倒状態を制御でき、また自分で起き上がることができる。
しかしながら、非稼働時であると、姿勢制御機能は働かないので、単に直立させただけの状態においては、少しの揺れで転倒し易い。しかも、非稼働時においては、各関節等が柔軟にサーボ制御されている状態ではないので、その転倒の仕方は激しいものとなる。
本発明の移動ロボットの補助装置を人型ロボットの補助に利用した場合、吊り下げ部材によって人型ロボットが吊り下げられた状態で補助されるので、人型ロボットの転倒を効果的に防止することができ、上述したような人型ロボットにおいて特に顕著になる問題の発生を効果的に防止することができる。
本発明の移動ロボットの補助装置が床面等を移動可能な機構(例えば車輪)を備えていることは好ましい。この態様によれば、例えば人型ロボットが補助装置に補助され、外部電源から電力が供給されている状態において、人型ロボットの歩行試験や脚部の動作試験を行うことができる。また、人型ロボットが補助装置に補助された状態において、人型ロボットを歩行させ、補助装置ごと移動させることができる。
本発明は、移動ロボットの補助方法として把握することもできる。すなわち、本発明の移動ロボットの補助方法は、移動ロボットへの着脱が自在な接続機構を備えた吊り下げ部材によって移動ロボットを吊り下げて補助する方法であって、前記接続機構を前記移動ロボットに接続することで、前記移動ロボットを前記吊り下げ部材によって支えるための機械的な接続と、前記移動ロボットに対する電気配線の接続とが行われることを特徴とする。この発明によれば、上述した移動ロボットの補助装置と同様の優位性を得ることができる。
上記移動ロボットの補助方法において、接続機構は、移動ロボットを吊り下げて保持するための掛合構造または螺子止め構造と、電気的な接続を行うためのコネクタ構造とを備えることは好ましい。また、上記移動ロボットの補助方法において、接続機構を移動ロボットに接続することで、機械的な接続と電気的な接続とが同時に実行されることは好ましい。
また、上記移動ロボットの補助方法において、電気配線には、移動ロボットに給電するための電源線と、移動ロボットを制御する制御信号を伝送する制御信号線とが含まれていることは好ましい。また、上記移動ロボットの補助方法において、吊り下げ部材は中空ケーブルであり、この中空ケーブルの内部に電気配線が納められていることは好ましい。
本発明によれば、リフタ等の補助装置によって移動ロボットを補助させ、転倒を防止した状態において、配線類を整理することができ、作業効率の低下や事故の発生を防止することができる。また、補助装置による移動ロボットの吊り下げ(またはその解除)と、移動ロボットへの電源線や各種制御信号線の接続(またはその解除)とを一つの動作で行うことができるので、補助装置を用いた移動ロボットの補助状態への移行、あるいは補助状態からの解除をスムーズに行うことができる。
1.第1の実施形態
(実施形態の概略の構成)
図1は、本発明を利用した移動ロボットの補助装置に人型ロボットを保持させた状態を示す側面図である。図1には、床面131に直立した状態の移動ロボット101が、移動ロボットの補助装置であるリフタ110に、吊り下げ部材であるホイストロープ121によって吊り下げられ補助された状態が示されている。
(実施形態の概略の構成)
図1は、本発明を利用した移動ロボットの補助装置に人型ロボットを保持させた状態を示す側面図である。図1には、床面131に直立した状態の移動ロボット101が、移動ロボットの補助装置であるリフタ110に、吊り下げ部材であるホイストロープ121によって吊り下げられ補助された状態が示されている。
図1に示す移動ロボット101は、上胴体部102、下胴体部103、頭部104、左腕105a、および左脚106aを備えている。なお、図1には記載されていないが、人型ロボット101は、右腕および右脚を備えている。
上部胴体102は、人間でいうと胸郭に相当し、内部には主に制御系の機器が格納されている。また、上部胴体102の上部には頭部104が配置され、左右には左右の両腕が配置されている。頭部104には、カメラが装備されており、視覚情報を取得できる。下部胴体103と上部胴体102とは可動軸により連結され、上部胴体102を下部胴体103に対して(またはその逆の関係において)ヨー軸回転(左右に捻る回転)およびピッチ軸回転(前後に体を傾ける回転)が行えるようになっている。下部胴体103には、動力源となるバッテリーが格納され、その下部には、左右の両足が連結されている。
人型ロボット101は、頭部104に備えたカメラにより取得した画像情報その他の情報に基づき、人間と同様な2足歩行が可能であり、また手足を用いた各種の作業を行うことができる。
ホイストロープ121は、引っ張り強度に優れた材料によって構成された中空ケーブルであり、ある程度の柔軟性を有している。またその中空内部には、配線群122を収納している。ホイストロープ121は、人型ロボット101を吊り下げ支持する機能、人型ロボット101に電力を供給する電力線としての機能、人型ロボット101の動作を緊急停止させる信号を伝送する機能、人型ロボット101の起動や各種の制御を行う制御信号を伝送する機能を兼ね備えている。
リフタ110は、土台シャーシ111、マスト112、およびブーム113を備えている。土台シャーシ111は、マスト112の基部を基点として、人型ロボット101の方向にV字型に延長した2本のブーム構造を有し、安定性が確保されている。またこのV字型を構成する2本のブームのそれぞれには、車輪であるキャスター115が配置され、土台シャーシ111の機動性が確保されている。そして、土台シャーシ111におけるV字型の頂部にブーム112が接続され、そこでブーム112が支持される構造となっている。ブーム112は、土台シャーシ111のV字型の頂部から上方に延在し、可動軸114を介して略への字状に前方(人型ロボット101を中心に考えた場合の前方)斜め上方向に突き出したブーム113を支えている。可動軸114は、マスト112に対するブーム113の角度(傾き加減)を適宜設定し、そしてその角度を固定する機能を有している。
これらリフタ110の構成要素を構成する材料には、軽量金属(例えばアルミニューム)や強化プラスチックが選択され、人型ロボット101の重さに十分に耐えるように配慮されている。
ブーム113の先端部113aには、ホイストロープ121が固定され、ホイストロープ121の先端(下端)は人型ロボット101に接続されている。人型ロボット101を吊り下げる際に、ホイストロープ121に加わる荷重(張力)(言い換えるとホイストロープ121の張り具合)は、マスト113の傾き具合やホイストロープ121の長さを調整することで自由に選択することができる。例えば、人型ロボット101を完全に吊った状態、人型ロボット101が直立した状態ではほとんど荷重が加わらない状態、あるいはホイストロープ121に多少の荷重が加わった状態を自由に選択することができる。
図1には、可動軸114を軸中心としてブーム113を動かす駆動機構は記載されていないが、シリンダ駆動機構等のブーム113の駆動機構を配置してもよい。この場合、この駆動機構により可動軸114を軸中心とした回動をブーム113に行わせ、ホイストロープ121に加わる荷重を調整することができる。
またリフタ110のマスト112には、非常停止スイッチ123と制御端末124が配置されている。非常停止スイッチ123は、例えば人型ロボット101の調整時や起動時において、動作の暴走が発生したり転倒したりした場合に、各機構部の機械的動力(例えば関節に配置されたサーボモータ)を瞬時にOFFにするためのスイッチである。
制御端末124は、人型ロボット101の起動、各部の動作試験、調整、その他メンテナンスを行う際に操作する端末である。外部電源125は、人型ロボット101の電力を供給する電源である。外部電源125は、人型ロボット101に内蔵されたバッテリーへの充電を行う場合、さらにはバッテリーを利用しない稼働を行わせる場合の電力供給源として利用される。
図2は、ホイストロープ121の構造の一例を示す斜視図である。図2には、ブーム113の先端部113aにホイストロープ121が固定された状態が示されている。図2に示されているように、ホイストロープ121は、中空状の外皮121b内に配線群122を納めた構造を有している。配線群122は、電源線122a、非常停止信号線122bおよび制御信号線122cにより構成されている。
この構造において、外皮121bは、人型ロボット101を吊り下げ保持する機械的な強度を有し、また配線群122を保護する機能を有している。ここで、電源線122aは、外部電源125(図1参照)からの電力を伝える配線であり、非常停止信号線122bは、非常停止スイッチ123を操作した際の出力信号を伝送する配線であり、制御信号線122cは、制御端末124からの信号を伝える配線である。
(接続構造の詳細)
以下、ホイストロープ121の人型ロボット101への着脱自在な接続構造の一例を説明する。図3は、ホイストロープ121を接続することで、補助装置に補助された人型ロボットの状態を示す正面図(A)と斜視図(B)である。図4は、図3に示す状態において、一方のホイストロープを取り外した状態を示す正面図(A)と斜視図(B)である。なお、図3および図4には、図1には記載されていない右腕105bが記載されている。
以下、ホイストロープ121の人型ロボット101への着脱自在な接続構造の一例を説明する。図3は、ホイストロープ121を接続することで、補助装置に補助された人型ロボットの状態を示す正面図(A)と斜視図(B)である。図4は、図3に示す状態において、一方のホイストロープを取り外した状態を示す正面図(A)と斜視図(B)である。なお、図3および図4には、図1には記載されていない右腕105bが記載されている。
ホイストロープ121は、人型ロボット101の上胴体部102の上部左右の人間でいうと両肩の部分に接続される。すなわち、左肩102aおよび右肩102bの上面には、ホイストロープ121の接続部107が形成されている。この接続部107には、孔が形成されており、その内部(上部胴体102の外殻内)には、ホイストロープ121の先端部121a(図4参照)を差し込み固定するための、接続受け部108が配置されている。
後述する仕組みにより、ホイストロープ121の先端121aを接続受け部108に差し込み、そして捻ると、ホイストロープ121の先端121aと接続受け部108とが掛合し、接続受け部108から先端121aを引き抜くことができなくなる。こうして、ホイストロープ121を人型ロボット101の上部胴体102に接続(あるいは連結)することができる。
図5は、ホイストロープ121の人型ロボット101への接続機構の一例を示す斜視図(A)、断面図(B)および(C)である。ここで図5(A)および(B)は、非接続状態を示し、図5(C)は接続状態を示す。また、図5(A)のI−I’の線で切った断面の構造が図5(B)に示され、図5(A)のII―II’の線で切った断面の構造が図5(C)に示されている。
図5に示すように、ホイストロープ121の先端121aは、円筒構造体400、リング形状のフランジ部(鍔部)400a、円筒構造体400の先端部の一対の凸部(爪部)400cを備えている。
一対の凸部400cは、軸方向から見て直交する方向にはみ出すように形成されている。また円筒構造体400の先端内部には、ホイストロープ側の差し込みコネクタ405が配置されている。この差し込みコネクタ405は、後述する受け側のコネクタ406に接続され、電気的な接触状態を確保する。この例においては、差し込みコネクタ405がプラグ、受け側コネクタ406がレセプタルとなる。もちろん、逆の関係であってもよい。
なお、非常停止信号線122bや制御信号線122cに光ファイバが含まれている場合には、差し込みコネクタ405および受け側コネクタ406に光ファイバ用のコネクタ構造を含めればよい。
また図5に示すように、ホイストロープ121の外皮121bの端部が円筒構造体400の根本部分の外側を覆い、さらに両者は圧着や接着により互いに強固に固定されている。これにより、人型ロボット101をホイストロープ121によって吊り下げ支えた場合の強度が確保されている。
一方、接続受け部108は、円筒構造体404が上胴体部102内部の内殻構造体403にナット410によって固定された構造を有している。円筒構造体404は、内部に受け側コネクタ406を保持したコネクタ保持部407、このコネクタ保持部407に一端において接触し、コネクタ保持部407を付勢するコイルバネ408、受け側コネクタ406から引き出された配線群413、これらを収納する内部空間409を備えている。
円筒構造体404の一端は開放され開口402を備え、この開口402からコネクタ406を見ることができる。また、円筒構造体404の他端は、コイルバネ408の他端が接触し、円筒構造体404の他端の蓋をすると共に、配線群413の引き出し口を備えた蓋部411を備えている。また、円筒構造体404には、凸部400cの掛合相手手段として、円筒構造体404の内径が部分的に狭められた階段状の段差部412が形成されている。
円筒構造体404は、金属材料によって構成され、また内殻構造体403は、上胴体部102内の骨格構造体を構成する部材である。この構造においては、接続受け部108が人型ロボット101の重量を十分に支えることができる強度が確保されている。
配線群413は、配線群122に対応する人型ロボット101内における配線であり、電源線、非常停止信号線および制御信号線から構成されている。ここで、電源線は、人型ロボット101内部に配置されたバッテリーあるいは電力制御装置に接続され、非常停止信号線は、人型ロボット101内部に配置された非常停止機能を制御する制御装置に接続され、制御信号線は、人型ロボット101の動作を制御する制御装置に接続される。
(接続作業の例)
以下、稼働状態にある人型ロボット101を、図1に示すような状態にする作業手順、および人型ロボット101にホイストロープ121を接続する機構について説明する。
以下、稼働状態にある人型ロボット101を、図1に示すような状態にする作業手順、および人型ロボット101にホイストロープ121を接続する機構について説明する。
まず主電源がONにされ稼働状態にある人型ロボット101を直立させる。そしてリフタ110を移動させて、リフタ110の下に人型ロボット101が位置する状態とする。
この際、直立した人型ロボット101にホイストロープ121の先端部121aが僅かに届かない程度となるように、ブーム113の角度を調整しておく。
次に、図5に示す凸部400cが開口402の溝部(広径部)に合うように位置合わせを行い、さらにホイストロープ121の先端部121aを開口402に押し込み、コイルバネ408を圧縮してゆく。またこの際、リフタ110のマスト112およびブーム113からなる構造が僅かに撓み、ホイストロープ121に張力が加わる。
そして、先端部121aを接続受け部108の奧まで差し込んでゆき、フランジ400aが円筒構造体404の端部に接触したら、先端部121aを90度回転させ、手を離す。すると、コネクタ保持部407はコイルバネ408の反発力によって図面上方向に少し押し戻されるが、凸部400cが段差部412に引っ掛かる。こうして、ホイストロープ121の先端部121aを人型ロボット101側の接続部108に掛合させ、引き抜けない状態を得ることができる。
この状態においては、ホイストロープ121は人型ロボット101を少し引っ張り上げた状態で人型ロボット101に接続される。このため、ホイストロープ121によって人型ロボット101の直立状態を効果的に補助することができる。
また、コイルバネ408の反発力によってコネクタ保持部407が先端部121aの方向に押されるので、ガタツキのない接続状態を得ることができる。また、差し込みコネクタ405と受け側コネクタ406との接続状態を確実に維持することができる。
この接続構造によれば、ホイストロープ121による吊り下げ作業と、電源線122a、非常停止信号線122bおよび制御信号線122c(図2参照)の接続作業とをワンタッチで行うことができる。そのため、従来の技術に比較して作業を簡略化することができる。
このようにして、2つのホイストロープ121を人型ロボット101の両肩部分にワンタッチで接続し、ホイストロープ121によって人型ロボット101を吊り下げ、人型ロボット101の転倒を防止した状態を得ることができる。この例においては、人型ロボット101を完全に吊り上げるのではなく、ホイストロープ121に人型ロボット101の重量をある程度負担させることで、人型ロボット101の直立姿勢を補助した状態としている。なお、ホイストロープ121への荷重の加わり方は、ブーム113のマスト112に対する傾き具合を調整することで任意に調整可能である。
以上の作業により、図1に示す状態を得たら、制御端末124あるいは人型ロボット101に設けられた起動ON/OFFスイッチを操作して、人型ロボット101を稼働状態から非稼働状態にする。
図1に示す状態においては、外部電源125を用いた下部胴体103内に格納させたバッテリーへの充電、あるいは人型ロボット101の各種動作試験や調整を行うことができる。
図1に示す状態において、非稼働状態から稼働状態に移行するには、まず人型ロボット101を起動し、起動が完了した時点で、ホイストロープ121を人型ロボット101から外せばよい。ホイストロープ121の人型ロボット101からの取り外しは、上述した接続作業と逆の操作を行えばよい、すなわち、先端部121aを90度捻り、掛合状態を解除し、先端部121aを人型ロボット101から引き抜けばよい。この作業もワンタッチで行うことができる。こうして、人型ロボット101へのホイストロープ121の着脱が極めて容易である構成が提供される。
人型ロボット101を起動させる際には、各種の初期設定確認が行われる。この際、手足を動かしての処理が行われる場合もあるが、本発明を利用した場合には、動かした手足が配線に絡んだりすることがなく、配線が引きちぎられたり、引き抜けてしまったりする事故の発生が防止される。
以上説明したように本実施態様に示す構成によれば、転倒を防止するために人型ロボットを吊って補助する技術において、(1)配線が絡まることがないので、作業効率が低下することがない、(2)このため作業中に配線を引っかける等の事故の発生を防止できる、(3)さらに配線の引っかけ事故を防止できるので、この事故に伴うロボットの破損や接続コネクタの破損を防止することができる、(4)配線の接続あるいは取り外し作業が簡単であり、また1回の接続作業(あるいは取り外し作業)で作業が終了するので、配線の接続あるいは取り外し忘れ等の事故が発生し難い、といった優位性を得ることができる。
また、図1に示す状態において、人型ロボット101を歩行させることもできる。この場合、人型ロボット101の歩行に従って、リフタ110がキャスター115の機能によって動く。この機能は、人型ロボット101が転倒しないようにリフタによって補助された状態を維持しつつ、人型ロボット101を動作させることができるので、上述した起動処理時の試験歩行やメンテナンス時の試験歩行等を行う場合に有用となる。
2.第1の実施形態の変形
図6は、他の掛合手段を示す斜視図である。この例においては、ホイストロープ121の先端部に凸部601が配置され、それがロボット側に配置された相手部材602に掛合する。この場合も、ホイストロープ121の先端部を相手部材602の形状に合わせた状態で、相手部材602の開口部に差し込み、90度回転させることで掛合が行われる。この形態においても、ワンタッチでホイストロープ121を人型ロボット101に接続することができる。
図6は、他の掛合手段を示す斜視図である。この例においては、ホイストロープ121の先端部に凸部601が配置され、それがロボット側に配置された相手部材602に掛合する。この場合も、ホイストロープ121の先端部を相手部材602の形状に合わせた状態で、相手部材602の開口部に差し込み、90度回転させることで掛合が行われる。この形態においても、ワンタッチでホイストロープ121を人型ロボット101に接続することができる。
3.他の実施形態
図1に示す形態においては、リフタ110がキャスター115を備えており、移動可能な構造であったが、リフタ110を固定した構造としてもよい。また、壁や天井その他構造物あるいはクレーン等にホイストロープ121が固定され、人型ロボット101を直立状態で維持できるような構成としてもよい。また、人型ロボット101を直立状態ではなく、着座状態で保持できるように、椅子あるいは椅子に相当する構造を配置してもよい。
図1に示す形態においては、リフタ110がキャスター115を備えており、移動可能な構造であったが、リフタ110を固定した構造としてもよい。また、壁や天井その他構造物あるいはクレーン等にホイストロープ121が固定され、人型ロボット101を直立状態で維持できるような構成としてもよい。また、人型ロボット101を直立状態ではなく、着座状態で保持できるように、椅子あるいは椅子に相当する構造を配置してもよい。
また、図5に示すような物理的な接触によるコネクタの接続部分にフォトカプリングを用いた配線の接続形態を採用してもよい。この場合、一方のコネクタに電気信号を光信号に変換する発光デバイスを配置し、相手端子となる他方のコネクタにこの光信号を受光し、それを電気信号に変換する光電変換素子を配置し、コネクション部分における信号のやり取りを光信号で行うようにすればよい。
また、ホイストロープは、柔軟な構造のものでなく、ある程度強度のある剛体であってもよい。この場合、人型ロボット101の動きに対応できるように、人型ロボット101への結合部分や、その他の適当な部分に柔軟な構造あるいは可動結合構造を配置し、人型ロボット101の動きがある程度許容されるようにすることが好ましい。
また、ホイストロープ121内に電源線や制御信号線を収納させるのではなく、人型ロボット101を吊り下げるための支持部材(例えば吊り下げ目的のみのホイストロープ)に、電源線および制御信号線を巻き付け、あるいは束ねた構成を採用してもよい。この場合、コネクタ部分の構成は、第1の実施形態に示した構造を採用することができる。
図5に示す接続構造において、先端部121aを接続受け部108の開口402に差し込むだけで接続状態(掛合状態)が完了する構成とすることもできる。この構成を実現するには、凸部400cと開口402の溝の位置とを合わせない状態において、先端部121aを開口402に押し込んだ際に、凸部400cが変形し、その押し込み作業が行えるような構造とすればよい。
この場合、先端部121aを開口402内にある程度押し込んだ状態において、凸部400cのエッジが段差部412に引っ掛かり、図5(C)に示す状態と同様な接続機能を得ることができる。
また、図5に例示するような掛合構造による接続を行う例の変形として、接続を螺子止め構造によって行う構成を採用することもできる。以下、螺子止め構造の一例を説明する。
螺子止め構造を実現するには、例えば図5に示す構造において、凸部400cを無くし、代わりに円筒構造体400の外周面に雄ネジのネジ山を形成し、さらに対応する円筒構造体404の内周面に雌ネジのネジ山を形成すればよい。この場合、先端部121aを開口402にねじ込むことで、ホイストロープ121の接続受け部108への接続が行われる。
本発明は、人型ロボットに代表される移動ロボットの非稼働時における補助装置に利用することができる。例えば、本発明は、バッテリーの充電を行う際に、移動ロボットの姿勢を維持する補助装置に利用することができる。
101…人型ロボット、102…上部胴体、102a…左肩、102b…右肩、103…下部胴体、104…頭部、105a…左腕、105b…右腕、106a…左脚、107…ホイストロープの接続部、108…ホイストロープが接続される接続受け部、110…リフタ(補助装置)、111…土台シャーシ、112…マスト、113…ブーム、113a…ブームの先端部、114…可動軸、115…キャスター、121…ホイストロープ(吊り下げ部材)、121a…ホイストロープの先端部、121b…ホイストロープを構成する中空状の外皮、122…ホイストロープ内に収納される配線群、122a…電源線、122b…非常停止信号線、122c…制御信号線、123…非常停止スイッチ、124…制御端末、125…外部電源、400…円筒構造体、400a…フランジ部(鍔部)、400c…一対の凸部(爪部)、402…開口、403…ロボットの内殻構造体、404…円筒構造体、405…差し込みコネクタ、406…受け側コネクタ、407…コネクタ保持部、408…コイルバネ、409…内部空間、410…ナット、411…蓋部、412…段差部、413…受け側コネクタからロボット内部に引き出される配線群、601…人型ロボット、602…床面、603…リフタ、604…ホイストロープ、604a…ホイストロープの先端部、605…電源線、606…外部電源、607…非常停止信号線、608…非常停止スイッチ、609…制御信号線、610…制御端末、701…台座、702…取り付けリング、703…リング状掛合部材。
Claims (10)
- 移動ロボットへの着脱が自在な接続機構を備えた吊り下げ部材と、
前記移動ロボットに外部から接続される電気配線と
を備え、
前記接続機構は、
前記移動ロボットを前記吊り下げ部材によって支えるための機械的な接続と、
前記移動ロボットと前記電気配線との間の電気的な接続とを行うことを特徴とする移動ロボットの補助装置。 - 前記接続機構は、
前記移動ロボットを吊り下げて保持するための掛合構造または螺子止め構造と、
電気的な接続を行うためのコネクタ構造と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の移動ロボットの補助装置。 - 前記接続機構を前記移動ロボットに接続することで、前記機械的な接続と前記電気的な接続とが同時に実行されることを特徴とする請求項1または2に記載の移動ロボットの補助装置。
- 前記電気配線には、
前記移動ロボットに給電するための電源線と、
前記移動ロボットを制御する制御信号を伝送する制御信号線と
が含まれていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の移動ロボットの補助装置。 - 前記吊り下げ部材は中空ケーブルであり、
前記中空ケーブルの内部に前記電気配線が納められていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の移動ロボットの補助装置。 - 移動ロボットへの着脱が自在な接続機構を備えた吊り下げ部材によって移動ロボットを吊り下げて補助する方法であって、
前記接続機構を前記移動ロボットに接続することで、
前記移動ロボットを前記吊り下げ部材によって支えるための機械的な接続と、
前記移動ロボットに対する電気配線の接続と
が行われることを特徴とする移動ロボットの補助方法。 - 前記接続機構は、
前記移動ロボットを吊り下げて保持するための掛合構造または螺子止め構造と、
電気的な接続を行うためのコネクタ構造と
を備えることを特徴とする請求項6に記載の移動ロボットの補助方法。 - 前記接続機構を前記移動ロボットに接続することで、前記機械的な接続と前記電気的な接続とが同時に実行されることを特徴とする請求項6または7に記載の移動ロボットの補助方法。
- 前記電気配線には、
前記移動ロボットに給電するための電源線と、
前記移動ロボットを制御する制御信号を伝送する制御信号線と
が含まれていることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の移動ロボットの補助方法。 - 前記吊り下げ部材は中空ケーブルであり、
前記中空ケーブルの内部に前記電気配線が納められていることを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の移動ロボットの補助方法。
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