JP2006313068A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転仕切の厚みを薄くし、回転仕切全体の小型化を図った冷蔵庫の提供をする。
【解決手段】2枚の観音開き式扉2,3と、この扉に配置されポケット容器を備えた扉内板9と、扉の一方に設置され他方の扉のパッキング受面を形成し、設置された扉の開閉動作に伴うポケット容器又はこのポケット容器内の収納物が描く最大回転軌跡内に配置された回転仕切7とを有し、回転仕切7が、回転軸となるヒンジピンと、このヒンジピンを通して回転仕切内に挿入されたコードヒータとを備え、観音開き式扉を閉じた際の回転仕切の奥行方向厚みを、ヒンジピンの外径以下とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、観音開き式冷蔵庫に関する。
従来の観音開き式冷蔵庫の例としては、特許第3199390号公報に記載されるものがある。以下、この従来の観音開き式冷蔵庫について図9〜図13を用いて説明する。
図9は、従来構造を備えた冷蔵庫の扉開状態を示す斜視図、図10は仕切体が側方に張り出した状態の図9の扉側面図、図11は第1及び第2扉が共に閉鎖された状態の横断面図、図12は図11の要部拡大図、図13は図10の要部拡大図である。
先ず図9において、冷蔵庫本体51は、冷蔵室52の他、野菜室,冷凍室等を備えており、冷蔵室52には、前縁開口部を閉塞する扉53,54を有している。扉53,54は、ヒンジ55,56により支えられ、このヒンジ55,56を中心に回転して開閉する。また、扉53,54は、パッキング57,58を備え、扉53,54が閉じている間に冷蔵室内から冷気がもれないようにしている。
観音開き式扉にて問題となるのは、扉53と扉54とが隣接する部分のシール構造であり、扉54に設けた回転仕切59(図11,図12参照)を回転させ、扉53のガスケット受面を形成している。
図10において、回転仕切59の扉54に対する取付構造を説明する。回転仕切59は、扉内板61に取り付けたヒンジ60により設置され、回転仕切59自体が自由に回動できるようになっている。また、回転仕切59は、案内溝62が、冷蔵庫本体に設けたガイドピン63(図9参照)を出入りすることで、起こされたり畳まれたりといった回動運動を行う。
即ち、この回転仕切59が起こされた際には、図11に示すようになり、回転仕切59が、扉53に設けたパッキング57の受面を形成する。そして、冷蔵庫本体は、回転仕切59が受面を形成することにより、扉53と扉54との間の隙間をシールすることができる。
次に、図11及び図12を用いて、回転仕切の動作を説明する。扉53及び扉54を閉めている際は、回転仕切59が、実線にて示すようにパッキング57,58の受面を形成するように、ヒンジ60を中心に回動し、起こされた状態になる。そして、扉54を一点鎖線に示すように、ヒンジ56を中心に回転させると、回転仕切59は、ヒンジ60を中心に回動し、一転鎖線に示すように、折り畳まれる。
図13に示すように、回転仕切59は、その内部に露付を防止するヒータ65を有している。ヒータ65への給電は、冷蔵庫本体へと給電された電気をリード線66により導くようにしており、リード線66は、ヒンジ60のピン中を通して回転仕切59内に引き回される。そのため、ヒンジ60のピンは、リード線66(2本)とアース線(1本)が通る内径を有している。
観音開き式冷蔵庫では、隣接する扉と扉との隙間が問題となる。このことは、市販の家具等からも判るように、隙間が小さい程、質感が高い製品であり、冷蔵庫においても扉間の隙間が小さいほど質感が高く見える。
この観点より、従来冷蔵庫を観てみると、図11からも判るように、扉間隙間寸法W1を拡大させているのは、回転仕切59の大きさであることが判る。これは、扉53が、扉54の開閉時、回転仕切59が描く最大軌跡より外となる位置に設置する必要がある為である。
また、回転仕切は、パッキング受面以外の面を冷気中にさらしていることから、回転仕切を構成する部材の熱伝導の影響を受け、パッキング受面が露点温度以下になり易く露付を生じやすい。従来は、この露付を防止する為に、回転仕切のパッキング受面を露付防止用ヒータにて加熱している。
この露付防止用ヒータの回転仕切内へのリード線導入は、図13に示すように、回転仕切を回動自在に枢軸するヒンジピンの内部を通して行われており、従来の回転仕切は、ヒンジピンを形成する軸受部径より厚み(図12のY1寸法)を大きくとっている。
回転仕切の厚みを大きくしている理由は種々あるが、最も大きな理由は断熱性能の確保である。この厚みを大きくとることは、扉ポケットの側縁に回転仕切を設置している関係から、扉ポケットのW2寸法が小さくなり、扉間隙間寸法W1を大きくする必要があり、回転仕切幅W3も大きくなる等、多くの弊害をもたらす。従って、回転仕切の厚み寸法Y1を、露付防止ヒータのワット密度を上げてでも小さくできれば、その効果が大であることが判明した。本発明の第1の目的は、回転仕切の厚みを薄くし、回転仕切全体の小型化を図ることである。
更に、回転仕切は、図12に示すように、パッキング受面への冷気回りについて何等対策を講じていない。本発明の第2の目的は、冷気回りを防止することに関する。
本発明の第1の目的は、2枚の観音開き式扉と、この扉に配置されポケット容器を備えた扉内板と、前記扉の一方に設置され他方の扉のパッキング受面を形成し、設置された扉の開閉動作に伴うポケット容器又はこのポケット容器内の収納物が描く最大回転軌跡内に配置された回転仕切とを有し、この回転仕切が、回転軸となるヒンジピンと、このヒンジピンを通して前記回転仕切内に挿入されたコードヒータとを備え、観音開き式扉を閉じた際の回転仕切の奥行方向厚みが、前記ヒンジピンの外径以下とすることで達成される。
本発明の第2の目的は、2枚の観音開き式扉と、この扉に配置されポケット容器を備えた扉内板と、前記扉の一方に設置され他方の扉のパッキング受面を形成する回転仕切とを備え、この回転仕切が、前記観音開き式扉を閉じた際に観音開き式扉と平行になる風止板を有し、前記他方の扉の扉内板が、この扉の前記パッキングへの冷気通風量を減少させるヒレ付ガスケットを有することで達成される。
上記の構成においては、回転仕切が、回転軸となるヒンジピンと、このヒンジピンを通して前記回転仕切内に挿入されたコードヒータとを備え、観音開き式扉を閉じた際の回転仕切の奥行方向厚みが、前記ヒンジピンの外径以下とすることが好ましい。
また、風止板が、回転仕切を形成するケースと一体に形成され、風止板のケースからの突出長さが、回転仕切の回転軸となるヒンジピンの外径以下であることが好ましく、更に、ヒレ付ガスケットが、軟質硬質同時押出しガスケットであり、硬質部が扉内板に固定されることが好ましい。
コードヒータに関しては、ヒンジピン内を挿通した被覆チューブ内を通して回転仕切内へと挿入されるものとすることが好ましい。
本発明では、回転仕切の厚みを薄くし、回転仕切全体の小型化を図った冷蔵庫を提供することができる。また、本発明では、回転仕切が受けるパッキングへの冷気回りを少なくすることができる。
以下本発明の詳細を図に示す一実施例で説明すると、図1は、本発明の実施例である冷蔵庫の斜視図、図2は図1のA−A断面説明図、図3は図2に使われている回転仕切の要部説明図、図4は図3の側面図、図5は図4の底面相当図、図6は回転仕切表面部への露付対策を施した図、図7は図6の回転仕切動作説明図、図8は図6とは異なる実施例を説明する図である。
先ず図1において、冷蔵庫1は、上から順に冷蔵室,野菜室,冷凍室を備えており、最上段の冷蔵室は、ヒンジ4,5により回転自在に冷蔵庫1へと固定される扉2,3を備えており、観音開き式扉の冷蔵庫となっている。
図2において、扉3は、扉2のパッキング6aの受面を形成する回転仕切7を備えている。回転仕切7は、ヒンジ8により扉内板9の両側に設けられた土手10にネジ11(図3参照)により固定されており、図示はしていないが、回転仕切7に設けたガイド溝と、冷蔵庫本体に設けたガイドピンとの関係で、図2に示すように、扉3を閉めた状態では、扉3のパッキング6bを受ける面を構成すると共に、他方の扉2のパッキング6aの受面を形成する。また、回転仕切7は、扉3がヒンジ5(図1参照)を中心に回転した際に、実線の位置に折り畳まれる。
バスケット12は、土手10を利用して取り付けられたポケットであり、このポケットには、牛乳等の紙パック13が収納され、紙パック13を出し入れし易いようにポケットの底面を傾けたことから、紙パック13の先端が、バスケット口よりわずか冷蔵室14側に出張る。扉2,3には、扉を開閉するハンドル15a,15bが設けられる。
このような構成を有する冷蔵庫の扉3は、扉3の開放軌跡が、この扉3を軸支しているヒンジ5を中心に、一点破線で示す回動最大軌跡を描き開放することとなる。
回動最大軌跡について、更に詳細に述べると、扉2,3間の隙間寸法W5は、通常10mm程度に設定されている。この隙間寸法W5は、意匠上の制約で決められることが多く、一旦この隙間寸法W5が、例えば10mmと決まってしまうと、扉3は収納物の冷蔵室14側への出張りを含め、この10mmの隙間寸法を使って開放できなければならない。尚、設計寸法としては、扉2,3が同時に開放されることを考え、10mmよりも短いW5/2−αとなる。かかる状況下では、パッキング6a,6bの受面を形成する回転仕切7の土手10への取付時の大きさが問題となる。即ち、回転仕切7の大きさ,取付場所によっては、上記隙間寸法W5が大きくなってしまうということがある。
従って、回転仕切7は、容易に扉開閉を行うために、一点破線で示す回動最大軌跡以内に納める必要がある。この回動最大軌跡内に納めるには、回転仕切7を薄くする必要がある。また、回転仕切7は、扉2,3を閉めた状態での奥行厚みを、回転仕切7を回動させるヒンジピンの外径と同じになるようにした。
図3〜図5を用いて説明すると、回転仕切7は、ケース16とケース17とで内部が中空の直方体を形成する。そして中空部には断熱材18,コードヒータ19等が内在されている。コードヒータ19は、パッキング6a,6bの受面となるケース16を加熱し、パッキング6a,6bの受面に露付が生じるのを防止する。
ヒンジ8と回転仕切7との接続は、回転仕切7に設けたピン受け21に、ヒンジピン
20を挿入して行われる。ピン受け21は、案内部21bと、この案内部21bの内径よりも細い内径を有する細径部21aと、案内部21bと細径部21aとの段差部分である位置決め部21cとを有している。そして、このピン受け21に挿入するヒンジピン20は、案内部20bと、この案内部20bの内径よりも細い内径を有する細径部20aと、案内部20bと細径部20aとの段差部分である段部20cとを有する。
ピン受け21は、ヒンジピン20の細径部20a及び案内部20bを各々回動面にしてあり、滑動面積を大きくして安定的に軸支する細径部21a及び案内部21bを有している。
被覆チューブ23は、ヒンジピン20の開口部から挿入され、ピン受け21へと連続したチューブであり、この被覆チューブ23内には、リード線22が入れ込んでいる。リード線22は、直径1.7mm の電線であり、コードヒータ用に2本、アース線用に1本の合計3本1組で扱われる。
被覆チューブ23の外径は、ヒンジピン20の細径部20aの内径よりも小さく、ヒンジピン20との間に隙間を設ける必要がある。これは、ヒンジピン20により回転仕切7が回動した際に、摩擦で回動しないことがあると、被覆チューブ23が、内部のリード線22と共に繰り返される回動運動により、切断されるおそれがあるためである。そこで、被覆チューブ23の外径ODIは、ヒンジピン20の細径部20aの内径ID1より小さくする必要がある。
本実施例では、細径部20aの外径OD2を9.0mm、内径ID2を7.0mmとすると、通常被覆チューブ23の外径OD1は、隙間を考え6.5mmになる。被覆チューブ23の肉厚は、約0.5mmであるので、被覆チューブ23の内径ID1は、5.5mmとなり、この直径5.5mmの被覆チューブ内に、外径1.7mmの線を3本通す。
ピン受け21の寸法は、細径部20aの外径OD2を9.0mm とし、位置決めに使用する段部20cの段の大きさを1mmとすると案内部20bの外径OD3は11.0mm となり、この案内部20bを回動可能に軸支するピン受け21の内径ID4が約11.5mm となる。ピン受け21の肉厚を1.5mm 程度とすれば、ピン受け21の案内部21bの外形
OD5は約14.5mm程度となる。
以上述べた実施例は、ヒンジピン20aの内径を7.0mm としたものであるので、ヒンジピン20aの内径が変化すれば他の数値も変化し、外径が1.7〜2.4mm程度のリード線を使用することを考えれば、ピン受け21の外径は14〜20mmに設定される。
このことにより、回転仕切7の厚みは、図5に示すように、14mm〜20mmに設定される。即ち回転仕切7の厚みT1は、ピン受け21の取付部径によって決めるのが最適となるものである。そして、この厚みT1内に断熱材18,コードヒータ19が配設される。
回転仕切7の幅寸法W7の設定について以下述べる。回転仕切7は、扉2のパッキング6aと扉3のパッキング6bの受け面を構成するものであるから、その幅寸法については図6に示すように、両パッキング6a,6bの回転仕切7への吸着部の幅W6より僅かに大きくする必要がある。
これは、回転仕切7とパッキング6a及びパッキング6bの相対位置が、冷蔵庫1に設置したヒンジ4及びヒンジ5の取付位置精度、ヒンジ4,5に軸支された扉2及び扉3に設置するパッキンの取付位置精度、また、各部品の製作精度等全ての精度誤差が集積する為であり、通常は両パッキングの吸着幅W6より1〜3mm程度大きく設定する。
また、そのように設定した幅W7(W7=W6+α)の回転仕切7は、ヒンジ8に軸支されて回動するので、その軸支側壁7bは、ヒンジ8のヒンジピン20の回動中心より僅かな寸法L7だけ隔離してある。これは、扉3を開放する時は回転仕切7が扉3の回動とともに漸次回動してゆくためパッキング6bの吸着面を摩滅させないようにするものである。
また、回転仕切7は、図7に実線で示すように、土手10の側壁側に折り畳まれた状態においても、図2に示すように扉ポケット容器、或いはその扉ポケット容器内に収納された収納物の回動最大軌跡内に収納できるように、回転仕切7に設けられたストッパ7eと土手10の当接位置によって、回転仕切7の折り畳み位置を決定している。
風止板7cは、回転仕切7の軸支側に設けられた風の流れを阻止する部材であり、図6の矢印に示すように、庫内側から流れ込む多量の冷気がパッキング6bに直接吹付けないように、土手10との間隔とを狭めている。尚、風止板7cは、回転仕切7の回動に伴い回動しても、パッキング6bを摩滅させないように、ピン受け21の最大外径以内に設定してある。
ヒレ付ガスケット28は、扉2の案内板にネジ29により取付けられている。ヒレ付ガスケット28は、回転仕切7の回動側壁7aと僅かな隙間を付けて設置され、図6に示す矢印のように庫内側から流れ込む多量の冷気がパッキング6aに直接当たらないようにしてある。尚、ヒレ付ガスケット28は、組立精度誤差が集積された場合、回転仕切7の回動側壁7aに接触する部分28bを軟質とし、ネジ止めされる部分28aを硬質とした同時押出し成形品としているので、万一ヒレ付ガスケット28と回動側壁7aが当接しても部品損傷することのない構造としている。
図8に示す回転仕切は、他の風止板の設置例であり、風止板がピン受け外径を超えて設定された場合の説明を以下行う。回転仕切の軸支側壁7bに設置された風止板7gが、ピン受け外径21bよりも回転半径でδ2だけ大きくなると、回転仕切の回動によってパッキン6bは、δ2だけ圧着されるので、扉3の開閉の度に同時に回動する回転仕切の風止板7gの繰り返し摩擦によってパッキン6bは摩滅してしまう。そこで、風止板は、図6又は図7に示すように、ピン受け21の最大外径以内に設定している。
以上説明した実施例では、以下のような効果を有する。即ち、一方の扉内板側縁に他方扉のパッキング受け面を形成する回転仕切を、ヒンジ等をもって回動自在に軸支した観音開き式冷蔵庫において、回転仕切が取り付けられる側の扉内板が形成する扉ポケット容器、或いはその扉ポケット容器内に収納される収納物が扉本体を軸支するヒンジを中心に回動した時に描く最大軌跡内に回転仕切を設置したので、隣り合う扉間寸法を大幅に小さくできる事は勿論、両扉内板を近接させることができ、扉内板ポケット部への収納量を拡大する事が出来るものである。
また、扉閉時の回転仕切と、扉内板との間にできる隙間の一方(回転仕切の軸支側)は回転仕切側に設けた風止板で、他方は扉内板に取り付けたヒレ付ガスケットで、それぞれ隙間を小さくし、冷気が扉パッキングへと大量に行かないようにしたものであるから、多量の冷気が直接パッキングに当ることがなくなり、扉外側に位置するパッキング或いは回転仕切表面側への露付きが抑制されるものである。
更には、一方の扉内板側縁に他方扉のパッキング受け面を形成する回転仕切を、ヒンジ等をもって回動自在に軸支し、且つ上記ヒンジのピン部を通して回転仕切内にコードヒータを導入し、更にそのヒンジピンの軸受部を回転仕切側端部に形成した観音開き式冷蔵庫において、回転仕切の奥行方向の厚さを回転仕切側端部に設けられる軸受部の外形とほぼ同じ厚さ寸法に形成したものであるから、必要以上に薄くしないで済む合理的な設計寸法の回転仕切を得ることができるものである。
また、軸受部内径は扉受面を形成する回転仕切に被覆用チューブを介してリード線を通すことができる最小に近い内径であるので、リード線は被覆用チューブでヒンジから保護されることは勿論、回転仕切を無理に薄形化する必要がないので信頼性の高い冷蔵庫を得る事ができるものである。
また、軸受部内径を通る2〜3本のコードヒータ用コードは、ヒンジピン内に挿通している被覆用チューブ内を介して回転仕切内に導入されるので、例えばアース線等を配設する事も出来、合理的寸法の回転仕切構造を備えた冷蔵庫とすることができるものである。
更には、一方の扉内板側縁に他方扉パッキングの受け面を形成する回転仕切をヒンジ等をもって回動自在に軸支した観音開き式冷蔵庫において、扉閉時の回転仕切と、扉内板との間に出来る隙間の一方(回転仕切の軸支側)は、回転仕切に設けたリブで、他方は扉内板に取り付けたヒレ付ガスケットで、それぞれ上記隙間を小さくし、冷気が扉パッキング側に多量に行かないようにしたものであるから大量の冷気が直接パッキングに当る事が大幅に制限され、庫外側に位置するパッキング或いは回転仕切表面側への露付きが抑制されるものである。即ち、回転仕切の大幅な小型化(厚み方向と幅方向)が図れるものである。
また、回転仕切側に設けるリブは、回転仕切を形成するケース本体と一体に形成すると共に、そのリブの扉内側への長さは回転仕切を回動させる為に設けられる軸受け部の最大径部以内としたものであるから、上記リブが回転仕切回動時他の部品に当り、他部品を損傷する事がないものである事は勿論、特別な部品を準備する必要がないものである。
また、他方扉内板側に設けられるヒレ付ガスケットは、軟質硬質同時押出しヒレ付きガスケットとし、硬質部を扉内板側にネジ止め等で固定したものであるから、取り付け誤差若しくは経時変化でヒレ付ガスケットが回転仕切に当るような事があっても、触れる部分は軟質部となるので、双方が損傷することがないものである。
本発明の実施例である冷蔵庫の斜視図。 図1のA−A断面説明図。 図2に使われている回転仕切の要部説明図。 図3の側面図。 図4の底面相当図。 回転仕切表面部への露付対策を施した図。 図6の回転仕切動作説明図。 図6とは異なる実施例を説明する図。 従来例である両方の扉を開放させた状態の冷蔵庫斜視図。 図9に示す冷蔵庫の扉側面図。 図9に示す冷蔵庫の両扉閉時の一部水平断面図。 図11の要部拡大図。 図10の要部拡大図。
符号の説明
1…冷蔵庫、2,3…扉、4,5,8…ヒンジ、6a,6b…パッキング、7…回転仕切、7a…回動側壁、7b…軸支側壁、7c,7g…風止板、7e…ストッパ、9…扉内板、10…土手、11,29…ネジ、12…バスケット、13…紙パック、14…冷蔵室、15a,15b…ハンドル、16,17…ケース、18…断熱材、19…コードヒータ、20…ヒンジピン、20a,21a…細径部、20b,21b…案内部、20c…段部、21…ピン受け、21c…位置決め部、22…リード線、23…被覆チューブ、28…ヒレ付ガスケット。

Claims (6)

  1. 2枚の観音開き式扉と、この扉に配置されポケット容器を備えた扉内板と、前記扉の一方に設置され他方の扉のパッキング受面を形成し、設置された扉の開閉動作に伴うポケット容器又はこのポケット容器内の収納物が描く最大回転軌跡内に配置された回転仕切とを有し、
    前記回転仕切が、回転軸となるヒンジピンと、このヒンジピンを通して前記回転仕切内に挿入されたコードヒータとを備え、観音開き式扉を閉じた際の回転仕切の奥行方向厚みが、前記ヒンジピンの外径以下である冷蔵庫。
  2. 2枚の観音開き式扉と、この扉に配置されポケット容器を備えた扉内板と、前記扉の一方に設置され他方の扉のパッキング受面を形成する回転仕切とを備え、この回転仕切が、前記観音開き式扉を閉じた際に観音開き式扉と平行になる風止板を有し、前記他方の扉の扉内板が、この扉の前記パッキングへの冷気通風量を減少させるヒレ付ガスケットを有した冷蔵庫。
  3. 請求項2において、回転仕切が、回転軸となるヒンジピンと、このヒンジピンを通して前記回転仕切内に挿入されたコードヒータとを備え、観音開き式扉を閉じた際の回転仕切の奥行方向厚みが、前記ヒンジピンの外径以下である冷蔵庫。
  4. 請求項2又は3において、風止板が、回転仕切を形成するケースと一体に形成され、風止板のケースからの突出長さが、回転仕切の回転軸となるヒンジピンの外径以下である冷蔵庫。
  5. 請求項2において、ヒレ付ガスケットが、軟質硬質同時押出しガスケットであり、硬質部が扉内板に固定された冷蔵庫。
  6. 請求項3において、コードヒータが、ヒンジピン内を挿通した被覆チューブ内を通して回転仕切内へと挿入した冷蔵庫。

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