JP2006309894A - 円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 - Google Patents
円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006309894A JP2006309894A JP2005133338A JP2005133338A JP2006309894A JP 2006309894 A JP2006309894 A JP 2006309894A JP 2005133338 A JP2005133338 A JP 2005133338A JP 2005133338 A JP2005133338 A JP 2005133338A JP 2006309894 A JP2006309894 A JP 2006309894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- shaped
- rotating body
- unit
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
【課題】 円盤状回転体の一方の平面に発光装置、液晶表示装置、または通信装置を備えることにより、照明光源、表示面、または通信装置として機能することが可能な円盤状回転体を提供する。
【解決手段】 円盤状回転体1は、2つの平面を有し回転駆動装置に回転孔1hを係止して回転することが可能な構成としてある。円盤状回転体1の平面1fは、発光部11、発光部11に電力を供給する電源部12を有する発光装置を備えている。発光部11は電源部12により電力を供給されることから確実な発光が可能となるので、表示または照明が可能な光源となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 円盤状回転体1は、2つの平面を有し回転駆動装置に回転孔1hを係止して回転することが可能な構成としてある。円盤状回転体1の平面1fは、発光部11、発光部11に電力を供給する電源部12を有する発光装置を備えている。発光部11は電源部12により電力を供給されることから確実な発光が可能となるので、表示または照明が可能な光源となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、照明、表示、通信などが可能な円盤状回転体、このような円盤状回転体を利用する回転可視装置、情報が記録され光学的読み取りが可能な光学層を設けてある円盤状回転体から情報を再生する再生装置および再生方法に関する。
従来の円盤状回転体として、音楽を記録したCD、コンピュータデータを記録したCD−ROM、映像を記録したDVDなど(いわゆる光ディスク)がある。これらの円盤状回転体は、2つの平面の内、一方の平面に光学的記録層(光学層)を有し、光学層に情報が記録される。記録された情報を光学層から読み取ることにより、情報の再生を行うことができる。
円盤状回転体(光ディスク)では、光学層を有しない他方の平面に適宜のパッケージデザインが施されるが、再生状態(回転状態)ではパッケージデザインを視認することは困難であり、パッケージデザインは保管時での単なる識別標識に過ぎず、再生時での実用性は全くないのが実態である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−72437号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、円盤状回転体の一方の平面に発光装置、液晶表示装置、または通信装置を備えることにより、照明光源、表示面、または通信装置として機能することが可能な円盤状回転体を提供することを目的とする。
また、本発明は、本発明に係る円盤状回転体を回転駆動して照明光源、表示面、または通信装置として機能させることが可能な回転可視装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、情報を光学的に読み取ることが可能な光学層を設けてある円盤状回転体で光学層が形成してある平面と反対の平面に、発光装置、液晶表示装置、または通信装置を備えることにより、光ディスクとして機能すると共に照明光源、表示面、または通信装置として機能することとが可能な円盤状回転体を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、光学層の情報を再生すると共に、円盤状回転体を照明光源、表示面、または通信装置として機能させ、また、再生時に再生内容を表示することが可能な再生装置、再生方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係る円盤状回転体1は、2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、発光部および該発光部に電力を供給する電源部を一方の平面に有する発光装置を備えることを特徴とする。
この構成により、電力供給による確実な発光が可能となり、表示または照明が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光部は、同一色を発光する半導体発光素子で構成してあることを特徴とする。この構成により、特定の色を発光することが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光部は、それぞれ異なる色を発光する複数の半導体発光素子で構成してあることを特徴とする。この構成により、混色状態での発光が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記複数の半導体発光素子は、赤色を発光する赤色半導体発光素子、緑色を発光する緑色半導体発光素子、および青色を発光する青色半導体発光素子であることを特徴とする。この構成により、混色が可能となり、白色、フルカラーの発光、表示が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光部は、円盤状回転体の半径方向で複数の半導体発光素子を直線状に配置したライン状ユニットを備えることを特徴とする。この構成により、半径方向の長さに等しい幅を有するドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体となる。また、複数の半導体発光素子を異なる発光色のものとすれば、混色状態に応じた色の発光が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記ライン状ユニットは、同一色を発光する複数の半導体発光素子で構成してあることを特徴とする。この構成により、特定の色でドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記ライン状ユニットは、赤色を発光する赤色半導体発光素子、緑色を発光する緑色半導体発光素子、および青色を発光する青色半導体発光素子を備えることを特徴とする。この構成により、混色が可能となり、白色、フルカラーの発光、表示が可能で高輝度の円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記ライン状ユニットは、赤色を発光する赤色ライン状ユニット、緑色を発光する緑色ライン状ユニット、および青色を発光する青色ライン状ユニットで構成した3本のライン状ユニットであることを特徴とする。この構成により、混色が可能となり、白色、フルカラーの発光、表示が可能で、高輝度のドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記3本のライン状ユニットは、相互に近接配置してあることを特徴とする。この構成により、混色が可能となり、白色、フルカラーの発光、表示が可能で、高輝度のドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体となる。また、近接配置することから、実装が容易な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記3本のライン状ユニットは、円盤状回転体の円周上で等間隔に配置してあることを特徴とする。本発明に係る円盤状回転体では、前記3本のライン状ユニットは、それぞれ複数配置してあることを特徴とする。この構成により、混色が可能となり、白色、フルカラーの発光、表示が可能で、高輝度のドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記半導体発光素子は、半導体発光ダイオードであることを特徴とする。この構成により、小型で、低消費電力、高輝度が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光部は、半導体レーザと該半導体レーザからの光を導光して拡散する帯状の拡散板で構成されたレーザユニットを備えることを特徴とする。この構成により、特定の波長の発光が可能な円盤状回転体となり、また、半導体発光素子の個数を低減することが可能となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記レーザユニットは、複数配置してあることを特徴とする。この構成により、高輝度が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光装置は、前記電源部と前記発光部との間に前記発光部の発光を制御する制御部を備えることを特徴とする。この構成により、表示態様の制御が可能な円盤状回転体となる、
本発明に係る円盤状回転体では、前記制御部は、残像現象が発生する周期で前記発光部の発光を制御する構成としてあることを特徴とする。この構成により、視認性が向上した円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記制御部は、残像現象が発生する周期で前記発光部の発光を制御する構成としてあることを特徴とする。この構成により、視認性が向上した円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光装置は、円盤状回転体の回転数を検出する回転数検出器を備えてあり、前記制御部は前記回転数に応じて前記発光部の発光を制御する構成としてあることを特徴とする。この構成により、回転数の変更に対応することができるので、安定した発光面、表示面(表示パターン)の確保が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、液晶表示部および該液晶表示部に電力を供給する電源部を一方の平面に有する液晶表示装置を備えることを特徴とする。この構成により、液晶表示装置の画素は、LEDに比較して小さくすることができるので、より精細な表示が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記液晶表示部は、円盤状回転体の半径方向に直線状に配置してあることを特徴とする。この構成により、半径方向の長さに等しい幅を有するドーナッツ状の表示面とすることが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記液晶表示装置は、前記電源部と前記液晶表示部との間に前記液晶表示部の表示を制御する制御部を備えることを特徴とする。この構成により、表示態様の制御が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記制御部は、残像現象が発生する周期で前記液晶表示部の表示を制御する構成としてあることを特徴とする。この構成により、視認性が向上した円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記液晶表示装置は、円盤状回転体の回転数を検出する回転数検出器を備えてあり、前記制御部は前記回転数に応じて前記液晶表示部の表示を制御する構成としてあることを特徴とする。この構成により、回転数の変更に対応することができるので、安定した発光面、表示面(表示パターン)の確保が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、電波を受信するアンテナと、該アンテナからの電波信号を処理する信号処理部と、該信号処理部での処理結果を表示する発光部と、前記信号処理部に電力を供給する電源部とを一方の平面に有する通信装置を備えることを特徴とする。この構成により、外部との通信を容易に行うことができ、通信内容を表示することが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記発光部は、半導体発光素子で構成してあることを特徴とする。この構成により、小型で低消費電力の安定した発光、表示が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、電波を受信するアンテナと、該アンテナからの電波信号を処理する信号処理部と、該信号処理部での処理結果を表示する液晶表示部と、前記信号処理部に電力を供給する電源部とを一方の平面に有する通信装置を備えることを特徴とする。この構成により、より精細な表示が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記液晶表示部は前記処理結果をピット情報として表示することを特徴とする。この構成により、ピット情報を外部から読み取ることが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記電源部は、誘導起電力を発生する誘導コイルを備えることを特徴とする。この構成により、回転可視装置に装着して回転することにより誘導起電力が発生することから円盤状回転体に設けられた発光装置、液晶表示装置、通信装置を自動的に立ち上げることが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記電源部は、光起電力を発生する太陽電池を備えることを特徴とする。この構成により、円盤状回転体に設けられた発光装置、液晶表示装置、通信装置に対して容易に電力を供給することが可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記太陽電池は、薄膜太陽電池であることを特徴とする。この構成により、電源の軽量化、薄膜化が可能な円盤状回転体となる。
本発明に係る円盤状回転体では、前記一方の平面と反対側の平面に光学的読み取りが可能な光学層を設けてあることを特徴とする。この構成により、光ディスクを再生したときに、光ディスクの平面(光学層が形成してある面と反対の平面)により発光、表示が可能となる。
本発明に係る回転可視装置は、2つの平面を有する円盤状回転体を回転する回転駆動装置を備え、円盤状回転体の一方の平面を視認できる構成としてある回転可視装置であって、前記円盤状回転体は、本発明に係る円盤状回転体であることを特徴とする。この構成により、本発明に係る円盤状回転体を用いた発光、表示、通信が可能となる。
本発明に係る再生装置は、情報を光学的に読み取ることができる光学層が設けてある円盤状回転体を回転して前記光学層に記録してある情報を再生する再生装置において、前記円盤状回転体は請求項30に記載の円盤状回転体であり、前記情報を再生するときに前記一方の平面を外部から視認できる構成としてあることを特徴とする。この構成により、円盤状回転体による発光、表示、通信が可能となる。
本発明に係る再生装置は、前記情報を再生するときに、前記一方の平面は前記情報の内容を表示する構成としてあることを特徴とする。この構成により、制御部を有する円盤状回転体では、表示パターンにより情報の内容を表示することが可能となる。表示の内容は、例えば、CDでは曲名であり、DVDでは再生チャプタ、また、通信装置を備える記録再生用のディスクでは残り容量および使用済み容量とすることができる。
本発明に係る再生方法は、情報を光学的に読み取ることができる光学層が設けてある円盤状回転体を回転して前記光学層に記録してある情報を再生する再生方法において、前記円盤状回転体は本発明に係る円盤状回転体であり、前記情報を再生するときに前記一方の平面に前記情報の内容を表示することを特徴とする。この構成により、再生時に、再生内容に関連する情報を表示することが可能となる。
本発明に係る円盤状回転体によれば、円盤状回転体の一方の平面に発光装置、液晶表示装置、または通信装置を備えることにより、照明光源、表示面、または通信装置として機能することが可能な円盤状回転体を実現でき、例えば光ディスクでは、光学層に記録された内容を再生するときに、再生内容を適宜表示することが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る回転可視装置によれば、本発明に係る円盤状回転体を回転駆動することにより、円盤状回転体を照明光源、表示面、または通信装置として機能させることが可能になるという効果を奏する。また、情報を光学的に読み取ることが可能な光学層を設けてある円盤状回転体を駆動することにより、情報の再生と同時に円盤状回転体を照明光源、表示面、または通信装置として機能させることが可能になるという効果を奏する。
本発明に係る再生装置、再生方法によれば、情報を光学的に読み取ることが可能な光学層を設けてある円盤状回転体の光学層の情報を再生する際に、円盤状回転体を照明光源、表示面、または通信装置として機能させることが可能になり、また、再生内容を表示することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。
円盤状回転体1は、2つの平面を有し回転駆動装置(不図示)に回転孔1hを係止して回転することが可能な構成としてある。同図では、2つの平面の内、発光装置を備える一方の平面1fを図示している。つまり、円盤状回転体1の平面1fは、発光部11、発光部11に電力を供給する電源部12を有する発光装置を備えている。発光部11は電源部12により電力を供給されることから確実な発光が可能となるので、表示または照明が可能な光源となる。なお、配線は適宜図示を省略してある。
発光部11は、例えば、半導体発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)のような半導体発光素子13で構成してあり、小型で高輝度、低消費電力の発光が可能となる。表示または照明に必要となる輝度を実現するのに必要な個数の半導体発光素子13を例えば扇状に配置してある。
発光部11は、適宜の配線パターンを形成されたフレキシブルフィルム配線基板(不図示)に半導体発光素子13を実装し、フレキシブルフィルム配線基板を円盤状回転体1に接着(貼り付け)することにより形成することができる。なお、円盤状回転体1の平面1fに予め配線を形成することにより、直接円盤状回転体1に直接実装する形態とすることも可能である。
半導体発光素子13は、すべて同一色を発光する素子としても良いし、それぞれ異なる色を発光する素子としても良い。同一色を発光する素子とした場合には、特定の色による発光(表示または照明)面とすることが可能となる。また、異なる色を発光する素子とした場合には、混色状態での発光(表示または照明)面とすることが可能となる。
半導体発光素子13は、赤色を発光する赤色半導体発光素子13R、緑色を発光する緑色半導体発光素子13G、および青色を発光する青色半導体発光素子13B(以下、発光色を区別する必要がない場合には単に半導体発光素子13とする。)で構成しても良く、このような光の3原色を発光する半導体発光素子13(赤色半導体発光素子13R、緑色半導体発光素子13G、青色半導体発光素子13B)で構成した場合には、フルカラーへの対応が可能となり、また混色により白色を構成することが可能な円盤状回転体1となる。
赤色半導体発光素子13R、緑色半導体発光素子13G、青色半導体発光素子13Bは各1個ずつ近接配置して1組としたもの(グループ化したもの)を複数組、表示内容に対応させて適宜配置することも可能である。
電源部12は、太陽電池14sが発生した光起電力を適宜の電圧に変換して発光部11に電力を供給する。太陽電池14sとすることにより、円盤状回転体1への実装が容易となり、容易に電力を供給することができる。太陽電池14sは、薄膜太陽電池であることが軽量化、薄膜化の観点からより好ましい。
電源部12は、適宜の集積回路チップ(ICチップ)、電子部品チップをフレキシブルフィルム配線基板上に実装し、フレキシブルフィルム配線基板を円盤状回転体1に接着することにより構成することができる。また、円盤状回転体1の平面1fに予め形成した配線に実装して構成することも可能である。
発光部11、電源部12、太陽電池14sは適宜の配線(不図示)を介して接続してある。配線は例えばフレキシブルフィルム配線基板により構成することができる。フレキシブルフィルム配線基板を円盤状回転体1に接着することにより容易に形成することが可能となる。また、円盤状回転体1の平面1fに予め形成した配線により接続することも可能である。
発光部11、電源部12、太陽電池14sを併せて実装するようにフレキシブルフィルム配線基板を一体化することも可能であり、また、一体化したフレキシブルフィルム配線基板は円盤状回転体1とほぼ同一の形状として、円盤状回転体1に貼り付けることも可能である。
発光部11、電源部12、太陽電池14sの実装により、円盤状回転体1の重心が偏心することがあるが、適宜重心バランサを設けることも可能である。
円盤状回転体1は、平面1fと反対の平面に光学的読み取りが可能な情報を記録した光学層を備える光ディスクであっても良い。光ディスクとした場合には、再生時に光ディスクの内容に対応させた適宜の表示を行うことができる。なお、光学層は磁気光学層であっても良いことは言うまでもない。
光ディスクに発光装置を実装する場合には、光学層への影響を排除する必要があることから、光学装置を実装したフレキシブルフィルム配線基板を低温で接着可能な接着剤で平面1fに接着することが好ましい。なお、適用可能な光ディスクとして、音楽再生用のCD(コンパクトディスク)、映像再生用のDVD(多用途光ディスク)などがある。
なお、以下の実施の形態でも円盤状回転体1を光ディスクとして構成できることは言うまでもない。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、発光部11を、円盤状回転体1の半径方向で複数の半導体発光素子13を直線状に配置してライン状ユニット15として構成している。これにより、半径方向の長さに応じた幅を有するドーナッツ状の発光面(照明、表示)とすることが可能となる。
ライン状ユニット15は、同一色を発光する半導体発光素子13で構成しても良く、異なる色を発光する半導体発光素子13で構成しても良い。同一色を発光する半導体発光素子13で構成した場合には、特定の色でドーナッツ状に発光する円盤状回転体1となり、異なる色を発光する半導体発光素子13で構成した場合には、混色状態に応じた色で発光する円盤状回転体1となる。つまり、半導体発光素子13の発光色の組み合わせは、発光パターンに応じて適宜設定することが可能である。
<実施の形態3>
図3は、本発明の実施の形態3に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1、実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1、実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、ライン状ユニット15は、半径方向で交互に繰り返して配置された赤色半導体発光素子13R、緑色半導体発光素子13G、青色半導体発光素子13Bにより構成している。この構成により、フルカラー、または3原色を混色したドーナッツ状の発光が可能となる。
同図では、赤色半導体発光素子13R、緑色半導体発光素子13G、青色半導体発光素子13Bを半径方向で繰り返し配置しているが、赤色半導体発光素子13R、緑色半導体発光素子13G、青色半導体発光素子13Bを円周方向に1個ずつ並置して1組とし、この1組を半径方向に複数繰り返し配置する形態とすることも可能である。
<実施の形態4>
図4は、本発明の実施の形態4に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態3と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態4に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態3と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、ライン状ユニット15は、赤色半導体発光素子13Rで構成された赤色ライン状ユニット15R、緑色半導体発光素子13Gで構成された緑色ライン状ユニット15G、青色半導体発光素子13Bで構成された青色ライン状ユニット15Bにより構成してある(以下、赤色ライン状ユニット15R、緑色ライン状ユニット15G、青色ライン状ユニット15Bを区別する必要がない場合には単にライン状ユニット15とする。)。
赤色ライン状ユニット15R、緑色ライン状ユニット15G、青色ライン状ユニット15Bで構成される3本のライン状ユニット15は、円盤状回転体1の円周上で等間隔に配置され、発光部11を構成することとなる。この構成により、フルカラー、または3原色を混色したより大きい発光強度のドーナッツ状の発光面とすることが可能となる。
なお、適宜の制御部16(実施の形態7、実施の形態8参照)を用いることにより、3本のライン状ユニット15の内、1本のみを利用して単色として発光させることも可能である。
<実施の形態5>
図5は、本発明の実施の形態5に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態4と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態4と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、赤色ライン状ユニット15R、緑色ライン状ユニット15G、青色ライン状ユニット15Bを近接配置して隣接させてある。この構成により、フルカラー、または3原色混色の程度を大幅に向上したより大きい発光強度のドーナッツ状の発光面とすることが可能となる。また、密接して実装することから、実装が極めて容易になり製造が容易である。
<実施の形態6>
図6は、本発明の実施の形態6に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態5と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態6に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態5と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態4でのライン状ユニット15の配置を複数(ここでは2)繰り返す構成としてある。したがって、赤色ライン状ユニット15Rが2本、緑色ライン状ユニット15Gが2本、青色ライン状ユニット15Bが2本、合計6本のライン状ユニット15が円盤状回転体1の円周上に均等に配置してある。この構成によれば、半導体発光素子13の配置密度が向上することから、混色性および発光輝度をより向上したドーナッツ状の発光が可能な円盤状回転体1となる。
<実施の形態7>
図7は、本発明の実施の形態7に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態6と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態7に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態6と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態1の発光装置でさらに、発光部11と電源部12との間に発光部11の発光(点灯)を適宜調整制御する制御部16を設けている。制御部16は、例えば発光時間を制御したり、発光周期を制御したりすることができる構成としてある(制御部16の作用については、実施の形態10、実施の形態11参照)。
制御部16は、適宜の集積回路チップ(ICチップ)、電子部品チップにより構成することが可能であり、発光部11、電源部12などと同様に、フレキシブルフィルム配線基板上に実装し、フレキシブルフィルム配線基板を円盤状回転体1に接着することにより構成することができる。また、円盤状回転体1の平面1fに予め形成した配線に実装して構成することも可能である。
制御部16により、人間が視認可能な残像効果を生じさせるように発光周期(発光時間)を制御した場合には、より視認度の高い表示、照明が可能となり、例えばドーナッツ状の表示面を鮮明に構成することができる。また、残像効果を利用してドーナッツ状の表示面とは異なる特定のパターンを認識させることも可能となる。なお、残像効果を生じるには通常60分の1秒程度の時間で発光させることが必要であり、少なくともこの時間で半導体発光素子13を発光させるように制御することが可能な構成としてある。
なお、制御部16は、本実施の形態に限らず、他の実施の形態でも適宜適用することが可能であることは言うまでもない。
<実施の形態8>
図8は、本発明の実施の形態8に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態7と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態8に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態7と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態7の発光装置でさらに、円盤状回転体1の回転数を検出して制御部16に回転数信号として入力する回転数検出器17を設けてあり、制御部16は、回転数信号により発光時間を調整することができる構成としてある。
回転数検出器17は、適宜の集積回路チップ(ICチップ)、電子部品チップ、回転検出素子などにより構成することが可能であり、発光部11、電源部12などと同様に、フレキシブルフィルム配線基板上に実装し、フレキシブルフィルム配線基板を円盤状回転体1に接着することにより構成することができる。また、円盤状回転体1の平面1fに予め形成した配線に実装して構成することも可能である。なお、回転検出素子としては光学式インタラプタなどを用いることが可能である。
回転数に応じて発光時間を調整することが可能となることから、回転数が変化した場合でも同一の表示パターンを表示することが可能となる。また、回転数の変化に伴う発光面の変化を発光時間の調整により補正することが可能となる(回転数検出器17の作用については、実施の形態11参照)。
なお、回転数検出器17は、本実施の形態に限らず、他の実施の形態でも適用することが可能であることは言うまでもない。
<実施の形態9>
図9は、本発明の実施の形態9に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態8と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態9に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態8と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、実施の形態2の発光装置でさらに、実施の形態7の制御部16、実施の形態8の回転数検出器17を設けてある。制御部16、回転数検出器17の構成はそれぞれ実施の形態7、実施の形態8で説明したとおりである(制御部16、回転数検出器17の作用については、実施の形態10、実施の形態11参照)。
<実施の形態10>
図10は、図9で示した円盤状回転体での発光を残像効果が生じるように制御部により制御して所望のパターンを表示する本発明の実施の形態10に係る説明図である。実施の形態1ないし実施の形態9と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図10は、図9で示した円盤状回転体での発光を残像効果が生じるように制御部により制御して所望のパターンを表示する本発明の実施の形態10に係る説明図である。実施の形態1ないし実施の形態9と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
ライン状ユニット15は、例えば13個の半導体発光素子13で構成してある。単位時間Tuを540分の1秒として、単位時間TuでパターンP1、単位時間TuでパターンP2、・・・単位時間TuでパターンP9として半導体発光素子13の発光を順次制御部16により制御する。その結果、パターンP1からパターンP9までの9パターンを表示する時間は残像効果を生じる時間である60分の1秒となることから、パターンP1からパターンP9までの9パターンが残像効果により順次視認されることとなり、例えばパターン「S」を表示したことと等価の作用、効果が得られる。つまり、制御部16により半導体発光素子13の発光時間を制御することにより、結果としてパターン「S」を表示できることとなる。
本実施の形態は、他の実施の形態でも同様に適用可能であることは言うまでもない。
<実施の形態11>
図11は、図9で示した円盤状回転体での発光を回転数に応じて発光させるように制御部および回転数検出器により制御して所望のパターンを表示する本発明の実施の形態11に係る説明図であり、(A)は検出した回転数が3600rpmの場合、(B)は検出した回転数が7200rpmの場合を示している。実施の形態1ないし実施の形態10と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図11は、図9で示した円盤状回転体での発光を回転数に応じて発光させるように制御部および回転数検出器により制御して所望のパターンを表示する本発明の実施の形態11に係る説明図であり、(A)は検出した回転数が3600rpmの場合、(B)は検出した回転数が7200rpmの場合を示している。実施の形態1ないし実施の形態10と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図11(A)では、回転検出器17が検出した回転数が3600rpmである場合、単位時間Tuを540分の1秒とすることにより、実施の形態10の場合と同様に、パターンP1からパターンP9までの9パターンを表示する時間を残像効果が生じる時間である60分の1秒とすることができる。その結果、パターンP1からパターンP9までの9パターンが残像効果により順次視認されることとなり、パターン「S」を表示することができる。
図11(B)では、回転検出器17が検出した回転数が7200rpmである場合、単位時間Tuを1080分の1秒とすることにより、実施の形態10の場合と同様に、パターンP1からパターンP9までの9パターンを表示する時間を残像効果が生じる時間である120分の1秒とすることができる。その結果、パターンP1からパターンP9までの9パターンが残像効果により順次視認されることとなり、パターン「S」を表示することができる。
つまり、回転検出器17により回転数を検出して、回転数を制御部16にフィードバックすることができることから、制御部16により回転数に応じて半導体発光素子13の発光時間を補正することにより、回転数の状況によらず残像効果を実現して表示パターンの崩れを防止し所定のパターンを表示することが可能となる。
本実施の形態は、他の実施の形態でも同様に適用可能であることは言うまでもない。
<実施の形態12>
図12は、本発明の実施の形態12に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態11と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態12に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた発光装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態11と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
実施の形態1ないし実施の形態11では、発光部11をLEDのような半導体発光素子13で構成した。これに対して、本実施の形態では、発光部11は、半導体発光素子13をとしての半導体レーザ20と半導体レーザ20からの光を半径方向で導光して拡散する帯状の拡散板21で構成されるレーザユニット22により構成してある。半導体レーザ20を用いることから特定の波長での発光が可能となる。
半導体レーザ20は、円盤状回転体1の半径の小さい内周側に配置し、半径の大きい外周側に向かってレーザ光を放出するようにする。拡散板21は内周側から外周側まで帯状に構成され、コヒーレント性のあるレーザ光を視認できるように適宜の窪みに半導体レーザ20を配置し、表面を梨地処理してある。
レーザユニット22には、複数の半導体レーザ20を配置することも可能であり、複数の半導体レーザ20を配置することにより、輝度の向上、混色状態に応じた発光色による発光色の増加を実現することができる。
レーザユニット22は、複数配置することにより、実施の形態4と同様の発光作用(照明、表示)を実現することが可能である。
なお、制御部16、回転検出器17は、実施の形態7ないし実施の形態11と同様に適用することができるが、逆に実施の形態1ないし実施の形態6のように省略することも可能である。
<実施の形態13>
図13は、本発明の実施の形態13に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた液晶表示装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態12と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図13は、本発明の実施の形態13に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた液晶表示装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態12と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
円盤状回転体1の平面1fは、液晶表示部25、液晶表示部25に電力を供給する電源部26を有する液晶表示装置を備えている。液晶表示部25は電源部26により電力を供給されることから確実な表示が可能となる。電源部26は電源部12と同様の構成で良いが液晶表示部25の仕様に合致した仕様に変更してある。液晶表示装置の画素はLEDに比較して小さくすることが可能であることからより精細な表示を行うことが可能となる。
液晶表示部25は、円盤状回転体1の半径方向に直線状(帯状)に配置してあり、必要に応じて適宜の画素構成(マトリックス状)としてある。液晶表示部25は、円盤状回転体1の偏心を防止するため軽量化してあり、例えば有機樹脂で液晶を封止したフィルム液晶とすることが好ましい。
液晶表示部25と電源部26の間に制御部27を設けることにより、発光部11の場合と同様に、液晶表示部25の表示(表示画素)を制御する構成としてある。制御部27は、制御部16(実施の形態7、実施の形態8)と同様の構成でよいが、液晶表示部25の仕様に合致する仕様に変更してある。つまり、制御部27は、残像効果が発生するように液晶表示部25の表示を制御する構成としてある。
また、円盤状回転体1の回転数を回転数検出器17で検出して回転数に応じて液晶表示部25の表示を制御する構成とすることも可能である。
制御部27、回転数検出器17を設けることにより、より視認度の高い表示が可能となる。なお、制御部27、回転数検出器17を省略して、電源部25により液晶表示部25を直接駆動する形態とすることも可能である。
<実施の形態14>
図14は、本発明の実施の形態14に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた通信装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態13と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態14に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた通信装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態13と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
円盤状回転体1の平面1fは、電波を受信するアンテナ30、アンテナ30からの電波信号を処理する信号処理部31、信号処理部31での処理結果を表示する発光部32、信号処理部31に電力を供給する電源部33を有する通信装置を備えている。
アンテナ30は、適宜のパターンを円盤状回転体1の外周側に形成してある。信号処理部31は、電波信号を処理する高周波回路を含む高周波用集積回路チップで構成してあり、発光部32を駆動する信号を出力する。発光部32は、実施の形態1ないし実施の形態12での発光部11と同様の構成とすることが可能である。
この構成とすることにより、外部からの電波信号を処理して、外部との通信を行うことができ、通信内容を表示することが可能な円盤状回転体1となる。なお、回転数検出器17を並置して、信号処理部31により、回転数に応じた制御を行うことも可能であることは言うまでもない。
<実施の形態15>
図15は、本発明の実施の形態15に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた通信装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態14と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図15は、本発明の実施の形態15に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた通信装置の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態14と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
円盤状回転体1の平面1fは、電波を受信するアンテナ30、アンテナ30からの電波信号を処理する信号処理部31、信号処理部31での処理結果を表示する液晶表示部34、信号処理部31に電力を供給する電源部33を有する通信装置を備えている。
アンテナ30は、適宜のパターンを円盤状回転体1の外周側に形成してある。信号処理部31は、電波信号を処理する高周波回路を含む高周波用集積回路チップで構成してあり、液晶表示部34を駆動する信号を出力する。
液晶表示部34は、回転孔1hの周囲に円形状に形成してあり、処理結果をピット情報として表示する構成としてある。これにより、外部からピット情報を読み取ることが可能となり、外部からの電波信号を処理して、外部との通信を行うことができ、通信内容を表示することが可能な円盤状回転体1となる。なお、液晶表示部34は、実施の形態13での液晶表示部34と同様の構成とすることも可能である。
<実施の形態16>
図16は、本発明の実施の形態16に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた電源部の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態15と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図16は、本発明の実施の形態16に係る円盤状回転体の一方の平面に設けられた電源部の配置概要を示す平面図である。実施の形態1ないし実施の形態15と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態では、電源部12、26、33へ電力を供給する起電力手段として、円盤状回転体1の回転により、誘導起電力を発生する誘導コイル14cを回転孔1hの周囲に同心円状に形成してある。誘導コイル14cに対応させて回転駆動装置にコイルを実装しておくことにより、円盤状回転体1の回転にしたがって誘導コイル14cに誘導起電力が発生することとなる。
誘導コイル14cは、平面的な配線パターンにより容易に形成することが可能であり、電源部12、26、33へ誘導起電力を安定して供給することができる。なお、図面の簡易さを考慮して他の構成は図示を省略してある。
誘導コイル14cが発生する誘導起電力は、円盤状回転体1の回転に伴って発生することから、回転駆動装置(不図示)に円盤状回転体1を装着して駆動することにより、電源部12、33が電源として作用することになるので、発光装置、液晶表示装置、通信装置を自動的に立ち上げることが可能となる。
<実施の形態17>
図17は、本発明の実施の形態17に係る回転可視装置の概要を示す斜視図である。実施の形態1ないし実施の形態16と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図17は、本発明の実施の形態17に係る回転可視装置の概要を示す斜視図である。実施の形態1ないし実施の形態16と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
回転可視装置50は、円盤状回転体1を回転駆動する回転駆動装置51を備え、円盤状回転体1の平面1fが視認可能なように装着する構成としてある。円盤状回転体1の平面1fが視認可能であることから、平面1fに実装した発光装置(実施の形態1ないし実施の形態12参照。ここではライン状ユニット15(15R、15G、15B)を示している)、液晶表示装置(実施の形態13参照)、または通信装置(実施の形態14、実施の形態15参照)による発光(照明)または表示が可能となる。
<実施の形態18>
図18は、本発明の実施の形態18に係る再生装置の概要を示す斜視図であり、(A)は据え置き型で照明光源として機能させた場合を示し、(B)は携帯型で情報表示させた場合を示す。実施の形態1ないし実施の形態17と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
図18は、本発明の実施の形態18に係る再生装置の概要を示す斜視図であり、(A)は据え置き型で照明光源として機能させた場合を示し、(B)は携帯型で情報表示させた場合を示す。実施の形態1ないし実施の形態17と同一の構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
再生装置55は、操作部56と円盤状回転体1をセットするセット部57を備えてあり、情報を光学的に読み取ることができる光学層(不図示)が設けてある光ディスク(円盤状回転体1)を回転して光学層に記録してある情報を再生する構成としてある。
本実施の形態は、再生装置55を用いて行うことが可能な情報を再生する再生方法である。つまり、情報を光学的に読み取ることができる光学層が設けてある円盤状回転体1を回転して光学層に記録してある情報を再生する再生方法であり、円盤状回転体1の情報を再生するときに一方の平面1fに情報の内容を表示する再生方法である。
セット部57は、外部から円盤状回転体1の平面1fが視認可能な構成としてあり、平面1fを用いて発光、表示を行う構成としてある。
外部から円盤状回転体1の平面1fが視認可能な構成としてあることから、円盤状回転体1を再生しているときに、平面1fを発光(照明)面、表示面として機能させることが可能となる。また、円盤状回転体1が通信装置を備えている場合には、適宜外部との通信を行うことが可能となり、併せて通信中の内容を適宜表示することが可能となる。
同図(A)では、照明光源としている場合を示し、同図(B)では、再生している情報の内容を表示している場合を示す。特に表示面として利用する場合には、光ディスクとしてのDVDでは再生チャプタ名、CDでは曲名など光学層に記録してある情報の内容(再生内容)を表示することが可能となり、再生装置55では、内容を表示するために従来別途必要であった通常のディスプレイが不要になる。
1 円盤状回転体
1h 回転孔
1f 平面
11 発光部
12 電源部
13 半導体発光素子
13R 赤色半導体発光素子
13G 緑色半導体発光素子
13B 青色半導体発光素子
14c 誘導コイル
14s 太陽電池
15 ライン状ユニット
15R 赤色ライン状ユニット
15G 緑色ライン状ユニット
15B 青色ライン状ユニット
16 制御部
17 回転数検出器
20 半導体レーザ
21 拡散板
22 レーザユニット
25 液晶表示部
26 電源部
27 制御部
30 アンテナ
31 信号処理部
32 発光部
33 電源部
34 液晶表示部
50 回転可視装置
51 回転駆動装置
55 再生装置
57 セット部
1h 回転孔
1f 平面
11 発光部
12 電源部
13 半導体発光素子
13R 赤色半導体発光素子
13G 緑色半導体発光素子
13B 青色半導体発光素子
14c 誘導コイル
14s 太陽電池
15 ライン状ユニット
15R 赤色ライン状ユニット
15G 緑色ライン状ユニット
15B 青色ライン状ユニット
16 制御部
17 回転数検出器
20 半導体レーザ
21 拡散板
22 レーザユニット
25 液晶表示部
26 電源部
27 制御部
30 アンテナ
31 信号処理部
32 発光部
33 電源部
34 液晶表示部
50 回転可視装置
51 回転駆動装置
55 再生装置
57 セット部
Claims (34)
- 2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、
発光部および該発光部に電力を供給する電源部を一方の平面に有する発光装置を備えることを特徴とする円盤状回転体。 - 前記発光部は、同一色を発光する半導体発光素子で構成してあることを特徴とする請求項1に記載の円盤状回転体。
- 前記発光部は、それぞれ異なる色を発光する複数の半導体発光素子で構成してあることを特徴とする請求項1に記載の円盤状回転体。
- 前記複数の半導体発光素子は、赤色を発光する赤色半導体発光素子、緑色を発光する緑色半導体発光素子、および青色を発光する青色半導体発光素子であることを特徴とする請求項3に記載の円盤状回転体。
- 前記発光部は、円盤状回転体の半径方向で複数の半導体発光素子を直線状に配置したライン状ユニットを備えることを特徴とする請求項1に記載の円盤状回転体。
- 前記ライン状ユニットは、同一色を発光する複数の半導体発光素子で構成してあることを特徴とする請求項5に記載の円盤状回転体。
- 前記ライン状ユニットは、赤色を発光する赤色半導体発光素子、緑色を発光する緑色半導体発光素子、および青色を発光する青色半導体発光素子を備えることを特徴とする請求項5に記載の円盤状回転体。
- 前記ライン状ユニットは、赤色を発光する赤色ライン状ユニット、緑色を発光する緑色ライン状ユニット、および青色を発光する青色ライン状ユニットで構成した3本のライン状ユニットであることを特徴とする請求項7に記載の円盤状回転体。
- 前記3本のライン状ユニットは、相互に近接配置してあることを特徴とする請求項8に記載の円盤状回転体。
- 前記3本のライン状ユニットは、円盤状回転体の円周上で等間隔に配置してあることを特徴とする請求項8に記載の円盤状回転体。
- 前記3本のライン状ユニットは、それぞれ複数配置してあることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の円盤状回転体。
- 前記半導体発光素子は、半導体発光ダイオードであることを特徴とする請求項2ないし請求項11のいずれか一つに記載の円盤状回転体。
- 前記発光部は、半導体レーザと該半導体レーザからの光を導光して拡散する帯状の拡散板で構成されたレーザユニットを備えることを特徴とする請求項1に記載の円盤状回転体。
- 前記レーザユニットは、複数配置してあることを特徴とする請求項13に記載の円盤状回転体。
- 前記発光装置は、前記電源部と前記発光部との間に前記発光部の発光を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一つに記載の円盤状回転体。
- 前記制御部は、残像現象が発生する周期で前記発光部の発光を制御する構成としてあることを特徴とする請求項15に記載の円盤状回転体。
- 前記発光装置は、円盤状回転体の回転数を検出する回転数検出器を備えてあり、前記制御部は前記回転数に応じて前記発光部の発光を制御する構成としてあることを特徴とする請求項15に記載の円盤状回転体。
- 2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、
液晶表示部および該液晶表示部に電力を供給する電源部を一方の平面に有する液晶表示装置を備えることを特徴とする円盤状回転体。 - 前記液晶表示部は、円盤状回転体の半径方向に直線状に配置してあることを特徴とする請求項18に記載の円盤状回転体。
- 前記液晶表示装置は、前記電源部と前記液晶表示部との間に前記液晶表示部の表示を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の円盤状回転体。
- 前記制御部は、残像現象が発生する周期で前記液晶表示部の表示を制御する構成としてあることを特徴とする請求項20に記載の円盤状回転体。
- 前記液晶表示装置は、円盤状回転体の回転数を検出する回転数検出器を備えてあり、前記制御部は前記回転数に応じて前記液晶表示部の表示を制御する構成としてあることを特徴とする請求項20に記載の円盤状回転体。
- 2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、
電波を受信するアンテナと、該アンテナからの電波信号を処理する信号処理部と、該信号処理部での処理結果を表示する発光部と、前記信号処理部に電力を供給する電源部とを一方の平面に有する通信装置を備えることを特徴とする円盤状回転体。 - 前記発光部は、請求項2ないし請求項14のいずれか一つに記載の発光部であることを特徴とする請求項23に記載の円盤状回転体。
- 2つの平面を有し回転駆動装置により回転する円盤状回転体において、
電波を受信するアンテナと、該アンテナからの電波信号を処理する信号処理部と、該信号処理部での処理結果を表示する液晶表示部と、前記信号処理部に電力を供給する電源部とを一方の平面に有する通信装置を備えることを特徴とする円盤状回転体。 - 前記液晶表示部は前記処理結果をピット情報として表示することを特徴とする請求項25に記載の円盤状回転体。
- 前記電源部は、誘導起電力を発生する誘導コイルを備えることを特徴とする請求項1、請求項18、請求項23または請求項25に記載の円盤状回転体。
- 前記電源部は、光起電力を発生する太陽電池を備えることを特徴とする請求項1、請求項18、請求項23または請求項25に記載の円盤状回転体。
- 前記太陽電池は、薄膜太陽電池であることを特徴とする請求項28に記載の円盤状回転体。
- 前記一方の平面と反対側の平面に光学的読み取りが可能な光学層を設けてあることを特徴とする請求項1ないし請求項29のいずれか一つに記載の円盤状回転体。
- 2つの平面を有する円盤状回転体を回転する回転駆動装置を備え、円盤状回転体の一方の平面を視認できる構成としてある回転可視装置であって、
前記円盤状回転体は、請求項1ないし請求項30のいずれか一つに記載の円盤状回転体であることを特徴とする回転可視装置。 - 情報を光学的に読み取ることができる光学層が設けてある円盤状回転体を回転して前記光学層に記録してある情報を再生する再生装置において、
前記円盤状回転体は請求項30に記載の円盤状回転体であり、前記情報を再生するときに前記一方の平面を外部から視認できる構成としてあることを特徴とする再生装置。 - 前記情報を再生するときに、前記一方の平面は前記情報の内容を表示する構成としてあることを特徴とする請求項32に記載の再生装置。
- 情報を光学的に読み取ることができる光学層が設けてある円盤状回転体を回転して前記光学層に記録してある情報を再生する再生方法において、
前記円盤状回転体は請求項30に記載の円盤状回転体であり、前記情報を再生するときに前記一方の平面に前記情報の内容を表示することを特徴とする再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133338A JP2006309894A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133338A JP2006309894A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006309894A true JP2006309894A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37476603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005133338A Withdrawn JP2006309894A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | 円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006309894A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097796A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 光ディスクおよびその製造方法 |
-
2005
- 2005-04-28 JP JP2005133338A patent/JP2006309894A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097796A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 光ディスクおよびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170237952A1 (en) | Luminescent wheel, light source unit having luminescent wheel device including same luminescent wheel, and projector | |
US20060273982A1 (en) | Superimposed displays | |
JP2008080040A (ja) | 表示装置 | |
CN102419509A (zh) | 光源单元及投影仪 | |
JP2006024383A (ja) | Led照明装置及びled照明光源 | |
JP2006309894A (ja) | 円盤状回転体、回転可視装置、再生装置および再生方法 | |
KR100722630B1 (ko) | 인코더가 탑재된 스핀들 모터 조립체 | |
KR101778715B1 (ko) | 보안 기능을 갖는 디스플레이 장치 | |
US7990349B2 (en) | Superimposed displays | |
KR20170047980A (ko) | 백라이트 유닛과 이를 포함하는 액정 표시 장치 및 전자 장치 | |
US9986615B2 (en) | Performance lighting and control method | |
JP2008034267A (ja) | 照明装置及び液晶表示装置 | |
JP2006293125A (ja) | 照明装置及びプロジェクタ | |
US6295264B1 (en) | Optical disk device having cooling fan with speed proportional to rotational speed of spindle motor | |
US7113353B2 (en) | Method of fixing color wheel to motor | |
JP2002125336A (ja) | スピンドルモータ | |
JPS5928270A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP5206046B2 (ja) | フォトクロミック組成物、画像表示媒体および画像形成装置並びに画像消去装置 | |
KR0153883B1 (ko) | 하드디스크 드라이브 장치 | |
EP1429338A1 (en) | RECORDING/REPRODUCING DEVICE | |
JP2005189619A (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
KR100524896B1 (ko) | 하드디스크 드라이브의 서보라이터 소거방법 및 그 장치 | |
JP2001056967A (ja) | 光ディスクの製造装置、および光ディスクの製造方法 | |
JPH02130784A (ja) | 光学式記録再生装置 | |
JPH1196743A (ja) | 光ディスクドライブ装置の表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070822 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081112 |