JP2006317851A - 再帰反射性構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察角度に応じて複数の再帰反射色が明滅可能であり、視認性が高くかつ意匠性に優れた再帰反射性構造体を提供すること。
【解決手段】 パターン状再帰反射領域を表面に有する再帰反射性部材と、該再帰反射性部材の上方に前記再帰反射領域の表面から一定の間隔をあけて配置されかつ前記再帰反射領域に面する側にパターン状遮光領域を有する調光部材とを有するとともに、前記再帰反射性部材の再帰反射領域を有しない露出領域が鏡面反射性であり、かつ前記遮光領域が、鏡面反射性及び(又は)再帰反射性であるように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、再帰反射性を備えた構造体に関し、さらに詳しく述べると、観察角度に応じて複数の再帰反射色が明滅可能な、視認性が高くかつ意匠性に優れた再帰反射性構造体に関する。
周知の通り、現在、テープもしくはその他の形態をもった各種の再帰反射性構造体が知られている。再帰反射性構造体の用途は多岐にわたっており、一例を示すと、衣類、帽子、ヘルメット、バックなどの安全ラベル、車両などのステッカー、エンブレムなど、道路標識、その他を挙げることができる。また、再帰反射性構造体は、再帰反射性の発現のためにいろいろな手段を有しており、典型的には、ガラスビーズや、プリズム調に成形されたプラスチックを挙げることができる。例えば、特許文献1は、図1に模式的に示すような三角錐型キューブコーナー再帰反射シートを開示している。図示の三角錐型キューブコーナー再帰反射シート50の場合、三角錐型反射素子からなる反射素子層51と反射素子保持層52が一体化して反射素子基体層が形成されている。また、この反射素子基体層には印刷層55が備わっており、印刷層55は表面保護層54で被覆されている。一方、反射素子基体層の反射素子層51の側には、空気層53をもった封入密封構造を形成するための結合材層56、結合材層56を支持する支持体層57、接着剤層58、そして剥離材層59が備わっている。
また、特許文献1に記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートは、特定範囲以外の方向においては全反射が得られず、コストもかかるので、これらの問題点を解決するため、特許文献2は、(1)略正方形ブロックが縦方向及び横方向に隙間なく並んでおり、1つの略正方形ブロックの中には一対の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が配置されており、かつ(2)一対の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の並び方向については、一の略正方形ブロック中においては同一の並び方向であるが、再帰反射性シートを構成しているすべての略正方形ブロックのうち、並び方向が他とは異なる略正方形ブロックを少なくとも1つ有していることを特徴とする再帰反射性シートを提案している。
特開平10−123309号公報(特許請求の範囲、段落0058〜0066、図10) 特開2000−162417号公報(特許請求の範囲)
現在商業的に入手可能な再帰反射性構造体は、上記した説明からも理解されるように、視認性やその他の特性が向上され、また、取り扱い性なども改良されている。しかし、昨今の多様化されたニーズに応えるためには、より視認性が高く、しかも意匠性に優れた再帰反射性構造体を提供することが必要である。
本発明の目的は、したがって、観察角度に応じて複数の再帰反射色が明滅可能であり、視認性が高くかつ意匠性に優れた新規な再帰反射性構造体を提供することにある。
また、本発明の目的は、上記のような優れた性能が得られるにもかかわらず、構造が簡単であり、容易にかつ低コストで歩留まりよく製造することのできる再帰反射性構造体を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、上記のような優れた性能を生かして、いろいろな技術分野で装飾具として、特に自動車、オートバイ等の車両のモール、コーナープロテクト、エンブレム、フィニッシャー、ガーニッシュなどとして有利に使用することのできる再帰反射性構造体を提供することにある。
本発明の上記したような目的やその他の目的は、以下の詳細な説明から容易に理解することができるであろう。
本発明は、その1つの面において、パターン状再帰反射領域を表面に有する再帰反射性部材と、該再帰反射性部材の上方に前記再帰反射領域の表面から一定の間隔をあけて配置されかつ前記再帰反射領域に面する側にパターン状遮光領域を有する調光部材とを有するとともに、
前記再帰反射性部材の再帰反射領域を有しない露出領域が鏡面反射性であり、かつ
前記遮光領域が、鏡面反射性及び(又は)再帰反射性であることを特徴とする再帰反射性構造体にある。
また、本発明は、そのもう1つの面において、本発明の再帰反射性構造体を備えた装飾具にある。
以下の詳細な説明から理解されるように、本発明によれば、再帰反射性構造体において、その観察角度に応じて複数の再帰反射色を明滅させることが可能であるので、視認性が高くなり、また、立体感が際立って良好であるので意匠性に優れ、人目をひき得る画期的な再帰反射性構造体を提供することができる。
また、本発明の再帰反射性構造体は、優れた性能が得られるにもかかわらず、層構成が簡単であるので、容易にかつ低コストで製造することができ、歩留まりもよい。
さらに、本発明の再帰反射性構造体は、上記のような優れた性能を生かして、いろいろな技術分野で装飾具として、特に自動車、オートバイ等の車両のモール、コーナープロテクト、エンブレム、フィニッシャー、ガーニッシュなどとして有利に使用することができる。なお、本発明の再帰反射性構造体は、車両用装飾具としてばかりでなく、家庭電気製品及びその他の技術分野の装飾具としても好適である。
さらにまた、本発明の再帰反射性構造体は、必要ならば、ランプ構造体の1構成員としても有利に使用することができる。例えば、光源と、その光源からの光を内壁で構造体の外側に反射可能なハウジングと、光出射用開口と、その光出射用開口を覆った光透過性樹脂からなるランプカバーとを備えたランプ構造体において、ハウジングの内壁に本発明の再帰反射性構造体を取り付けて使用することで、従来のランプ構造体では得られることのなかった注目すべき効果、例えば夜間(点灯時)の改良された照明効果と昼間(消灯時)の外観の向上を達成することができる。
本発明による再帰反射性構造体は、いろいろな形態で有利に実施することができる。以下、添付の図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を説明するけれども、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。
図2は、本発明による再帰反射性構造体の好ましい1形態を模式的に示した断面図である。再帰反射性構造体30は、パターン状に形成された再帰反射領域12を一方の表面に有する再帰反射性部材11と、再帰反射性部材11の再帰反射領域12から間隔dをあけて配置された調光部材21とを組み合わせて有している。ここで、再帰反射性部材11は、再帰反射領域12を有しない露出領域において鏡面反射処理が施されている。また、調光部材21は、再帰反射領域12に面する側において、パターン状に選択的に形成された遮光領域22を有している。さらに、遮光領域22は、その表面において鏡面反射処理及び(又は)再帰反射処理が施されている。調光領域21において、遮光領域22を有しない領域23は、透明であり、光が透過可能であるので、本発明では特に「透光領域」と呼ぶ。再帰反射性部材11と調光部材21の間には、空間25が形成されている。また、鏡面反射面や再帰反射面は、着色することで、非着色時にはない発色効果などを生じることができる。
図示の再帰反射性構造体30において、再帰反射性部材11の表面にはその全面にめっき調フィルム13が貼付されている。したがって、このめっき調フィルム13は、隣接する再帰反射領域12の間で露出しており、それに特有の鏡面反射性を呈することができる。なお、図示の例では再帰反射性部材11の表面全体にめっき調フィルム13を貼付しているけれども、必要ならば、隣接する再帰反射領域12の間の領域に限って選択的に貼付してもよい。また、めっき調フィルム13に代えて、それと同様な鏡面反射性を奏することのできるその他の薄膜を形成してもよく、さもなければ表面処理を施してもよい。適当な薄膜として、例えば、金属めっき層、金属調外観を有するメタリック被膜、例えば金属蒸着膜などを挙げることができる。さらに、所望ならば、めっき調フィルム13に代えて着色膜などを使用してもよい。なお、めっき調フィルムやその他の鏡面反射面の形成は、以下において具体的に説明することとする。
再帰反射性部材11の再帰反射領域12は、従来一般的に使用されている再帰反射性部材と同様な構成を有することができ、かつ同様な手法で形成することができる。図5は、本発明の再帰反射性部材11で使用しうる再帰反射領域12の好ましい一例を示した断面図である。再帰反射領域12は、再帰反射性部材11の表面にめっき調フィルム13を介してパターン状に形成されている。再帰反射領域12は、めっき調フィルム13の側から順に、反射層31、焦点樹脂層32、球状透明体33、そして透明体固着層34を有している。透明体固着層34は、省略してもよい。
図示の再帰反射領域の構成を具体的に説明すると、球状透明体は、再帰反射性を実現するために必須の要素であり、例えばガラスビーズなどの透明な球状体からなることができる。球状透明体の屈折率は、通常、約2.20〜2.30の範囲であるのが好ましい。屈折率が2.20未満であると再帰反射性が再現できなくなるであろう。
球状透明体は、焦点樹脂層に埋設され、透明体固着層によって固着される。透明体固着層は、優れた透明性を有するいろいろな材料から形成することができるけれども、成形性及び耐候性に優れるとともに、入射光の減衰が小さく、球状透明体との接着性にも優れたウレタン樹脂等が好適である。透明体固着層の厚さは、球状透明体のほぼ半分が埋没されるような厚さが好ましい。透明体固着層の厚さが薄いと球状透明体の支持が不安定となり、反対に厚くなり過ぎると再帰反射性が失われる。
焦点樹脂層は、球状透明体の焦点を均一にするために用いられる。焦点樹脂層は、優れた透明性を有するいろいろな材料から形成することができるけれども、成形性及び耐候性に優れるとともに、入射光の減衰が小さく、球状透明体との接着性にも優れたポリビニルブチラール樹脂等が好適である。焦点樹脂層の厚さは、例えば球状透明体の屈折率が2.26で直径が71μm、透明体固着層の屈折率が1.53、そして焦点樹脂層の屈折率が1.50のときに、約20〜28μmであるの。
反射層は、再帰反射を発現させるために焦点樹脂層及び球状透明体と組み合わせて用いられる。反射層は、いろいろな反射材料から薄膜で形成することができるけれども、好ましくは、アルミニウム蒸着層や所定のバインダ樹脂とアルミニウム粉体とを含有する組成物のコーティングから形成することができる。
例えば、バインダ樹脂とアルミニウム粉体とを含有する組成物から反射層を形成する場合、バインダ樹脂としては、成形性及び耐候性に優れるとともに、入射光の減衰が小さく、透明性に優れ、さらには焦点樹脂層を形成する樹脂との接着性が良好な樹脂であれば特に制限はないが、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等が好ましい。反射層の厚さは、通常、約5〜15μmであるのが好ましい。
アルミニウム粉体の種類や粒径は、特に制限されるものではない。一般的には、鱗片状のアルミニウム粉体が好適である。具体的には、例えば、昭和アルミパウダー社製の平均粒径が11.1μmのSAP2171N,同20.3μmのSAP630N,同25.0μmのSAP710Nおよび同39.9μmのSAP771Nなどを挙げることができる。
図示していないが、再帰反射領域の最下面は、めっき調フィルムに付着させるため、接着剤層を有している。接着剤層は、任意の接着剤を使用して形成することができる。一例として、ウレタン系接着剤を挙げることができる。接着剤層の厚さは、通常、約20〜50μmであるのが好ましい。
上記したように、再帰反射性部材は、従来一般的に使用されている再帰反射性部材と同様に多種多様な構成を有することができ、かつその構成に応じていろいろな技法を使用して製造することができる。一例を示すと、本発明の再帰反射性部材は、例えば、特表平11−507400号公報、特表2000−508434号公報などに記載されるように構成し、形成することができる。
本発明の再帰反射性構造体30では、再帰反射性部材11のパターン状再帰反射領域12に対向する形で、かつその再帰反射領域12の表面から一定の間隔dをあけて、それぞれパターン状に形成された透光領域23及び遮光領域22を有する調光部材21が配置される。透光領域23は、透明であり、光透過性を有するけれども、それに隣接して設けられる遮光領域22は、調光部材21を光が透過するのを防止するためのものであり、また、遮光領域22の再帰反射性部材11の側には、本発明に特有の再帰反射色や装飾効果などを発現させるため、鏡面反射性が備わっている。また、この鏡面反射性に代えてその他の機能、好ましくは再帰反射性が遮光領域22の表面に備わっていてもい。さらに、必要ならば、鏡面反射性と再帰反射性が組み合わさった形で備わっていてもよい。
さらに説明すると、調光部材21は、透光領域23と遮光領域22の組み合わせに由来する所定の調光パターンを有しており、調光部材21の全面積に占める透光領域23の割合である開口率は、10〜99%の範囲である。さらに、調光部材21とその下の再帰反射性部材11の表面との間隔d及び調光部材21の透光領域23と遮光領域22のピッチpの比(d/p)は、少なくとも1/40である。
本発明の再帰反射性構造体において、調光部材は、いろいろな形態を有することができる。例えば、遮光領域は、上記したように鏡面反射性、再帰反射性などを有することに加えて、任意の色相及び色調で着色されていてもよい。それぞれの遮光領域は、同一もしくは異なる色相及び色調を有することができる。また、遮光領域は、単層構造であってもよく、2層以上の多層構造であってもよい。多層構造とすることで、より優れた外観変調効果を得ることができるであろう。
遮光領域は、光透過性の材料からなる調光部材の表面に、好ましくはフィルム、被膜、薄膜、層などの形で形成することができる。例えば、遮光領域は、優れた鏡面反射性などを発現させるため、めっき調フィルム、金属めっき層、金属調外観を有するメタリック被膜、任意の色調を有する着色層などの形で有利に形成することができる。必要ならば、これらのフィルム等の2種以上を組み合わせて遮光領域を形成してもよい。遮光領域は、具体的には、塗装、印刷、蒸着、コーティングなどで形成してもよく、めっき調フィルム、シートなどの貼付によって形成してもよく、さもなければめっき調パターンなどの転写によって形成してもよい。
調光部材は、前記した通り、透光領域と遮光領域を組み合わせて有しており、したがって、それらに由来する任意のパターンを再帰反射性部材側の表面に有している。適当なパターン(透光領域のパターン)としては、例えば、ストライプ、丸穴、ドット、四角穴、格子穴、市松模様等あるいはその組み合わせが挙げられる。
図6は、調光部材のパターンの一例を示した平面図である。図6(A)の調光部材21は、ストライプ状の遮光領域22と同じくストライプ状の透光領域23を同一のピッチpで反復して、ストライプ状のパターンを形成した例である。また、図6(B)の調光部材21は、ベタの遮光領域22に丸穴状の透光領域23を同一のピッチpで反復して、穴あきパターンを形成した例である。さらに、図6(C)の調光部材21は、正方形の遮光領域22と同じサイズの正方形の透光領域23を同一のピッチpで反復して、市松模様のパターンを形成した例である。
本発明の再帰反射性構造体では、その調光部材において、
(1)開口率(調光部材の全体に占める透光領域の割合)が10〜99%の範囲であり、かつ
(2)調光部材と再帰反射性部材の間隔d(図2を参照)及び調光部材の透光領域と遮光領域のピッチp(図2及び図6を参照)の比が、少なくとも1/40であること
が好ましく、さらに好ましくは、開口率が20〜97%の範囲であり、かつ間隔dとピッチpの比が1/20以上、特に好ましくは、開口率が35〜90%の範囲であり、かつ間隔dとピッチpの比が1/3〜5/1の範囲である。調光部材の開口率が10%を下回ると、得られる立体感が乏しくなり、反対に99%を上回ると、もはや所期の作用効果を得ることができない。また、間隔dとピッチpの比(d/p)が1/40を下回っても、得られる立体感が乏しくなる。
さらに具体的に説明すると、鏡面反射面を再帰反射性部材や調光部材に付与するために用いられる金属調外観を有するメタリック被膜は、いろいろな技法に従って形成することができる。メタリック被膜は、例えば、アルミニウム、クロム、錫などの金属材料の蒸着やスパッタリングなどによって形成してもよく、さもなければ、アルミニウム粉などの金属粉を分散した樹脂などのコーティング、光輝性インクや光輝剤を分散した塗料、例えばパールマイカ塗料などの印刷、塗装(静電塗装を含む)などによって形成してもよい。さらには、所望とする光反射性外観をもったフィルムもしくはシートをコーティング、樹脂押し出し、あるいは貼付することによってメタリック被膜を形成してもよい。ここで使用する被膜形成材料は、所望の光反射性外観をもたらすことに加えて、すぐれた耐候性なども有することが好ましい。メタリック被膜の厚さは、所望とする反射効果、意匠効果などに応じて広く変更することができるというものの、通常、約5〜500μmの範囲であり、さらに好ましくは、約20〜100μmの範囲である。
また、必要に応じて用いることのできる着色層も、メタリック被膜と同様に、いろいろな常用の薄膜形成技法を使用して形成することができる。すなわち、着色層は、所定の色調をもったインクや塗料を印刷、塗装(静電塗装を含む)などによって形成してもよく、あるいは所定の色調をもったフィルムもしくはシートをコーティング、樹脂押し出し、あるいは貼付することによって形成してもよい。インクや塗料には、パール粉、金属粉などの光輝材、その他の添加剤が含まれていてもよい。ここで使用する着色層形成材料は、着色性のほか、すぐれた耐候性なども有することが好ましい。また、本発明者らの知見によると、着色層は、より暗い色調を有するように形成した方が、コントラストが顕著となり、効果的である。着色層の厚さは、所望とする反射効果、意匠効果などに応じて広く変更することができるというものの、通常、約5〜500μmの範囲であり、さらに好ましくは、約20〜100μmの範囲である。
さらに具体的に説明すると、着色層は、その1態様によれば、例えばポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、塩化ビニルフィルム、アクリルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリオレフィンフィルム、弗化ビニリデンフィルムなどのプラスチック材料から着色フィルムの形で形成することができる。遮光領域として有用な着色フィルムは、透明なフィルムを任意の着色剤、例えば、顔料や光輝剤などで着色することにより形成することができる。適当な顔料としては、例えば、酸化チタン、カーボンブラックなどの無彩色顔料や、無機及び有機の有彩色顔料を挙げることができる。また、光輝材としては、アルミニウムフレークやパール粉などを挙げることができる。
別法によれば、調光部材の遮光領域を遮光性材料から形成してもよい。例えば、全体が遮光性を有するシート又はフィルム状の材料を用意した後、その材料に、パンチングなどで、ストライプ、格子、ドットなどの透光部を開口してもよく、さもなければ、そのような材料にスリットを入れてもよい。さらに、フィルム状の調光部材を形成する段階で、フィルム原料に着色剤を混入して、遮光領域が所定のパターンで形成された調光部材を形成してもよい。さらには、透明なフィルム上に、所定のパターンを有する着色フィルムを貼付するかもしくは所定のパターンになるよう着色層を印刷する、等の方法で、遮光領域を形成してもよい。
本発明の再帰反射性造体30では、再帰反射性部材と調光部材の間をいろいろに構成することができる。例えば、図2を参照して先に説明したように、再帰反射性部材11と調光部材21の間に何も介在させずに、1つの空間(空気層)25を構成していてもよい。このような層構成は、例えば、ランプ構造体などにおいてその内壁で使用するのに有用である。このような再帰反射性構造体は特に、車両用ランプ構造体としてあるいはその他の技術分野のランプ構造体として好適である。
さもなければ、図3に示されるように、再帰反射性部材11と調光部材21の間に光透過性の材料からなる中間部材26を介在させて再帰反射性構造体30を完成してもよい。このような層構成は、例えば装飾具などの形成において有用である。本発明の実施に有用な装飾具としては、例えば、フィニッシャー、ガーニッシュ、エンブレム、コーナープロテクト、サイドモール等の車両用装飾具や、家電等のエンブレム類、建材等のモール類、玩具・日用品類の装飾具、建造物・ディスプレー類のガラス板、樹脂パネル等の装飾具、その他がある。
中間部材介在型の再帰反射性構造体30において、その中間部材26の形成に好適な光透過性の材料は、例えば、樹脂材料、ガラス材料又はその複合体である。また、本発明の再帰反射性構造体では、中間部材が調光部材を兼ね、この中間部材が遮光領域を支持していてもよい。すなわち、図4に示したように、調光部材に遮光領域を付与する代わりに、中間部材26の片面に遮光領域22を取り付けることで調光部材を省略してもよい。
本発明による再帰反射性構造体は、それを任意の物品(被着体)に取り付けて使用するため、再帰反射性部材の下側に露出した面に接着剤層をさらに有するのが一般的である。ここで使用する接着剤層は、接着テープ、粘着テープなどの分野において常用の接着剤、例えば感圧タイプ、感熱タイプ、光硬化タイプなどの接着剤を使用して形成することができる。適当な接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤などを挙げることができ、耐候性などを考慮した場合、特にアクリル系接着剤を有利に使用することができる。このような接着剤層の厚さは、広い範囲で変更することができるというものの、通常、約10〜500μmの範囲であり、さらに好ましくは、約20〜100μmの範囲である。接着剤層の厚さが10μmを下回ると、満足し得る接着力を得ることができず、反対に500μmを上回ると、再帰反射性構造体の全体の厚さが非常に大きくなるので、好ましくない。
本発明の再帰反射性構造体はまた、必要ならば、その最外層としてクリア層をさらに有していてもよい。クリア層は、それを保護膜として作用させる観点から、本来必須の性質である透明性に加えて、耐候性及び耐熱性を有することが望ましい。また、クリア層は、その下地との良好な密着性を有することも望ましい。クリア層の形成のために適当な樹脂としては、以下に列挙するものに限定されないけれども、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素系樹脂(PVdF、ETFE等)などを挙げることができる。これらの樹脂は、必要に応じて、混合物もしくは共重合体として使用してもよい。さらに、クリア層は、再帰反射性構造体の表面に対して光沢を付与し、外観を向上させることもできる。クリア層の厚さは、所望とする効果などに応じて広く変更することができるけれども、通常、約1〜500μmの範囲であり、さらに好ましくは、約10〜100μmの範囲である。
本発明による再帰反射性構造体は、上記したように、装飾構造体の製造において有利に使用することができる。適当な装飾構造体としては、例えば、車両、家電製品、玩具、その他に貼付して使用される装飾具などを挙げることができる。車両用装飾具としては、上記したように、フィニッシャー、ガーニッシュ、エンブレム、サイドモールなどを挙げることができる。
図7は、本発明による車両用装飾具の一例を示した断面図である。図示の車両用装飾具40は、サイドモールの例であり、基材である自動車車体41の上に接着剤層42を介して本発明の再帰反射性構造体30が貼付されている。再帰反射性構造体30は、図3を参照して先に説明したような層構成を有している。接着剤層42は、接着テープ、粘着テープなどの分野において常用の接着剤、例えばアクリル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤などから形成することができる。
引き続いて、本発明をその実施例を参照して説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限定されるものでないことは言うまでもない。
実施例1
無色透明のアクリル板(厚さ2mm)の片面に厚さ80μmのめっき調フィルム(商品名「GFC7011」、住友スリーエム社製)をラミネートした。また、約60μmの平均粒径をもったガラスビーズの付いた約130μm厚のポリ塩化ビニル(PVC)フィルムのガラスビーズ面にアルミニウムを1μm以下の厚さで蒸着するとともに、ガラスビーズ面とは反対側の面に約50μm厚で粘着剤層を積層し、無色の再帰反射性フィルムを作製した。次いで、作製した再帰反射性フィルムの再帰反射面にシルク印刷用赤色ポリウレタンインク(住友スリーエム社製、FL500シリーズインク)で薄い赤色の着色層を形成した。着色された再帰反射性フィルムを16mm幅で裁断し、得られたストライプフィルムを、先に作製しためっき調フィルムをラミネートしたアクリル板の上に等間隔(16mm間隔)で貼り付けた。パターン状再帰反射領域を表面に有する再帰反射性部材が得られた。
一方、先に使用したものと同じ厚さ80μmのめっき調フィルム(商品名「GFC7011」、住友スリーエム社製)の表面にシルク印刷用青色ポリウレタンインク(住友スリーエム社製、FL500シリーズインク)で薄い青色の着色層を形成した。着色されためっき調フィルムを16mm幅で裁断し、得られたストライプフィルムを別に用意した無色透明のアクリル板(厚さ2mm)の片面に等間隔(16mm間隔)で貼り付けた。パターン状遮光領域を表面に有する調光部材が得られた。
次いで、図8に模式的に示すように、上記のようにして作製した再帰反射性部材11と調光部材21をそれらの再帰反射領域12と鏡面反射性遮光領域22が対向するように、間隔d=10mmで固定した。この固定作業に際して、再帰反射領域12及び遮光領域22のそれぞれのストライプが長手方向どうしで平行になるように、かつ重なり合うことがないように、入念に位置あわせを行った。なお、本例では、間隔dを得るため、厚さ10mmのガラス板を再帰反射性部材11と調光部材21の間に挟み込んだ。
得られた再帰反射性構造体に観察点Pに配置した光源(白色灯)から照明を与え、戻ってきた再帰反射光を光源と同じ位置で観察した。なお、再帰反射性構造体に特有な再帰反射性能を評価するため、観察点Pを矢印方向に移動させ、観察の角度をストライプの長手方向に対して垂直に変化させながら観察した。図8を参照しながら以下に説明するような結果が得られた。
上記したように、A面の再帰反射領域が赤色でB面の鏡面反射性遮光領域が青色であるように再帰反射性構造体を構成すると、再帰反射光L(観察角度:5°)の場合、観察点Pでは赤色の再帰反射光が主に観察される。観察角度をずらしていくと、再帰反射光L(観察角度:10°)の場合、赤色と青色が重なりあった結果、青紫色の再帰反射光が主に観察される。さらに観察角度をずらしていくと、再帰反射光L(観察角度:25°)の場合、再び赤色の再帰反射光が主に観察される。次いで、再帰反射光L(観察角度:30°)の場合、2つの色が混合された紫色の再帰反射光が主に観察される。さらに観察角度をずらして、再帰反射光L(観察角度:42°)の場合、再び赤色の再帰反射光が主に観察される。これらの観察結果から理解されるように、本例では、観察角度を変化させることによって再帰反射光の色を連続的に変化させるとともに、その色変化を反復させることができる。また、再帰反射性構造体において再帰反射光の色が変化し、明滅するために、視認性が顕著に高められ、また、意匠性に優れた新規な再帰反射性能を得ることができる。
実施例2
無色透明のアクリル板(厚さ2mm)の片面に厚さ80μmのめっき調フィルム(商品名「GFC7011」、住友スリーエム社製)をラミネートした。また、約60μmの平均粒径をもったガラスビーズの付いた約130μm厚のポリ塩化ビニル(PVC)フィルムのガラスビーズ面にアルミニウムを1μm以下の厚さで蒸着するとともに、ガラスビーズ面とは反対側の面に約50μm厚で粘着剤層を積層し、無色の再帰反射性フィルムを作製した。次いで、作製した再帰反射性フィルムの再帰反射面にシルク印刷用赤色ポリウレタンインク(住友スリーエム社製、FL500シリーズインク)で薄い赤色の着色層を形成した。着色された再帰反射性フィルムを16mm幅で裁断し、得られたストライプフィルムを、先に作製しためっき調フィルムをラミネートしたアクリル板の上に等間隔(16mm間隔)で貼り付けた。パターン状再帰反射領域を表面に有する再帰反射性部材が得られた。
一方、先に作製したものと同じ無色の再帰反射性フィルムの再帰反射面にシルク印刷用緑色ポリウレタンインク(住友スリーエム社製、FL500シリーズインク)で薄い緑色の着色層を形成した。着色された再帰反射性フィルムを16mm幅で裁断し、得られたストライプフィルムを別に用意した無色透明のアクリル板(厚さ2mm)の片面に等間隔(16mm間隔)で貼り付けた。パターン状遮光領域を表面に有する調光部材が得られた。
次いで、図9に模式的に示すように、上記のようにして作製した再帰反射性部材11と調光部材21をそれらの再帰反射領域12と再帰反射性遮光領域22が対向するように、間隔d=10mmで固定した。この固定作業に際して、再帰反射領域12及び遮光領域22のそれぞれのストライプが長手方向どうしで平行になるように、かつ重なり合うことがないように、入念に位置あわせを行った。なお、本例では、間隔dを得るため、厚さ10mmのガラス板を再帰反射性部材11と調光部材21の間に挟み込んだ。
得られた再帰反射性構造体に観察点Pに配置した光源(白色灯)から照明を与え、戻ってきた再帰反射光を光源と同じ位置で観察した。なお、再帰反射性構造体に特有な再帰反射性能を評価するため、観察点Pを矢印方向に移動させ、観察の角度をストライプの長手方向に対して垂直に変化させながら観察した。図9を参照しながら以下に説明するような結果が得られた。
上記したように、A面の再帰反射領域が赤色でB面の再帰反射性遮光領域が緑色であるように再帰反射性構造体を構成すると、再帰反射光L(観察角度:20°)の場合、観察点Pでは赤色の再帰反射光が主に観察される。観察角度をずらしていくと、再帰反射光L(観察角度:25°)の場合、緑色の再帰反射光が主に観察される。さらに観察角度をずらしていくと、再帰反射光L(観察角度:36°)の場合、再び赤色の再帰反射光が主に観察される。さらに観察角度をずらして、再帰反射光L(観察角度:38°)の場合、再び緑色の再帰反射光が主に観察される。これらの観察結果から理解されるように、本例では、観察角度を変化させることによって再帰反射光の色を連続的に変化させるとともに、その色変化を反復させることができる。また、再帰反射性構造体において再帰反射光の色が変化し、明滅するために、視認性が顕著に高められ、また、意匠性に優れた新規な再帰反射性能を得ることができる。
実施例3〜16及び比較例1〜4
前記実施例1又は2に記載の手法を繰り返すことによって合計14種類の再帰反射性構造体(実施例3〜16)を作製した。但し、本例の場合、A面(再帰反射領域)及びB面(遮光領域)の色、再帰反射領域及び遮光領域の形成に使用したフィルムの幅及びピッチp、開口率、そして再帰反射領域と遮光領域の間隔dを下記の第1表に記載するように変更した。また、比較のため、下記の第1表に記載するように、本発明の範囲に属さない4種類の再帰反射性構造体(比較例1〜4)を作製した。
得られた再帰反射性構造体の再帰反射性能を前記実施例1に記載の手法に従って評価したところ、下記の第1表に記載するような結果が得られた。なお、第1表の「色の明滅」の欄において、「あり」では、視点(P)の移動によって再帰反射光の色が明らかに変化し、一方、「なし」では、再帰反射光の色の変化が実質的に認められなかった。
Figure 2006317851
上記第1表に記載の評価結果から理解できるように、再帰反射性構造体を本発明に従って作製した場合、いずれの場合にも再帰反射光の色の変化及び明滅を得ることができるので、顕著に高められた視認性と優れた意匠性を実現することができる。
従来の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。 本発明による再帰反射性構造体の一構成例を模式的に示した断面図である。 本発明による再帰反射性構造体のもう1つの構成例を模式的に示した断面図である。 本発明による再帰反射性構造体のさらにもう1つの構成例を模式的に示した断面図である。 本発明の再帰反射性構造体で使用される再帰反射性部材の一構成例を模式的に示した断面図である。 本発明の再帰反射性構造体で使用される調光部材の遮光領域のいくつかのパターンを示した平面図である。 本発明の再帰反射性構造体を使用して作製した車両用装飾具の一例を示した断面図である。 実施例1における本発明の再帰反射性構造体の使用効果を模式的に示した断面図である。 実施例2における本発明の再帰反射性構造体の使用効果を模式的に示した断面図である。
符号の説明
11 再帰反射性部材
12 再帰反射領域
13 めっき調フィルム
21 調光部材
22 遮光領域
23 透光領域
25 空間
26 中間部材
30 再帰反射性構造体
31 反射層
32 焦点樹脂層
33 球状透明体
34 透明体固着層
40 エンブレム
41 車体
42 接着剤層

Claims (14)

  1. パターン状再帰反射領域を表面に有する再帰反射性部材と、該再帰反射性部材の上方に前記再帰反射領域の表面から一定の間隔をあけて配置されかつ前記再帰反射領域に面する側にパターン状遮光領域を有する調光部材とを有するとともに、
    前記再帰反射性部材の再帰反射領域を有しない露出領域が鏡面反射性であり、かつ
    前記遮光領域が、鏡面反射性及び(又は)再帰反射性であることを特徴とする再帰反射性構造体。
  2. 前記調光部材において、前記遮光領域を有しない透光領域の開口率(透光領域と遮光領域の面積比で規定される)が10〜99%であり、かつ前記調光部材と前記再帰反射性部材の再帰反射領域との間隔d及び前記調光部材の透光領域と遮光領域のピッチpの比(d/p)が、少なくとも1/40であることを特徴とする請求項1に記載の再帰反射性構造体。
  3. 前記再帰反射性部材と前記調光部材の間に1つの空間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再帰反射性構造体。
  4. 前記再帰反射性部材と前記調光部材の間に光透過性の材料からなる中間部材が介在せしめられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再帰反射性構造体。
  5. 前記光透過性の材料が、樹脂材料、ガラス材料又はその複合体であることを特徴とする請求項4に記載の再帰反射性構造体。
  6. 前記鏡面反射性が、めっき調フィルム、金属めっき層又は金属調外観を有するメタリック被膜に由来することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  7. 前記めっき調フィルム、金属めっき層及び(又は)メタリック被膜が着色されていることを特徴とする請求項6に記載の再帰反射性構造体。
  8. 前記再帰反射性部材の再帰反射領域のパターンと前記調光部材の遮光領域のパターンとが互いに関連付けて形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  9. 前記再帰反射性部材の再帰反射領域のパターンが、ストライプ形、格子形、円形、四角形又はその他の形であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  10. 前記調光部材の遮光領域のパターンが、ストライプ形、格子形、円形、四角形又はその他の形のパターン状透光領域を形成するのに必要なパターンであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  11. 前記再帰反射性部材が接着剤層をさらに有していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  12. 前記調光部材がその最外層としてクリア層をさらに有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  13. 装飾具の一構成員であり、被着体に取り付けて使用されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の再帰反射性構造体。
  14. 前記装飾具が、モール、コーナープロテクト、エンブレム、フィニッシャー、ガーニッシュ又はその他の車両用装飾具であることを特徴とする請求項13に記載の再帰反射性構造体。
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