JP2006318593A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録媒体間のダビングを行う記録再生装置では、ダビングしようとするデータの全部が1枚のディスクに記録されるように、レートを下げて複数の番組を再符号化し、総容量を小さくしてダビングすると、再符号化による画質・音質の劣化が生じる。
【解決手段】 記録媒体12から記録媒体14へのダビング時に、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、記録媒体12に記録されている番組のダビングリスト11を作成して表示部5に表示する。ダビングリスト11にある複数の番組について、ユーザによる手動により、あるいは視聴時間又は画像の複雑度に応じて自動的に優先順位が設定される。ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、少なくとも設定された優先順位が最も高い番組は、記録時と同じレートでダビングを行わせ、優先順位が低くなるほどレートを低くしてダビングする。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録媒体12から記録媒体14へのダビング時に、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、記録媒体12に記録されている番組のダビングリスト11を作成して表示部5に表示する。ダビングリスト11にある複数の番組について、ユーザによる手動により、あるいは視聴時間又は画像の複雑度に応じて自動的に優先順位が設定される。ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、少なくとも設定された優先順位が最も高い番組は、記録時と同じレートでダビングを行わせ、優先順位が低くなるほどレートを低くしてダビングする。
【選択図】 図1
Description
本発明は記録再生装置に係り、特にハードディスクとディジタル多用途ディスク(DVD:Digital Versatile Disc)等の2つ以上の記録媒体に、画像や音声などのデータを圧縮符号化して記録・再生し、また記録媒体間でダビング記録することが可能な記録再生装置に関する。
従来、ハードディスクとDVD等の2つ以上の記録媒体を使用して画像や音声の記録再生を行う記録再生装置でのダビング方法は、高速でしかも操作の簡単な方法が必要とされている。
例えば、複数の番組を記録したハードディスクからDVDへダビングする方法としては、ダビングリストを作成して高速モードか等速モードかのダビング方法を指定する方法が一般的である。高速モードは記録媒体間でデータをコピーするモードで、例えば8倍速などでダビングするためにダビング時間が短くて済む。しかし、ダビング先の記録媒体の空き容量が、ダビングしたいデータの全容量より少ない場合は高速モードが使用できず、符号化レートを下げる必要がある。この場合には再符号化を行うので等速再生と同じだけの時間がかかるのが一般的である。
あるいは、ダビングしたいデータが1枚のDVDに収まりきらない場合は、データを分割して複数枚のDVDに分けて記録する方法もある。しかし、この方法は、複数枚のDVDを管理する必要があり、DVDの扱いが煩雑となる。
そこで、ダビング先の記録媒体の空き容量にぴったり合うようにレートを設定してダビングする方法が従来知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の記録再生装置では、ハードディスクの空き記録容量が、未記録の光ディスクの空き記録容量を超える場合、ハードディスクの空き記録容量を、未記録の光ディスクの空き記録容量と同じ容量とみなして、画像情報に対する圧縮符号化レートを設定する構成である。
また、再生中の番組をボタン一つでダビングできるような機能を有する記録再生装置も従来知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の従来の記録再生装置では、第1の記録媒体であるCD(Compact Disc)に記録されている音楽データを、MD(Mini Disc)にダビング記録する場合、CD再生部によってCDから再生した音楽データのうち、ユーザにとって重要なメインデータをシステムコントローラが認識し、そのメインデータをATRAC方式で圧縮してMDにダビング記録し、メインデータ以外の音楽データは、ATRACよりも圧縮率の高いATRAC3方式で圧縮してMDにダビング記録する。
しかるに、特許文献1記載の従来の記録再生装置では、光ディスクの空き容量に合わせてハードディスクに録画するときのレートを設定しているが、1種類のレートを設定するのみであり、複数の番組のダビング時には適用できない。すなわち、複数のレートの異なる番組に対して自由にレートを設定し、簡単な指定でレートを自動調整して一括して1枚の記録媒体に簡単にダビングすることはできない。
また、特許文献2記載の従来の記録再生装置では、メインデータをダビング元の記録順により判定して高音質モードで録音し、メインデータ以外をそれより低音質のモードで録音することにより、MDの容量の節約を行っているが、モードの指定方法に自由度がなく、複数の番組に対して録音モードを自由に設定できる方法や、ダビング先の記録媒体の空き容量に適応的に合わせる方法については述べられていない。
例えば、4つの番組を時系列順に1枚のディスクに保存しようとした場合に、ダビング先のディスクに全容量分の空きがない場合には、
(1)ダビングしようとするデータの全部が1枚のディスクに記録されるように、レートを下げて4つの番組を再符号化し、総容量を小さくしてダビングする。
(1)ダビングしようとするデータの全部が1枚のディスクに記録されるように、レートを下げて4つの番組を再符号化し、総容量を小さくしてダビングする。
(2)最初から3つの番組まではそのままのレートのデータをコピーし、残りの4つ目の番組については、ディスクの空き容量にぴったり収まるようにレートを下げて再符号化してダビングする、という方法をとることができる。
しかし、上記の(1)の方法では、4つの番組分の再符号化の時間がかかるためにダビング時間が長くなり、再符号化による画質・音質の劣化が生じる。また、上記の(2)の方法では、最初の3つの番組については元の画質・音質のまま高速でダビングできるが、4つ目の番組については(1)の方法以上に画質・音質の劣化が生じるという問題がある。例えば、連続ドラマの最終回など高画質で残したい場合のダビング方法としては適切でない。
個々の番組について個別にレートを設定してダビングをすることもできるが、1枚のディスクに収まるようにレートの設定を手動で行わなければならないため、操作が煩雑であるという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、ある記録媒体から別の記録媒体へ複数のデータのダビングを行う際に、データに優先順位をつけ、ダビング先の記録媒体の容量に応じて、優先度の高いデータとそれ以外のデータで符号化のレートを自動的に変えることにより、簡単な操作で、容量の限られた記録媒体への効率の良いダビングが可能な記録再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、データの優先順位をユーザが自由に設定したり、再生時の視聴履歴やデータ付随の番組情報に基づいて自動設定することにより、ユーザの嗜好に合わせて画質や音質を保ったまま、効率良く記録媒体間のダビングを行い得る記録再生装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、画像及び音声の少なくとも一方を含む番組情報を圧縮符号化して符号化データを生成し、その符号化データを複数の記録媒体のうちの選択した一以上の記録媒体に記録する機能と、複数の記録媒体のうちの任意の第1の記録媒体の記録符号化データを再生して、複数の記録媒体のうちの任意の第2の記録媒体にダビングするダビング記録機能とを備えた記録再生装置において、第1の記録媒体から第2の記録媒体へ複数の番組情報の各符号化データをダビングする際に、ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを予め定めた指定レートで記録するときに必要な全容量と、第2の記録媒体の空き容量とを比較する容量比較手段と、容量比較手段により、全容量が空き容量より大きい比較結果が得られたときに、ダビングしようとする複数の番組情報の優先順位を設定する優先順位設定手段と、優先順位設定手段により設定された優先順位のうち少なくとも最高の優先順位の番組情報の符号化データは第1の記録媒体に記録されたときのレートに設定すると共に、2番目以降の優先順位のダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データは、優先順位が低くなるにつれて低いレートに調整するレート自動調整手段と、レート自動調整手段により調整されたレートでダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを第2の記録媒体に記録するダビング手段とを有し、レート自動調整手段は、レート調整後のダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを記録したときの容量が、空き容量以下となるようにレート調整を行うことを特徴とする。
この発明では、第1の記録媒体から第2の記録媒体へ複数の番組情報の各符号化データをダビングする際に、ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを予め定めた指定レートで記録するときに必要な全容量が、第2の記録媒体の空き容量より大きいときは、ダビングしようとする複数の番組情報に設定された優先順位のうち少なくとも最高の優先順位の番組情報の符号化データは第1の記録媒体に記録されたときのレートに設定すると共に、2番目以降の優先順位のダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データは、優先順位が低くなるにつれて低いレートに調整すると共に、レート調整後のダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを記録したときの容量が、空き容量以下となるようにレート調整を行ってから、そのレートで複数の番組情報の各符号化データを第2の記録媒体に記録するようにしたため、ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データをすべて第2の記録媒体に記録できると共に、その中で優先順位が高い番組情報の符号化データほど、高品位で第2の記録媒体に記録できる。
従って、本発明では、優先度の高い番組情報の符号化データはなるべく高速ダビングモードと元のレートを設定して画質・音質を保ち、優先度の低い番組情報の符号化データについては、等速ダビングモードと第2の記録媒体に収まるレートに設定し、複数の番組情報についてダビングモードとレート設定を行った後に、このモードとレートに従って自動でダビングを行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、上記の優先順位設定手段が、ダビング以前にダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを第1の記録媒体から再生して視聴したときの番組毎にそれぞれ求めた視聴時間、及びダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データのそれぞれの複雑度の一方に基づいて、優先順位を自動設定することを特徴とする。
この発明では、ユーザの嗜好を反映している視聴時間や、画質や音質に関係する符号化データのそれぞれの複雑度に応じて優先順位を自動設定するため、ユーザの嗜好を反映した優先順位の自動設定や、どの番組についても高画質・高音質を保つような優先順位の自動設定ができ、簡単な操作で効率的にダビングができる。
本発明によれば、簡単な操作で第1の記録媒体に記録されているダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データをすべて第2の記録媒体にダビングできると共に、その中でユーザが設定したあるいは自動設定された優先順位が高い番組情報の符号化データほど、高品位で第2の記録媒体に効率良く短時間でダビングできる。
また、本発明によれば、優先順位の設定をユーザの嗜好を反映した優先順位の自動設定や、どの番組についても高画質・高音質を保つような優先順位の自動設定を行えるようにしたため、ユーザの嗜好に合わせて優先順位の高い番組ほど高品位を保ちながらダビングしたり、どの番組でも高品位でダビングすることができる。
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる記録再生装置の一実施の形態のブロック図を示す。本実施の形態の記録再生装置は、主処理部1と、2つの記録媒体部2及び3と、操作部4と、表示部5とから概略構成される。主処理部1は、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6と、ダビング制御部7と、入力された符号化データを復号化する復号化部8と、入力されたデータを符号化して符号化データを出力する符号化部9と、データコピー部10とを有する。
記録媒体部2及び3は、それぞれ記録媒体12、14に対して番組データを互いに独立して記録又は再生する機能と、記録媒体12、14の記録媒体情報を出力する機能を有する。ここでは、記録媒体12から記録媒体14へダビングを行う場合を想定しているので、記録媒体部2が記録媒体12に記録されている番組情報13を再生し、記録媒体部3が記録媒体14の空き容量等の記録媒体情報15を読み出して出力する。
次に、本実施の形態の記録媒体12から記録媒体14へのダビング時の動作について、図2及び図3を併せ参照して説明する。ダビング時には、記録媒体部2により再生された記録媒体12に記録されている番組情報13を表示部5によって表示し、ユーザが操作部4からダビングしたい番組を選択操作すると、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6によりダビングリスト11が作成される。このダビングリスト11は、例えば図2(a)に示すような、記録した番組情報としてサムネイル画像や記録した日時、チャンネル、番組タイトル、記録時間、記録モードなどが対応付けて一覧表示される一般的なものである。
次に、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、番組情報13の指定レートでの総容量を計算する(図3のステップS1)。続いて、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、記録媒体部3から出力される記録媒体情報15より、記録媒体14の空き容量を取得し、指定した番組の指定レートでの総容量がそれ以下であるか否かを判定する(図3のステップS2)。
ここで、記録媒体12上の番組情報13の指定レートでの総容量が図2に21で模式的に示す容量であり、同図に22で模式的に示す記録媒体14の空き容量よりも大きいときには、番組情報13の総容量が記録媒体14の空き記憶容量に収まらないため、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、表示部5に「容量が足りない」ことを示す警告表示を行うと共に、各番組の優先順位をユーザに入力させる、図2(b)に示すような表示を行って、優先順位を入力させる(図3のステップS3)。
図2(b)に示すように、番組情報13のダビングリストの右端に優先順位を入力できる欄が追加表示されており、ユーザは操作部4を操作して、ここに所望の優先順位を記入する。図2(c)にその例を示す。この例では、ダビング先の記録媒体14には標準記録モードで120分の空きがある場合を想定している。
4つの番組#1〜#4の総容量は標準記録モードで140分となるために、このままでは1枚のディスクには収まらない。図2(c)は、ドラマの最終回を優先して良い画質のまま残したいので、番組#4を優先順位「1」とし、番組#3を優先順位「2」、番組#1を優先順位「3」、番組#2を優先順位「4」と設定した場合の例である。
次に、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、このダビングリストの情報を基に各番組のダビングモードとダビングレートを自動で設定する(図3のステップS4)。この設定手順は次の通りである。まず、番組#4は優先順位「1」なので、そのままのモード、すなわち記録時と同じモードで高速ダビングを行う。
次に、その他の3つの番組#1〜#3については、まず3つの番組をダビング先の記録媒体14の残りに収めるための元のレートに対するレート変換の割合を求める。この例では3つの番組#1〜#3の総記録時間が90分で、記録媒体14の残りの記録可能時間が70分であるから、上記の割合は0.77(=70/90)となる。
次に、この値に一定量(例えば、0.05)をプラスマイナスした値を求め(0.82、0.72)、これを優先順位に従って、3つの番組に割り当てる。これにより、最終的に番組#1に0.77、番組#2に0.72、番組#3に0.82がレート変換の割合として割り当てられることとなる。この結果、このレート変換の割合により、全番組#1〜#4の容量(分換算)が120となるため、記録媒体14の記録容量内に番組全部を収めることができる。
レート変換の計算方法については、元の番組の記録モードや、記録時間により変える必要があるが、基本的には、優先順位に応じてレートを下げていくという方法をとり、記録媒体14に収まるようにする。
次にダビング制御部7により、ダビングを実行する(図3のステップS5)。指定した番組の指定レートでの総容量が記録媒体14の空き容量以下である場合も、指定レートで全番組をダビングする(図3のステップS6)。
このダビング実行時には、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6で作成されたダビングリスト11に従って、番組#1〜#4を記録媒体12から読み取り、記録媒体14に書き込む。番組#1〜#3についてはレート変換が必要なため、記録媒体12から再生された番組#1〜#3の各符号化データは、復号化部8により復号化された後、符号化部9に供給され、ここで上記の算出されたレート割合で再符号化された後、記録媒体部3に供給されて記録媒体14に記録される。一方、番組#4は高速ダビングモードなので、記録媒体12から再生された番組#4の符号化データは、復号化及び再符号化されることなく、データコピー部10により、そのまま記録媒体部3に供給されて記録媒体14へデータコピーされる。
なお、符号化部9においては、ダビングリスト11で設定されているレートを基に符号化制御を行うが、画像や音声の特徴により、設定したレートでも空き容量を超えてしまう場合も想定される。これを避けるために、符号化制御の過程で常に空き容量のチェックを行い、レートの微調整を行う。
ダビングに要する時間を考えてみると、優先順位がない場合には、図4(a)に示すように、全ての番組#1〜#4を記録媒体14に収めるために番組#1〜#4の全てで同じレート変換を行う必要があるために、元の記録時間程度、この例では140分かかる。これに対し、本実施の形態によれば、番組#4については高速モードが使えるために、図4(b)に示すように、高速モードが8倍速と仮定すると、所要時間は97分となり、従来に比べてダビング時間を大幅に短縮できる。このように、本実施の形態によれば、優先順位に従ったダビングモードとダビングレートの自動設定が可能となり、指定の番組を効率良く1枚のディスクに収めるダビング機能を実現できる。
次に、本発明になる記録再生装置の他の実施の形態について説明する。前記の実施の形態では、各番組に対する優先順位をユーザが手動で入力していたが、本実施の形態は、この優先順位をユーザの視聴履歴から自動設定するようにしたものである。図5は本発明になる記録再生装置の他の実施の形態の動作説明用フローチャートを示す。同図中、図3と同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施の形態では、例えば、ハードディスク上に録画した番組情報を視聴した後にDVD等のメディアにダビングする場合を想定する。ハードディスク上に録画した番組情報をユーザが再生して視聴する時に何分間その番組情報を視聴したかを番組毎に記録する。お気に入りの番組は繰り返して見たり、興味の少ない番組は飛ばしてみたりするので、この視聴時間(再生時間)はユーザの嗜好を示す情報となる。
そこで、本実施の形態では、番組毎に視聴時間を記録しておき(図5のステップS10)、ダビング時に番組情報13の総容量が記録媒体14の空き記憶容量に収まらない場合には、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、表示部5に「容量が足りない」ことを示す警告表示を行った後(図5のステップS11)、上記の視聴時間(図5に24で示す)を番組の元の長さで割った値を視聴時間の割合とし、これの高いものの優先度を上げて高画質でダビングするようにし、また、視聴時間の割合の低いものは優先度を低く設定する(図5のステップS12)。
このようにして、自動で設定した優先度を番組情報と共にユーザに示す。ユーザは優先順位を確認すると共に、優先度を変更したい場合には前述の手動入力時と同様の操作を行って変更する(図5のステップS13)。図7(a)はこの場合のダビングリストの優先順位を記入した表示例を示す。
その後、記録媒体14の空き容量に全番組が入るように設定された優先度に従って前述の通り各番組のダビング時のレートを計算し(図5のステップS14)、その後記録媒体12から再生した各番組情報の符号化データを、計算した各レートに従って記録媒体14にダビングする(図5のステップS15)。この実施の形態によれば、ユーザは優先度を手動で操作することなく、嗜好に合った形態で効率の良いダビング操作を行うことができる。
次に、本発明になる記録再生装置の更に別の実施の形態について説明する。図6は本発明になる記録再生装置の更に別の実施の形態の動作説明用フローチャートを示す。同図中、図5と同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を省略する。録画した番組は内容により、同じデータ量でも画質が異なる場合がある。例えば、動きの多い画像を含む番組では、画像情報が多く必要であるが、これを一定のデータ量に落とすために画質が悪くなる。一方、動きの少ない画像や静止画を多く含む画像では元々の画像情報が少なくて済むので、一定のデータ量で録画しても高画質を保てる。
更に、これらの番組をダビングする時にレート変換を行うと、動きの多い画像では劣化が大きく、動きの少ない画像では劣化が少なくなる傾向がある。画質を左右する画像の特徴としては、画像の動きの他に、輝度情報から得られる輝度分布や色情報分布等がある。輝度分布では例えば波や木々のような細かい輝度変化があると画質が落ちる。
そこで、本実施の形態では、録画時に画像の特徴として各番組に、例えば、動きの大きさや、輝度分布、色情報分布などに基づいた画像の複雑度を記録しておき(図6のステップS21)、ダビング時に番組情報13の総容量が記録媒体14の空き記憶容量に収まらない場合には、ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部6は、表示部5に「容量が足りない」ことを示す警告表示を行った後(図6のステップS11)、上記の複雑度を基に換算した記録時間(図6に25で示す)の情報を基にして、レート変換により画質の劣化を招きやすい番組はなるべくレート変換をしなくて済む、あるいは高いレートを割り当てられるように優先度を高くし、逆に画貿の劣化がそれ程ないと思われる番組については優先度を低く設定する(図6のステップS22)。
このようにして、優先度を自動で設定した優先度を番組情報と共にユーザに示す。ユーザは優先順位を確認すると共に、優先度を変更したい場合には前述の手動入力時と同様の操作を行って変更する(図6のステップS23)。図7(b)はこの場合のダビングリストの優先順位を記入した表示例を示す。
その後、記録媒体14の空き容量に全番組が入るように設定された優先度に従って前述の通り各番組のダビング時のレートを計算し(図6のステップS14)、その後記録媒体12から再生した各番組情報の符号化データを、計算した各レートに従って記録媒体14にダビングする(図6のステップS15)。本実施の形態によれば、どの番組についても高画質を保ったまま、効率的にダビング操作を行うことが可能となる。なお、画像の複雑度を記録するステップS21において、音声の特徴(高音質であるのかなど)を加味するようにしてもよい。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図3、図5又は図6の処理をコンピュータにより実行させるコンピュータプログラムも本発明は含むものである。
1 記録再生装置の主処理部
2、3 記録媒体部
4 操作部
5 表示部
6 ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部
7 ダイビング制御部
8 復号化部
9 符号化部
10 データコピー部
11 ダビングリスト
12、14 記録媒体
13 番組情報
15 記録媒体情報
2、3 記録媒体部
4 操作部
5 表示部
6 ダビングリスト作成/ダビングモード設定/ダビングレート設定部
7 ダイビング制御部
8 復号化部
9 符号化部
10 データコピー部
11 ダビングリスト
12、14 記録媒体
13 番組情報
15 記録媒体情報
Claims (2)
- 画像及び音声の少なくとも一方を含む番組情報を圧縮符号化して符号化データを生成し、その符号化データを複数の記録媒体のうちの選択した一以上の記録媒体に記録する機能と、前記複数の記録媒体のうちの任意の第1の記録媒体の記録符号化データを再生して、前記複数の記録媒体のうちの任意の第2の記録媒体にダビングするダビング記録機能とを備えた記録再生装置において、
前記第1の記録媒体から前記第2の記録媒体へ複数の番組情報の各符号化データをダビングする際に、ダビングしようとする前記複数の番組情報の各符号化データを予め定めた指定レートで記録するときに必要な全容量と、前記第2の記録媒体の空き容量とを比較する容量比較手段と、
前記容量比較手段により、前記全容量が前記空き容量より大きい比較結果が得られたときに、前記ダビングしようとする前記複数の番組情報の優先順位を設定する優先順位設定手段と、
前記優先順位設定手段により設定された優先順位のうち少なくとも最高の優先順位の番組情報の符号化データは前記第1の記録媒体に記録されたときのレートに設定すると共に、2番目以降の優先順位の前記ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データは、前記優先順位が低くなるにつれて低いレートに調整するレート自動調整手段と、
前記レート自動調整手段により調整されたレートで前記ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを前記第2の記録媒体に記録するダビング手段と
を有し、前記レート自動調整手段は、レート調整後の前記ダビングしようとする複数の番組情報の各符号化データを記録したときの容量が、前記空き容量以下となるようにレート調整を行うことを特徴とする記録再生装置。 - 前記優先順位設定手段は、ダビング以前に前記ダビングしようとする前記複数の番組情報の各符号化データを前記第1の記録媒体から再生して視聴したときの番組毎にそれぞれ求めた視聴時間、及び前記ダビングしようとする前記複数の番組情報の各符号化データのそれぞれの複雑度の一方に基づいて、優先順位を自動設定することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005141973A JP2006318593A (ja) | 2005-05-13 | 2005-05-13 | 記録再生装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012109814A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 録画装置、記録装置及び録画装置の制御方法 |
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2005
- 2005-05-13 JP JP2005141973A patent/JP2006318593A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012109814A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 録画装置、記録装置及び録画装置の制御方法 |
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