JP2006310029A - 液晶表示装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷陰極蛍光管又は外部電極蛍光管に用いる蛍光体の発光効率を向上させ、高輝度発光を実現させることにより、省エネルギーを実現可能とする液晶表示装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】 冷陰極蛍光管CCFLが内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管VALと、このガラス管VALの両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極ELEと、この冷陰極ELEに一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出されたインナーILE及びアウターリードOLEと、ガラス管VALの外周面に成膜されたガラス蛍光体膜GFLUとから構成することにより、ガラス蛍光体GFLUによる発光効率の高い蛍光が得られる。
【選択図】 図1
【解決手段】 冷陰極蛍光管CCFLが内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管VALと、このガラス管VALの両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極ELEと、この冷陰極ELEに一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出されたインナーILE及びアウターリードOLEと、ガラス管VALの外周面に成膜されたガラス蛍光体膜GFLUとから構成することにより、ガラス蛍光体GFLUによる発光効率の高い蛍光が得られる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光源として冷陰極蛍光管を用いたバックライトを備えた液晶表示装置及び照明装置に係わり、特に冷陰極蛍光管の管構造に関するものである。
非発光型である液晶表示パネルを用いた画像表示装置では、当該液晶表示パネルに形成された電子潜像を外部照明手段を設けることにより、可視化させている。外部照明手段には自然光を利用する構造を除いて液晶表示パネルの背面または前面に照明装置を設置している。特に高輝度を要する表示デバイスには、液晶表示パネルの背面に照明装置を設けた構造が主流となっている。これをバックライトと称している。
バックライトには、大別してサイドエッジ型と直下型とがある。サイドエッジ型は、透明板からなる導光板の側縁部に沿って冷陰極蛍光管に代表される線状光源を設置した構造であり、パソコン用等の薄型化が要求される表示デバイスに多く用いられている。一方、ディスプレーモニタまたはテレビ受像機に用いられる表示デバイス等の大型サイズの液晶表示装置では、直下型が多く用いられる。直下型バックライトは、液晶表示パネルの背面側直下に照明装置を設置する構造である。
図11は、照明装置として直下型バックライトを用いた液晶表示装置の構成例を模式的に説明する展開斜視図である。なお、図11には、上フレームは液晶表示パネルLCDの上方にあるが、図11では省略されている。また、図12は、構成部材を一体化した液晶表示装置の構成を模式的に説明する断面図である。さらに図13は、光学補償シート積層体側から見た下フレームの構成例を模式的に説明する平面図である。なお、図12は、図13のA−A線に沿って切断した断面に相当する。
図11〜図13において、液晶表示パネルLCDは、画素形成用の電極を有する透光性ガラス基板の間に液晶層を封止してなり、一方のガラス基板(通常、アクティブ・マトリクス基板とも称する)の二辺は他方の基板(通常、カラーフィルタ基板とも称する)から食み出ており、この食み出し部分に走査信号線駆動回路チップGCHを搭載したフレキシブルプリント回路基板FPC1と、データ信号線駆動回路チップDCHを搭載したフレキシブルプリント回路基板FPC2とが実装されている。
このような液晶表示装置は、下フレームDFLの内側に反射シートRFSを敷き、その上方に複数本の冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLを平行に設置してバックライトBKLを構成している。下フレームDFLは金属板で形成され、同じく金属板で形成した上フレームUFLとの間に液晶表示パネルLCDを光学補償シート積層体PHSと共に重ねて一体化する機能も有する。液晶表示パネルLCDのサイズが大型になるに伴って冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLの長さが長くなる。冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLは直径の小さいガラス管で構成される蛍光灯であり、通常はゴムブッシュGBSによる両端部支持により設置される。
さらに、液晶表示装置においては、バックライトBKLの上部には透光性樹脂材からなる導光板GLBが設置され、さらにこの導光板GLBの上部(液晶表示パネルLCDとの間)には複数種の光学補償シート群が設置される。この光学補償シート積層体PHSは、拡散板SCBと、第1拡散シートSCS1と、交差して配置された2枚のプリズムシートPRZと、第2拡散シートSCS2とを重ねて構成されている。直下型バックライトBKLは、有底で側縁を有する下フレームDFLの側縁に設けたサイドモールドと称する樹脂製の側部保持枠SMLDを有し、この側部保持枠SMLDに導光板GLB及び光学補償シート積層体PHSの周端を橋絡させて保持される。
また、図12に示したように導光板GLB及び光学補償シート積層体PHSを保持したバックライトBKLは、モールドフレームMLDで液晶表示パネルLCDと組み合わされた後、上フレームUFLを被せ、この上フレームUFLと下フレームDFLとを図示しない係止部材で結合し、一体化して液晶表示装置が構成される。なお、液晶表示パネルLCDが大型化される構成においては、導光板GLBに代えて光拡散板または光拡散シートが用いられる。
図14は、液晶表示装置のバックライトとして用いられる冷陰極蛍光管CCFLの全体構成を示す断面図であり、図15はその要部拡大断面図である。
この冷陰極蛍光管CCFLは、外套管とも称される透光性のガラス管VALの両端内部には一対の冷陰極ELEが対向して配置され、希ガス及び水銀が封入されて構成されている。また、このガラス管VALの内壁面には希土類蛍光体からなる蛍光体膜FLUが被着形成されている。一対の冷電極ELEは、例えばニッケル材をプレス成形法によりカップ状に形成され、その開口端部が主放電領域に向き、その後端部にはガラスの熱膨張率に近似する例えばニッケル−コバルト−鉄合金などからなるインナーリードILEを突き合わせて例えば抵抗溶接法などにより接合されて電気的に接続されている。カップ状の冷陰極ELEは、その内壁面に例えば酸化アルミニウム(Al2O3)を焼結させて形成されたスパッタ源ASPが形成されている。
また、このインナーリードILEは、ガラスビーズGBEに支持されてガラス管VALに内外部を気密状態に封着されている。ガラスビーズGBEは、ガラス管VALの両端部に溶着させてガラス管VALを封止切りし、外部に突出した一対のインナーリードILEには例えばニッケル材等からなるアウターリードOLEにレーザ溶接法等により接合されて電気的に接続されている。この一対のアウターリードOLEには図示しない電源回路に接続されて対向する冷電極ELEに点灯電力が供給される。
このように構成される液晶表示装置において、表示パネルの大型化に伴うバックライト装置の冷陰極蛍光管の長管化と細管化とに対応したバックライト装置が例えば下記特許文献1に開示されている。また、冷陰極蛍光管CCFL内の放電電極間の放電に伴って放射された紫外線が冷陰極蛍光管CCFLの蛍光体膜及びガラス管壁を透過し、周辺部材の損傷及び劣化を回避するために冷陰極蛍光管CCFLの外周面に紫外線吸収膜を設けた構成が下記特許文献2に開示されている。
特開2001−210126号公報
特開2003−187746号公報
このように構成される液晶表示装置の冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLは、ガラス管VALの内壁面に被着形成される蛍光体層FLUとして通常では希土類蛍光体と称される蛍光体が用いられる。希土類蛍光体は、その歴史は長く、様々な改良が進められた結果、実用化当初に比べて飛躍的に特性が向上した。しかしながら、蛍光体に求められる特性向上の要求は留まる所がなく、近年、省エネルギーの観点からは、更なる高発光効率化及び輝度の向上が要請されている。
ところが、広い範囲の改良が長期間に亘って推し進められた結果、最近では、画期的な改良手段が見つけ出すことが困難な傾向にあり、数年間の研究でも発光効率の向上は数パーセント程度であり、行き詰まりの傾向にある。
したがって、本発明は前述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷陰極蛍光管又は外部電極蛍光管に用いる蛍光体の発光効率を向上させ、高輝度発光を実現させることにより、省エネルギーを実現可能とする液晶表示装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明による液晶表示装置は、内面に画素形成用の電極を有する一対の透明基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、液晶表示パネルとバックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、液晶表示パネル及びバックライトを収容するフレームとを備え、冷陰極蛍光管又は外部電極蛍光管が内部に希ガス及び水銀が封入された紫外線透過性のガラス管と、このガラス管の両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、ガラス管の外周面に成膜されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することができる。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、このガラス管の両端に対向して封入配置された一対の冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端がガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、ガラス管の内周面に設置されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、このガラス管の両端に対向して封入配置された一対の冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端がガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、ガラス管の内周面に設置されたガラス蛍光体膜と、前記蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管と、このガラス管の両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端がガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、ガラス管の外周面に成膜された蛍光体膜と、この蛍光体膜の外周面に成膜されたガラス蛍光体膜と、このガラス蛍光体膜の外周面に設置され、且つ蛍光体膜及びガラス蛍光体膜を密封するガラスパイプとから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することができる。
また、本発明による他の液晶表示装置は、外部電極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、このガラス管の両端部の外周面に設置された一対の陰極と、ガラス管の内周面に成膜されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することができる。
また、本発明による他の液晶表示装置は、外部電極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管と、このガラス管の両端部外周面に設置された一対の電極と、ガラス管の外周面に設置されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。更に紫外線透過性ガラス管は紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
また、本発明による他の液晶表示装置は、外部電極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管と、このガラス管の両端部外周面に設置された一対の電極と、ガラス管の外周面に設置されたガラス蛍光体膜と、前記蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜又はフッ素樹脂膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。更に紫外線透過性ガラス管は紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
本発明による液晶表示装置は、バックライトが光学補償シート積層体の背面に設置されて光を面状に拡散させる透光性の導光板を有し、この導光板の側縁に沿って上記構成の冷陰極蛍光管が設置されるサイドエッジ型とすることにより、この冷陰極蛍光管のガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することができる。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部が紫外線透過性のガラス製でかつ、その内部の一部に光学反射作用がある容器と、この容器の内部に封入配置された複数冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端が容器外に気密封止して導出された給電部と、前記紫外線透過性ガラスの外面の少なくとも一部に成膜されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部が紫外線透過性のガラス製かつ、その内部の一部に光学反射作用がある容器と、この容器の内部に封入配置された複数冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端が容器外に気密封止して導出された給電部と、前記紫外線透過性ガラスの外面の少なくとも一部に成膜されたガラス蛍光体膜と、このガラス蛍光体膜を保持するための石英膜又はフッ素樹脂膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。更に紫外線透過性ガラス板は紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部がガラス製でかつ、その内部の一部に光学反射作用がある容器と、この容器に封入配置された複数冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端が容器外に気密封止して導出された給電部と、前記ガラスの内面の少なくとも一部に成膜されたガラス蛍光体膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。
また、本発明による他の液晶表示装置は、冷陰極蛍光管が内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部がガラス製でかつ、その内部の一部に光学反射作用がある容器と、この容器に封入配置された複数冷陰極と、この冷陰極に一端が接続し他端が容器外に気密封止して導出された給電部と、前記ガラス内面の一部に成膜されたガラス蛍光体膜と、前記ガラス蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜とから構成することにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することが出来る。
また、本発明による照明装置は、蛍光管の給電用リード線に接続する接続端子を有する照明器具と、この照明器具に装着された蛍光管とを備えた照明装置であって、この蛍光管を上記各冷陰極蛍光管の構成とすることにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光が得られるので、背景技術の課題を解決することができる。
なお、本発明は上記構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく、種々の変更が可能である。
本発明による液晶表示装置によれば、冷陰極蛍光管又は外部電極蛍光管の内周面または外周面にガラス蛍光体膜を設けたことにより、ガラス蛍光体による発光効率の高い蛍光体発光が得られるので、高輝度発光のバックライトが実現可能となり、省エネルギーで高輝度、且つ高品位の表示画像が長期間に亘って得られるという極めて優れた効果が得られる。
また、本発明による照明装置によれば、高輝度発光の蛍光管が実現可能となるので、過大な省エネルギー効果が得られるという極めて優れた効果を有する。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。以下の説明中に参照する図面において、同一機能を有するものは同一の参照符号を付し、重複説明は可能な限り省略する。
図1は、本発明による液晶表示装置の実施例1による冷陰極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図1に示す冷陰極蛍光管CCFLは、紫外線透過性ガラス管VALの内周面には蛍光体膜が全く形成されておらず、その外周面には半導体ナノ粒子を水に分散した水溶液を塗布し、乾燥させたガラス蛍光体膜GFLUが成膜され、ガラス管VALの表面上に強固に固着されている。なお、このガラス蛍光体膜GFLUはガラス管VALの主放電領域(両電極ELE間の領域)ARのみに形成されている。
ここで、半導体ナノ粒子とは、半導体結晶が粒径2nm(ナノメートル)〜10nmの範囲であり、構成原子数にして102〜104個程度の範囲のものを称し、そのバンドギャップの位置が殆んど可視光領域と一致するので、同じ化合物でも粒径を細かく制御することにより、色調の制御も容易であり、励起波長を自在に選択することができ、一つの励起光で任意波長の可視光を得ることができる。
このガラス蛍光体膜GFLUは、半導体ナノ粒子として例えばカドミウムテルライドナノ粒子を水を溶媒としたカドミウムテルライドナノ粒子分散水溶液では、量子サイズ効果により粒径が約3nmでは緑色の発光を示し、粒径が約7nmでは赤色の発光を示す。この半導体ナノ粒子では、発光寿命が約10ナノ秒程度と現行の希土類蛍光体の発光寿命よりも約5桁程度小さい。このため、紫外線の吸収と発光とを素早く繰り返すので、極めて高い発光輝度が得られる。
また、このガラス蛍光体膜GFLUは、現行の希土類蛍光体膜に比較して生成温度が低いので、高熱履歴による劣化が進み易いために比較的低温度でのプロセスによる対応が不可欠である。現行の希土類蛍光体膜がガス雰囲気保持構造を形成するガラス管VALの内壁面に塗膜して形成され、同時に紫外線発生部を兼ねているが、ガラス管VALの熱加工を経るプロセスであるため、同一構造の場合、ガラス蛍光体GFLUの方が現行の希土類蛍光体に比べて劣化し易い。したがって、ガラス蛍光体GFLUを用いる場合には、ガラス管VALの熱加工後に塗膜形成するか、または熱加工と関係がない部位への塗布並びに低温度プロセスが要点となる。
このような構成においては、ガラス管VALの外周面に成膜されたガラス蛍光体膜GFLUは、半導体ナノ粒子を分散したガラスにより形成されているので、現行の希土類蛍光体と異なり、一つの励起光で任意の波長の可視光を得ることができる。
図2は、本発明による液晶表示装置の実施例2による冷陰極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図2に示す冷陰極蛍光管CCFLは、図1に示すガラス蛍光体膜GFLUの外周面にこのガラス蛍光体膜GFLUをガラス管VALに安定して密着させ、且つ凝集及び表面劣化を防止させる保持膜としての石英ガラス膜QUAが低温形成法等により成膜されている。
このような構成においては、ガラス蛍光体膜GFLU上に石英ガラス膜QUAを被膜させたことにより、ガラス蛍光体膜GFLUは大気中において凝集及び表面劣化に起因して発光を低下させる特性を有していることから、ガラス蛍光体膜GFLUの大気との遮断を確実に防止させて高輝度発光を長期間に亘って維持させることができる。したがって、液晶表示パネルに対しても、高輝度のバックライト光を照射することができる。なお、この実施例では、保持膜として石英ガラス膜QUAを用いたが、これに代えて紫外線並びに可視光透過性の高いフッ素樹脂膜を成膜しても同様の効果が得られる。
ここで述べている低温生成の石英ガラス膜は、例えばポリシラザンと呼ばれている有機珪素化合物の分散溶液を塗布後に常温又は低温加熱中に保持することにより空気中の水分と反応させ、無機質の石英ガラス膜を形成する。この様な作用をする材料は、例えば“アクアミカ”と言う商品名で市販されている。更に、可視光透過性の高いフッ素樹脂膜は、例えばポリテトラフルオロエチレン-パーフルオロジオキソールコポリマー(TFE/PDD)などの非晶質の樹脂であり、汚れ防止、反射低減用の膜作製用として市販されており、この樹脂を分散した溶液を塗布後に乾燥させることで形成できる。
図3は、本発明による液晶表示装置の実施例3による冷陰極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図3に示す冷陰極蛍光管CCFLは、ガラス管VALの外周面には希土類蛍光体からなる蛍光体膜FLUが成膜され、この蛍光体膜FLUの外周面にはガラス蛍光体膜GFLUが成膜され、さらにこのガラス蛍光体膜GFLUの外周面には可視光透過性のガラスパイプGPIが被せられている。また、このガラスパイプGPIの開口端は、ガラス管VALとの間がリング状の栓STOにより密封され、内部に成膜された蛍光体膜FLU及びガラス蛍光体膜GFLUが大気より遮断されて気密保持される。
このような構成においては、ガラス管VALの外周面に成膜された蛍光体膜FLU及びガラス蛍光体膜GFLUがガラスパイプGPI及び栓STOにより気密保持されるので、ガラス蛍光体膜GFLUの大気との接触及び剥離等を確実に防止させて高輝度発光を長期間に亘って維持させることができる。したがって、上記同様に液晶表示パネルに対しても、高輝度のバックライト光を照射することができる。
また、ガラスパイプGPIは水分非透過性で、可視光透過性の高い樹脂製でも良く、更にガラス蛍光体の安定性が向上した場合にはガラスパイプGPIは、水分が透過する可視光透過性の高い樹脂製でも良い。更には、蛍光体膜FLU又は並びにガラス蛍光体GFLUはガラスパイプGPIの内表面に設置しても良い。この構造は、ガラスパイプGPIの材質を問わない。また更には、図示されていないが、蛍光体FLU又は並びにガラス蛍光体GFLUは石英ガラス膜又は可視光並びに紫外線の透過性が高い薄膜で保持しても良い。又更には、図示されていないが、蛍光体FLUがなく、ガラス蛍光体膜GFLUのみでも良い。
図4は、本発明による液晶表示装置の変形例による冷陰極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図4に示す冷陰極蛍光管CCFLは、ガラス管VALの内周面には希土類蛍光体膜に代えてガラス蛍光体膜GFLUが成膜され、その内側両端部には一対の冷陰極が配設されておらず、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されて気密封止されている構造となっている。また、このガラス管VALの外側両端部には一対のキャップ状の電極ELが設置され、この一対の電極ELには、図示しない電源回路に接続されて点灯電力が供給される構造となっている。
このような構成においは、ガラス蛍光体膜GFLUが希ガス及び水銀が封入されたガラス管VALの内壁面に形成されているので、ガラス蛍光体膜GFLUが大気に曝されることなく、また、剥離することもなくなり、長期間に亘って安定した高輝度発光を得ることができる。
図5は、本発明による液晶表示装置の他の変形例による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図5に示す外部電極蛍光管EEFLは、図4と異なる点はガラス管VALの両端部に装着された一対の電極ELの対向する内壁面に導電性の電極内面保護膜EPRが成膜されている。
このような構成においては、ガラス管VALの両端内壁面に一対の電極内面保護膜EPRと、ガラス管VALの両端部に装着された一対の電極ELとの間が容量結合されるので、ガラス管VAL内の一対の電極内面保護膜EPR間における放電が容易となり、点灯時間が短縮される。このような構成においても、上記同様に長期間に亘って安定した高輝度発光を得ることができる。
図6は、本発明による液晶表示装置のさらに他の変形例による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図6に示す外部電極蛍光管EEFLは、図5と異なる点がガラス管VALの両端部において、ガラス管VALの外面と一対の電極ELとの間に導電性の電極下地処理膜CONが成膜されている。
このような構成においては、ガラス管VALの両端部に装着された一対の電極ELと、ガラス管VAL内の一対の電極内面保護膜EPRとの間における容量結合がさらに大きくなるので、放電がさらに容易となり、点灯時間が大幅に短縮される。したがって、上記同様に長期間に亘って安定した高輝度発光を得ることができる。
図7は、本発明による液晶表示装置の他の変形例による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図7に示す外部電極蛍光管EEFLは、図6と異なる点がガラス管VALの両端部に装着された一対の電極ELの外周面に絶縁性の電極保護膜PROが成膜されている。
このような構成においては、一対の電極ELの外周面に絶縁性の電極保護膜PROが成膜されることにより、上記同様の作用効果に加えて一対の電極ELを保護することができるとともに、この外部電極蛍光管EEFLのハンドリング中またはバックライトへの組み込み時における電極ELの損傷等を防止することができる。
なお、前述した実施例においては、液晶表示パネルPNLの背面側に複数の冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLを並列に配列した所謂直下型バックライトBKLを備えた液晶表示装置について説明したが、本発明はこの構造に限定されるものではなく、図8に要部断面図で示すように液晶表示パネルLCDの背面側にレンズシートLSと、拡散シートSCSとからなる光学補償シート積層体PHSを介在させて背面に反射シートRFSを配置したバックライトBKLを設置させて構成されるノート型PCにおいても、導光板GLBの一方の側縁部に設置される冷陰極蛍光管CCFLにも上記構成を適用できることは勿論である。
また、図9に要部断面図で示すように液晶表示パネルPNLの背面側にプリズムシートPRZと拡散シートSCSとからなる光学補償シート積層体PHSを介在させて背面に反射シートRFSを配置したバックライトBKLを設置させて構成される例えば液晶カーナビゲーション,デジタルメディア対応モニタ,医療用液晶モニタ,印刷/デザイン用液晶モニタ等のPCモニタにおいて、導光板GLBの両側縁部に設置される冷陰極蛍光管CCFL又は外部電極蛍光管EEFLにも上記構成を適用できることは勿論である。
さらに、図10に要部断面図で示すように液晶表示パネルPNLの背面側にレンズシートLSとプリズムシートPRZと拡散シートSCSと電磁遮蔽シートECSと拡散板DFPとからなる光学補償シート積層体PHSを介在させ、背面側に反射シートRFSを配置したバックライトBKLを設置させて構成される液晶テレビ受像機において、光学補償シート積層体PHSの背面部に並列に複数本設置される冷陰極蛍光管CCFLにも上記構成を適用できることは言うまでもない。
図16は、本発明による液晶表示装置の実施例4による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図16に示す外部電極蛍光管EEFLは、紫外線透過性ガラス管VALの内側に冷陰極ELEがなく、ガラス管VALの両端の外周に電極ELEが設置されている。このような外部電極蛍光管は高周波電源で駆動されるので、ガラス管VALの内側に電極がなくとも、静電的な結合でガラス管VALの内側にガス放電を起こして、持続できる。
図16に示す外部電極蛍光管EEFLは、内周面には蛍光体膜が全く形成されておらず、その外周面には半導体ナノガラスを基にしたガラス蛍光体GFLUが設置され、ガラス管VALの外表面に固着されている。なお、このガラス蛍光体膜GFLUはガラス管VALの主放電境域(両電極ELE間の領域)ARのみに形成するが、電極ELEの一部に掛かっていても良い。更に紫外線透過性ガラス管VALは紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
図17は、本発明による液晶表示装置の実施例5による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図17に示す外部電極蛍光管EEFLは、図16に示すガラス蛍光体膜GFLUの外表面に、このガラス蛍光体GFLUをガラス管VALに安定して密着させ、且つ凝集及び表面劣化を防止させる保持膜としての石英ガラス膜QUAを低温形成法などより製膜されている。石英ガラス膜QAUの代わりに可視光並びに紫外線透過性の高いフッ素樹脂膜を用いても良い。
図18は、本発明による液晶表示装置の実施例6による外部電極蛍光管の構成を示す要部拡大断面図である。図18に示す外部電極蛍光管EEFLは、紫外線透過性ガラス管VALの外周面に希土類蛍光体膜FLUが設置され、この蛍光体FLUの外周面にはガラス蛍光体膜GFLUが設置されている。更にこのガラス蛍光体の外側にはガラスパイプGPIが設置されている。ガラスバルブGPIとガラス管VALの間は気密性が保たれているのが良い。従って、ガラスパイプGPIは可視光透過性が高い、水分の非透過性の樹脂製でもよい。更には、ガラス蛍光体膜GFLU又は並びに蛍光体膜FLUはガラスパイプGPIの内周面に設置しても良い。
ガラス蛍光体GFLUの安定性が良い場合には、ガラスパイプGPIは可視光透過性が高い、水分の透過性の樹脂製でもよい。更には、図示されていないが、このガラス蛍光体GFLUをガラス管VALに安定して密着させ、且つ凝集及び表面劣化を防止させる保持膜としての石英ガラス膜QUAを低温形成法などより製膜されている。石英ガラス膜QAUの代わりに可視光透過性の高いフッ素樹脂膜を用いても良い。更に紫外線透過性ガラス管VALは紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
図19は、本発明による液晶表示装置の実施例7による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図19に示す冷陰極蛍光管CCFLは、紫外線透過性ガラス板GPTの外側に設置された紫外線透過性の高い拡散板SCB、この拡散板SCBの外側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。これらガラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい状態、または光学反射特性がよい乱反射状態になっている。更に拡散板SCBの拡散面はガラス板GPT側に形成されている。更に紫外線透過性ガラス管VALは紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。請求項11等で述べている冷陰極蛍光管は、例えばこの様な構成である。
図20は、本発明による液晶表示装置の実施例8による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図20に示す冷陰極蛍光管CCFLは、図19のガラス蛍光体膜GFLUの外面に石英ガラス膜又は可視光透過性の高いフッ素樹脂膜を設置する構成である。ガラス板GPTの外側に設置された紫外線透過性の高い拡散板SCB、この拡散板SCBの外側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。これらガラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい乱反射状態になっている。更に拡散板SCBの拡散面はガラス板GPT側に形成されている。
図21は、本発明による液晶表示装置の実施例9による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図21に示す冷陰極蛍光管CCFLは、紫外線透過性ガラス板GPTの外側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。これらガラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい状態、または光学反射特性がよい乱反射状態になっている。更に紫外線透過性ガラス管VALは紫外線での失透が少ない紫外線透過性の樹脂製でも良い。
図22は、本発明による液晶表示装置の実施例10による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図22に示す冷陰極蛍光管CCFLは、図21のガラス蛍光体膜GFLUの外面に石英ガラス膜又は可視光透過性の高いフッ素樹脂膜を設置する構成である。紫外線透過性ガラス板GPTの外側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。これらガラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい乱反射状態になっている。
図23は、本発明による液晶表示装置の実施例11による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図23に示す冷陰極蛍光管CCFLは、ガラス板GPTの内側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。これらガラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい状態、または光学反射特性がよい乱反射状態になっている。
図24は、本発明による液晶表示装置の実施例12による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図24に示す冷陰極蛍光管CCFLは、図23のガラス蛍光体膜GFLUの内面に石英ガラス膜QUAをる構成である。ガラス板GPTの外側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREで構成されている。このラス板GPTとトレーGCHとでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい乱反射状態になっている。
図25は、本発明による液晶表示装置の実施例13による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図25に示す冷陰極蛍光管CCFLは、ガラス板GPTの内側に設置されたガラス蛍光体膜GFLU、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREと、このトレーTRE内側に設置されているガラス蛍光体GFLUで構成されている。このガラス板GPTとトレーTREでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい状態、または光学反射特性がよい乱反射状態になっている。
図26は、本発明による液晶表示装置の実施例14による冷陰極蛍光管CCFLの構成を示す要部拡大展開図である。図26に示す冷陰極蛍光管CCFLは、ガラス板GPTと、内部に電極ELEが複数設置されているトレーTREと、このトレーTRE内側に設置されているガラス蛍光体GFLUと、石英ガラス膜とから構成されている。このガラス板GPTとトレーTREでガス雰囲気保持器GCHを形成している。更にトレーTREの内面は、図示してないが光学反射特性がよい状態、または光学反射特性がよい乱反射状態になっている。
PNL・・・液晶表示パネル、SCB・・・拡散板、SCS・・・拡散シート、SCS1・・・第1拡散シート、SCS2・・・第2拡散シート、PRZ・・・プリズムシート、DFP・・・拡散板、PHS・・・光学補償シート積層体、GLB・・・導光板、RFS・・・反射シート、UFL・・・上フレーム、DFL・・・下フレーム、BKL・・・バックライト、CCFL・・・冷陰極蛍光管、VAL・・・ガラス管、FLU・・・蛍光体膜、ELE・・・冷電極、ILE・・・インナーリード、GBE・・・ガラスビーズ、OLE・・・アウターリード、GFLU・・・ガラス蛍光体膜、QUA・・・石英ガラス膜(保持膜)、AR・・・主放電領域、GPI・・・ガラスパイプ、STP・・・栓、EL・・・陰極、EPR・・・電極内面保護膜、CON・・・電極下地処理膜、PRO・・・電極保護膜、EEFL・・・外部電極蛍光管、GTP・・・ガラス板、TRE・・・トレー、GCH・・・ガス雰囲気保持器。
Claims (17)
- 内面に画素形成用の電極を有する一対の透光性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管と、
前記ガラス管の両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極と、
前記冷陰極に一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、
前記ガラス管の外周面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記ガラス蛍光体膜の外周面に当該ガラス蛍光体膜を気密保持する保持膜を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記保持膜が石英ガラス膜とすることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記保持膜がフッ素樹脂膜とすることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 内面に画素形成用の電極を有する一対の透光性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性のガラス管と、
前記ガラス管の両端部に対向して封入配置された一対の冷陰極と、
前記冷陰極に一端が接続し他端が前記ガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、
前記ガラス管の外周面に成膜された蛍光体膜と、
前記蛍光体膜の外周面に成膜されたガラス蛍光体膜と、
前記ガラス蛍光体膜の外周面に設置され、且つ前記蛍光体膜及び前記ガラス蛍光体膜を密封するガラスパイプとを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透光性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の外部電極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記外部電極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、
前記ガラス管の両端部の外周面に装着された一対の電極と、
前記ガラス管の内周面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の外部電極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、
前記ガラス管の両端部に対向して封入設置された一対の冷陰極と、
前記冷陰極に一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、
前記ガラス管の内周面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の外部電極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入されたガラス管と、
前記ガラス管の両端部に対向して封入設置された一対の冷陰極と、
前記冷陰極に一端が接続し他端が当該ガラス管外に気密封止して導出された給電用リード線と、
前記ガラス管の内周面に設置されたガラス蛍光体膜と、
前記蛍光体膜を保持する石英ガラス膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の外部電極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記外部電極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性ガラス管と、
前記ガラス管の両端部の外部に設置された一対の外部電極と、
前記ガラス管の外周面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の外部電極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記外部電極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された紫外線透過性ガラス管と、
前記ガラス管の両端部の外部に設置された一対の外部電極と、
前記ガラス管の外周面に設置されたガラス蛍光体膜と、
前記ガラス蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜又はフッ素樹脂膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部が紫外線透過性ガラス製の容器で、かつ前記容器の内面の少なくとも一部に光学反射効果のあるものと、
前記容器の内部に封入設置された複数電極と、
前記紫外線透過性ガラスの外面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部が紫外線透過性ガラス製の容器で、かつ前記容器の内面の少なくとも一部に光学反射効果のあるものと、
前記容器の内部に封入設置された複数電極と、
前記紫外線透過性ガラスの外面に設置されたガラス蛍光体膜と、
前記ガラス蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜又はフッ素樹脂膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部がガラス製の容器で、かつ前記容器の内面の少なくとも一部に光学反射効果のあるものと、
前記容器の内部に封入設置された複数電極と、
前記ガラスの内面に設置されたガラス蛍光体膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 内面に画素形成用の電極を有する一対の透過性基板の間に液晶層を挟持して構成された液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面に照明光を照射する少なくとも1本の冷陰極蛍光管を有するバックライトと、
前記液晶表示パネルと前記バックライトとの間に介挿された光学補償シート積層体と、
前記液晶表示パネル及び前記バックライトを収容するフレームと、
を備えた液晶表示装置であって、
前記冷陰極蛍光管は、内部に希ガス及び水銀、又は希ガスが封入された少なくともその一部がガラス製の容器で、かつ前記容器の内面の少なくとも一部に光学反射効果のあるものと、
前記容器の内部に封入設置された複数電極と、
前記ガラスの内面に設置されたガラス蛍光体膜と、
前記ガラス蛍光体膜を保持するための石英ガラス膜とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記バックライトは、前記光学補償シート積層体の背面に設置されて光を面状に拡散させる透光性の導光板を有し、当該導光板の側縁に沿って前記冷陰極蛍光管が設置されるサイドエッジ型とすることを特徴とする請求項1乃至5、および11乃至14の何れかに記載の液晶表示装置。
- 前記ガラス蛍光体は、半導体ナノ粒子を分散したガラスにより形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れかに記載の液晶表示装置。
- 蛍光管の給電用リード線に接続する接続端子を有する照明器具と、前記照明器具に装着された蛍光管とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項16の何れかに記載の液晶表示装置に用いる照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005129734A JP2006310029A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 液晶表示装置及び照明装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005129734A JP2006310029A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 液晶表示装置及び照明装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009218055A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Ushio Inc | エキシマランプ及び当該エキシマランプの製造方法 |
-
2005
- 2005-04-27 JP JP2005129734A patent/JP2006310029A/ja active Pending
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