JP2006300471A - 給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】循環パイプの戻り管での冷却や浴槽内でのショートサーキットにより、浴槽湯温が沸上設定温度にならないのを防止する。
【解決手段】浴槽1の沸き上げ温度を設定する沸上温度設定手段と、浴槽1に設けられて配管が接続される風呂アダプター5と、前記風呂アダプター内に前記浴槽1内の湯温を検出する湯温センサとを備え、前記湯温センサで検出された温度の信号を風呂アダプター内に設けられた無線発信機から給湯機の受信機で受信し、給湯機内の制御装置で沸上温度設定手段で設定された温度とに応じて前記浴槽の湯温を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】浴槽1の沸き上げ温度を設定する沸上温度設定手段と、浴槽1に設けられて配管が接続される風呂アダプター5と、前記風呂アダプター内に前記浴槽1内の湯温を検出する湯温センサとを備え、前記湯温センサで検出された温度の信号を風呂アダプター内に設けられた無線発信機から給湯機の受信機で受信し、給湯機内の制御装置で沸上温度設定手段で設定された温度とに応じて前記浴槽の湯温を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、給湯機に関するものである。
従来、この種の給湯機は、図3に示すように、浴槽31と浴槽31に貯えられた湯水を加熱する給湯機32があり、給湯機32と浴槽31は給湯及び循環を行う循環パイプ33により接続されている。そして、浴槽31に設置された循環アダプター34の一部には水位センサ35が設けられている。水位センサ35は、浴槽31内に貯えられる湯水の水面高さを水圧により検知するもので、検知された水位は接続コード36または無線により給湯機32に伝えられる。また浴槽31内の湯温を検知する湯温センサーは給湯機32の内部に設けられているのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−41322号公報
しかしながら、上記従来の構成では、湯温センサーが給湯機の内部にあるので、循環パイプの戻り管で浴槽内の湯温が冷却されて浴槽内の湯温が正確に湯温センサーに伝わらず、設定温度より浴槽内の湯温が上がりすぎることがあった。また循環アダプターの内部でショートサーキットして、循環パイプの行き管の高温の湯がすぐに循環パイプの戻り管に流れ、浴槽内の湯温が上がっていないのに、上がったと湯温サーミスタが検知して浴槽へのお湯の供給を停止し、よって浴槽内の湯温がいつまでも上がらないという課題があった。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機は、浴槽の沸き上げ温度を設定する沸上湯温設定手段と、浴槽に設けられて配管が接続される風呂アダプターと、風呂アダプター内に浴槽内の湯温を検出する湯温センサとを備え、湯温センサで検出された温度と沸上温度設定手段で設定された温度とに応じて浴槽への給湯を制御するものである。
これにより、循環パイプのもどり管の冷却の影響や風呂アダプター内でのショートサーキットの影響を受けることがなく、浴槽内の湯温を正確に検知できるので、沸上温度設定手段で設定した湯温に浴槽内の湯温を制御できるものである。
本発明の給湯機は、循環パイプのもどり管の冷却の影響や風呂アダプター内でのショートサーキットの影響を受けることがなく、浴槽内の湯温を正確に検知できるので、沸上温度設定手段で設定した湯温に浴槽内の湯温を制御できるものである。
第1の発明は、浴槽の沸き上げ温度を設定する沸上温度設定手段と、浴槽に設けられて配管が接続される風呂アダプターと、風呂アダプター内に浴槽内の湯温を検出する湯温センサとを備え、湯温センサで検出された温度と沸上湯温設定手段で設定された温度とに応じて浴槽への給湯を制御する給湯機である。
これによって、循環パイプのもどり管の冷却の影響や風呂アダプター内でのショートサーキットの影響を受けることがなく、浴槽内の湯温を正確に検知できるので、沸上温度設定手段で設定した湯温に浴槽内の湯温を制御できるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明において、湯温センサで検出された温度が沸上温度設定手段で設定された温度より高いとき、浴槽の湯温を上げないように制御するものであり、浴槽内の湯温の上がりすぎを防止できる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、湯温センサで検出された温度が沸上温度設定手段で設定された温度より低いとき、浴槽への湯温を高めるように制御するものであり、浴槽内の湯温を沸上温度設定手段で設定された温度にまで上げることができる。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明において、湯温センサの信号を送信する無線発信機を風呂アダプター内に備えるものである。
これによって、湯温センサーからの信号線が廃止できるので、湯温センサーと無線発信機を密閉状態にできるので、外部からの湿気の進入などによる影響をなくせるので、信頼性の高い給湯機が提供できると共に風呂アダプターと給湯機を接続する電気信号線をなくせるので、設置工事が容易になる。
第5の発明は、特に、第1から第4のいずれか1つの発明において、風呂アダプターは浴槽内側方向から着脱可能な構成としたものであり、湯温センサーと無線発信機を容易にメンテナンスできるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における給湯機の図を示すものである。
図1において、浴槽1と給湯機2は循環パイプの行き管3によって接続されており、給湯機2で沸かした湯水を浴槽1に供給して浴槽水を温める。また、浴槽水の一部は浴槽1と給湯機2を接続する循環パイプの戻り管4によって給湯機2に供給され、給湯機2によって高温水にされた後、再び循環パイプの行き管3を通して浴槽1に戻される。このようにして浴槽水の加熱を行う。
また、浴槽1の循環パイプの行き管3及び循環パイプの戻り管4の接続口には風呂アダプター5が設けられている。風呂アダプター5内には、湯温センサー6、無線発信機7が内蔵されている。例えばサーミスタ等の湯温センサー6によって浴槽水の温度を測った後、その測定値を無線発信機7によって給湯機2内に備えられた受信機8に送信する。
給湯機2内に備えられた受信機8は、同じく給湯機2内に備えられた制御装置9と接続されており、受信機8により受信された測定値は制御装置9へ送られる。制御装置9は給湯機2の沸かし温度を制御するものであり、受信した測定値に基づいて浴槽1への沸かし温度を制御する。
以上のように構成された給湯機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、給湯機2でつくられた高温のお湯が循環パイプの行き管3から風呂アダプター5を通って浴槽1内に送られる。これによって浴槽1内のお湯が加熱される。浴槽1内の湯温は常に湯温センサー6で検知され、湯温センサー6で測定された値の信号が無線発信機7で発信され、その信号が受信機8で受信され、制御装置9に送られる。
そして制御装置9は、沸上温度設定手段として沸かし温度を設定できるリモコンで設定された湯温と湯温センサー6で検知した湯温を比較し給湯機2を制御する。
図2は、制御装置9の制御フローを示すものである。図2において、ステップ1では湯温センサー6により浴槽1内の湯温を検知する。そして、ステップ2で、その信号を無線発信機7で送信する。ステップ3では無線発信機7の信号を受信機8で受信する。ステップ4では受信した信号を制御部に伝達する。そして、ステップ5では制御装置9により温度設定可能なリモコンで設定した設定した温度と湯温センサー6で検知した温度を比較する。もし、検知した温度が設定温度より高いときはステップ5に示すように浴槽1の湯温を上げないように、給湯機2を停止する。また、検知した温度が設定温度より低いときはステップ7に示すように浴槽1の温度を高くするように給湯機2を作動させる。
以上のように、本発明にかかる給湯機は、浴槽と給湯機を接続する風呂循環パイプの保温状態、および浴槽内の風呂アダプターの状態や浴槽内の状態でおこるショートサーキットによって生じる浴槽内の湯温が沸上温度設定手段で設定した温度と異なるという不具合を防止できる。
1 浴槽
2 給湯機
3 循環パイプの行き管
4 循環パイプの戻り管
5 風呂アダプター
6 湯温センサー
7 無線発信機
8 受信機
9 制御装置
2 給湯機
3 循環パイプの行き管
4 循環パイプの戻り管
5 風呂アダプター
6 湯温センサー
7 無線発信機
8 受信機
9 制御装置
Claims (5)
- 浴槽の沸き上げ温度を設定する沸上温度設定手段と、浴槽に設けられて配管が接続される風呂アダプターと、前記風呂アダプター内に前記浴槽内の湯温を検出する湯温センサとを備え、前記湯温センサで検出された温度と前記沸上温度設定手段で設定された温度とに応じて前記浴槽の湯温を制御する給湯機。
- 湯温センサで検出された温度が沸上温度設定手段で設定された温度より高いとき、浴槽への湯温を上げないように制御する請求項1記載の給湯機。
- 湯温センサで検出された温度が沸上温度設定手段で設定された温度より低いとき、浴槽への湯温を高めるように制御する請求項1記載の給湯機。
- 湯温センサの信号を送信する無線発信機を風呂アダプター内に備える請求項1から3のいずれか1項に記載の給湯機。
- 風呂アダプターは浴槽内側方向から着脱可能な構成とした請求項1から4のいずれか1項に記載の給湯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126055A JP2006300471A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 給湯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005126055A JP2006300471A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 給湯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006300471A true JP2006300471A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37468962
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005126055A Pending JP2006300471A (ja) | 2005-04-25 | 2005-04-25 | 給湯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006300471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110870712A (zh) * | 2018-08-30 | 2020-03-10 | 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 | 一种浴盆及其控制方法 |
-
2005
- 2005-04-25 JP JP2005126055A patent/JP2006300471A/ja active Pending
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