JP2006319885A - 再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 十分に消費電力を軽減する。
【解決手段】 再生装置200は、モデム211と、PESヘッダ解析部212と、ピクチャヘッダ解析部213と、決定部221と、制御部222と、表示部250などとを含む。モデム211は、信号を受付ける。PESヘッダ解析部212は、受付けられた信号がビデオストリームおよびオーディオストリームのいずれであるかを識別する。ピクチャヘッダ解析部213は、IピクチャPESおよびPピクチャPESなどのいずれであるかを識別する。決定部221は、モデム211などが稼動する周期を決定する。制御部222は、決定部221が決定した周期で稼動するように、モデム211などを制御する。表示部250などは、映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関し、特に、特にMPEG(Moving Picture Experts Group)に代表される再生用の信号を圧縮する再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
特許文献1は、再生装置を開示する。図11を参照して、特許文献1に開示された再生装置において、モデム111にストリームが入力される。PES(Packetized Elementary Stream)ヘッダ解析部112は、PESヘッダを解析することにより、入力されたストリームをオーディオPESとビデオPESとに分離する。オーディオPESはオーディオ復号部130で復号される。復号されたオーディオPESは、表示部150に入力される。ピクチャヘッダカウンタ回路114は、受信したビデオPESのうち、予め設定されているIピクチャ(「Iピクチャ」の意味は後述する)の出現周期に合ったピクチャPESのみを出力する。ピクチャヘッダ解析回路113は、ピクチャヘッダカウンタ回路114から受取ったピクチャPESを解析する。ピクチャPESが解析されると、ピクチャヘッダ解析回路113は、解析したピクチャデータがIピクチャの場合、ピクチャヘッダカウンタ回路114での同期タイミングが合っていると判断する。ピクチャヘッダ解析回路113は、解析したピクチャデータがIピクチャの場合、Iピクチャであるピクチャデータを出力する。ピクチャヘッダ解析回路113は、解析したピクチャデータがIピクチャ以外のピクチャ(PピクチャまたはBピクチャ)の場合、ピクチャデータを出力しない。ピクチャヘッダ解析回路113は、解析したピクチャデータがIピクチャ以外のピクチャの場合、ピクチャヘッダカウンタ回路114での同期タイミングが外れていると判断する。ピクチャヘッダ解析回路113は、解析したピクチャデータがIピクチャ以外のピクチャの場合、ピクチャヘッダカウンタ回路114(ピクチャヘッダカウンタ回路114は同期を保護するための仕組みを有する)に対して再同期を指示する。ビデオ復号ブロック140は、ピクチャヘッダ解析回路113から、Iピクチャであるピクチャデータのみを受取る。可変長復号器141は、可変長符号を復号することにより、量子化されたDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)係数を出力する。逆量子化器142は、逆量子化されたDCT係数を出力する。逆DCT器143は、DCT係数を逆離散コサイン変換することで符号化されていたピクチャを復号する。
特許文献1に開示された発明によると、ピクチャヘッダカウンタ回路114とピクチャヘッダ解析回路113との組合わせによる操作によって、ビデオ復号ブロック140に入力されるピクチャタイプがIピクチャのみに制限されるので、フレームメモリ146と動き補償予測回路147とを動作させなくてもよい(従来、ビデオ復号ブロック140がBピクチャとPピクチャとを受取るので、再生装置は、可変長復号器141、逆量子化器142および逆DCT器143に加えて、フレームメモリ146と動き補償予測回路147とを動作させる必要があった)。また、可変長復号器141、逆量子化器142、および逆DCT器143は、すべてのピクチャデータ(Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャ)の復号時に動作させる必要があるが、ビデオ復号ブロック140に入力されるデータがIピクチャのみなので、動作頻度が少ない。これにより、特許文献1に開示された発明によると、ストリームの中に周期的にIピクチャが出現するという前提の下で、ビデオ復号ブロック140における消費電力を低減できる。
特開2004−23173号公報
しかし、特許文献1に開示された発明では、モデム部111などが常時電力を消費するので、消費電力の軽減に限界があるという問題点がある。モデム部111などが常時電力を消費する理由は、モデム部111などがストリーム処理中に、処理中のストリームの内容がビデオであるかオーディオであるか、またビデオである場合は何れのピクチャタイプであるかを、把握できていないことにある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、十分に消費電力を軽減できる再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、再生装置は、受付手段と、第1の識別手段と、第2の識別手段と、決定手段と、制御手段と、出力手段とを含む。受付手段は、映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付ける。第1の識別手段は、受付手段が受付けた信号が映像信号および音声信号のいずれであるかを識別する。第2の識別手段は、映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別する。決定手段は、第1の識別手段が音声信号を識別した時刻および第2の識別手段が第1の信号を識別した時刻に基づき、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定する。制御手段は、決定手段が決定した周期で稼動するように、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段を制御する。出力手段は、映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する。
また、上述の制御手段は、決定手段が決定した周期で電力を供給することにより、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
また、上述の再生装置は、制御手段が稼動するか否かを制御するための手段をさらに含むことが望ましい。
また、上述の決定手段は、受付手段が第1の信号および音声信号を連続して受付けると、第2の識別手段が第1の信号の識別を開始した時刻に基づき、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段を含むことが望ましい。
また、上述の周期を決定するための手段は、受付手段が第1の信号および音声信号を連続して受付けると、第2の識別手段が第1の信号の識別を開始する時刻の間隔を測定するための手段と、第1の信号の識別を開始する時刻の複数の間隔に基づき、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段とを含むことが望ましい。
また、上述の決定手段は、受付手段が第1の信号および音声信号を受付けると、第1の信号および音声信号の一方の識別を開始した時刻から他方の識別を終了した時刻までのいずれかの時刻に基づき、受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段を含むことが望ましい。
また、上述の第1の信号は、Iピクチャを表わす信号を含むことが望ましい。併せて第2の信号は、PピクチャおよびBピクチャのいずれかを含むことが望ましい。
また、上述の出力手段は、映像信号を復号するための第1の復号手段と、音声信号を復号するための第2の復号手段と、第1の復号手段および第2の復号手段が復号した信号に基づき、映像および音声を出力するための手段とを含むことが望ましい。
本発明の他の局面に従うと、再生プログラムは、受付ステップと、第1の識別ステップと、第2の識別ステップと、決定ステップと、制御ステップと、出力ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための再生プログラムである。受付ステップは、映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付ける。第1の識別ステップは、受付ステップにおいて受付けた信号が映像信号および音声信号のいずれかであるかを識別する。第2の識別ステップは、映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別する。決定ステップは、第1の識別ステップにおいて音声信号を識別した時刻および第2の識別ステップにおいて第1の信号を識別した時刻に基づき、受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップが稼動する周期を決定する。制御ステップは、決定ステップにおいて決定した周期で稼動するように、受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップを制御する。出力ステップは、映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する。
本発明の他の局面に従うと、記録媒体は、再生プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。再生プログラムは、受付ステップと、第1の識別ステップと、第2の識別ステップと、決定ステップと、制御ステップと、出力ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための再生プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。受付ステップは、映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付ける。第1の識別ステップは、受付ステップにおいて受付けた信号が映像信号および音声信号のいずれかであるかを識別する。第2の識別ステップは、映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別する。決定ステップは、第1の識別ステップにおいて音声信号を識別した時刻および第2の識別ステップにおいて第1の信号を識別した時刻に基づき、受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップが稼動する周期を決定する。制御ステップは、決定ステップにおいて決定した周期で稼動するように、受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップを制御する。出力ステップは、映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する。
本発明に係る再生装置、再生プログラム、および再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体は、十分に消費電力を軽減できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る再生装置200は、第1制御ブロック210と、第2制御ブロック220と、オーディオ復号部230と、ビデオ復号ブロック240と、表示部250と、動作モード切替部260とを含む。第1制御ブロック210は、映像や音声を再生する際、必要な期間(本実施の形態の場合、簡易再生用PESを受信する期間)のみ電源が供給されることにより、不必要な期間(本実施の形態の場合、PピクチャおよびBピクチャを受信する期間、または簡易再生用PESに属しないIピクチャを受信する期間)に電力が遮断されることによって、再生装置200が消費する電力の軽減に寄与するブロックである。第2制御ブロック220は、第1制御ブロック210が稼動するか否かを制御するブロックである。オーディオ復号部230は、オーディオストリームを表わす信号(音声信号)を復号する装置である。ビデオ復号ブロック240は、ビデオストリームを表わす信号(映像信号)を復号する装置である。表示部250は、ビデオ復号ブロック240およびオーディオ復号部230が復号した信号に基づき、映像および音声を出力する装置である。動作モード切替部260は、後述する制御部222が稼動するか否かを制御する装置である。
第1制御ブロック210は、モデム211と、PESヘッダ解析部212と、ピクチャヘッダ解析部213とを含む。モデム211は、変調されたMPEGデータ(映像を表わすデータであるビデオストリームおよび音声を表わすデータであるオーディオストリーム)をそれぞれ信号として受付け、復調する装置である。PESヘッダ解析部212は、モデム211が受付けた信号がビデオストリームを表わす信号およびオーディオストリームを表わす信号のいずれであるかを識別する装置である。ピクチャヘッダ解析部213は、ビデオストリームが、独立して映像を表わす信号(本実施の形態の場合、IピクチャPESとしてIピクチャを表わす信号)およびIピクチャの信号に基づき映像を表わす信号(本実施の形態の場合、PピクチャPESとしてPピクチャを表わす信号もしくはBピクチャPESとしてBピクチャを表わす信号)のいずれであるかを識別する装置である。
第2制御ブロック220は、決定部221と、制御部222とを含む。決定部221は、PESヘッダ解析部212がオーディオストリームを表わす信号を識別した時刻およびピクチャヘッダ解析部213がIピクチャPESを表わす信号を識別した時刻に基づき、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213が稼動する周期を決定する装置である。制御部222は、決定部221が決定した周期で稼動するように、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213を制御する装置である。本実施の形態において、決定部221は、発振回路を含む。発振回路は、時刻を検出する回路である。制御部222は、カウンタを含む。カウンタは、時刻に連動して、周期的に変動する値を出力する装置(ループカウンタ)である。
ビデオ復号ブロック240は、可変長復号器241と、逆量子化器242と、逆DCT器243と、加算器244と、B・Pピクチャ専用部245とを含む。可変長復号器241は、ビデオストリームである可変長符号を量子化DCT係数に復号する装置である。逆量子化器242は、量子化DCT係数をDCT係数に変換する装置である。逆DCT器243は、DCT係数を画像に変換する装置である。加算器244は、逆DCT器243およびB・Pピクチャ専用部245が変換した画像を合成する装置である。B・Pピクチャ専用部245は、BピクチャおよびPピクチャのいずれかに基づき画像を変換する装置である。B・Pピクチャ専用部245は、フレームメモリ246と、動き補償予測回路247とを含む。フレームメモリ246は、過去に加算器244が出力した画像を記憶する。動き補償予測回路247は、BピクチャおよびPピクチャに基づき、差動成分を復号することにより、差動成分画像信号を生成する回路である。
表示部250は、スピーカを含む。スピーカは、オーディオ復号部230が復号したオーディオストリームに基づき、音声を出力する。
図2を参照して、モデム211が受付けるMPEGデータは、パックヘッダとビデオPESとオーディオPESとを含む。パックヘッダには、MPEGストリーム再生時に使用されるシステム時刻基準参照値などが記述されている。ビデオPESは、映像を表わすデータ(ビデオストリーム)を後述するIピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャごとにパケット化したものである。オーディオPESは、音声を表わすオーディオストリームを含むパケットである。一般に、MPEGデータの場合、ビデオPESとオーディオPESとの配列に明確な規定はない。ビデオPESおよびオーディオPESは、それぞれPESヘッダとPESペイロードとを含む。PESヘッダは、PESがビデオPESからオーディオPESかを識別するための情報を含む。PESペイロードはPESが表わそうとする映像および音声のいずれかの内容を表わす。PESがビデオPESの場合、PESペイロードにはピクチャヘッダとピクチャが含まれている。PESがオーディオPESの場合、PESペイロードにはフレームヘッダと、オーディオフレームとが含まれている。
図3および図4を参照して、モデム211が受付けるMPEGデータについて説明する。図3および図4は、本実施の形態に係るモデム211が受付けるMPEGデータのPEGの配列を表わす図である。
MPEGは、映像および音声の符号化方式の一種である。MPEGのうち、MPEG−1は当初から1〜1.5Mbps程度のビットレートでCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)上にデジタルビデオを蓄積することが想定されていた。その結果、ビデオCDが実現された。MPEG−2はさらなる高画質化のために2〜15Mbpsのビットレートを想定している。MPEG−2は記録媒体のDVD(Digital Versatile Disc)をはじめデジタル放送などにおける符号化方式として幅広く採用されている。MPEG方式をはじめとする映像符号化方式に共通する特徴は、映像を構成するフレームのそれぞれが、フレーム内符号化、フレーム間順方向予測符号化、およびフレーム間双方向予測符号化の3つのいずれかに分類されることである。フレーム内符号化されたフレームをIピクチャ、フレーム間順方向予測符号化されたフレームをPピクチャ、フレーム間双方向予測符号化されたフレームをBピクチャと呼ぶ。Iピクチャは1フレーム内で符号化が完結されたものである。Iピクチャは自らのデータのみで画像フレームを復号できる。Pピクチャは、IピクチャまたはPピクチャであって再生される時間の順序が前のフレームを参照画像として、順方向予測符号化されている。Pピクチャに基づきフレームを復号する際、参照画像を必要とする。Bピクチャは、IピクチャまたはPピクチャを参照画像として(参照画像とされるIピクチャまたはPピクチャは、再生される時間の順序が前であっても後ろであってもよい)双方向予測符号化されている。Bピクチャに基づきフレームを復号する際、参照画像を必要とする。Iピクチャを復号するためには、可変長符号器、逆量子化器、および逆DCT器を動作させる必要がある。PピクチャおよびBピクチャを復号するためには、可変長復号器241、逆量子化器242、および逆DCT器243に加えて、参照画像を蓄積するフレームメモリ246と動き補償予測器247とを動作させる必要がある。
MPEGデータは、ビデオPESおよびオーディオPESのいずれかから構成される。ビデオPESは、Iピクチャを表わすPES(IピクチャPES)、Pピクチャを表わすPES(PピクチャPES)、およびBピクチャを表わすPES(BピクチャPES)のいずれかである。PESの並べ方には明確な規定がない。図3および図4において、「I」はIピクチャPESを、「P」はPピクチャPESを、「B」はBピクチャPESを、「A」はオーディオストリームを表わすPES(オーディオPES)を表わすこととする。なお、本実施の形態において、IピクチャPESと、そのパケットに連続するオーディオPESとのグループを、「簡易再生用PES」と称する。図3および図4において、IピクチャPESの数には制限がない。本実施の形態の場合、図4における第2区間や第3区間のように、各区間の先頭にIピクチャPESとその直後に続くオーディオPESとの組み合わせが配置されていれば、各区間の先頭以外の部分にIピクチャPESが配置されていても良い。つまり図3および図4における第1区間、第2区間、および第3区間の時間長はいずれもTSである。本実施の形態の場合、再生装置200は、簡易再生用PESが一定の周期で配置されているデータを再生することを前提としている。
本実施の形態の場合、再生装置200は、図5に示すコンピュータハードウェア300とCPU(Central Processing Unit)304により実行されるプログラムとにより実現される。一般的にこうしたプログラムは、FD(Flexible Disk)320やCD−ROM330などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置316やCD−ROM駆動装置318などにより記録媒体から読取られ、固定ディスク314に一旦格納される。さらに記憶部308に読出され、上述したCPU304により実行される。コンピュータハードウェア300自体は一般的なものである。したがって、この場合、発明の最も本質的な部分はFD320やCD−ROM330などの記録媒体に記録されたプログラムである。なお、コンピュータハードウェア300自体の動作は周知であるので、ここではその詳細は繰返さない。
図6および図7を参照して、再生装置200で実行されるプログラムは、遷移に関し、以下のような制御を実行する。
ステップ400(以下、ステップをSと略す。)にて、第1制御ブロック210、第2制御ブロック220、オーディオ復号部230、およびビデオ復号ブロック240は、通常モード(Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャを再生するモード)でMPEGデータを復調し、かつ映像や音声を再生する。S402にて、決定部221は、簡易再生用PESが到来する周期を算出する。この処理は後述するS440〜S460の各ステップに相当する。
S404にて、動作モード切替部260は通常モードから省電力モードへ遷移する旨の割込みがアプリケーションレベルのユーザインタフェースなどからあったか否かを判断し、割込みが合った場合には再生装置200が準備モード(通常モードから省電力モード(Iピクチャのみを再生するモード)に遷移するための準備過程であり、簡易再生用PESの先頭に同期してカウンタ値Cが「0」になるようにセットする)に遷移するように、制御部222を制御する。すなわち、通常モードから省電力モードへ遷移する旨の割込みがあったと判断した場合(S404にてYES)、処理はS406へと移される。もしそうでないと(S404にてNO)、処理はS400へと移される。S406にて、PESヘッダ解析部212がビデオストリームとオーディオストリームとを識別する。
S408にて、ピクチャヘッダ解析部213は、PESヘッダ解析部212が出力したビデオストリームがIピクチャPESか否かを判断する。IピクチャPESと判断した場合には(S408にてYES)、処理はS410へと移される。もしそうでないと(S408にてNO)、処理はS406へと移される。
S410にて、制御部222は、カウンタを起動する。カウンタが起動されると、制御部222は、カウンタを時間に連動するようにカウントアップさせる。これにより、カウンタ値Cは周期TSに等しくなった時点で「0」になる(リセットされる)ので、ループカウンタとなる。
S412にて、PESヘッダ解析部212は、IピクチャPESの直後にオーディオPESが受付けられたか否かを判断する。オーディオPESが受付けられたと判断した場合(S412にてYES)、処理はS414へと移される。もしそうでないと(S412にてNO)、処理はS416へと移される。S414にて、オーディオ復号部230は、モデム211が簡易再生用PESを受付けたとして、オーディオPESを復調する。
S416にて、制御部222は、カウンタ値Cをリセットする。カウンタ値Cがリセットされると、制御部222は、カウンタを停止させる。
S418にて、制御部222は、第1制御ブロック210の各装置に信号を出力することにより、第1制御ブロック210の各装置が電力を断つように制御する。
S420にて、制御部222は、ループカウンタにおけるカウンタ値Cが一周して「0」に戻ったか否かを判断する。カウンタ値Cが「0」と判断した場合(S420にてYES)、処理はS422へと移される。もしそうでないと(S420にてNO)、処理はS418へと移される。
S422にて、制御部222は、IピクチャPESが到来したと判断し、第1制御ブロック210の各装置が通電を開始するように制御する。S424にて、ビデオ復号ブロック240は、IピクチャPESの復調を開始する。S426にて、ビデオ復号ブロック240は、IピクチャPESの復調を終了する。S428にて、オーディオ復号部230は、オーディオPESの復調を開始する。S430にて、オーディオ復号部230は、オーディオPESの復調を終了する。
S432にて、動作モード切替部260は、省電力モードを終了する旨の割込みがあったか否かを判断する。割込みがあったと判断した場合(S432にてYES)、処理はS434へと移される。もしそうでないと(S432にてNO)、処理はS418へと移される。
S434にて、動作モード切替部260は、再生装置200が通常モードに復帰するよう制御する。制御部222は、第1制御ブロック210の各装置に信号を出力することにより、第1制御ブロック210の各装置が電力の供給を受けるように制御する。
図8を参照して、再生装置200で実行されるプログラムは、周期の算出に関し、以下のような制御を実行する。
S440にて、決定部221は、変数Kの値として「−1」を設定する。S442にて、PESヘッダ解析部212は、ビデオストリームとオーディオストリームとを識別する。PESヘッダ解析部212は、受付けたパケットがビデオストリームの場合、受付けたパケットをピクチャヘッダ解析部213に出力する。PESヘッダ解析部212は、受付けたパケットがオーディオストリームの場合、受付けたパケットをオーディオ信号部230に出力する。
S444にて、ピクチャヘッダ解析部213は、受付けたパケットがIピクチャPESか否かを判断する。受付けたパケットがIピクチャPESと判断した場合(S444にてYES)、処理はS446へと移される。もしそうでないと(S444にてNO)、処理はS442へと移される。
S446にて、ピクチャヘッダ解析部213は、信号により、受付けたパケットがIピクチャPESであることを決定部221に通知する。決定部221は、自らが内蔵する発振回路の値を参照することにより、IピクチャPESの識別を開始した時刻を変数TPに代入する。
S448にて、決定部221は、IピクチャPESの直後にオーディオPESが受付けられていたか否かを判断する。オーディオPESが受付けられていたと判断した場合(S448にてYES)、処理はS450へと移される。もしそうでないと(S448にてNO)、処理はS442へと移される。
S450にて、決定部221は、変数TRに変数TQの値を代入する。値が代入されると、決定部221は、変数TQにTPの値を代入する。S452にて、決定部221は、変数Kの値を「1」増加させる。
S454にて、決定部221は、変数Kの値が「0」を上回るか否かを判断する。値が「0」を上回ると判断した場合(S454にてYES)、処理はS456へと移される。もしそうでないと(S454にてNO)、処理はS442へと移される。S456にて、決定部221は、変数T(K)にTQとTRとの差を代入する。
S458にて、決定部221は、変数Kの値と変数Nの値とが等しいか否かを判断する。値が等しいと判断した場合(S458にてYES)、処理はS460へと移される。もしそうでないと(S458にてNO)、処理はS442へと移される。S460にて、決定部221は、変数T(K)の平均値を求めることにより、簡易再生用PESが到来する周期TSを決定する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、再生装置の200の動作について説明する。
通常モード時には、第1制御ブロック210に対して常に電源が供給されている。図9は、通常モードでの再生装置200の内部における、信号のタイミングチャートである。図9の「制御部から第1制御ブロックへの信号」欄は、制御部222から第1制御ブロック210へ出力される信号により、通常モード時には、第1制御ブロック210が通電されるように制御されていることを示している。再生装置200のモデム211は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などの変調方式で変調され、かつ伝播路上を伝送されたデータを受付る。モデム211は、受付けたデータを復調する。ビデオ復号ブロック240やオーディオ復号部230などは復調されたMPEGデータに基づき映像や音声を再生する(S400)。本実施の形態の場合、モデム211が受付けるデータは、ビデオストリームおよびオーディオストリームから構成されるストリームを表わす信号として表わされることとする。図9の「モデムへの信号」欄は、モデム211が受付ける信号の内容を表わす。図9の「モデムからPESヘッダ解析部への信号」欄は、モデム211が復調し、かつPESヘッダ解析部212が受付ける信号の内容を表わす。PESヘッダ解析部212が受付ける信号の内容自体は、モデム211が受付けた信号の内容と同じである。第1制御ブロック210に対して常に電源が供給されている結果、モデム211が受付けた信号はすべて復調されるためである。
MPEGストリームが復調されると、決定部221は、変数Kの値として「−1」を設定する(S440)。値が設定されると、PESヘッダ解析部212がビデオストリームとオーディオストリームとを識別する(S442)。ストリームが識別されると、決定部221は、識別されたPESがIピクチャPESか否かを判断する(S444)。当初、PESは、IピクチャPESではないので(S444にてNO)、S442の処理を経て、ピクチャヘッダ解析部213は、受付けたパケットがIピクチャPESか否かを判断する(S444)。この場合、受付けたパケットがIピクチャPESであったとすると(S444にてYES)、ピクチャヘッダ解析部213は、信号により、受付けたパケットがIピクチャPESであったことを決定部221に通知する。本実施の形態の場合、図9の「ピクチャヘッダ解析部から第2制御ブロックへの信号」欄により表わされるタイミング(IピクチャPESの受付や解析が開始されたタイミング)でパルス信号が出力されることとする(受付けたパケットがオーディオPESであったとすると、PESヘッダ解析部212は、信号により、受付けたパケットがオーディオPESであったことを決定部221に通知する。本実施の形態の場合、図9の「PESヘッダ解析部から第2制御ブロックへの信号」欄により表わされるタイミング(オーディオPESの解析が終了したタイミング)でパルス信号が出力されることとする)。
決定部221は、PESヘッダ解析部212が信号を出力すると、IピクチャPESの識別を開始した時刻(IピクチャPESの識別を開始した時刻は、決定部221の内部で生成された信号に基づいて特定される。図9の「決定部内で生成される信号」欄は、決定部221の内部で信号が生成されるタイミングを表わす信号である)を変数TPに代入する(S446)。変数に時刻が代入されると、PESヘッダ解析部212は、ビデオストリームとオーディオストリームとを識別する(S442)。ストリームが識別されると、決定部221は、IピクチャPESの直後にオーディオPESが受付けられたか否かを判断する(S448)。オーディオPESが受付けられたと判断した場合(S448にてYES)、決定部221は、変数TRに変数TQの値を代入した後、変数TQに変数TPの値を代入する(S450)。値が代入されると、決定部221は、変数Kの値を「1」増加させる(S452)。値が加算されると、決定部221は、変数Kの値が「0」を上回るか否かを判断する(S454)。この場合、変数Kの値は「0」なので(S454にてNO)、再びS442〜S452の処理が繰返される。その後、決定部221は、変数Kが「0」を上回るか否かを判断する(S454)。この場合、変数Kの値は「0」を上回るので(S454にてYES)、決定部221は、変数T(K)に変数TQと変数TRとの差を代入する(S456)。これにより、決定部221は、モデム211がIピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号を連続して受付けると、ピクチャヘッダ解析部213がIピクチャPESを表わす信号の識別を開始する時刻の間隔を測定することとなる。値が代入されると、決定部221は、変数Kの値が変数Nの値(本実施の形態の場合変数Nの値は「3」とする)と等しいか否かを判断する。当初、これらの値は等しくないので(S458にてNO)、S442〜S458の処理が繰返される。その結果、変数Kと変数Nとの値は等しくなるので(S458にてYES)、決定部221は、変数T(K)から簡易再生用PESが到来する周期TSを決定する(S460)。本実施の形態の場合、周期TSは、図9の「決定部内で生成される信号」欄のT(1)、T(2)、およびT(3)の平均値である。これにより、決定部221は、モデム211がIピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号を連続して受付けると、ピクチャヘッダ解析部213がIピクチャPESを表わす信号の識別を開始した時刻(特にIピクチャPESを表わす信号の識別を開始した時刻の複数の間隔)に基づき、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213が稼動する周期を決定することとなる(したがって、再生装置200は、簡易再生用PESが到来する周期が一定である場合に限り、IピクチャPESを複号できることとなる。再生装置200は、簡易再生用PES以外のPESが到来する周期が一定でなくても、IピクチャPESを複号できる。ちなみに、変数Nの値が「1」の場合、決定部221は、モデム211がIピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号を連続して受付けると、ピクチャヘッダ解析部213がIピクチャPESを表わす信号の識別を開始した時刻を記憶しておき、次にモデム211がIピクチャPESとオーディオPESを連続して受付けると、ピクチャヘッダ解析部213がIピクチャPESを表す信号の識別を開始した時刻と前記記憶した時刻との間隔に基づき、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213が稼動する周期を決定することとなる)。
周期TSが決定されると、動作モード切替部260はアプリケーションレベルのユーザインタフェースなどから省電力モードに遷移する旨の割込みがあったか否かを判断する(S404)。本実施の形態の場合、図10に示すTAの時点で変数T(N)に値が代入されたとすると、動作モード切替部260はアプリケーションレベルのユーザインタフェースなどから省電力モードに遷移する旨の割込みがあったかどうかを確認し、割り込みがあったと判断した場合には(S404にてYES)、制御部222に対し、図10に示すTBの時点で、準備モードに遷移するように信号を出力することとする。これにより、動作モード切替部260は、制御部222が稼動するか否かを制御することとなる。図10は、再生装置200のモードが通常モードから省電力モードへ遷移する間の、信号のタイミングチャートである。モードが通常モードから準備モードに遷移すると、PESヘッダ解析部212がビデオストリームとオーディオストリームとを識別する(S406)。ストリームが識別されると、ピクチャヘッダ解析部213は、ビデオストリームがIピクチャPESか否かを判断する(S408)。図10に示すTCの時点で、ビデオストリームがIピクチャPESとすると(S408にてYES)、再生装置200は省電力モードに遷移する。
決定部221は、時間TCのタイミングで自らのカウンタを起動し、カウンタ値Cを時間に連動するようにカウントアップさせる(S410)。カウンタ値Cがカウントアップされると、PESヘッダ解析部212は、IピクチャPESの直後にオーディオPESが受付けられたか否かを判断する(S412)。この場合、オーディオPESが受付けられたとすると(S412にてYES)、オーディオ復号部230は、簡易再生用PESを受付けたとして、オーディオPESを復調する(S414)。オーディオPESが復調されると、制御部222は、図10に示すTDの時点で、第1制御ブロック210の各装置が電力を断つように制御する(S418)。電力が断たれると、制御部222は、カウンタCが「0」か否かを判断する(S420)。この場合、カウンタ値Cは「0」ではないので(S420にてNO)、S418〜S420の処理が繰返される。その間、第1制御ブロック210への電力は絶たれている。その後、図10に示すTEの時点で、カウンタ値Cが一周して「0」に戻るので(S420にてYES)、制御部222は、IピクチャPESが到来したと判断し、第1制御ブロック210が通電を開始するように制御する(S422)。通電が開始されると、その後、制御部222は、IピクチャPESの復調を終了する(S426)、復調が終了すると、オーディオ復号部230は、オーディオPESの復調を開始する(S428)。復調が開始されると、最終的に、オーディオPESの復調が終了する(S430)。S418〜S420の処理によって、制御部222は、決定部221が決定した周期で電力を供給することにより、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213を制御することとなる。図10に示すように、モデム211から出力されるパケットは簡易再生用PESのみとなる。モデム211から出力されるパケットが簡易再生用PESのみなので、オーディオPESは通常モードの期間と同じように復号できる。ビデオ復号ブロック240へ入力されるパケットはIピクチャPESのみとなる。IピクチャPESは、可変長復号器241で量子化DCT係数に復号され、逆量子化器242で量子化DCT係数からDCT係数に変換され、逆DCT器243でDCT係数から画像に変換され、表示部250に出力される。PピクチャPESとBピクチャPESとはビデオ復号ブロック240に入力されないので、フレームメモリ246と動き補償予測回路247とを動作させる必要がなくなる。可変長復号器241、逆量子化器242、逆DCT器243は、PピクチャPESとBピクチャPESとが復号されない分、動作頻度が少なくなる。
復調が終了すると、動作モード切替部260は、省電力モードを終了する旨の割込みがあったか否かを判断する(S432)。そのような割込みがない間(S432にてNO)、S418以降の処理が繰返される。その後、そのような割込みがあると、(S432にてYES)、動作モード切替部260は、再生装置200が通常モードに復帰するよう制御する(S434)。
以上のようにして、本実施の形態に係る再生装置は、省電力モードの期間、第1制御ブロック、オーディオ復号部、およびビデオ復号ブロックにおいてIピクチャPESのみを復号することとなる。Pピクチャを表わすPESおよびBピクチャを表わすPESは復号されない。これにより、ビデオ復号ブロックにおける処理量は軽減される。併せて、第1制御ブロックの電力は、省電力モードであってPピクチャおよびBピクチャを表わすPESが受付けられる期間、電力が断たれる。これにより、省電力が実現される。携帯電話向け地上波デジタル放送(1セグメント放送)は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などでの受信(ひいては視聴)が想定されている。携帯電話やPDAなどによる視聴が可能な時間は、電池の容量に依存する。視聴が可能な時間が電池の容量に依存するので、視聴が可能な時間は比較的短い。視聴が可能な時間をより長くするためには、信号を復号する時に動作させる装置や回路を削減したり、動作クロック周波数を落としたりすることで、電池の消費電力を低減する必要がある。本実施の形態に係る再生装置は、従来の携帯電話やPDAなどに比べ、十分に消費電力を軽減できる。その結果、従来の携帯電話やPDAなどに比べ、より長く視聴できる再生装置を提供することができる。
なお、再生装置200は、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ、および音声を表わすデータであってMPEG以外の規格に則ったデータを受付ける装置であってもよい。「Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ、および音声を表わすデータであってMPEG以外の規格に則ったデータ」の例として、H.264がある。H.264とは、MPEG−2の符号化効率をさらに2倍程度向上させた符号化方式である。H.264は、テレビ会議システムやデジタル放送の1セグメント放送にも採用されている。
また、簡易再生用PESは、IピクチャPESおよびオーディオPESのいずれが先に受付けられるPESであってもよい。
また、S446にて、変数TPに代入される時刻は、IピクチャPESの識別を開始した時刻に限定されない。変数TPに代入される時刻は、IピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号の一方(IピクチャPESおよびオーディオPESのうち先に受付けられたPES)の識別を開始した時刻から他方の識別を終了した時刻までのいずれかの時刻であってもよい。これにより、決定部221は、モデム211がIピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号を受付けると、IピクチャPESを表わす信号およびオーディオPESを表わす信号の一方(IピクチャPESおよびオーディオPESのうち先に受付けられたPES)の識別を開始した時刻から他方の識別を終了した時刻までのいずれかの時刻に基づき、モデム211、PESヘッダ解析部212、およびピクチャヘッダ解析部213が稼動する周期を決定することとなる。
また、簡易再生用PESは、オーディオPESと、そのパケットに連続するIピクチャPESとで構成されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る再生装置の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るMPEGデータの構造を表わす概念図である。 本発明の実施の形態に係るPESの第1の配列を表わす図である。 本発明の実施の形態に係るPESの第2の配列を表わす図である。 本発明の実施の形態に係る再生装置を実現するコンピュータハードウェアの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る遷移処理の制御の手順を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る遷移処理の制御の手順を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る周期の算出処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る通常モードでの信号のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係るモードが通常モードから省電力モードへ遷移する間の信号のタイミングチャートである。 従来例に係る再生装置の制御ブロック図である。
符号の説明
111,211,312 モデム、112,212 PESヘッダ解析部、113 ピクチャヘッダ解析回路、114 ピクチャヘッダカウンタ回路、130,230 オーディオ復号部、140,240 ビデオ復号ブロック、141,241 可変長復号器、142,242 逆量子化器、143,243 逆DCT器、144,244 加算器、145,245 B・Pピクチャ専用部、146,246 フレームメモリ、147,247 動き補償予測回路、150,250 表示部、200 再生装置、210 第1制御ブロック、213 ピクチャヘッダ解析部、220 第2制御ブロック、221 決定部、222 制御部、260 動作モード切替部、300 コンピュータハードウェア、304 CPU、306 モニタ、308 記憶部、310 入力装置、314 固定ディスク、316 FD駆動装置、318 CD−ROM駆動装置、320 FD、330 CD−ROM。

Claims (10)

  1. 映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付けるための受付手段と、
    前記受付手段が受付けた信号が前記映像信号および音声信号のいずれであるかを識別するための第1の識別手段と、
    前記映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および前記第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別するための第2の識別手段と、
    前記第1の識別手段が音声信号を識別した時刻および前記第2の識別手段が第1の信号を識別した時刻に基づき、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための決定手段と、
    前記決定手段が決定した周期で稼動するように、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段を制御するための制御手段と、
    前記映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力するための出力手段とを含む、再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記決定手段が決定した周期で電力を供給することにより、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段を制御するための手段を含む、請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生装置は、前記制御手段が稼動するか否かを制御するための手段をさらに含む、請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記決定手段は、前記受付手段が第1の信号および音声信号を連続して受付けると、前記第2の識別手段が第1の信号の識別を開始した時刻に基づき、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段を含む、請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記周期を決定するための手段は、
    前記受付手段が第1の信号および音声信号を連続して受付けると、前記第2の識別手段が第1の信号の識別を開始する時刻の間隔を測定するための手段と、
    前記第1の信号の識別を開始する時刻の複数の間隔に基づき、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段とを含む、請求項4に記載の再生装置。
  6. 前記決定手段は、前記受付手段が第1の信号および音声信号を連続して受付けると、前記第1の信号および音声信号の一方の識別を開始した時刻から他方の識別を終了した時刻までのいずれかの時刻に基づき、前記受付手段、第1の識別手段、および第2の識別手段が稼動する周期を決定するための手段を含む、請求項1に記載の再生装置。
  7. 前記第1の信号は、Iピクチャを表わす信号を含み、
    前記第2の信号は、PピクチャおよびBピクチャのいずれかを含む、請求項1に記載の再生装置。
  8. 前記出力手段は、
    前記映像信号を復号するための第1の復号手段と、
    前記音声信号を復号するための第2の復号手段と、
    前記第1の復号手段および第2の復号手段が復号した信号に基づき、映像および音声を出力するための手段とを含む、請求項1に記載の再生装置。
  9. 映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受付けた信号が前記映像信号および音声信号のいずれであるかを識別する第1の識別ステップと、
    前記映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および前記第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別する第2の識別ステップと、
    前記第1の識別ステップにおいて音声信号を識別した時刻および前記第2の識別ステップにおいて第1の信号を識別した時刻に基づき、前記受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップが稼動する周期を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定した周期で稼動するように、前記受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップを制御する制御ステップと、
    前記映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する出力ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための再生プログラム。
  10. 再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、
    映像を表わす信号である映像信号および音声を表わす信号である音声信号を受付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受付けた信号が前記映像信号および音声信号のいずれであるかを識別する第1の識別ステップと、
    前記映像信号が、独立して映像を表わす信号である第1の信号および前記第1の信号に基づき映像を表わす信号である第2の信号のいずれであるかを識別する第2の識別ステップと、
    前記第1の識別ステップにおいて音声信号を識別した時刻および前記第2の識別ステップにおいて第1の信号を識別した時刻に基づき、前記受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップが稼動する周期を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定した周期で稼動するように、前記受付ステップ、第1の識別ステップ、および第2の識別ステップを制御する制御ステップと、
    前記映像信号および音声信号に基づき、映像および音声を出力する出力ステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるための再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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