JP2006302226A - マウスはデジタル彫刻刀 - Google Patents

Abstract

【課題】パーソナルコンピューターのマウスを使用して、ディスプレイ上で版画制作が出来るソフトウェアを提供する。
【解決手段】パーソナルコンピューターのマウスを制御することで、マウスを彫刻刀代わりに利用し、危険もなく場所を汚すこともなく版画作成が可能になる。
【選択図】図１

Description

本発明は、パーソナルコンピューターのマウスを使用して、ディスプレイ上で版画制作が出来るソフトウェアに関するものである。

従来、版画は版木に下絵を描き反転させ、彫刻刀で彫り、絵具をつけて紙に写すものであった。

版画を作ろうとするとき、次のような問題があった。
準備する道具が多数必要となり、また作業する場所も散らかる。刃物を使用するので危険も伴う。
本発明は、以上の問題点を解決し、道具はパーソナルコンピューターとマウス（ペン入力装置も含む）だけで、場所を汚すこともなく危険もなく、版画制作ができるようになされたものである。また一度で多色摺りも可能。

マウス（ペン入力装置も含む）のボタン操作を制御するソフトウェアを開発することで、マウスの動きが彫刻刀の動きを実現する。マウスボタンのタッチ時間の長さで彫りの深さを制御し、マウスの移動距離で彫りの長さを制御する。
パーソナルコンピューターのディスプレイ上で版木のサイズを選び、絵画ソフトやデジタルカメラ、スキャナー等で版画に使う下絵を作成し、選んだ版木に貼り付ける。版画の仕組みを再現させるために下絵を反転させるモードも準備する。
彫りは、カーソルキー等で版木を動かしながらマウス操作で彫り進める。
彫りの失敗等は、消しゴム機能等で何度も掘り直しが可能。
彫り終われば、摺り後の出来がディスプレイ上で見られる。
マウス操作に摺りの強弱を加減するバレン機能も準備する。
プリンターでプリントアウトすれば版画が完成する。白黒版画だけではなく、一度で多色摺りも可能。

本発明を使用することで、版画の流れ・仕組みを理解できることと、危険もなく、散らかすこともなく版画作成が可能。年賀状にもオリジナル性が出せる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明はパーソナルコンピューターのソフトウェアである。
マウスを制御することで、マウスを彫刻刀のように操作でき白黒版画から多色摺り版画まで制作することが出来る。
本発明を使用するときは、
（１）本発明のソフトウェアをパーソナルコンピューターにインストールし立ち上げる。
（２）版木を選択する。版木は基本的に葉書サイズからＡ４サイズまでを準備。
（３）下絵を準備する。絵画ソフトで描いても、参考にするものをスキャナーで取り込んでも可能。またデジタルカメラで撮影したものを利用するのも可能。
基本モードでは、使用する絵（写真）を反転させて版木に貼り付ける。反転させないで彫ることも出来る。
（４）用途に応じ彫刻刀を選び、彫り進める。マウスボタンのタッチの時間の長さ、マウスの移動距離で深く浅く、長く短く等細かな調整がきく。
（５）彫り間違いは何度でも消しゴム機能で修正が可能。
ディスプレイ上の版木はカーソルキー等で自由に動かすことが出来、よりスムーズに版画制作が可能になる。
（６）彫り終わった版木に絵画ソフトで彩色し、ディスプレイ上で紙をのせ、バレン機能を利用して、マウスのタッチ時間の長さで、バレンの強弱を選択し、プリンターでプリントアウトする。

本発明の斜視図

符号の説明

（１）彫刻刀（ディスプレイ内）、（２）マウス

Claims (1)

1. コンピュータのマウスやペン等の入力機器に、版画の彫刻刀の機能を持たせて、コンピューターで版画制作を可能にするソフトウェアである。単体で版画作成ソフトウェアとして使用したり、年賀状ソフト等のバンドルとして利用できる。

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