JP2006298941A - 超音波造影剤および超音波撮像方法、並びに、超音波造影剤の製造方法 - Google Patents

超音波造影剤および超音波撮像方法、並びに、超音波造影剤の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 SNRの良い造影撮像を可能にする。
【解決手段】 超音波造影剤は、生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡と、前記気泡の表面に付加された結合剤とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波造影剤の製造方法、超音波造影剤および超音波撮像方法に関し、特に、マイクロバルーン(micro balloon)超音波造影剤の製造方法、マイクロバルーンを用いた超音波造影剤、磁性体を用いた超音波造影剤、および、そのような超音波造影剤を利用する超音波撮像方法に関する。
Figure 2006298941
)を液体に混入した造影剤を用い、マイクロバルーンの非線形なエコー(echo)源性に基づく第2高調波エコーを利用して造影撮像を行うようにしている。マイクロバルーンの皮膜(殻)は、例えばポリ乳酸等、生体内で分解可能な物質によって構成されている。
上記のようなマイクロバルーンは、通常のBモード(mode)撮像に用いるような瞬時音圧が±1MPa程度の超音波を照射すると破壊されて消滅して造影作用をなくすので、照射レベル(level)を±50KPa以下まで下げる必要があるといわれている。超音波の照射レベルをここまで下げると、エコーレベルの低下により受信のSNR(signal−to−noise ratio)が悪くなり、造影画像の品質が低下するという問題がある。
マイクロバルーンには、本発明者が発見した、仮にシンチレーション(scintillation)と呼ぶ現象に由来する信号がある。ここで、「シンチレーション」とは、エコー信号がその位相および振幅にランダム(random)な変調を受ける現象であり、エコー信号のドップラー(Doppler)成分として検出することができる。このような「シンチレーション」を画像化する場合も、エコーレベルの低下は画像品質を劣化させる。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、SNRの良い造影撮像を可能にする超音波造影剤の製造方法、超音波造影剤、および、そのような超音波造影剤を用いる超音波撮像方法を実現することである。
(1)上記の課題を解決する第1の発明は、架橋硬化性を有する物質からなる皮膜を持つ気泡を形成する工程と、前記気泡に波動エネルギーを照射する工程と、を有することを特徴とする超音波造影剤の製造方法である。
(2)上記の課題を解決する第2の発明は、生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡を形成する工程と、前記気泡の表面に結合剤を付加する工程と、を有することを特徴とする超音波造影剤の製造方法である。
(3)上記の課題を解決する第3の発明は、生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡を形成する工程と、前記気泡を油滴の中に封入する工程と、を有することを特徴とする超音波造影剤の製造方法である。
(4)上記の課題を解決する第4の発明は、架橋硬化性を有する物質からなる皮膜を持つ気泡、を有することを特徴とする超音波造影剤である。
(5)上記の課題を解決する第5の発明は、生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡と、前記気泡の表面に付加された結合剤と、を有することを特徴とする超音波造影剤である。
(6)上記の課題を解決する第6の発明は、生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡と、前記気泡を内包する油滴と、を有することを特徴とする超音波造影剤である。
(7)上記の課題を解決する第7の発明は、磁性体と、生体内で経時的に分解する物質からなり前記磁性体を包む皮膜と、を有することを特徴とする超音波造影剤である。
(8)上記の課題を解決する第8の発明は、有機強磁性体を有することを特徴とする超音波造影剤である。
(9)上記の課題を解決する第9の発明は、被検体に超音波を送波してそのエコーに基づいて画像を生成する超音波撮像方法であって、前記被検体に第4の発明による超音波造影剤乃至第6の発明による超音波造影剤のうちのいずれかを注入して撮像を行う、ことを特徴とする超音波撮像方法である。
(10)上記の課題を解決する第10の発明は、被検体に第7の発明による超音波造影剤または第8の発明による超音波造影剤を注入し、前記超音波造影剤を磁気的に刺激して超音波を発生させ、前記発生した超音波に基づいて画像を生成する、ことを特徴とする超音波撮像方法である。
第1の発明において、前記波動エネルギーは電子線であることが、架橋硬化の制御性が良い点で好ましい。第2の発明または第5の発明において、前記結合剤は界面活性剤であることが、結合性がゆるやかである点で好ましい。
第7の発明において、前記皮膜を有する前記磁性体は磁性細菌によって生産したものであることが、微粒子性が良い点で好ましい。
(作用)
第1の発明または第4の発明では、波動エネルギーの照射による架橋硬化により気泡の皮膜の強度を増す。
第2の発明または第5の発明では、結合剤により複数の気泡が団塊化する。団塊化した気泡では、超音波の各照射ごとに矢面に立つものから順に壊れ、全部の気泡が消滅するまでの時間を長引かせる。
第3の発明または第6の発明では、超音波の照射により気泡の皮膜が破れても、放出された気体は油滴内に気泡として留められ、消滅までの時間を長引かせる。
第7の発明または第8の発明では、磁性体が磁気的刺激によって振動し、超音波を発生する。第9の発明では、超音波に対して耐性がある気泡を用い、高レベルの超音波照射による造影撮像を行う。
第10の発明では、磁気的刺激によって超音波を発生する造影剤により造影撮像を行う。
本発明によれば、SNRの良い造影撮像を可能にする超音波造影剤の製造方法、超音波造影剤、および、そのような超音波造影剤を用いる超音波撮像方法を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
(超音波造影剤)
図1にマイクロバルーンを用いた超音波造影剤の概念図を示す。本剤は本発明の実施の形態の一例である。同図に示すように、本剤は液体2の中にマイクロバルーン4を所定の濃度で混入したものである。マイクロバルーン4は、本発明における気泡の実施の形態の一例である。マイクロバルーン4は中空の球状体である。マイクロバルーン4の直径は例えば1〜5μmである。このような直径を持つことにより、マイクロバルーン4は毛細血管をも通過することができる。
図2にマイクロバルーン4の断面図を示す。同図に示すように、マイクロバルーン4は殻40を有する。殻40は、本発明における皮膜の実施の形態の一例である。殻40は生体内で経時的に分解する物質によって構成される。そのような物質の例としては、加水分解性ポリマーが生体内での経時的な分解が確実に行われる点で好ましい。具体的には、例えば乳酸、グリコール(glycol)酸、リンゴ酸等のオキシ(oxy)酸の重合体またはそれらの共重合体が、分解によって生成する物質が生体に無害である点で好ましい。
乳酸の重合体はポリ乳酸(polylactide(PLA))と呼ばれる。グリコール酸の重合体はポリグリコール酸(polyglycolide(PGA))と呼ばれる。乳酸とグリコール酸の共重合体としては、例えばPGA/PLLA(glycolide/L−lactide copolymers)がある。
殻40の内部には気体42が封入されている。気体としては、例えば空気、窒素ガス、炭酸ガス等が用いられる。空気は調達容易な点で好ましい。窒素ガスは不活性な点で好ましい。炭酸ガスは生体に無害な点で好ましい。
このようなマイクロバルーン4は、例えば次のようにして形成される。図3にマイクロバルーン製造装置の一例の模式図を示す。同図に示すように、本装置は、2重管によって構成されるノズル(nozzle)300の先を、容器302の天井を貫通して内部に挿入したものとなっている。
ノズル300の内管304にはマイクロバルーン4に封入する気体42が供給される。ノズル300の外管306にはマイクロバルーン4の殻40を構成するポリマー308が供給される。内管304の先端は外管306の先端より適宜の距離だけ奥に後退している。気体42の圧力P1と温度T1、ポリマー308の圧力P2と温度T2および容器302内に供給する空気310の圧力P3と温度T3は適宜の関係に保たれる。
このような装置において、気体42を吹き込むと、あたかもシャボン玉ができるように、気体42を封入したポリマー308の中空球(マイクロバルーン)4ができる。ノズル300の内管304と外管306の口径、気体42の圧力P1と温度T1、ポリマー308の粘度(重合度)と圧力P2と温度T2、および、容器302内の空気310の圧力P3と温度T3等を適宜に定めることにより、所望の直径、殻厚および内圧を有するマイクロバルーン4を形成することができる。
マイクロバルーン4は容器302の底に滴下して多数個の溜まりを作る。それらのマイクロバルーン4を適宜のフィルタ(filter)等で選り分けて1〜5μmの直径を有するマイクロバルーン群を得る。それを例えば生理的食塩水等の適宜の液体に適量混入することにより、所望の濃度の超音波造影剤を得る。
本剤を生体の被検体に注入したとき、マイクロバルーン4の殻40は、生体内での加水分解反応等により外側から徐々に分解して行く。このため殻40の強度が次第に弱くなりやがて破壊する。すなわちマイクロバルーン4が自ら破壊する。
例えば、殻厚が0.5μm程度の場合、マイクロバルーン4は体内注入後1時間程度で破壊する。この時間は、殻厚やポリマーの重合度等を選ぶことにより、所望の時間となるように設定することができる。このように、加水分解性ポリマーは、生体内での破壊の経時性が明確な点で好ましい。
このままのマイクロバルーン4を造影撮像に用いた場合、前述した通り、超音波によって破壊し易いので、次のようにして超音波に対する破壊の耐性を持たせる。
1つの方法は、電子線架橋により殻40を硬化させる方法である。すなわち、例えば図4に示すように、電子線照射装置312から、容器314内のマイクロバルーン4に電子線を照射する。電子線は、本発明における波動エネルギー(energy)の実施の形態の一例である。殻40を構成するポリマーは電子線架橋により硬化する性質を有するので、電子線照射によってマイクロバルーン4の機械的強度を増すことができ、超音波に対する耐性を上げることができる。
電子線の照射エネルギーや照射時間等を図示しない制御装置で制御することにより、殻40の硬化度すなわちマイクロバルーン4の機械的強度を適宜に調節する。電子線は、殻40の硬化度の制御性が良い点で好ましい。これによって、用途に合わせて種々の強度のマイクロバルーン4を得ることができる。
Figure 2006298941
耐性を持たせる他の方法は、複数個のマイクロバルーン4を、例えば図5に示すように、結合剤44で結び付けて団塊化する方法である。結合剤44は、本発明における結合剤の実施の形態の一例である。結合剤44として例えば界面活性剤等を用いる。界面活性剤は、比較的弱い力でマイクロバルーン4同士を結び付けるので、団塊の形状の自由な変形を許容し、毛細血管等の通過を容易にする点で好ましい。また、血管壁等の生体組織に弱く張りついてその位置にとどまり易い点でも好ましい。
界面活性剤としては、例えば、糖エステル、脂肪アルコール、脂肪族アミンオキシド、ヒアルロン酸脂肪族エステル、ヒアルロン酸脂肪族エステル塩、ドデシルボリ(エチレンオキシ)エタノール、ノニルファノキシボリ(エチレンオキシ)エタノール、澱粉誘導体、ヒドロキシエチル澱粉脂肪酸エステル、市販の食品植物澱粉、デキストラン、デキストラン脂肪酸エステル、ソルビトール、ソルビトール脂肪酸エステル、ゼラチン、血清アルブミン、およびこれらの組み合わせ等を用いる。
マイクロバルーン4の団塊に、例えば図5に矢印で示すように超音波を照射すると、超音波に関し矢面になるマイルロバルーン4aは破壊する可能性が高いが、その背後のマイクロバルーン群は破壊を免れる確率が高い。すなわち、超音波の照射に対して、マイルロバルーンの生き残り量が多くなり、実質的に超音波への耐性が増す。
マイクロバルーン4の団塊化は、例えば図6に示すように、容器316中の結合剤(界面活性剤)44を弁318の開閉により、容器320中のマイクロバルーン4に適量添加することによって行う。その際、容器320の内容物を適宜の手段で攪拌し、マイクロバルーン4と結合剤44とをよく混和することが、団塊化を効果的に行う点で好ましい。
耐性を持たせるさらに他の方法は、例えば図7の(a)に示すように、マイクロバルーン4を油滴46中に封入する方法である。油滴46は、本発明における油滴の実施の形態の一例である。このようにした場合、超音波の照射によってマイクロバルーン4が破壊したとき、同図の(b)に示すように、破壊した殻40から放出された気体42が気泡として油滴46の中にとどまる。この気泡が第2高調波エコー源として機能するので、造影剤としての機能が保たれ、実質的に超音波への耐性が増す。
マイクロバルーン4を封入した油滴46を得るには、例えば図8に示すように、容器322中の油460を、弁324の開閉により、容器326中のマイクロバルーン4に適量注ぎ、適宜の手段でよく攪拌して油460とマイクロバルーン4の懸濁液を作る。そして、この懸濁液を、弁328の開閉およびポンプ330の運転により、容器332の水334の中にノズル336から噴射する。油性のの懸濁液を水334の中に噴射したことにより油滴46が形成され、この油滴46の中にマイクロバルーン4が含まれる。
マイクロバルーン4を封入した油滴46の形成は、例えば図9に示すような器具を用いて行うこともできる。すなわち、同図に示すように、注射器338の先端に3方弁340を介して注射針342を取り付け、3方弁340の第3の入口に、油460とマイクロバルーン4の懸濁液を入れた柔軟な容器344(アイドルチェンバー(idle chamber))を接続した器具を用いる。
この器具の使用にあたり、3方弁340を、注射器338とアイドルチェンバー344が連通し、注射針342が封止されるように切り換える。この状態で、注射器338のピストンを引き、アイドルチェンバー344内の懸濁液を適量シリンダ内に吸引する。
次に、3方弁340を、注射器338と注射針342が連通し、アイドルチェンバー344が封止されるように切り換える。この状態で注射器338のピストンを押して懸濁液を注射針342の先端まで行き渡らせる。
次に、注射針342を患者の静脈等に穿刺し、注射器338のピストンを押して懸濁液を注射する。注射された懸濁液は血液中で油滴を形成する。この油滴の中にマイクロバルーン4が含まれる。以後、3方弁340を切り換えながらピストンを往復させて、所望の量の造影剤を注射する。
次に、磁性体を用いた超音波造影剤について説明する。微小な磁石を被検体内に注入して対外から磁気的に刺激することにより、被検体内に超音波振動を発生させることができる。そこで、この超音波を受信し、受信信号に基づいて磁石の分布像すなわち造影画像を生成することができる。
図10に、そのような超音波造影剤として用いる磁石の実施の形態の一例を示す。同図に示すように、この超音波造影剤は、皮膜48で表面が覆われた磁石50で構成される。皮膜48は、本発明における皮膜の実施の形態の一例である。皮膜48は例えばタンパク質の2分子膜等で構成される。磁石50は、本発明における磁性体の実施の形態の一例である。磁石50は、磁極方向の長さが例えば50〜100nm程度の微粒子である。このようなタンパク質の皮膜を持つ磁石は、例えば磁性細菌を利用してつくり出せることが知られている。
タンパク質の皮膜48を有することにより分散性が良く、複数の磁石50同士が寄り固まることがないので、毛細血管等を詰まらせるようなことはない。また、タンパク質の皮膜48を有することにより生体への適合性が良い。
磁石は、有機強磁性体によっても実現できることが知られている。有機強磁性体は平行な複数の電子スピンを有し、それら電子スピンにより磁気を生じる。有機強磁性体としては、例えばポリアセチレン、ポリジアセチレン、電荷移動錯塩等がある。これら有機強磁性体は、有機物であるから生体への適合性が良く、また、生体内での経時的分解性を有する。したがって被検体に注入する超音波造影剤として利用することができる。
(超音波撮像)
上記のような造影剤を用いる超音波撮像について説明する。図11に、超音波撮像装置のブロック(block)図を示す。本装置の動作によって、本発明の超音波撮像方法に関する実施の形態の一例が示される。
本装置の構成を説明する。図11に示すように、本装置は、超音波プローブ(probe)72を有する。超音波プローブ72は、図示しない超音波振動子アレイ(array)を有する。超音波振動子アレイは、例えば前方に張り出した円弧に沿って形成されている。すなわち、超音波プローブ72はコンベックスプローブ(convex probe)となっている。超音波プローブ72は、図示しない操作者により被検体74に当接されて使用される。
被検体74にはマイクロバルーン造影剤740が注入されている。マイクロバルーン造影剤740は、前述のように、電子線架橋等により殻40の機械的強度を増したマイクロバルーン、結合剤44でゆるやかに団塊化されたマイクロバルーン、または、油滴46中に封入されたマイクロバルーンのいずれかを用いたものである。
超音波プローブ72は送受信部76に接続されている。送受信部76は、超音波プローブ72に駆動信号を与えて被検体74内に超音波を送波させるようになっている。送受信部76は、また、超音波プローブ72が受波した被検体74からのエコー信号を受信するようになっている。
送受信部76のブロック図を図12に示す。同図において、送波タイミング(timing)発生回路602は、送波タイミング信号を周期的に発生して送波ビームフォーマ(beamformer)604に入力するようになっている。
送波ビームフォーマ604は、送波タイミング信号に基づいて、送波ビームフォーミング(beam forming)信号、すなわち、超音波振動子アレイ中の複数の超音波トランスデューサ(transducer)を時間差をもって駆動する複数の駆動信号を発生し、送受切換回路606に入力するようになっている。
送受切換回路606は、複数の駆動信号をセレクタ(selector)608に入力するようになっている。セレクタ608は、超音波トランスデューサのアレイの中から送波アパーチャ(aperture)を構成する複数の超音波トランスデューサを選択し、それらに複数の駆動信号をそれぞれ与えるようになっている。
複数の超音波トランスデューサは、複数の駆動信号の時間差に対応した位相差を持つ複数の超音波をぞれぞれ発生する。それら超音波の波面合成によって超音波ビームが形成される。超音波ビームの送波方向は、セレクタ608が選択する送波アパーチャによって定まる。
超音波ビームの送波は、送波タイミング発生回路602が発生する送波タイミング信号により、一定の時間間隔で繰り返し行われる。超音波ビームの送波方向は、セレクタ608で送波アパーチャを切り換えることにより順次変更される。それによって、被検体74の内部が、超音波ビームが形成する音線によって走査される。すなわち被検体74の内部が音線順次で走査される。
セレクタ608は、また、超音波トランスデューサのアレイの中から受波アパーチャを構成する複数の超音波トランスデューサを選択し、それら超音波トランスデューサが受信した複数のエコー信号を送受切換回路606に入力するようになっている。
送受切換回路606は、複数のエコー信号を受波ビームフォーマ610に入力するようになっている。受波ビームフォーマ610は、複数のエコー受信信号に時間差を付与して位相を調整し、次いでそれら加算して受波のビームフォーミング、すなわち、受波音線上のエコー受信信号を形成するようになっている。セレクタ608により、受波の音線も送波に合わせて走査される。
超音波プローブ72および送受信部76によって、例えば図13に示すような走査が行われる。すなわち、同図に示すように、放射点200から発する音線202が円弧204上を移動することにより、扇面状の2次元領域206がθ方向に走査され、いわゆるコンベックススキャンが行われる。音線202を超音波の送波方向(z方向)とは反対方向に延長したとき、全ての音線が一点208で交わるようになっている。点208は全て音線の発散点となる。
送受信部76はBモード処理部710およびドップラ処理部712に接続されている。送受信部76から出力される音線毎のエコー受信信号は、Bモード処理部710およびドップラ処理部712に入力される。
Bモード処理部710はBモード画像データ(data)を形成するものである。Bモード処理部710は、図14に示すように2系統のフィルタ(filter)100,102と、各フィルタに接続されたシグナルコンディショナ(signal conditioner)110,112を備えている。フィルタ100,102に受波ビームフォーマ610の出力信号が入力される。
フィルタ100,102は、それぞれ、図1515に示す周波数通過帯域B1,B2を有する。帯域B1は、送波超音波の基本周波数f0に合わせてある。帯域B2は、送波超音波の第2高調波2f0に合わせてある。
シグナルコンディショナ110,112は、それぞれ、フィルタ100,102を通過した信号について、対数増幅、包絡線検波、レベル調整、遅延時間調整等の処理を行うようになっている。
シグナルコンディショナ110,112は、いずれも、対数増幅および包絡線検波により音線上の個々の反射点でのエコーの強度を表す信号、すなわちAスコープ(scope)信号を得て、このAスコープ信号の各瞬時の振幅をそれぞれ輝度値として、Bモード(mode)画像データを形成するようになっている。これによって、2系統のBモード画像データを得るようになっている。
Aスコープ信号は、シグナルコンディショナ110,112のレベル調整機能によりそのレベルが調整できるようになっている。また、遅延時間調整機能により遅延量を調整できるようになっている。
ドップラ処理部712はドップラ画像データを形成するものである。ドップラ処理部712は、図1616に示すように直交検波回路120、MTIフィルタ(moving target indication filter)122、自己相関回路124、平均流速演算回路126、分散演算回路128およびパワー(power)演算回路130を備えている。
ドップラ処理部712は、直交検波回路120でエコー受信信号を直交検波し、MTIフィルタ122でMTI処理し、自己相関回路124で自己相関演算を行い、平均流速演算回路126で自己相関演算結果から平均流速を求め、分散演算回路128で自己相関演算結果から流速の分散を求め、パワー演算回路130で自己相関演算結果からドプラ信号のパワーを求めるようになっている。
これによって、被検体74内の血流やその他のドップラ信号源(以下、血流等という)の平均流速とその分散およびドプラ信号のパワーを表すそれぞれのデータ(ドップラ画像データ)が音線毎に得られる。なお、流速は音線方向の成分として得られる。流れの方向は、近づく方向と遠ざかる方向とが区別される。
マイクロバルーン造影剤740も、前述の「シンチレーション」によりドップラ信号源となる。したがって、それについてのドップラ画像データも得ることができる。
Bモード処理部710およびドップラ処理部712は画像処理部714に接続されている。画像処理部714は、Bモード処理部710およびドップラ処理部712からそれぞれ入力されるデータに基づいて、それぞれBモード画像およびドップラ画像を生成するものである。
画像処理部714は、図17に示すように、バス(bus)140によって接続された音線データメモリ(data memory)142、ディジタル・スキャンコンバータ(digital scan converter)144、画像メモリ146および画像処理プロセッサ(processor)148を備えている。
Bモード処理部710およびドップラ処理部712から音線毎に入力されたBモード画像データおよびドップラ画像データは、音線データメモリ142にそれぞれ記憶される。音線データメモリ142内に音線データ空間が形成される。
ディジタル・スキャンコンバータ144は、走査変換により音線データ空間のデータを物理空間のデータに変換するものである。ディジタル・スキャンコンバータ144によって変換された画像データは、画像メモリ146に記憶される。すなわち、画像メモリ146は物理空間の画像データを記憶する。画像処理プロセッサ148は、音線データメモリ142および画像メモリ146のデータについてそれぞれ所定のデータ処理を施すものである。データ処理については、のちにあらためて説明する。
画像処理部714には表示部716が接続されている。表示部716は、画像処理部714から画像信号が与えられ、それに基づいて画像を表示するようになっている。表示部716は、カラー(color)画像が表示可能なものとなっている。
以上の送受信部76、Bモード処理部710、ドップラ処理部712、画像処理部714および表示部716は制御部718に接続されている。制御部718は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御するようになっている。また、制御部718には、被制御の各部から各種の報知信号が入力されるようになっている。制御部718の制御の下で、Bモード動作およびドップラモード動作が遂行される。
制御部718には操作部720が接続されている。操作部720は操作者によって操作され、制御部718に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作部720は、例えばキーボード(keyboard)やその他の操作具を備えた操作パネル(panel)で構成される。
本装置の動作を説明する。操作者は、予めマイクロバルーン造影剤740を被検体74に注入し、超音波プローブ2を被検体74の所望の個所に当接し、操作部720を操作して、例えばBモードとドップラモードとの併用による撮像を行う。
撮像は、制御部718による制御の下で、Bモードとドップラモードの時分割動作により行われる。すなわち、例えばドップラモードのスキャンを数回行う度にBモードのスキャンを1回行う割合で、Bモードとドップラモードの混合スキャンを行う。
Bモードにおいては、送受信部76は、超音波プローブ72を通じて音線順次で被検体74の内部を走査して逐一そのエコーを受信する。音線がマイクロバルーン造影剤740の注入部位を走査したとき、エコーには、体内組織からの基本波エコーに加えて、マイクロバルーン造影剤740からの第2高調波エコーが含まれる。これらのエコーの混在した信号が、送受信部76からBモード処理部710に入力される。
マイクロバルーン造影剤740中のマイクロバルーンは、超音波に対する耐性が高いので、超音波の送波レベルを上げることができる。このため、高レベルのエコーすなわちSNRの良いエコーを得ることができる。
Bモード処理部710は、フィルタ100および102で、基本波エコーおよび第2高調波エコーをそれぞれ抽出する。このとき、マイクロバルーンのエコー発生メカニズム(mechanism)により、第2高調波エコーは、基本波エコーよりも超音波振動の半サイクルまたはそれ以上遅れて発生する。また、第2高調波エコーを抽出するフィルタ102の狭帯域性は当然に信号の遅延量を大きくする。
このような遅れは、画像を形成したときの各画像間の位置ずれとなって表れるので、シグナルコンディショナ110,112の遅延時間調整機能により、それぞれの信号の遅延時間を調整して相互間の遅れを無くす。そして、そのような信号に基づいて、それぞれのエコーに対応する2種類のBモード画像データを形成する。
画像処理部714は、Bモード処理部710から入力される2種類のBモード画像データを音線データメモリ142にそれぞれ記憶する。これによって、音線データメモリ142内に、Bモード画像データについての2系統の音線データ空間がそれぞれ形成される。
ドップラモードにおいては、送受信部76は超音波プローブ72を通じて音線順次で被検体74の内部を走査して逐一そのエコーを受信する。その際、1音線当たり複数回の超音波の送波とエコーの受信が行われる。
ドップラ処理部712は、エコー受信信号を直交検波回路120で直交検波し、MTIフィルタ122でMTI処理し、自己相関回路124で自己相関を求め、自己相関結果から、平均流速演算回路126で平均流速を求め、分散演算回路128で分散を求め、パワー演算回路130でパワーを求める。
これらの算出値は、それぞれ、例えば血流等の平均流速とその分散およびドップラ信号のパワーを音線毎に表すドップラ画像データとなる。また、マイクロバルーン造影剤740の「シンチレーション」を示すドップラ画像データとなる。なお、MTIフィルタ122でのMTI処理は1音線当たりの複数回のエコー受信信号を用いて行われる。
画像処理部714は、ドップラ処理部712から入力される音線毎のドップラ画像データを音線データメモリ142に記憶する。これによって、音線データメモリ142内にドップラ画像データについての音線データ空間が形成される。
画像処理プロセッサ148は、音線データメモリ142の2系統のBモード画像データとドップラ画像データを、ディジタル・スキャンコンバータ144でそれぞれ走査変換して画像メモリ146に書き込む。その際、ドップラ画像データを、流速に分散を加えたCFM(color flow mapping)画像用の画像データおよびパワードップラ画像用の画像データとしてそれぞれ書き込む。
画像処理プロセッサ148は、2系統のBモード画像、CFM画像およびパワードップラ画像を別々な領域に書き込む。基本波エコーによるBモード画像は、走査面における体内組織の断層像を示すものとなる。第2高調波エコーによるBモード画像は、走査面におけるマイクロバルーン造影剤740の広がりを示すものとなる。
CFM画像は、走査面における血流等の速度およびマイクロバルーン造影剤740の「シンチレーション」の2次元分布を示す画像となる。パワードップラ画像は、走査面における血流等および「シンチレーション」の所在を示す画像となる。この「シンチレーション」も、マイクロバルーン造影剤740の像を独特の態様で示すものとなり、Bモード画像とは異なった観点での有用性がある。
操作者は、操作部720を操作して、上記のような各種のBモード画像ないしドップラ画像を表示部716に表示させる。すなわち、例えば図18に示すように、組織の断層像160と第2高調波エコー像162との合成画像、および、組織の断層像160とCFM像(またはパワードップラ像)164との合成画像を1画面中に並べて表示させる。これにより、組織に対する位置関係が明確な造影剤像をそれぞれ得ることができる。エコーのSNRが良いのでこれらの表示画像は高品質のものとなる。
組織の断層像160、第2高調波エコー像162およびCFM像(またはパワードップラ像)164は、それぞれ表示の色等を違えるのが区別を容易にする点で好ましい。このような2つの態様の表示画像を比較対照することにより、病理診断等を効果的に行うことができる。
次に、前述の磁石型の造影剤を用いる超音波撮像について説明する。図19に、超音波撮像装置のブロック図を示す。本装置の動作によって、本発明の超音波撮像に関する実施の形態の一例が示される。
図19に示すように、本装置は、超音波プローブ52を有する。超音波プローブ52は、被検体54に当接されて超音波の受波に使用される。被検体54には前述の磁性造影剤540が予め注入されている。超音波プローブ52の近辺には、磁界発生器522が配置されている。磁界発生器522は、例えばソレノイドコイル(solenoide coil)等によって構成される。磁界発生器522は、駆動部524から駆動信号が与えられ、磁性造影剤540に作用させる磁界を発生するようになっている。
超音波プローブ52は、図20に示すような超音波トランスデューサ530の2次元アレイ532を備えている。2次元アレイ532は例えば128×128個の超音波トランスデューサ530のマトリクス(matrix)によって構成される。個々の超音波トランスデューサ530は、例えばPZT(チタン(Ti)酸ジルコン(Zr)酸鉛)セラミックス(ceramics)等の圧電材料によって構成される。
超音波プローブ52は受信部56に接続されている。受信部56は、超音波プローブ52の個々の超音波トランスデューサ530が受波した超音波信号をそれぞれ受信するものである。
受信部56は、図21に示すように複数の増幅器561〜56nと複数のA/D(analog−to−digital)変換器571〜57nとを備えている。増幅器561〜56nとA/D変換器571〜57nは、2次元アレイ532における個々の超音波トランスデューサ530に対応して設けられている。
増幅器561〜56nは、個々の超音波トランスデューサ530が受波した超音波信号をそれぞれ増幅するものである。A/D変換器571〜57nは増幅器561〜56nの個々の出力信号をそれぞれアナログ・ディジタル変換するものである。
これによって個々の超音波トランスデューサ530が受波した超音波信号がそれぞれディジタルデータ(digital data)に変換される。これらのディジタルデータは、2次元アレイ532が受信した超音波信号のホログラム(hologram memory)を形成する。
受信部56は画像形成部514に接続されている。受信部56から出力されるディジタルデータが画像形成部514に入力される。画像形成部514は、ディジタルデータに基づいて被検体54内における超音波発生源の分布を示す画像を形成するものである。画像形成部514は、図22に示すように、データ処理回路550、ホログラムメモリ(hologram memory)552、データメモリ554および画像メモリ556を備えている。データ処理回路550、ホログラムメモリ552、データメモリ554および画像メモリ556は、バス(bus)558によって接続されている。
受信部56から入力されたディジタルデータは、ホログラムメモリ552に記憶される。これによって、ホログラムメモリ552には受波した超音波のホログラムが記憶される。
データ処理回路550は、ホログラムメモリ552、データメモリ554および画像メモリ556のデータデータについて所定のデータ処理を行うものである。このデータ処理により、ホログラムメモリ552に記憶されたホログラムデータに基づいて、超音波発生源の3次元位置が算出される。そのような計算は例えば逆伝播法または逆フーリエ変換法等の手法を利用して行われる。算出された超音波発生源の3次元位置はデータメモリ554に記憶される。
データ処理回路550は、また、データメモリ554に記憶された3次元位置データに基づいて、超音波発生源の分布を表す画像を形成する。画像は、所定の視点から眺めた3次元像または所定の断面における断層像として形成される。この画像が画像メモリ556に記憶される。
画像形成部514には表示部516が接続されている。表示部516は画像形成部514から画像データが与えられ、それに基づいて画像を表示するようになっている。
以上の受信部56、画像形成部514、表示部516および駆動部524は制御部518に接続されている。制御部518は、それら各部に制御信号を与えてその動作を制御するものである。制御部518の制御の下で超音波撮像が実行される。
制御部518には操作部520が接続されている。操作部520は操作者によって操作され、制御部518に所望の指令や情報を入力するようになっている。操作部520は、例えばキーボードやその他の操作具を備えた操作パネルで構成される。
次に、本装置の動作を説明する。磁性造影剤540の注入から所定時間経過後に、操作者は、超音波プローブ52および磁界発生器522を被検体54の所望の個所に位置決めし、操作部520を操作して撮像を開始させる。
これにより、制御部518による制御の下で撮像が遂行される。制御部518は、駆動部524を制御して磁界発生器522にパルス的な磁界を発生させる。このパルス磁界によって磁性造影剤540中の個々の微小磁石が振動し、被検体54内から超音波が発生する。発生する超音波の強度は、印加する磁界の強さによって適宜に調節することができるので、所望の高レベルの超音波を発生させることが容易である。超音波は球面波として超音波プローブ52の2次元アレイ532に到達し、その波面が同心円を描いて2次元アレイ532の面上を伝播する。
このような超音波が、2次元アレイ532の各超音波トランスデューサ530によって受波される。高レベルの超音波を発生させることにより、SNRの良い受信信号を得ることができる。受信部56は、このような2次元アレイ532の個々の超音波トランスデューサ530の受波信号に基づいて、超音波のホログラムを形成する。
ホログラムは画像形成部514のホログラムメモリ552に記憶される。データ処理回路550は、ホログラムメモリ552に記憶されたホログラムデータを用い、逆伝播法もしくは逆フーリエ変換法によって超音波発生源の3次元位置、すなわち、磁性造影剤540中の個々の微小磁石の3次元位置を算出する。算出された3次元位置データはデータメモリ554に記憶される。
データ処理回路550は、このような3次元位置データに基づいて、所定の視点から見た3次元像を形成し、それを画像メモリ556に記憶する。視点は操作部520を通じて操作者によって適宜に指定される。
画像メモリ556に記憶された画像データが表示部516に与えられ、可視像として表示される。これによって、例えば図23に示すような磁性造影剤540についての3次元造影画像542が得られる。視点の設定を様々に変えることにより、種々の視点から見た3次元造影画像を表示させることができる。受信信号のSNRが高いので、品質の良い画像を得ることできる。
操作者がこの画面上でラインカーソル(line curser)544によって所望の断面を指定すると、データ処理回路550によって、指定断面における造影画像が形成される。これによって、例えば図24に示すような断層造影画像546が得られる。受信信号のSNRが高いので、品質の良い画像を得ることできる。
本発明の実施の形態の一例のマイクロバルーン造影剤の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンの模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンを製造する装置の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンに処理を施す装置の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれる団塊化したマイクロバルーンを示す模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンに処理を施す装置の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンの油滴封入状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンに処理を施す装置の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の造影剤に含まれるマイクロバルーンに処理を施す装置の模式図である。 本発明の実施の形態の一例の磁性造影剤の模式図である。 超音波撮像装置のブロック図である。 超音波撮像装置における送受信部のブロック図である。 超音波撮像装置による音線走査の概念図である。 超音波撮像装置におけるBモード処理部のブロック図である。 超音波撮像装置におけるフィルタの通過帯域を示すグラフである。 超音波撮像装置におけるドップラ処理部のブロック図である。 超音波撮像装置における画像処理部のブロック図である。 超音波撮像装置における表示画像の模式図である。 超音波撮像装置のブロック図である。 超音波撮像装置における超音波トランスデューサの2次元アレイの模式図である。 超音波撮像装置における受信部のブロック図である。 超音波撮像装置における画像形成部のブロック図である。 超音波撮像装置における表示画像の模式図である。 超音波撮像装置における表示画像の模式図である。
符号の説明
2 液体
4 マイクロバルーン
40 殻
42 気体
300 ノズル
302 容器
304 内管
306 外管
308 ポリマー
310 空気
312 電子線照射装置
314 容器
44 結合剤
316 容器
318 弁
320 容器
46 油滴
322 容器
460 油
324 弁
326 容器
328 弁
330 ポンプ
332 容器
334 水
336 ノズル
338 注射器
340 3方弁
342 注射針
344 容器
48 皮膜
50 磁石
72 超音波プローブ
74 被検体
740 マイクロバルーン造影剤
76 送受信部
710 Bモード処理部
712 ドップラ処理部
714 画像処理部
716 表示部
718 制御部
720 操作部
602 送波タイミング発生回路
604 送波ビームフォーマ
606 送受切換回路
608 セレクタ
610 受波ビームフォーマ
200 放射点
202 音線
204 円弧
206 2次元領域
208 発散点
100,102 フィルタ
110,112 シグナルコンディショナ
120 直交検波回路
122 MTIフィルタ
124 自己相関回路
126 平均流速演算回路
128 分散演算回路
130 パワー演算回路
140 バス
142 音線データメモリ
144 ディジタル・スキャンコンバータ
146 画像メモリ
148 画像処理プロセッサ
160 組織の断層像
162 第2高調波エコー像
164 CFM(パワードップラ)像
52 超音波プローブ
54 被検体
540 磁性造影剤
56 受信部
514 画像形成部
516 表示部
518 制御部
520 操作部
522 磁界発生器
524 駆動部
530 超音波トランスデューサ
532 2次元アレイ
561〜56n 増幅器
571〜57n A/D変換器
550 データ処理回路
552 ホログラムメモリ
554 データメモリ
556 画像メモリ
558 バス
542 3次元造影画像
544 ラインカーソル
546 断層造影画像

Claims (5)

  1. 生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡と、
    前記気泡の表面に付加された結合剤と、を有することを特徴とする超音波造影剤。
  2. 生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡と、
    前記気泡を内包する油滴と、を有することを特徴とする超音波造影剤。
  3. 被検体に超音波を送波してそのエコーに基づいて画像を生成する超音波撮像方法であって、
    前記被検体に請求項1または請求項2に記載の超音波造影剤のうちのいずれかを注入して撮像を行う、ことを特徴とする超音波撮像方法。
  4. 生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡を形成する工程と、
    前記気泡の表面に結合剤を付加する工程と、を有することを特徴とする超音波造影剤の製造方法。
  5. 生体内で経時的に分解する物質からなる皮膜を持つ気泡を形成する工程と、
    前記気泡を油滴の中に封入する工程と、を有することを特徴とする超音波造影剤の製造方法。
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