JP2006302087A - 安定化電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定化電源回路における三端子レギュレータの発熱を抑え、放熱板を不要とする。
【解決手段】 バッテリ電源10と負荷30の間の三端子レギュレータ20に対して並列に外部抵抗回路40を設けてある。バッテリ電源10の電流が外部抵抗回路40へも分流し、三端子レギュレータ20へ流れる電流を少なくして、これにより三端子レギュレータ20の消費電力が分散されるから、三端子レギュレータ20の発熱が抑えられる。その結果、放熱板を省略でき、安定化電源回路の小型化、製作コストの低減を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源と負荷との間に三端子レギュレータを備えた安定化電源回路に関する。
例えば車両において、バッテリからエンジンやトランスミッションを制御する負荷としての車載電子制御装置等へ供給する電源電圧を、三端子レギュレータ(帰還回路式直列制御型電源回路)を用いて安定化することが行われている。この三端子レギュレータでは、その入出力間電位差と消費電流との積が、全て熱として消費されることとなるので、発熱が大きくなるという問題があった。このため、放熱板の設置が不可欠で、回路の大型化とコスト増大を招く。
そこで三端子レギュレータの発熱対策として、例えば、特開平5−79398号公報や特開平6−217530号公報に示されるように、三端子レギュレータの前段にスイッチングレギュレータを設けて、三端子レギュレータへの入力電圧を降下させ、その入出力間電位差を小さくすることにより、三端子レギュレータが消費する消費電力を抑え、これにより三端子レギュレータの発熱を小さくする方式が提案されている。
特開平5−79398号公報 特開平6−217530号公報
しかしながら、三端子レギュレータの前にスイッチングレギュレータを設けるものにあっては、当該スイッチングレギュレータに起因する放射スイッチングノイズが発生するという問題があった。
したがって本発明は、上記従来の問題点に鑑み、放射ノイズの発生などを招かずに、三端子レギュレータの発熱を抑えて放熱板の設置を不要とした安定化電源回路を提供することを目的とする。
このため本発明は、電源と負荷との間に三端子レギュレータを設けた安定化電源回路において、電力を消費する外部回路を三端子レギュレータと並列に接続して、電源からの電流を三端子レギュレータと外部回路に分流させるように構成したものとした。
本発明によれば、必要な電流を三端子レギュレータと外部回路に分流することにより電力を分散させるので、これにより、三端子レギュレータへの入力電圧を降下させるなどの要なく、従来使用していた三端子レギュレータを採用しながらその消費電力を低減させて発熱が抑えられる。したがって、従来必要とされていた放熱板を不要化できて、コンパクトでコスト安価な安定化電源回路が実現される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により説明する。
図1は第1の実施例にかかる安定化電源回路を示す図である。
バッテリ電源10と負荷30の間に、三端子レギュレータ20が設けられている。そして、三端子レギュレータ20と並列に、外部回路としての外部抵抗回路40が設けられている。外部抵抗回路40は3本の抵抗Ra、Rb、Rcを並列接続して形成されている。
バッテリ電源10と負荷30の間に三端子レギュレータ20と外部抵抗回路40が並列に設けられているから、バッテリ電源10から負荷30への電流は三端子レギュレータ20と外部抵抗回路40とに分流される。
ここで、バッテリ電源10の電圧を12V、負荷30を流れる負荷電流Iは75mAに設定されているとする。また、三端子レギュレータ20は、その出力定格電圧が5V、放熱板を設置しないときの最大消費電力が0.5Wの特性値を有するものとする。
これに対して、外部抵抗回路40の抵抗Ra、Rb、Rcの各抵抗値はそれぞれ350Ωに設定する。
ここで、仮に外部抵抗回路40がなく、三端子レギュレータ20のみで負荷電流を消費させた場合の消費電力は次のように求められる。
三端子レギュレータ20の入出力間電圧差は(12V−5V)であるから、三端子レギュレータの消費電力は、
消費電力=(12V−5V)×0.075A=0.525W
この場合、放熱板無しの最大消費電力0.5Wを超えてしまうから、放熱板が必要となる。
これに対して本実施例では、三端子レギュレータ20と外部抵抗回路40との負荷30側の接続点Pに外部抵抗回路40から流入する電流iaは、
ia=(12V−5V)×(3本/350Ω)=0.06A
として求められる。
したがって、三端子レギュレータ20の消費電力は、次式で表される。
消費電力=(12V−5V)×(0.075A−0.06A)
=0.105W
すなわち、三端子レギュレータ20の最大消費電力0.5Wを下回るので放熱板は不要となる。
なお、このとき外部抵抗回路40の各抵抗Ra、Rb、Rcに流れる電流iRはそれぞれ、
iR=ia/3=0.02A
であり、抵抗1本当たりの消費電力は、次のようになる。
消費電力=0.02A×0.02A×350Ω=0.14W
本実施例は以上のように構成され、複数の並列の抵抗Ra、Rb、Rcからなる外部抵抗回路40を三端子レギュレータ20と並列に接続しているから、バッテリ電源10の電流が外部抵抗回路40へも分流し、三端子レギュレータ20へ流れる電流を少なくする。
これにより、三端子レギュレータ20の消費電力が分散されるから、三端子レギュレータ20の発熱を抑えることができ、その結果、放熱板を省略でき、ひいては安定化電源回路の小型化、および製作コストの低減を図ることができる。
また、放射スイッチングノイズの発生も招くことがない。
また、一般に三端子レギュレータの出力回路は図1に示すようにトランジスタTRaとグラウンドGND間に出力抵抗Rpを備えたソース出力型で、電流が流れ出る構成となっているため、負荷30に電流を流す方向であれば、規定の出力定格電圧を維持できるが、負荷30側から三端子レギュレータ20側へ電流が逆流すると、出力抵抗Rpからの出力電圧フィードバック(F/B)により三端子レギュレータ20の出力電圧は規定の出力定格電圧より上昇してしまう。つまり、三端子レギュレータ20の出力定格電圧が5Vである場合、出力電圧が5Vよりも上昇してしまう。これはトランジスタTRpが図示のNPN型の場合だけでなく、PNP型の場合も同様である。
これに対して、本実施例では、外部抵抗回路40の出力電流、すなわち三端子レギュレータ20と外部抵抗回路40との負荷30側の接続点Pに外部抵抗回路40から流入する電流ia(=0.06A)は、負荷30の消費電流(負荷電流I=75mA)よりも小さいので、三端子レギュレータ20が動作するときの電流は三端子レギュレータ20から負荷30側へ流れる。したがって、逆流によって三端子レギュレータ20が制御不能となって出力電圧が上昇してしまうこともないから、安定化電源回路として高い信頼性を確保することができる。
なお、上述した各数値は例示であって、バッテリ電源10の電圧、負荷電流I、三端子レギュレータ20の出力定格電圧および最大消費電力などに応じて外部抵抗回路40の抵抗の本数やその抵抗値を設定することができ、また、消費電力の分散割合も任意に選択することができる。
つぎに、図2は第2の実施例を示す。
この実施例は、外部回路として、外部抵抗回路40の代わりに定電流回路50を用いたもので、その他の構成は第1の実施例と同様である。
定電流回路50は、バッテリ電源10と負荷30の間で、三端子レギュレータ20に並列接続され、その出力電流は三端子レギュレータ20の出力側に入力される。
定電流回路50は、PNP型のトランジスタTR1、TR2と、抵抗R1、R2とからなっている。
トランジスタTR1はそのコレクタがバッテリ電源10に接続され、ベースが抵抗R1を介してバッテリ電源10に接続され、エミッタが抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端は三端子レギュレータ20と負荷30との接続点Pに接続されている。
また、トランジスタTR2は、コレクタがトランジスタTR1のベースに接続され、ベースがトランジスタTR1のエミッタに接続され、エミッタが三端子レギュレータ20と負荷30との接続点Pに接続されている。
この定電流回路50においては、接続点Pへの出力電流iaによって抵抗R2に発生する電圧がトランジスタTR2のベース・エミッタ間電圧を超えると、ベース電流が流れてトランジスタTR2がオン状態になる。この結果、トランジスタTR1のベース電圧が低下するので、出力電流が制限される。この作用によって、出力電流iaは抵抗R2に作用する電圧で決まる値の定電流となる。
ここで、第1の実施例で例示したと同じく、三端子レギュレータ20の出力定格電圧を5V、最大消費電力を0.5W、負荷電流Iを75mA、バッテリ電源10の電圧を12Vとしたとき、定電流回路50の定電流値を0.06A、トランジスタTR2のオン電圧を0.6Vとすれば、抵抗R2の値は、
0.6V/0.06A=10Ω
となる。
この場合、三端子レギュレータ20の消費電力は、
入出力間電圧差(12V−5V)×消費電流(0.075A−0.06A)
=0.105W
となり、三端子レギュレータ20の最大消費電力以下であるので、放熱板は不要となる。
なお、定電流回路50が消費する電力は、
(12V−5V)×0・06A=0.42W
となり、この消費電力はその大部分が抵抗TR1で消費されるため、この抵抗には放熱板なしでの最大消費電力0.5W以上のものを使用するのが好ましい。
この例でも、定電流回路50の出力電流(ia=0.06A)は、負荷30の消費電流(I=75mA)よりも小さいので、三端子レギュレータ20が動作するときの電流は三端子レギュレータ20から負荷30側へ流れる。
なお、本実施例においても上述した各数値は例示であって、記載例に限定されない。バッテリ電源10の電圧、負荷電流I、三端子レギュレータ20の出力定格電圧および最大消費電力などに応じて定電流回路50の抵抗R2の抵抗値等を設定し、消費電力の分散割合を任意に選択することができる。
本実施例は以上のように構成され、定電流回路50を三端子レギュレータ20と並列に接続しているから、バッテリ電源10の電流が定電流回路50へも分流し、三端子レギュレータ20へ流れる電流を少なくする。
これにより、三端子レギュレータ20の消費電力が分散されるから、第1の実施例と同様に、放射スイッチングノイズの発生を招かず、三端子レギュレータ20の発熱を抑えることができ、その結果、放熱板を省略でき、ひいては安定化電源回路の小型化、および製作コストの低減を図ることができる。
そして本実施例ではさらに、バッテリ電源10の電圧が変動しても、常時一定の電流を接続点Pに供給できるので、第1の実施例に比較していっそう安定性に優れるという利点がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、三端子レギュレータの発熱を分散させる方法としては、レギュレーター電圧の異なる複数個の三端子レギュレータを直列に接続し、次段の三端子レギュレータから後段へ順次入力電圧を降圧し、発熱を分散させる方式も提案されている。
しかしこの方式では、順次後段の三端子レギュレータの入力電圧を降圧する構成であるため、例えば三端子レギュレータを2個接続した場合を例にとれば、第1段の三端子レギュレータにおけるその最低入力電圧(Vin1)よりも電源電圧が下がると、その出力電圧(Vout1)すなわち第2段の三端子レギュレータの入力電圧(Vin2)が低下する。このため、第2段の三端子レギュレータによる出力(Vout2)も低下することになる。これを避けるためには、三端子レギュレータ群への入力最低電圧が第2段の入力電圧Vin2よりも第1段の最低入力電圧Vin1だけ余分に高くなければならないという問題がある。
これに対して、本発明の実施の形態では、第1、第2の実施例とも従前からの基本形態と同じ単一の三端子レギュレータ20だけを用いているので、入力最低電圧を高くしなくても、三端子レギュレータの出力電圧が低下するようなことはなく、常時安定した電圧を負荷へ供給することができる。
本発明の第1の実施例に係る安定化電源回路を示す図である。 第2の実施例に係る安定化電源回路を示す図である。
符号の説明
10 バッテリ電源
20 三端子レギュレータ
30 負荷
40 外部抵抗回路
50 定電流回路

Claims (4)

  1. 電源と負荷との間に三端子レギュレータを設けた安定化電源回路において、
    電力を消費する外部回路を前記三端子レギュレータと並列に接続して、
    前記電源からの電流を前記三端子レギュレータと外部回路に分流させるように構成したことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 前記外部回路の出力電流が前記負荷の消費電流よりも小さくなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の安定化電源回路。
  3. 前記外部回路は、抵抗回路で形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の安定化電源回路。
  4. 前記外部回路は、定電流回路で形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の安定化電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086741A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Ckd Corp 電磁アクチュエータ駆動装置

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