JP2006316060A - インドリノン化合物を用いた組合せ及びその方法 - Google Patents

インドリノン化合物を用いた組合せ及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】哺乳動物特にヒトにおける癌の如き異常な細胞成長を治療するための新規組合せ及び方法の提供。
【解決手段】本発明は、単独で又はさまざまな付加的治療剤と組合せた形での、
Figure 2006316060

という構造式1の化合物又はその医薬として許容される塩を用いた癌治療方法を提供する。本発明は、構造式1の化合物を用いた癌治療のための組合せ療法及び治療的投薬レジメンをも提供する。
【選択図】なし

Description

本出願は、本書にその開示全体が参考として内含されている2005年5月12日付けの米国仮出願第60/680,837号及び2005年12月23日付け第60/753,797号の利益を請求するものである。
発明の分野
本発明は、哺乳動物特にヒトにおける癌の如き異常な細胞成長を治療する組合せ及び方法に関する。特に該発明は、多数のレセプタチロシンキナーゼを阻害するインドリノン誘導体を用いて、例えば癌などを治療するための組合せ療法及び治療レジメンを提供している。
背景技術
Figure 2006316060
という構造式1で表わされる化合物5−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−(3Z)−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボン酸(2−ジエチルアミノエチル)−アミドは、さまざまな中実腫瘍型において効能を有することが示された新規の経口抗癌剤である。化合物1は、PDGFR、KIT及びVEGFRを含む数多くのレセプタチロシンキナーゼ阻害物質をターゲティングし、効力のある選択的な抗血管形成作用物質である。化合物1又はそのL−リンゴ酸塩は同様にSU11248、SU011248、リンゴ酸スニチニブ(USAN/WHO呼称)又はSUTENTTM(L−リンゴ酸塩)とも呼ばれている。
化合物、その合成及び特定の多形体は米国特許第6,573,293号、米国特許公開第2003−0229229号、第2003−0069298号及び第2005−0059824号内及びJ.M. Manley, M.J. Kalman, B.G. Conway, C.C. Ball, J.L. Havens及びR. Vaidyanathan、「3−[(4−アミド)ピロール−2−イル]−2−インドリノンに対する早期アミド化アプローチ」J. Org. Chem, 68,6447−6450(2003)の中で記述されている。化合物1及びそのL−リンゴ酸塩の好ましい処方については、PCT公開第WO2004/024127号の中で記述されている。好ましい投薬計画については、米国特許公開第2005−0182122号として公示されている「インドリノン化合物を用いて異常な細胞成長を治療する方法」という題の2004年11月17日出願の米国特許出願第10/991,244号の中で記述されている。これらの参考文献の開示は、その全体が参考として本書に内含されている。
複数の参考文献が、化合物1とその他の作用物質の組合せについて記述している。例えば米国特許公開第2003−0216410号は、化合物1とシクロオキシゲナーゼ阻害物質の組合せについて記述している。米国特許公開第2004−0152759号は、CPT−11(イリノテカン、CamptosarTM)、ドセタキセル及び5−フルオロウラシル(5−FU)といったような複数の作用物質と化合物1の組合せについて記述している。共に「癌治療用の抗CTLA−4抗体及びインドリノン組合せ療法」という題の2005年3月11日出願の米国仮出願第60/660,624号及び60/664,653号は、抗−CTLA−4抗体と化合物1の組合せについて記述している。これらの参考文献の開示は本書にその全体が参考として内含されている。
癌及び眼科障害といったような異常細胞成長の治療のためには、化合物1を用いた付加的な組合せ療法及び治療レジメンを有することが望ましいと思われる。
要約
1つの実施形態においては、該発明は、連続的投薬計画で毎日25〜75mgの遊離塩基当量という量のリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含む、患者の体内で癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌から成る群から選択される。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、かつ任意のその他の特定の態様と組合せた形で、量は25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量である。この実施形態のもう1つの特定の態様においてかつ任意のその他の特定の態様と組合せた形で、量は75mg遊離塩基当量である。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量でアジュバント療法としてリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌から成る群から選択される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量で新補助療法としてリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌から成る群から選択される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、負荷用量として50〜200mg遊離塩基当量とそれに続く毎日25〜75mg遊離塩基当量の量で間欠的投薬計画でリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌から成る群から選択される。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、かつ任意のその他の特定の態様と組合せた形で、負荷用量の量は50又は100又は150又は200mg遊離塩基当量である。この実施形態のもう1つの特定の態様においてかつ任意のその他の特定の態様と組合せた形で、日用量の量は25、37.5、50、62.5又は75mg遊離塩基当量である。この実施形態のもう1つの特定の態様において、かつ任意のその他の特定の態様と組合わせた形で、間欠的投薬計画は2/1又は2/2計画であり、ここで各治療サイクルの最初の日の用量は上述の負荷用量のいずれかであり、各治療サイクルの残りの投薬日の用量は上述の日用量のいずれかである。この実施形態の好ましい態様においては、負荷用量は150mgであり、日用量は50mgであり投薬計画は2/1計画である。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量で一次化学療法に続く療法としてリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、リンゴ酸スニチニブは25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量で投与される。さらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは75mg遊離塩基当量の量で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の血管形成又はVEGF関連眼科障害を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様では、眼科障害は、加齢性黄斑変性、脈絡膜新血管形成、網膜症、網膜炎、ブドウ膜炎、網膜静脈閉塞、虹彩新血管形成、角膜新血管形成、黄斑浮腫、又は血管新生緑内障である。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜75mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の腎細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の腎細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の膵臓癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして400mg/m2の初期輸液とそれに続く毎週250mg/m2の輸液でセツキシマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のさらなる態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして400mg/m2の初期輸液とそれに続く毎週250mg/m2の輸液でセツキシマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の頭部及び頚部癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3週間に1回60〜100mg/m2の輸液でドセタキセルを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3週間に1回60〜100mg/m2の輸液でドセタキセルを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3週間に1回60〜100mg/m2の輸液でドセタキセルを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で1週間1回につき750〜1250mg/m2の輸液の形でゲムシタビンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の膵臓癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で1週間1回につき750〜1250mg/m2の輸液の形でゲムシタビンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で1週間1回につき750〜1250mg/m2の輸液の形でゲムシタビンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2/1投薬計画で1日2回825〜1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2/1投薬計画で1日2回825〜1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそしてFLOFOX4投薬計画でオキサリプラチン、5−フルオロウラシル及びロイコポリンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそしてFLOFIRI投薬計画でイリノテカン、5−フルオロウラシル及びロイコポリンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして連続的投薬計画で400〜600mg/m2の量で毎日1回イマチニブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の消化管間質腫瘍(GIST)を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして週1回の投薬計画でトラスツズマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3週間に1回250〜500mg/m2の量でペメトレキセドを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日1回25mgの量でエクセメスタンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日1回1mgの量でアナストロゾルを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして毎日1回2.5mgの量でレトロゾルを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4週間投薬計画の最初の5日間1日1回150〜200mg/m2の量でテモゾロシドを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の脳腫瘍を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4週間投薬計画の最初の5日間1日1回150〜200mg/m2の量でテモゾロミドを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして4週間の治療サイクルの最初の10日間2〜4.5mg/kg/日の量で又は3週間の治療サイクルの最初の5日間250mg/m2/日の量でダカルバジンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1又は2/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2週間に1回3〜10mg/kgの量でベバシズマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の膀胱細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2週間に1回3〜10mg/kgの量ベバシツマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2週間に1回3〜10mg/kgの量でベバンズマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして2週間に1回3〜10mg/kgの量でベバシツマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを、そして2週間に1回3〜10mg/kgの量でベバシツマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを、そして3又は4週間に1回40〜75mg/m2の量でドキソルビシンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3又は4週間に1回60〜120mg/m2の量でエピルビシンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は3/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを3週間に1回135〜175mg/m2の量でパクリタキセルをそしてパクリタキセルの用量の後3週間に1回4〜7mg/mL/分の標的AUC濃度を達成するのに充分な量でカルボプラスチンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを3週間に1回135〜175mg/m2の量でパクリタキセルをそしてパクリタキセルの用量の後3週間に1回4〜7mg/mL/分の標的AUC濃度を達成するのに充分な量でカルボプラスチンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の卵巣癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50好ましくは、25、37.5又は50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして3週間に1回50〜175mg/m2のパクリタキセルを患者に投与し、その後1週間パクリタキセルを休止(すなわち4週間目はパクリタキセルの用量無し)、好ましくは3週間1週1回65又は90mg/m2の量でパクリタキセルを投与しその後1週間パクリタキセルを休止する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は3/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを2、3又は4週間1週1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを患者に投与し、その後1週間休止し、次に3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを投与する段階を含んで成る、患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを、2、3又は4週間1週1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを患者に投与し、その後1週間休止し、次に3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを投与する段階を含んで成る、患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを、3又は4週間に1回40〜75mg/m2の量でドキソルビシンを;そして3又は4週間に1回400〜800mg/m2の量でシクロホスファミドを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを;間欠的投薬計画で5−フルオロフラシルを;3又は4週間に1回60〜120mg/m2の量でエピルビシンを;そして3又は4週間に1回400〜800mg/m2の量でシクロホスファミドを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを;3週間に1回135〜175mg/m2の量のパクリタキセルを;そして1週間に1回2mg/kgの量でトラツズマブを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそしてIFL投薬計画でイリノテカン、5−フルオロフラシル及びロイコボリンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそしてMEK阻害物質を患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の一態様においては、MEK阻害物質はN−〔(R)−2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ〕−3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨード−フェニルアミノ)ベンズアミド又はその薬学的に受容可能な塩である。さらなる態様においては、MEK阻害物質は、連続的投薬計画で毎日1回か2回、10〜30mgの量で投与される。
この実施形態の特定の態様において、かつ一貫性あるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、かつ一貫性あるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを;3週間に1回75mg/m2の量でドセタキセルを;そして連続的投薬計画で1日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2又は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブをそして連続的投薬計画で抗アンドロゲンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、抗アンドロゲンはヒカルタミド、フルタシド及びニルタシドから成る群から選択される。
この実施形態の特定の態様において、かつ一貫性あるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、かつ一貫性あるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日25〜50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを;そしてLHRHアゴニスト又はアンタゴニストを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、LHRHアゴニストはロイプロリド又はゴセレリンである。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、LHRHアンタゴニストはアバレリクスである。
この実施形態の特定の態様において、かつ一貫性のあるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
もう1つの特定の実施形態において、かつ一貫性のあるその他の任意の特定の態様と組み合わせた形で、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は4/2投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態では、該発明は、毎日12.5〜50mg好ましくは、12.5、25、37.5又は50mg遊離塩基当量の量でリンゴ酸スニチニブを;3週間に1回60mg/m2の量でドセタキセルを;そして連続的投薬計画で1日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与する段階を含んで成る、患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは連続的投薬計画で投与される。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは間欠的投薬計画で投与される。さらなる態様では、この間欠的投薬計画は2/1投薬計画である。
この実施形態のもう1つの特定の態様においては、リンゴ酸スニチニブは、間欠的投薬計画特に2/1又は2/2計画で、各治療サイクルの最初の日には50〜200mg遊離塩基当量の負荷用量そして各治療サイクルの残りの日には25〜75mg遊離塩基当量の日用量で投与される。
もう1つの実施形態においては、該発明は、化合物Iを治療上有効な量だけ患者に投与することにより、それを必要としている患者の体内の眼の新生血管障害を治療する方法を提供している。この実施形態の特定の態様においては、眼の新生血管障害は、加齢性黄斑変性、脈絡膜新血管形成、網膜症、網膜炎、ブドウ膜炎、網膜静脈閉塞、虹彩新血管形成、角膜新血管形成、黄斑浮腫、又は血管新生緑内障である。この実施形態のさらなる態様においては、網膜症は糖尿病性網膜症、硝子体網膜症又は未熟児網膜症である。
「医薬(薬学)組成物」は、本書で記述されている化合物のうちの単数又は複数のもの又はその生理学的/薬学的に許容(受容)可能な塩、溶媒和物、水和物又はプロドラッグと、生理学的/薬学的に受容可能な担体及び賦形物といったその他の化学的成分の混合物を意味する。薬学組成物の目的は、化合物の生体に対する投与を容易にすることにある。
本書で使用される「生理学的/薬学的に受容可能な担体」という用語は、生体に対する有意な刺激をひき起こさず、投与された化合物の生物学的活性及び特性を排除しない担体又は希釈剤を意味する。
「薬学的に受容可能な賦形剤」という用語は、1つの化合物の投与をさらに容易にするべく薬学組成物に添加される不活性物質を意味する。賦形剤の制限のない例としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、さまざまな糖及びでんぷんタイプ、セルロース誘導体、ゼラチン、植物油及びポリエチレングリコールが含まれる。
本書に使用されている「薬学的に受容可能な塩」という用語は、親化合物の生物学的有効性及び特性を保持するような塩を意味する。かかる塩には、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸、硫酸そして過塩素酸などの無機酸、又は酢酸、シュウ酸、(D)又は(L)リンゴ酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸又はマロン酸などといった有機酸と、親化合物の遊離基の反応により得ることのできる酸付加塩が含まれる。
詳細な説明
別段の指示のないかぎり、本書で使用される「化合物1」という用語は、その遊離塩基形態での、5−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−(3Z)−イリデンメチル)−2,4−ジメチル−1H−ピルール−3カルボン酸(2−ジエチルアミノエチル)−アミドとも呼ばれる、
Figure 2006316060
という構造式1の化合物、ならびにその薬学的に受容可能な塩又は溶媒和物(水和物を含む)を意味する。特に好ましい塩は、リンゴ酸塩であり、より好ましくはL−マレイン酸塩である。
化合物1の量に対する言及は、遊離塩基同等量を意味する。例えば化合物1が塩の形で使用されている場合、「50mgの化合物1」又は「50mgの化合物1、遊離塩基当量」に対する言及は、塩の完全な解離時点で遊離塩基50mgを提供するのに必要とされることになる塩の量を意味する。リンゴ酸塩という特定的な例については、50mgの化合物、遊離塩基当量は、リンゴ酸塩66.6mgによって提供される。
さまざまな適応及び組合せについて、特定的投薬指針が与えられる。しかしながら、別段の標示のないかぎり、以下の一般的解説が適用される。
化合物1は、12.5、25又は50mg遊離塩基当量という投薬量で錠剤又はカプセルといったような経口剤形として適切に提供される。その他の投薬量も可能であるが、標準的な投薬範囲は、一日あたり12.5〜75mg、より標準的には25、37.5、50又は62.5mg遊離塩基当量である。日用量は一般に、食物とは無関係につまり満腹時又は空腹時に1日1回の頻度で摂取される。化合物1は、連続的な投薬レジメンすなわち治療期間中毎日又は間欠的投薬レジメンすなわち治療期間中毎日投与しその後化合物1が全く投与されない休止又は非治療期間が続く形で投与可能である。間欠的投薬レジメンでは、治療期間は標準的に10〜30日例えば2、3又は4週間であり、休止期間は標準的は3〜15日、例えば1又は2週間である。10から30日までの任意の治療期化と3〜15日の任意の休止期間の組合せが考慮されている。現在複数の間欠的投薬レジメンが好まれている;週数で表わした治療期間/週数で表わした休止期間として表現される好ましい投薬レジメンには4/2、4/1、3/2、3/1及び2/1が含まれる。その他の間欠的投薬レジメンには、各々の治療サイクルの最初の日の負荷用量及び各治療サイクルの各々の残りの投薬日のより少ない日用量が含まれる。それが治療上受容可能である場合、化合物1及び付加的な治療剤の投薬レジメンの調和により適切に対処するべく、当業者が投薬レジメンを調整することも可能である、ということがさらに認識されるべきである。例えば、4週間に1回の輸液として付加的な治療剤が投与される場合、3/1又は2/2の化合物1投薬レジメン又は連続的投薬レジメンが、付加的な治療剤の投薬レジメンと最もうまく調和することになる。
化合物1は、肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せを含めた(ただしこれらに制限されるわけではない)癌といった異常な細胞成長の治療において有用である。この実施形態のもう1つの特定の態様においては、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫、膵臓癌及びその組み合わせから選択される。
もう1つの実施形態においては、異常な細胞成長は、乾癬、良性前立腺肥大又はvestinosisを含む(ただしこれらに制限されるわけではない)良性増殖性疾患である。
化合物1は同様に、加齢性黄斑変性症(ARMD)、脈絡膜新血管形成(CNV)、網膜症(例えば糖尿病性網膜症、硝子体網膜症又は未熟児網膜症、網膜炎(例えば、サイトメガロウイルス(CMV)網膜炎)ブドウ膜炎、網膜静脈閉塞、虹彩新血管形成、角膜新血管形成、黄斑浮腫、又は血管新生緑内障といったような血管形成又はVEGF関連性眼科障害又は眼の血管新生障害の治療においても有用である。かかる障害の詳細説明は、その全体が本書に参考として内含されているA.Adamis 及びD.Shima,「眼の健康及び疾病における血管内皮成長因子の役割」、Retina, 25;111−118、2005の中に見い出すことができる。
特定の実施形態において、該発明は連続的(すなわち間欠的でない)投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の上述の癌のうちのいずれかを治療する方法を提供している。当業者であれば、腫瘍の応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。
この実施形態の特定の態様においては、癌は消化器間質腫瘍である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は腎細胞癌腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は乳癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は結腸直腸癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は非小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経内分泌性癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は甲状腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肥満細胞症である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経膠腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肉腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は急性骨髄性白血病である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は前立腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌はリンパ腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は膵臓癌である。
特定の実施形態において、該発明はアジュバント療法として連続的(すなわち間欠的でない)投薬計画又は間欠的投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の上述の癌のうちのいずれかを治療する方法を提供している。本書で使用される「アジュバント療法」という用語は、原発性腫瘍の外科的切除後の治療を意味する。当業者であれば、腫瘍の応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。
この実施形態の特定の態様においては、癌は消化器間質腫瘍である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は腎細胞癌腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は乳癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は結腸直腸癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は非小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経内分泌性癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は甲状腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肥満細胞症である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経膠腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肉腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は急性骨髄性白血病である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は前立腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌はリンパ腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は膵臓癌である。
特定の実施形態において、該発明は新補助療法として連続的(すなわち間欠的でない)投薬計画又は間欠的投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の上述の癌のうちのいずれかを治療する方法を提供している。本書で使用される「新補助療法」という用語は、原発性悪性腫瘍の外科的切除前の治療を意味する。当業者であれば、腫瘍の応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。
この実施形態の特定の態様においては、癌は消化器間質腫瘍である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は腎細胞癌腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は乳癌、特に第IIA病期、第IIB病期、第IV病期の乳癌である。第IIA病期の乳癌は、2cm以下であって、腋窩リンパ節まで広がっているか又は、2cm〜5cmの間であるが腋窩リンパ節まで広がっていないかのいずれかである。第IIB病期の乳癌は、2〜5cmの間で腋窩リンパ節まで広がっているか、又は5cmより大きいものの腋窩リンパ節まで広がっていないかのいずれかである。第III病期の乳癌は、サイズが5cm未満で腋窩リンパ節を互いに又はその他の構造に付着させている原発性癌;5cmより大きく腋窩リンパ節が関与する原発性癌;又は胸壁又は皮膚に付着した原発性癌である。乳癌における新補助療法は、G.F. Schwartz et al.,「乳癌腫における新補助化学療法についてのコンセンサス会議議事録」、2003年4月26〜28日、ペンシルバニア州フィラデルフィア、Cancer, 2004年6月15日、第100巻;2512−2532頁。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は結腸直腸癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は非小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経内分泌性癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は甲状腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は小細胞肺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肥満細胞症である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は神経膠腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は肉腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は急性骨髄性白血病である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は前立腺癌である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌はリンパ腫である。
この実施形態のもう1つの特定の態様において、癌は膵臓癌である。
特定の実施形態において、該発明は初回化学療法後の療法として連続的投薬計画又は間欠的投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。当業者であれば、応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。この実施形態においては、初回化学療法は、例えば、C.P. Belani及びC.Langer,「NSCLCのための初回化学療法:適切な試用の概要」Lung Cancer38,S13〜S19(2002)の中で記述されている投薬レジメンといったような非小細胞肺癌について当該技術分野で周知の初回化学療法投薬レジメンのいずれでもあり得る。
特定の実施形態において、該発明は連続的(すなわち間欠的でない)投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の上述の良性増殖性疾患のうちのいずれかを治療する方法を提供している。当業者であれば、応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。
特定の実施形態において、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜75mg、好ましくは37.5、50又は62.5mgの量で化合物1を患者に投与することにより、ヒトといったような患者の体内の上述の血管形成又はVEGF関連性眼科障害のうちのいずれかを治療する方法を提供している。当業者であれば、応答及び有害事象プロファイルに基づいて特定の患者についての最適な投薬量を容易に決定することができる。
組合せ療法
本発明は同様に、化合物1及びさまざまなその他の作用物質を用いた組合せ、組合せの使用方法及び組合せ療法で使用するためのキットをも提供している。
1つの実施形態においては、該発明は化合物1及びEGFR 阻害物質を用いた組合せ治療に向けられている。化合物1は、本書で記述されている投薬量及び投薬計画で投与することができる。適切なEGFR阻害物質には、ゲフィチニブ(IressaTM,Astra Zeneca)、エルロチニブ(TarcevaTM又はOSI−774、OSI Pharmaceuticals Inc.)、セツキシマブ(ErbituxTM、Imclone Pharmaceuticals, Inc.)、EMD−7200(Merck AG)、ABX−EGF(Amgen Inc. 及びAbgenix Inc.)、HR3(Cuban Government)、lgA抗体(University of Erlangen-Nuremberg)、 TP−38(IVAX)、EGFR融合タンパク質、EGF−ワクチン、抗−EGFr免疫リボソーム(Hermes Biosciences Inc.)及びその組合せが含まれる。好ましいEGFR阻害物質には、ゲフィチニブ、エルロチニブ、及びセツキシマブ及びその組合せが含まれる。
(1)Iressa TM /ゲフィチニブ:1つの実施形態において、EGFR阻害物質は、IressaTMの商標名で250mgの錠剤としてAstra Zenecaから入手可能であるゲフィチニブである。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びゲフィチニブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ゲフィチニブは、経口で1日1回250〜500mg、好ましくは1日1回250mgの投薬量で投与可能である。化合物1とゲフィチニブは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びゲフィチニブは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1が間欠的投薬レジメンで投与され、化合物1治療期間中ゲフィチニブ及び化合物1の両方が連続的に投与され、化合物1休止期間ではゲフィチニブのみが投与される。両方の化合物共、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲフィチニブは250mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲフィチニブは250mgの量で1日1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日250mgの量でゲフィチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
(2)Tarceva TM /エルロチニブ:もう1つの実施形態において、EGFR阻害物質は、TarcevaTMの商標名で25、100又は150mgの錠剤としてOSI Pharmaceuticalsから入手可能であるエルロチニブである。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びエルロチニブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。エルロチニブは、経口で1日1回100〜200mg、好ましくは1日1回150mgの投薬量で投与可能である。化合物1とエルロチニブは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びエルロチニブは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1が間欠的投薬レジメンで投与され、化合物1治療期間中エルロチニブ及び化合物1の両方が連続的に投与され、化合物1休止期間ではエルロチニブのみが投与される。化合物1は、満腹時又は空腹時に投与可能であるが、エルロチニブは好ましくは空腹時、すなわち2回の食事の間、食事の1時間以上前、又はその2時間以上後に投与される。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、エルロチニブは150mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、エルロチニブは150mgの量で1日1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内のすい臓癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、又連続的計画で毎日150mgの量でエルロチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の膵臓癌を治療する方法を提供している。
(3)Erbitux TM /セツキシマブ:もう1つの実施形態において、EGFR阻害物質は、ErtituxTMの商標名で無菌の注射液の形で100gmの化合物を含有する使い捨ての50mLバイアルに入ってImClone Systems Incから入手可能であるセツキシマブである。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びセツキシマブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。セツキシマブは、120分の静脈内輸液としての400mg/m2の初期負荷用量とそれに続いて60分間輸注される150〜250mg/m2の週間維持用量の形で投与可能である。化合物1とセツキシマブは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましく間欠的投薬レジメンで投与され、セツキシマブは化合物1の投薬計画とは無関係に一週間に1回投与され得る。化合物1及びセツキシマブ共に、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、セツキシマブは400mg/m2の初期輸液とそれに続いて250mg/m2の週間輸液の形で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、セツキシマブは400mg/m2の量の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週間輸液の形で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして400mg/m2の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週間輸液の形でセツキシマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして400mg/m2の量の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週間輸液の形でセツキシマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして400mg/m2の量の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週間輸液の形でセツキシマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の頭部及び頚部癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして400mg/m2の量の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週間輸液の形でセツキシマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の頭部及び頚部癌を治療する方法を提供している。
(4)Taxotere TM /ドセタキセル:もう1つの実施形態において、本発明は、TaxotereTMの商標名で20mg(0.5mL)又は80mg(2mL)のドセタキセル(無水)を含む使い捨てのバイアルに入った注射用濃縮液としてAventis Pharmaceutiscから入手可能な坑新生物薬であるドセタキセルと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びドセタキセルを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示されるように輸注のために希釈されるドセタキセルは、3週間に1回60分の静脈輸液として60〜100mg/m2、好ましくは60、75又は100mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1とドセタキセルは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましく間欠的投薬レジメンで投与され、ドセタキセルは化合物1の投薬計画とは無関係に3週間に1回投与され得る。化合物1及びドセタキセル共に、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ドセタキセルは60、75又は100mg/m2の輸液の形で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ドセタキセルは3週間に1回60〜100mg/m2の輸液の形で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形でドセタキセルを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
(5)Gemzar TM ゲムシタビン:もう1つの実施形態において、本発明は、GemzarTMという商標で200mg又は1g(遊離塩基当量)のゲムシタビンHClを含む使い捨てのバイアルに入った注射用凍結乾燥物としてEli Lilly and Companyから入手可能な化合物であるゲムシタビンと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは、該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びゲムシタビンを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示されるように輸注のために希釈されるゲムシタビン、2、3又は4週間に1回30分のボーラス輸注として750〜1250mg/m2の投薬量で投与可能でき、その後一週間の休止期間が続く。化合物1とゲムシタビンは同時に、又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで投与され、ゲムシタビンは、化合物1の投薬計画とは無関係に間欠的投薬計画で一週間に1回投与され得る。代替的には、投薬レジメンを、化合物1とゲムシタビンの休止期間が一致するような形で選択することもできる。化合物1及びゲムシタビン共、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物は4/2又は2/1の投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲムシタビンは、2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注の形で投与され、その後一週間の休止期間が続く。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50g好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲムシタビンは、2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注の形で投与され、その後に1週間のゲムシタビン休止期間が続く。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のGEM休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の膵臓癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的な投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のGEM休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の膵臓癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のゲムシタビン休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のゲムシタビン休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のゲムシタビン休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2又は3又は4週間、週に1回750又は1000又は1250mg/m2の輸注を患者に投与しその後に1週間のゲムシタビン休止期間が続くことにより、ヒトといった患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
(6)Xeloda TM /カペンタビン:もう1つの実施形態において、本発明は、XelodaTMという商標で150又は500mgの錠剤としてRocheから入手可能な化合物であるカペンタビンと化合物1の組合せ治療を提供している。好ましくは、該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びカペシタピンを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1を、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。カペシタビンは、経口で一日2回、675〜1250mg/m2、好ましくは一日2回825又は1000又は1250mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1及びカペンタビンの2回の日用量のうちの一方は、同時に、又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びカペシタビンは連続的に投与することができる(すなわち治療の持続期間中毎日)。より好ましくは、化合物1は4/2又は2/1投薬レジメンといったような間欠的投薬レジメンで投与され、カペシタビンは2/1投薬レジメンといった間欠的投薬レジメンで投与される。化合物1及びカペシタビンの両方が2/1投薬レジメンで投与される場合には、好ましくはこの投薬レジメンは、2つの化合物の治療期間が一致し、2つの化合物の休止期間が一致するような形で同期化される。化合物1は、満腹時又は断食状態で投与可能であるが、カペシタビンは好ましくは、満腹時、好ましくは食後30分以内で投与される。特に好ましい実施形態においては、化合物1は、4/2又は2/1の投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5、又は50mgの量で投与され、カペシタビンは、2/1投薬計画で一日2回、825又は1000又は1250mg/m2の量で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態においては、化合物1は連続的投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、カペシタビンは、2/1投薬計画で1日2回825又は1000又は1250mg/m2の量で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2/1投薬計画で一日2回、825又は1000又は1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2/1投薬計画で一日2回、825又は1000又は1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つ特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2/1投薬計画で一日2回、825又は1000又は1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2/1投薬計画で一日2回、825又は1000又は1250mg/m2の量でカペシタビンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
(7)Folfox: もう1つの実施形態においては、本発明は、その開示全体が本書に参考として内含されている、R.MGoldberg et al.,「N9741:進行結腸直腸癌(CRC)におけるFOLFOX(オキサリプラチン(Oxal)/5−フルオロウラシル(5−FU)/ロイコボリン(LV)又は低用量R−IFL(CPT−11+5−FU/LV):グループ間研究からの最終的効能データ」、Journal of Clinical Oncology, 2004ASCO年次会議議事録(会議後版)、第22巻、No.145(7月15日補遺)2004年:362頁の中で記述されているオキサリプラチン、5−フルオロウラシル(「5−FU」)及びロイコボリンの組合せである化合物1及びFOLFOXの組合せ療法を提供する。オキサリプラチンは、EloxatinTMという商標でSanofi-Synthelaboから50及び100mgバイアルに入った再構成用凍結乾燥物として入手可能である。5−フルオロウラシルは、AdrucilTMという商標でPfizer Inc.,から500mgバイアルに入った注射溶液として(50mg/mL、10mL)入手可能である。LVとしても知られるロイコボリン、カルシウムロイコボリン、フォリン酸、フォリン酸カルシウム又はシトロボラム因子は、Wyeth Pharmaceuticals(Lederle LeucovorinTMカルシウム)を含めた複数の供給源から入手可能である。好ましくは、該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びFOLFOXを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1を、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は、連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで、満腹時又は空腹時に投与され得る。FOLFOXは、当該技術分野において周知の標準的なFOLFOX投薬計画に従って投与され得る。特に、FOLFOX4は、次のように、各2週間サイクルの1日目と2日目に投与可能である。1日目は、2時間の輸注にて85mg/m2のオキサリプラチン及び200mg/m2のロイコポリンが同時に投与され、その後22時間の輸注にて400mg/m2の5−FUと600mg/m2の5−FUが静脈内ボーラス投与される。2日目は、2時間の輸注にて200mg/m2のロイコボリンが投与され、その後22時間の輸注で400mg/m2の5−FUと600mg/m2の5−FUが静脈内ボーラス投与される。FOLFOXレジメンの3日目から14日目まではFOLFOX休止期間である。特に好ましい実施形態では、化合物1は、4/2又は2/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、FOLFOX4は本書で記述されている通りに投与される。もう1つの特に好ましい実施形態においては、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの用量で投与され、FOLFOX4は本書に記述されている通りに投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準的FOLFOX4投薬レジメンでFOLFOXを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準的FOLFOX4投薬レジメンでFOLFOXを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
(8)Folfiri: もう1つの実施形態においては、該発明はイリノテカン、5−フルオロウラシル(「5−FU」)及びロイコボリンの組合せであるFOLFIRIと化合物1の組合せ療法を提供している。CPT−11としても知られているイリノテカンは、CamptosarTM(塩酸イリノテカン注)という商標で2及び5mLバイアル(それぞれ40及び100mgの塩酸イリノテカン)に入った希釈及び注射用溶液としてPfizer Inc.から入手可能である。5−フルオロウラシルは、AdrucilTMという商標でPfizer Inc.,から500mgバイアルに入った注射溶液として(50mg/mL、10mL)入手可能である。LVとしても知られるロイコボリン、カルシウムロイコボリン、フォリン酸、フォリン酸カルシウム又はシトラボラム因子は、Wyeth Pharmaceuticals(Lederle LeucovorinTMカルシウム)を含めた複数の供給源から入手可能である。好ましくは、該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該説明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びFOLFIRIを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1を、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は、連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで、満腹時又は空腹時に投与され得る。FOLFIRIは、当該技術分野において周知の標準的な投薬計画に従って投与され得る。特に、FOLFIRIは、次のように、2週間に1回投与可能である。各2週サイクルの1日目は、90分の輸注にて180mg/m2のイリノテカンが投与され、2時間輸注でイリノテカンと同時に200mg/m2のロイコポリンが投与され、その後400〜500mg/m2の5−FUが静脈内ボーラス投与される。その後、46時間の輸注にて2400〜3000mg/m2の5−FUが投与される。FOLFIRIレジメンの3日目から14日目まではFOLFIRI休止期間である。特に好ましい実施形態では、化合物1は、4/2又は2/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、FOLFIRIは本書で記述されている通りに投与される。もう1つの特に好ましい実施形態においては、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの用量で投与され、FOLFIRIは本書に記述されている通りに投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準的FOLFIRI投薬レジメンでFOLFIRIを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準的FOLFIRI投薬レジメンでFOLFIRIを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
(9)Gleevec TM /イマチニブ: もう1つの実施形態において、該発明は、GreevecTMという商標で100又は400mg遊離塩基当量でメシル酸イマチニブを含有する錠剤としてNovartisから入手可能な化合物であるイマチニブ及び化合物Iの組合せ療法を提供している。好ましくは、該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びイマチニブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。イマチニブは、1日1回400〜600mgの投薬量で投与可能である。化合物1とイマチニブは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びイマチニブは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は4/2投薬レジメンといったように間欠的投薬レジメンで投与される。化合物1は、満腹時又は空腹時に投与可能であるが、イマチニブは、潜在的な不利な消化管効果を最小限に抑えるべく好ましくは食物及び水と共に投与される。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、イマチニブは連続的投薬計画で400〜600mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、イマチニブは連続的投薬計画で400〜600mgの量で1日1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして連続的投薬計画で1日1回400〜600mgの量でイマチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の消化管間質腫瘍(GIST)を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして連続的投薬計画で1日1回400〜600mgの量でイマチニブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の消化管間質腫瘍(GIST)を治療する方法を提供している。
(10)Herceptin TM /トラスツズマブ: もう1つの実施形態において、該発明は、HerceptinTMという商標で440mgのトラスツズマブを含有する使い捨てバイアルに入った注射用の凍結乾燥物としてGenentechから入手可能なモノクローナル抗体であるトラスツズマブ及び化合物の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びトラスツズマブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1を、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示されているように輸注用に希釈されたトラスツズマブは、90分輸液としての4mg/kgの初期負荷用量とそれに続いて治療の持続期間中30分輸液として2mg/kgの週1回の維持用量の形で投与可能である。化合物1及びトラスツズマブは、順番に関わりなく投与され得る。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)か、又はより好ましくは、間欠的投薬レジメンで投与可能であり、トラスツズマブは、化合物1の投薬計画と無関係に一週間に1回投与され得る。化合物1及びトラスツズマブの両方が満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、トラスツズマブは上述の通りに一週間に1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、トラスツズマブは上述の通り一週間に1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は、乳癌、特にHER2陽性乳癌である。本書で用いられる「HER2陽性」という用語は、HER2タンパク質の過剰発現によって特徴づけされることを意味し、かかる過剰発現は、免疫組織化学(IHC)又は螢光インサイチェハイブリダイゼーション(FISH)などによる当該技術分野において周知の方法によって決定可能である。HER2FIHCは、Hercep TestTMという商標で米国カリフォルニア州カーピンテリアのDakoCyfomationから市販されている。HER2 FISH検定は、Path VysionTMという商標で米国イリノイ州ダウナーズグローブのVysis Incから市販されている。HER2検定については、例えばその開示全体が本書に参考として内含されているM.F. Press et al.,「リンパ節転移性乳癌におけるHer−2/neuの発現:コンピュータ画像解析による直接的組織定量及び再発性疾患のリスク増大と過剰発現の関連付け」、Cancer Res. 1993、53、4960−4970といった文献中で記述されている。
この実施形態の特に好ましい態様において、該発明は、4/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして4mg/kgの初期負荷用量とそれに続く2mg/kgの一週1回の用量でトラスツズマブを患者に対し投与することにより、ヒトといったような患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい実施形態において、該発明は、連続的投薬計画で、毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして4mg/kgの初期負荷用量とそれに続く2mg/kgの一週1回の用量でトラスツズマブを患者に対し投与することにより、ヒトといったような患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
(11)Alimta TM /ペメトレキセド: もう1つの実施形態においては、該発明は、AlimtaTM(注射用ペメトレキセド)という商標で500mgのペメトレキセドを含む使い捨てバイアルに入った注射用凍結乾燥物としてEli Lilly and Companyから入手可能な化合物であるペメトレキセドと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びペメトレキセドを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1を、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示されているように輸注用に希釈されたペメトレキセドは、3週間に1回30分間の輸液として250〜500mg/m2、好ましくは250、375又は500mg/m2より好ましくは500mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1及びペメトレキセドは、順番に関わりなく投与され得る。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)か、又はより好ましくは、4/2又は2/1といった間欠的投薬レジメンで投与可能であり、ペメトレキセドは、化合物1の投薬計画と無関係に3週間に1回投与され得る。代替的には投薬レジメンは、ペメトレキセド処理が各々の化合物1の2/1治療サイクルの第1日目に起こるような形で選択可能である。化合物1及びペメトレキセドの両方が満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ペメトレキセドは250〜500mg/m2、好ましくは250又は375又は500mg/m2の輸液の形で3週間に1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ペメトレキセドは上述の通り3週間に1回250〜500mg/m2、好ましくは250又は375又は500mg/m2の輸液の形で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、250〜500mg/m2、好ましくは250又は375又は500mg/m2の輸液の形でペメトレキセドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、250〜500mg/m2、好ましくは250又は375又は500mg/m2の輸液の形でペメトレキセドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
(12)アロマターゼ阻害物質:もう1つの実施形態において、該発明は、化合物1とアロマターゼ阻害物質を用いた組合せ治療に向けられている。化合物1は、本書で記述されている投薬量及び計画で投与される。適切なアロマターゼ阻害物質には、エグゼメスタン(AromasinTM、Pfizer, Inc.)といったステロイド系アロマターゼ阻害物質及びアナストロゾル(ArimidexTM、AstraZeneca)及びレトロゾル(FemaraTM、Novartis)といった非ステロイド系アロマターゼ阻害物質が含まれる。
(12a)Aromasin TM /エグゼメスタン: この実施形態の1つの態様においては、アロマターゼ阻害物質は、AromasinTMという商標で25mgの錠剤としてPfizer Inc. から入手可能なエグゼメスタンである。好ましくは、該組合せは、乳癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びエグゼメスタンを患者に投与することによって乳癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。エグゼメスタンは、好ましくは経口で1日1回25mgの投薬量で投与可能である。化合物1とエグゼメスタンは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びエグゼメスタンは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は間欠的投薬レジメン好ましくは4/2投薬レジメンで投与され、エグゼメスタンは連続的に(1日1回)投与される。化合物1は、満腹時又は空腹時に投与可能であるがエグゼメスタンは食物と共に(食後)投与される。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、エグゼメスタンは25mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、エグゼメスタンは25mgの量で1日1回投与される。
(12b)Arimidex TM /アナストロゾル:この実施形態のもう1つの態様では、アロマターゼ阻害物質は、ArimidexTMの商標名で1mgの錠剤としてAstraZenecaから入手可能であるアナストロゾルである。好ましくは該組合せは乳癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びアナストロゾルを患者に投与することによって乳癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。アナストロゾルは、好ましくは経口で1日1回1mgの投薬量で投与可能である。化合物1とアナストロゾルは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びアナストロゾルは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は間欠的投薬レジメン好ましくは4/2投薬レジメンで投与され、アナストロゾルは連続的に(1日1回)投与される。化合物1およびアナストロゾルは両方共、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、アナストロゾルは1mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、アナストロゾルは1mgの量で1日1回投与される。
(12c)Femara TM /レトロゾル: この実施形態のもう1つの態様では、アロマターゼ阻害物質は、FemaraTMの商標名で2.5mgの錠剤としてNovartisから入手可能であるレトロゾルである。好ましくは該組合せは乳癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びレトロゾルを患者に投与することによって乳癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。レトロゾルは、好ましくは経口で1日1回2.5mgの投薬量で投与可能である。化合物1とレトロゾルは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1及びレトロゾルは連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は間欠的投薬レジメン好ましくは4/2投薬レジメンで投与され、レトロゾルは連続的に(1日1回)投与される。化合物1およびレトロゾルは両方共、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、レトロゾルは2.5mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、レトロゾルは2.5mgの量で1日1回投与される。
(13)Temodar TM /テモゾロミド: もう1つの実施形態において、該発明は、TemodarTMの商標名で5、20、100又は250mgのカプセルとしてSchering Corporationから入手可能な化合物であるテモゾロミドと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びテモゾロミドを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。テモゾロミドは、経口で1日1回70〜200mg、好ましくは1日1回75、150又は200mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1とテモゾロミドは、同時に又は順番に関わりなく逐次的に投与できる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は、4/2、3/1又は2/2投薬レジメンといったような間欠的投薬レジメンで投与される。テモゾロミドは間欠的投薬レジメンで投与される。一般に、テモゾロミドは、4週間の治療サイクルのうち最初の5日間は150又は200mg/m2の用量で投与され、各サイクルの6日目から28日目まではテモゾロミド休止期間である。望まれる場合、特に新たに診断された重症神経膠腫については、このテモゾロミドレジメンの前に1日75mg/m2の用量での6週間のテモゾロミドレジメンが先行し得る。化合物1が3/1又は2/2計画で投与される場合には、好ましくはその計画は、各4週間テモゾロミドサイクルの5日間のテモゾロミド治療期間が3/1又は2/2治療サイクル内の化合物1治療の最初の5日間と一致するような形で同期化される。化合物は、満腹時又は空腹時に投与可能であるが、テモゾロミドは好ましくは胃が空からの状態で投与される。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2又は3/1又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、テモゾロミドは4週間の投薬計画のうちの最初の5日間だけ150〜200mgの量で1日1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、テモゾロミドは4日間の投薬計画のうち最初の5日間だけ150〜200mg/m2の量で1日1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は3/1又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして4週間の投薬レジメンのうち最初の5日間だけ150〜200mg/m2の量で毎日1回テモゾロミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の脳腫瘍を治療する方法を提供している。この実施形態のさらに一層好ましい態様では、脳腫瘍は未分化星状細胞腫である。この実施形態のもう1つの特に好ましい態様では、脳腫瘍は、グリア芽腫である。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的な投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして4週間の投薬レジメンのうち最初の5日間だけ150〜200mg/m2の量で毎日1回テモゾロミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の脳腫瘍を治療する方法を提供している。この実施形態のさらに一層好ましい態様では、脳腫瘍は未分化星状細胞腫である。この実施形態のもう1つの特に好ましい態様では、脳腫瘍は、グリア芽腫である。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は3/1又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして4週間の投薬レジメンのうち最初の5日間だけ150〜200mg/m2の量で毎日1回テモゾロミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして4週間の投薬レジメンのうち最初の5日間だけ150〜200mg/m2の量で毎日1回テモゾロミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
(14)DTIC TM −Dome/ダカルバジン: もう1つの実施形態において、該発明は、 DTICTM−Domeの商標名で100又は200mgバイアルに入った凍結乾燥物としてBayerから入手可能な化合物であるダカルバジンと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びダカルバジンを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ダカルバジンは、2〜4.5mg/kg/日又は代替的には250mg/m2/日の投薬量で静脈内投与可能である。化合物1とダカルバジンは、順番に関わりなく投与できる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)投与できる。より好ましくは、化合物1は、4/2、3/1又は2/2投薬レジメンといったような間欠的投薬レジメンで投与される。ダカルバジンは間欠的投薬レジメンで投与される。1つのレジメンでは、ダカルバジンは、4週間の治療サイクルのうち最初の10日間は2〜4.5mg/kg/日2の用量で静脈内投与され、各サイクルの11日目から28日目まではダカルバジン休止期間である。もう1つのレジメンでは、ダカルバジンは3週間の治療サイクルのうち最初の5日間に250mg/m2/日の用量で静脈内投与され、各サイクルの6日目〜21日目まではダカルバジン休止期間である。化合物1が3/1又は2/2計画で投与され、ダカルバジンが上述のように4週サイクルで投与される場合には、好ましくはその計画は、各4週間ダカルバジンサイクルの10日間のダカルバジン治療期間が3/1又は2/2治療サイクル内の化合物1治療の最初の10日間と一致するような形で同期化される。化合物1が2/1計画で投与されダカルバジンが上述のとおり3週サイクルで投与される場合、好ましくは、該計画は、各3週ダカルバジンサイクルの5日間のダカルバジン治療期間が2/1治療サイクル内の化合物1治療期間の最初の5日間と一致するような形で同期化される。化合物1及びダカルバジンは両方共、満腹時又は空腹時に投与可能である。
特に好ましい実施形態において、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ダカルバジンは上述の通り4週又は3週サイクルで投与される。
もう1つの特に好ましい実施形態においては、化合物1は、3/1又は2/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ダカルバジンは、4週間の治療サイクルのうち最初の10日間のみ2〜4.5mg/kg/日の用量で静脈内投与される。
もう1つの特に好ましい実施形態においては、化合物1は、2/1投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ダカルバジンは、3週間の治療サイクルのうちの5日間のみ250mg/m2/日の用量で静脈内投与される。
特に好ましい実施形態においては、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ダカルバジンは上述の通り4週又は3週サイクルで投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通り4週又は3週サイクルでダカルバジンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は3/1又は2/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして4週間の治療サイクルのうち最初の10日間のみ4.5mg/kg/日の用量で静脈内でダカルバジンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間の治療サイクルのうち最初の5日間のみ250mg/m2/日の用量で静脈内でダカルバジンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通り4週又は3週サイクルでダカルバジンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
(15)Avastin TM /ベバシズブグ: もう1つの実施形態においては、該発明は、AvasitinTMという商標で100又は400mgのベバシツマブを含む使い捨てバイアルに入った注射用凍結乾燥物としてGenetechから入手可能なモノクローナル抗体であるベバシツマブと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは、該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びベバシツマブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示された通りに輸注のために希釈されたベバシツマブは、2週間に1回30、60又は90分にわたる輸液として3〜10mg/kg、好ましくは5mg/kgの投薬量で投与可能である。化合物1及びベバシツマブは、順番に関わりなく投与され得る。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは4/2といったような間欠的投薬レジメンで投与され得、ベバシツマブは、化合物1の投薬計画とは無関係に2週間に1回投与され得る。好ましくは、化合物1は4/2投薬計画で投与され、投薬レジメンは、ベバシツマブ治療が化合物1の4/2治療サイクルの1日目、15日目及び29日目に起こるような形で同期化される。化合物I及びベバシツマブは両方共満腹時又は空腹時に投与され得る。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ベバシツマブは2週間に1回3〜10mg/kg、好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ベバシツマブは、2週間に1回3〜10mg/kg、好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の腎臓細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして2週間に1回3〜10mg/kg好ましくは3、5又は10mg/kgの輸液の形でベバシツマブを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
(16)アントラサイクリン: もう1つの実施形態においては、該発明は、化合物1とアントラサイクリンの組合せ療法を提供している。化合物1は、本書に記述されている投薬量及び計画で投与可能である。適切なアントラサイクリンにはダウノルビシン(CerubidineTM、Bedford Laboratories)、イダルビシン(IdamycinTM、Pharmacia & Upjohn Co.)、ドキソルビシン(AdriamycinTM、Pharmacia & Upjohn Co.)及びエピルビシン(EllenceTM、 Pharmacia & Upjohn Co.)が含まれる。
(16a)Adriamycin TM /ドキソルビシン: この実施形態の1つの態様においては、アントラサイクリンは、Adriamycin RDFTM(注射用塩酸ドキソルビシン)という商標で塩酸ドキソルビシン150mgを含む多数回使用のバイアル及び10.20又は50mgを含む使い捨てバイアルに入った注射用の凍結乾燥物としてPharmacia & Upjohn Co.(Pfizer. Inc)から入手可能な化合物であるドキソルビシンである。ドキソルビシンは同様に、Adriamycin PMSTM(注射用塩酸ドキソルビシン)という商標で100mL(200mg)入り複数回用量バイアル及び5mL(10mg)、10mL(20mg)、25mL(50mg)及び37.5mL(75mg)単回用量バイアルの形で静脈内(IV)使用のための無菌で非経口の等張液として、Pharmacia & Upjohn Co.(Pfzer. Inc)からも入手可能である。好ましくは該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びドキソルビシンを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ドキソルビシンは、3又は4週間に1回単回静脈内注射として40〜75mg/m2、好ましくは40、60又は75mg/m2の用量で投与可能である。化合物1及びドキソルビシンは、順番に関わりなく投与可能である。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又より好ましくは4/2、3/1又は2/1といったような間欠的投薬レジメンで投与され得、ドキソルビシンは化合物1の投薬計画とは無関係に3週間に1回又は4週間に1回投与可能である。好ましくは、ドキソルビシンが3週間に1回投与される場合、化合物1は4/2投薬計画で投与され、該投薬レジメンはドキソルビシン治療が各々の化合物1の4/2治療サイクルの1日目及び22日目に起こるような形で同期化され、そうでなければ化合物は2/1投薬計画で投与され、該投薬レジメンは、ドキソルビシン治療が各々の化合物1の2/1治療サイクルの1日目に起こるような形で同期化され、そうでなければ化合物1は連続的投薬計画で投与される。好ましくは、ドキソルビシンが4週間に1回投与される場合、化合物1は3/1投薬計画で投与され、該投薬レジメンは、ドキソルビシン治療が各々の化合物1の3/1治療サイクルの1日目に起こるような形で同期化され、そうでなければ化合物1は連続的投薬計画で投与される。化合物1及びドキソルビシンは満腹時又は空腹時に投与可能である。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、単回の静脈内注射として40〜75mg/m2好ましくは40、60又は75mg/m2の量でドキソルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は3/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、単回の静脈内注射として40〜75mg/m2好ましくは40、60又は75mg/m2の量でドキソルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、単回の静脈内注射として40〜75mg/m2好ましくは40、60又は75mg/m2の量でドキソルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
(16b)Ellence TM /エピルビシン: この実施形態のもう1つの態様においては、アントラサイクリンは、EllenceTM(塩酸エピルビシン注)という商標で50又は200mgの塩酸エピルビシンを含むバイアルに入ったIV使用のための無菌溶液としてPharmacia & Upjohn Co,(Pfizer, Inc.)から入手可能な化合物であるエピルビシンである。好ましくは該組合せは、癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びエピルビシンを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。エピルビシンは、好ましくは3又は4週間に1回3〜5分間にわたり自由に流れる静脈内輸注(0.9%の塩化ナトリウム又は5%のグルコース溶液)内への注入により、60〜120mg/m2、好ましくは60、75、90、100又は120mg/m2の投薬量で投与可能である。任意には、各々3週間又は4週間サイクルにおけるエピルビシンの合計用量を等分して各サイクルの1日目及び8日目に投与することができる。化合物1及びエピルビシンは、順番に関わりなく投与可能である。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又より好ましくは4/2、3/1又は2/1といったような間欠的投薬レジメンで投与され得、エピルビシンは化合物1の投薬計画とは無関係に3週間に1回又は4週間に1回投与するか又は分割して各3週間又は4週間サイクルの1日目及び8日目に投与することができる。好ましくは、エピルビシンが3週間に1回投与される(又は分割して3週間サイクルの1日目及び8日目に投与される)場合、化合物1は4/2投薬計画で投与され、該投薬レジメンはエピルビシン治療が各々の化合物1の4/2治療サイクルの1日目(又は1日目と8日目で分割)及び22日目(又は22日目と29日目で分割)に起こるような形で同期化され、そうでなければ化合物は2/1投薬計画で投与され、投薬レジメンは、エピルビシン治療が各々の化合物1の2/1治療サイクルの1日目(又は1日目と8日目で分割)に起こるような形で同期化され、そうでなければ化合物1は連続的投薬計画で投与される。好ましくは、エピルビシンが4週間に1回投与される(又は分割して4週間サイクルの1日目及び8日目に投与される)場合、化合物1は3/1投薬計画で投与され、投薬レジメンは、エピルビシン治療が各々の化合物1の3/1治療サイクルの1日目(又は1日目と8日目で分割)に起こるような形で合成され、そうでなければ化合物1は連続的投薬計画で投与される。化合物1及びエピルビシンは両方とも、満腹時又は空腹時に投与可能である。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、60〜120mg/m2好ましくは60、75、90、100又は120mg/m2の量でエピルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は3/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、60〜120mg/m2好ましくは60、75、90、100又は120mg/m2の量でエピルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間又は4週間に1回、60〜120mg/m2好ましくは60、75、90、100又は120mg/m2の量でエピルビシンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の肉腫を治療する方法を提供している。
(17)カルボプラスチン−パクリタキセル:もう1つの実施形態においては、該発明は化合物1、カルボプラスチン及びパクリタキセルの組合せ療法を提供する。カルボプラスチンは、ParaplatinTM(カルボプラスチン水溶液)という商標で50、150、450及び600mgの複数回用量バイアルに入った水溶液としてBristol-Meyers Squibbo Co.から入手可能な化合物である。パクリタキセルは、TaxolTMという商標で30、100及び300mLの複数回用量バイアルに入った希釈用非水性溶液としてMead Johnsonから入手可能な化合物である。好ましくは、該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1、カルボプラスチン及びパクリタキセルを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示された通り輸注のために希釈されたパクリタキセルは、3週間に1回3時間にわたり輸液として135〜175mg/m2の投薬量で投与可能である。
カルボプラスチン投薬量は、その開示全体が本書に参考として内含されているA.H.Calvert et al「カルボプラスチン投薬量:腎機能に基づく単純公式の予想評価」J. Clin. Oncol., 1989、第7巻、1748〜1756、の中で記述されている経験的カルボプラスチン用量決定公式である「カルバート公式」を用いて患者の腎機能の尺度である患者の糸球体ろ過率(mL/分単位のGFR)及び濃度対時間曲線(mg/mL/分で表わされたAUC)の下の標的面積の1関数として決定される。特に、カルボプラスチン用量は、targetAUCがmg/mL/分単位、GFRがmL/分単位そして用量がmg単位で示されているものとして、
用量=target AUC×(GFR+25)
として求められる。GFRは、クレアチンクリアランスの測定又は血清クレアチン値といったような当該技術分野において周知の方法によって決定可能である。例えば、その開示全体が本書に参考として内含されている R.W. Jelliffe、「クレアチンクリアランス:臨床推定値」、内科学年報、79、4:604、1973年を参照のこと。標的AUCは4〜7mg/mL/分、好ましくは5〜6mg/mL/分であり得る。カルボプラスチン用量は3週間に1回30分間にわたる静脈内輸注により投与できるが、パクリタキセル輸注の後に投与すべきである。
化合物1は、パクリタキセル及びカルボプラスチンとの関係における順番に関わりなく投与可能である。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは例えば4/2又は2/1といった間欠的投薬レジメンで投与され得、パクリタキセル及びカルボプラスチンは、化合物1の投薬計画とは無関係に上述の通り3週間に1回投与され得る。好ましくは化合物1は、4/2投薬計画で投与され、該投薬レジメンは、パクリタキセルとそれに続くカルボプラスチンの治療が、各々の化合物1の4/2治療サイクルの1日目と22日目に起こるような形で同期化される。代替的には、化合物1は、2/1投薬計画で投与され得、該投薬レジメンは、パクリタキセルとそれに続くカルボプラスチンの治療の各々の化合物1治療サイクルの1日目に起こるような形で同期化される。化合物1、パクリタキセル及びカルボプラスチンは、満腹時又は空腹時に投与可能である。
特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、パクリタキセルは3週間に1回135〜175mg/m2の量で投与され、カルボプラスチンは、パクリタキセル用量の後3週間に1回、4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づき上述の通りのカルバート公式から計算された量で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、パクリタキセルは3週間に1回135〜175mg/m2の量で投与され、カルボプラスチンはパクリタキセルの用量の後3週間に1回、4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づき上述の通りのカルバート公式から計算された量で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、135〜175mg/m2の量でパクリタキセルを、又はパクリタキセルの用量の後3週間に1回の割合で4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づいて上述の通りのカルバート公式から計算された量でカルボプラスチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、135〜175mg/m2の量でパクリタキセルを、又はパクリタキセルの用量の後3週間に1回の割合で4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づいて上述の通りのカルバート公式から計算された量でカルボプラスチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、135〜175mg/m2の量でパクリタキセルを、又はパクリタキセルの用量の後3週間に1回の割合で4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づいて上述の通りのカルバート公式から計算された量でカルボプラスチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の卵巣癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして3週間に1回、135〜175mg/m2の量でパクリタキセルを、又はパクリタキセルの用量の後3週間に1回の割合で4〜7mg/mL/分の標的AUCに基づいて上述の通りのカルバート公式から計算された量でカルボプラスチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の卵巣癌を治療する方法を提供している。
(18)ゲムシタビン−シスプラチン: もう1つの実施形態において、該発明は化合物1、ゲムシタビン及びシスプラチンの組合せ療法を提供している。ゲムシタビンは、GemzarTMという商標で200mg又は1g(遊離塩基当量)のゲムシタビンHClを含む使い捨てバイアルに入った注射用凍結乾燥物としてEli Lilly and Companyから入手可能な化合物である。シスプラチンは、PlatinolTM−AQ(シスプラチン注射)という商標で50又は100mgのシスプラチンを含む複数回用量バイアルに入ってBristol Meyers−Squibから入手可能な化合物である。メーカーにより指示された通りに希釈されたゲムシタビンは、2、3又は4週間、1週間に1回30分のボーラス輸注として750〜1250mg/m2、好ましくは750、1000又は1250mg/m2の投薬量で投与され得、その後一週間の休止期間が続く。シスプラチンは、3又は4週間に1回1〜4時間の静脈内輸注として50〜100mg/m2の投薬量で投与可能である。さまざまなゲムシタビン・シスプラチン組合せレジメンが既知であり、当業者は個々の患者及び疾病の因子に応じて適切な用量及び計画を選択することができる。適切な投薬レジメンは、例えばその開示全体が本書に参考として内含されている H.S. Parra et al.,「シスプラチンとゲムシタビンの3週間と4週間計画の比較;無作為化第II相研究の結果」、腫瘍学年報13:1080−1086、2002年;D.Castellano et al.,「進行非小細胞肺癌のための3週間に1回投与される新規ゲムシタビンプラスシスプラチンレジメンの第II相研究」腫瘍学年報9;457−459、1998年;及びJ.R. Keep et al.,「ゲムシタビン−シスプラチン:計画発見研究」、Annals of Oncology、10:1503−1510、1999年、の中で記述されている。化合物1は1日1回、好ましくは経口で25〜75mg、好ましくは25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与され得る。化合物は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは4/2、4/1、3/1又は2/1といったように間欠的投薬レジメンで投与され得る。ゲムシタビン及びシスプラチンは、化合物1の投薬計画とは無関係に上述の通りに投与可能である。より好ましくは、化合物1、ゲムシタビン及びシスプラチン投薬計画は、可能なかぎり多くの治療サイクル同期化を提供するように選択される。化合物1、パクリタキセル及びカルボプラスチンは満腹時又は空腹時に投与可能である。
特に好ましい実施形態のおいては、化合物1は、4/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲムシタビン及びシスプラチンは上述の通りである。
もう1つの特定の好ましい実施形態においては、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ゲムシタビン及びシスプラチンは上述の通りである。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は、患者に対し4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を投与し;2、3又は4週間、1週間に1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを投与し、その後1週間の休止期間が続き;そして3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、患者に対し連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を投与し;2、3又は4週間、1週間に1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを投与し、その後1週間の休止期間が続き;そして3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の非小細胞肺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、患者に対し4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を投与し;2、3又は4週間、1週間に1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを投与し、その後1週間の休止期間が続き;そして3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、患者に対し連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を投与し;2、3又は4週間、1週間に1回750〜1250mg/m2の量でゲムシタビンを投与し、その後1週間の休止期間が続き;そして3又は4週間に1回50〜100mg/m2の量でシスプラチンを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の膀胱癌を治療する方法を提供している。
19)Adriamycin TM /ドキソルビシン−シクロホスファミド:もう1つの実施形態においては、該発明は化合物1、ドキソルビシン及びシクロホスファミドの組合せ療法を提供する。ドキソルビシンは、Adriamysin RDFTM(注射用塩酸ドキソルビシン)という商標で塩酸ドキソルビシン150mgを含む多数回使用のバイアル及び10、20又は50mgを含む使い捨てバイアルに入った注射用の凍結乾燥物としてPharmacia & Upjohn Co.(Pfizer. Inc)から入手可能な化合物である。ドキソルビシンは同様に、Adriamycin PMSTM(注射用塩酸ドキソルビシン)という商標で100mL(200mg)入り複数回用量バイアル及び5mL(10mg)、10mL(20mg)、25mL(50mg)及び37.5mL(75mg)単回用量バイアルの形で静脈内(IV)使用のための非経口で無菌の等張液として、Pharmacia & Upjohn Co.(Pfizer. Inc)からも入手可能である。シスプラチンは、注射又は静脈内輸注のため、CytoxanTM(注射用シクロホスファミド)という商標でさまざまな強度(例えば100mg、500mg、1g及び2g)の注射用凍結乾燥物としてBristol-Myers Squibbから入手可能な化合物である。シクロホスファミドは同様に、CytoxanTM(シクロホスファミド錠)の商標で経口用の25及び50mg(無水)錠剤の形でも入手可能である。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1、ドキソルビシン及びシクロホスファミドを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ドキソルビシンは、3又は4週間に1回単回静脈内注射として40〜75mg/m2、好ましくは40、60又は75mg/m2の用量で投与可能である。シクロホスファミドは当該技術分野において周知のさまざまな用量及び計画、好ましくは3又は4週間に1回単一の静脈内注射として、400〜800mg/m2、好ましくは600mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1、ドキソルビシン及びシクロホスファミドは、順番に関わりなく投与可能である。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又より好ましくは4/2、3/1又は2/1といったような間欠的投薬レジメンで投与され得る。ドキソルビシンは化合物1又はシクロホスファミドの投薬計画とは無関係に3週間に1回又は4週間に1回投与可能であるが、好ましくはシクロホスファミドと同じ投薬計画で投与可能である。シクロホスファミドは、化合物1又はドキソルビシンの投薬計画とは無関係に3週間に1回又は4週間に1回投与可能であるが、好ましくはドキソルビシンと同じ投薬計画で投与可能である。好ましくは、ドキソルビシンは3週間に1回投与され、シクロホスファミドは3週間に1回投与され、化合物1は4/2投薬計画で投与され、投薬レジメンはドキソルビシン及びシクロホスファミド治療が各々の化合物1の4/2治療サイクルの1日目及び22日目に起こるような形で同期化されている。代替的には、化合物1は、2/1投薬計画で投与され、投薬レジメンはドキソルビシン及びシクロホスファミド治療が各々の化合物1の2/1治療サイクルの1日目に起こるような形で合成される。化合物1、ドキソルビシン及びシクロホスファミドは、満腹時又は空腹時に投与可能である。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を;3又は4週間に1回40〜75mg/m2、好ましくは40、60又は75mg/m2の量でドキソルビシンを;そして3又は4週間に1回400〜800mg/m2、好ましくは400、600又は800mg/m2の量でシクロホスファミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を;3又は4週間に1回40〜75mg/m2、好ましくは40、60又は75mg/m2の量でドキソルビシンを;そして3又は4週間に1回400〜800mg/m2、好ましくは400、600又は800mg/m2の量でシクロホスファミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
(20)5−フルオロウラシル−エピルビシン−シクロホスファミド: もう1つの実施形態においては、該発明は化合物1及び5−フルオロウラシル(「5−FU」)、エピルビシン及びシクロホスファミドの組合せ治療を提供している。5−フルオロウラシルは、AdrucilTMという商標でPfizer Inc.から500mgバイアル(50mg/mL、10mL)に入った注射用溶液として入手可能である。エピルビシンは、EllenceTM(塩酸エピルビシン注射)という商標で50又は200mgの塩酸エピルビシンを含むバイアルに入ったIV使用のための無菌溶液としてPharmacia & Upjohn Co,(Pfizer, Inc.)から入手可能な化合物である。シクロホスファミドは、注射又は静脈内輸注のため、CytoxanTM(注射用シクロホスファミド)という商標でさまざまな強度(例えば100mg、200mg、500mg、1g及び2g)の注射用凍結乾燥物としてBristol-Myers Squibbから入手可能な化合物である。シクロホスファミドは同様に、CytoxanTM(シクロホスファミド錠)の商標で経口用の25及び50mg(無水)錠剤の形でも入手可能である。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1,5−フルオロウラシル、エピルビシン、及びシクロホスファミドを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで満腹時又は空腹時に投与され得る。5−FUは、当該技術分野において周知の投薬計画に従って投与され得る。例えば、5−FUは、22時間の輸液の形で400mg/m2の5−FU及び600mg/m2の5−FUの静脈内ボーラス注入として各々の2週間サイクルの1日目及び2日目に投与され得る。エピルビシンは、好ましくは3又は4週間に1回3〜5分間にわたり自由に流れる静脈内輸液(0.9%の塩化ナトリウム又は5%のグルコース溶液)内への注入により60〜120mg/m2、好ましくは60、75、90、100又は120mg/m2の投薬量で投与され得る。任意には、各3又は4週間サイクル内のエピルビシンの合計用量を等分して各サイクルの1日目と8日目に投与することもできる。シクロホスファミドは、当該技術分野において周知のさまざまな用量及び計画、好ましくは、3又は4週間に1回単一の静脈内注射として400〜800mg/m2、好ましくは600mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1,5−FU、エピルビシン及びシクロホスファミドは、順番に関わりなく投与可能である。好ましくは、さまざまな作用物質の治療計画は、5−FU、エピルビシン及びシクロホスファミドについての治療日ができるかぎり一致するような形で同期化される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2又は2/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの投薬計画で5−フルオロウラシル、エピルビシン及びシクロホスファミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの投薬計画で5−フルオロウラシル、エピルビシン及びシクロホスファミドを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の乳癌を治療する方法を提供している。
21)Herceptin TM /トラスツズマブ−パクリタキセル: もう1つの実施形態において、該発明は化合物1、トラスツズマブ及びパクリタキセルの組合せ療法を提供している。トラスツズマブは、HerceptinTMという商標で440mgのトラスツズマブを含む使い捨てバイアルに入った注射用凍結乾燥物としてGenentechから入手可能なモノクローナル抗体である。パクリタキセルは、TaxolTMの商標で30、100及び300mL入り複数回用量のバイアルに入った希釈用非水性溶液としてMead Johnsonから入手可能な化合物である。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1、トラスツズマブ及びパクリタキセルを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示されているように輸注用に希釈されたトラスツズマブは、90分輸液としての4mg/kgの初期負荷用量とそれに続いて治療の持続期間中30分輸液として2mg/kgの週1回の維持用量の形で投与可能である。メーカーの指示通りに輸注用に希釈されたパクリタキセルは、3週間に1回3時間にわたる輸液として135〜175mg/m2の投薬量で投与可能である。化合物1、トラスツズマブ及びパクリタキセルは順番に関わりなく投与され得る。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは4/2又は2/1といった間欠的投薬レジメンで投与され得、パクリタキセルは化合物1及びトラスツズマブの投薬計画とは無関係に上述の通りに3週間に1回投与され得、トラスツズマブは化合物1及びパクリタキセルの投薬計画とは無関係に一週間に1回投与され得る。好ましくは、化合物1は、4/2投薬計画で投与され、投薬レジメンはパクリタキセル治療が各々の化合物1の4/2治療サイクルの1日目及び22日目に起こるような形で同期化され、トラスツズマブは一週間に1回である。代替的には、化合物1は、2/1投薬計画で投与され得、投薬レジメンは、パクリタキセル治療が各々の化合物1治療サイクルの1日目に起こるような形で同期化され、トラスツズマブは週1回である。化合物1、トッラスツマブ及びパクリタキセルは、満腹時又は空腹時に投与可能である。特に好ましい実施形態においては、化合物1は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、上述の通りトラスツズマブは週1回投与され、パクリタキセルは3週間に1回投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、上述のトラスツズマブは週1回投与され、パクリタキセルは3週間に1回投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は、乳癌、特にHER2陽性乳癌である。本書で用いられる「HER2陽性」という用語は、HER2タンパク質の過剰発現によって特徴づけされることを意味し、かかる過剰発現は、免疫組織化学(IHC)又は螢光インサイチェハイブリダイゼーション(FISH)などによる当該技術分野において周知の方法によって決定可能である。HER2 IHCは、Hercep TestTMという商標で米国カリフォルニア州カーピンテリアのDakoCyfomationから市販されている。HER2 FISH検定は、Path VysionTMという商標で米国イリノイ州ダウナーズグローブのVysis Incから市販されている。HER2検定については、例えばその開示全体が本書に参考として内含されているM.F. Press et al.,「リンパ節転移性乳癌におけるHer−2/neuの発現:コンピュータ画像解析による直接的組織定量及び再発性疾患のリスク増大と過剰発現の関連付け」、Cancer Res. 1993、53、4960−4970といった文献中で記述されている。
この実施形態の特に好ましい態様において、該発明は、4/2投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回輸注により135〜175mg/kgの量でパクリタキセルを、そして4mg/kgの初期負荷用量とそれに続く2mg/kgの週1回用量で輸注によりトラスツズマブを患者に対し投与することにより、ヒトといったような患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい実施形態において、該発明は、連続的投薬計画で、毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回輸注により135〜175mg/m2の量でパクリタキセルを、そして4mg/kgの初期負荷用量とそれに続く2mg/kgの一週1回の用量で輸注によりトラスツズマブを患者に対し投与することにより、ヒトといったような患者の体内のHER2陽性乳癌を治療する方法を提供している。
(22)IFL: もう1つの実施形態においては、該発明は、イリノテカン、5−フルオロウラシル(「5−FU」)及びロイコポリンの組合せであるIFLと化合物1の組合せ療法を提供する。CPT−11としても知られているイリノテカンは、CamptosarTM(塩酸イリノテカン注射)という商標で2及び5mLバイアル(それぞれ40及び100mgの塩酸イリノテカン)に入った希釈及び注射用溶液としてPfizer Incから入手可能である。5−フルオロウラシルは、AdrucilTMという商標でPfizer Incから500mgバイアル(50mg/mL、10mL)に入った溶液として入手可能である。LV、カルシウムロイコボリン、フォリン酸、フォリン酸カルシウム又はシトロボラム因子としても知られているロイコボリンは、Wyeth Pharmaceuticals(Lederle LeucovorinTMカルシウム)を含めた複数の供給源から入手可能である。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びIFLを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは、間欠的投薬レジメンで、満腹時又は空腹時に投与可能である。イリノテカン、5−FU及びロイコボリンは、当該技術分野において周知の標準的なIFL 投薬計画に従って投与され得る。特にIFLは、以下のように、6週間のサイクル(4/2)で投与可能である。4週間、1週間に1回、100〜125mg/m2のイリノテカンが90分の輸注で投与され、その後20mg/m2のロイコボリン、そして次に400〜500mg/m2の5−FUが続く。4週間のIFL治療の後には2週間のIFL休止期間が続く。好ましい実施形態では、化合物1は、4/2投薬計画(1日1回)で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、IFLは本書で記述されているように、4/2投薬計画(週1回)で投与される。好ましくは、化合物1とIFLのサイクルは、化合物1とIFLの治療期間が一致しかつ化合物1及びIFLの休止期間が一致するような形で同期化される。もう1つの好ましい実施形態では、化合物1は連続的投薬計画(1日1回)で、毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、IFLは、本書で記述されている通り4/2投薬計画(週1回)で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準駅IFL投薬レジメンでIFLを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして上述の通りの標準駅IFL投薬レジメンでIFLを患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の結腸直腸癌を治療する方法を提供している。
(23)MEK阻害物質: もう1つの実施形態において、該発明は、化合物1とMEK阻害物質の組合せ療法を提供している。好ましいMEK阻害物質には、PCT公開第WO02/06213号で開示されているものが含まれる。特に好ましいMEK阻害物質は、現在Pfizerが臨床開発中のMEK阻害物質である、PD325901としても知られているN−〔(R)−2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ〕−3,4−ジフルオロ−2(2−フルオロ−4−ヨード−フェニルアミノ)−ベンズアミドである。PD325901は、WO02/02613に記述されている通りに調製可能である。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びMEK阻害物質好ましくはPD325901を患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで、満腹時又は空腹時に投与可能である。PD325901の好ましい投薬レジメンは、2005年1月31日付けの米国仮特許出願第60/648,972号の中で記述されている。例えばPD325901は、経口で1日1回又は好ましくは経口で1日1回10〜30mgの投薬量で投与可能である。PD325901は、連続的に(すなわち、治療の持続期間中毎日1回又は2回)又は4/2、4/1又は3/1投薬レジメンといった間欠的投薬レジメンで投与することができる。好ましい実施形態では、化合物1は、4/2投薬計画(1日1回)で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、PD325901は連続的投薬計画で一日2回10又は15又は20又は25又は30mgの量で投与される。好ましくは、化合物1とMEK阻害物質のサイクルは、化合物1とMEK阻害物質の治療期間及び化合物1とMEK阻害物質の休止期間ができるかぎり一致するような形で同期化される。もう1つの好ましい実施形態では、化合物1は連続的投薬計画(1日1回)で、毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、PD32591は、連続的投薬計画で一日2回、10又は15又は20又は25又は30mgの量で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして連続的投薬計画で1日2回10又は15又は20又は25又は30mgの量でPD325901を患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量の化合物1を、そして連続的投薬計画で1日2回10又は15又は20又は25又は30mgの量でPD325901を患者に投与することにより、ヒトといった患者の体内の黒色腫を治療する方法を提供している。
(24)Taxotere TM /ドセタキセル−プレドニゾン: もう1つの実施形態において、該発明は、化合物1、TaxotereTMという商標で20mg(0.5mL)又は80mg(2mL)のドセタキセル(無水)を含む使い捨てのバイアルに入った注射濃縮物としてAventis Pharmaceuticalsから入手可能な抗新生物薬であるドセタキセル、及びプレドニゾン又はプレドニゾロンといったようなグルココルチコステロイドの組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは癌患者特に前立腺癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1、ドセタキセル及びプレドニゾン又はプレトニゾロンを患者に投与することによって前立腺癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回12.5又は25〜75mg、好ましくは1日1回12.5、25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。メーカーにより指示された通りに輸注のために希釈されたドセタキセルは、3週間に1回60分の静脈内輸注として60〜100mg/m2、好ましくは60.75又は100mg/m2の投薬量で投与され得る。プレドニゾンは、連続的投薬計画で一日2回5mgの量で投与され得る。化合物1、ドセタキセル及びプレドニゾンは、同時に又は逐次的に、順番に関わりなく投与可能である。化合物1は、連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで投与可能である。ドセタキセルは化合物1の投薬計画とは無関係に3週間に1回投与可能である。特に好ましい実施形態では、化合物1は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ドセタキセルは3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形で投与され、プレドニゾンは連続的投薬計画で1日2回5mgの量で投与される。もう1つの特に好ましい実施形態では、化合物1は連続的投薬計画で、毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ドセタキセルは3週間に1回60、75又は100mg/m2の輸注の形で投与され、プレドニゾンは連続的投薬計画で一日2回5mgの量で投与される。
この実施形態の特に好ましい態様において、該発明は、4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回75mg/m2の輸注の形でドセタキセルを、そして連続的投薬計画で一日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態の特に好ましい態様において、該発明は、4/2又は2/1投薬計画で毎日12.5〜50、好ましくは12.5、25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回60mg/m2の輸注の形でドセタキセルを、そして連続的投薬計画で一日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様において、該発明は、連続的投薬計画で毎日25〜50、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回75mg/m2の輸注の形でドセタキセルを、そして連続的投薬計画で一日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様において、該発明は、連続的投薬計画で毎日12.5〜50、好ましくは12.5、25、37.5又は50mgの量で化合物1を、3週間に1回60mg/m2の輸注の形でドセタキセルを、そして連続的投薬計画で一日2回5mgの量でプレドニゾンを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
(25)抗男性ホルモン物質: もう1つの実施形態においては、該発明は、化合物1と抗男性ホルモン物質の組合せ療法を提供している。適切な抗男性ホルモン物質には、CasodexTMという商標でAztra-Zenecaから150mg錠として入手可能な化合物であるビカルタミド;EulexinTMという商標でScheringから125mgカプセルとして入手可能な化合物であるフルタミド;及びNilandronTMという商標でAventisから150mg錠として入手可能な化合物であるニルタミドが含まれる。好ましくは該組合せは癌患者特に前立腺癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及び、ビカルタミド、フルタミド又はニルタミドのような抗男性ホルモン物質を患者に投与することによって、前立腺癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ビカルタミドは連続的投薬計画で150mgの量で1日1回投与可能である。フルタミドは、連続的投薬計画で一日3回250mgの量で投与可能である。ニルタミドは連続的投薬計画で150〜300mgの量で1日1回投与可能である。化合物1及び抗男性ホルモン物質は同時に、又は逐次的に、順番には関わりなく投与可能である。化合物1は、連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)、又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで投与可能である。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は、4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして連続的投薬計画で抗男性ホルモン物質を患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして連続的投薬計画で抗男性ホルモン物質を患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
26)LHRHアゴニスト又はアンタゴニスト: もう1つの実施形態において、該発明は、化合物1及び黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)アゴニスト又はアンタゴニストの組合せ療法を提供している。適切なLHRHアゴニストには、Lupron DepotTMという商標でTAPPharmaceuticalsから7.5、22.5及び30mgの投薬量で酢酸塩として入手可能な化合物であるロイプロリド、そしてZoladexTMという商標でAstraZenecaから10.8mgデポー剤の形をした酢酸塩として入手可能な化合物であるゴセレリンが含まれる。適切なLHRHアンタゴニストには、PlenaxisTMという商標でPraecixから入手可能な化合物であるアバレリクスが含まれる。好ましくは、該組合せは、癌患者、特に前立腺患者、特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びロイプロリド、ゴセレリン又はアバレリクスといったLHRHアゴニスト又はアンタゴニストを患者に投与することによって前立腺癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。ロイプロリドは7.5mgの量(Lupron DepotTM7.5mg)で1ヵ月に1回、又は22.5mgの量(Lupron DepotTM22.5mg)で3ヵ月に1回、又は30mgの量(Lupron DepotTM30mg)で4ヵ月に1回投与可能である。ゴセリリンは、3ヵ月に1回、10.8mgの量で投与可能である。アバレリクスは100mgの量で4週間に1回投与可能である。化合物及びLHRHアゴニスト又はアンタゴニストは、同時に、又は順番に関わりなく逐次的に投与可能である。化合物1は連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又はより好ましくは間欠的投薬レジメンで投与可能である。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は、4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そしてLHRHアゴニスト又はアンタゴニストを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そしてLHRHアゴニスト又はアンタゴニストを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の前立腺癌を治療する方法を提供している。
(27)Nexavar TM /ソラフェニブ:もう1つの実施形態においては、該発明は、NexavarTMという商標でトシレート塩の200mg錠剤(遊離塩基当量)としてOnyx Pharmaceuticalsから入手可能なマルチ−キナーゼ阻害物質であるソラフェニブと化合物1の組合せ療法を提供している。好ましくは該組合せは癌患者特にヒトの患者を治療するために使用される。かくして、この実施形態の特定の態様において、該発明は、組合せた形で治療上有効である量で化合物1及びソラフェニブを患者に投与することによって癌を治療する方法を提供する。この実施形態では、化合物1は、好ましくは経口で、1日1回25〜75mg、好ましくは1日1回25、37.5、50、62.5又は75mgの投薬量で投与することができる。化合物1は、連続的に(すなわち治療の持続期間中毎日)又は間欠的投薬レジメンで満腹時又は空腹時に投与され得る。ソラフェニブは、空腹時に2日に1回又は一日2回又は一日1回、200mg〜400mgの量で投与可能である。好ましい実施形態では、化合物1は4/2又は2/1投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ソラフェニブは連続的投薬計画で、好ましくは一日2回400mgの量で投与される。もう1つの好ましい実施形態では、化合物1は、連続的投薬計画(1日1回)で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で投与され、ソラフェニブは連続的投薬計画で好ましくは一日2回400mgの量で投与される。
この実施形態の特定の態様においては、癌は肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭部又は頸部癌、皮膚又は眼内黒色腫、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、結腸癌、乳癌、子宮癌、ファロビウス管癌腫、子宮内膜癌腫、子宮頸癌腫、膣癌腫、外陰癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性又は急性白血病、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓又は尿管癌、腎細胞癌腫、腎盂癌腫、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、脳幹グリオーマ、下垂体腺腫又は前述の癌のうちの単数又は複数のものの組合せである。より好ましくは、癌は、消化管間質腫瘍、腎細胞癌腫、乳癌、結腸直腸癌、非小細胞肺癌、神経内分泌腫瘍、甲状腺癌、小細胞肺癌、肥満細胞症、神経膠腫、肉腫、急性骨髄性白血病、前立腺癌、リンパ腫及び膵臓癌又はその組合せである。
この実施形態の特に好ましい態様においては、該発明は、4/2投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして1日2回又は1日1回又は2日に1回200mg又は400mgの量でソラフェニブを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の腎細胞癌腫を治療する方法を提供している。
この実施形態のもう1つの特に好ましい態様においては、該発明は、連続的投薬計画で毎日25〜50mg、好ましくは25、37.5又は50mgの量で化合物1を、そして1日2回又は1日1回又は2日に1回200mg又は400mgの量でソラフェニブを患者に投与することによって、ヒトといったような患者の体内の腎細胞癌腫を治療する方法を提供している。
眼に対する投与のためには、化合物Iは、例えば前眼房、後眼房、硝子体、房水、硝子体液、角膜、虹彩/毛様体、水晶体、脈絡膜/網膜及び強膜を含めた眼の角膜及び/又は強膜及び内部領域に該化合物が進入できるために充分な時間眼の表面と該化合物で接触している状態に維持されるような形で薬学的に受容可能な眼科用ビヒクルの中に入って送達される。該薬学的に受容可能な眼科用ビヒクルに軟こう、植物油又はカプセル封入材料であり得る。化合物Iは代替的には硝子体液又は房水内に直接注入することもできる。
化合物Iはテノン下及び/又は結膜下注射などのさまざまな周知の方法のうちのいずれかによって眼に投与することができる。眼科技術では周知であるように、黄斑は主として網膜錐体で形成され、網膜内の最大視力領域である。テノン嚢又はテノン膜は強膜上に配置されている。結膜は角膜輪部(眼球結膜)の前方の眼球の短部域を覆い、上(上部盲管)又は下(下部盲管)へと折り畳まれて上瞼及び下瞼の内部部域をそれぞれ覆う。結膜はテノン嚢の上部に配置されている。
強膜及びテノン嚢は眼球の外部表面を画定する。ARMD、CNV、網膜症、網膜炎、ブドウ膜炎、類嚢胞黄斑浮腫(CME)及び眼の後区のその他の疾患又は身体条件を治療するためには、強膜の外部表面上又はテノン嚢の下に直接特定的量の眼科的に受容可能で薬学的に活性な作用物質のデポー剤を配置することが好ましい。さらに、ARMD及びCMEの場合、強膜の外部表面上、テノン嚢の下(テノンF)及び一般には黄斑の上に直接デポー剤を配置するのが最も好ましい。
上述の処方に加えて、化合物Iは同様にデポー調製物としても処方可能である。このような長時間作用する処方は、移植(例えば皮下又は筋内)、筋内注射又は上述のテノンF又は硝子体内注射により投与され得る。
化合物Iは、生理食塩水(眼科用調製物中で一般に用いられる防腐剤及び抗菌剤のいずれかと組合わされたもの)中に入って局所投与されるべく調製可能であり、点眼薬形態で投与される。適切な組成物を角膜に直接投与することもできる。
適切な眼科用組成物を、角膜に結合する粘膜接着性重合体と共に調製することが可能である。かくして例えば、化合物Iを適切な重合体又は疎水性材料(例えば受容可能な油中のエマルジョンとして)又はイオン交換樹脂と共に、又は例えばやや溶けにくい塩などのやや溶けにくい誘導体として処方することが可能である。
言及された全ての特許、特許出願及び刊行物は、その全体が本書に参考として内含されている。

Claims (12)

  1. 毎日25〜50mgの遊離塩基当量のリンゴ酸スニチニブと少なくとも1つの付加的治療剤を患者に投与する段階を含む、患者の体内の癌を治療する方法。
  2. 癌が非小細胞肺癌であり少なくとも1つの付加的な治療剤が、
    (a)毎日250mgの量のゲフィチニブ;又は
    (b)毎日150mgの量のエルロチニブ;又は
    (c)3週間に1回の60〜100mg/m2の輸液の形でのドセタキセル;又は
    (d)4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で週1回の750〜1250mg/m2の輸液の形でのゲムシタビン;又は
    (e)3週間に1回の250〜500mg/m2の量のペメトレキシド;又は
    (f)2週間に1回の3〜10mg/kgの量のベバシツマブ;又は
    (g)3週間に1回の135〜175mg/m2の量でのパクリタキセル;及びパクリタキセル用量の後3週間に1回の割合で4〜7mg/mL/分の標的AUC濃度を達成するのに充分な量でのカルボプラチン;又は
    (h)2、3又は4週間、週1回の割合の750〜1250mg/m2の量でのゲムシタビンとそれに続く1週間の休止期間;そして3又は4週間に1回の50〜100mg/m2の量のシスプラチン
    である、請求項1に記載の方法。
  3. 癌が結腸直腸癌であり少なくとも1つの付加的な治療剤が
    (a)400mg/m2の初期輸液とそれに続く250mg/m2の週1回の輸液でのセツキシマブ;又は
    (b)2/1投薬計画で一日2回825〜1250mg/m2の量でのカペシタビン;又は
    (c)FOLFOX4投薬計画でのオキサリプラチン、5−フルオロウラシル及びロイコボリン;又は
    (d)FOLFIRI投薬計画でのイリノテカン、5−フルオロウラシル及びロイコボリン;又は
    (e)2週間に1回の3〜10mg/kgの量のベバシツマブ;又は
    (f)IFL投薬計画でのイリノテカン、5−フルオロウラシル及びロイコボリン;又は
    (g)MEK阻害物質、
    である、請求項1に記載の方法。
  4. 癌が乳癌であり、少なくとも1つの付加的治療剤が、
    (a)3週間に一度の60〜100mg/m2の輸液の形でのドセタキセル;又は
    (b)2/1の投薬計画で毎日2回 825〜1250mg/m2の量でのカペシタピン;又は
    (c)毎日1回の25mgの量でのエクセメスタン;又は
    (d)一週間に一度の投薬計画でのトラスツズマブ;又は
    (e)毎日1回1mgの量でのアナストロゾル;又は
    (f)毎日1回2.5mgの量でのレトロゾル;又は
    (g)2週間に一度3〜10mg/kgの量でのベバシツマブ;又は
    (h)3又は4週間に一度40〜75mg/m2の量のドキソルビシン;及び3又は4週間に一度400〜800mg/m2の量のシクロホスファミド;又は
    (g)間欠的投薬計画での5−フルオロウラシル;3又は4週間に一度60〜120mg/m2の量のエピルビシン;及び3又は4週間に一度の400〜800mg/m2の量のシクロホスファミド;又は
    (h)3週間に一度135〜175mg/m2の量のパクリタキセル;及び週1回の2mg/kgの量のトラスツズマブ、
    である、請求項1に記載の方法。
  5. 癌が前立腺癌であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、
    (a)3週間に1回の60〜100mg/m2の輸液の形でのドセタキセル;又は
    (b)3週間に1回の75mg/m2の量でのドセタキセル;及び連続的投薬計画で一日2回5mgの量でのプレドニゾン;又は
    (c)連続的投薬計画での抗アンドロゲン;又は
    (d)LHRHアゴニスト又はアンタゴニスト;又は
    (e)2週間に1回の3〜10mg/kgの量でのベバシツマブ、
    である、請求項1に記載の方法。
  6. 癌は腎細胞癌腫であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、
    (a)毎日25〜75mgの遊離塩基当量という量でのリンゴ酸スニチニブ、及び250mgの量で毎日のゲフィチニブ;又は
    (b)毎日25〜50mgの遊離塩基当量という量でのリンゴ酸スニチニブ、及び150mgの量で毎日のエルロチニブ;又は
    (c)毎日25〜50mgの遊離塩基当量という量でのリンゴ酸スニチニブ及び2週間に1回の3〜10mg/kgの量のベバシツマブ、
    である、請求項1に記載の方法。
  7. 癌が膵臓癌であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、(a)150mgの量で毎日のエルロチニブ又は(b)4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で週1回750〜1250mg/m2の輸液の形でのゲムシタビンである、請求項1に記載の方法。
  8. 癌が膀胱癌であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、(a)4/1、3/1又は2/1の週間投薬計画で一週間に1回750〜1250mg/m2の輸液の形でのゲムシタビン;又は2、3又は4週間、週1回で750〜1250mg/m2の量のゲムシタビンとそれに続く1週間の休止期間;及び3又は4週間に1回の50〜100mg/m2量のシスプラチンである、請求項1に記載の方法。
  9. 癌が消化管間質腫瘍であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、連続的投薬計画で400〜600mgの量で毎日1回のイマチニブである、請求項1に記載の方法。
  10. 癌が黒色腫であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、(a)4週間の投薬計画の最初の5日間の150〜200mg/m2の量で1日1回のテモゾロミド;又は(b)4週間の治療サイクルのうちの最初の10日間のみの2〜4.5mg/kg/日の量又は3週間治療サイクルの最初の5日間の250mg/m2/日の量でのダカルバジンである、請求項1に記載の方法。
  11. 癌が肉腫であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、(a)3又は4週間に1回の40〜75mg/m2の量のドキソルビシン又は(b)3又は4週間に1回の60〜120mg/m2の量のエピルビシンである、請求項1に記載の方法。
  12. 癌が卵巣癌であり、少なくとも1つの付加的な治療剤が、3週間に1回の135〜175mg/m2の量のパクリタキセル、及びパクリタキセルの用量の後3週間に1回で4〜7mg/mL/分の標的AUC濃度を達成するのに充分な量のカルボプラスチンである、請求項1に記載の方法。
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