JP2006307599A - 合成樹脂サイディングによる中低層建築物の改修方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の一般住宅用の軽量合成樹脂サイディングを使用して外壁のリフォームを行なえる中低層建築物の改修方法を提供する。
【解決手段】 本発明の中低層建築物の改修方法は、建築物の外壁施工面1に、金属取付部材2を縦横に間隔をあけて取り付け固定し、この金属取付部材2に、合成樹脂サイディング3に係着させた留め付け部材4をビス止め等の固定手段で取り付ける。金属取付部材2は、合成樹脂で被覆されたものが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の中低層建築物の改修方法は、建築物の外壁施工面1に、金属取付部材2を縦横に間隔をあけて取り付け固定し、この金属取付部材2に、合成樹脂サイディング3に係着させた留め付け部材4をビス止め等の固定手段で取り付ける。金属取付部材2は、合成樹脂で被覆されたものが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建築物、構造物の外装材、特に中低層建築物(高さが30m以下で、約1〜10階建てビルに相当する建築物をいう。)の外壁のリフォームに最適に用いられる合成樹脂サイディングによる改修方法に関する。
従来、中低層建築物は、外壁面にコンクリート系の外壁材やタイル系の外壁材が多用されている。
このような中低層建築物の外壁材には、耐候性、耐久性が要求されるが、長年にわたり太陽光や風雨に曝されるとコンクリート系やタイル系の外壁材表面にひび割れを生じたり、外壁材表面の塗装面に剥がれを生じる。これを放置すると、ひび割れから雨水が内部に浸透し、腐食等により躯体自体を痛めてしまうばかりか、外壁面の一部が剥がれて落下し、不測の事態を引き起す場合もある。そこで、外壁面の保全を目的として、一般に、十数年毎に補修、塗装等の本格的な改修が行なわれている。
このような中低層建築物の外壁材には、耐候性、耐久性が要求されるが、長年にわたり太陽光や風雨に曝されるとコンクリート系やタイル系の外壁材表面にひび割れを生じたり、外壁材表面の塗装面に剥がれを生じる。これを放置すると、ひび割れから雨水が内部に浸透し、腐食等により躯体自体を痛めてしまうばかりか、外壁面の一部が剥がれて落下し、不測の事態を引き起す場合もある。そこで、外壁面の保全を目的として、一般に、十数年毎に補修、塗装等の本格的な改修が行なわれている。
この本格的な改修には、施工面の洗浄、ひび割れへのコーキング処理、数度の塗装等の表面処理作業を必要とする他に、これらの作業には施工面全体を覆う足場組み作業を必要とするため、多額の費用がかかる上に、その表面処理効果は10年程度しかもたず、長期的に莫大な維持費用を必要とするという問題があった。
近年、小規模ながら上記同様の問題をかかえる一般住宅用の外壁改修方法として、合成樹脂サイディングを使った改修方法が増加している。
合成樹脂サイディングは、耐久性に優れ、塩害による錆や凍結融解によるひび割れもなく、また、目地にコーキングを必要とせず、撥水性、耐衝撃性に優れ、軽量で施工性も良好であることから、一般住宅の長寿命の外装化粧材として、新築もしくは既存壁のリフォームに使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−240256号公報
合成樹脂サイディングは、耐久性に優れ、塩害による錆や凍結融解によるひび割れもなく、また、目地にコーキングを必要とせず、撥水性、耐衝撃性に優れ、軽量で施工性も良好であることから、一般住宅の長寿命の外装化粧材として、新築もしくは既存壁のリフォームに使用されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、前記一般住宅用の合成樹脂サイディングを中低層建築物の既存壁のリフォームに適用することが考えられるが、施工の際、既存壁に合成樹脂サイディングを取り付けるために、従来用いられている木製の胴縁を使用することには問題がある。
すなわち、中低層建築物の既存壁は、建築物が高くなるに従い、いわゆるビル風の影響があり耐風圧性が要求される。実験では、コンクリート系の外壁材からなる中低層建築物の外壁面に、従来の木製の胴縁を用いて軽量の合成樹脂サイディング(1〜3kg/m2)を取り付けた場合、風速50m/s以上になると、前記サイディングが壁面から外れて落下したり、風圧により飛ばされるという結果が得られた。風圧に耐えられるように、特に重量のあるセメント系サイディング材(10〜20kg/m2)を既存壁面に貼り付け固定することも考えられるが、災害時等に落下の危険性があり好ましくない。
すなわち、中低層建築物の既存壁は、建築物が高くなるに従い、いわゆるビル風の影響があり耐風圧性が要求される。実験では、コンクリート系の外壁材からなる中低層建築物の外壁面に、従来の木製の胴縁を用いて軽量の合成樹脂サイディング(1〜3kg/m2)を取り付けた場合、風速50m/s以上になると、前記サイディングが壁面から外れて落下したり、風圧により飛ばされるという結果が得られた。風圧に耐えられるように、特に重量のあるセメント系サイディング材(10〜20kg/m2)を既存壁面に貼り付け固定することも考えられるが、災害時等に落下の危険性があり好ましくない。
本発明の課題は、従来の軽量の合成樹脂サイディングを、中低層建築物の既存壁に施工しても、ビル風等にも充分に対応でき、長期にわたって安定した取付強度を保持できる中低層建築物の改修方法を提供することにある。
本発明の中低層建築物の改修方法は、建築物の外壁施工面に、金属取付部材を縦横に間隔をあけて取り付け固定し、該金属取付部材に、合成樹脂サイディングに係着させた留め付け部材を固定手段で取り付ける。
また、前記金属取付部材は、合成樹脂で被覆されてなることが好ましい。
また、前記金属取付部材は、合成樹脂で被覆されてなることが好ましい。
本発明によれば、従来の軽量の合成樹脂サイディングを、中低層建築物の既存壁に施工しても、ビル風等にも充分に対応でき、施工後に落下したり風圧で飛ばされたりすることがなく、強固で長期にわたって安定した取付強度を保持できる中低層建築物の改修方法が実現できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る合成樹脂サイディングの取り付け状態を示す模式的な部分斜視図である。図2(a)〜(c)は、本発明に係る金属取付部材の一例を示す部分斜視図であり、図3(a)、(b)は、本発明に係る金属取付部材の他の例の使用状態を示す断面図であり、図4(a)、(b)は、本発明に係る金属取付部材の、さらに別の例を示す部分断面図である。図5(a)、(b)は、本発明に係る留め付け部材の一例を示す斜視図である。図6は、本発明の改修方法により合成樹脂サイディングを外壁施工面に取り付けた状態の模式的な部分断面図であり、図7(a)、(b)は、本発明の改修方法により合成樹脂サイディングを外壁施工面に取り付けた状態の別の例を示す模式的な部分断面図である。
図1は、本発明に係る合成樹脂サイディングの取り付け状態を示す模式的な部分斜視図である。図2(a)〜(c)は、本発明に係る金属取付部材の一例を示す部分斜視図であり、図3(a)、(b)は、本発明に係る金属取付部材の他の例の使用状態を示す断面図であり、図4(a)、(b)は、本発明に係る金属取付部材の、さらに別の例を示す部分断面図である。図5(a)、(b)は、本発明に係る留め付け部材の一例を示す斜視図である。図6は、本発明の改修方法により合成樹脂サイディングを外壁施工面に取り付けた状態の模式的な部分断面図であり、図7(a)、(b)は、本発明の改修方法により合成樹脂サイディングを外壁施工面に取り付けた状態の別の例を示す模式的な部分断面図である。
図1に示すように、本発明の中低層建築物の改修方法は、まず、中低層建築物の外壁施工面1に、金属取付部材2を縦横に間隔をあけて取り付け固定する。
金属取付部材2は、本発明の合成樹脂サイディング3を建築物の外壁施工面1に取り付け固定するための基台となるもので、この金属取付部材2に合成樹脂サイディング3を後述する留め付け部材4を用いて取り付ける。
金属取付部材2を外壁施工面1へ取り付けるには、アンカーボルト、ケミカルアンカー等を用いて強固に取り付け固定することが肝要である。
金属取付部材2は、本発明の合成樹脂サイディング3を建築物の外壁施工面1に取り付け固定するための基台となるもので、この金属取付部材2に合成樹脂サイディング3を後述する留め付け部材4を用いて取り付ける。
金属取付部材2を外壁施工面1へ取り付けるには、アンカーボルト、ケミカルアンカー等を用いて強固に取り付け固定することが肝要である。
金属取付部材2は、外壁施工面1へ取り付け固定した際、その合成樹脂サイディング取付面5が、外壁施工面1から1cm〜10cmの高さ、好ましくは、1cm〜3cmの高さに形成するとよい。
外壁施工面1と合成樹脂サイディング3との間に、一定の間隙を設けることにより、外壁施工面に対する太陽熱等からの遮断効果が得られ、またこの間隙に断熱材等を介在させることができる。
外壁施工面1と合成樹脂サイディング3との間に、一定の間隙を設けることにより、外壁施工面に対する太陽熱等からの遮断効果が得られ、またこの間隙に断熱材等を介在させることができる。
金属取付部材の代表的な形状としては、図1、図2(a)に示すような、断面が略コ字状の金属取付部材2が例示される。
この金属取付部材2は、通常、外壁施工面に長尺のものを、間隔をあけて縦または横に並列に、若しくは縦、横を組合せて格子状にして取り付け固定する。
また、短尺の金属取付部材を、合成樹脂サイディングに取り付けた留め付け部材に対応する外壁施工面に、間隔をあけて点在状に取付けるようにしてもよい。
この金属取付部材2は、通常、外壁施工面に長尺のものを、間隔をあけて縦または横に並列に、若しくは縦、横を組合せて格子状にして取り付け固定する。
また、短尺の金属取付部材を、合成樹脂サイディングに取り付けた留め付け部材に対応する外壁施工面に、間隔をあけて点在状に取付けるようにしてもよい。
金属取付部材2には、防錆性のある金属、例えば、ステンレス鋼等の耐食性金属板体が好ましい。
また、金属取付部材は、防錆性の劣る金属で形成される場合には、図3、図4に示すように、金属部分15が合成樹脂16で被覆されたものが特に好ましい。
図3(a)は、断面略コ字状の金属部材を合成樹脂で被覆した金属取付部材を示し、図3(b)は、断面略コ字状の金属部材を合成樹脂で被覆し、その内側空間中央の長手方向に、補強壁17を一体に設けた金属取付部材を示している。これらの金属取付部材は、ボルト18で外壁施工面に強固に取り付けられる。
また、金属取付部材は、防錆性の劣る金属で形成される場合には、図3、図4に示すように、金属部分15が合成樹脂16で被覆されたものが特に好ましい。
図3(a)は、断面略コ字状の金属部材を合成樹脂で被覆した金属取付部材を示し、図3(b)は、断面略コ字状の金属部材を合成樹脂で被覆し、その内側空間中央の長手方向に、補強壁17を一体に設けた金属取付部材を示している。これらの金属取付部材は、ボルト18で外壁施工面に強固に取り付けられる。
図4(a)は、板状の金属部材を合成樹脂で被覆した金属取付部材を示し、図4(b)は、断面がH字型の金属部材を合成樹脂で被覆した金属取付部材を示している。これらの金属取付部材は、いずれも図3の金属取付部材と異なり、長手方向に空間部のない中実角柱体である。
図3、図4に示す金属取付部材は、金属部分15が合成樹脂16で覆われることによって、金属部分の防錆効果が高くなり長期にわたって安定した強度が得られる。
本発明に係る上記金属取付部材には、いずれも、図2(a)で示すように、外壁施工面に取り付けるためのボルト用の取付孔12が設けられている。
図3、図4に示す金属取付部材は、金属部分15が合成樹脂16で覆われることによって、金属部分の防錆効果が高くなり長期にわたって安定した強度が得られる。
本発明に係る上記金属取付部材には、いずれも、図2(a)で示すように、外壁施工面に取り付けるためのボルト用の取付孔12が設けられている。
以上、本発明に使用できる金属取付部材を、図2〜図4で例示したが、これらに限定されるものではなく、断面が略コ字型など内側空間部を有する金属取付部材では、金属取付部材2の取付孔12に対応する個所の内側に円錐台状の突出部を設けるようにしてもよい等、合成樹脂サイディングを外壁施工面から所望の間隔をあけて取り付け固定できれば、どのような形状であってもよい。
中低層建築物の外壁施工面に取り付け固定した金属取付部材2に、合成樹脂サイディング3を取り付けるには、合成樹脂サイディングに係着させた留め付け部材4を、金属取付部材2にビス止め等の固定手段によって取り付ける。
この固定手段は、ビス止めに限らず、ピン、ボルト、リベット等による固定手段が例示できる。
この固定手段は、ビス止めに限らず、ピン、ボルト、リベット等による固定手段が例示できる。
留め付け部材としては、図1の符号4で示す構成のものが例示できる。
この留め付け部材4は、通常、ステンレス鋼等の耐食性金属板で形成され、合成樹脂サイディング3を吊り下げる所要の幅を有する吊下げ部6と、合成樹脂サイディング3を金属取付部材2に固定するための当て板部7とから構成されている。
前記吊下げ部6は、当て板部7から合成樹脂サイディング3の板状上辺縁部8および折込部9に沿って下方に延び、この折込部9を巻回した後、前記折込部9と前記サイディング本体10との隙間に入って上方に延びる板状体であって、当て板部7には取付孔11が設けられている。
この留め付け部材4は、通常、ステンレス鋼等の耐食性金属板で形成され、合成樹脂サイディング3を吊り下げる所要の幅を有する吊下げ部6と、合成樹脂サイディング3を金属取付部材2に固定するための当て板部7とから構成されている。
前記吊下げ部6は、当て板部7から合成樹脂サイディング3の板状上辺縁部8および折込部9に沿って下方に延び、この折込部9を巻回した後、前記折込部9と前記サイディング本体10との隙間に入って上方に延びる板状体であって、当て板部7には取付孔11が設けられている。
本発明では、上記構成の複数の留め付け部材4を、合成樹脂サイディングの上辺近傍にある折込部9に間隔をあけて係着させる。
係着は、留め付け部材4の吊下げ部6を、合成樹脂サイディング3の折込部9とサイディング本体10との隙間に押し入れるだけで簡単に行なうことができる。
係着は、留め付け部材4の吊下げ部6を、合成樹脂サイディング3の折込部9とサイディング本体10との隙間に押し入れるだけで簡単に行なうことができる。
合成樹脂サイディング3の金属取付部材2への取り付けは、金属取付部材2の取付面5にあけた取付孔と合成樹脂サイディングに係着させた留め付け部材4の取付孔11とを合わせ、ビス止め等の固定手段によって行なう。これが、外壁施工面1へ直接留め付け部材4で取り付けると、ビス等の固定部より雨水が内部に浸透し、腐食等により躯体自体を傷めてしまう。
留め付け部材4は、合成樹脂サイディング3の折込部9とサイディング本体10との隙間に押し入れた状態で左右に移動可能な状態で係着されるため、金属取付部材2の取付孔12と留め付け部材4の取付孔11との位置合わせが容易にでき、ビス止めによる固定が簡単に行なえる。
留め付け部材4は、合成樹脂サイディング3の折込部9とサイディング本体10との隙間に押し入れた状態で左右に移動可能な状態で係着されるため、金属取付部材2の取付孔12と留め付け部材4の取付孔11との位置合わせが容易にでき、ビス止めによる固定が簡単に行なえる。
上述したように、合成樹脂サイディング3に係着させた留め付け部材4を金属取付部材2に、ビス止め等の固定手段で取り付けることによって一枚目の合成樹脂サイディング3の外壁施工面への取り付けが完了する。
二枚目の合成樹脂サイディングは、一枚目の合成樹脂サイディング3の上部に取り付ける。この取付けは、図6に示すように、一枚目の合成樹脂サイディング3の折込部9と留め付け部材4'の吊下げ部6'を覆うように、二枚目の合成樹脂サイディング3'の下端部にあるフック部13'の先端辺を、合成樹脂サイディング材本体10と折込部9との隙間に、摺動状に挿嵌させて行う。
二枚目の合成樹脂サイディングは、一枚目の合成樹脂サイディング3の上部に取り付ける。この取付けは、図6に示すように、一枚目の合成樹脂サイディング3の折込部9と留め付け部材4'の吊下げ部6'を覆うように、二枚目の合成樹脂サイディング3'の下端部にあるフック部13'の先端辺を、合成樹脂サイディング材本体10と折込部9との隙間に、摺動状に挿嵌させて行う。
次に、二枚目の合成樹脂サイディング3'の上部にある折込部に、前記した一枚目の合成樹脂サイディング3にしたのと同様にして取付けた本発明に係る留め付け部材を、金属取付部材2にビス止め等の固定手段で固定する。
このようにして、合成樹脂サイディングを、順次、中低層建築物の外壁面上方へ取付けていき既設壁面上に新たな外装材による壁面を形成して改修工程は完了する。
このようにして、合成樹脂サイディングを、順次、中低層建築物の外壁面上方へ取付けていき既設壁面上に新たな外装材による壁面を形成して改修工程は完了する。
本発明の改修方法に使用できる合成樹脂サイディングの留め付け部材4としては、前記した形状のものの他に、図5に示す形状のものが例示できる。
図5(a)、(b)に示す留め付け部材は、共に当て板部7の下端辺に張出部19を有するとともに、この張出部19の先端辺が下方に折り曲げられた折曲辺20を有する構成であり、これらの留め付け部材は、図7(a)、(b)に示すように、それぞれ、張出部19と折曲辺20とで合成樹脂サイディング3の折込部9を吊り下げ固定している。
図5(a)、(b)に示す留め付け部材は、共に当て板部7の下端辺に張出部19を有するとともに、この張出部19の先端辺が下方に折り曲げられた折曲辺20を有する構成であり、これらの留め付け部材は、図7(a)、(b)に示すように、それぞれ、張出部19と折曲辺20とで合成樹脂サイディング3の折込部9を吊り下げ固定している。
図5(b)で示した留め付け部材の当て板部7の中央部に形成された断面略L字状の突出辺21は、該突出辺21と留め付け部材の当て板部7との間に、合成樹脂サイディングの板状上辺縁部8が差込み配置されることにより、風圧により前記板状上辺縁部8が外壁施工面1から浮き上がらないように機能する。
本発明の留め付け部材4は、ステンレス鋼で形成するのが好ましいが、合成樹脂、FRP等で形成してもよい。
なお、留め付け部材は、上記構成のものに限らず、合成樹脂サイディングに係着でき、かつ金属取付部材に固定できるものであれば、どのような形状のものでも採用できる。
なお、留め付け部材は、上記構成のものに限らず、合成樹脂サイディングに係着でき、かつ金属取付部材に固定できるものであれば、どのような形状のものでも採用できる。
本発明の改修方法によれば、従来行なわれることのなかった中低層建築物の外壁面の改修に、軽量の合成樹脂サイディングを適用することができるようになるため、中低層建築物の外壁面の改修に合成樹脂サイディングが有する耐久性、耐衝撃性等の優れた効果を付与できる。
本発明の改修方法は、中低層建築物の外壁面の改修に利用できるだけでなく、新築の中低層建築物の外壁面への適用もできるため、その産業上の利用可能性は極めて大きい。
1 中低層建築物の外壁施工面
2 金属取付部材
3、3' 合成樹脂サイディング
4、4' 留め付け部材
5 (留め付け部材の)取付面
6、6' (留め付け部材の)吊下げ部
7 (留め付け部材の)当て板部
8 合成樹脂サイディングの板状上辺縁部
9 合成樹脂サイディングの折込部
10 合成樹脂サイディング本体
11 留め付け部材の取付孔
12 金属取付部材の取付孔
13、13' (合成樹脂サイディングの)フック部
15 (金属取付部材の)金属部分
16 (金属取付部材の)合成樹脂
17 (金属取付部材の)補強壁
18 ボルト
19 (留め付け部材の)張出部
20 (留め付け部材の)折曲辺
21 (留め付け部材の)突出辺
2 金属取付部材
3、3' 合成樹脂サイディング
4、4' 留め付け部材
5 (留め付け部材の)取付面
6、6' (留め付け部材の)吊下げ部
7 (留め付け部材の)当て板部
8 合成樹脂サイディングの板状上辺縁部
9 合成樹脂サイディングの折込部
10 合成樹脂サイディング本体
11 留め付け部材の取付孔
12 金属取付部材の取付孔
13、13' (合成樹脂サイディングの)フック部
15 (金属取付部材の)金属部分
16 (金属取付部材の)合成樹脂
17 (金属取付部材の)補強壁
18 ボルト
19 (留め付け部材の)張出部
20 (留め付け部材の)折曲辺
21 (留め付け部材の)突出辺
Claims (2)
- 建築物の外壁施工面に、金属取付部材を縦横に間隔をあけて取り付け固定し、該金属取付部材に、合成樹脂サイディングに係着させた留め付け部材を固定手段で取り付けることを特徴とする合成樹脂サイディングによる中低層建築物の改修方法。
- 前記金属取付部材が、合成樹脂で被覆されてなる前記請求項1に記載の中低層建築物の改修方法。
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JP2005134245A JP2006307599A (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 合成樹脂サイディングによる中低層建築物の改修方法 |
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