JP2006306339A - 圧力平衡式水中通話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
通話に必要な機器を内蔵する容器の耐圧構造や潜水深度による音声の低下やダイバーが言葉を明瞭に話すために使用するマウスマスク等の装着時の煩雑さ、ダイバーの音声を発するスピーカーを携帯したりする不便さの3点を同時に解消した通話システムを考案する。
【解決手段】
潜水中に周囲の圧力と同じである二次減圧弁内空間10aの空気を通気管によりスピーカー等の通話用機器を内蔵させた容器に送ることで容器内外の圧力差をなくし、音声振動が容易な薄い振動板の使用を可能とし、潜水深度による耐圧限界も解消した。またダイバーはバイトピース35を軽く噛むだけでマウスマスク9と一体化した水中スピーカー13付き二次減圧弁10を保持できるだけでなく口を開閉しながらの発声が可能となり、かつスピーカーが常時話し手と同じ向きになるため操作の簡素化及び水中通話の向上を実現した。
【選択図】図1
通話に必要な機器を内蔵する容器の耐圧構造や潜水深度による音声の低下やダイバーが言葉を明瞭に話すために使用するマウスマスク等の装着時の煩雑さ、ダイバーの音声を発するスピーカーを携帯したりする不便さの3点を同時に解消した通話システムを考案する。
【解決手段】
潜水中に周囲の圧力と同じである二次減圧弁内空間10aの空気を通気管によりスピーカー等の通話用機器を内蔵させた容器に送ることで容器内外の圧力差をなくし、音声振動が容易な薄い振動板の使用を可能とし、潜水深度による耐圧限界も解消した。またダイバーはバイトピース35を軽く噛むだけでマウスマスク9と一体化した水中スピーカー13付き二次減圧弁10を保持できるだけでなく口を開閉しながらの発声が可能となり、かつスピーカーが常時話し手と同じ向きになるため操作の簡素化及び水中通話の向上を実現した。
【選択図】図1
Description
本発明は、主にレジャーダイビングや潜水作業などの潜水活動において、ダイバーの水中通話に関わるものである。
背景技術について第一項目、第二項目、第三項目の順に説明をする。第一項目として、従来、水中での通話に用いられる通話器のマイクロフォンやスピーカーなどの機器を収容する容器のほとんどが高い圧力の水圧に曝されるため容器自体も大型で重く、音声の受信や伝達に必要なマイクロフォンやスピーカーの振動板も水密容器の一部であるため耐圧強度が高く厚みのある構造となっていた。
これに対して、ダイバーが使用するレギュレーター2の二次減圧弁から供給される周囲の圧力と同じ圧力の空気を利用して機器を内蔵する容器に送り込み内外の圧力を同化させるという既知の技術を応用したものが考案されている。スピーカー付水中マスクというものが考案されており、スピーカーを収容する容器内の空間をスピーカー振動板により2つの空間に分け、その一側空間部へレギュレーターから供給される周囲と同圧の空気を空気管により間接的に供給し、同容器内他側空間へマスク内空間から空気連通管によりマスク内の空気を供給するタイプのものである。
特開平07-052879(第20項から第31項、第1図、第2図)
第二項目として、ダイバーが音声を発する際の問題である。通常のレギュレーター2の二次減圧弁10に備わるマウスピースを使用する場合は、ダイバーはマウスピースを口の中に挿入しマウスピースの突起部を歯で噛み、唇でマウスピースの周囲を覆い水密にして呼吸する状態となる。この状態で話をする場合、口を閉じることも唇や舌を自由に動かすことができないため言葉が極めて不意明瞭になってしまう。そのためマウスピースを外して、顔全体を覆うことができるフルフェイスマスクあるいは口の周囲を覆うタイプのマウスマスクを二次減圧弁に取り付けバンドを使用して顔に装着する必要が生じる。またマウスマスクではバンドを使用せず話をする間、手で当該マスクを口に押し当てるなどの方法を用い、口を自由に動かせる状態にすることで言葉を明瞭に発することができるよう対策を講じており、マウスマスク内に歯で噛み締める部分を取り付けたものも考案されている。
特開平08-008840(第13項、第3図、第4図、第6図)
特開平09-315386(第11項、第1図)
特開平06-191480(請求項2、第2図、第3図)
第三項目として、スピーカーと電源及び増幅器の携帯に関するものである。ダイバーの音声を電気的に増幅し音声振動を水中に発信する水中スピーカーは、従来、電源及び増幅器を内蔵させた容器内に一緒に組み込まれることが多く、その容器をダイバーが携帯した。
発明が解決しようとする課題については、背景技術の項に準じて第一項目、第二項目、第三項目の順に説明をする。
第一項目関して次の問題が生じる。マイクロフォンやスピーカーを内蔵させた強い耐圧構造をもった容器では、振動板の厚みを増すほど振幅範囲が狭くなり、音声の伝達性能が低下するという問題点が存在した。また、使用する深度が深くなるにつれて増加する水圧による外側からの一方的な振動板圧迫も音声振動の妨げとなり音声を低下させるだけでなく耐圧強度の限界による使用深度の制限があった。
一方、上記特開平07-052879に記載されたスピーカー付水中マスクでは、スピーカーが強度の高い耐圧構造である必要がなく、容器内の空気中で陸上使用時と同じように振動板を振動させることができるため音の伝達も効率が良いと推測される。しかし、本来の使用目的は音源からの音声を空気連通管による空気伝播により、水中で当該マスクを付けているダイバー自身に伝達するためのスピーカーであり、水中へ音を発し他者への音声による情報伝達が目的のものではなかった。また、実際の使用状況を考慮した場合に水中マスクに水が入ることが想定されるが、水中マスク空間に接続された空気連通管への浸水対策について具体的手段が明示されていなかった。
第二項目に関して、次に掲げる1)から3)の不具合が生じる。1)フルフェイスマスクやマウスマスクを装着する場合、呼吸の安全確保から顔から外れないよう頭にかけるバンドの必要が生じることである。この動作や手順はダイバーにとって煩雑なものであるばかりでなく、当該マスクのずれによる水の浸入に対する不安も重なり強度のストレスをダイバーに与えることである。
2)マウスマスクの取り付け対象についての問題である。特開平08-008840に記載されたトークマウス及び特開平09-315386に記載されたマウスマスクは図11の予備の空気供給源であるオクトパス4に通話用のマウスマスクを取り付けたものもあるが、通話時に主たる空気源であるレギュレーターからオクトパス4に切り替えなければならず、使用中はマウスマスクをバンドで顔に固定させるか手で押さえていなければ口元から脱落してしまうという不便さがあった。これは本来、エアー切れのダイバーに対処するために用意されたオクトパス4の予備の空気供給源という機能を通話のために犠牲にしてしまう結果となり、安全性を欠いた装備になってしまうものである。
これに対し、特開平06-191480で考案された通信装置の噛み締め部が付いたマウスマスクでは、手やバンドを使用しないでもマウスマスクを保持でき、オクトパス4につける必要もなくしたが、上記記載の噛み締め部は口内奥に位置するため、言葉を発する際に必要な口を閉じる動作が阻害されるだけでなく、噛み締め部に歯の内側に繋る突起部を備えていないため口を開けた場合にマウスマスクを手で押さえていなければ脱落することが推測されるものである。
3)フルフェイスマスクまたはマウスマスクあるいはマウスピースのいずれかを選択して通常の二次減圧弁に取り付けた場合、レギュレーターの二次減圧弁下部の逆流防止弁に付属する左右に排気口が2箇所開いた排気管から排気及び排水が行われるが、声を出すと同時に生じる呼気が二次減圧弁に付随する排気管の排気口の径に合わせて大きな気泡となり押し出され、その直後に水が排気管内に再び入り逆流防止弁の周囲が水で塞がれるという過程が繰り返され、その度に変動する排気及び排水抵抗の強弱により話しづらく発声が不安定になるという問題があった。
第三項目では、話して手であるダイバーは水中通話の音源であるスピーカーを内蔵した容器を携帯し、話をする度に聞き手であるダイバーに対しスピーカーを向ける必要があった。
課題を解決する手段は、前項の発明が解決しようとする課題に準じて第一項目、第二項目、第三項目の順に述べる。また、音声コード43の配線や増幅器14の電気回路等の詳細については本発明においての主たる対象ではないため省略する。
先ず第一項目では、咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13aの空気圧力をダイバー呼吸する空気で充満する二次減圧弁内空間10aの空気圧力と同化させる点にある。具体的には、添付した4図を参照しながら詳述する。図4に示したように二次減圧の給気口10bに二次減圧弁10aからマウスマスク内空間9a方向にのみ流れを制御する逆流防止弁25を取り付け、同時にこの逆流防止弁25を外部に伸びた押圧レバー46により塞ぐことのできる押圧リング45備え付ける。次に、二次減圧弁10と浸水防止室11の間を通気管17により連結し、通気管17の浸水防止室内空間11a側端には、二次減圧弁10aから浸水防止室内空間11a側方向だけに空気あるいは水が流れるように制御する逆流防止弁22を取り付ける。
図4に示したように浸水防止室内空間11a下部には容器外側方向へだけ排気及び排水を制御する逆流防止弁23を備え、同空間11aには咽喉マイクロフォン内空間12aに繋がる通気管18及び水中スピーカー内空間13aへ繋がる通気管19、増幅器14に繋がる通気管20、さらに増幅器14には電池ケース内空間15aを経由し電源スイッチ内空間16aを共有させる通気管20が繋がっている。
本発明では上記咽喉マイクロフォン12は、ダイナミックマイクなど密閉容器に収容する内蔵マイクロフォンの場合について記述しているが、密閉容器に収容する必要がない耐水性のセラミックマイクロフォンを使用する場合は上記通気管18は不要となる。
第二項の1)から3)の全てに対処するものとして次の手段を講じる。圧縮空気タンク1の高圧空気を圧力調整して周囲の圧力と同じ圧の空気をダイバーへ供給するレギュレーター2の二次減圧弁10に取り付けるマウスマスク9に図2に示したようにバイトピース35、逆流防止弁25、26を配し、排気管27を逆流防止弁26部に取り付ける。
図6に表したようにバイトピース35は、口内支持部35a、噛締部35b、調整ネジ部35c、プレート36から構成され、口内にバイトピース35を入れた際に犬歯付近の歯列位置になるようマウスマスク9の内側左右面に配し、口内支持部35a及び噛締部35b部は上下2枚の板バネが20度から30度の角度で上下に開いたものとする。調整ネジ部35cはネジの溝がきられたプレート36内部を回転させることができるものとする。排気管27は、図8のようにマウスマスク9内下部の逆流防止弁26の位置に取り付け、左右の排気管上端部に小さな排気孔28を多数開け、排気管27の中央下側面には排水孔29を数箇所設ける。
第三項目に関しては、水中スピーカーと電源及び増幅器を分離し各々次の述べる場所に納まるようにする。先ず水中スピーカーであるが、通常のレギュレーターの二次減圧弁前面中央には二次減圧弁内空間に入った水を排出するための強制排気させるために必要なダイヤフラム32を押し下げデマンドレバー33を作動させるパージボタンが必ず備えられている部分に図4のように軽量小型の水中スピーカー13を組み込み二次減圧弁内壁面に固定し、図5の透視図に示したようにパージボタンの代替機能として当該スピーカーとダイヤフラム32の隙間にパージレバー31を配し、可動軸部31aを支点としてパージレバー用可動空間34の範囲を手動によりレバーを押し下げることができるようにする。
また、水中スピーカー13を二次減圧弁10に組み込みかつマウスマスク9に水中マイクロフォンを配した場合、両者が隣接してしまうため音のハウリング現象により音声ボリュームを十分に上げることができなくなることや通話時に排気音が雑音として拡声されてしまうことを避けるため、本発明による水中通話装置においてはハウリングの影響が少なく、排気音等の雑音を低減できる咽喉マイクロフォン12を使用しダイバーの咽喉部に付けて使用する方法とする。
次に電源及び増幅器であるが、図4の断面図に表したように増幅器14と電源部である電池ケース15、電源スイッチ16を別容器に分離して収容し、増幅器14を取付リング44により図10のように圧縮空気タンク1のボトルネック1aに取り付け、そこから通気管21を伸ばしダイバーの手元に届く電源スイッチ16を配する。
本発明の前提として、レギュレーター2の一次減圧弁で周囲の圧力より少し高く調整された圧縮空気タンク1の空気が、二次減圧弁10あるいは予備のオクトパス4により、ダイバーの呼吸動作に反応し、最終的に周囲の圧力と同じ圧力に調整された空気として二次減圧弁内空間10aに供給されるという周知の技術を基本として、発明の効果について課題を解決するための手段の項に準じて第一項目、第二項目、第三項目の順に述べる。
第一項目に関しての効果について主に図4を参照しながら述べる。通常ダイバーは、吸気動作により前述した周囲の圧力と同じに圧力調整された空気を肺に取り込み、呼気動作により二次減圧弁内空間に吐き出した空気を二次減圧弁に備わる逆流防止弁から排気管を介して外へ排出するものであり、二次減圧弁内空間に浸入した水も同様である。
本発明による通話システムでは、吸気動作により二次減圧弁内空間10aの空気が逆流防止弁25を介して肺に取り込まれ、呼気動作により気道、口を経由しマウスマスク内空間9aへ吐き出され、余分な空気はマウスマスク9に備わる逆流防止弁26を通り排気管27から水中へ排出される。マウスマスク内に浸入した水も同様に排出される。空気及び水が逆流防止弁25により二次減圧弁内空間10a側に送られることはなく、かつ逆流防止弁24により水密が保たれる二次減圧弁内空間10aは、ダイバーが呼吸を繰り返している限り周囲の圧力と同じ空気で充満され、ほとんど水が浸入しない構造となっている。
ダイバーが潜降中、二次減圧弁内空間10aは最初に周囲の圧力と同化した空気が供給されるため、一時的に、浸水防止室内空間11aや咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13a、増幅器内空間14a、電池ケース内空間15a、電源スイッチ内空間16aの各容器内の空気圧力より少し高い圧力の状態となる。二次減圧弁内空間10aのこの高い空気圧力は、通気管17を経由し浸水防止室内空間11aに伝わり、上記各容器内空間へ伝達される。つまり各容器内の空気の圧力は、周囲の圧力と同じ圧力になるように絶えず変化し続ける。
ダイバーが浮上中は、周囲の圧力が下がっていくため、浸水防止室内空間11a、咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13a、増幅器内空間14a、電池ケース内空間15a、電源スイッチ内空間16aの各容器内部では空気が膨張し、一時的に内圧が周囲の水中の圧よりも高くなる。このとき逆流防止弁23を備える浸水防止室内空間11aは即座に膨張した空気が逆流防止弁23から排出され他の容器よりも早く周囲の圧力と同化するため、他の容器内で膨張した空気は各容器に繋がっている通気管18、19、20、21を経由して、浸水防止室内空間11aに入り、通気管17に取り付けられた逆流防止弁22により二次減圧弁内空間10aへの流れは閉塞されているため、逆流防止弁23側から自動的に外へ排出され各容器内圧力も周囲と同じ圧力の平衡状態に保たれる。
上記詳述したとおり、ダイバーが呼吸しているかぎりいかなる水深でも二次減圧弁内空間10a、浸水防止室内空間11a、咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13a、増幅器内空間14a、電池ケース内空間15a、電源スイッチ内空間16aの各容器内空気の圧力は周囲の圧力と同じに調整される。そこで第一項目に関して、次に掲げる1)から3)のメリットが生じる。
1)咽喉マイクロフォン振動板12bと水中スピーカー振動板13bは、周囲の圧力と容器内部の圧力が平衡に達するまでの一時的な圧力差に耐えられる程度の耐圧強度の構造で対応できるため振動板の厚みを薄くできるため、咽喉マイクロフォン振動板12bでは小さな振動でもダイバーの音声を受信が可能となり、水中スピーカー振動板13bでは音声振動が容易になり効率の良い音声の伝達が可能となる。同様に容器自体も薄く加工できるため本発明の主要な構成要素となる水中スピーカー13の小型軽量化や咽喉マイクロフォン振動板12を咽喉部に付ける際に邪魔にならないよう薄型でコンパクトな形状にすることが可能になる。
2)前述の各容器内外の圧力が平衡状態に維持されるため、ダイバーは潜水できる範囲内であればどの水深でもそれらを携帯し使用することができる。
3)二次減圧弁内空間10aは、ダイバーが呼吸している場合は逆流防止弁25より水が浸入しない構造であるため通気管を介して水中マイクロフォン等機器を内蔵した容器内に浸水することはない。何らかの事情により潜水中に二次減圧弁内空間10aに水が浸入した場合に、上記の浸水防止室11には他の各容器内部への浸入を防ぐ構造が備わっている。次にその構造について図4を参照しながら詳述する。
図4は二次減圧弁10からマウスマスク9にかけての部分(図2のA-A')及び増幅器14(図1のC-C')の断面図に電池ケース15から電源スイッチ16にかけての断面図を加え、さらに解説に必要な箇所を補足追加したものであり、ダイバーがマウスマスク9に顔を当てバイトピース35を噛んでいる状態を表している。それぞれの容器の大きさや通気管の配置や長さなどは図11などから推測されるものと異なるものであるが、基本的構造や構成に変わりはなく機能的な側面を中心に図解したものである。
ダイバーが呼吸している間、飛沫や水滴など逆流防止弁25から二次減圧弁内空間10aへ水が浸入することが想定されるが、二次減圧弁内空間10aに入った水は、押圧レバー46を前方へ押して逆流防止弁25を押圧リング45により塞ぎ後述する発明の効果の第三項目で解説するパージレバー31の作動で二次減圧弁内空間10aへ空気を強制的に送ることにより逆流防止弁24から排出させることができる。しかし二次減圧弁内空間10aに浸水した水が一定量を超えた場合、通気管17内へ浸入し、浸水防止器内部空気室11aに押し出されて容器下部に溜まる。図4の浸入した水30aが通気管18、19、20の上端部に達しなければ咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13a、増幅器内空間14a、電池ケース内空間15a、電源スイッチ内空間16aへの浸水を防止できる。
この浸水防止器内部空気室11aに溜まった水は、ダイバーが浮上する行動をとった場合、逆流防止弁22により空気の流れは止められてしまうため、周囲の圧力低下に伴う各容器内及び浸水防止室内空間11aの空気膨張による内圧の上昇により自動的に逆流防止弁23から外部へ排出される。
また、ダイバーが水面で当該マウスマスク9をはずしている間に、逆流防止弁25が水流等により変形し水が二次減圧弁内空間10aに入る恐れがある場合は、図4、図9示した外部に伸びた押圧レバー46を前方へ押すことで押圧リング45が逆流防止弁25を塞ぎ弁が開かない状態にできるため浸水を防止できる。
第二項目に関して発明の効果の1)から3)について各々解説を行う。
1)マウスマスク9に備えたバイトピース35を口にくわえることにより、バンドを使用してマウスマスクを顔に密着させることなくマウスマスク9と一体化した水中スピーカー付き二次減圧弁10を保持できることであり、具体的な説明を以下に述べる。
1)マウスマスク9に備えたバイトピース35を口にくわえることにより、バンドを使用してマウスマスクを顔に密着させることなくマウスマスク9と一体化した水中スピーカー付き二次減圧弁10を保持できることであり、具体的な説明を以下に述べる。
図7は口を開閉した場合のバイトピース35と上顎歯37a及び下顎歯37bとの関係を表したものであるが、上下に開いた2枚の薄い板バネを基本構造としたバイトピース35の噛締部35bを犬歯前後の歯列で噛むと同時に口内支持部35aの突起がその歯列の内側に掛かる構造であるため、マウスマスク9を口の周囲に密着させ保持することができるだけでなく、その状態から顎の筋肉を緩め口を開ける動作をしてもバイトピース35の上下に分かれた板バネの反撥力により口内支持部35aは上下の歯列37a、37bの内側にかかった状態を維持できるためマウスマスク9は外れることはない。またバイトピース35は全体的に薄い形状であるため口内であまり邪魔にならず舌も自由に動かせるので自然に近い発声が可能であるだけでなく、マウスマスク9を保持ために噛締部35bを強く噛む必要がないためダイバーの顎の疲労を少なくすることができる。さらにバイトピース35は調整ネジ部35cを回転させることによりプレート36からマウスマスク9内部へ繰り出す長さを使用者の口のサイズに合わせて調整できる。
2)マウスマスク9は上記の特徴を有するバイトピース35を備えているため二次減圧弁10に取り付けて主たる呼吸装置として使用することが可能であり、オクトパス4に装備する必要がなく、オクトパス4を本来の状態のまま緊急時の予備空気供給源として確保しておくことができる。
3)排気管27に関してのものであり図4、図8を参照しながら述べる。図4に示したように潜水中にマウスマスク内空間9aに吐き出された空気及び水は排気管27を経由し、排水孔29及び排気孔28の両者から外へ排出される。そして通話時のやや少ない排出量の呼気は主に排気管27上端に多数開けられた小さな孔から小さな気泡となり自然に出ていくことで排気は徐々に行われていく状態になり、図8に表したように排気管27内上側から逆流防止弁26の周囲にかけて空気の層が一時的に形成されるため、排気管27内への排水孔29からの水30bの浸入も抑制された状態となるため排気抵抗とその変動幅が小さくなり安定した自然な発声が可能となる。
第三項目。二次減圧弁10の前面に水中スピーカー13を組み込んだことにより、話し手であるダイバーの顔と水中スピーカー13の向きが同じになるため、自然な会話の形となり音声が聞き取り易くなるだけでなく、手を使って相手にスピーカーを向ける手間が省けるため手を図11中のインフレターホース8など潜水中に必要な器具の操作などに使うことができる。
増幅器14を取付リング44により圧縮空気タンク1のボトルネック1aに取り付けられることにより、手で携帯したりBCジャケット7のポケットに収納したりする手間が省け、必要に応じて手元で通話の電源スイッチ16を押す操作だけで簡単に電源のON、OFFを切り替えることができる。
マウスマスク内空間9aに水が入ってしまった場合は、少量であればダイバーが強く息を吐くことでその水を外へ排出できるが、水の量が多い場合は図5に示したパージレバー31をパージレバー用可動空間34の開いている方向、つまりマウスマスク側に押すことでダイヤフラム32が押し下げられ、それと連動してデマンドレバー33が作動し空気を二次減圧弁内空間10a 及びマウスマスク内空間9aへ強制的に供給し、その空気圧力で水を排気管27から排出することができる。
容器の一部として機能する咽喉マイクロフォン振動板12bとスピーカー振動板13bの厚みを容器にかかる衝撃に対しての安全性を考慮した上で、音声振動が容易な1mm前後とする。また容器の重量を150g前後まで小型軽量化し、二次減圧弁10前面への水中スピーカー13の取り付けを容易にする。
水中スピーカー13は、硬質塩化ビニールや合成樹脂、アクリルなどの素材を水密容器に加工し、セラミックスピーカー39を内蔵させ防水処理をする。咽喉マイクロフォン12は、咽喉部に付けた際に邪魔にならないようシリコンゴムなどの柔軟性に富む素材により内蔵マイクロフォン38を密閉収容し、咽喉マイクロフォン振動板12b、スピーカー振動板13bにはそれぞれ硬質塩化ビニールあるいはアクリルなどの厚みが1mm前後の板を使用する。増幅器14はある程度の衝撃にも耐えられるよう厚さ3〜5mmのポリカーボネイトなどの素材を加工し防水加工する。
通気管17、19は内径3mm程度のフレキシブルなシリコンなどの半透明の通気管を用い、通気管20には内径5mm程度の擦れや切断に強い耐圧チューブを用いる。
マウスマスク9はシリコンゴムを用い成型し、浸水防止室11は厚さ1〜2mmの硬質塩化ビニールなど素材を用い、全体の内容積を二次減圧弁10と一体化したマウスマスク9の水中重量を軽くすることも考慮して100ml程度とし約100gの浮力を得るものする。
逆流防止弁25、26には流量が多くても対応できる円形のシリコンゴムによるタイプを使用し、逆流防止弁22、23、24には水槽用品として利用されている弁が変形しにくく水や空気が逆流することの可能性が少ないパイプ状のタイプを使用する。
バイトピース35は厚さ0.2mm程度のステンレス鋼の板バネを使用し、口内支持部35a、噛締部35bの表面は厚さ2mm前後の硬質ゴムで覆う。口内支持部35aは2枚の板バネの開く角度を20度から30度の間に設定し、上下の隙間幅を10〜15mmとり、口を少し開けても口内支持部35aが歯の内側に接した状態が保たれるようにする。プレート36はプラスチックの板など丈夫で軽量のものを使用する。排気管27の排気孔28は直径を1〜1.5mm前後とし、全体で100個前後の孔を設け、排水孔29は直径を5mmの孔を合計3〜5個設ける。
電池ケース15は、電源スイッチ16へ伸びる通気管の一部とし合成ゴムなどの筒状のケースに電池の出し入れができるよう取り外しのできる水密キャップをつける。このキャップには通気管21と電池ケース15内空間15aが通気できるように通気孔を設ける。通気管21の先端部はプッシュスイッチ式の電源スイッチ15を取り付け蛇腹状の伸縮するケースに収容し密閉する。
本発明による図1の通話システムの実施例を図11に示した。ダイバーは咽喉マイクロフォン12を付け、水中スピーカー13が一体となったマウスマスク9を口で保持しており、増幅器14は圧縮空気タンク1のボトルネック1aに取付リング44により固定し携帯している状態を表す。ダイバーは必要に応じて手元の電源スイッチ16を押すだけで水中通話が可能となる。
ファンダイビング中の一般ダイバー同士やインストラクターからの指示や説明など言葉によるコミュニケーションがとれることで楽しさが増すと同時に水中での不安も少なくなることでレジャーダイビング業界の活性化につながり、潜水作業現場、環境調査や水中取材での水中レポート作業など言葉で情報を伝えることが容易になるため作業効率、安全性やサービスの向上が図れる。
1 圧縮空気タンク
1a ボトルネック
2 レギュレーター(一次減圧弁側)
3 中圧ホース
4 オクトパス(予備の二次減圧弁)
5 水中マスク
6 空気流量調整弁
7 BCジャケット
8 インフレ−ターホース
9 マウスマスク
9a マウスマスク内空間
9b 二次減圧弁取付口
10 二次減圧弁
10a 二次減圧弁内空間
10b 給気口
11 浸水防止室
11a 浸水防止室内空間
12 咽喉マイクロフォン
12a 咽喉マイクロフォン内空間
12b 咽喉マイクロフォン振動板
13 水中スピーカー
13a 水中スピーカー内空間
13b 水中スピーカー振動板
14 増幅器
14a 増幅器内空間
15 電池ケース
15a 電池ケース内空間
16 電源スイッチ
16a 電源スイッチ内空間
17 通気管(二次減圧弁−浸水防止室)
18 通気管(浸水防止室−咽喉マイクロフォン)
19 通気管(浸水防止室−水中スピーカー)
20 通気管(浸水防止室−増幅器)
21 通気管(増幅器−電源スイッチ)
22 逆流防止弁(流れを二次減圧弁から浸水防止室方向だけに制御)
23 逆流防止弁(流れを浸水防止室から外側方向だけに制御)
24 逆流防止弁(流れを二次減圧弁から外側方向だけに制御)
25 逆流防止弁(流れを二次減圧弁からマウスマスク方向だけに制御)
26 逆流防止弁(流れをマウスマスクから排気管方向だけに制御)
27 排気管
28 排気孔(排水孔)
29 排水孔(排気孔)
30a 浸水防止室内空間に浸入した水
30b 排気管内に浸入した水
31 パージレバー
31a 可動軸部
32 ダイヤフラム
33 デマンドレバー
34 パージレバー用可動空間
35 バイトピース
35a 口内支持部
35b 噛締部
35c 調整ネジ部
36 プレート
37a 上顎歯
37b 下顎歯
38 内蔵マイクロフォン
39 セラミックスピーカー
40 増幅回路
41 電池
42 音声端子
43 音声コード
44 取付リング
45 押圧リング
46 押圧レバー
1a ボトルネック
2 レギュレーター(一次減圧弁側)
3 中圧ホース
4 オクトパス(予備の二次減圧弁)
5 水中マスク
6 空気流量調整弁
7 BCジャケット
8 インフレ−ターホース
9 マウスマスク
9a マウスマスク内空間
9b 二次減圧弁取付口
10 二次減圧弁
10a 二次減圧弁内空間
10b 給気口
11 浸水防止室
11a 浸水防止室内空間
12 咽喉マイクロフォン
12a 咽喉マイクロフォン内空間
12b 咽喉マイクロフォン振動板
13 水中スピーカー
13a 水中スピーカー内空間
13b 水中スピーカー振動板
14 増幅器
14a 増幅器内空間
15 電池ケース
15a 電池ケース内空間
16 電源スイッチ
16a 電源スイッチ内空間
17 通気管(二次減圧弁−浸水防止室)
18 通気管(浸水防止室−咽喉マイクロフォン)
19 通気管(浸水防止室−水中スピーカー)
20 通気管(浸水防止室−増幅器)
21 通気管(増幅器−電源スイッチ)
22 逆流防止弁(流れを二次減圧弁から浸水防止室方向だけに制御)
23 逆流防止弁(流れを浸水防止室から外側方向だけに制御)
24 逆流防止弁(流れを二次減圧弁から外側方向だけに制御)
25 逆流防止弁(流れを二次減圧弁からマウスマスク方向だけに制御)
26 逆流防止弁(流れをマウスマスクから排気管方向だけに制御)
27 排気管
28 排気孔(排水孔)
29 排水孔(排気孔)
30a 浸水防止室内空間に浸入した水
30b 排気管内に浸入した水
31 パージレバー
31a 可動軸部
32 ダイヤフラム
33 デマンドレバー
34 パージレバー用可動空間
35 バイトピース
35a 口内支持部
35b 噛締部
35c 調整ネジ部
36 プレート
37a 上顎歯
37b 下顎歯
38 内蔵マイクロフォン
39 セラミックスピーカー
40 増幅回路
41 電池
42 音声端子
43 音声コード
44 取付リング
45 押圧リング
46 押圧レバー
Claims (6)
- 潜水用レギュレーター2の二次減圧弁10に、逆流防止弁25を具備したマウスマスク9を取り付けたことにより水が浸入しない構造を有する二次減圧弁内空間10aと浸水防止室内空間11aが逆流防止弁22を備えた通気管17により繋がり、さらに浸水防止室内空間11aから咽喉マイクロフォン内空間12a、水中スピーカー内空間13a、増幅器内空間14a、電池ケース内空間15a、電源スイッチ内空間16aの各容器内空間を通気管で連結し(本発明においては、咽喉マイクロフォン12は密閉容器に収容しなければならないダイナミックマイクロフォンなどの内蔵マイクロフォンを対象に記述しているが、密閉容器を必要としない耐水性のセラミックマイクロフォンを使用する場合は上記の通気管は不要となる)、潜水中に二次減圧弁10で周囲の圧力に調整されて二次減圧弁内空間10aに供給された空気の圧力が浸水防止室11を介して上記各容器内空間に順次伝わり、周囲の圧力と同化することにより容器内外の圧力差が生じないように考案された水中通話装置。
- 二次減圧弁10に取り付けて使用するマウスマスク9内側の左右に上下に開いた2枚の薄い板バネのバイトピース35を配し、ダイバーが口内支持部35aを口内の歯列の内側に入れて噛締部35bを軽く歯で噛むことにより板バネの反撥力により口内支持部35aが上下顎の歯列の内側に掛かり、マウスマスク9を顔に密着固定させ二次減圧弁10を保持することができるものであり、言葉を発するのに必要な口の開閉の動きに対してもその状態が維持されるためバンドや手を使用しないで二次減圧弁10を保持しながら明瞭な言葉を発することが可能であり、かつ排気管27をマウスマスク9下部に備えることにより通話時の呼気が排気管27上端に多数空いた小さな排気孔29から小さな気泡となって徐々に排出されることにより逆流防止弁26の周囲に空気の層が形成されるため排気抵抗が小さく一定になりさらに発声し易くなる特徴を有するマウスマスク。
- 通常使用するレギュレーター2の二次減圧弁10前面に付属するパージボタンを軽量小型化した水中スピーカー13に置き換えたものであり、通話時は音声発信源となる水中スピーカー13が必然的に常時顔の向きと同じになり自然に話す相手側に向くためコミュニケーションがとりやすく、従来のようにスピーカーを内蔵した容器を手にもって相手に向ける操作を不要とし、パージボタンの代替装置として必要に応じてパージレバー31を手前に押すことでダイヤフラム32が下がりデマンドレバー33が作動し二次減圧弁内空間10aへ強制的に空気を供給することができる機能を有する装置。
- 通気管21によりダイバーの手元まで届く電源スイッチ16を有する増幅器14及び他の機器を収容した容器等を取付リング44により圧縮空気タンク1のボトルネック1aの部分を利用して取り付け固定し携帯する方法及び装置。
- 水中通話装置において、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の各項に記載した機能を有する装置が一つあるいは複数含まれたもの。
- 水中でカメラ等の機器を収容した密閉容器を携帯する装置あるいは方法において、請求項1及び請求項4に記載した機能を有する装置または方法が一つあるいは両方が含まれたもの。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005134050A JP2006306339A (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 圧力平衡式水中通話システム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006306339A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010057040A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Taisei Corp | 音波発信器 |
JP2014158598A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Juntendo | 水中血圧心電計 |
CN107567413A (zh) * | 2015-04-21 | 2018-01-09 | 戴卡特隆有限公司 | 适配有通信装置的潜水面罩 |
-
2005
- 2005-05-02 JP JP2005134050A patent/JP2006306339A/ja active Pending
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