JP2006311998A

JP2006311998A - 薬の服用予定ボード

Info

Publication number: JP2006311998A
Application number: JP2005164722A
Authority: JP
Inventors: Osamu Ishiyama; 修石山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-05-09
Filing date: 2005-05-09
Publication date: 2006-11-16

Abstract

【課題】薬の１週間分の服用分を仕分けして服用し易く、本人および家族にもチェックし易くして、薬の飲み忘れを防止するもの。
【解決手段】１枚のボード１の正面上側と下側に手前に突き出る比較的長いフック２，３を持つ。該フックに掛かり、上側フックと下側フックに容易に移すことができる横に長いプレート４を７枚（曜日分）用意する。該プレートの各１枚には、横列に朝用・昼用・夜用の３個の透明小袋６が着脱自在に取り付くようになっている。該小袋には曜日と朝用・昼用・夜用の別が表記される。このため旅行時等にすぐに必要な小袋を外して持参することができる。またこの小袋はチャック付きであるが、チャック部より下側に、折り曲げた薄い透明な別プレートを入れ、該薄プレートの両上端を粘着テープ等で止めて開口をし易くしている。
【選択図】図１

Description

薬を毎日の朝・昼・夜飲む必要がある人は多いが、どの薬を何時飲むか、正しく飲んだかどうかがあいまいになり易い。本発明は目に付き易い壁掛け式とし、予め１週間分の薬を仕分けして、常に当日分が目の前に来て、飲み終わった前日分は、すぐ下に置きチェックできるようにして、薬の飲み忘れを防止しようとするものである。

従来より、医院にて処方された錠剤やカプセル等の薬を朝・昼・夜に小分けし、さらに曜日別、日付別またはカレンダー上に振り分ける方法は行われて来た。以下に主な３件について挙げる。
（イ）特開平８−５６８１１に「薬服用目安板」という既出願があり、ベース板に１日目・２日目・３日目および朝・昼・夜用の受け枡を配列したものである。これだと薬が取り出しにくく、また旅行等への対応がすぐにできない問題点があった。
（ロ）実用新案登録第３０２４１８０号に「医薬品の服用予定管理用具」という既出願があり、これはボード上に１週間分の曜日および朝・昼・夜を区画して、各区画には「服用済」のマークを表示し、また各区画にはマジックテープ等で自在に着脱できる収容袋が付いて、飲み終われば「服用済」のマークが見えるというものである。これだと各袋がボード上にかなり多数見えることになり、服用操作は左上から右下まで広範囲に順に及び、煩雑感がある。
（ハ）特開２００２−３７０４７３は、月単位のカレンダー上の各日付け区画内に朝・昼・夕用のフック穴を開けて、ここに服用薬の集合袋を引っ掛けて、飲み終えるごとに引っ掛け位置を移動させていくものである。この案では日付が多い分、どうしても朝・昼・夕の区別が小さくなり、分かりづらい。また集合袋のため、服用時毎の仕分けが面倒である。

本発明が解決しようとする課題は、各朝用・昼用・夕用に仕分けした上で、当日分については常に最も目に付き易い正面位置に来るようにする。服用済の前日分は常にその下の確認し易い位置に来るようにする。また袋は着脱自在であると共に、中身の薬が確認し易いよう透明で、中身の出し入れが容易である必要がある。またもし旅行等の場合は容易に必要な袋を外して持参でき、しかも服用すべき時期が既に袋に見易く明記されていることが望ましい。

本発明は１枚のボードの正面上側と下側に手前に突き出る比較的長いフックを持つ。該フックは先端の安全上手前に湾曲部が来るＵ字形が良い。次に該Ｕ字形に掛かる横に長いプレートを７枚（７日分）用意する。この各１枚には横列に３個の小フックを取り付け、該小フックには上端にフック穴を持つ透明小袋が１個づつ釣り下がるようにする。この１日分のプレートに釣り下がる３個の小袋は、小分けした薬の朝用・昼用・夜用に対応するもので、各小袋には旅行時等にもすぐ対応できるように、曜日と朝用・昼用・夜用の別が明記される。
またこの小袋には中身の出し入れが特に容易であるように、新考案の折り曲げ構造の透明インナープレートを貼り付けたものが使い易い。
使用法は小分けした薬を指定の小袋に入れ、各曜日別にプレートに釣り下げる。各プレートは服用開始の曜日が一番上になるようにして、曜日順にボードの上側のＵ字形フックに掛けて置く。食後等の対象時刻になったら、対象の袋を外して中身の薬を服用し、空になった袋は元に戻す。当日分が終了した空袋付きのプレートはボードの下側Ｕ字形フックに掛けていく。

本発明により、小分けした薬の小袋への入れ出しが極めて容易で、旅行時等には小袋に曜日と朝用・昼用・夜用が明記されているため、すぐ小袋をボードより外して持参できる。ボードには上段と下段しかなくすっきりしており、見易い上段にはこれから飲むものが主に、下段には飲み終わったものが釣り下げられて、それぞれ透明袋により確認し易いものになっている。また１週間分の曜日管理の為、普遍的でしかも確実な使用が可能になる。

図１に本発明の「薬の服用予定ボード」の全体斜視図を示す。図において（１）はボード、（２）は上側Ｕ字形フック、（３）は下側Ｕ字形フックを示す。（４）は曜日毎のプレートで、Ｕ字形フックに掛かる。（５）はプレート上に付く３個の小フックで、該小フックには３個の透明小袋（６）が掛かり、朝用・昼用・夜用に対応する。Ｕ字形フック上段にはこれから飲むプレートが、下段には飲み終わったプレートが順に釣り下げられる。
図２は１日用のプレート（４）を示す。プレートにはＵ字形フックとの接合用の切り欠き（７）と透明小袋が掛かる小フック（５）を持つ。
図３は透明小袋（６）を示す。透明小袋の上端にはプレート上の小フックに掛かるための穴（８）があり、シール用チャック（９）を持つ。表面には曜日（１０）と朝用・昼用・夜用の別（１１）が表記される。
図４は透明小袋（６）の中身の出し入れが容易なように、追加する透明インナープレート（１２）の構造を示す。薄い長方形の樹脂プレートの中央部を折り曲げ、更に両端近くを縦に内側に軽く折り曲げたものを、透明小袋（６）の中に入れ、該樹脂プレートの両上端をセロテープ（１３）で止めたものである。この時セロテープがチャック部に掛からないことが必要である。
図５は透明小袋（６）のチャックを開けて、小袋の両端を軽く指で押さえた状態を示す。透明インナープレートの開こうとする力で容易に開口する。

図１の「薬の服用予定ボード」は壁掛け式であるが、図６のように卓上式とする場合もある。
図１のＵ字形フックは、図６のような棒（１４）に置き換えることができる。棒の方がプレートの着脱は楽であるが、この場合は棒の先端にボール（１５）を付ける等の安全上の配慮が必要である。
図２プレートの透明小袋が掛かる小フック（５）、および図３透明小袋の小フックに掛かるための穴（８）は、マジックテープ等に置き換えることができる。
図４の透明小袋内の透明インナープレートの上端を止めるセロテープ（１３）は透明インナープレート上端部への粘着テープ付け等に置き換えることができる。
図４の透明小袋内の透明インナープレート（１２）は使用しない場合もある。

本発明の「薬の服用予定ボード」の全体斜視図１日用のプレート正面図透明小袋説明図透明小袋内の透明インナープレート説明図透明小袋の開口説明図本発明の「薬の服用予定ボード」の別例斜視図

符号の説明

１ボード
２上側Ｕ字形フック
３下側Ｕ字形フック
４プレート
５小フック
６透明小袋
７切り欠き
８穴
９チャック
１０曜日の表記
１１朝用・昼用・夜用の表記
１２透明インナープレート
１３セロテープ
１４棒
１５ボール

Claims

薬の計画服用の助けになる用具で、１枚のボードの正面上側と下側に手前に突き出る比較的長いフックを持つ。該フックに掛かり、上側フックと下側フックに容易に移すことができる横に長いプレートを７枚（曜日分）用意する。該プレートの各１枚には、横列に朝用・昼用・夜用の３個の透明小袋が着脱自在に取り付くようになっている。該小袋には曜日と朝用・昼用・夜用の別が表記される。使用法は小分けした薬を所定の小袋に入れ、各曜日別にプレートに取り付ける。各プレートは服用開始の曜日が一番上になるようにして、上側または見易い側のフックに掛けて置く。食後等の対象時刻になったら、対象の袋を外して中身の薬を服用し、空になった袋は元に戻す。当日分が終了した空袋付きのプレートは、下側または他の側のフックに順に掛けていくという使用法を持つ用具。
請求項１に記載の用途または類似の用途を持つ、チャック付きビニール小袋のチャック部より下側の内側に、略長方形の薄プレートの中央部を折り曲げ、更に両端近くを縦に内側に軽く折り曲げたものを入れ、該薄プレートの両上端をセロテープまたは粘着テープ等で止め、開口をし易くしたもの。