JP2006319957A - リサンプリング検出装置及び方法並びにリサンプリング装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号へのリサンプリング処理の前後で位相が一致していない場合でも、信号が既にリサンプリングされているか否かを検出することを可能とする。
【解決手段】ディジタル信号を構成する複数の入力信号を受信し、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出装置であって、1つ以上の入力信号から、ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する推定手段(303、304)と、推定した信号と1つ以上の入力信号とを用いて、ディジタル信号がリサンプリングされた信号か否かを検出する検出手段(306)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、入力した映像信号や音声信号等のディジタル信号が、リサンプリングされているか否かを検出可能なリサンプリング検出装置及びそれを用いたリサンプリング装置に関する。
映像信号等を標本化して得られるディジタル信号に対して、その標本化周波数を変換するリサンプリング処理が多くの場面で適用される。リサンプリング処理には、元のサンプリングデータを間引いて新たなサンプリングデータを生成するダウンサンプリング(サブサンプリング)と、元のサンプリングデータを補間して新たなサンプリングデータを生成するアップサンプリングとが含まれる。リサンプリング処理はサンプリングレート変換処理とも呼ばれる。
例えば、ディジタルVTR等の記録再生装置に内蔵されたリサンプリング装置は、記録時には、入力された映像に対して間引きフィルタによるダウンサンプリングを行い、再生時には、その逆処理として、記録媒体から読み出した映像信号に対して補間フィルタによるアップサンプリングを行う。しかしながら、このような記録再生装置を用いてダビングを繰り返した場合、ダビングごとにリサンプリング装置によるフィルタ演算処理が行われ、ダウンサンプリングとアップサンプリングが繰り返される結果、信号の周波数特性が劣化するという問題があった。
上記の問題を解決するために従来より種々の方法が提案されている。例えば、ダウンサンプリング処理において、入力される信号が既にアップサンプリングされた信号、すなわち記録後に再生された信号であることを検出したときはフィルタ演算処理をしないでサンプルの抽出を行う方法がある。また、アップサンプリング処理においては、間引かないサンプル群の各データが補間処理の前後で変化しないようにする方法がある。このような方法により、ダウンサンプリングとアップサンプリングの繰り返しによる信号劣化を防止することができる(例えば特許文献1参照)。
図10に従来のリサンプリング装置によって変換される1次元信号のサンプル位相を示す。図10(a)はダウンサンプリングの場合を、図10(b)はアップサンプリングの場合をそれぞれ示す。同図中、「●」はダウンサンプリングによって間引かれるサンプルを、「○」はそのまま出力されるサンプルを、「◎」はアップサンプリングによって補間されたサンプルをそれぞれ示す。
図10(a)に示すように、入力された信号aをダウンサンプリングして記録する場合、サンプリングレートがFsである入力信号aに対し、入力信号aの1つおきのサンプル(●)を間引き、かつ残りのサンプル(○)をそのまま出力する。これにより、サンプリングレートFs/2の間引き信号bを得て、これを記録媒体に記録する。
また図10(b)に示すように、記録媒体からの信号を再生時にアップサンプリングする場合、サンプリングレートがFs/2である間引き信号bを入力とし、入力信号bの各サンプル(○)に加えて、各サンプル(○)の中間位置に、補間によって求めたデータの新たなサンプル(◎)を挿入する。これにより、サンプリングレートFsの補間信号cを得て、これを再生し出力する。その後、この信号cをダウンサンプリングして記録する場合は、アップサンプリング時に挿入したサンプル(◎)を間引くことで、信号bを復元して記録することができる。従って、このリサンプリング装置を用いてダウンサンプリング、アップサンプリングを繰り返した場合、間引かれないサンプル(○)は常に保存されるので、信号の周波数特性は劣化しない。
特開平4−185127号公報
しかしながら、上記従来のリサンプリング装置は、ダウンサンプリング処理またはアップサンプリング処理などのリサンプリング処理の前後でサンプルの位相が一致しない場合には適用できないという問題があった。近年のサンプリング処理においては、リサンプリング処理前後の位相が一致していない場合が多く、そのような場合、上記従来のリサンプリング装置は利用できない。
例えば、2タップのフィルタを用いて、図10(c)のように、サンプリングレートが48kHzの信号d(信号値:d0、d1、d2、d3)を、位相を一致させずにサンプリングレートが24kHzの信号e(信号値:e0、e1、e2)にダウンサンプリングした場合、例えば、信号e0は式(1)で、信号e1は式(2)で表される。
Figure 2006319957
Figure 2006319957
さらに信号eをサンプリングレートが48kHzの信号d’(信号値:d'0、d'1、d'2、d'3)にアップサンプリングすると、例えば、信号d'1は式(3)のようになり、元の信号d1とは一致しない。
Figure 2006319957
このように、位相が一致しないリサンプリング処理を繰り返す場合、繰り返すたびに信号は劣化していく。さらにこの劣化は、従来のリサンプリング装置では抑えることができない。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、リサンプリング処理の前後で位相が一致していない場合でも、信号が既にリサンプリングされているか否かを検出することが可能なリサンプリング検出装置、及びサンプリング処理の繰り返しによる信号の劣化を低減するりサンプリング装置を提供することにある。
本発明の第1の態様において、ディジタル信号を構成する複数の入力信号を受信し、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出装置が提供される。リサンプリング検出装置は、1つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する推定手段と、推定した信号と、1つ以上の入力信号とを用いて、ディジタル信号がリサンプリングされた信号か否かを検出する検出手段とを備える。
本発明の第2の態様において、ディジタル信号を構成する複数の入力信号を入力端子を介して受信し、リサンプリング処理を行い、出力端子を介して出力するリサンプリング装置が提供される。
リサンプリング装置は、一つ以上の入力信号から、ディジタル信号に関するリサンプリングされる前の信号を生成する信号復元手段と、一つ以上の入力信号に対して間引き処理を行う信号間引き手段と、一つ以上の入力信号から、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出し、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であると検出された場合は、検出信号を出力し、ディジタル信号がリサンプリングされた信号でないと検出された場合は、非検出信号を出力するリサンプリング検出手段と、リサンプリング検出手段からの出力を受信し、出力が検出信号であるときは、信号復元手段の出力を前記出力端子に接続し、リサンプリング検出手段からの出力が非検出信号であるときは、信号間引き手段の出力を出力端子に接続するスイッチとを備える。
リサンプリング検出手段は、1つ以上の入力信号から、ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する推定手段と、推定した信号と1つ以上の入力信号とを用いて、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する検出手段とを含む。
本発明の第3の態様において、ディジタル信号を構成する複数の入力信号を受信し、ディジタル信号が既にリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出方法が提供される。リサンプリング検出方法は、1つ以上の入力信号から、ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定するステップと、推定した信号と、1つ以上の入力信号とを用いて、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するステップとを含む。
本発明の第4の態様において、ディジタル信号を構成する複数の入力信号を入力し、リサンプリング処理を行って出力するリサンプリング方法が提供される。リサンプリング方法は、一つ以上の入力信号から、ディジタル信号に関するリサンプリングされる前の信号を復元するステップと、一つ以上の入力信号に対して間引き処理を行うステップと、1つ以上の入力信号から、ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定し、推定した信号と1つ以上の入力信号とを用いて、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するステップと、ディジタル信号がリサンプリングされた信号であると検出された場合は、復元されたリサンプリング前の信号を出力し、ディジタル信号がリサンプリングされた信号でないと検出された場合は、間引き処理された信号を出力するステップとを含む。
本発明のリサンプリング検出装置及び方法によれば、リサンプリング前後の位相が一致しない場合でも、入力信号が既にリサンプリングされているか否かを検出することができる。この検出結果を利用することで、例えば、ダビング(リサンプリング)の繰り返しによる信号の周波数特性の劣化を抑えることができる記録再生装置を実現できる。
本発明のリサンプリング装置及び方法によれば、入力信号が既にリサンプリングされているか否かを検出し、入力信号が既にリサンプリングされている場合には、リサンプリング前の元のデータを復元して出力する。このため、ダビング(リサンプリング)の繰り返しによる信号の周波数特性の劣化を抑えることができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、ディジタル映像信号を入力し、入力したディジタル映像信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出装置について説明する。
本実施の形態及び以降の実施の形態のリサンプリング検出装置においては、ディジタル映像信号を構成する複数の入力信号がFIR型のディジタルフィルタによってリサンプリングされた信号であると仮定される。リサンプリング検出装置は、仮定したフィルタの係数及び境界条件(初期値)から、その仮定が成立するための必要条件を求め、入力信号が境界条件の下で必要条件を満たすか否かを判断することで、入力信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する。
1.FIR型フィルタによるリサンプリング処理
本実施の形態のリサンプリング検出装置の原理の理解の容易化のために、まず、FIR型の2タップディジタルフィルタを用いたリサンプリング処理について説明する。FIR型のディジタルフィルタは、動作が安定で高速動作に適していることから、一般的に信号をリサンプリングする際によく用いられる。
図1は、輝度信号及び色差信号を含む1フレームの映像信号に対してリサンプリング処理を行った場合の、映像信号の模式図である。図1において、「×」は輝度信号、「○」は第1フィールドの色差信号、「△」は第2フィールドの色差信号を示す。図1(a)はYUV4:2:2形式、図1(b)はYUV4:2:0形式における、輝度と色差の位相関係を表している。さらに、図1(a)において、C(k=0,1,2,...)はYUV4:2:2形式の場合の色差信号の信号値である。図1(b)において、B(j=0,1,2,...)はYUV4:2:0形式の場合の色差信号の信号値である。m、nは1フレームの映像における色差信号の縦(画像の垂直方向)の位置を表すのに用いており、m及びnは、(m,n)={(1,0),(3,1),(5,2),・・・}の値の組み合わせをとる。すなわち、mとnはm=2n+1の関係を満たす。
図1のように、YUV4:2:2形式とYUV4:2:0形式とでは、輝度信号の数及び位置は同じである。しかし、色差信号については、その数(密度)が異なると共に、その位置も異なる、すなわち位相が異なった状態となっている。YUV4:2:2形式(図1(a))をYUV4:2:0形式(図1(b))に変換する処理がダウンサンプリングであり、YUV4:2:0形式をYUV4:2:2形式に変換する処理がアップサンプリングである。なお、以降は説明の簡単化のため、第1フィールドのデータに着目して説明する。
図1(b)のディジタル映像の色差信号を、図1(a)の形式になるようにアップサンプリングする場合を考える。図2を参照し、信号C2mと、信号B2n、B2n+2との位置関係から、C2mの値はB2nの値とB2n+2の値とを5:3の割合で重み付けした平均値として求めればよい。従って、C2mの値を出力するディジタルフィルタは次式(4)のように表される。
Figure 2006319957
但し、境界条件(初期値)として、YUV4:2:2形式の上端のラインの色差信号Cを以下のように決定する。
Figure 2006319957
同様に、図2を参照し、信号C2m+2と、信号B2n、B2n+2との位置関係から、C2m+2の値は、B2nの値とB2n+2の値とを1:7の割合で重み付けした平均値として求めればよい。従って、C2m+2を出力するディジタルフィルタは式(6)のようになる。
Figure 2006319957
上記の演算を全てのm、nの組について行うことでアップサンプリングされた色差信号が得られる。
ここで、リサンプリング検出装置への入力信号が、前述したFIR型のディジタルフィルタによってYUV4:2:0形式からYUV4:2:2形式へアップサンプリングされた信号であると仮定(以下「仮定A」という)すると、入力信号の信号値Cは、リサンプリング前の信号値Bを用いて、式(4)及び式(6)で表すことができる。さらに、式(4)及び式(6)は、それぞれ以下の式(8)及び式(7)のように変形することができる。
Figure 2006319957
Figure 2006319957
したがって、仮定Aが成立するためには、任意のm、nの組に対して式(7)及び式(8)が成り立つことが必要条件となる。この必要条件が満たされた場合、入力信号は、前述のFIR型のディジタルフィルタによってYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定することができる。
2.リサンプリング検出装置
2.1 構成
本実施の形態のリサンプリング検出装置を説明する。
リサンプリング検出装置は、入力された信号が上記のようなアップサンプリングを行った信号であることを検出する。図3は、本実施の形態におけるリサンプリング検出装置の構成を示すブロック図である。リサンプリング検出装置301は、入力としてYUV4:2:2形式のディジタル映像信号を順次入力し、この入力信号の情報を元にして、その映像の全体または一部分がリサンプリングされた映像であるかどうかを検出し、検出結果を出力する。リサンプリング検出装置301には、入力される映像信号が事前にバッファリングされる等された上で、必要な画素に対する信号が順次入力されるものとする。
リサンプリング検出装置301は、第1及び第2のリサンプリング推定部303、304と、遅延器305と、比較検出部306とを備える。第1のリサンプリング推定部303は、入力信号fからリサンプリングされる前の信号を第1の方法で推定する手段である。第2のリサンプリング推定部304は、入力信号fからリサンプリングされる前の信号を第2の方法で推定する手段である。本実施の形態では、第1のリサンプリング推定部303は式(7)を用いて、第2のリサンプリング推定部304は式(8)を用いて、それぞれリサンプリングされる前の信号Bjを推定する。
遅延器305は、第1のリサンプリング推定部303からの出力信号gを、次の入力信号fが入力されるまで所定時間だけ遅延させて出力する手段である。すなわち、第1のリサンプリング推定部303及び第2のリサンプリング推定部304でのリサンプリング前信号推定にかかる時間だけ遅延させる。このようにすることで、各リサンプリング推定部は、前回推定した結果を用いて演算を行う。なお、遅延器305に入力される信号は、第1のリサンプリング推定部303からの信号gとしたが、第2のリサンプリング推定部からの信号hを用いてもよい。
比較検出部306は、第1及び第2のリサンプリング推定部303、304の出力信号g、hを比較して、両者が一致するか否かを判断する手段である。また、比較検出部306は入力される信号g及び信号hごとにその判断結果を蓄積する。比較検出部306は、最終的にすべての入力に対して結果が「一致」となった場合、入力された映像信号がリサンプリングされたことを示す検出信号Srを出力し、そうでない場合は、非検出信号Snを比較結果の信号jとして出力する。
2.2 動作
上記のように構成されたリサンプリング検出装置の動作について説明する。
図1(a)のような位相のYUV4:2:2形式のディジタル映像信号が信号fとして入力端子302に入力されたとする。ここで信号fは、映像信号のうち縦に並んだ同一フィールドの1列の色差信号が上から順次入力されるものとする。すなわち、図1(a)においてまずCが入力され、次のタイミングでCとCとが入力され、その次のタイミングでCとCが入力されるといった具合である。
最初に入力されたCは、遅延器305に境界条件(初期値)Bとして保持される(式(5)参照)。なお、他の列については同時もしくは順次入力されて処理されていくものとするが、説明は省略する。
入力端子302から信号fとして信号値C及びCが入力され、遅延器305から入力信号iとして信号値Bが入力されると、第1のリサンプリング推定部303は、式(7)においてn=0、m=1を設定することでリサンプリング前の信号Bを推定し(式(9)参照)、信号gとして出力する。
Figure 2006319957
同様に、第2のリサンプリング推定部304は、式(8)においてn=0、m=1としてリサンプリング前の信号Bを推定し(式(9)参照)、信号hとして出力する。
Figure 2006319957
式(9)および式(10)からそれぞれ求めたBが等しいことが、仮定Aが成立する必要条件のうちのひとつ(第1の必要条件)となる。比較検出部306は、第1のリサンプリング推定部303の出力信号g(B)と第2のリサンプリング推定部304の出力信号h(B)とを比較する。比較の結果、両者が等しい場合には、比較検出部306はその結果を「一致」として蓄積する。また、信号gは遅延器305にも入力され、遅延器305は信号値Bを保持する。
次に、入力端子302から信号fとして信号値C及びCが入力され、遅延器305から入力信号iとして信号値Bが入力されると、第1のリサンプリング推定部303は、式(7)においてn=1、m=3としてリサンプリング前の信号値Bを推定して出力(信号g)する。一方、第2のリサンプリング推定部304は、式(8)においてn=1、m=3としてリサンプリング前の信号値Bを推定して出力(信号h)する。得られたBが等しいことが、仮定Aが成立する必要条件のうちのひとつ(第2の必要条件)となる。そこで、比較検出部306は、第1のリサンプリング推定部303が出力した信号g(B)と第2のリサンプリング推定部304が出力した信号h(B)とを比較し、比較結果を蓄積する。また、信号gは遅延器305にも入力され、遅延器305は信号値Bを保持する。
以降、同様にして入力端子302からの信号fと、遅延器305からの信号iとによって、リサンプリング推定部303とリサンプリング推定部304はそれぞれ異なる方法でリサンプリング前の信号値B2n+2を推定する。そして、比較検出部306は、得られた2つの信号値B2n+2が一致するか否かを比較していく。この処理を、m及びnを増加させながら全てのm、nの組に対して行うことで、複数の必要条件を得ることができる。比較検出部306は、最後にこれら複数の必要条件がすべて満たされる、すなわち比較結果がすべて「一致」となった場合に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定して検出信号Srを出力し、そうでない場合に非検出信号Snを出力する。アップサンプリングされていない入力信号が偶然このような必要条件を満たすことも考えられるが、複数の必要条件を同時に満たす可能性は極めて低いと考えられる。
以上のように、本実施の形態のリサンプリング検出装置は、2種類の方法を用いてアップサンプリング前の信号値を推定し、推定した2つの値が一致したときに、入力信号がアップサンプリングされた信号であると判定する。このように、本実施の形態のリサンプリング検出装置によれば、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であることを検出することができるため、後段の処理においてこの検出結果を参照することで、周波数特性の劣化を抑える処理を実施することが可能となり、映像信号の劣化を低減できる。
2.3 その他
本実施の形態では、一番上のラインを境界条件とし、m及びnを増加させることによって上のラインから下のラインへとリサンプリング検出を行っていったが、一番下のラインを境界条件とし、m及びnを減少させることによって下のラインから上のラインへとリサンプリング検出を行うこともできる。
また、本実施の形態においてさらに以下の変形例も考えられる。なお、以下の事項は後述する実施の形態においても同様に適用できる。
本実施の形態では、第1フィールドを例に挙げて説明したが、第2フィールドでも同様に検出処理を行うことができる。また、本実施の形態の思想は、インターレース走査方式に限らず、プログレッシブ走査方式に対しても同様に適用できる。
また、本実施の形態では、比較検出部において全ての入力信号について比較結果が一致した場合に検出信号Srを出力していたが、所定数(または所定割合)以上の入力信号に対して比較結果が一致した場合に、検出信号Srを出力するようにしてもよい。
また、比較検出部における比較動作において、比較される信号値の誤差が所定範囲内にあれば「一致」と判断してもよい。
また、本実施の形態では、映像信号の垂直方向に適用したが、水平方向にも適用することができるほか、映像信号以外の信号へ適用することもできる。
さらに、本実施の形態では、タップ係数が「5,3」或いは「1,7」のFIR型2タップディジタルフィルタを用いているが、タップ数やタップの係数には制限が無い。本実施の形態では、タップ数が2だったため、B2n、B2n+2に関する2元1次方程式を用いて各数式を求めたが、タップ数が3の場合は、B2n、B2n+2、B2n+4に関する3元1次方程式を用いて各数式を求めればよい。タップ数がn(n>3の整数)の場合も同様に、n元1次方程式を用いて各数式を求めればよい。
(実施の形態2)
リサンプリング検出装置の別の構成について説明する。本実施の形態のリサンプリング検出装置の構成は図3に示す実施の形態1のものと同様である。実施の形態1のリサンプリング検出装置では、全てのm、nの組に対してリサンプリング検出を行っていた。これに対して、本実施の形態のリサンプリング検出装置では、画面の一部分の信号のみを用いたリサンプリング検出を可能とする。
図4を参照して、本実施の形態のリサンプリング検出装置の動作を説明する。本実施の形態では、式(5)で示される境界条件の替わりに、式(4)及び式(6)からB2n+2について導出された式(11a)を用いて求めた値を境界条件として用いる。これにより、画面上にある任意の連続した4以上の偶数ライン分の入力信号を用いてリサンプリング検出することが可能になる。すなわち、画面の1部分のみを用いてリサンプリング検出することができ、演算量を減らすことができる。
Figure 2006319957
式(11a)を用いて境界条件を求めた後、C2m+4とC2m+6とを入力し、第B2n+2とC2m+4とから以下の式(11b)を用いてB2n+4を求める。さらに、B2n+2とC2m+6とから以下の式(11c)を用いてB2n+4とを求める。式(11b)及び式(11c)からそれぞれ求めたB2n+4の値を比較し、「一致」となった場合に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定して検出信号Srを出力し、そうでない場合、非検出信号Snを出力する。なお、式(11b)は式(8)と同義であり、式(11c)は式(7)と同義である。
Figure 2006319957
以下、具体的にC42、C44、C46、C48の4ラインに対してリサンプリング検出を行う場合を説明する。
最初に、入力端子302から信号fとして信号値C42及びC44が入力される。リサンプリング推定部303は、信号C42及びC44から式(11a)において(n,m)=(10,21)として、B22を求めて信号gとして出力する。遅延器305はこの信号g(B22)を境界条件(初期値)として保持する。
次に、入力端子302から信号fとして信号値C46及びC48が入力され、遅延器305から入力信号iとして信号値B22が入力されると、第1のリサンプリング推定部303は、式(7)において(n,m)=(11,23)として、リサンプリング前の信号B24を推定し、信号gとして出力する。この信号gは、遅延器305に保持される。また、第2のリサンプリング推定部304は、式(8)において(n,m)=(11,23)としてリサンプリング前の信号B24を推定し、信号hとして出力する。
第1及び第2のリサンプリング推定部303、304により得られたB24が等しいことが、実施の形態1で述べた仮定Aが成立する必要条件となる。比較検出部306は、第1のリサンプリング推定部303が出力した信号g(B24)と、第2のリサンプリング推定部304が出力した信号h(B24)とを比較する。比較検出部306は、比較結果が「一致」となった場合に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定し、検出信号Srを出力する。そうでない場合、比較検出部306は非検出信号Snを出力する。
比較検出部306は比較結果を蓄積し、リサンプリング検出に用いる全ての入力信号が入力された後で、比較結果が全て「一致」しているか否かを判定することで、4より大きい偶数ライン分の入力信号を用いてリサンプリング検出を行うことができる。
以上のような方法で、画面において部分毎に適用する処理を変えることができる。例えば、11≦n≦20の部分と21≦n≦30の部分のように画面を4以上の偶数ラインからなる複数の部分に分割し、分割した各部分に対しリサンプリング検出を行い、その結果によって各部分に適用するフィルタを変更することができる。
(実施の形態3)
リサンプリング検出装置のさらに別の構成について説明する。本実施の形態のリサンプリング検出装置は、実施の形態2で述べたリサンプリング検出装置と同様の機能を有するが、フィードバック回路を有していない点が異なる。よって、本実施の形態のリサンプリング検出装置は、入力端子から信号が入力されるタイミングを考慮しなくても良く、この点で、実施の形態2で述べたリサンプリング検出装置に対して利点を有する。
図5に、本実施の形態におけるリサンプリング検出装置のブロック図を示す。実施の形態1と同様の構成については同一の参照番号を付し、説明は省略する。
本実施の形態のリサンプリング検出装置401において、第1のリサンプリング推定部403は、リサンプリングされる前の信号を第1の方法で推定する手段である。第2のリサンプリング推定部404は、リサンプリングされる前の信号を第2の方法で推定する手段である。遅延器405は、第2のリサンプリング推定部404の出力を、第1及び第2のリサンプリング推定部403、404でのリサンプリング前信号推定にかかる時間だけ遅延させて出力する手段である。比較検出部406は、第1のリサンプリング推定部403の出力と遅延器405の出力とを比較して、両者が一致するか否かを判断する手段である。比較検出部406における判断結果の蓄積と、最終的な検出結果の出力については実施の形態1と同様である。
上記のように構成された本実施の形態のリサンプリング検出装置401の動作について以下に説明する。説明を簡単にするため、第1フィールドを例に挙げて説明する。本実施の形態では、第1のリサンプリング推定部403は後述の式(12)を用いて、第2のリサンプリング推定部404は式(11a)を用いて、それぞれリサンプリングされる前の信号Bjを推定する。
図1(a)のような位相を有する、ディジタル映像信号の信号値C2m及びC2m+2が入力端子302から信号fとして入力された場合を例にとる。仮定Aが成立する場合、これらの入力信号は、式(11a)と、式(4)及び式(6)からB2nについて導出される式(12)とを満たす。
Figure 2006319957
信号値C2m及びC2m+2が入力されると、第1のリサンプリング推定部403は、式(12)よりB2nを推定して信号lとして出力し、第2のリサンプリング推定部404は、式(11a)からB2n+2を推定して信号mとして出力する。
信号mは遅延器405に保持され、遅延器405は1つ前の信号n(B2n)を出力する。この結果、比較検出部406には、信号l(B2n)と信号n(B2n)とが同時に入力される。ここで、第1のリサンプリング推定部403が出力した信号l(B2n)と、遅延器405が出力した信号n(B2n)とが一致することが、仮定Aが成立するための必要条件となる。
比較検出部406は、信号lと信号nとを比較し、その結果、両者が等しい場合には、比較検出部406はその結果を「一致」として蓄積する。リサンプリング検出に用いる全ての入力信号が入力された後で、比較結果がすべて「一致」となった場合に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定して検出信号Srを出力し、そうでない場合に非検出信号Snを出力する。
(実施の形態4)
本実施の形態では、FIR型のディジタルフィルタによってリサンプリング(アップサンプリング)された映像信号を入力とし、リサンプリングされる前の映像信号を復元して出力する信号復元装置について説明する。
図6に本実施の形態における信号復元装置の構成を示す。信号復元装置501は、入力信号からリサンプリング前の信号を推定する手段であるリサンプリング推定部503を含む。図6を参照し、信号復元装置の動作について説明する。
YUV4:2:0形式(図1(b)参照)であった信号が実施の形態1で述べたFIR型のディジタルフィルタによってYUV4:2:2形式(図1(a)参照)の信号にアップサンプリングされて得られた信号が入力端子502に入力される場合を考える。
説明を簡単にするために第1フィールドを例に挙げて説明する。入力端子502から入力される信号pは信号値C2m及びC2m+2である。リサンプリング推定部503は、入力信号pの信号値C2m及びC2m+2から式(12)を用いて信号値B2nを求め、その信号値B2nを信号qとして出力する。
本信号復元装置は、以上の処理を全てのm、nの組に対して行う。これにより、アップサンプリング処理の前後で信号の位相が一致しているか否かに関わらず、アップサンプリングされる前の信号を推定して復元することができる。本発明の信号復元装置を記録再生装置に適用することにより、ダビングを繰り返した場合でも周波数特性の劣化を抑えることのできる記録再生装置を実現することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態は、映像信号における垂直方向の信号に対するリサンプリング装置を説明する。本リサンプリング装置は、入力された映像信号がリサンプリングされた信号か否かを検出し、リサンプリングされた信号でない場合はFIR型ディジタルフィルタによるリサンプリング処理を行って出力し、既にリサンプリングされた信号である場合は、リサンプリング前の信号を復元して出力する。
図7に、本実施の形態におけるリサンプリング装置の構成を示す。リサンプリング装置601は、入力信号を格納するバッファメモリ603と、入力信号がリサンプリングされた信号か否かを検出するリサンプリング検出部604と、入力信号からリサンプリング前の信号を復元する信号復元部605と、FIR型ディジタルフィルタによるリサンプリング処理を行う信号間引き部606と、出力を信号復元部605からの出力または信号間引き部606からの出力のいずれかに切替えるスイッチ607とを含む。
入力端子602に入力された映像信号はバッファメモリ603に保持され、バッファメモリ603から必要に応じて信号値が出力される。リサンプリング検出部604は実施の形態1〜3におけるリサンプリング検出装置と同様の機能、構成を有し、入力端子602に入力された信号がリサンプリングされた信号か否かを検出する手段である。信号復元部605は実施の形態4におけるリサンプリング前の信号を復元する手段である。信号間引き部606は、入力信号に対してFIR型のディジタルフィルタによる信号間引きを行う手段である。スイッチ607はリサンプリング検出部604からの制御信号を受けて、信号復元部605からの出力または信号間引き部606からの出力を選択して出力端子608へ出力する。
上記のように構成された本発明のリサンプリング装置の動作について説明する。図7(a)は、リサンプリングされていない信号が入力された場合の動作を説明するための図であり、図7(b)は、既にリサンプリングされている信号が入力された場合の動作を説明するための図である。
最初に、図7(a)を参照して、リサンプリング装置が、YUV4:2:2形式(図1(a)参照)の、リサンプリングされていない信号を入力したときの動作を説明する。
リサンプリング装置において、リサンプリング検出部604は、入力端子602から入力された信号がリサンプリングされていない信号であることを検出し、非検出信号Snをスイッチ607に出力する。信号間引き部606は、FIR型のディジタルフィルタを用いて色差信号を間引くことで、YUV4:2:2形式の入力信号をYUV4:2:0(図1(b)参照)形式の信号に変換する。リサンプリング検出部604からの非検出信号Snに基づき、スイッチ607は接点をb側に接続する。これにより、信号間引き部606によりYUV4:2:0形式に変換された信号が出力端子608から出力される。
次に、図7(b)を参照して、リサンプリング装置がYUV4:2:2形式のリサンプリングされた信号を入力したときの動作を説明する。
信号復元部605は、入力した信号から、リサンプリング前の信号を復元する。その復元方法は実施の形態4で説明したとおりである。リサンプリング検出手段604は、入力端子602から入力された信号がリサンプリングされた信号であることを検出し、検出信号Srをスイッチ607に出力する。スイッチ607は検出信号Srに基づき接点をa側に接続する。これにより、信号復元部605により復元された信号が出力端子608から出力される。
以上に示すように、本実施の形態によるリサンプリング装置は、入力信号が既にアップサンプリングされた信号であると検出した場合は、信号復元部605によりアップサンプリングされる前の信号を、周波数特性を劣化させること無く復元することができる。このため、リサンプリング処理を繰り返しても信号の劣化を抑えることができる。また、入力信号がアップサンプリングされた信号でないと検出された場合は、信号間引き部606によりFIR型のディジタルフィルタを用いた信号間引き(ダウンサンプリング)が行われる。
このように、本実施の形態では既にアップサンプリングされたデータを入力した場合には、リサンプリング前の元のデータを復元して出力するため、リサンプリングの繰り返しによる信号の劣化を低減できる。
なお、本実施の形態では、映像信号の垂直方向に適用したが、水平方向にも適用することができるほか、映像信号以外の信号へ適用することもできる。
(実施の形態6)
リサンプリング検出装置のさらに別の構成について説明する。図8は、本実施の形態のリサンプリング検出装置の構成を示した図である。リサンプリング装置801は、リサンプリング推定部804と、遅延器805と、比較検出部806とを備える。リサンプリング推定部804は、仮定Aの下、入力信号からリサンプリング前の信号Bを推定し、さらに推定したBと入力信号とを用いて入力信号Cを推定する。遅延器805は、リサンプリング推定部804の処理時間だけ、リサンプリング推定部804からの信号を遅延させる。比較検出部806は、実際に受信した入力信号と、遅延されたリサンプリング推定部804の出力信号(推定した入力信号)とを比較し、その比較結果を検出信号Sr/非検出信号Snとして出力する。
図9を参照し、本実施の形態のリサンプリング検出装置の動作を説明する。説明の簡単化のため、第1フィールドを例に挙げて説明する。
サンプリング推定部804は、ディジタル映像信号の信号値C2m及びC2m+2を入力端子302を介して入力すると、式(11a)を用いて、信号値B2n+2を求める。次に、サンプリング推定部804は信号値C2m+4を入力し、入力した信号値C2m+4と、先に求めた信号値B2n+2とを式(13)に代入し、信号値B2n+4を求める。
Figure 2006319957
そして、サンプリング推定部804は、2つの求めた信号値B2n+2と信号値B2n+4とを式(14)(式(6)と同義)に代入し、信号値C2m+6を求め、信号mとして出力する。
Figure 2006319957
信号mは遅延器805に保持される。遅延器805は、実際に入力された信号f(C2m+6)と推定された信号n(C2m+6)とが比較検出部806に同時に入力されるように、信号n(C2m+6)を遅延させて出力する。ここで、実際に入力された信号f(C2m+6)と、推定された信号n(C2m+6)とが一致することが、仮定Aが成立するための必要条件となる。
比較検出部806は、信号fと信号nとを比較し、その結果、両者が等しい場合には、その結果を「一致」として蓄積する。そして、リサンプリング検出に用いる所定の入力信号が入力された後で、比較結果がすべて「一致」となった場合に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であると推定して検出信号Srを出力し、そうでない場合に非検出信号Snを出力する。なお、比較検出部806は、所定数(または所定割合)以上の入力信号に対して比較結果が一致した場合に、検出信号Srを出力するようにしてもよい。
本実施の形態のリサンプリング検出装置によっても、実施の形態1等のものと同様に、入力信号がYUV4:2:0形式からアップサンプリングされた信号であることを検出することができる。このため、後段の処理において、この検出結果を用いて周波数特性の劣化を抑える処理を実施することが可能となる。
本発明のリサンプリング装置によれば、サンプリングレートの変換を繰り返し行っても、ディジタルフィルタによる周波数特性の劣化が無いため、記録と再生を異なるサンプリングレートで行わなければならない記録再生装置や、受信側と送信側でサンプリングレートが異なる中継器等において有用である。
位相が一致していない場合のリサンプリング処理を説明した図 位相を考慮したフィルタ処理を説明した図 実施の形態1及び2におけるリサンプリング検出装置のブロック図 実施の形態2におけるリサンプリング検出動作を説明した図 実施の形態3におけるリサンプリング検出装置のブロック図 実施の形態4における信号復元装置のブロック図 実施の形態5におけるリサンプリング装置のブロック図 実施の形態6におけるリサンプリング装置のブロック図 実施の形態6におけるリサンプリング検出動作を説明した図 従来のリサンプリング装置におけるリサンプリング処理の説明図
符号の説明
301、401、801 リサンプリング検出装置
302 リサンプリング検出装置の入力端子
303、403 第1のリサンプリング推定部
304、404 第2のリサンプリング推定部
305、405、805 遅延器
306、406、806 比較検出部
307 リサンプリング検出装置の出力端子
501 信号復元装置
502 信号復元装置の入力端子
503 リサンプリング推定部
504 信号復元装置の出力端子
601 リサンプリング装置
603 バッファメモリ
604 リサンプリング検出部
605 信号復元部
606 信号間引き部
607 スイッチ
608 リサンプリング装置の出力端子

Claims (12)

  1. ディジタル信号を構成する複数の入力信号を受信し、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出装置であって、
    1つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する推定手段と、
    前記推定した信号と、1つ以上の入力信号とを用いて、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号か否かを検出する検出手段と
    を備えたリサンプリング検出装置。
  2. 前記推定手段が、第1の方法により、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する第1のリサンプリング推定手段と、第2の方法により、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する第2のリサンプリング推定手段とを有し、
    前記検出手段は、前記第1のリサンプリング推定手段の出力と前記第2のリサンプリング推定手段の出力とを比較して、その比較結果に基づき前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する、請求項1記載のリサンプリング検出装置。
  3. 前記推定手段は、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定し、前記推定したリサンプリングされる前の信号を用いて入力信号を推定し、
    前記検出手段は、前記推定した入力信号と、実際に受信した入力信号とを比較して、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する、請求項1記載のリサンプリング検出装置。
  4. 前記推定手段は、少なくとも2つの入力信号から、前記リサンプリングされる前の一つの信号を推定し、その推定した一つの信号の値を初期値として用いて、その後のリサンプリングされる前の信号を推定する、請求項1記載のリサンプリング検出装置。
  5. 前記推定手段は、アップサンプリングに使用されるディジタルフィルタのタップ数とタップの係数に基づいた1次方程式を解くことで、前記リサンプリングされる前の信号を推定する、請求項1記載のリサンプリング検出装置。
  6. 前記ディジタルフィルタはFIR型のディジタルフィルタである、請求項5記載のリサンプリング検出装置。
  7. 前記リサンプリングは、YUV4:2:0からYUV4:2:2へのアップサンプリングである、請求項1記載のリサンプリング検出装置。
  8. ディジタル信号を構成する複数の入力信号を入力端子を介して受信し、リサンプリング処理を行い、出力端子を介して出力するリサンプリング装置であって、
    一つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号に関するリサンプリングされる前の信号を生成する信号復元手段と、
    一つ以上の前記入力信号に対して間引き処理を行う信号間引き手段と、
    一つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出し、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であると検出された場合は、検出信号を出力し、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号でないと検出された場合は、非検出信号を出力するリサンプリング検出手段と、
    前記リサンプリング検出手段からの出力を受信し、前記出力が検出信号であるときは、前記信号復元手段の出力を前記出力端子に接続し、前記リサンプリング検出手段からの出力が非検出信号であるときは、前記信号間引き手段の出力を前記出力端子に接続するスイッチとを備え、
    前記リサンプリング検出手段は、1つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定する推定手段と、前記推定した信号と1つ以上の入力信号とを用いて、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する検出手段とを含む、
    リサンプリング装置。
  9. ディジタル信号を構成する複数の入力信号を受信し、前記ディジタル信号が既にリサンプリングされた信号であるか否かを検出するリサンプリング検出方法であって、
    1つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定するステップと、
    前記推定した信号と、1つ以上の入力信号とを用いて、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するステップと
    を含む、リサンプリング検出方法。
  10. 前記推定するステップは、第1の方法により、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定するステップと、第2の方法により、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定するステップとを有し、
    前記検出するステップは、前記第1の方法により推定された信号と、前記第2の方法により推定された信号とを比較して、その比較結果に基づき前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号か否かを検出する、
    請求項9記載のリサンプリング検出方法。
  11. 前記推定するステップは、一つ以上の入力信号から前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定し、前記推定したリサンプリングされる前の信号を用いて入力信号を推定し、
    前記検出するステップは、前記推定した信号と、1つ以上の実際に受信した入力信号とを比較して、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出する、請求項9記載のリサンプリング検出方法。
  12. ディジタル信号を構成する複数の入力信号を入力し、リサンプリング処理を行って出力するリサンプリング方法であって、
    一つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号に関するリサンプリングされる前の信号を復元するステップと、
    一つ以上の前記入力信号に対して間引き処理を行うステップと、
    1つ以上の入力信号から、前記ディジタル信号についてのリサンプリングされる前の信号を推定し、前記推定した信号と1つ以上の入力信号とを用いて、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であるか否かを検出するステップと、
    前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号であると検出された場合は、前記復元されたリサンプリング前の信号を出力し、前記ディジタル信号がリサンプリングされた信号でないと検出された場合は、前記間引き処理された信号を出力するステップと
    を含むリサンプリング方法。
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