JP2006312861A - 摩擦力を利用しないで部材を接合する方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 脆性の高い材料は切削形成しがたく、製品の取り扱いも難しい上に部品精度も低い。
【解決手段】 適切な穴のあいた直方体の部材と棒状の部材を組み合わせて、互いに持たれ合わせることにより、摩擦力を用いなくとも部材相互が脱落しないようにする方法で解決する。
【選択図】 図３

Description

本発明は、摩擦力を利用しないで部材を接合する方法に関する。

従来の石積み方法には、当発明の部材の並べ方と類似した並べ方がある（例えば、非特許文献１参照）。
以下、図Ａにより従来の石積み方法について説明する。
〔非特許文献１：「造園施工管理用語辞典第二版」造園施工管理用語編集委員会 山海堂 平成１５年４月３０日第１刷発行 ｐ２２７「谷積み」項にある「矢羽積み」〕

セラミックス等の難切削材料は、剛性と脆性が大きく切削形成しがたく、製品の取り扱いも難しい上に、部品精度が低い。

適切な穴のあいた直方体の部材と棒状の部材を組み合わせて、互いに持たれ合わせることにより、摩擦力を利用しなくとも部材相互が脱落しないようにする。

（１）従来の部材の組立方法には、
▲１▼接着剤・目地等の摩擦力を用いる方法、
▲２▼ばねやリベットのように接合後に変形する部材を用いる方法、
▲３▼ジグゾーパズルの部材のようにきのこ状に膨れた部材を用いる方法
がある。
以上の従来方法に対し本発明は、
▲１▼摩擦力を利用することなく組み上がり、目地等が劣化しても強度を保つ
▲２▼部材の変形を利用しないので部材の劣化にも強い
▲３▼膨らんだ部材がないため高剛性の部材を用いても組立が容易
である。
（２）一つの部材の損傷が他の部材へと広がりにくいため、脆性の高い部材を使っても、組み上がった構成物全体の脆性が見かけ上改善できる。
（３）部材相互の隙間を大きくとるか、間隙に弾性体を充填するか、棒状の部材に弾性を持たせれば、脆性の高い部材を使っても組み上がった構成物全体の変形能や弾性が見かけ上改善できる。
（４）単純な形状の部材を組み合わせて、複雑な形状の構成物が形成できる。
（５）本発明のような単純な形状の部材は高精度に仕上げられるため、組み上げた時も高精度の構成物となる。

（１） ブロック塀の積み上げに用いれば、衝撃に対し強い構造となる。
（２） セラミックスを構造材として使っている個所に本発明を用いれば、弾性を付与することが出来る。

平面状の構成物を形成する例をしめす。 直方体の部材の一例である。 ひだ付きの直方体の部材の一例である。 部材の組立方法を示した図である。使用する棒状の部材の例も示す。立体状の構成物を形成する例を示す。 直方体の部材の一例である。 部材の組立方法を示した図である。使用する棒状の部材の例も示す。

符号の説明

Claims (1)

1. 適切な穴のあいた直方体の部材と棒状の部材を組み合わせて、互いに持たれ合わせることにより、摩擦力を利用しなくとも部材相互が脱落しない方法。

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