JP2006320748A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の遊技機では、CT遊技の抽選に外れたことが明確に報知されるため、遊技者はその失望感は大きかった。
【解決手段】 ステップ104の演出種類選択処理で演出が有る態様が選択された場合、ステップ103の確率抽選処理でCT付きBBの当選があったか否かが判断される(ステップ162)。CT付きBBの当選があった場合には、0〜127の範囲で発生する乱数の中から任意の乱数が取得される(ステップ163)。次に、取得した乱数が0〜4の範囲内にあるか否かが判断される(ステップ164)。取得した乱数が0〜4の範囲内にある場合には、CT当選スタート音がRAM33の所定領域にセットされ(ステップ165)、ステップ106でCT当選スタート音が出音されて、ステップ107で各リール3〜5の可変表示が開始される。
【選択図】 図15

Description

本発明は、入賞態様に応じた図柄を引き込んで停止表示する機能、およびこの停止表示制御を中断する機能を持った遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては例えばCT(チャレンジ・タイム)機と呼ばれるスロットマシンがある。
一般的なスロットマシンでは、遊技者によってスタートレバーが操作されると、複数のリールが回転し、停止ボタン操作によって各リールの回転が停止する。このとき、表示窓に所定の組合せの図柄が停止表示されると入賞が発生し、入賞態様に応じた枚数のメダルが遊技者に払い出される。入賞態様は機械内部の抽選によって決定される。この決定は抽選した乱数が入賞確率テーブルのどの区分に属するかによって行われる。つまり、抽選した乱数が属するテーブル区分の入賞態様が、機械内部の抽選によって決定された入賞態様になる。
回転しているリールの停止位置は、遊技機械の内部抽選によって決定された入賞態様の図柄が表示窓に停止表示されるように制御されている。つまり、停止ボタンの操作時に表示窓に表示される図柄が入賞態様に応じた図柄ではなく、表示窓に続いて表示される例えば4コマ分の図柄の中に入賞態様に応じた図柄が存在する場合、この入賞態様に応じた図柄が表示窓に停止表示されるよう、この図柄を引き込むリール制御が行われる。
しかし、CT機では、ある特定の条件が成立した場合に、例えば、入賞態様決定手段による抽選によってCT遊技付きの大当たり入賞態様が決定された場合に、大当たり入賞図柄組合せが停止表示されて大当たり遊技が開始し、その大当たり遊技が終了した後にCT遊技に突入するが、このCT遊技期間中においては、例えば小当たり入賞役についての図柄の停止表示制御が一部のリールについて中断され、回転しているリールの停止位置は、遊技者の停止ボタン操作のタイミングにのみ応じて定まるようになる。
CT遊技付きの大当たり入賞態様が当選したことは、リール停止時に特定の図柄組合せが揃うことによって遊技者に報知される。例えば、リール停止時に、赤色の図柄「7」の3個の組合せが揃うと、CT遊技付きの大当たり入賞態様が当選したことが遊技者に報知される。また、青色の図柄「7」の3個の組合せが揃うと、CT遊技が付いていない大当たり入賞態様が内部当選したことが報知される。
また、CT遊技付きかCT遊技無しかの報知を行う別の手段として、大当たり遊技が終了した後に、別途設けられたルーレットが回転し、そのルーレットの停止位置によってCT遊技付きかCT遊技無しかを報知するものもある。
停止表示制御が中断されるCT遊技期間中においても、他のリールについては、4コマ分の図柄の引込制御は行われている。このため、停止表示制御が中断されていない他のリールについては、最大で4コマ分早いタイミングに遊技者が停止ボタンを操作しても、小当たり入賞役の図柄は引き込まれて窓に表示される。
このようなCT機によれば、遊技の初心者と熟練者とに対するゲームの勝ち負けの平等性をある程度保ちつつ、遊技者の熟練度に応じたゲーム結果が得られるようになる。このようなCT機は、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特開平1−238888号公報
しかしながら、上記従来の遊技機では、CT遊技付きの大当たり入賞態様が内部当選したことの報知は、上記のように、リール停止時に特定の図柄組合せが揃うことによって、或いは、大当たり遊技終了後に上述のルーレット等によって行われている。つまり、リール停止時に特定の図柄組合せを揃えてCT遊技付きの大当たり入賞態様が内部当選したことを報知する上記従来の遊技機において、リール停止時にこの特定の図柄組合せが揃わない場合には、CT遊技の抽選に外れたことが明確に遊技者に伝えられる。よって、リール停止時に特定の図柄組合せを揃えて報知する上記従来の遊技機では、CT遊技の抽選に外れた場合、遊技者は、CT遊技を行う期待を大当たり入賞遊技の最後まで持ち続けることが出来ず、その失望感は大きかった。
また、ルーレット等によって大当たり遊技終了後に報知する上記従来の遊技機の場合には、大当たり遊技が終了するまで期待を持ち続けられるものの、最後に「CT無し」であることを報知された時の失望感は筆舌に尽くし難いものであった。
また、いずれの態様で報知する場合においても、報知タイミングが固定されていることから、遊技態様が限られており、遊技者が抱く期待感も小さなものであった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、乱数抽選によって遊技の入賞態様を決定する入賞態様決定手段と、種々の図柄を可変表示する可変表示装置と、入賞態様決定手段で決定された入賞態様に応じた図柄を可変表示装置に引き込んで停止表示させる停止表示制御手段と、特定の遊技中において停止表示制御手段による入賞態様に応じた図柄の停止表示制御を中断する停止制御中断手段とを備えて構成される遊技機において、
上記特定の遊技は、特定の条件が成立した場合に大当たり入賞図柄組合せが可変表示装置に停止表示されて開始する大当たり遊技が終了すると実行されるが、大当たり入賞図柄組合せが可変表示装置に停止表示されて開始する大当たり遊技が終了しても実行されないことがあり、
特定の条件が成立したことを、大当たり入賞図柄組合せが可変表示装置に停止表示される前であって、可変表示装置の可変表示が開始するときに、100%でない所定確率で遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
本構成では、特定の条件、例えば、入賞態様決定手段において特定の遊技が行われる入賞態様が内部当選する条件が成立したことは、報知手段によって100%でない所定確率で遊技者に報知される。従って、特定の条件が成立したことは、遊技者に報知される場合もあり、報知されない場合もある。つまり、特定の条件が成立したことは曖昧に報知される。
また、本構成では、上記大当たり入賞図柄組合せが可変表示装置に停止表示される前であって、可変表示装置の可変表示が開始する時に、特定の条件が成立したことが報知手段によって報知される。このため、報知タイミングが多様になって遊技態様が豊富になり、遊技の幅は広がる。
本発明によれば、特定の条件が成立したことは、報知手段によって100%でない所定確率で遊技者に報知される。従って、特定の条件が成立したことは曖昧に報知され、特定の条件が成立したことが報知された場合には、遊技者はその報知で喜ぶ。また、特定の条件が成立したことが報知されない場合にも、特定の条件が成立している可能性はあるので、遊技者はそのことで損失感を抱くことはない。
また、大当たり入賞図柄組合せが可変表示装置に停止表示される前であって、可変表示装置の可変表示が開始する時に、特定の条件が成立したことが報知手段によって報知されるため、報知タイミングが多様になって遊技態様が豊富になり、遊技の幅は広がる。従って、例えば、従来よりも早いタイミングに特定の条件が成立したことが報知されると、遊技者は従来よりも長い間その喜びを享受することが出来る。また、従来よりも早いタイミングに報知がないと、従来よりも長い間、特定条件の成立に期待を抱くため、期待感は広がる。
次に、本発明による遊技機をCT機と呼ばれるスロットマシンに適用した一実施形態について説明する。
図1は本実施形態によるスロットマシン1の正面図である。
スロットマシン1の前面パネル2の背後には可変表示装置を構成する3個のリール3,4,5が回転自在に設けられている。各リール3,4,5の外周面には複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成るシンボル列が描かれている。これらシンボルはスロットマシン1の正面の表示窓6,7,8を通してそれぞれ3個ずつ観察される。また、表示窓6,7,8の下方右側には、遊技者がメダルを入れるための投入口9が設けられている。
各リール3〜5は図2に示す回転リールユニットとして構成されており、フレーム51にブラケット52を介して取り付けられている。各リール3〜5はリールドラム53の外周にリール帯54が貼られて構成されている。リール帯54の外周面には上記のシンボル列が描かれている。また、各ブラケット52にはステッピングモータ55が設けられており、各リール3〜5はこれらモータ55が駆動されて回転する。
各リール3〜5の構造は図3(a)に示される。なお、同図において図2と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。リール帯54の背後のリールドラム53内部にはランプケース56が設けられており、このランプケース56の3個の各部屋にはそれぞれバックランプ57a,57b,57cが取り付けられている。これらバックランプ57a〜57cは図3(b)に示すように基板58に実装されており、この基板58がランプケース56の背後に取り付けられている。また、ブラケット52にはホトセンサ59が取り付けられている。このホトセンサ59は、リールドラム53に設けられた遮蔽板60がリールドラム53の回転に伴ってホトセンサ59を通過するのを検出する。
各バックランプ57a〜57cは後述するランプ駆動回路48によって点灯制御される。各バックランプ57a〜57cの点灯により、リール帯54に描かれたシンボルの内、各バックランプ57の前部に位置する3個のシンボルが背後から個別に照らし出され、各表示窓6〜8にそれぞれ3個ずつのシンボルが映し出される。
また、図1に示す表示窓6〜8には、横3本(中央L1および上下L2A,L2B)および斜め2本(斜め右下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインが記されている。ゲーム開始に先立ち、遊技者がメダル投入口9に1枚のメダルを投入したときは、各リール3〜5上にある中央の入賞ラインL1だけが図4(a)に示すように有効化される。また、2枚のメダルを投入口9に投入したときはこれに上下の入賞ラインL2A,L2Bが加わり、横3本の入賞ラインL1,L2AおよびL2Bが同図(b)に示すように有効化される。また、3枚のメダルを投入口9に投入したときは全ての入賞ラインL1,L2A,L2B,L3AおよびL3Bが同図(c)に示すように有効化される。
なお、同図における丸印は各リール3〜5上に描かれたシンボルを表している。このような入賞ラインの有効化は、各入賞ラインの端部に配置された有効化ライン表示ランプ23(図1参照)が点灯することにより、遊技者に表示される。
また、表示窓6〜8の下方左側には、1BETスイッチ10,2BETスイッチ11およびマックスBETスイッチ12が設けられている。クレジット数表示部13にメダルがクレジットされている場合には、メダル投入口9へのメダル投入に代え、これら1BETスイッチ10,2BETスイッチ11およびマックスBETスイッチ12の各押ボタン操作により、1回のゲームにそれぞれ1枚,2枚および3枚のメダルが賭けられる。クレジット数表示部13は、表示する数値の桁数に応じた個数の7セグメントLEDで構成されており、現在クレジットされているメダル数を表示する。
これらBETスイッチ10〜12の下方にはクレジット/精算切換スイッチ(C/Pスイッチ)14およびスタートレバー15が設けられており、スタートレバー15の右方の機器中央部には停止ボタン16,17,18が設けられている。C/Pスイッチ14の押しボタン操作により、メダルのクレジット/払い出し(PLAY CREDIT/PAY OUT)を切り換えることが出来る。
スタートレバー15のレバー操作により、リール3,4,5の回転が一斉に開始する。停止ボタン16,17,18は、各リール3,4,5の回転表示を各列毎に停止させる可変表示停止手段を構成しており、各リール3,4,5に対応して配置されている。各リール3〜5の回転速度が一定速度に達したときに各停止ボタン16〜18の操作が有効化され、各停止ボタン16〜18は遊技者の押しボタン操作に応じて各リール3〜5の回転を停止させる。
本実施形態によるスロットマシンでは、一番最初に停止操作される第1停止リールおよびその次に停止操作される第2停止リールについては、CT期間中、後述する停止表示制御手段による停止表示制御が中断される。つまり、第1停止リールおよび第2停止リールは、遊技者の停止ボタン16〜18の操作タイミングにのみ応じて直ちに停止される。これに対して最後に停止操作される第3停止リールについては、CT期間中であっても停止表示制御手段による停止表示制御が行われる。つまり、第3停止リールは、第1停止リールおよび第2停止リールが停止表示するシンボルの組合せによって発生し得る入賞役に応じたシンボルを停止表示するよう、制御される。
また、スロットマシン1の正面下部には透音孔19およびメダル受皿20が設けられている。透音孔19は、機器内部に収納されたスピーカから発生した音を外部へ出すものである。メダル受皿20はメダル払出口21から払い出されるメダルを貯めるものである。また、スロットマシン1の正面上部には、各入賞に対してどれだけのメダルが払い出されるかが示されている配当表示部22が設けられている。
また、各リール3,4,5の右方の前面パネル2には液晶表示部24が設けられている。この液晶表示部24は各リール3,4,5の回転表示をしたり、遊技履歴を表示したり、ボーナスゲーム中に演出を行ったりするディスプレイ装置である。
図5は、本実施形態のスロットマシン1における遊技処理動作を制御する制御部と、これに電気的に接続された周辺装置(アクチュエータ)とを含む回路構成を示している。
制御部はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)30を主な構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイコン30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32およびRAM33を含んで構成されている。CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34および分周器35と、一定範囲の乱数を発生させる乱数発生器36および発生した乱数の中から任意の乱数を抽出する乱数サンプリング回路37が接続されている。
マイコン30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、リール3,4,5を回転駆動する各ステッピングモータ55、メダルを収納するホッパ38、液晶表示部24、スピーカ39およびバックランプ57がある。これらはそれぞれモータ駆動回路40、ホッパ駆動回路41、表示駆動回路42、スピーカ駆動回路43およびランプ駆動回路48によって駆動される。これら駆動回路40〜43,48は、マイコン30のI/Oポートを介してCPU31に接続されている。各ステッピングモータ55はモータ駆動回路40によって1−2相励磁されており、400パルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
また、マイコン30が制御信号を生成するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートレバー15の操作を検出するスタートスイッチ15Sと、メダル投入口9から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ9Sと、前述したC/Pスイッチ14とがある。また、ホトセンサ59、およびこのホトセンサ59からの出力パルス信号を受けて各リール3,4,5の回転位置を検出するリール位置検出回路44もある。
ホトセンサ59は各リール3,4,5が一回転する毎に遮蔽板60を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール位置検出回路44を介してCPU31に与えられる。RAM33内には、各リール3〜5について、一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPU31はリセットパルスを受け取ると、RAM33内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータ55の回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
さらに、上記の入力信号発生手段として、リール停止信号回路45と、払出し完了信号発生回路46とがある。リール停止信号回路45は、停止ボタン16,17,18が押された時に、対応するリール3,4,5を停止させる信号を発生する。また、メダル検出部47はホッパ38から払い出されるメダル数を計数し、払出し完了信号発生回路46は、このメダル検出部47から入力した実際に払い出しのあったメダル計数値が所定の配当枚数データに達した時に、メダル払い出しの完了を知らせる信号をCPU31へ出力する。
ROM32には、このスロットマシン1で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテーブル、および入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。
入賞確率テーブルは、サンプリング回路37で抽出された乱数を各入賞態様に区分けするために使用され、乱数発生器36で発生する一定範囲の乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。このような入賞確率テーブルは例えば図6に示すように構成される。同図におけるa1〜a3,b1〜b3,c1〜c3,d1〜d3,e1〜e3,f1〜f3,g1〜g3は予め設定された数値データであり、サンプリング回路37で抽出された乱数を各入賞態様に区画する際に用いられる。このデータは、投入メダル枚数が1枚の場合には「a1〜g1」、2枚の場合には「a2〜g2」、3枚の場合には「a3〜g3」の各数値の組合せが用いられる。
これら数値は通常「a<b<c<d<e<f<g」の大小関係に設定され、抽出された乱数値がd未満であれば小当たり入賞(小ヒット)となる。この場合、a未満の場合には「2枚チェリー」当選フラグが立ち、a以上b未満の場合には「4枚チェリー」当選フラグ、b以上c未満の場合には「プラム」当選フラグ、c以上d未満の場合には「ベル」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値がd以上f未満であれば「再遊技」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値がe以上f未満であれば中当たり入賞(中ヒット)となって「RB」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値がf以上g未満であれば大当たり入賞(大ヒット)となって「BB」当選フラグが立つ。また、g以上であれば入賞なしの「ハズレ」当選フラグが立つ。
つまり、入賞態様は、サンプリングされた1つの乱数値がこのどの数値範囲に属するかによって決定され、「ハズレ」および「再遊技」を含めた当選フラグによって表される。ここで、乱数発生器36,サンプリング回路37,入賞確率テーブルおよびマイコン30は、乱数抽選によって遊技の入賞態様を決定する入賞態様決定手段を構成している。
ただし、CT遊技期間中においては、この入賞態様決定手段で小当たり入賞が決定されても、上記の小当たり入賞の当選フラグは立たないように制御される。つまり、CT遊技期間では、小当たり入賞の抽選は行われなくなり、ボーナス入賞(BB,RB入賞)と再遊技とについてだけ、抽選が行われる。
また、シンボルテーブルは図7に概念的に示される。このシンボルテーブルは各リール3〜5の回転位置とシンボルとを対応づけるものであり、シンボル列を記号で表したものである。このシンボルテーブルにはコードナンバに対応したシンボルコードが各リール3〜5毎に記憶されている。コードナンバは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として各リール3〜5の一定の回転ピッチ毎に順次付与されている。シンボルコードはそれぞれのコードナンバ毎に対応して設けられたシンボルを示している。
また、入賞シンボル組合せテーブルには、配当表示部22に示される各入賞シンボル組合せのシンボルコードや、RBまたはBBゲーム発生のフラグが成立していることを遊技者に示唆する「リーチ目」を構成するシンボル組合せのシンボルコード、各入賞を表す入賞判定コード、入賞メダル配当枚数等が記憶されている。この入賞シンボル組合せテーブルは、第1リール3,第2リール4、第3リール5の停止制御時、および全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
リール位置検出回路44,リール停止信号回路45,モータ駆動回路40,ステッピングモータ55およびマイコン30は、停止表示制御手段を構成している。この停止表示制御手段は、停止ボタン16〜18の操作タイミングをリール停止信号回路45によって検出し、この操作タイミングに有効化ライン上に表示されるシンボルが入賞態様に応じたシンボルでなく、有効化ライン上に続いて表示される4コマ分のシンボルの中に入賞態様に応じたシンボルが存在する場合、このシンボルを表示窓6〜8の有効化ライン上に引き込む制御をする。この際、リール位置検出回路44によって表示窓6〜8に表示されるシンボルの種類が把握されながら、モータ駆動回路40およびステッピングモータ55がマイコン30によって制御され、リール3〜5の回転制御が行われる。
また、マイコン30は停止制御中断手段をも構成している。この制御中断手段は、特定の条件が成立したとき、つまり、後述する乱数抽選に当選してCT遊技期間中になったときに作動し、予め定められた条件に従って、停止表示制御手段による入賞態様に応じたシンボルの停止表示制御を第1停止リールおよび第2停止リールについて中断する。この予め定められた条件は、本実施形態では、予め定められた回数分の遊技が行われるまでか、または所定枚数のメダルが払い出されるまでか、またはBBフラグが成立するかのいずれか早いものが達成するまで、ということが条件になっており、この条件が成立するまで停止表示制御手段による停止制御が中断される。
本実施形態によるスロットマシンでは、CT遊技は、BBゲームの終了後に引き続いて150ゲームだけ行われるが、150ゲーム以内でも純増枚数で200枚のメダルが遊技者に払い出されると、CT遊技は終了する。また、制御中断手段は、小当たり入賞態様に対してだけ停止表示制御手段によるシンボルの停止表示制御を中断する。また、停止表示制御手段は、制御中断手段によって入賞態様に応じたシンボルの停止表示制御が第1停止リールおよび第2停止リールについて中断されても、第3停止リールについては引き込み制御処理を行う。
また、スピーカ駆動回路43,スピーカ39およびマイコン30は、上記の特定の条件が成立したことを、特定の遊技つまりCT遊技が開始される前に、所定確率で遊技者に報知する報知手段を構成している。本実施形態では、この報知手段は、各リール3〜5の回転が開始する時に、特定の条件が成立したことを後述するように遊技者に報知する。また、この報知手段は、特定の条件が成立していても特定の条件が成立したことを所定確率で報知せず、複数の報知態様の中から選んだ1つの報知態様で後述する報知もする。
次に、本実施形態においてマイコン30で制御される遊技機の動作について説明する。
図8および図9はこの遊技処理の概略を示すフローチャートである。
まず、遊技者によってメダル投入口9にメダルが投入され、メダルセンサ9Sから検出信号が入力されるのを待つ(図8,ステップ101)。または、遊技者によってBETスイッチ10,11,12が操作され、これらスイッチからの信号が入力されるのを待つ。一般遊技中は最大3枚までのメダルを投入することが出来、BBゲームやRBゲーム中のボーナスゲームでは1枚のメダルを投入することが出来る。
次に、スタートレバー15の操作により、スタートスイッチ15Sからのスタート信号入力があったか否かが判別される(ステップ102)。この判別が“YES”の場合、次に、入賞態様決定手段によって入賞判定が行われ、内部抽選による当選役が決定される(ステップ103)。つまり、乱数発生器36で発生した抽選用の乱数がサンプリング回路37によって抽出され、確率抽選処理が行われる。
この確率抽選処理は、図10および図11に示すフローチャートに従って行われ、サンプリング回路37によって特定された1つの乱数値が、入賞確率テーブル(図6参照)においてどの入賞グループに属する値になっているか判断されることによって行われる。つまり、まず、RAM33内に確保された確率抽選値の累積領域がクリアされる(図10,ステップ131)。次に、RAM33内の当選番号記憶領域に当選番号1がセットされる(ステップ132)。この当選番号は図12の遊技状態別抽選データテーブルに示されているものであり、当選番号1は2枚チェリーの当選に相当している。同テーブルはROM32に予め記憶されているものである。
同テーブルには、一般遊技、BB,RB内部当たり、BB中一般遊技およびCT期間という各遊技状態毎に、抽選回数、抽選役および順番が表されている。一般遊技の遊技状態では、抽選回数が7回と表され、2枚チェリー,4枚チェリー,プラム,ベル,再遊技,RB,CT無しBBおよびCT付きBBの各抽選役およびその順番1〜8が表されている。上記の当選番号はこの順番に一致しており、順番1は当選番号1である。また、BB,RB内部当たり、BB中一般遊技の各遊技状態では、それぞれ、抽選回数が5回と表され、RB,BBを除く抽選役および順番が表されている。また、CT期間は一般遊技状態区分に属するため、最左欄の一般遊技と同じ抽選回数、抽選役および順番が表されている。ただし、CT期間中における小当たり入賞は無効にされるため、順番1〜4の抽選役から削除されている。
次に、BB中一般遊技時の抽選回数(5回)がRAM33の抽選回数記憶領域にセットされる(ステップ133)。次に、後述する遊技状態フラグ(図16(a)参照)が参照されて現在の遊技状態がBB作動中であるか、つまり、今まさにBB遊技状態であるか否かが判断される(ステップ134)。BB作動中の場合には処理は後述するステップ138へ進められ、BB作動中でない場合には、次に、BBまたはRBの内部当たり中か否かが判別される(ステップ135)。BBまたはRBの内部当たり中である場合には、BB,RB内部当たり時抽選回数(5回)が抽選回数記憶領域にセットされ(ステップ136)、BBまたはRBの内部当たり中でない場合には、通常遊技時抽選回数(7回)が抽選回数記憶領域にセットされる(ステップ137)。ここでいう通常遊技時にはCT期間が含まれている。
次に、機械に投入されたメダル枚数がチェックされ(ステップ138)、引き続いて、1メダル用の確率抽選データがRAM33の確率抽選データ記憶領域にセットされる(ステップ139)。つまり、図6の入賞確率テーブルの最上段に示される、投入メダル枚数が1枚のときの確率抽選データa1〜g1がセットされる。次に、メダル投入枚数が1枚か否かが判断され(ステップ140)、1枚の場合には処理は後述するステップ144の処理へ進められ、1枚でない場合には、2メダル用の確率抽選データがRAM33の確率抽選データ記憶領域にセットされる(ステップ141)。つまり、図6の入賞確率テーブルの中段に示される、投入メダル枚数が2枚のときの確率抽選データa2〜g2がセットされる。次に、メダル投入枚数が2枚か否かが判断される(ステップ142)。2枚の場合には処理は後述するステップ144の処理へ進められ、2枚でない場合には、3メダル用の確率抽選データがRAM33の確率抽選データ記憶領域にセットされる(ステップ143)。つまり、図6の入賞確率テーブルの最下段に示される、投入メダル枚数が3枚のときの確率抽選データa3〜g3がセットされる。
次に、セットされた確率抽選データの各大きさがRAM33内に確保された確率抽選値累積領域に加算される(図11,ステップ144)。この加算はまず確率抽選データの大きさがawとして行われ、処理が後述するステップ148から戻って再度このステップ144が行われる毎に、確率抽選データの大きさbw,cw,dw,ew,fw,gwがこの確率抽選値累積領域に順次加算されていく。ここで、確率抽選データの大きさaw,bw,cw,dw,ew,fw,gwは入賞確率テーブルにおける入賞態様の各区画の大きさであり、aw=a,bw=b−a,cw=c−b,dw=d−c,ew=e−d,fw=f−e,gw=g−fである。確率抽選データの大きさがawとして行われる最初の加算により、確率抽選値累積値Dはawになる。
次に、サンプリング回路37によって特定された乱数値が式X−D中のXにセットされる(ステップ145)。この式が計算されることにより、その確率抽選データによって区画される入賞態様に当選したか否かが判別される(ステップ146)。すなわち、X−Dの計算結果が正であるか負であるかが判断され、負である場合、つまり、乱数値Xの値が累積値Dの値よりも小さい場合には、抽出された乱数がその確率抽選データで区画される入賞態様に属するものとされる。処理当初の累積値Dはawであり、この場合に計算結果が負であるときには、抽選結果はaで区画される入賞態様、つまり、2枚チェリーの小当たり当選になり、処理は後述するステップ150へ進められる。
一方、計算結果が正である場合には、当選番号記憶領域に記憶された当選番号に1が加算される(ステップ147)。当初、この当選番号記憶領域にはステップ132において1がセットされているため、ステップ147のこの最初の加算処理によって当選番号は2となる。当選番号2は図12のテーブルから4枚チェリーに相当することが理解される。以後、この処理が行われる毎に当選番号は3,4,5,…とカウントアップしていく。次に、抽選回数が、抽選回数記憶領域に格納された規定回数に達したか否かが判断される(ステップ148)。
規定回数分の抽選が終了していない場合には、処理はステップ144に戻り、次の確率抽選データの大きさであるbw が確率抽選値累積領域に加算される。その後、ステップ145,146の処理に従い、X−Dの計算が行われ、その計算結果の正負が判断される。確率抽選データの大きさbwがこの処理によって確率抽選値累積値Dに加算されると、Dの値はaw+bwになる。この場合に計算結果が負になるときは、サンプリングによって特定された乱数が確率抽選データbで区画される入賞態様に属するものとされ、抽選結果は4枚チェリーの小当たり当選になり、処理は後述するステップ150へ進められる。
一方、計算結果が正の場合は、その確率抽選データによって区画される入賞態様に不当選したこととされ、ステップ147に従って当選番号がカウントアップされ、当選番号が3にセットされる。その後、ステップ148において抽選回数が規定回数に達したか否かが判断され、規定回数に達していない場合には処理はステップ144に戻って上述と同様な処理が繰り返し行われる。
ステップ148において抽選回数が規定回数に達すると、抽出された乱数の値Xが確率抽選値累積値Dの最大値以上であるものとされ、いずれの入賞態様の区画にも属さないものとして、抽選結果はハズレとなる。従って、当選番号にハズレの番号0がセットされる(ステップ149)。
このステップ144〜148までの具体的な処理は、抽出される乱数の範囲が0〜16384であり、図6に示す入賞確率テーブルの3枚賭け時のデータが図13に示される場合、次のように行われる。
例えば、一般遊技状態時に乱数4150が抽出されたとすると、X=4150,当初のD=1200(2枚チェリーのヒット区画データの大きさaw)であるから、X−Dの計算は次のようになる。
4150−1200=2950 …(1)
この計算結果の2950は正数であるから不当選になり、1にセットされている当選番号に1が加算されて当選番号が2にセットされる。一般遊技状態時の規定抽選回数は7回であるから、規定回数の抽選は終わっておらず、再度、同様な処理が繰り返される。つまり、累積値Dに次の4枚チェリーのヒット区画データの大きさbwが加算されてD=1200+1100=2300とされて次のX−Dの計算が行われる。
4150−2300=1850 …(2)
この計算結果の1850も正数であるから不当選になり、2にセットされている当選番号に1が加算されて当選番号が3にセットされる。ここでも規定回数の抽選が終わっていないため、再度、同様な処理が繰り返される。つまり、累積値Dに次のプラムのヒット区画データの大きさcwが加算されてD=2300+1800=4100とされて次のX−Dの計算が行われる。
4150−4100=50 …(3)
この計算結果の50もまだ正数であるから不当選になり、3にセットされている当選番号に1が加算されて当選番号が4にセットされる。ここでも規定回数の抽選が終わっていないため、再度、同様な処理が繰り返される。つまり、累積値Dに次のベルのヒット区画データの大きさdwが加算されてD=4100+250=4350とされて次のX−Dの計算が行われる。
4150−4350=−200 …(4)
この計算結果は負数であるから当選になり、当選番号は4になり、確率抽選データdによって区画される入賞態様、つまりベルの小当たり入賞態様に当選したことになる。
次に、当選番号が7か否か、つまり、CT無しBB入賞の当選があったか否かが判断される(ステップ150)。このBB入賞があった場合には、次に、CT用抽選処理、つまり、CT遊技を行うか否かの抽選処理が行われる(ステップ151)。このCT遊技の抽選も、入賞態様決定のための上記の確率抽選処理と同様、乱数発生器36で新たに発生した乱数がサンプリング回路37によって抽出されて行われる。そして、サンプリングされたこの乱数値が特定値と大小関係が比較され、例えばサンプリングされた乱数値が特定値よりも小さい場合に当選となり、当選番号が8にセットされる。この抽選の結果が当選したことは、特定条件が成立したことに相当する。一方、このCT遊技の抽選に外れた場合には、当選番号が7のままに保たれる。
なお、本実施形態では、上記抽選の結果が当選したことを特定条件の成立としているが、上記の内部抽選に当選し、かつ、後述するリール停止制御(ステップ108〜110)においてBB入賞態様に応じたシンボル組合せが各リール3〜5に停止表示されたことを特定条件の成立とする構成にしてもよい。
次に、後述する遊技状態フラグが参照され(ステップ152)、その時の遊技状態がCT期間中か否かが判断される(ステップ153)。CT期間中の場合には、さらに当選番号が1〜4か否か、つまり、小当たり入賞の当選であるか否かが判断される(ステップ154)。小当たり入賞の当選である場合には、当選番号1〜4の代わりにハズレ番号0がセットされる(ステップ155)。従って、CT期間では、このステップ154,155の処理により、小当たり入賞の抽選結果は無効化され、抽選は、図12のテーブルに示すように、いわゆるボーナス入賞(BB,RB入賞)と再遊技とについてだけ行われることになる。
その後、当選番号に応じた当たり要求フラグがセットされる(ステップ156)。当たり要求フラグの種類には、「2枚チェリー」,「4枚チェリー」,「プラム」,「ベル」,「再遊技」,「RB」,「CT無しBB」および「CT付きBB」の8種類があり、この中のいずれか1つの当たり要求フラグがRAM33の所定領域にセットされる(図16(b)参照)。いずれの当たり要求フラグも立っていない場合には「ハズレ」になる。上述したように、「CT無しBB」は、BBの内部当たりが有り、その後のCT遊技の抽選で外れた場合にセットされる当たり要求フラグである。「CT付きBB」は、BBの内部当たりが有り、その後のCT遊技の抽選でも当選した場合にセットされる当たり要求フラグである。
図8のステップ103における確率抽選処理は以上のようにして行われる。次に、このステップ103で決定された当選状態に基づき、後述するステップ114で行われる演出の種類が選択される(図8,ステップ104)。演出種類の選択は図14に示すROM32に予め記憶された演出選択テーブルを用いて行われる。同テーブルには、BB当選が有るか無いかの各当選状態毎に、演出1,演出2および演出無しの頻度が示されている。
演出1,演出2および演出無しは、各当選状態毎に抽選によっていずれか1つの演出態様が選択される。この抽選では、「CT無しBB」または「CT付きBB」のいずれかのBB当選が有る場合には、演出1および演出2はそれぞれ頻度1/5で行われ、演出無しは頻度3/5で行われる。また、このBB当選が無い場合には、演出1および演出2はそれぞれ頻度1/40で行われ、演出無しは頻度38/40で行われる。従って、BB当選が有る場合には演出1および演出2は割と高い頻度で行われるが、、BB当選が無い場合には演出無しが高い頻度で行われる。
次に、スタート音選択処理が行われる(ステップ105)。このスタート音選択処理は図15に示すフローチャートに従って行われる。なお、このスタート音とはスタートレバー15の操作に伴って出音される音である。
この処理では、まず、ステップ104の演出種類選択処理で演出1か演出2かの演出が有る態様が選択されたか否かが判断される(図15,ステップ161)。演出が有る場合には、次にステップ103の確率抽選処理でCT付きBBの当選があったか否かが当たり要求フラグを参照して判断される(ステップ162)。CT付きBBの当選があった場合には、次に、0〜127の範囲で発生する乱数の中から任意の乱数が取得される(ステップ163)。この乱数の取得は、レジスタの出力する0〜127の計数値を任意のタイミングで抽出することによって行われる。次に、取得した乱数が0〜4の範囲内にあるか否かが判断される(ステップ164)。取得した乱数が0〜4の範囲内にある場合には、CT当選スタート音がRAM33の所定領域にセットされる(ステップ165)。
従って、このCT当選スタート音は、入賞態様決定手段でCT付きBB入賞態様が決定されていても、演出1または演出2が2/5の確率で選択された後、さらに、5/128の確率で選択された限られた場合にしか出音されないことになる。このCT当選スタート音により、遊技者はCT遊技が行われる特定の条件が機械内部で成立したことを知る。
また、ステップ162の判断処理でCT付きBBの当選が無かった場合、およびステップ164の判断処理で取得した乱数が0〜4の範囲内に無い場合には、次に、ステップ104の演出種類選択処理で演出1が選択されたか否かが判断される(ステップ166)。ここで、演出1が選択されている場合には、演出1スタート音がRAM33の所定領域にセットされる(ステップ167)。また、演出1が選択されていない場合には、演出2スタート音がRAM33の所定領域にセットされる(ステップ168)。演出1スタート音および演出2スタート音は報知手段を構成するスピーカ39から出力されるスタート音の放音態様であり、演出1スタート音が出音される場合には後述するステップ114で演出1が行われ、演出2スタート音が出音される場合には後述するステップ114で演出2が行われる。
従って、入賞態様決定手段でCT付きBB入賞態様が決定されていても、CT当選スタート音は出音されず、演出1または演出2が2/5の確率で選択された後の、(128−5)/128=123/128の高い確率で演出1スタート音または演出2スタート音が出音されることになる。このため、CT遊技が行われる特定の条件が機械内部で成立したことの報知は、曖昧に行われることになる。
一方、ステップ161の判断処理で演出が無い場合には、次に、ステップ163と同様にして0〜127の乱数が取得される(ステップ169)。そして、取得したこの乱数が0〜4の範囲内にあるか否かが判断される(ステップ170)。取得した乱数が0〜4の範囲内にある場合には、演出1スタート音がRAM33の所定領域にセットされ(ステップ171)、また、取得した乱数が0〜4の範囲内にない場合には、演出無しスタート音がRAM33の所定領域にセットされる(ステップ172)。演出無しスタート音はスピーカ39から出力されるスタート音の放音態様であり、演出無しスタート音が出音される場合には後述するステップ114で演出は行われない。
従って、ステップ104の演出種類選択処理で演出無しが選択された場合にも、5/128の確率で演出1スタート音が出音されることになる。すなわち、演出スタート音の出音も決まり切った形で行われるものでなく、曖昧に行われることになる。つまり、演出1スタート音が出音されても、演出1が必ず行われるとは限らず、演出が行われない場合もある。
このようにしてステップ105のスタート音選択処理が終了すると、次に、選択されたスタート音がRAM33の所定領域から読み出され、スピーカ39から出音される(図8,ステップ106)。引き続いて各リール3〜5がステッピングモータ55によって回転駆動され、回転を開始する(ステップ107)。次に、何れかの停止ボタン16〜18がオン操作されたか否かが判別される(ステップ108)。何れかの停止ボタン16〜18がオン操作されると、その停止ボタン16〜18に対応したリール3〜5について停止表示制御が行われる(ステップ109)。この停止表示制御は次のように行われる。
まず、停止表示制御手段によって有効化ライン上に引き込まれるシンボルのコマ数、つまり滑りコマ数が決定される。この滑りコマ数は、遊技状態,当選要求,制御コマ数,図柄位置等から定められる。
遊技状態は、図16(a)に示すRAM33の遊技状態ステータス(遊技状態フラグ)という1バイトの領域に格納されており、01〜06の16進数のデータによってその時の遊技状態が示されている。この遊技状態ステータスに格納されている遊技状態には、「RB作動中」,「BB作動中」,「一般遊技中」,「BB内部当たり中」,「RB内部当たり中」および「CT期間」の6種類がある。
「RB作動中」はRBゲーム中の遊技状態を表している。RBはレギュラー・ボーナス・ゲームを意味しており、このRBゲームでは複数回の高配当ゲームが一組となったボーナスゲームが1回行える。「BB作動中」はBBゲーム中の遊技状態を表している。BBはビッグ・ボーナス・ゲームを意味しており、このBBゲームでは一般遊技および上記のボーナスゲームのセットを複数回行うことが出来る。「一般遊技中」はBB,RBのいずれの入賞も生じていない遊技状態を表している。
「BB内部当たり中」はBB当たり要求フラグは立っているが、各リール3〜5に所定の入賞シンボル組合せが停止表示されず、未だBBゲームに突入していない一般遊技状態のことを表している。「RB内部当たり中」はRB当たり要求フラグは立っているが、各リール3〜5に所定の入賞シンボル組合せが停止表示されず、未だRBゲームに突入していない一般遊技状態のことを表している。
「CT期間中」は、上述したようにBB,RBゲームおよびリプレイの入賞役の抽選は行っているが、小当たり入賞役の抽選が無効化される遊技状態を表している。小当たり入賞には、有効化ライン上にプラムのシンボルが3個揃って発生するプラム,ベルのシンボルが3個揃って発生するベル,チェリーのシンボルが第1リール3の1本の有効化ラインに停止して発生する2枚チェリー、および交差する2本の有効化ライン上にチェリーが揃って発生する4枚チェリーがある。ここで、メダル払出枚数はプラム入賞時は15枚,ベル入賞時は8枚,4枚チェリー入賞時は4枚,2枚チェリー入賞時は2枚である。
当選要求も、1バイトからなる、図16(b)に示すRAM33の当たり要求フラグ格納領域に記憶されている。例えば、この記憶領域のビット7に1が立っているときは当たり要求フラグが「CT無しBB」であることを意味し、ビット6に1が立っているときは当たり要求フラグが「RB」であることを意味している。この当たり要求フラグは同時に2種類のものが立つことがある。例えば、BB当たり要求フラグまたはRB当たり要求フラグが立った場合には、この当たり要求フラグは、その回の遊技で「BB」または「RB」に対応するシンボル組合せが各リール3〜5に停止表示されないと、次回の遊技にも持ち越される。このため、「BB内部当たり中」または「RB内部当たり中」の次回の遊技のときに、入賞態様決定手段によって小当たり入賞態様が決定されれば、小当たり入賞の当たり要求フラグが立つ。よって、「BB」または「RB」の当たり要求フラグと、小当たり入賞の当たり要求フラグとが同時に立つことになる。
制御コマ数は、図17に示すように、引き込み制御が優先されるシンボルの順位に応じ、ROM32にテーブルとして格納されている。同図(a)は一般遊技中における引込優先順位テーブルであり、一般遊技中では、リプレイ,小当たり,BB・RBゲームの順に引込優先順位が決められている。この優先順位は、有効化ライン上に優先して引き込まれる入賞役の優先順位である。2種類の入賞態様について上記のように同時に当たり要求があった場合や、入賞態様決定手段で外れの態様が決定された場合などには、予め定められたこの優先順位に従って優先順位の高い入賞態様に応じた図柄が優先して引き込まれる。制御コマ数は停止表示制御手段によって引き込み制御可能な範囲のコマ数であり、一般遊技中では各入賞役とも4コマに設定されている。
同図(b)はCT期間中における引込優先順位テーブルであり、CT期間中では、プラム,ベル,4枚チェリー,2枚チェリーの順に小当たり入賞役が引込制御される。この優先順位はメダル払出枚数の多い順位になっている。CT期間中における停止表示制御手段によるリールの引込処理は、CT期間中においては小当たり入賞の当たり要求フラグが無効とされるため、この引込優先データにのみ従って行われる。つまり、一般遊技状態時におけるように、小当たり入賞の当たり要求に応じた入賞態様の図柄を引込制御するといったことは行われない。また、制御コマ数はプラム,ベルについては1コマ、4枚チェリー,2枚チェリーについては0コマに設定されている。制御コマ数が0ということは、引き込み制御を行わないということを意味している。
図柄位置は、RAM33の所定領域に書き込まれた各リール3〜5の位置データである。この図柄位置は、各有効化ライン上にその時に存在するシンボルのデータであり、図7に示すシンボルコードとして記憶されている。
滑りコマ数の決定に際しては、まず、現在の遊技状態が参照され、遊技状態に応じた優先順位テーブルが選択される。つまり、一般遊技状態であれば図17(a)に示すテーブルが選択され、CT期間中であれば図17(b)に示すテーブルが選択される。次に、当選要求に応じた当選役の制御コマ数が選択したテーブルから参照される。その後、そのときの図柄位置が参照され、第1停止リールの有効化ライン上にそのときにあるシンボルが把握される。このシンボルが当選要求に応じたシンボルではない場合、参照された制御コマ数の範囲内に当選要求に応じたシンボルがあるか否か判別される。もしも、当選要求に応じたシンボルが制御コマ数の範囲内に有る場合、有効化ラインからそのシンボルまでのコマ数が滑りコマ数として決定される。
次に、このように決定された滑りコマ数分だけ第1停止リールが回転するよう、この滑りコマ数がRAM33の所定領域に格納される。ただし、CT期間中においては、第1停止リールおよび第2停止リールについては停止表示制御が行われないため、滑り駒数の決定処理および滑り駒数分のリール回転処理は実行されない。その後、第1停止リールの停止要求フラグがセットされる。停止表示制御手段はこの停止要求フラグがセットされるのに応じ、1個のリールの回転を停止させる。
次に、全てのリールが停止したか否かが判別される(図8,ステップ110)。第2リールおよび第3リールが未だ停止していない場合には、処理はステップ108に戻り、以上の処理が繰り返して行われる。
停止表示制御手段によるこのステップ108〜110のリール停止処理は、一般遊技中には例えば次のように行われる。
例えば、第1リール停止ボタン16のオン操作が検出された場合には、第1リール停止ボタン16が遊技者によって操作された時点で、第1リール3のステッピングモータ55に供給された駆動パルスの数がRAM33から読み出され、第1リール3の回転位置と対応づけられる。第1リール3の回転位置が分かると、シンボルテーブル(図7参照)との対照により、観察窓6に現れている3個のシンボルがシンボルコードとして把握される。
この場合、大ヒットの当たり要求フラグが立っているときには、観察窓6の有効化入賞ライン上に大ヒットを構成するシンボルがあるか否かがチェックされる。同様に、中ヒット,小ヒットの当たり要求フラグが立っているときには、観察窓6の有効化入賞ライン上に中ヒット,小ヒットを構成するシンボルがあるか否かがチェックされる。有効化入賞ライン上に当たり要求フラグに対応したシンボルがあるときは、CPU31は即座に第1リール3を停止させる。
上記のチェック処理により、当たり要求フラグに対応したシンボルが観察窓6の有効化入賞ライン上に現れていない場合には、さらに第1リール3を制御コマ数(シンボル4コマ)分回転させたときにどのようなシンボルが現れてくるかをチェックする。もし、この中に当たり要求フラグに対応するシンボルが有ったときには、そのコマ位置までが滑りコマ数であり、第1リール3を滑りコマ数分回転させてそこで停止させる。この引き込み制御処理は以下に説明する第2リール4および第3リール5の各停止制御処理時にも同様にして行われる。
次に、第2リール4の停止ボタン17がオン操作された場合には、第2リール4の停止制御処理が行われる。この停止制御処理では、第2リール4が回転している状態で、まず、観察窓7の中央の入賞ラインL1に各コードナンバ0〜20の21通りのシンボルが停止することを想定し、有効化入賞ライン上に既に停止している第1リール3のシンボルとの組合せが読み込まれる。また、第3リール5については回転中であることを表す回転コードが読み込まれる。なお、第2リール4も回転中であるが、上記処理によって停止されることを仮定しているため、回転コードとしては読み込まれない。
このようにしてシンボルコードの組合せが読み込まれると、前述した入賞シンボル組合せテーブルが参照され、第1リール3の停止により決定されたシンボルに対し、第2リール4が21通りの回転位置で停止したとき、有効化入賞ライン上にどのような入賞が生じる可能性があるかが順次判断されていく。例えば、図18(a)に示すように第1リール3が停止していたとすれば、第2リール4の停止位置を21通り想定してそのときのシンボル組合せパターンがチェックされる。例えば、同図(b)に示すように、第2リール4が観察窓7の中央でコードナンバ「5」で停止したとすると、各入賞ラインL1,L2A,L2B,L3A,L3B上でのシンボル組合せは同図(c)に示すようになる。
第3リール5の矢印は回転中であることを示す回転コードであるが、第3リールの停止位置によっては、入賞ラインL1に「A−A−A」の大ヒット入賞、入賞ラインL2Bに「E−E−E」の小ヒット入賞が生じる可能性がある。従って、第2リール4のコードナンバ「5」に対しては、図19に示すように大ヒットの予想フラグと小ヒットの予想フラグとがセットされる。このような予想フラグの有無が第2リール4の全てのコードナンバについてチェックされ、これらデータはRAM33に書き込まれる。
このようにしてRAM33に書き込まれた予想フラグデータは、第2リール4の停止制御時に参照される。つまり、第2リール4の停止ボタン17が操作されたとき、第2リール4のコードナンバに対応する予想フラグが参照され、大ヒットの予想が発生している場合には、有効化入賞ライン上に大ヒットのシンボルが停止するように第2リール4の停止制御が実行される。
次に、第3リール5の停止ボタン18のオン操作が検出された場合には、第3リール5の停止制御処理が行われる。この停止制御処理では、既に第1リール3および第2リール4が停止してそのシンボルの組合せが特定されているので、これらのシンボルの組合せに対し、第3リール5の各々のコードナンバ毎に入賞の可能性が判定され、図19に示すテーブルと同様にして入賞予想フラグが立てられる。
この予想フラグデータも第3リール5の停止ボタン18が操作されたときに参照され、大ヒットの予想が立っているときには、有効化入賞ライン上に大ヒットのシンボルが停止するように第3リール5の停止制御が実行される。この第3リール5の停止制御処理時には、既に停止している第1リール3,第2リール4のシンボルとの組合せによって当たり要求フラグ通りの入賞が得られるだけでなく、当たり要求フラグと異なる入賞が得られないようにリール停止位置が制御される。
このような一般遊技中における停止表示制御手段によるリール停止処理は、CT期間中には、第1停止リールおよび第2停止リールについては行われない。つまり、上記の例と同様に、第1停止リールが第1リール3,第2停止リールが第2リール4の場合、これら各リール3,4は、停止ボタン16,17のオン操作が検出されたタイミングに直ちに停止する。つまり、遊技者による停止ボタン16,17の目押しタイミングのみに応じて各リール3,4は停止し、停止表示制御手段による引き込み制御は行われない。
また、CT期間中においては、第3停止リールについては停止表示制御が行われるが、この際行われる引き込み制御の制御コマ数は、図17(b)に示すように1または0となり、一般遊技中における制御コマ数4に比べて小さくなる。従って、例えば、第3停止リールが上記の例と同様に第3リール5である場合、停止ボタン18が操作されたタイミングに表示窓8の有効化入賞ライン上に入賞役に応じたシンボルが無い場合、有効化ラインから1コマまたは0コマの範囲内に入賞役に応じたシンボルが有るか否かが判別される。
例えば、第1リール3および第2リール4にプラムが揃っている場合、またはベルが揃っている場合にはプラムまたはベルが1コマまで引き込み制御される。つまり、停止ボタン18の操作タイミングに有効化ライン上にプラムまたはベルが存在しなくても、1コマの制御コマ数の範囲内にこれらシンボルが存在する場合、停止表示制御手段によって第3リール5が1コマだけ滑らせられ、プラムまたはベルの入賞が発生させられる。しかし、2枚チェリーおよび4枚チェリーの制御コマ数は0であるため、このような引き込み停止表示制御は行われない。
このようなリール停止制御処理が終了すると、次に、入賞検索処理つまり入賞態様決定手段による当たりの判断処理が行われる(図9,ステップ111)。この入賞検索処理で当たりがある場合には、次に、その当たりの種類に応じた枚数のメダル払い出しが開始される(ステップ112)。この払い出し数はメダルセンサ9Sに検出されており、配当枚数分のメダルが受け皿20へ払い出される(ステップ113)。なお、クレジットで遊技が行われている状態では、受け皿20へのメダル払い出しに代え、入賞によって獲得したメダル数分、クレジット数が増加される。
次に、ステップ104で演出1または演出2が選択されている場合には、スピーカ39およびリールバックランプ57a〜57cによる音および光を使い、演出1または演出2が実行される(ステップ114)。その後、BBゲームが発生したか否かが判断され(ステップ115)、BBゲームが発生している場合にはBBゲームが実行される(ステップ116)。ここで、CT付きBBが発生している場合には、このBBゲームに引き続いて前述したCT遊技が実行される。また、BBゲームが発生していない場合には、次にRBゲームが発生しているか否かが判断され(ステップ117)、RBゲームが発生している場合にはRBゲームが実行される(ステップ118)。その後、上述した処理が繰り返されてスロットマシン遊技が行われる。
このような本実施形態では、上述したように、CT遊技が発生する特定の条件が成立したことは、ステップ106において報知手段が所定確率で出力するCT当選スタート音により、所定確率で遊技者に報知される。従って、特定の条件が成立したことは、遊技者に報知される場合もあり、報知されない場合もある。つまり、特定の条件が成立したことは曖昧に報知される。
このため、特定の条件が成立したことが報知された場合には、遊技者はその報知で喜ぶ。また、特定の条件が成立したことが報知されない場合にも、特定の条件が成立している可能性はあるので、遊技者はそのことで損失感を抱くことはない。従って、リール停止時に特定の図柄組合せを揃えて、或いはルーレット等を用いて特定条件の成立を100%の確率で報知する従来の遊技機のように、CT遊技の抽選に外れたことが明確に遊技者に伝えられ、CT遊技を行う期待をBBゲームの最後まで持ち続けることが出来ずにその失望感が大きくなる、といったことはない。
また、本実施形態では、CT遊技が行われるBB入賞態様に応じたシンボルが各リール3〜5に停止表示される前、つまり、リール3〜5の回転が開始する時に、特定の条件が成立したことがCT当選スタート音によって報知される。このため、報知タイミングが従来よりも多様になって遊技態様が豊富になり、遊技の幅は広がる。例えば、従来よりも早いタイミングに特定の条件が成立したことが報知されると、遊技者は従来よりも長い間その喜びを享受することが出来る。また、従来よりも早いタイミングに報知がないと、従来よりも長い間、特定条件の成立に期待を抱くことが出来るため、期待感は広がる。
また、本実施形態では、特定の条件が成立していてもCT当選スタート音を出音して特定の条件が成立したことを所定確率で報知せず、演出1スタート音および演出2スタート音の2種類のスタート音の中から選んだ1つの音で報知する。このため、遊技態様はさらに豊富になり、遊技の幅はさらに広がる。
なお、上記実施形態の説明においては、CT付きBBの当選をスタート音を用いて報知する場合について説明したが、例えば、BBゲームに突入する際に発生させるBB突入音を複数設けて、その中から選んだ1つのBB突入音を所定確率で出音することで、CT付きBBの当選を遊技者に報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態の説明においては、スピーカ駆動回路43,スピーカ39およびマイコン30によって報知手段を構成し、音によって特定条件の成立を報知する場合について説明した。しかし、例えばランプ駆動回路48,バックランプ57a〜57cおよびマイコン30によってこの報知手段を構成し、バックラン57a〜57cの発光によって特定条件の成立を報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態の説明においては、CT期間中、停止表示制御手段による停止制御が中断されるリールを第1停止リールおよび第2停止リール、停止制御が行われるリールを第3停止リールとして説明したが、停止制御が中断されるリールの数および種類、並びに停止制御が行われるリールの数および種類はこれに限定されるものではない。例えば、停止制御が中断されるリールを第3停止リールとし、停止制御が行われるリールを第1停止リールおよび第2停止リールとしてもよい。
また、上記実施形態の説明においては、可変表示装置を回転リール3〜5として説明したが、この可変表示装置はこれに限定されるものではなく、例えば、液晶表示装置,プラズマディスプレイ装置,発光ダイオード(LED)や、エレクトロルミネセンスといった装置を可変表示装置としてもよい。
このような各場合においても、上記実施形態と同様な効果が奏される。
本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観を示す正面図である。 図1に示すスロットマシンの回転リールユニットを示す斜視図である。 図2に示す回転リールユニットを構成する回転リールの構造を示す斜視図である。 図1に示すスロットマシンの表示窓に記された入賞ラインが順次有効化される状態を示す図である。 図1に示すスロットマシンの主要な制御回路構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理に用いられる入賞確率テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理に用いられるシンボルテーブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理を示す第1のフローチャートである。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理を示す第2のフローチャートである。 図8に示すフローチャート中の確率抽選処理の詳細を示す第1のフローチャートである。 図8に示すフローチャート中の確率抽選処理の詳細を示す第2のフローチャートである。 図10および図11に示す確率抽選処理の際に用いられる遊技状態別抽選データテーブルを示す図である。 図6に示す入賞確率テーブルの具体的なデータを示す図である。 図8に示すフローチャート中の演出処理の態様を選択するために用いられる当選状態別演出選択テーブルを示す図である。 図8に示すフローチャート中のスタート音選択処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるスロットマシンのRAM内に確保される遊技状態ステータス記憶領域および当たり要求フラグ記憶領域の各内容を示す図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理に用いられる引込優先順位テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理で各回転リールに割り当てて読み込まれるシンボルコードの関係を示す図である。 本発明の一実施形態によるスロットマシンの遊技処理に用いられるヒット予想フラグテーブルを示す図である。
符号の説明
1…スロットマシン
2…前面パネル
3,4,5…第1,第2,第3リール
6,7,8…窓
9…メダル投入口
10,11,12…BETスイッチ
13…クレジット数表示部
14…クレジット/精算切換スイッチ
15…スタートレバー
16,17,18…停止ボタン
19…透音孔
20…メダル受皿
21…メダル払出口
22…配当表示部
23…有効化ライン表示ランプ
24…液晶表示部
L1,L2A,L2B,L3A,L3B…入賞ライン

Claims (1)

  1. 乱数抽選によって遊技の入賞態様を決定する入賞態様決定手段と、種々の図柄を可変表示する可変表示装置と、前記入賞態様決定手段で決定された入賞態様に応じた図柄を前記可変表示装置に引き込んで停止表示させる停止表示制御手段と、特定の遊技中において前記停止表示制御手段による入賞態様に応じた図柄の停止表示制御を中断する停止制御中断手段とを備えて構成される遊技機において、
    前記特定の遊技は、特定の条件が成立した場合に大当たり入賞図柄組合せが前記可変表示装置に停止表示されて開始する大当たり遊技が終了すると実行されるが、前記大当たり入賞図柄組合せが前記可変表示装置に停止表示されて開始する大当たり遊技が終了しても実行されないことがあり、
    前記特定の条件が成立したことを、前記大当たり入賞図柄組合せが前記可変表示装置に停止表示される前であって、前記可変表示装置の可変表示が開始するときに、100%でない所定確率で遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015147119A (ja) * 2015-05-27 2015-08-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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