JP2006305312A - 針被覆要素用の係合制御部を備える注射装置用の取り付けモジュール - Google Patents

針被覆要素用の係合制御部を備える注射装置用の取り付けモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2006305312A
JP2006305312A JP2006000049A JP2006000049A JP2006305312A JP 2006305312 A JP2006305312 A JP 2006305312A JP 2006000049 A JP2006000049 A JP 2006000049A JP 2006000049 A JP2006000049 A JP 2006000049A JP 2006305312 A JP2006305312 A JP 2006305312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting module
needle
obstruction
module according
covering element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2006000049A
Other languages
English (en)
Inventor
Philippe Kohlbrenner
フィリッペ・コールブレンナー
Thomas Schuler
トーマス・シューラー
Martin Wittwer
マルティン・ヴィットヴァー
Christoph Meier
クリストフ・マイアー
Peter Stettler
ペーター・シュテットラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tecpharma Licensing AG
Original Assignee
Tecpharma Licensing AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tecpharma Licensing AG filed Critical Tecpharma Licensing AG
Publication of JP2006305312A publication Critical patent/JP2006305312A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3287Accessories for bringing the needle into the body; Automatic needle insertion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/20Automatic syringes, e.g. with automatically actuated piston rod, with automatic needle injection, filling automatically
    • A61M2005/2006Having specific accessories
    • A61M2005/2013Having specific accessories triggering of discharging means by contact of injector with patient body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/3243Means for protection against accidental injuries by used needles being axially-extensible, e.g. protective sleeves coaxially slidable on the syringe barrel
    • A61M5/326Fully automatic sleeve extension, i.e. in which triggering of the sleeve does not require a deliberate action by the user
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/46Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for controlling depth of insertion

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】注射針を無痛状態にて皮膚に挿入することができるモジュールを提供する。
【解決手段】注射装置の又は注射装置用の取り付けモジュールにおいて、 a)妨害部分11を備える係合制御部10と、 b)係合制御部10と係合し且つ、該係合制御部10に対し軸方向に動くことができる妨害部材20とを備え、 c)妨害部材20が妨害部分11内に配置されたとき、係合制御部10に対する妨害部材20の動きが少なくとも軸方向に妨害され又は少なくとも妨げられる、取り付けモジュールである。
【選択図】図1

Description

本発明は、針被覆要素により保護された針を注射のため露出させることのできる、注射装置、特に、注射ペンの又はかかる注射ペン用の取り付けモジュールに関する。
注射装置、特に、注射ペンは、殆どの場合、流体である医薬を患者が自分自身で独立的に投与することを許容する。この目的のため、患者は、自分自身で針を自分の身体組織、例えば、皮膚に刺す必要がある。大部分の患者にとって、全体として、自分自身で針を刺すことは非常な努力を必要とする。このことは、針が視認可能であるとき、すなわちその後に皮膚への挿入が行われる場合、特にそうである。針を皮膚内に挿入することに起因する痛みを恐れる患者もいる。
一般に、針を無痛状態にて挿入するためには、針を皮膚に迅速に刺さなければならないことが知られている。注射ペンを使用して自己注射するとき、一方にて、皮膚内への針の侵入深さを制限することのできるストッパが存在せず、また、他方にて、注射動作は手で行われ、このことは、自分自身で痛みを生じさせるという患者の恐れを増すことになるため、このことは限られた程度のみ可能であることがしばしばである。
その内部に注射ペンを挿入し且つ、ばねによって装置に対して偏倚させることのできる装置が先行技術から既知である。ペンを挿入するためには、装置を身体の所望の箇所に配置し、ばねを介して偏倚させたペンを全体として、身体の方向に向けて動かして針が組織内に挿入されるようにする。
米国特許明細書US5,980,491号には、アンプルホルダと、所望の投薬量を設定し、次に、アンプルから押し出すために使用される投薬量設定及び注射部分とを備えるペン形状の注射器用の自動式針挿入装置が示されている。該装置は、管状ケーシングを有しており、該管状ケーシング内に注射器と接続することのできる管状のばねホルダが配置されて、該ばねホルダは軸方向に変位することができるようにする。ばねホルダは、ばねを緊張させ得るよう基端方向に変位させ、次に、注射のため解放し、偏倚されたばねによりペン形状の注射器と共に、末端方向に動かすことができる。
本発明は、注射針を無痛状態にて皮膚に挿入することを可能にする、注射ペンの又は注射ペン用のモジュール、特に、取り付けモジュールを提供するという目的に基づくものである。
本発明は、独立請求項によって解決される。有利な更なる実施の形態は、従属請求項に記載されている。
注射装置の又は注射装置用の本発明に従った取り付けモジュールは、少なくとも1つの係合制御部を備えており、該係合制御部は、少なくとも1つの妨害部分と、該係合制御部と係合し且つ、該係合制御部に対して軸方向に動くことができる妨害部材とを備えている。軸方向への可動性とは、注射装置又はペンの長手方向軸線の方向への動きを意味するものと理解される。本発明に従った取り付けモジュールにおいて、係合制御部に対する妨害部材の動きは、妨害部材が妨害位置に位置しているとき、少なくとも軸方向に妨害され又は少なくとも妨げられる。取り付けモジュールは、例えば注射装置と固定状態に接続し、取り付けモジュールが注射装置の一部分であるようにすることができる。取り付けモジュールは、注射装置に締結することのできる別個の部品であることが好ましい。注射装置及び取り付けモジュールは、1組みにて互いに分離し又は既に互いに接続された状態にて共に供給することができる。注射装置に取り付けることのできる取り付けモジュールは、注射装置から取り外すことができることが特に好ましい。このため、注射装置及び(又は)注射ペンは、2つの構成要素を互いに相応するよう締結することを可能にする、例えば、ねじ、バヨネット係止部等のような手段を備えている。このように、装置及びペンのユーザは、本発明に従った取り付けモジュールを使用し又は使用せずに、注射を行うことを望むどうかを自分自身で決定することができる。原理上、取り付けモジュールは、1回、接続することができ、また、取り付けモジュールは、注射装置に取り付けられたならば、最早、破壊しない限り、注射装置から取り外すことができないよう注射装置と接続することができる。
取り付けモジュールは、少なくとも部分的に針を取り囲むことのできる針被覆要素を備えることが好ましい。該針は、注射装置の一部分であることが望ましい。該針被覆要素は、特に、ケーシングにより取り付けられ、該針被覆要素が長手方向に変位可能であるようにすることができる。該針被覆要素は、ケーシングに対し回転させることができないことが好ましい。該針被複要素は、例えば、係合制御部及び妨害部材の少なくとも一方に連結され、その一方が針被覆要素の動きに従動するようにする。針被覆要素は、特に、針保護スリーブとすることができる。針被覆要素は、伝動手段を介して係合制御部及び妨害部材の一方と固定状態に接続することができる。特に好ましくは、針被覆要素は、伝動部材と、係合制御部と、又は、妨害部材とを形成するようにする。このため、針保護要素及び係合制御部又は妨害部材は1つの部品として形成することができる。特に、係合制御部と、妨害部材との他方は、望ましくは、1つのピース片としてケーシングに連結することができる。特に好ましくは、針被覆要素は、係合制御部に連結し且つ(又は)ケーシングは妨害部材に連結されるのもとする。
針被覆要素は、特に、妨害部材が係合制御部の準備部分内に位置されるとき、注射装置に対して提供された針が針被覆要素の末端を超えて突き出すことができないよう十分なだけ動くことができる。原理上、針被覆要素は、取り付けモジュールと注射装置とが接続されたとき、注射のために提供される針は、針被覆要素により被覆され、好ましくは、患者が針を誤って自分自身にて刺すことがないような寸法とされている。針は、例えば、針被覆要素により完全に取り囲むことができ、この場合、針被覆要素は、開口部を備えており、針は該開口部から外に出ることができる。針被覆要素及び(又は)取り付けモジュールは、特に、注射装置に対して提供される標準的な針又は針の長さに適応させてある。例えば、標準的な針の長さよりもより短い又はより長い長さのような、針の長さを変更することが必要とされる適用例の場合、針被覆要素及び(又は)取り付けモジュール、特に、係合制御部は、その針の変更した長さに相応して適応させることができる。
妨害部材が係合する係合制御部は、特に、妨害部材が係合制御部の準備部分内にて動くことができるような形態とすることができる。係合制御部、特に準備部分は、例えば、妨害部材が摺動することができる輪郭とすることができる。妨害部材が準備部分内で動くことのできる経路は、例えば、針被覆要素が針又は針の一部分を露出させずに動くことのできる経路に相応する。特定の実施の形態において、準備部分の長さは妨害部材の長さにほぼ等しいから、妨害部材は、準備部分内で変位することはできない。妨害部材の長さは、特に、妨害部材が準備部分と接触するための長さを意味するものと理解される。準備部分は少なくとも妨害部材の長さ、好ましくは、妨害部材よりも長い長さを示し、妨害部材が準備部分に沿って摺動し得るようにすることが好ましい。係合制御部は、例えば準備部分と境を接する妨害部分を備えることが望ましい。係合制御部内の妨害部分の位置は、妨害部材が妨害部分内に位置されるとき、針又は針の先端が針被覆要素から突き出さないよう選ばれることが特に望ましい。妨害部分の位置は、例えば、標準的な針又は標準的な針の長さから相違する針に適応させることができる。針被覆要素は、例えば、妨害部材が準備部分内に又は係合制御部の妨害部分内に位置されるとき、針を露出させないよう十分遠方に動くことができる。
1つの好ましい実施の形態において、準備部分は、針被覆要素の動き方向及び(又は)取り付けモジュールの長手方向に対して長さの点にて特に準備部分の角度だけ傾斜するようにすることができる。取り付けモジュールの長手方向は、例えば、取り付けモジュールを取り付けることのできる注射装置の長手方向に相応することが望ましい。針被覆要素の動き方向は、特に取り付けモジュールの長手方向に相応する。準備部分は、例えば、曲線状部又は傾斜面とすることができ、該曲線状部又は傾斜面の1つ又は複数の勾配は、取り付けモジュールの長手方向に対し傾斜するようにする。妨害部材及び係合制御部は、カム歯車から形成することが特に好ましく、該カム歯車は、特に、妨害部材に対する係合制御部の長手方向への動きを追加的な方向、特に、針被覆要素の動き方向に対し横方向の方向への動きに変換する。準備部分に沿った相対的な摺動動作中、妨害部材は、長手方向に対し横方向に特に追加的に動くことが特に望ましい。
係合制御部は注射部分を備えることもできる。妨害部分は一端にて注射部分を制限することが望ましい。注射ストッパを注射部分の他端に配置してもよい。注射ストッパが注射部分に配置されたとき、妨害部材は、妨害部分と注射ストッパとの間にて注射部分に対し前後方向に摺動することができる。注射部分は、針被覆要素の動く方向に対しほぼ平行であることが好ましい。針被覆要素は、妨害部材が係合制御部の注射部分内に配置されたとき、注射装置に対して提供された針が針被覆要素の末端を超えて突き出すのに十分遠方に動くことができることが好ましい。注射部分の長さ又は妨害部材が注射部分内で摺動することのできる経路は、注射装置に対して提供された針が針被覆要素の端部を超えて突き出すことが可能な少なくとも長さに相応することが特に望ましい。針被覆要素用の注射ストッパは、特に、ケーシングに取り付けることができる。長手方向に対する注射ストッパの位置は、例えば、針被覆要素を後方に押すことのできる経路を決定し、従って、針、特に注射装置に対して提供された標準的な針が針被覆要素から突き出すことのできる長さを決定することができる。標準的な針の長さから相違する針、すなわち標準的な針よりも長く又は短い針を使用するとき、各場合にて、例えば注射部分の長さ又は注射ストッパの位置の点にてそれぞれの針に適応させた取り付けモジュールを提供することが特に望ましい。異なる針の長さに適応させたそれぞれの針に対する取り付けモジュールは、例えば、刻印、カラーコード又は先行技術から既知の同様の識別手段により識別することができることが特に望ましい。
1つの好ましい実施の形態において、取り付けモジュールは、針被覆要素に外力が加えられないとき、ばね要素により針を覆う最初の位置に保持される針被覆要素を備えることができる。外力とは、特に、ばね要素のばね力と反対方向に加えられ、また、針被覆要素を取り付けモジュールのケーシング内に押し戻す作用を果たす力を意味するものと理解される。針被覆要素の最初の位置において、妨害部材は係合制御部の準備部分内に配置されることが特に望ましい。係合制御部はまた、針被覆要素が動く間、妨害部材が摺動することのできる輪郭を示すこともできる。輪郭は、特に、針被覆要素がその最初の位置から針被覆要素がその最大の注射長さまで針を露出させる完全に押し戻した位置まで動くとき、準備部分、妨害部分及び注射部分の各々と少なくとも一時的に妨害部材が係合するような設計とすることができる。取り付けモジュールのケーシングが針の最大注射長さに応答可能なストッパを形成するとき、注射ストッパは、例えば、妨害部材が注射ストッパと係合しない位置をとることができる。
妨害部材は、ばね要素により係合制御部材又は係合制御部に保持されることが好ましい。このことは、妨害部材が係合制御部と係合することを保証することができる。妨害部材は、妨害解除部材により妨害部分から動き又は例えば、解放し、妨害部材が注射部分と係合し又は注射部分内に動くのを可能にし、これにより針を針被覆要素により露出させることができる。望ましくは、妨害部分及び妨害部材の各々が協働するストッパを形成し、これらの協働する2つのストッパは、針被覆要素の移動方向又は取り付けモジュールの長手方向に対し横方向に動く。ストッパは、例えば、針被覆要素の動く方向に対しほぼ直角であるようにすることができる。妨害部分の角度は、動く方向と直角の方向と妨害部分のストッパ領域との間に形成されることが望ましい。これは、例えば、妨害部分の領域と注射部分の領域との間、又は好ましくは、妨害部分の領域と準備部分の領域との間に鈍角な角度(すなわち、90°以上の角度)を形成することができる。
1つの好ましい実施の形態において、妨害部分は、同時に妨害解除部材である。特に、2つの協働するストッパは、針被覆要素に作用するばね要素の力よりも大きい、針被覆要素に加わった外力のため、妨害部分内にて互いに対し摺動して離れることができる。特に、妨害部分は歯車領域を形成し、該歯車領域は妨害部材と協働し且つ、妨害部材に対する係合制御部の長手方向への動きを妨害部材の追加的な横方向への動きに変換し、この場合、等しい軸方向経路に比して妨害部材を通る妨害部材の横方向経路は、準備部分を通る経路よりも長い。妨害部分の角度は、妨害部分の協働する2つの領域よりも十分に大きく、妨害部材は、針被覆要素が動くとき、互いに摺動して離れることができるようにすることが好ましい。このように、協働する2つの領域は、特に自己係止型ではないようにすることができる。特に、理論上、μは、例えば摺動摩擦係数、好ましくは2つの協働する領域の静止摩擦係数のような摩擦係数を示すとき、アークタンジェント(l/μ)よりも妨害部分の角度が大きいならば、自己係止作用は存在しない。特に、針被覆要素に加わった、妨害部材を妨害部分から解放するのに必要な力は、この実施の形態において、妨害部材が係合制御部又は妨害部分内に保持されるときのばね力に大きく依存する。
この実施の形態に従い、針は、本発明に従った取り付けモジュールと接続された注射装置を使用して挿入され、針の被覆要素の末端は身体の所望の箇所に配置され、装置を把持した装置のユーザは、装置に対し注射方向に向けて軸方向への力を加える。このことは、妨害部材を準備部分に沿って相対的に係合制御部の妨害部分内に動かすことになる。針被覆要素が取り付けモジュールのケーシング内に動くこと又は注射装置が注射方向に向けて動くことは、妨害部材が妨害部分内に配置されたとき、妨害され又は妨げられる。注射方向への力が増大したとき、妨害部材は、妨害部材と協働する妨害部分により妨害部分から外に押し出され、このことは、妨害部材を注射部分内に動かし、針被覆要素を装置のユーザからの持続的力により急激に解放され且つ、急激にケーシング内に押し戻されることになる。これにより、針は身体組織内にパルス挿入され又は「打たれ」、ユーザは僅かなちくちくとした痛みのみを感じる。針被覆要素がケーシング内に完全に摺動する間、注射ストッパが針被覆要素の更なる動きを妨害する迄、妨害部材は注射部分に沿って相対的に摺動する。次に、針を患者の皮膚内に所望の深さまで挿入する。
別の好ましい実施の形態において、協働する2つのストッパは、針被覆要素に加わった外力により妨害部分内での摺動を防止する自己係止型である。理論的に、μは、摺動摩擦係数、特に協働する2つの領域の静止摩擦係数である摩擦係数を表わすとき、アークタンジェント(l/μ)よりも妨害部分の角度が小さいとき、自己係止作用は存在する。このことは、特に、理論上、妨害部材が針被覆要素に加わった力に関係なく、妨害部分から滑り出ることはできないことを意味する。実際的な表現にて、例えば、針被覆要素に末端方向へ加わった力が針被覆要素が通常、又は適宜に配置されたときよりも大きいならば、構成要素の弾性的変形は特に、力が増すに伴い顕著となるから、妨害部材は、この実施の形態にて解放される可能性がある。しかし、本発明は、適正に使用されるものという視点から見るべきである。
妨害部材を妨害部分から解放するため妨害解除部材を好ましいように提供することができる。妨害解除部材は、特に、妨害部材と接続することができる。妨害解除部材は、歯車領域を備えることが特に好ましく、該歯車領域は、解放部材の歯車領域と協働し、解放部材が解放動作をするとき、妨害部材が係合制御部との係合から、特に、妨害部分とのその妨害係合状態から解放されるようにすることができるようにする。解放部材は、平行移動状態に動かすことができることが好ましい。解放部材の平行移動方向は、取り付けモジュール又は注射装置の長手方向にほぼ相応するものとすることが好ましい。解放部材は、長手方向に動くことができるよう、例えば、取り付けモジュールのケーシングに取り付けられる摺動体とすることができる。解放部材は、例えば、その末端に歯車領域を備えることができ、該歯車領域が解放部材の動く方向に対し斜めに伸びることが望ましい。解放部材の歯車領域は、特に傾斜面の方向に伸びることができる。
この実施の形態に従った解放部材は、取り付けモジュールの長手方向又は解放部材の平行移動方向に対し傾斜していることが望ましい歯車領域を備えている。解放部材の歯車領域と取り付けモジュールの長手方向又は解放部材の平行移動方向との間の角度は、解放部材の角度と称する。妨害解除部材の角度領域と取り付けモジュールの長手方向又は解放部材の平行移動方向との間の角度は、妨害解除部材の角度と称する。妨害解除部材の角度及び解放部材の角度は、解放部材が妨害解除部材と係合し、これにより、歯車領域が互いに実質的に摺動して離れることができる位置においてほぼ等しい寸法であることが好ましい。解放部材の解放動作は、特に、末端方向への解放部材の平行移動動作とすることができる。解放部材の解放動作は、望ましくは解放部材の平行移動方向に対し直角に、特に回動動作にて協働する歯車領域を介して妨害解除部材を動かし、また、妨害部材を動かすものとする。妨害部材の横方向又は回動動作は、妨害部材を係合制御部とのその係合を脱するように動かすことができる。解放部材の歯車領域及び妨害解除部材の歯車領域は、妨害部材が妨害部分内に配置されているときにのみ協働することが望ましい。妨害部材は、妨害部材が妨害部分内に配置されとき、例えば、係合制御部とのその係合を脱するように動かすことはできない。このことは、妨害部材を係合制御部から解放することができる前に、針被覆要素又は取り付け部材を注射装置と共に身体の箇所にて押し付けなければならないことを保証することができる。
解放部材は、例えば、取り付けモジュールの一部とすることができる。この場合、解放部材の解放機構は、解放部材と接続され且つ、取り付けモジュールのケーシングから突き出す押しボタン又は摺動ボタンにより起動させることができる。解放部材は、例えば、注射装置の一部としてもよく、この場合、解放部材を取り付けモジュール内に挿入することができる。解放部材は、2つの部分から成り、一方の部分は取り付けモジュールに又は取り付けモジュール内に形成され、一方の部分は注射装置に又は注射装置内に形成されることが好ましい。解放部材の2つの部分は、取り付けモジュールが注射装置から取り外されたとき、これらの部分が取り付けモジュール又は注射装置から脱落し得ないような設計とすることができる。取り付けモジュールが注射装置と組み合わさったとき、少なくとも2つの部分は、協働してこれらの部分が共に解放動作を行うことができるようにする。このため、解放部材の2つの部分の各々に伝動部材又は接続部材を提供し、これら部材は2つの部材の他方と協働するようにすることが望ましい。純然たる摺動伝動のため、伝動手段又は接続手段は、原理上、例えば、協働する2つの平歯車とすることができる。起動要素を注射装置に又は注射装置内に提供し、該起動要素を使用して解放動作を行い又は起動させることができるようにすることが望ましい。
別の好ましい実施の形態において、解放部材は、注射装置の駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールと接続可能であり又は接続することができ、解放部材に駆動動作又は起動動作、特に駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールの長手方向への動きが従動するようにする。解放部材が駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールの相応する部分と係合し、解放部材には相応する部分の平行移動が従動するようにすることが望ましい。駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールは、注射装置のアンプル内のピストンに作用する駆動動作が起動される前に、解放部材の解放動作を生じさせることが好ましい。その結果、製剤が送り出され又は投与される前に、針が最初に患者に挿入され、又は製剤が送り出されるときに、針が既に患者の体内に挿入されているという望ましいことになる。
注射装置の駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールが作動されると、解放部材は、妨害解除部材と係合し、このことは、妨害部材を妨害部分との係合から解放し、針被覆要素は針を露出させることが好ましい。
妨害要素は、長手方向に対し横方向に弾性的であるアームに形成されることが全体として好ましい。アームは、例えば、ケーシングとの1つの部分として形成することができる。アームがケーシングと接続される遷移点は、該遷移点がばね要素を形成するような設計とされることが好ましい。しかし、原理上、遷移点はほぼ剛性であるように形成し、また、アームは弾性的であるように形成し、アームはばね要素を形成するようにすることも可能である。2つの妨害要素は1つの係合制御部の各々とほぼ反対方向に向けて係合するように2つの妨害要素を配置することが特に有益であることが判明している。1つの妨害解除部材をそれぞれ妨害部材の各々に割り当てることができる。妨害部材及び妨害解除部材の各々1つは、ケーシングと弾性的に接続されたアームに望ましいように配置することができる。特に好ましい実施の形態において、2つの対向して係合する妨害部材は、各々、アームの1つの配置することができ、2つのアームは、例えば、ケーシングとの接続箇所にて合わさり、また、例えば、動作線に沿って反対方向に反発動作することができる。このことは、解放部材に2つの歯車領域を望ましいように提供することができ、該歯車領域の各々は、妨害解除部材の歯車領域と協働することができる。このように、例えば、解放部材の歯車領域は、長手方向に向けてV字形に配置することができる。また、妨害解除部材の歯車領域も長手方向に向けてV字形に配置することができ、この場合、例えば、V字形に配置された解放部材の歯車領域は、V字形に配置された妨害解除部材の歯車領域上にて望ましいように摺動することができ、このことは、全ての解放部材を解放することができるようにする。弾性アームは、V字形に配置することもでき、この場合、ケーシングに対する弾性的遷移点はV字形の先端に形成することができる。更に別の実施の形態において、各々が協働する妨害部材を有する本発明に従った多数の係合制御部を取り付けモジュールのケーシングの円周上に分配することもできる。妨害部材、また適用可能な場合、妨害解除部材を形成するアームを、取り付けモジュールのケーシングにて直径方向に対向するように2つのV字形に配置することは、特に適当であることが判明している。これに相応して、特にV字形に配置された歯車領域を有する解放部材をV字形の配置の各々に割り当てることも望ましい。取り付けモジュールの上述した機構は、特に、不適切にアクセスされ又は損傷しないよう機構を保護するため外側カバーによりカバーすることができる。
一例としての実施の形態において、取り付けモジュールが設けられた注射装置は、以下に説明するように、解放部材及び自己係止妨害部分と共に使用することができる。装置のユーザは、装置を把持し且つ、針被覆要素の末端を注射のために提供された身体上の箇所に押し付ける。起動要素、特に、投薬ボタンに対し軸方向への動きを加えることにより、ユーザは、原理上、解放部材を平行移動状態にて動かし、次に、駆動機構を起動させ、アンプル内の製剤を投与することができる。しかし、妨害部材が準備部分内に配置されている限り、解放部材の歯車領域は妨害解除部材の歯車領域と係合するよう進むことはできないから、解放部材の解放動作は行われない。装置を身体の表面に押し付けることにより、妨害部材が係合制御部の妨害部分に達する迄、準備部分は、妨害部材に対し摺動することができる。自己係止作用のため、妨害部材は、針被覆要素に加わる力が増大する結果、妨害部分から外に滑り出ることはできない。妨害部材が妨害部分内に配置されているならば、解放部材及び妨害部材の歯車領域は協働し、解放部材の解放動作が妨害部材を妨害部分から外に動かすことができる。次に、針被覆要素は、組み合わせた装置に付与された外力のため、取り付けモジュールのケーシング内に急激に押されて戻り、針は身体に挿入される。針が挿入されると、針被覆要素がケーシング内に更に動くのを注射ストッパが防止する迄、注射部分は、妨害部材に沿って相対的に摺動する。針が注射装置と共に身体外に引き出されたならば、針被覆要素をばね要素によりその最初に位置に押して戻す。1つ又は複数の妨害部材は、再度、準備部分又はそれぞれの準備部分と係合し、この場合、取り付けモジュールの長手方向に対する横方向への妨害部材の再設定動作のため、妨害解除部材が解放部材を押して妨害解除部材との係合を脱するようにする。
本発明は、また、ケーシングと、ケーシングに受容された駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールと、挿入可能なアンプルであって、ピストンを備え、該ピストンはアンプル内にて変位することができ、該ピストンに駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールが作用する上記アンプルと、アンプルに締結することができる針とを備える、注射装置であって、取り付けモジュールを備え又は取り付けモジュールと接続することができ、取り付けモジュールは本発明に従った取り付けモジュールである上記注射装置にも関する。
本発明は、一例としての多数の実施の形態に基づいて説明した。本発明に従った取り付けモジュール又は本発明に従った注射装置の個別の手段は、互いに有用に組み合わせることもできる。本発明は、一例としての実施の形態に基づき且つ図面に基づいて以下に説明する。
図1には、本発明に従った取り付けモジュールの三次元的図が長手方向断面図にて示されている。該取り付けモジュールは、ケーシング2と、該ケーシング2によって案内される針被覆要素1とを備えている。針被覆要素1は、回転しないよう固定され且つ、ケーシング2に対し長手方向に動かすことができる。図1には、針被覆要素1に作用する外力がない最初の位置にある針被覆要素1が示されている。このため、針被覆要素1は、ばね要素4、特に、圧力ばね4によって末端方向に、すなわちその最初の位置に押し付けられる。図示した例において、針被覆要素1は、針(図示せず)に対する出口開口部6をその末端に備える針保護スリーブ1である。圧力ばね4は、一方にて、針保護スリーブ1の内側部に支持され、他方にて、ケーシング2の環状ヒール部に支持されている。ケーシング2の基端は、バヨネット係止部3の溝の形態をした係止要素3を備えている。ケーシング2の基端は、注射装置の接続外径部上を摺動することができる接続外径部7と、接続拘束部8とを備えており、該接続拘束部は、取り付けモジュールが注射装置30まで完全に摺動したとき、接続拘束部8と協働可能な注射装置における1つの要素と係合し、取り付けモジュールが注射装置30から意図せずに取り外されるのを防止することができる。図示した実施の形態において、取り付けモジュールは、注射装置30に取り外し可能に締結されている。
窓部がケーシング2に形成されており、該窓部内にて、2つのアーム23がV字形に配置され且つ、ケーシング2と締結されている。これら2つのアーム23は、遷移部分22によりケーシング2と接続される。遷移部分22は、アーム23が互いに向け且つ、互いから離れるよう反発動作可能であるような設計とされることが好ましい。妨害部材20は、互いから離れた方向を向くその側にて2つのアーム23の各々に形成されている。妨害部材20は、特に、カムの形態をしている。アーム23の各々の基端は、妨害解除部材21も備えている。簡略化のため、同一のことは他方のアームにも当てはまるため、その妨害部材及びその妨害解除部材と共に一方のアームについて以下に説明する。図1に示した取り付けモジュールにおいて、この図にて切断した取り付けモジュールの部分は、かかるアームの配置を備えており、図示した2つのアームについて説明したことは、同様に上記アームの配置にも当てはまる。
アーム23は、妨害部材20及び妨害解除部材21と共に、接続点22の周りにて回動させることができる。係合制御部10は、針被覆要素1と接続されている。針被覆要素1は、係合制御部10を形成することが好ましい。アーム23及び妨害部材20の各々に対し係合制御部10がそれぞれ設けられており、妨害部材20は該係合制御部と係合可能である。特に、妨害部材20は、遷移部分22のばね力によりアーム23を介して係合制御部10内に押し込まれる。係合制御部10は、図3、図4及び図5から理解し得るように、特に、準備部分12と、妨害部分11と、注射部分13とを備えている。
針被覆要素1が基端方向に向けて動くと、係合制御部10は妨害部材20に沿って動く。
本発明は、図3及び図1に基づいて以下に説明する。図示した実施の形態において、係合制御部10の準備部分12は、角度βだけ長手方向Lに対して傾斜している。係合制御部10は、長手方向Lに沿って動くことができる。係合制御部10が長手方向Lに沿って動くとき、長手方向Lに向けて実質的に固定された妨害部材20は、準備部分12により内方に動く。係合制御部10及び該係合制御部と連結された針被覆要素1は、妨害部分11が妨害部材20と当接する迄、基端方向に動くことができる。
妨害部分11は、そのストッパ領域と長手方向Lに対して垂直方向との間に妨害部分の角度αを形成する。妨害部分の角度αは、例えば、図4に示すように0°の値をとることができる。最後に、図3には、長手方向Lに対し実質的に平行に伸び且つ、妨害部分11と当接する注射部分13も示されている。図3、図4に示すように、注射部分13には、注射ストッパ14が当接することができ、該注射ストッパは、妨害部材20が注射部分13内にて押される経路を制限し、また、針被覆要素1をケーシング2内に末端方向に押して戻すことができる経路を制限することができる。
図3に示すように、妨害部材20に対するストッパとして形成された妨害部分11は、長手方向に対し斜めに伸び且つ、妨害部分の角度αを形成することができる。図4に単に一例として示すように、角度αは、極めて小さい値又は零とし、力が長手方向Lに加えられたとき、妨害部分11のストッパ領域及び該ストッパ領域と協働する妨害部材20のストッパ領域は、加えられた力の程度に関係なく、それぞれのストッパ領域が互いから滑り出るのを防止する。この状態は自己係止状態と称する。単に一例として図5に示すように、妨害部分の角度αが大きい値をとるならば、次に、妨害部分11及び妨害部材20の協働する領域は、針被覆要素1、従って係合制御部10に加えられた、基端方向に作用する力のため、互いに滑り出ることができる。この場合、妨害部分の角度αは、妨害部分11及び妨害部材20の協働する領域が自己係止作用を生じないような値となるであろう。自己係止状態ではない、単に一例として図5に示した妨害部分の角度αの場合、妨害部分11は、同時に妨害解除部材21を形成し、これにより妨害部材20は、妨害部分11との係合状態から脱するように動くことができる。
準備部分12は、全体として、妨害部分11よりも長手方向Lに対し小さい勾配を示すことが好ましい。従って、針被覆要素1を動かすのに必要な力は、妨害部材20が妨害部分11内に位置しているときよりも、妨害部材20が準備部分12内に位置しているときのほうが小さい。準備部分12は、例えば、図5に示すように、長手方向Lに対しほぼ平行に伸びるようにすることができ、この場合、このことは、自己係止状態ではない妨害部分の角度αにとって特に有用である。以下の説明において、本発明は図1、図3及び図5を参照して説明し、この場合、自己係止状態ではない妨害部分の角度αが提供され、これにより、妨害部分11は妨害解除部材21を同時に形成する。取り付けモジュールが取り付けられた注射装置30(以下に組み合わせた装置と称する)のユーザは、組み合わせた装置を把持し且つ、針被覆要素1の基端を注射のため提供された身体上の箇所に押し付ける。このことは、針被覆要素1を僅かに後方に押し、妨害部材20及び係合制御部10の準備部分12は、妨害部材20が妨害部分11と当接する迄、互いに対する動きを実行する。このようにして、針被覆要素1の動きは停止される。次に、装置のユーザが組み合わせた装置を身体上の箇所に押し付けるときの力を増すならば、妨害部材20は、妨害部分11との係合状態から解放される、すなわち、自己係止状態でない妨害部分11により注射部分13内に動く。妨害部材20が妨害部分11外に完全に押され且つ、注射部分13内に動いたならば、次に、基端方向への針被覆要素1の動きは急激に停止し、これにより、針被覆要素1を除く、組み合わせた装置は、末端方向に「打ち」、針が皮膚内に挿入される。針が皮膚内に挿入される深さは、例えば、長手方向に伸びる注射部分13の長さ、すなわち、注射ストッパ14が長手方向Lに向けて示す妨害部分11からの距離により適応させることができる。注射ストッパ14は、例えば、図3に示すように、半円形の形状をとることができる。妨害部分11は、単に一例として図4に示すように、長手方向Lに対し横方向に伸びる領域の形態をとることが好ましい。原理上、注射ストッパ14は、必ずしも注射部分13又は係合制御部10に取り付ける必要はない。同様に、注射ストッパ14は、針被覆要素1とケーシング2との間の相応するストッパ領域により形成することができる。
図1、図2及び図3を参照しつつ、本発明は、別の一例としての実施の形態に基づいて説明する。装置のユーザは、組み合わせた装置の針被覆要素1の末端を注射のため提供された身体上の箇所に押し付ける。このことは、妨害部材20が係合制御部10の妨害部分11と妨害係合状態となる迄、妨害部材20を準備部分12に沿って相対的に摺動させることになる。この上述した実施の形態の場合、好ましい妨害部分の角度αは、妨害部分11と妨害部材20の協働する領域内に自己係止状態を生じさせる角度である。妨害部分11及び妨害部分20が当接するならば、妨害部材20は、組み合わせた装置によって身体に加えられる押し付け力が増すことにより、妨害部分11から解放することはできない。妨害係合状態を解放するため、妨害部材20又はアーム23上にて基端方向に配置された妨害解除部材21が提供される。妨害解除部材21は、妨害解除部材の角度γだけ長手方向Lに対し傾斜した歯車領域を備えている。その末端に歯車領域を備える解放部材33が追加的に設けられており、上記歯車領域は、解放部材の角度δだけ長手方向Lに対し傾斜している。解放部材の角度δ及び妨害解除部材の角度γは、同一の大きさに相応することが好ましい。特に、図4に示すように、妨害解除部材21及び解放部材33のそれぞれの歯車領域は、妨害部材20が準備部分12内に配置されているとき、解放部材33を末端方向に動かすことにより係合状態となるように動かすことはできず且つ(又は)妨害部材20が妨害部分11内に配置されているとき、係合状態となるように動くことができる。妨害部材20が準備部分12内に配置されたならば、妨害部材33の平歯車領域は妨害解除部材21の平歯車領域と当接するため、解放部材33の長手方向への動きを防止することができ、解放部材33を末端方向に向けて動かすことができる。
しかし、妨害部材20が妨害部分11内に配置されているならば、妨害部材20及び妨害解除部材21は、特に、図4の下半分に示すように、準備部分12の勾配だけ内方に動いており、このため、解放部材及び解放解除部材の歯車領域は、解放部材33の長手方向への動きにより末端方向に動いて係合状態となり、この場合、解放部材33の末端方向への動きは、妨害部材20の横方向内方への動きを生じさせ且つ、妨害部材を妨害部分11との係合から脱するよう動かす。次に、妨害部材20は、注射部分13内に配置され、このため、針被覆要素1を押し戻すことができず、妨害要素20は、妨害部材20が注射ストッパ14と当接する迄、注射部分13に沿って摺動する。既に説明したように、このことは、針を解放し且つ、針を患者の皮膚内に挿入することになる。
組み合わせた装置を引き戻すことにより、針は、患者の身体から引き出され、針被覆要素1は、ばね4により末端方向に押し付けられる。針被覆要素1が末端方向に動くことは、係合制御部10を妨害部材20に沿って末端方向に動かすことになる。妨害部材20が準備部分12の領域内に配置されているとき、該妨害部材は、遷移部分22とアーム23との弾性的な配置のため、準備部分12の方向に向けて反発し、これにより、解放部材33は、妨害解除部材21の歯車領域により基端方向に向けて戻る。次に、針被覆要素に対する解放過程を新たに開始することができる。
解放部材33は、取り付けモジュールの一部分及び(又は)注射装置30の一部分とすることができる。望ましくは、解放部材33は、ケーシング2内に受容され、解放部材が図1に示すように、長手方向に変位可能であるようにしてもよい。図1に示した駆動部材32は、取り付けモジュールの一部分でなく、注射装置30の一部分である。図1及び図2に従って、2つの部分に分けて形成された解放部材33又は解放部材33a、33bは、注射装置30内にて駆動部材32の環状溝34と係合する。起動ボタンとして形成された起動要素37を作用させ、特に、該起動要素を押すことにより、駆動部材32は末端方向に動き、このことは、妨害解除部材21及び解放部材33の歯車領域が係合するように動くことができるならば、環状溝34と係合する解放部材33、又は環状溝34と係合する解放部材33a、33bの部分33bを末端方向に動かすことができる。駆動部材32は、注射装置のケーシング31に受容された駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールの一部分である。注射装置のケーシング31と接続されたアンプルホルダ36は、ケーシング31にて末端方向に配置されており、例えば、医薬を保持することのできるアンプル35をその内部に受容することができる。駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールは、一方にて解放部材33に作用し、また、他方にてアンプル35のピストンに作用する。好ましくは、可能であれば、起動要素37を最初に作動させると、針被覆要素は解放部材33;33a、33bを介して解放され、このため、針を挿入することができる。この解放部材のステップが行われたときのみ、特に、自動的な駆動装置によりピストンを送り出し方向に向けて動かすことができる。
本発明による取り付けモジュールの長手方向断面図における三次元的図である。 本発明に従った取り付けモジュールを備える、本発明に従った注射装置の二次元的断面図である。 各々が妨害部材を備える、本発明に従った係合制御部の図である。 各々が妨害部材と、妨害解除部材と、解放部材とを備える、本発明に従った係合制御部の図である。 長手方向に対しほぼ平行に伸びる準備部分を備える、本発明に従った係合制御部の図である。
符号の説明
1 針被覆要素、針保護スリーブ
2 ケーシング
3 係止要素、バヨネット係止部
4 ばね要素、圧力ばね
5 カバー
6 針の出口開口部
7 接続外径部
8 接続拘束部
10 係合制御部
11 妨害部分
12 準備部分
13 注射部分
14 注射ストッパ
20 妨害部材
21 妨害解除部材
22 ばね要素、遷移点
23 アーム
30 注射装置
31 ケーシング
32 駆動部材
33 解放部材、
33a、 取り付けモジュールの解放部材の部分
33b 注射装置の解放部材の部分
34 環状溝
35 アンプル
36 アンプルホルダ
37 起動要素、起動ボタン
L 長手方向
α 妨害部分の角度
β 準備部分の角度
γ 妨害解除部材の角度
δ 解放部材の角度

Claims (32)

  1. 注射装置の又は注射装置用の取り付けモジュールにおいて、
    a)妨害部分(11)を備える係合制御部(10)と、
    b)係合制御部(10)と係合し且つ、該係合制御部(10)に対し軸方向に動くことができる妨害部材(20)とを備え、
    c)妨害部材(20)が妨害部分(11)内に配置されたとき、係合制御部(10)に対する妨害部材(20)の動きが少なくとも軸方向に妨害され又は少なくとも妨げられる、取り付けモジュール。
  2. 請求項1に記載の取り付けモジュールにおいて、針を少なくとも部分的に取り囲み且つ、係合制御部(10)及び妨害部材(20)の一方と連結された針被覆要素(1)を備え、該係合制御部及び妨害部材の一方が、針被覆要素(1)の動きに従動する、取り付けモジュール。
  3. 請求項2に記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)は針保護スリーブである、取り付けモジュール。
  4. 請求項2又は3の何れかに記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)は係合制御部(10)と連結される、取り付けモジュール。
  5. 請求項2又は3の何れかに記載の取り付けモジュールにおいて、係合制御部(10)及び妨害部材(20)の他方はケーシング(2)と連結される、取り付けモジュール。
  6. 請求項2ないし5の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)は、妨害部材(20)が係合制御部(10)の準備部分(12)内に配置されたとき、注射装置に対して提供された針が針被覆要素(1)の末端を超えて突き出すことができないようにのみ十分に遠方に動くことができる、取り付けモジュール。
  7. 請求項6に記載の取り付けモジュールにおいて、準備部分(12)は、妨害部材(20)の少なくとも長さを有し、好ましくは、妨害部材(20)が準備部分(12)に沿って摺動可能であるように妨害部材(20)よりも長い長さを有する、取り付けモジュール。
  8. 請求項7に記載の取り付けモジュールにおいて、準備部分は、一端にて妨害部分(11)により制限される、取り付けモジュール。
  9. 請求項6ないし8の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、準備部分(12)は、取り付けモジュールの長手方向に対してその長さの点にて傾斜している、取り付けモジュール。
  10. 請求項7ないし9の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、準備部分に沿って摺動動作するとき、妨害部材は長手方向に対して横方向に動く、取り付けモジュール。
  11. 請求項1ないし10の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、係合制御部(10)は、一端にて妨害部分(11)により制限される注射部分(13)を備える、取り付けモジュール。
  12. 請求項11に記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)は、妨害部材(20)が係合制御部(10)の準備部分(12)内に配置されたとき、注射装置に対して提供された針が針被覆要素(1)の末端を超えて突き出すように十分に遠方に動くことができる、取り付けモジュール。
  13. 請求項12に記載の取り付けモジュールにおいて、注射部分(13)内にて妨害部材(20)が変位可能である注射部分(13)の長さ又は経路は、注射装置に対して提供された針が針被覆要素(1)の端部を超えて突き出すことのできる長さに少なくとも相応する、取り付けモジュール。
  14. 請求項11ないし13の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、注射部分(13)は、その長さが長手方向に対しほぼ平行に伸びる、取り付けモジュール。
  15. 請求項1ないし14の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)に外力が加えられないとき、針を覆う最初に位置にてばね要素(4)により保持された針被覆要素(1)を備える、取り付けモジュール。
  16. 請求項15に記載の取り付けモジュールにおいて、針被覆要素(1)の最初の位置において、妨害部材(20)は、係合制御部(10)の準備部分(12)内に配置される、取り付けモジュール。
  17. 請求項1ないし16の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、係合制御部(10)は、針被覆要素(1)が動く間、妨害部材(20)が沿って摺動することができる輪郭(12、11、13)を形成する、取り付けモジュール。
  18. 請求項17に記載の取り付けモジュールにおいて、妨害部材(20)は、係合制御部(10)内に又は該係合制御部(10)にてばね要素(22)により保持される、取り付けモジュール。
  19. 請求項1ないし18の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、妨害部分(11)及び妨害部材(20)の各々は、協働するストッパを形成し、2つの協働するストッパは、取り付けモジュールの長手方向に対して横方向である、取り付けモジュール。
  20. 請求項1ないし19の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、妨害部分(11)は同時に妨害解除部材である、取り付けモジュール。
  21. 請求項19又は20の何れかに記載の取り付けモジュールにおいて、協働する2つのストッパは、ばね要素の力よりも大きい、針被覆要素(1)に加えられた外力のため、妨害部分(11)内にて互いに対して滑り出ることができる、取り付けモジュール。
  22. 請求項19に記載の取り付けモジュールにおいて、協働する2つのストッパは、針被覆要素(1)に加わった外力のため、妨害部分(11)内にて摺動しないよう自己係止する、取り付けモジュール。
  23. 請求項1ないし22の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、妨害解除部材(21)は、妨害部材(20)と接続される、取り付けモジュール。
  24. 請求項23に記載の取り付けモジュールにおいて、妨害解除部材(21)は、歯車領域を備え、該歯車領域は、解放部材(33)の歯車領域と協働し、解放部材(33)が解放動作するとき、妨害部材(20)は、係合制御部(10)とのその係合状態、特にその妨害係合部(11)から解放される、取り付けモジュール。
  25. 請求項24に記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材(33)の歯車領域及び妨害解除部材(21)の歯車領域は、妨害部材(20)が妨害部分(11)内に配置されているときにのみ協働する、取り付けモジュール。
  26. 請求項24又は25の何れかに記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材(33)は長手方向に案内される、取り付けモジュール。
  27. 請求項24ないし26の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材(33)は取り付けモジュールの一部である、取り付けモジュール。
  28. 請求項24ないし27の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材(33)は、取り付けモジュール内に挿入することができる注射装置の一部である、取り付けモジュール。
  29. 請求項24ないし28の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材(33)は、少なくとも2つの部分(33a、33b)から成り、一方の部分(33a)は、取り付けモジュールに又は該取り付けモジュール内に形成され、一方の部分(33b)は、注射装置に又は該注射装置内に形成され、取り付けモジュールが注射装置と組み合わされたとき、少なくとも2つの部分(33a、33b)は、協働してこれらの部分が共に解放動作を行うことができるようにした、取り付けモジュール。
  30. 請求項24ないし29の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、解放部材は、注射装置の駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールとし又は害駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールと接続され、解放部材(33;33a、33b)には、駆動動作、特に駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールの長手方向への動きが従動する、取り付けモジュール。
  31. 請求項24ないし30の何れか1つの項に記載の取り付けモジュールにおいて、注射装置の駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールが作動されたとき、解放部材(33;33a、33b)は、妨害解除部材(21)と係合し、該妨害解除部材は、妨害部材(20)を妨害部分との係合から解放し、針被覆要素(1)は針を露出させる、取り付けモジュール。
  32. a)ケーシング(31)と、
    b)ケーシング(31)により受容された駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールと、
    c)挿入することができるアンプル(35)であって、アンプル内にて変位可能なピストンを備え、駆動モジュール又は駆動及び投薬モジュールが該ピストンに作用する前記アンプル(35)と、
    d)アンプル(35)と締結することができる針とを備える、注射装置において、
    e)取り付けモジュールを備え又は取り付けモジュールと接続することができ、取り付けモジュールは、本発明による取り付けモジュールであることを特徴とする、注射装置。
JP2006000049A 2004-12-31 2006-01-04 針被覆要素用の係合制御部を備える注射装置用の取り付けモジュール Ceased JP2006305312A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102004063651A DE102004063651A1 (de) 2004-12-31 2004-12-31 Aufsatzmodul für eine Injektionsvorrichtung mit einer Eingriffssteuerung für ein Nadelabdeckelement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006305312A true JP2006305312A (ja) 2006-11-09

Family

ID=36641581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000049A Ceased JP2006305312A (ja) 2004-12-31 2006-01-04 針被覆要素用の係合制御部を備える注射装置用の取り付けモジュール

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060149190A1 (ja)
JP (1) JP2006305312A (ja)
DE (1) DE102004063651A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9486581B2 (en) * 2002-09-11 2016-11-08 Becton, Dickinson And Company Injector device with force lock-out and injection rate limiting mechanisms
DE102004063644A1 (de) * 2004-12-31 2006-07-20 Tecpharma Licensing Ag Vorrichtung zur dosierten Verabreichung eines fluiden Produkts mit Drehfederantrieb
EP2468336A1 (en) * 2010-12-21 2012-06-27 Sanofi-Aventis Deutschland GmbH Auto-injector

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07222799A (ja) * 1994-02-02 1995-08-22 Becton Dickinson & Co 自動注射装置
US6183446B1 (en) * 1997-12-11 2001-02-06 Disetronic Licensing Ag Needle protection injection devices

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5591138A (en) * 1995-08-10 1997-01-07 Vaillancourt; Vincent L. Protected needle assembly
DE10129585A1 (de) * 2001-06-20 2003-01-09 Disetronic Licensing Ag Vorrichtung für eine dosierte Verabreichung eines injizierbaren Produkts
US7001364B1 (en) * 2002-08-13 2006-02-21 Parham Farhi Needle safety cap device
US7211065B2 (en) * 2004-02-19 2007-05-01 Miller Stuart H Enveloping needle stick protection device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07222799A (ja) * 1994-02-02 1995-08-22 Becton Dickinson & Co 自動注射装置
US6183446B1 (en) * 1997-12-11 2001-02-06 Disetronic Licensing Ag Needle protection injection devices

Also Published As

Publication number Publication date
DE102004063651A1 (de) 2006-07-20
US20060149190A1 (en) 2006-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7338892B2 (ja) 安全注射器のためのシステム及び方法
JP4695084B2 (ja) 解放係止部を備える注射可能な製剤の投与装置
JP4864863B2 (ja) 自動注射器
US9789264B2 (en) Injection device with needle shield
JP5042846B2 (ja) 固形又は半固形インプラントを注入する装置
US6332875B2 (en) Needle injection-facilitating device
EP3441096B1 (en) Safety device for a pre-filled syringe and injection device
EP2588165B1 (en) Safety device for a pre-filled syringe, injection device and injection kit
JP4644185B2 (ja) 薬物送達装置用の安全シールド付き保持器
EP1762259B1 (en) Inserter for an infusion set with a first and second spring units
JP5715165B2 (ja) 2回投与量の薬剤の自動注射装置
JP5054965B2 (ja) 針装置およびその動作方法
JP4554577B2 (ja) 針を注射装置に装着するための心合わせ補助具
JP2017153958A (ja) 伝動機構、特に歯車列を有するインジェクタ
JP2008543500A (ja) 医薬品注射用の器具及び方法
AU2007283996A1 (en) Blocking element for a dosing mechanism
EP1698365A2 (en) Injection device for administering a fluid product
JP2007521845A (ja) 針カバーを備える注射装置
EP1252907A1 (en) Protective device for a fillable injection syringe
JP2009514573A (ja) 自動注射器の容器交換のための手順制御
JP2009507588A (ja) 挿入ヘッド及び挿入器からなる装置
JP2012520128A (ja) 注射後に自動的に注射器を引き抜く、薬剤を注射するための装置
US20220143321A1 (en) Safety housing based implant/medicament injecting system
JP2006305312A (ja) 針被覆要素用の係合制御部を備える注射装置用の取り付けモジュール
EP4034190A1 (en) Needle assembly having needle shield and plug

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101025

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20110217