一般に、チップ抵抗器などの電子部品の表面には、抵抗値識別などのために3桁若しくは4桁の略号化された定数コード(標印)が施されており、例えば特許文献1には、抵抗体層をトリミングして抵抗値を調整する工程と、標印を施すための工程を同じ工程で行なったチップ抵抗器が開示されている。定数コードが3桁の数字表記である場合、第1桁および第2桁の数字はオーム(Ω)を単位とする有効数字を表わし、第3桁の数字は有効数字に乗算される10の乗数を表わす。したがって、「103」と表記されていれば、それは10×10の3乗Ω=10kΩを意味する。また定数コードが4桁の数字表記である場合、第1桁〜第3桁の数字はオームを単位とする有効数字を表わし、第4桁の数字は有効数字に乗算される10の乗数を表わす。そのため、「1003」と表記されていれば、それは100×10の3乗Ω=100kΩを意味する。
さらに、英文字「R」と数字を含んだ定数コードも存在する。この場合、英文字「R」は小数点を表わし、数字は全て有効数字となる。例えば、「R47」と表記されていれば、それは0.47Ωを意味し、また「2R43」と表記されていれば、それは2.43Ωを意味する。
同様に、セラミックコンデンサの表面にも、静電容量値を識別する定数コードが施されている。例えば、定数コードが3桁の表記である場合、第1桁および第2桁の数字はピコファラッド(pF)を単位とする有効数字を表わし、第3桁の数字は有効数字に乗算される10の乗数を表わすので、「102」と表記されていれば、10×10の2乗pF=0.001μFとなり、「103」と表記されていれば、10×10の3乗pF=0.01μFとなる。
こうした様々な種類の電子部品をコンピュータなどでデータ管理する場合、例えば図5に示すような複数の部品レコード1(11,12,…,1n)を蓄積記憶するデータベース100が設けられる。各部品レコード11,12,…,1nは、前述の複数桁からなる定数コードを格納する定数コード格納部11と、電子部品の諸情報である種類名(例えば、抵抗,コンデンサ,ダイオードなど)を格納する種類名格納部12と、同じく電子部品の諸情報である各種関連情報(例えば、部品単価,電気的特性など)を格納する関連情報格納部13とを関連付けて構成される。なお、各部品レコード11,12,…,1nにおいて、実際の抵抗値や静電容量値ではなく、定数コードを記憶保存する理由は、桁数が揃っているためにデータとして見やすいことと、実際の電子部品の標印からそのまま入力できるからである。
そしてデータベース100は、周知のように例えばパソコンに内蔵するハードディスクなどの記憶手段に保存され、キーボードやマウスなどの入力手段15によって、部品レコード1
1,1
2,…,1
nの更新,追加,削除が随時行なえるようになっている。
特開平7−106103号公報
以下、本発明における電子部品検索システムの好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、前記背景技術における図5と同一箇所には同一符号を付し、その共通する部分の説明は重複するため極力省略する。
まず、システムの全体的な構成を図1に基づき説明すると、21はデータベース100との間で各種データのやり取りを行なう制御手段で、この制御手段21の入力側ポートにはキーボードやマウスなどの入力手段15が接続されると共に、出力側ポートには液晶ディスプレイなどの表示手段16が接続される。制御手段21およびデータベース100のハードウェア的構成は、一般的なパーソナルコンピュータの本体などで実現できるが、これらの機能をネットワークに接続するホストコンピュータとして構成し、当該ネットワークに入力手段15や表示手段16を備えたクライアントコンピュータを一乃至複数接続してもよい。
制御手段21は、入力手段15および表示手段16を利用して、どのような抽出条件でデータベース100から部品レコード1を取り出すのかを特定させる抽出条件指定手段22と、各部品レコード11,12,…,1nの定数コード格納部11に格納された定数コードや、抽出条件指定手段22によって入力された抽出条件の定数コードを、実際の抵抗値や静電容量値に変換して出力する定数コード換算手段23と、定数コード換算手段23の出力結果に基づいて、抽出条件に合致する部品レコード11,12,…,1nのいずれかを取り出して、表示手段16にその内容を表示させる部品レコード検索手段24と、部品レコード11,12,…,1nの更新,追加,削除を行なうための部品レコード作成手段25と、を備えている。
図2は、本実施例で採用するデータベース100の内部構造を示している。制御手段21が扱うデータベース100は、背景技術で示した定数コード格納部11と、種類名格納部12と、関連情報格納部13とを関連付けた複数の部品レコード11,12,…,1nから構成される。さらに、ここでの部品レコード11,12,…,1nは、定数コード格納部11に格納された数字若しくは数字と英文字の組み合わせを、各部品レコード11,12,…,1nの検索時に定数コード換算手段23で変換するか否かを決める換算可否格納部14を備えている。換算可否格納部14は、換算を行なう場合にはTrue(真),換算を行なわない場合にはFalse(偽)とする二者択一型のデータが格納されるが、代わりに数字や文字などを格納してもよい。また、換算を行なう場合には偽,換算を行なわない場合には真としてもよい。
図2の例では、部品レコード11〜113,…,117〜1nの換算可否格納部14に「真」のデータが格納され、他の部品レコード114〜116の換算可否格納部14に「偽」のデータが格納される。すなわち、部品レコード11〜113,…,117〜1nの定数コード格納部11には略号化された数字が格納されており、定数コード換算手段23において実際の値に変換される。一例として、部品レコード11の定数コード格納部11に格納された「1R0」なる値は、英文字「R」が小数点として認識されて、定数コード換算手段23によって実際値である1.0Ωに変換され、部品レコード17の定数コード格納部11に格納された「103なる値は、定数コード換算手段23によって実際値である10kΩに変換され、部品レコード18の定数コード格納部11に格納された「123」なる値は、定数コード換算手段23によって実際値である0.012μFに変換される。一方、部品レコード114〜116の定数コード格納部11には実際値そのものが格納されている。例えば、部品レコード114の定数コード格納部11に格納された「200」なる値は200mHをあらわす。また仮に部品レコード11の換算可否格納部14に「偽」のデータが格納されていれば、各部品レコード11,12,…,1nの検索時において、例えば部品レコード17の定数コード格納部11に格納された「103」なる値が、そのまま実際値である103Ωとして解釈される。
図3は、抽出条件を指定する場合にあらわれる表示手段16の表示画面16Aを示している。この表示画面16Aは、入力手段15を利用して電子部品の種類名や定数コードの抽出範囲を入力するためのもので、入力された電子部品の種類名や定数コードの抽出範囲は、抽出条件指定手段22によって処理されるようになっている。前記表示画面16Aは、右端に設けたボタン31Aを押すと抽出すべき電子部品の種類名の一覧を示すと共に、当該一覧から一つの種類名の選択を可能とする種類名入力部31と、種類名入力部31で選択した電子部品に関して、抽出すべき定数コードの下限値を入力する下限値入力部32と、同じく種類名入力部31で選択した電子部品に関して、抽出すべき定数コードの上限値を入力する上限値入力部33と、種類名入力部31,下限値入力部32,上限値入力部33の入力値を抽出条件として確定する抽出条件確定入力部としての検索ボタン34と、種類名入力部31,下限値入力部32,上限値入力部33の入力値をクリアする抽出条件クリア入力部としてのクリアボタン35と、下限値入力部32および上限値入力部33の入力値を、定数コード換算手段23で変換するか否かを決める換算可否入力部としての換算チェックボックス36と、を備えて構成される。そして、電子部品の種類名や定数コードの抽出範囲の入力は、入力手段15により種類名入力部31,下限値入力部32,上限値入力部33にフォーカスを合せて行なう。
なお、図3に示す抽出条件入力用の表示画面16Aは、あくまでも一例に過ぎず、例えば諸情報格納部13として記憶格納される単価や電気的特性を、抽出条件として入力できるようにしてもよい。また、下限値入力部32若しくは上限値入力部33の一方を空白(ブランク)の状態にして、検索ボタン34をクリック操作した場合は、その空白とした下限値は上限値を特定せずに抽出できる構成としてもよい。さらには、以前入力した抽出条件の値を記憶しておき、次の抽出条件の入力の際に、その記憶した値を呼び出して再入力できるように表示画面16Aを構成してもよい。
次に、上記構成について、その作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、部品レコード作成手段25を利用したデータベース100の作成手順について説明すると、入力手段15の操作によって制御手段21の部品レコード作成手段25を呼び出すと、表示手段16には部品レコード11,12,…,1nの更新,追加若しくは削除を促す表示画面があらわれる(図示せず)。新たな部品レコード1n+1を追加する場合には、この表示画面を利用して、電子部品の定数コードや、種類名や、部品単価および電気的特性などの諸情報と共に、当該定数コードを実際値に変換するか否かの情報をそれぞれ入力すると、部品レコード作成手段25はこれらの入力した内容を、1つの新規な部品レコード1n+1に関連付けて記憶格納する。具体的には、同一の部品レコード1n+1において、電子部品の定数コードが定数コード格納部11に格納され、電子部品の種類名が種類名格納部12に格納され、電子部品の諸情報が諸情報格納部13に格納され、定数コード格納部11に格納した定数コードを変換するか否かのデータが換算可否格納部14に格納される。また、データベース100内に記憶された部品レコード11,12,…,1nについても、同一の表示画面を利用して、その内容を更新若しくは削除できるようになっている。これにより、データベース100は常に最新の状態が保たれる。
次に、当該データベース100から必要な部品レコード11,12,…,1nを抽出する処理手順を説明する。図4のステップS1において、入力手段15の操作によって制御手段21の抽出条件指定手段手段22を呼び出し、表示手段16に図3に示す表示画面16Aを表示させる。続くステップS2において、種類名入力部31に抽出すべき電子部品の種類名を選択して入力すると共に、抽出すべき定数コードの下限値と上限値を、下限値入力部32と上限値入力部33にそれぞれ入力して、検索ボタン34をクリック操作する。この操作によって、種類名入力部31,下限値入力部32,上限値入力部33の入力値が、確定した抽出条件として、抽出条件指定手段22に取込まれる。なお、検索ボタン34に変わりクリアボタン35をクリック操作すると、それまで入力した種類名入力部31,下限値入力部32または上限値入力部33の値がクリアされ、再度入力できるようになる。
また、このステップS2では、カーソルを換算チェックボックス36に合わせて、入力手段15であるマウスのボタンをクリックするとチェックが入り、もう一度クリックするとチェックが外れるようになっている。すなわち検索ボタン34をクリック操作して、入力手段15による抽出条件の入力を確定すると、抽出条件指定手段22は換算チェックボックス36にチェックが入っているか否かを判断し、換算チェックボックス36にチェックが入っていれば、下限値入力部32および上限値入力部33の入力値を、定数コード換算手段23で変換した値を抽出条件として最終決定し、逆に換算チェックボックス36にチェックが入っていなければ、下限値入力部32および上限値入力部33の入力値を、そのまま抽出条件として最終決定する(ステップS3)。この抽出条件の最終決定値は、後述するステップS4〜S8の手順が終了するまで、一時的に記憶保存される。
こうして抽出条件を確定する一連の入力操作が完了すると、制御手段21は定数コード換算手段23と部品レコード検索手段24を利用して、入力した抽出条件に一致する部品レコード11,12,…,1nを取得する。具体的には、ステップS4でデータベース100に記憶保存される一つの部品レコード11を読み出し、次のステップ5で種類名入力部31で入力した抽出条件の種類名と、部品レコード11の種類名格納部12に格納される種類名が合致しているか否かを判断する。そして、種類名入力部31で入力した種類名と、部品レコード11に格納される種類名が合致していなければ、部品レコード検索手段24は当該部品レコード11が抽出条件に一致しないデータであると判断して、後述のステップS8の手順に移行する一方で、双方の種類名が合致していれば、部品レコード検索手段24は種類名に関し当該部品レコード11が抽出条件に一致するデータであると判断して、次のステップS6の手順に進む。
ステップS6の手順では、抽出条件の種類名に合致する例えば部品レコード11に関し、定数コードを変換しない旨のデータが換算可否格納部14に格納されている場合は、定数コード格納部11に格納した定数コードそのものの値が、定数コードを変換する旨のデータが換算可否格納部14に格納されている場合は、定数コード格納部11に格納した定数コードを定数コード換算手段23で変換した値が、前記ステップS3で確定した抽出条件の最終決定値の範囲内にあるか否かを、部品レコード検索手段24によって判断する。そしてこのステップS6で、部品レコード11にある定数コードそのものの値または定数コードの変換値が、抽出条件の最終決定値の範囲を外れていれば、部品レコード検索手段24は当該部品レコード11が抽出条件に一致しないデータであると判断して、後述のステップS8の手順に移行する一方で、部品レコード11にある定数コードそのものの値または定数コードの変換値が、抽出条件の最終決定値の範囲内であれば、当該部品レコード11の内容を、全ての抽出条件に合致するデータとして表示手段16に表示する(ステップS7)。その後、ステップS8の手順では、全ての部品レコード11,12,…,1nが検索のために読み出されたか否かを判断し、全ての部品レコード11,12,…,1nが読み出されていなければ、ステップS4の手順に戻って同様の処理を続行すると共に、全ての部品レコード11,12,…,1nが読み出されていたら、そこで一連の検索を終了する。
一つの例として、図2に示すデータベース100について、抽出すべき電子部品の種類名を「抵抗」として種類名入力部31に入力した場合に、ステップS5において、部品レコード11〜19,116〜1nが、種類名に関し抽出条件に一致するデータと判断され、次のステップS6の手順に移行する。ここで例えば、下限値入力部32に「103」が入力されると共に、上限値入力部33に「153」が入力され、さらに換算チェックボックス36にチェックが入っていたとすると、定数コード換算手段23は下限値入力部32および上限値入力部33に入力した数字を、10×103Ωおよび15×103Ωにそれぞれ変換して、この変換値を抽出条件の最終決定値として記憶保存している。一方、部品レコード11〜19,116〜1nの全ての換算可否格納部14に、定数コードを変換する旨のデータが格納されているので、ステップS6の手順で、各部品レコード11〜19,116〜1nの定数コード格納部11に格納された数値が、定数コード換算手段23によってそれぞれ、1.0Ω,1.5Ω,0.2Ω,0.51Ω,2.43Ω,24.3Ω,10×103Ω,12×103Ω,15×103Ω,23×103Ω,47×103Ω,10×104Ωに変換され、抽出条件の最終決定値である10×103Ω〜15×103Ωの範囲内にある部品レコード17,18,19の各情報が、ステップS7で正しく表示手段16により表示される。
上記ステップS1〜S7の各手順では、抽出すべき略号化された定数コードの下限値と上限値を、下限値入力部32と上限値入力部33にそれぞれ入力した場合でも、換算チェックボックス36にチェックが入っていれば、定数コード換算手段23を利用して実際の十進法に従がう変換値に自動的に変換され、抽出条件の最終決定値として一時的に記憶保存される。また、検索のために各部品レコード11,12,…,1nを読み出す際にも、定数コードを変換する旨のデータが換算可否格納部14に格納されていれば、定数コード格納部11に格納した値が、同じ定数コード換算手段23によって実際の十進法に従がう変換値に自動的に変換され、この変換値が前記抽出条件の最終決定値の範囲内にあるか否かが判断される。したがって、抽出条件として入力する値も、部品レコード11,12,…,1nの定数コード格納部11に格納される値も、実際の十進数に従がう値に変換された上で、双方の値の比較が行なわれるので、抽出条件に合致する例えば部品レコード17,18,19のを正しく取得することができる。
以上のように、本実施例における電子部品検索システムは、電子部品の略号化された定数コードとその他の諸情報を関連付けて格納する部品レコード11,12,…,1nから構成されるデータベース100と、定数コードによる抽出条件を入力可能な入力手段15と、この入力手段15から定数コードによる抽出条件が与えられると、当該抽出条件の定数コードを十進法に従がう値に変換し、抽出条件の最終決定値として検索が終了するまで一時的に記憶保存すると共に、部品レコード11,12,…,1nに含まれる定数コードを同様に十進法に従がう値に変換し、この変換した値と前記抽出条件の最終決定値との比較により、抽出条件に合致する部品レコード11,12,…,1nがどれであるかを抽出する制御手段21と、を備えている。
この場合、入力手段15によって抽出すべき略号化した定数コードを入力すると、その入力した定数コードが十進法に従がう値に変換され、抽出条件の最終決定値として記憶保存される。また、抽出条件に合致する部品レコード11,12,…,1nを取得する際にも、部品レコード11,12,…,1nに含まれる定数コードが十進法に従がう値に変換され、この変換した値と抽出条件の最終決定値との比較が行なわれる。すなわち、抽出条件として入力する値も、部品レコード11,12,…,1nに定数コードとして格納される値も、十進数に従がう値に変換された上で、双方の値の比較が行なわれるので、抽出条件に合致する部品レコード11,12,…,1nを正確に取得することができる。
またこの実施例では、電子部品の定数コードと共に、その他の諸情報として、当該定数コードを十進数に従がう値に変換するか否かのデータを、各部品レコード11,12,…,1nに関連付けて格納し、制御手段21は、定数コードを十進数に従がう値に変換する旨のデータが部品レコード11,12,…,1nに含まれている場合に限り、その部品レコード11,12,…,1nに含まれる定数コードを同様に十進法に従がう値に変換するように構成している。
このようにすれば、例えば定数コードが実際の電気的特性値(抵抗値,静電容量値,インダクタンス値など)そのものをあらわしている場合に、制御手段がその定数コードを勝手に別な値に変換するのを防ぐことができ、略号化されていない定数データを含む部品レコード11,12,…,1nがあっても、抽出条件に合致する部品レコード11,12,…,1nを正しく取得することができる。
因みに、図3に示す抽出条件を指定する際の表示画面16Aでは、電子部品の種類名を入力する種類名入力部31を省略してもよい。ただし、複数の種類の電子部品を共通の部品レコード11,12,…,1nからなるデータベース100で共通に管理するには、表示画面16Aに種類名入力部31を設けたほうが好ましい。すなわち、抽出条件として電子部品の種類名を入力可能にすることによって、入力した電子部品の種類名から、定数コードそのものの値もしくは定数コードを変換した値の単位を特定することができる(例えば、種類名が「抵抗」であれば単位はΩ,「コンデンサ」であればpF,コイルであればmHなど)。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。例えば管理する電子部品としては、例えばダイオードやサイリスタなどの半導体素子や、トランスなどのインダクタンス素子を含めてもよい。また、本実施例では抽出条件に合致する部品レコードを、表示手段で表示するように構成したが、例えば音声で報知するなどしてもよく、要は抽出条件に合致する部品レコードを抽出した後で、どのような形態で出力しても構わない。