JP2006308349A - 順序適正化装置及び基板検査装置 - Google Patents

順序適正化装置及び基板検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検査視野順序における無駄を発見できるようにして、検査視野順序の適正化を図る。
【解決手段】設定された検査視野順序に基づき、検査視野の位置関係及び移動関係を、視覚的に把握可能な態様で表示する。具体的には、プリント基板の基板画像PGを表示し、表示された基板画像PG上に、検査視野SY1〜SY12の範囲を示す枠線を表示すると共に、移動元の検査視野から移動先の検査視野への矢印を表示する。その後、作業者が新たな順序関係を生成しようとする2つの検査視野を表示装置の表示画面上で選択操作することによって、検査視野順序の途中の順序関係を変更できるようにし、さらに、当該変更された順序関係以降の順序関係については自動的に再設定されるようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、検査対象物を検査エリアの単位で検査するために、当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置及び当該順序適正化装置を具備する基板検査装置に関する。
一般に、プリント基板上に電子部品を実装する場合、まずプリント基板上に配設された所定の電極パターン上にクリームハンダが印刷される。次に、該クリームハンダの粘性に基づいてプリント基板上に電子部品が仮止めされる。その後、前記プリント基板がリフロー炉へ導かれ、所定のリフロー工程を経ることでハンダ付けが行われる。
このような工程の途中にはハンダ検査装置が組み込まれ、電子部品の仮止めに先立ち、印刷ずれ、印刷にじみ、印刷かすれ等、クリームハンダの印刷状態が検査されている。かかる検査では、画像処理技術が用いられ、電極パターン上のクリームハンダの体積値、面積値、高さなどの情報が取得される。
そして、このような印刷状態の検査は、プリント基板上に予め定められる検査対象部分について行われる。そのため、このような検査対象部分を網羅する複数の検査エリアが設定され、この検査エリア毎に撮像及び計測がなされて検査が実行される。そのため、検査のための視野(以下「検査視野」という)が設定され、この検査視野を順に移動させて検査エリア毎の検査を行う。実際には、固定カメラで検査エリアを撮像するため、所定面積の検査エリアが設定され、プリント基板をX軸方向及びY軸方向へ移動させることによって検査視野が移動させられる。
検査にあたっては、このような検査視野の移動順序(以下「検査視野順序」という)を設定しておく必要があるが、この検査視野順序に無駄があると、すなわちより短い経路があるにもかかわらず遠回りの経路が設定されると、その分だけ、プリント基板の検査に要する時間が長くなってしまう。
従来、検査視野順序の設定は、計算機によって自動的に行うのが主流となっている(例えば、特許文献1参照)。その理由は、プリント基板上に膨大な数の検査エリアが存在する場合、手動による設定では、設定に要する時間が著しく長くなってしまうためである。
特開平9−127007号公報
しかしながら、検査視野順序を自動的に設定する場合、検査視野の移動経路に無駄が出来ることがあった。これはプリント基板上に不規則に存在する膨大な数の検査エリアに対して、最適な検査視野順序を設定するアルゴリズムの構築が技術的に困難だからである。もっとも、移動経路として考えられる全ての経路を計算するようなプログラムを用意すれば物理的には可能であるが、検査エリアの数が膨大であるために、計算に要する時間が長くなりすぎてしまい現実的でない。
なお、上記課題は、クリームハンダの印刷状態の検査に限られず、検査対象物を複数の検査視野にて検査する場合に内包されるものである。また、上記「無駄」に関する課題は、検査視野順序を手動で設定する場合にも生じうる。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、検査視野順序における無駄を発見可能とし、もって検査視野順序の適正化を図ることにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
予め設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を、視覚的に把握可能な態様で、表示する表示処理を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
手段1に記載の順序適正化装置は、複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、検査視野順序を適正化するためのものである。検査視野順序とは検査視野の移動順序をいい、検査視野とは、検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査のための視野である。
特に手段1では、処理実行手段によって表示処理が実行可能となっている。この表示処理の実行により、予め設定される検査視野順序に基づき、検査対象面における検査視野の位置関係及び移動関係が、視覚的に把握可能な態様で表示される。「視覚的に把握可能な態様で表示する」とは、位置関係の表示については、例えば、検査視野の位置を二次元平面上にプロットして表示することが考えられる。また、移動関係の表示については、例えば、二次元平面上にプロットされた検査視野の位置を矢印で結んで表示することが考えられる。以下の手段でも同様である。
従来、例えば自動的に検査視野順序を設定する場合、検査視野の移動経路に無駄ができる場合があった。その場合、プリント基板の検査に要する時間が長くなってしまうことになる。
この点、手段1によれば、検査対象面における検査視野の位置関係及び移動関係が表示される。位置関係が表示されれば、各検査視野の距離関係を把握することができ、また、移動関係が表示されれば、検査視野の距離関係を把握可能なことと相まって、移動経路の無駄を発見することができる。そして、位置関係及び移動関係は視覚的に把握可能な態様で表示されるため、このような移動経路の無駄を瞬時に発見できる可能性が高い。したがって、このような表示に基づいて検査視野順序を変更すれば、検査視野順序の適正化を図ることができる。
なお、移動関係としたのは、移動方向の表示がなされない場合も含める趣旨である。例えば後述するように、移動元及び移動先の検査視野を結ぶ線分などを表示することが考えられる。以下の手段でも同様である。
また、予め設定される検査視野順序としたが、これは、自動で設定されることも考えられるし、手動で設定されることも考えられる。次の手段2でも同様である。
手段2.複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
予め設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を表示する表示処理と、
前記表示処理にて表示される前記検査視野及び前記移動関係に基づく、作業者による前記検査視野順序の変更設定を可能にする変更設定処理と
を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
手段2では特に、処理実行手段によって表示処理が実行可能となっている。この表示処理の実行により、予め設定される検査視野順序に基づき、検査対象面における検査視野の位置関係及び移動関係が表示される。また、処理実行手段によって変更設定処理が実行可能となっている。この変更設定処理は、表示処理にて表示される検査視野及び移動関係に基づく、作業者による検査視野順序の変更設定を可能にするものである。
手段2によれば、検査対象面における検査視野の位置関係及び移動関係が表示される。位置関係が表示されれば、各検査視野の距離関係を把握することができ、また、移動関係が表示されれば、検査視野の距離関係を把握可能なことと相まって、移動経路の無駄を発見することができる。加えて、変更設定処理の実行によって検査視野順序を変更設定することが可能となるため、検査視野順序の適正化を図ることができる。
手段3.複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
前記検査対象面における前記検査視野の位置情報に基づき、自動的に前記検査視野順序を設定する自動設定処理と、
前記自動設定処理にて設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を表示する表示処理と、
前記表示処理にて表示される前記検査視野及び前記移動関係に基づき、前記検査視野順序を変更して設定するための変更設定処理と
を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
手段3では特に、手段2に記載の構成に加え、処理実行手段によって自動設定処理が実行可能となっている。この自動設定処理の実行により、検査対象面における検査視野の位置情報に基づき、自動的に、検査視野順序が設定される。したがって、検査視野順序を手動で設定する場合と比較して、検査視野順序の設定に要する時間の短縮を図ることができる。
しかも、たとえ設定された検査視野順序に無駄があった場合でも、検査視野の位置関係及び移動関係が表示され、このような表示に基づいて検査視野順序を変更設定することが可能であるため、移動経路の無駄を発見し、検査視野順序の適正化を図ることができる。
手段4.手段2又は3に記載の順序適正化装置において、
前記表示処理では、前記位置関係及び移動関係が、視覚的に把握可能な態様で、表示されることを特徴とする順序適正化装置。
手段4によれば、位置関係及び移動関係が視覚的に把握可能な態様で表示されるため、移動経路の無駄を瞬時に発見できる可能性が高い。したがって、このような表示に基づいて検査視野順序を変更すれば、検査視野順序の適正化を容易に図ることができる。
手段5.手段2乃至4のいずれかに記載の順序適正化装置において、
前記変更設定処理は、前記検査視野順序における途中の順序関係を作業者が変更するための順序変更処理及び、当該順序変更処理にて変更された順序関係以降の順序関係を再設定して、前記検査視野順序を設定する再設定処理からなることを特徴とする順序適正化装置。
手段5によれば、上述した変更設定処理が、順序変更処理及び再設定処理からなっている。順序変更処理は、検査視野順序における途中の順序関係を作業者が変更するためのものである。また、再設定処理の実行により、順序変更処理にて変更された順序関係以降の順序関係が再設定されて、検査視野順序が設定される。
この場合、作業者は、検査視野順序における途中の順序関係を変更することにより、当該順序関係以降の順序関係が再設定されて、検査視野順序が設定される。したがって、検査視野順序の適正化が容易に実現される。
なお、再設定処理として上述した自動設定処理を利用することが考えられ、自動設定処理を利用することにより、プログラムの構築が容易になり、全体の処理の簡素化が図られる。
手段6.手段5に記載の順序適正化装置において、
情報を入力するための入力手段と、
情報を表示するための表示画面を有する表示手段とを備え、
前記順序変更処理では、前記表示処理にて前記表示手段の表示画面に表示される情報を、前記入力手段を介して選択操作することによって前記順序関係の変更がなされることを特徴とする順序適正化装置。
手段6によれば、表示処理にて表示手段の表示画面に表示される情報を、入力手段を介して選択操作することによって順序関係の変更がなされる。このように表示画面に従った変更操作を可能とすれば、作業者の変更操作が容易になり、検査視野順序を容易に適正化できる。
手段7.手段6に記載の順序適正化装置において、
前記順序変更処理では、前記検査対象面における前記検査視野の位置が二次元的に表示されることを前提として、移動元及び移動先の検査視野を前記入力手段を介して選択操作することによって、新たな順序関係が生成されることを特徴とする順序適正化装置。
手段7では、後述するような検査視野位置の二次元表示を前提に、移動元及び移動先の検査視野を入力手段を介して選択操作することによって、新たな順序関係が生成される。したがって、作業者の変更操作がさらに容易になる。
手段8.手段1乃至7のいずれかに記載の順序適正化装置において、
前記表示処理における前記位置関係の表示は、前記検査対象面における前記検査視野の位置を二次元的に表示することによりなされることを特徴とする順序適正化装置。
手段8によれば、上述した表示処理の実行により、検査対象面における検査視野の位置が二次元的に表示される。例えば検査対象面を表示し、当該表示した検査対象面上に検査視野位置を表示することが考えられる。検査視野位置は、例えば検査視野の中心点で表示してもよいし、また例えば検査視野の範囲を示す枠線で表示してもよい。このようにすれば、各検査視野の距離関係を瞬時に把握できる可能性が高くなり、移動経路の無駄の発見に寄与する。
手段9.手段8に記載の順序適正化装置において、
前記表示処理における前記移動関係の表示は、移動元の検査視野と移動先の検査視野とを結ぶ線分又は矢印を表示することによりなされることを特徴とする順序適正化装置。
手段9によれば、上述した表示処理の実行により、検査対象面における検査視野の位置が二次元的に表示されると共に、移動元の検査視野と移動先の検査視野とを結ぶ線分又は矢印が表示される。このようにすれば、検査視野の移動関係を瞬時に把握できる可能性が高くなり、移動経路の無駄の発見に寄与する。
手段10.手段1乃至9のいずれかに記載の順序適正化装置において、
前記処理実行手段は、前記検査視野順序に基づき、少なくとも前記検査視野の移動距離に相当する移動距離相当量を累積し、当該累積に基づく表示を行う累積表示処理を実行可能に構成されていることを特徴とする順序適正化装置。
手段10によれば、検査視野順序に基づき、少なくとも検査視野の移動距離に相当する移動距離相当量が累積され、当該累積に基づく表示が行われる。移動距離相当量とは、移動距離そのものであってもよいし、あるいは、移動速度が一定であるとの前提の下、移動時間であってもよい。このようにすれば、設定された(再設定された)検査視野順序の相対的な評価が可能となり、一見して分かり難い移動経路の無駄が数値面から発見できるため、検査視野順序の適正化に寄与する。
手段11.手段10に記載の順序適正化装置において、
前記累積処理では、前記移動距離相当量としての移動時間を累積すると共に、前記検査視野における検査時間を累積することにより、前記検査対象物の検査時間を表示することを特徴とする順序適正化装置。
手段11によれば、検査対象物の検査時間という形式で、設定された(再設定された)検査視野順序の相対的な評価が可能となる。
以上は、検査視野順序を適正化するための順序適正化装置の発明として説明してきたが、以下に示すような検査装置の発明として実現することもできる。
手段12.手段1乃至11のいずれかに記載の順序適正化装置を具備し、さらに、
前記設定された検査視野順序に基づき、前記検査視野を移動させながら撮像及び検査を行い、前記検査対象物を検査する検査手段を備えることを特徴とする検査装置。
手段13.手段1乃至11のいずれかに記載の順序適正化装置を具備し、さらに、
前記設定された検査視野順序に基づき、前記検査視野を移動させながら撮像及び検査を行い、前記検査対象物を検査する検査手段を備え、
前記検査対象物がプリント基板であり、前記検査手段は、前記検査エリア内のハンダの印刷状態を検査するよう構成されていることを特徴とする基板検査装置。
手段14.手段1乃至11のいずれかに記載の順序適正化装置を具備し、さらに、
前記設定された検査視野順序に基づき、前記検査視野を移動させながら撮像及び検査を行い、前記検査対象物を検査する検査手段を備え、
前記検査対象物がプリント基板であり、前記検査手段は、前記検査エリア内のハンダの印刷状態、バンプの状態、銀ペーストの状態、又は、導電性接着剤の状態のいずれかを検査するよう構成されていることを特徴とする検査装置。
また、本発明が処理実行手段にて実行される各処理に特徴を有するものであるため、次に示すようなプログラム、さらには、記録媒体の発明として実現することもできる。
手段15.手段1乃至11のいずれかに記載の順序適正化装置、手段12乃至14のいずれかに記載の検査装置において処理実行手段にて実行される各処理をコンピュータシステムにて実現するためのプログラム。
手段16.手段15に記載のプログラムを記録した記録媒体。
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態における順序設定装置を具備する基板検査装置8を模式的に示す概略構成図である。同図に示すように、基板検査装置8は、プリント基板1を載置するための載置台9と、プリント基板1の表面に対し斜め上方から所定の光成分パターンを照射するための照明装置10と、プリント基板1上の前記照射された部分(検査視野)を撮像するためのCCDカメラ11と、基板検査装置8内における各種制御や画像処理、演算処理を実施するための制御装置12とを備えている。
前記載置台9には、モータ15,16が設けられており、該モータ15,16が制御装置12により駆動制御されることによって、載置台9上に載置されたプリント基板1が任意の方向(X軸方向及びY軸方向)へスライドさせられるようになっている。かかる構成により、CCDカメラ11の視野、すなわち検査視野を移動させることができるようになっている。
次に、制御装置12の電気的構成について説明する。
図2に示すように、制御装置12は、基板検査装置8全体の制御を司るCPU及び入出力インターフェース21、キーボードやマウス、あるいは、タッチパネルで構成される「入力手段」としての入力装置22、CRTや液晶などの表示画面を有する「表示手段」としての表示装置23、CCDカメラ11による撮像に基づく画像データを記憶するための画像データ記憶装置24、CCDカメラ11による撮像に基づく検査結果を記憶するための検査結果記憶装置25、及び、検査位置記憶装置26を備えている。
検査位置記憶装置26は、プリント基板1上の検査エリアに対応する検査視野に関する情報を記憶している。具体的には、検査エリアに対応する検査視野の座標値(例えば検査視野の中心の座標値)及び検査視野順序を記録した検査位置情報26Aが記憶されている。検査位置情報26Aは、例えば図5に示すようなデータとなっている。なお、検査視野順序が設定されていないうちは、「順序」の欄に数値は記録されておらず、この欄は空欄となる。なお、図面中では「−」として空欄を示すものとする(例えば図10(a)参照)。
なお、これら各装置22〜26は、CPU及び入出力インターフェース21に対し電気的に接続されている。
次に、検査視野順序を自動的に設定するための自動設定処理について、図3のフローチャートに基づき説明する。この自動設定処理は、例えば表示装置23の表示画面に表示される「自動設定」ボタンが選択操作された場合に、CPU及び入出力インターフェース21にて実行されるものである。
最初のステップ(以下、ステップを単に記号Sで示す)100において、検索方向を右方向に設定する。検索方向は、後述するように基準視野が決定された後、当該基準視野からの検索の方向を示すものである。
次のS110では、基準視野が指定されているか否かを判断する。基準視野は、検索の基点となるものであり、後述する順序変更処理にて基準視野が指定された場合には、ここで肯定判断されることになる。ここで基準視野が指定されていないと判断された場合(S110:NO)、S120へ移行する。一方、基準視野が指定されていると判断された場合(S110:YES)、S130へ移行する。
基準視野が指定されていない場合に移行するS120では、基準視野を決定する。ここでは、順序付けがなされていない検査視野のうちで、より下方に位置する検索方向視野を基準視野として決定する。検索方向視野とは、検索方向が右方向に設定されている場合にはより左側に位置する視野であり、反対に、検索方向が左方向に設定されている場合にはより右側に位置する視野である。基準視野の決定は、上記検査位置記憶装置26に記憶されている検査位置情報26Aに基づき、各検査視野の座標値に基づいて行われる。なお、S120ではさらに、既になされた順序付けに応じて、その次の順序が基準視野の検査視野順序として記録される。具体的には、上記検査視野情報26Aにおいて、順序付けが例えば「8」まで行われていた場合には「9」が、決定された基準視野の順序の欄に記録される。
S130では、検索方向に検査視野があるか否かを判断する。検査視野の検索は、検査位置情報26Aに基づき、各検査視野の座標値に基づいて行われる。この判断は、X座標値のみに基づいて行われる。ここで検索方向に検査視野があると判断された場合(S130:YES)、S140へ移行する。一方、検索方向に検査視野がないと判断された場合(S130:NO)、S160へ移行する。
検査視野があると判断された場合に移行するS140では、上下方向のずれが余裕値内か否かを判断する。余裕値は、検査視野の上下方向における幅に対し、上方及び下方にそれぞれ設定される値である。この余裕値まで含めた上下位置のいずれかの延長線上に、検索された検査視野が掛かっていれば(もちろん、延長線の間にある場合も)、ここで肯定判断されることになる。ここで余裕値内であると判断された場合(S140:YES)、S150にて検査視野順序を記録して、S130からの処理を繰り返す。S150では、具体的には、検査位置情報26Aにおいて、該当する検査視野に対応させて「順序」の欄に順序を示す数値を記録する。一方、余裕値内でないと判断された場合(S140:NO)、S150の処理を実行せず、S130からの処理を繰り返す。
検査視野がないと判断された場合に移行するS160では、検索方向を反転させる。すなわち、検索方向が右方向に設定されている場合には左方向に設定され、左方向に設定されている場合には右方向に設定される。続くS170では、順序未登録の検査視野があるか否かを判断する。順序未登録の検査視野とは、検査位置情報26Aにおいて「順序」の欄が空欄になっているものをいう。ここで順序未登録の検査視野があると判断された場合(S170:YES)、S120へ移行する。一方、順序未登録の検査視野がないと判断された場合(S170:NO)、本自動設定処理を終了する。
次に、上述した自動設定処理に対する理解を容易にするため、具体例を挙げて説明する。図4は、プリント基板1上の検査視野を示す説明図である。本来は、膨大な数の検査視野(検査エリア)が設定されるのであるが、ここでは、便宜上、12個の検査視野が設定されているものとする。なお、各検査視野を区別する場合には、記号SY1〜SY12を付して示すこととする。
上記自動設定処理において、まず検索方向が右方向に設定され(S100)、最初は基準視野が指定されていないため(S110:NO)、基準視野が決定される(S120)。この基準視野は、順序付けがなされていない検査視野のうちで、より下方に位置する検索方向視野、すなわちここでは、右方向への検索を行うための、より左側の検査視野である。図4の例で言えば、検査視野SY1が基準視野として決定される。ここではまだ順序付けがなされていないため、上記検査位置情報26A中の検査視野SY1に対応させて順序の欄に「1」が記録される(図5参照)。
次に、検索方向(右方向)への検索がなされ(S130)、上下方向のずれが余裕値内か否かが判断される(S140)。例えば図4に示すように、検査視野(基準視野)の上方及び下方に余裕値E1,E2がそれぞれ設定されている場合、この余裕値E1,E2を含めた上下位置I1,I2の検索方向への延長線上に掛かっている検査視野は余裕値内であると判断される。図4の例で言えば、検査視野SY2が検索されて余裕値内であると判断される(S130:YES,S140:YES)。そして、検査視野順序が記録される(S150)。具体的には、上記検査位置情報26A中の検査視野SY2に対応させて順序の欄に「2」が記録される(図5参照)。同様にS130〜S150が繰り返し実行されて、順に検査視野SY3,SY4,SY5が検索され、上記検査位置情報26A中の検査視野SY3,SY4,SY5に対応させて順序の欄に「3」,「4」,「5」が記録される(図5参照)。
次に、検査視野SY5の右側には、検査視野が存在しないため、S130にて否定判断され、検索方向が右方向から左方向へ反転させられる(S160)。そして、未登録の検査視野が存在するため(S170:YES)、新たに基準視野が決定されることになる(S120)。図4の例で言えば、より下方にある検索方向視野である検査視野SY6が基準視野として決定される。
同様の処理が繰り返されることにより、検査視野がSY7→SY8→SY9→SY10→SY11→SY12という順に検索され、検索された検査視野に対応させ、検査位置情報26Aの順序の欄に「7」,「8」,「9」,・・・,「12」という順序が記録される(図5参照)。
次に、設定された検査視野順序に基づく順序表示処理について、図6のフローチャートに基づき説明する。この順序表示処理は、例えば表示装置23の表示画面に表示される「順序表示」ボタンが選択操作された場合に、CPU及び入出力インターフェース21にて実行されるものである。
最初のS200において、最初の視野を取得する。具体的には、検査位置情報26Aに基づき、順序の欄が「1」の検査視野の座標値を取得する。
続くS210では、検査視野の位置を表示する。本実施形態では、図7を用いて後述するように、プリント基板1の画像PGを表示しておき、これに対応させて、検査視野の位置を、検査視野の範囲を示す枠線で表示する。つまり、取得した(中心)座標値に基づき、検査視野の縦横の幅を考慮して枠線を表示するのである。
次のS220では、次の視野を取得する。具体的には、検査位置情報26Aに基づき、位置表示された検査視野の次の順序の検査視野の座標値を取得する。
続くS230では、上記S210と同様、検査視野の位置を枠線で表示する。そして、次のS240では、前回取得した検査視野から今回取得した検査視野へ向かう矢印を表示する。
続くS250では、次の検査視野があるか否かを判断する。この判断は検査位置情報26A中の順序の欄に基づいてなされ、既に全ての検査視野を表示している場合には、ここで、否定判断される。ここで次の検査視野があると判断された場合(S250:YES)、S220からの処理を繰り返す。一方、次の検査視野がないと判断された場合(S250:NO)、本順序表示処理を終了する。
次に、上述した順序表示処理に対する理解を容易にするため、具体例を挙げて説明する。ここでは図4を用いて説明した例に対して作成される検査位置情報26A(図5参照)に基づく順序表示について説明する。図7は、順序表示を例示する説明図である。
図7に示すように、例えばウィンドウW1が作成されて、ここに、プリント基板1の画像である基板画像PGが表示される。そして、この基板画像PG上に、検査視野の位置表示がなされ、さらに、検査視野順序が、各検査視野を結ぶ矢印として表示される。
順を追って説明すれば、まず検査位置情報26Aから順序の欄に「1」が記録された検査視野SY1が取得され(図6中のS200)、検査視野SY1が表示される(S210)。次に、順序の欄に「2」が記録された検査視野SY2が取得され(S220)、検査視野SY2が表示されると共に検査視野SY1から検査視野SY2へ向かう矢印が表示される(S230,S240)。そして、全ての視野についての表示がなされるまでS250にて肯定判断されて、S220〜S240の処理が繰り返される。これにより、検査視野SY3の取得及び表示と検査視野SY3へ向かう矢印表示、検査視野SY4の取得及び表示と検査視野SY4へ向かう矢印表示、検査視野SY5の取得及び表示と検査視野SY5へ向かう矢印表示・・・という具合に、検査視野SY12までの全ての検査視野と検査視野を結ぶ矢印とが表示されることになる。
このようにして、基板画像PGに対応させて検査視野の位置表示と検査視野順序とが表示されると、検査視野順序(移動経路)の無駄が発見可能となる。例えば、図7の例で言えば、検査視野SY8からSY9への移動距離は大きくなってしまうため、検査視野SY8からSY12へ移動させるのが適切であると言える。
そこで次に、順序表示処理による表示画面上において検査視野順序を変更するための順序変更処理について、図8のフローチャートに基づき説明する。この順序変更処理は、順序表示処理の実行後、例えば表示装置23の表示画面に表示される「順序変更」ボタンが選択操作された場合に、CPU及び入出力インターフェース21にて繰り返し実行されるものである。
最初のS300において、新たに順序関係を作成する2つの検査視野が選択されたか否かを判断する。図7の例で言えば、検査視野SY8からSY12への順序関係を作成するために、検査視野SY8とSY12とを選択することになる。なお、検査視野の選択操作は、マウスなどのポインティングデバイス、あるいは、表示画面と一体に構成されたタッチパネルなどを使用し、検査視野の枠線上又は枠線内部を指示する構成とすることが考えられる。ここで、2つの検査視野が選択されたと判断された場合(S300:YES)、S310へ移行する。一方、2つの検査視野が選択されていないと判断された場合(S300:NO)、本順序変更処理を一旦終了する。
S310では、選択された検査視野を結ぶ矢印を表示する。図7の例で言えば、検査視野SY8とSY12とが選択された場合には、検査視野SY8からSY12へ向かう矢印を表示する。この様子を図9に示した。なお、選択順序に応じて矢印の向きを決定するようにしてもよいし、もともと設定されている検査視野順序を考慮すれば、選択順序にかかわらず、矢印の向きを決定することもできる。また、以下では、便宜上、矢印の始点となる検査視野を「第1視野」といい、矢印の終点となる検査視野を「第2視野」という。
S320では、消去対象となる矢印を明示する。消去対象となる矢印は、もともと第1視野から引かれていたものである。例えば図7の例で言えば、検査視野SY8からSY12への新たな順序関係の作成によって、第1視野である検査視野SY8からSY9への矢印が消去対象となる。そこで、図9に示すように、検査視野SY8からSY9への矢印を破線で示すという具合である。なお、明示とは、他の矢印と区別可能な手法による表示であればよい。例えば、図9に示した破線による表示をはじめ、一点鎖線や二点鎖線等を用いて矢印を表示したり、所定の表示色で矢印を表示したり、あるいは、点滅表示等で矢印を表示したりすることが考えられる。
S330では、消去確認の表示を行う。例えば図9に示すように、新たなウィンドウW2を生成して、「変更しますか?」等の表示を行うことが考えられる。そして続くS340にて、「はい」が選択されたか否かを判断する。ここで「はい」が選択されたと判断された場合(S340:YES)、S350へ移行する。一方、「はい」が選択されていないと判断された場合(S340:NO)、S370へ移行する。
S350では、検査視野順序を変更する。具体的には、新たに指定された順序関係について、検査位置記憶装置26に記憶された検査位置情報26Aの変更を行う。例えば、検査視野SY8からSY12への順序関係が作成された場合には、図10(a)に示すように、検査視野SY12に対応させて順序の欄に「9」を記録し、検査視野SY9以降の検査視野SY10,SY11に対応する順序の欄を空欄とする。そして、続くS360では、第2視野を基準視野に設定して、その後、本順序変更処理を終了する。上述した例で言えば、第2視野である検査視野SY12が基準視野として設定されることになる。
このようにして新たな順序関係が作成された場合、さらに、上記自動設定処理を実行することによって、例えば図9中の検査視野SY12以降の検査視野順序が新たに設定されることになる。
すなわち、図8中のS360にて第2視野が基準視野に指定されるため、図3に示した自動設定処理のS110にて肯定判断されることになり、第2視野(検査視野SY12)以降の検査視野順序が再設定される。例えば検査視野SY11→SY10→SY9の順に検査視野が検索され、図10(b)に示すように、検査位置情報26A中の検査視野SY11,SY10,SY9に対応させて順序の欄に「10」,「11」,「12」が記録される。
ここで上記順序表示処理(図6参照)を実行すれば、図11に示すような、SY1→SY2→・・・→SY8→SY12→SY11→SY10→SY9という検査視野順序の表示が行われることになる。
次に、設定された検査視野順序での検査時間を表示するための検査時間表示処理について、図12のフローチャートに基づき説明する。この検査時間表示処理は、検査視野順序が設定された後、例えば表示装置23の表示画面上の「検査時間」ボタンが選択されることにより、CPU及び入出力インターフェース21によって実行される。
最初のS400において、最初の視野を取得する。具体的には、検査位置情報26Aに基づき、順序の欄が「1」の検査視野の座標値を取得する。続くS410では、取得した検査視野における検査時間を合計時間に加算する。
次のS420では、次の視野を取得する。具体的には、検査位置情報26Aに基づき、時間計算がなされた検査視野の次の順序の検査視野の座標値を取得する。そして、S430では、上記S410と同様、取得した視野における検査時間を合計時間に加算し、S440にて、座標値に基づいて、前回の検査視野から今回の検査視野への移動時間を合計時間に加算する。
続くS450では、次の検査視野があるか否かを判断する。この判断は検査位置情報26A中の順序の欄に基づいてなされ、既に全ての検査視野について時間計算している場合には、ここで、否定判断される。ここで次の検査視野があると判断された場合(S450:YES)、S420からの処理を繰り返す。一方、次の検査視野がないと判断された場合(S450:NO)、S460にて合計時間を表示して、その後、本検査時間表示処理を終了する。
このようにして、検査視野順序が設定されると、制御装置12(CPU及び入出力インターフェース21)は、所定の検査処理を実行し、設定された検査視野順序で検査視野を移動させ、検査エリア毎に撮像及び検査を行って、プリント基板1の検査、すなわち電極パターンに印刷形成されたクリームハンダの印刷状態の検査を行う。そして、不良判定されたプリント基板1は、図示しない排出機構によって排出される。
なお、以上の各処理を実行可能なCPU及び入出力インターフェース21が「処理実行手段」に相当し、図3に示した自動設定処理が「自動設定処理」及び「再設定処理」に相当し、図6に示した順序表示処理が「表示処理」に相当し、図8に示した順序変更処理が「順序変更処理」に相当する。そして図8に示した順序変更処理及び図3に示した自動設定処理が「変更設定処理」を構成する。また、図12に示した検査時間表示処理が「累積表示処理」に相当する。
以上詳述したように、本実施形態では、図3に示す順序表示処理の実行により、設定された検査視野順序(検査位置情報26A)に基づき、図7,図11に示したように、検査視野の位置関係及び移動関係が表示される。検査視野の位置関係が表示されることにより、検査視野の距離関係を把握することができ、また、移動関係が表示されることにより、検査視野の距離関係を把握可能なことと相まって、移動経路の無駄を発見することができる。
特に本実施形態においては、位置関係及び移動関係が、視覚的に把握可能な態様で、表示される。具体的には、図7,図11に示すように、プリント基板1の基板画像PGを表示し、表示された基板画像PG上に、検査視野の範囲を示す枠線を表示すると共に、移動元の検査視野から移動先の検査視野への矢印を表示する。これによって、検査視野の距離関係及び移動関係が瞬時に把握できる可能性が高くなり、移動経路の無駄の発見に寄与する。
そして、本実施形態では、図8に示した順序変更処理の実行により、検査視野順序における途中の順序関係を変更可能となっており、変更した順序関係以降の順序関係は、図3に示した自動設定処理にて再設定される。したがって、検査視野順序の適正化が容易に実現される。
ここで、作業者による順序関係の変更は、表示装置23の表示画面に表示される検査視野を選択操作することによって、具体的には、新たな順序関係を生成しようとする2つの検査視野を選択することによってなされる(図8中のS300)。このように表示画面に従った変更操作を可能とすれば、作業者の変更操作が容易になる。
また、本実施形態では、図3に示す自動設定処理の実行により、検査視野順序が全く設定されていない状態から、検査視野順序を自動的に設定することができる。これによって、検査視野順序を手動で設定する場合と比較して、検査視野順序の設定に要する時間の短縮を図ることができる。さらにこの自動設定処理は、上述したように順序変更処理の後の検査視野順序の再設定にも利用される共通ルーチンとなっている。これによって、全体の処理の簡素化が図られる。
さらにまた、本実施形態では、図12に示す検査時間表示処理を実行することにより、設定された(再設定された)検査視野順序を採用した場合のプリント基板1のトータルの検査時間が表示されるようになっている。これによって、プリント基板1の検査時間という形で、設定された(再設定された)検査視野順序の相対的な評価が可能となる。すなわち、表示だけからは分かり難い移動経路の無駄が数値面から発見可能となり、検査視野順序の適正化に寄与する。
以上、一実施の形態について説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々なる形態で実施できる。
(a)上記実施形態では検査視野位置を検査視野の範囲を示す枠線で表示していたが、例えば検査視野の中心点を表示するようにしてもよい。
(b)上記実施形態では検査視野順序を移動方向を含む矢印で表示していたが、例えば移動方向の情報を示さなくてもよい。例えば、検査視野を結ぶ線分で表示することも考えられる。
(c)上記実施形態では、図8に示した順序変更処理によって、表示画面に表示される検査視野を選択操作することにより、新たな順序関係が生成されるようになっていた。
これに対し、例えば、表示される矢印を選択操作し、例えば矢印の終点を新たな移動先の検査視野までドラッグすることによって、新たな順序関係が生成されるようにしてもよい。
(d)上記実施形態では、図12に示した検査時間表示処理によって、プリント基板1のトータルの検査時間をシミュレーションして表示できる構成であった。
これに対して、検査視野順序の評価が可能であればよいため、例えば検査視野の移動時間のみを累積して表示するようにしてもよい。その場合、図12中のS410,S430の処理を省略することで実現される。
また、S410,S430を省略し、さらに、S440における移動時間の加算処理を移動距離の加算処理として、移動時間でなく移動距離を表示するようにしてもよい。
(e)上記実施の形態では、プリント基板1に印刷形成されたクリームハンダの状態を検査する場合に具体化したが、バンプの状態を検査する検査手段を備えた検査装置、銀ペーストの状態を検査する検査手段を備えた検査装置、あるいは、導電性接着剤の状態を検査する検査手段を備えた検査装置にも適用できる。
実施形態における基板検査装置を模式的に示す概略斜視図である。 基板検査装置の電気的構成を示すブロック図である。 自動設定処理を示すフローチャートである。 設定された検査視野及び検査視野の検索を示すための説明図である。 検査位置記憶装置に記憶される検査位置情報を示す説明図である。 順序表示処理を示すフローチャートである。 順序表示処理による表示画面を例示する説明図である。 順序変更処理を示すフローチャートである。 順序変更処理による表示画面を例示する説明図である。 検査位置情報の変更を示す説明図である。 順序表示処理による表示画面を例示する説明図である。 検査時間表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…プリント基板、8…基板検査装置、9…載置台、10…照明装置、11…CCDカメラ、12…制御装置、15,16…モータ、21…CPU及び入出力インターフェース、22…入力装置、23…表示装置、24…画像データ記憶装置、25…検査結果記憶装置、26…検査位置記憶装置、26A…検査位置情報、SY1〜SY12…検査視野、E1,E2…余裕値、I1,I2…上下位置。

Claims (12)

  1. 複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
    予め設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を、視覚的に把握可能な態様で、表示する表示処理を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
  2. 複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
    予め設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を表示する表示処理と、
    前記表示処理にて表示される前記検査視野及び前記移動関係に基づく、作業者による前記検査視野順序の変更設定を可能にする変更設定処理と
    を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
  3. 複数の検査エリアが設定される検査対象面を有した検査対象物の検査にあたり、前記検査エリアの単位で撮像及び検査を行うために当該検査エリアに合わせて移動させられる検査視野の移動順序である検査視野順序を適正化するための順序適正化装置であって、
    前記検査対象面における前記検査視野の位置情報に基づき、自動的に前記検査視野順序を設定する自動設定処理と、
    前記自動設定処理にて設定される前記検査視野順序に基づき、前記検査対象面における前記検査視野の位置関係及び移動関係を表示する表示処理と、
    前記表示処理にて表示される前記検査視野及び前記移動関係に基づき、前記検査視野順序を変更して設定するための変更設定処理と
    を実行可能な処理実行手段を備えていることを特徴とする順序適正化装置。
  4. 請求項2又は3に記載の順序適正化装置において、
    前記表示処理では、前記位置関係及び移動関係が、視覚的に把握可能な態様で、表示されることを特徴とする順序適正化装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載の順序適正化装置において、
    前記変更設定処理は、前記検査視野順序における途中の順序関係を作業者が変更するための順序変更処理及び、当該順序変更処理にて変更された順序関係以降の順序関係を再設定して、前記検査視野順序を設定する再設定処理からなることを特徴とする順序適正化装置。
  6. 請求項5に記載の順序適正化装置において、
    情報を入力するための入力手段と、
    情報を表示するための表示画面を有する表示手段とを備え、
    前記順序変更処理では、前記表示処理にて前記表示手段の表示画面に表示される情報を、前記入力手段を介して選択操作することによって前記順序関係の変更がなされることを特徴とする順序適正化装置。
  7. 請求項6に記載の順序適正化装置において、
    前記順序変更処理では、前記検査対象面における前記検査視野の位置が二次元的に表示されることを前提として、移動元及び移動先の検査視野を前記入力手段を介して選択操作することによって、新たな順序関係が生成されることを特徴とする順序適正化装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の順序適正化装置において、
    前記表示処理における前記位置関係の表示は、前記検査対象面における前記検査視野の位置を二次元的に表示することによりなされることを特徴とする順序適正化装置。
  9. 請求項8に記載の順序適正化装置において、
    前記表示処理における前記移動関係の表示は、移動元の検査視野と移動先の検査視野とを結ぶ線分又は矢印を表示することによりなされることを特徴とする順序適正化装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の順序適正化装置において、
    前記処理実行手段は、前記検査視野順序に基づき、少なくとも前記検査視野の移動距離に相当する移動距離相当量を累積し、当該累積に基づく表示を行う累積表示処理を実行可能に構成されていることを特徴とする順序適正化装置。
  11. 請求項10に記載の順序適正化装置において、
    前記累積処理では、前記移動距離相当量としての移動時間を累積すると共に、前記検査視野における検査時間を累積することにより、前記検査対象物の検査時間を表示することを特徴とする順序適正化装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の順序適正化装置を具備し、さらに、
    前記設定された検査視野順序に基づき、前記検査視野を移動させながら撮像及び検査を行い、前記検査対象物を検査する検査手段を備え、
    前記検査対象物がプリント基板であり、前記検査手段は、前記検査エリア内の
    ハンダの印刷状態、
    バンプの状態、
    銀ペーストの状態、
    又は、導電性接着剤の状態の
    いずれかを検査するよう構成されていることを特徴とする基板検査装置。
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