JP2006310740A - 電子機器用冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の発熱素子および第2の発熱素子を備え、第1の発熱素子の近傍を第2のヒートパイプが通るような配置であっても、第1の発熱素子および第2の発熱素子を効果的に冷却することができる電子機器用冷却装置を提供する。
【解決手段】それぞれ分離して配置された複数の発熱素子1,2が第1の面に熱的に接続された受熱プレート3と、第1の端部が前記受熱プレート3の第2の面に熱的に接続されて、前記発熱素子1,2の熱をそれぞれの第2の端部に移動する、発熱素子1,2の数に対応した数の複数のヒートパイプ11,12と、前記ヒートパイプ11,12の前記第2の端部に熱的に接続される放熱フィン部4と、前記ヒートパイプ11,12とそれに対応しない発熱素子1,2との間の熱の移動を遮断する断熱手段とを備えた、電子機器用冷却装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器用冷却装置、特に、複数の発熱素子を複数のヒートパイプを使用して冷却する電子機器用冷却装置に関する。
ノートPCのCPU冷却に用いられるヒートパイプヒートシンクなどでは、受熱プレートとヒートパイプと放熱フィンを備えたものが用いられている。ここで一般にヒートパイプは、受熱プレートに対し、ハンダや熱伝導接着剤や機械的カシメなどの手段により、全長にわたって熱的に接合されている。これは受熱プレート自身も熱伝導に寄与し、ヒートパイプの補助をし、仮にヒートパイプが破損したときもある程度の伝熱ができるためである。また、ヒートシンク全体として剛性を持たせるためでもある。
ヒートパイプの内部には作動流体の流路となる空間が設けられ、その空間に収容された作動流体が、蒸発、凝縮等の相変化や移動をすることによって、熱の移動が行われる。密封された空洞部を備え、その空洞部に収容された作動流体の相変態と移動により熱の移動が行われるヒートパイプの作動の詳細は次の通りである。
ヒートパイプの吸熱側において、ヒートパイプを構成する容器の材質中を熱伝導して伝わってきた被冷却部品が発する熱を潜熱として吸収して、作動流体が蒸発し、その蒸気がヒートパイプの放熱側に移動する。放熱側においては、作動流体の蒸気は凝縮して潜熱を放出するとともに、再び液相状態に戻る。このように液相状態に戻った作動流体は再び吸熱側に移動(還流)する。このような作動流体の相変態や移動によって熱の移動が行われる。
ノートPCのCPU冷却ヒートシンクとしては、受熱プレートにヒートパイプが沿って配置されているものが広く実施されている。更に、発熱素子が複数分離して配置され、これらの発熱素子の熱をヒートパイプを用いて移動させ、放熱フィンによって大気中に放熱するヒートシンクがある。
図8(a)は、従来の電子機器用冷却装置の平面図である。図8(b)は、そのA−A’線に沿った断面図である。図8(a)に示すように、受熱プレート103の一方の面には2本のヒートパイプ111、112が配置されている。第1のヒートパイプ111の一方の端部は、受熱プレート103の他方の面に熱的に接続された第1の発熱素子101に対応する位置で熱的に接続されている。第1のヒートパイプの他方の端部は受熱プレートの一方の面に熱的に接続された放熱フィン部104に対応する位置まで延伸している。
第2のヒートパイプ112の一方の端部は、受熱プレート103の他方の面に熱的に接続された第2の発熱素子102に対応する位置で熱的に接続されている。第2のヒートパイプの他方の端部は受熱プレートの一方の面に熱的に接続された放熱フィン部104に対応する位置まで延伸している。放熱フィン部に風を吹き付けるためのファン105がヒートパイプの他方の端部近傍に取り付けられている。
図8(a)、図8(b)に示すように、第2のヒートパイプ112が第2の発熱素子102と放熱フィン部104の間で第1の発熱素子101の近傍を通るように配置されている。
特開平10−51170号公報
最近のPCでは、CPUとグラフィックチップ(VGA)等、複数の素子があり、それぞれ発熱量が大きくなっているので冷却する必要があるが、それぞれの発熱に応じた熱輸送をするために、複数のヒートパイプを用いる場合がある。素子の基板上の配置は、主として電気回路の設計の必要性から決まるので、冷却にとっては不利な配置になることもある。
つまり、図8を参照して説明したように、第1の発熱素子101の近傍を第2のヒートパイプ112が通るような配置になると、第1の発熱素子101の発熱量が大きい場合、受熱プレート103を通して第1の発熱素子101の熱が第2のヒートパイプ112の途中から入熱してしまい、第2のヒートパイプ112が本来放熱すべき第2の発熱素子102に逆に熱が流入したり、そうでなくても第2のヒートパイプ112の熱輸送能力を超えてしまい、第2の発熱素子102が冷却されないという問題があった。
従って、この発明の目的は、第1の発熱素子および第2の発熱素子を備え、第1の発熱素子の近傍を第2のヒートパイプが通るような配置であっても、第1の発熱素子および第2の発熱素子を効果的に冷却することができる電子機器用冷却装置を提供することにある。
本発明者は、上述した従来技術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に断熱手段を設けることにより、放熱性能に優れた電子機器用冷却装置を提供することができることが判明した。その際、断熱手段は、受熱プレートと第2のヒートパイプとの間に設けた空隙、受熱プレートの第2のヒートパイプ近傍に設けた切り欠きまたは孔部、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に挟んだ断熱材とすると、受熱プレートを通して第1の発熱素子の熱が第2のヒートパイプの途中から入熱する、または、第2のヒートパイプが本来放熱すべき第2の発熱素子に逆に熱が流入したりすることを防止できる。
この発明は、上記研究結果に基づいてなされたものであって、この発明の電子機器用冷却装置の第1の態様は、それぞれ分離して配置された複数の発熱素子が第1の面に熱的に接続された受熱プレートと、
第1の端部が前記受熱プレートの第2の面に熱的に接続されて、前記発熱素子の熱をそれぞれの第2の端部に移動する、発熱素子の数に対応した数の複数のヒートパイプと、
前記ヒートパイプの前記第2の端部に熱的に接続される放熱フィン部と、
複数の前記ヒートパイプの間の熱の移動を遮断する断熱手段とを備えた、電子機器用冷却装置である。
この発明の電子機器用冷却装置の第2の態様は、前記複数の発熱素子が2つの発熱素子からなっており、前記複数のヒートパイプが2本のヒートパイプからなっており、第1のヒートパイプは主として第1の発熱素子の熱を前記放熱フィン部に伝達し、第2のヒートパイプは主として第2の発熱素子の熱を前記放熱部フィン部に伝達し、第2のヒートパイプが第2の発熱素子と放熱フィン部の間で第1の発熱素子の近傍を通るように配置され、前記断熱手段が、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に配置されている、電子機器用冷却装置である。
この発明の電子機器用冷却装置の第3の態様は、前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートと前記第2のヒートパイプとの間に、前記断熱手段としての空隙を設けた、電子機器用冷却装置である。
この発明の電子機器用冷却装置の第4の態様は、前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートに、前記断熱手段としての切り欠きまたは孔部を設けた、電子機器用冷却装置である。
この発明の電子機器用冷却装置の第5の態様は、前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートと前記第2のヒートパイプの間に、前記断熱手段としての断熱材を挟んだ、電子機器用冷却装置である。
第1の発熱素子(CPU)の熱が第2のヒートパイプに流入しなくなり第2の発熱素子(グラフィックチップ)もよく冷却できるようになった(逆の場合も同様に言える、即ち、第2の発熱素子の熱が第1のヒートパイプに流入しなくなり第1の発熱素子もよく冷却できるようになった)。
この発明の電子機器用冷却装置を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の電子機器用冷却装置の1つの態様の概略側面図である。
図1に示すように、この態様においては、第1の発熱素子の近傍で、第2のヒートパイプを曲げて受熱プレートから浮かせ、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に空隙を設けたものである。
即ち、受熱プレート3は、高さの異なる、発熱素子1、2と放熱フィン部4および冷却用ファン6がそれぞれ接続されるように、中央部で折り曲げられて、段差のある2つの平らな面を備えている。受熱プレート3の2つの平らな面の1つの平らな面13の一方の面(図では下面)には、2つの発熱素子1、2が熱的に接続されている。他の平らな面23の同じ面(図では下面)には、放熱フィン部4および冷却用ファン6が熱的に接続されている。受熱プレートの他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。
第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は受熱プレートの放熱フィン部4に対応する位置に熱的に接続されている。図1に示すように、第2のヒートパイプ12は、第1の発熱素子1に対応する位置の近傍で、曲げられて受熱プレート3から浮かせて、受熱プレート3と第2のヒートパイプ12の間に空隙を設けている。このようにして設けられた空隙が断熱手段として機能し、第1の発熱素子の熱が第2のヒートパイプに流入しないようにしている。従って、第1の発熱素子の熱は主として第1のヒートパイプによって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子の熱が主として第2のヒートパイプによって放熱フィン部に移動され、冷却用ファンによって強制的に放熱される。
図2(a)は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。図2(b)は、A−A’線に沿った断面図である。図2に示すように、この態様においては、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートに段差を設けて、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に空隙を設けたものである。
即ち、図2(a)に示すように、受熱プレートの一方の面(図では下面)には、発熱素子1、2が熱的に接続されている。受熱プレートの他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は、受熱プレートの(図示しない)放熱フィン部に対応する位置に熱的に接続されている。
図2(a)に示すように、第2のヒートパイプ12が配置されている受熱プレートにおける第1の発熱素子の近傍には、段差(例えば、凹部)が設けられている。即ち、凹部においては、第2のヒートパイプは受熱プレートとの接続が解かれており、第1の発熱素子の熱が第2のヒートパイプに流入することが避けられる。図2(b)に断面で示すように、第1の発熱素子が熱的に接続された受熱プレートの部分には、凹部が形成されて、第2のヒートパイプとの間に空隙ができている。従って、第1の発熱素子の熱が第2のヒートパイプに流入することなく、第1の発熱素子の熱は主として第1のヒートパイプによって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子の熱が主として第2のヒートパイプによって放熱フィン部に移動され、冷却用ファンによって強制的に放熱される。
図3は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。
図3に示すように、この態様においては、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートに孔部をあけたものである。
即ち、図3に示すように、受熱プレートの一方の面(図では下面)には、離れた位置に2つの発熱素子1、2が熱的に接続されている。受熱プレートの他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は、受熱プレートの(図示しない)放熱フィン部に対応する位置に熱的に接続されている。放熱フィン部に対して、冷却用ファン6によって空気が吹き付けられて、強制的に放熱される。
図3に示すように、断熱手段として、第1の発熱素子1の近傍で、受熱プレート3と第2のヒートパイプ12の間にスリット5が配置されている。孔部は、第1の発熱素子の熱が受熱プレートによって移動して、第2のヒートパイプに流入することがないように、第1のヒートパイプ11と第2のヒートパイプとの間に所定の大きさで形成されている。
従って、この態様においても、第1の発熱素子1の熱が第2のヒートパイプ12に流入することなく、第1の発熱素子1の熱は主として第1のヒートパイプ11によって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子2の熱が主として第2のヒートパイプ12によって放熱フィン部に移動され、冷却用ファン6によって強制的に放熱される。
図4は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。
図4に示すように、この態様においては、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートを切り欠いたものである。
即ち、図4に示すように、概略L字形の受熱プレートの一方の面(図では下面)には、相互に影響しないように所定の間隔を隔てて位置する2つの発熱素子1、2が熱的に接続されている。受熱プレートの他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。
第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は、受熱プレートの(図示しない)放熱フィン部(図の上部の受熱プレートの下面)に対応する位置に熱的に接続されている。ヒートパイプのそれぞれの放熱部は、折り曲げられて受熱プレートの上端部に沿って平行に配置されている。その裏面に配置された放熱フィン部に対して、冷却用ファン6によって空気が吹き付けられて、放熱フィン部に移動した熱が強制的に放熱される。
図4に示すように、断熱手段として、第1の発熱素子1の近傍で、第2のヒートパイプ12が位置する部分において、受熱プレート3に切り欠き部7が形成されている。切り欠き部7は、第1の発熱素子1の熱が受熱プレート3によって矢印で示すように移動して、第2のヒートパイプに流入することがないように、第2のヒートパイプ12の所定部分に対応して形成されている。
従って、この態様においても、第1の発熱素子1の熱が第2のヒートパイプ12に流入することなく、第1の発熱素子1の熱は主として第1のヒートパイプ11によって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子2の熱が主として第2のヒートパイプ12によって放熱フィン部に移動され、冷却用ファン6によって強制的に放熱される。
図5は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。
図5に示すように、この態様においては、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートに孔部をあけたものである。
即ち、図5に示すように、概略L字形の受熱プレートの一方の面(図では下面)には、相互に影響しないように所定の間隔を隔てて位置する2つの発熱素子1、2が熱的に接続されている。受熱プレートの他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。
第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は、受熱プレートの(図示しない)放熱フィン部(図の上部の受熱プレートの下面)に対応する位置に熱的に接続されている。ヒートパイプのそれぞれの放熱部は、折り曲げられて受熱プレートの上端部に沿って平行に配置されている。その裏面に配置された放熱フィン部に対して、冷却用ファン6によって空気が吹き付けられて、放熱フィン部に移動した熱が強制的に放熱される。
図5に示すように、断熱手段として、第1の発熱素子1の近傍で、第2のヒートパイプ12が位置する部分において、受熱プレート3に孔部8が形成されている。孔部8は、第1の発熱素子1の熱が受熱プレート3によって矢印で示すように移動して、第2のヒートパイプに流入することがないように、第2のヒートパイプ12の所定部分に対応して形成されている。
従って、この態様においても、第1の発熱素子1の熱が第2のヒートパイプ12に流入することなく、第1の発熱素子1の熱は主として第1のヒートパイプ11によって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子2の熱が主として第2のヒートパイプ12によって放熱フィン部に移動され、冷却用ファン6によって強制的に放熱される。
図3から図5を参照して説明した切り欠き部や孔部は、第2のヒートパイプの真下に形成されても良いし、真下でなく、第1の発熱素子と第2のヒートパイプの間の所定位置に形成されても良い。何れの場合にも、第1の発熱素子の熱が第2のヒートパイプに流入するのを防止することができればよい。
図6は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。図7は、図6の断面図である。
図6および図7に示すように、この態様においては、断熱手段として、第1の発熱素子1の近傍で、第2のヒートパイプ12が位置する部分に断熱材を用いている。
即ち、上述した他の態様と同様に、図6に示すように、概略L字形の受熱プレート3の一方の面(図では下面)には、相互に影響しないように所定の間隔を隔てて位置する2つの発熱素子1、2が熱的に接続されている。受熱プレート3の他方の面(図では上面)には、第1の発熱素子1に対応する位置に第1のヒートパイプ11の受熱部が熱的に接続されており、第2の発熱素子2に対応する位置に第2のヒートパイプ12の受熱部が熱的に接続されている。
第1のヒートパイプ11および第2のヒートパイプ12のそれぞれの放熱部は、受熱プレートの(図示しない)放熱フィン部(図の上部の受熱プレートの下面)に対応する位置に熱的に接続されている。ヒートパイプのそれぞれの放熱部は、折り曲げられて受熱プレートの上端部に沿って平行に配置されている。その裏面に配置された放熱フィン部に対して、冷却用ファン6によって空気が吹き付けられて、放熱フィン部に移動した熱が強制的に放熱される。
図6に示すように、断熱手段として、第1の発熱素子1の近傍で、第2のヒートパイプ12が位置する部分に断熱材が設けられている。この場合は、受熱プレートに切り欠き部または孔部を設けていない。
受熱プレート3とヒートパイプをハンダ付けする時、受熱プレート3の第1の発熱素子1の近傍で第2のヒートパイプ12の下になる部分にポリイミドテープやガラス繊維入りテープ9を貼っておき、その部分にハンダ10が流れ込むのを防いだものである。このようにテープが断熱材として作用する。
従って、この態様においても、第1の発熱素子1の熱が第2のヒートパイプ12に流入することなく、第1の発熱素子1の熱は主として第1のヒートパイプ11によって放熱フィン部に移動され、第2の発熱素子2の熱が主として第2のヒートパイプ12によって放熱フィン部に移動され、冷却用ファン6によって強制的に放熱される。
なお、一般的には、第1の発熱素子がCPU、第2の発熱素子がグラフィックチップであるが、第1の発熱素子としてCPU、第2の発熱素子としてグラフィックチップを使用する等、逆の場合等もありうる。
この発明によると、第1の発熱素子および第2の発熱素子を備え、第1の発熱素子の近傍を第2のヒートパイプが通るような配置であっても、第1の発熱素子から第2のヒートパイプへの熱の流入を防止し、第1の発熱素子および第2の発熱素子を効果的に冷却することができる電子機器用冷却装置を提供することができ、産業上利用価値が高い。
図1は、この発明の電子機器用冷却装置の1つの態様の概略側面図である。 図2(a)は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。図2(b)は、A−A’線に沿った断面図である。 図3は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。 図4は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。 図5は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。 図6は、この発明の電子機器用冷却装置の他の1つの態様の平面図である。 図7は、図6の断面図である。 図8(a)は、従来の電子機器用冷却装置の平面図である。図8(b)は、そのA−A’線に沿った断面図である。
符号の説明
1 第1の発熱素子
2 第2の発熱素子
3 受熱プレート
4 放熱フィン
5 スリット
6 ファン
7 切り欠き部
8 孔部
9 断熱材
10ハンダ
11 第1のヒートパイプ
12 第2のヒートパイプ

Claims (5)

  1. 複数の発熱素子が第1の面に熱的に接続された受熱プレートと、
    第1の端部が前記受熱プレートの第2の面に熱的に接続されて、前記発熱素子の熱をそれぞれの第2の端部に移動する、発熱素子の数に対応した数の複数のヒートパイプと、
    前記ヒートパイプの前記第2の端部に熱的に接続される放熱フィン部と、
    前記ヒートパイプとそれに対応しない発熱素子との間の熱の移動を遮断する断熱手段とを備えた、電子機器用冷却装置。
  2. 前記複数の発熱素子が2つの発熱素子からなっており、前記複数のヒートパイプが2本のヒートパイプからなっており、第1のヒートパイプは主として第1の発熱素子の熱を前記放熱フィン部に伝達し、第2のヒートパイプは主として第2の発熱素子の熱を前記放熱部フィン部に伝達し、第2のヒートパイプが第2の発熱素子と放熱フィン部の間で第1の発熱素子の近傍を通るように配置され、前記断熱手段が、第1の発熱素子の近傍で、受熱プレートと第2のヒートパイプの間に配置されている、請求項1に記載の電子機器用冷却装置。
  3. 前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートと前記第2のヒートパイプとの間に、前記断熱手段としての空隙を設けた、請求項2に記載の電子機器用冷却装置。
  4. 前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートに、前記断熱手段としての切り欠きまたは孔部を設けた、請求項2の電子機器用冷却装置。
  5. 前記第1の発熱素子の近傍で、前記受熱プレートと前記第2のヒートパイプの間に、前記断熱手段としての断熱材を挟んだ、請求項2の電子機器用冷却装置。
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